JPH07160617A - マルチメディアサーバー - Google Patents

マルチメディアサーバー

Info

Publication number
JPH07160617A
JPH07160617A JP5309551A JP30955193A JPH07160617A JP H07160617 A JPH07160617 A JP H07160617A JP 5309551 A JP5309551 A JP 5309551A JP 30955193 A JP30955193 A JP 30955193A JP H07160617 A JPH07160617 A JP H07160617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
data
client
network
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5309551A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Yokomizo
良和 横溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5309551A priority Critical patent/JPH07160617A/ja
Publication of JPH07160617A publication Critical patent/JPH07160617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センタサーバーが各機能サーバを統合するサ
ーバーと仮想してアクセスすることができる。 【構成】 ローカルエリアネットワークを介して転送す
るセンタサーバー26が各クライアント20〜25から
の発行される所定のプロセススクリプトとデータとが一
対となるメッセージを受信し、該受信したメッセージを
解釈して、各機能サーバー27〜29に対する通信プロ
トコル変換及びデータ変換を施して各機能サーバーに対
する連続した処理を代行しながらそれぞれのプロセスス
クリプトとデータを前記ネットワークを介して転送する
構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメディアサーバ
ーに係り、ネットワーク化されたコンピュータに対して
印刷/スキャン,Fax送受信,データベースアクセ
ス,コンピュータ会議等のさまざまなサービス機能を提
供するマルチメディアサーバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク化の進展に伴い種々
の端末が通信機能を持つようになると、相互接続性が非
常に重要になってくる。例えば、Faxの場合、公衆網
にアクセスする方法に関してはCCITTが規定したフ
ァクシミリ通信手順が存在するが、Faxサーバーとし
てネットワーク化しようとする場合の手順は標準化され
ていない。
【0003】また、リレーショナルデータベース(RD
B)に関しては、一応ANSIのSQL言語が標準とし
ての地位を確立しているが、RDBへのアクセスプロト
コルやフロントエンドのインタフェース(API)は各
社バラバラである。印刷に関しては、OS毎の業界標準
は存在するが、マルチベンダー環境におけるネットワー
クプリンタのアーキテクチャは標準化されていない。
【0004】OCRに関しては、従来ネットワーク化の
概念がなかったために、ネットワークOCRのアクセス
方法はこれから決まってくる。ネットワーク上の画像処
理アクセラレータの概念も従来はなかった。このよう
に、データベースならデータベース、ネットワークプリ
ンタならネットワークプリンタといった個別アプリケー
ション分野毎の標準化の努力はなされているが、分野を
またがる標準化はない。
【0005】例えば、Faxサーバーで受信した画像を
OCRサーバーでコードに変換し、それをデータベース
に蓄積するといった一連の作業を行うには、各サーバー
間の連携はないから、クライアント側でFaxとOCR
とデータベースの3本のクライアント側プログラムを起
動し順次作業を進めていくことになる。それでも、もし
3本のプログラムが、最新のOSの提供する機能をフル
に用いて、アプリケーション間通信を行えば、上記の作
業は自動化できるかも知れない。しかし、最新のOSは
アプリケーション間通信の仕組は提供するが、そのやり
方はベンダー任せであり、何も決まっていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サーバーシステムにおいては、例えば、Faxサーバー
で受信した画像をOCRサーバーでコードに変換し、そ
れをデータベースに蓄積するといった一連の作業を行う
ためには、各サーバー間の連係はないから、クライアン
ト側でFaxフロントエンドとOCRフロントエンドと
データベースフロントエンドの3本のフロントエンドプ
ログラムを起動し順次作業を進めていくことになる。し
かし、その作業は多くの「カット&ペースト」や「一時
ファイル」へのアクセスの繰り返しとなり苦痛を伴う。
【0007】また、個々のサーバーへのアクセス方法
は、サーバーが発明された歴史上の必然によりバラバラ
で、サービスの分野にまたがるアクセスはほとんど不可
能である。本発明は、ネットワーク上に分散している独
立サーバーを仮想的に統合し、巨大な仮想サーバーを論
理的に構築することにより、サーバー毎の互換性をなく
し、1本のアプリケーションから簡単に多くのサーバー
機能を利用可能ならしむるためのものである。
【0008】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、ネットワーク上に固有の通信プロトコ
ルでクライアントと通信する複数の機能サーバー接続さ
れるシステムにおいて、クライアントから発行されるス
クリプトを解釈して各機能サーバーとのデータ通信を代
行処理することにより、複合的な機能処理を統合化して
処理できるマルチメディアサーバーを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のマル
チメディアサーバーは、各クライアントからの発行され
る所定のプロセススクリプトとデータとが一対となるメ
ッセージを受信し、該受信したメッセージを解釈して、
各機能サーバーに対する通信プロトコル変換及びデータ
変換を施して各機能サーバに対するプロセススクリプト
とデータを前記ネットワークを介して転送するセンタサ
ーバーを前記ネットワークに接続したものである。
【0010】本発明においては、本発明に係る第2のマ
ルチメディアサーバーは、各クライアントからの発行さ
れる所定のプロセススクリプトとデータとが一対となる
メッセージを受信し、該受信したメッセージを解釈し
て、各機能サーバーに対する通信プロトコル変換を施し
て各機能サーバに対するプロセススクリプトを前記ネッ
トワークを介して転送するセンタサーバーを前記ネット
ワークに接続したものである。
【0011】本発明においては、本発明に係る第3のマ
ルチメディアサーバーは、センタサーバーからプロセス
スクリプトを受信した各機能サーバーは、プロセススク
リプト中のID情報に基づいてネットワークを介してク
ライアントからデータを受信するように構成したもので
ある。
【0012】本発明においては、本発明に係る第4のマ
ルチメディアサーバーは、各クライアントからの発行さ
れる所定のプロセススクリプトとデータとが一対となる
メッセージを受信し、該受信したメッセージを解釈し
て、各機能サーバーに対する通信プロトコル変換及びデ
ータ変換を施して各機能サーバに対するプロセススクリ
プトとデータを前記ネットワークを介して転送するセン
タサーバーを前記ネットワークに接続可能に設け、さら
に、各クライアントとセンタサーバーとの電話回線を交
換する交換機を接続可能に設けたものである。
【0013】
【作用】第1の発明においては、ネットワークを介して
転送するセンタサーバーが各クライアントからの発行さ
れる所定のプロセススクリプトとデータとが一対となる
メッセージを受信し、該受信したメッセージを解釈し
て、各機能サーバーに対する通信プロトコル変換及びデ
ータ変換を施して各機能サーバーに対する連続した処理
を代行しながらそれぞれのプロセススクリプトとデータ
を前記ネットワークを介して転送するので、クライアン
トの各プログラムはセンタサーバーを複数の機能を実行
させる場合であっても、センタサーバーにその複合化さ
れた機能処理に対応するプロセススクリプト及びデータ
を転送するだけで、所望の結果データを得ることが可能
となる。
【0014】第2の発明においては、各クライアントか
らの発行される所定のプロセススクリプトとデータとが
一対となるメッセージを受信し、該受信したメッセージ
を解釈して、各機能サーバーに対する通信プロトコル変
換を施して各機能サーバに対するプロセススクリプトを
前記ネットワークを介して転送するセンタサーバーを前
記ネットワークに接続したので、クライアントの各プロ
グラムはセンタサーバーを複数の機能を実行させる場合
であっても、センタサーバーにその複合化された機能処
理に対応するプロセススクリプトを転送するだけで、所
望の結果データを得ることが可能となる。
【0015】第3の発明においては、センタサーバーか
らプロセススクリプトを受信した各機能サーバーは、プ
ロセススクリプト中のID情報に基づいてネットワーク
を介してクライアントからデータを受信するので、クラ
イアント間と各機能サーバーにスクリプトとデータとを
独立して転送することが可能となる。
【0016】第4の発明においては、ネットワークに接
続されたセンタサーバーが各クライアントからの発行さ
れる所定のプロセススクリプトとデータとが一対となる
メッセージを受信し、該受信したメッセージを解釈し
て、各機能サーバーに対する通信プロトコル変換及びデ
ータ変換を施して各機能サーバに対するプロセススクリ
プトとデータを前記ネットワークを介して転送し、交換
機が各クライアントとセンターサーバーとの電話回線を
交換するので各機能処理実行中に音声情報等のリアルタ
イム情報を並行してクライアント相互間でマルチセッシ
ョンしながら複合情報を転送することが可能となる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すマルチメディ
アサーバーのシステム構成を説明するブロック図であ
る。特に、センタサーバー11を介した既存サーバーの
アクセスを行う場合に対応する。
【0018】なお、本実施例に示すマルチメディアサー
バーにおいて、マルチメディア情報を扱うのに適したサ
ーバーは、「統合化サーバー」と「ディジタル交換機」
とから構成され、ネットワーク上に仮想的な1個の統合
化サーバーを構築して各種のサービスを提供する。
【0019】本実施例において、「統合化サーバー」と
は、ネットワーク上に分散するサーバー群を論理的に統
合したもので、従来型の種々のサービスを提供する複数
の機能サーバーと、それらをコントロールする1個のセ
ンターサーバーとからなる。センタサーバーは専用サー
バーであってもよいし、クライアントが兼用するもので
あってもよい。
【0020】クライアントからセンタサーバーを見る
と、ネットワーク上に分散する複数の機能サーバー群
が、統合化した1個の巨大なサーバーのように見える。
勿論個々のサーバーにも従来通り個別にアクセスしても
よいが、センタサーバーに「プロセススクリプト」を渡
して以後の処理はセンタサーバーに処理を任せた方が、
クライアントは次の作用に素早く移れるので効率的であ
る。
【0021】図において、1はサーバーをアクセスする
フロントエンドとしてのアプリケーションである。ユー
ザがデータを入出力するのは、すべてこのアプリケーシ
ョン1を通じて行う。2,4はクライアント/サーバー
型の通信プログラム、3はローカルエリアネットワーク
(LAN)である。5は前記アプリケーション1に対し
て統合化された標準のアクセス環境を提供するセンタサ
ーバーである。アプリケーション1からはこのセンタサ
ーバー5が全てのサービスを提供するように機能する。
センタサーバー5は、既存の各種サーバーを論理的に統
合するのが基本機能なので、通常はサーバー本来のサー
ビス機能は備えていない。
【0022】そこで、サーバーマネジャー6を通じて既
存サーバー10にアクセスし、アプリケーション1から
の要求に応える。7はクライアント通信プログラム、8
はローカルエリアネットワーク(LAN)である。9は
サーバー通信プログラムであるが、扱うデータとインタ
フェースの作りは通信プログラム2,4と同じではな
い。
【0023】既存サーバー10をアクセスする言語(コ
マンド)は、それぞれのサーバーの構成との関係でサー
バー毎の固有の言語を持っている。従って、アクセスす
るためのクライアント/サーバー通信プログラム7,9
も独自のものである場合も多く、複数のサーバーを統合
するためのセンタサーバー5と接続するクライアント/
サーバー通信プログラム2,4とクライアント/サーバ
ー通信プログラム7,9とは異なる場合もある。
【0024】また、LAN8に関しては同様の理由によ
りLAN3と同一である必要はない。例えばLAN3が
AppleTalk でLAN8がEthernetであってもよい。既存
サーバー10をコントロールするサーバーマネジャー6
は、既存サーバー10のフロントエンドとして動作する
訳であるが、クライアント通信プログラム7とのインタ
フェースは、やはり既存のAPI(Application Prog
rammingInterface)となる。
【0025】一方、センタサーバー5は全てのサーバー
に共通のアクセス方法を提供し、サーバー/クライアン
ト通信プログラム2,4を介して提供するAPIも共通
のものとなる。
【0026】従って、センタサーバー5とサーバーマネ
ジャー6との間でアーキテクチャの違いを吸収するため
のプロトコル変換とデータ変換を行うことになる。
【0027】このため、センタサーバー5とサーバーマ
ネジャー6は同一コンピュータの中にあって密接な関連
の下で動作する。そして、センターサーバー5とサーバ
ーマネジャー6との機能を統合した手段がセンタサーバ
ーとしての機能である。従って、センタサーバー5は、
機能を明確に区別する必要のある時はサーバー−サーバ
ーと呼ぶ。
【0028】図2は、図1に示したセンタサーバー5を
介した既存サーバーのアクセス方法を説明する図であ
る。
【0029】図において、クライアント20〜25は、
共通のアクセス方法によりセンタサーバー26にアクセ
スすると、センタサーバーはクライアントからの要求に
基づき、必要な機能サーバー27〜30に個別のアクセ
ス方法を通じてアクセスする。従って、各クライアント
20〜25は個別の機能サーバーA〜Dへのアクセス方
法はおろか、それらの存在すら関知する必要はない。
【0030】この様に構成されたマルチメディアサーバ
ーにおいては、ネットワークを介して転送するセンタサ
ーバーが各クライアントからの発行される所定のプロセ
ススクリプトとデータとが一対となるメッセージを受信
し、該受信したメッセージを解釈して、各機能サーバー
に対する通信プロトコル変換及びデータ変換を施して各
機能サーバーに対する連続した処理を代行しながらそれ
ぞれのプロセススクリプトとデータを前記ネットワーク
を介して転送するので、クライアントの各プログラムは
センタサーバーを複数の機能を実行させる場合であって
も、センタサーバーにその複合化された機能処理に対応
するプロセススクリプト及びデータを転送するだけで、
所望の結果データを得ることが可能となる。
【0031】また、各クライアントからの発行される所
定のプロセススクリプトとデータとが一対となるメッセ
ージを受信し、該受信したメッセージを解釈して、各機
能サーバーに対する通信プロトコル変換を施して各機能
サーバに対するプロセススクリプトを前記ネットワーク
を介して転送するセンタサーバーを前記ネットワークに
接続したので、クライアントの各プログラムはセンタサ
ーバーを複数の機能を実行させる場合であっても、セン
タサーバーにその複合化された機能処理に対応するプロ
セススクリプトを転送するだけで、所望の結果データを
得ることが可能となる。
【0032】さらに、センタサーバーからプロセススク
リプトを受信した各機能サーバーは、プロセススクリプ
ト中のID情報に基づいてネットワークを介してクライ
アントからデータを受信するので、クライアント間と各
機能サーバーにスクリプトとデータとを独立して転送す
ることが可能となる。
【0033】また、ネットワークに接続されたセンタサ
ーバーが各クライアントからの発行される所定のプロセ
ススクリプトとデータとが一対となるメッセージを受信
し、該受信したメッセージを解釈して、各機能サーバー
に対する通信プロトコル変換及びデータ変換を施して各
機能サーバに対するプロセススクリプトとデータを前記
ネットワークを介して転送し、交換機が各クライアント
とセンターサーバーとの電話回線を交換するので各機能
処理実行中に音声情報等のリアルタイム情報を並行して
クライアント相互間でマルチセッションしながら複合情
報を転送することが可能となる。
【0034】これにより、あらゆるサーバーのサービス
を1種類の統一のとれた簡単なアクセスで処理手順を標
準化し、シームレスで無駄の無いサーバー環境が提供で
き、例えばFAXサーバーで受信した画像をOCRサー
バーでコードに変換し、さらに、ファイルサーバーでデ
ータベースに蓄積するといった一連の複合作業を、1つ
のスクリプトで連続して処理することが可能となる。従
って、従来同様のクライアント側で処理に必要とされる
のような、クライアント側でFAXフロントエンドとO
CRフロントエンドとデータベースフロントエンドの系
3本のフロントエンドプログラムを起動し、順次作業を
進める、カット&ペーストや一時ファイルへのアクセス
の繰返し処理を大幅に軽減することができる。
【0035】また、ネットワーク上に分散している独立
サーバーを仮想的に統合できるため、サーバー毎の互換
性をクライアントが意識することなく、1本のアプリケ
ーションから簡単に、かつ多くのサーバー機能もしくは
複合的なサーバー機能を利用することが可能となる。
【0036】さらに、従来、個別の企業/業界におい
て、ばらばらに開発されてきたサーバー装置へのアクセ
ス方法を統合化し、ネットワーク上の既存のばらばらな
インタフェースを有するサーバーに1つの統合されたア
クセス方法でアクセスする手段を提供することが可能と
なる。以下、それぞれの実施例に分けて詳述する。
【0037】図3は本発明に係るマルチメディアサーバ
ーにおけるメッセージの構造を説明する図である。
【0038】図3に示すように、本実施例におけるメッ
セージは、プロセススクリプトフォーク(プロセススク
リプト)とデータフォーク(データ)とから構成されて
いる。また、プロセススクリプトとデータは、それぞれ
共通の内容を持つタグエレメント(タグ)を備えてい
る。
【0039】このタグには、メッセージが作成された
「時間」,メッセージが消去されるべき「ライフタイ
ム」、一連の「ID番号」,データの「種類」,データ
を作成したアプリケーションの「サイン」等が記載され
る。
【0040】この内「ID番号」は必須であるが、他は
オプションである。
【0041】図4は本発明に係るマルチメディアサーバ
ーにおける第1のプロセススクリプトの送出手順を説明
するブロック図である。
【0042】通常、クライアント41,センタサーバー
43,機能サーバー44は、全て同一のLAN上に存在
する場合が多い。そして、機能サーバー44が本発明に
準拠したプロセススクリプトを理解できるサーバーの場
合には、センタサーバー43がクライアント41にその
事を指示し、クライアント41はメッセージ42をプロ
セススクリプト45とデータフォーク(データ)46と
に切り放して、それぞれセンタサーバー43と機能サー
バー44に別々に送信することができる。センタサーバ
ー43は、受信したプロセススクリプト45に必要な編
集を施した後、機能サーバー44に新たなプロセスクリ
プト47を送り届ける。機能サーバー44にとっては、
クライアント41もセンタサーバー43も共にクライア
ントであるから、別々に届いたプロセススクリプト47
とデータ46を結合し、データに必要な処理を施して結
果のメッセージ48をLANを介してクライアント41
に返す。
【0043】なお、本実施例において、プロセススクリ
プトとは、センタサーバー43が機能サーバー44群を
使って一連の仕事をするための手順を記述したプログラ
ムリストであり、センタサーバー43はそれに基づいて
一連の作業を実行し、最終結果のメッセージ48だけを
クライアント41に返すので、クライアント41の負荷
は、従来型の機能サーバー群に個別にアクセスを繰り返
していくよりも極めて小さくなる。
【0044】プロセススクリプトは、クライアント41
のデバイスドライバーが自動生成することもあり、該プ
ロセススクリプトはクライアント41にとっては、通信
プロトコルの一連の関数コールの集りにしか過ぎず、セ
ンタサーバー43にとっては一連の通信プロトコルの中
から生成されるスクリプト言語であり、機能サーバー4
4群にとっては通信プロトコルそのものである。
【0045】図5は本発明に係るマルチメディアサーバ
ーにおける第2のプロセススクリプトの送出手順を説明
するブロック図であり、特に、機能サーバーが既存のサ
ーバーである場合のアクセス方法を示したものであり、
図4と同一のものには同一の符号を付してある。
【0046】この図において、メッセージ42のプロセ
ススクリプトとデータは分離せずにセンタサーバー43
にリクエストとして送られる。リクエストされた機能が
センタサーバー43に無い場合には、その機能を代行し
てくれる機能サーバー44を捜し、それに既存のアクセ
ス方法でクライアント41のリクエストを伝え結果を受
け取る。その結果はメッセージ48としてクライアント
41に返される。〈通信プロトコル〉マルチメディアサ
ーバーにおけるセンタサーバーの役割の一つは、種々の
サーバーのバラバラなアクセス方法を標準化することに
ある。アプリケーションは、標準化されたインタフェー
スを持つセンタサーバーにアクセスすれば、そこから個
々のサーバーへのアクセスはセンタサーバーが代行して
くれる。標準化する項目は、大きく分けると、データの
標準化アクセス方法の標準化の2つある。
【0047】データの標準化は一本化ではなく、複数化
である。特定のアプリケーションに依存しない、業界標
準のフォーマットで標準化し、かつ、標準化されないデ
ータのやり取りも許容する。主なフォーマットとして現
在使用されているものは、QuickDraw ,GDI,RT
F,TIFF,PICT,Bitmap ,PostS cript,E
PS,G3/G4,PCL,HP−GL,ANSISQ
L,ASCIIText,UNICODET ext,Binary D
ata 等(登録商標及び商品名を含む)である。
【0048】一方、アクセス方法の標準化は一本化に近
い。統一されたアクセス方法により、さまざまなサービ
スを統一的に簡単に利用できる。
【0049】ただし、業界標準のアクセス方法はサポー
トしない訳にはいかない。 一方、図3で説明したよう
に、伝送する内容はメッセージ、すなわち、「プロセス
スクリプト」と「データ」とがセットになっている。
「データ」は、処理されるべき情報そのものであり、
「プロセススクリプト」はその情報をどう扱うかを記述
したコマンドシーケンスである。「プロセススクリプ
ト」と「データ」のセットがサーバー間を伝送され、必
要な処理がなされていく。「プロセススクリプト」の受
渡し方法を標準化することにより、さまざまなサーバー
に同じアクセス方法でアクセスできる。
【0050】また、プロトコルの異なるサーバーに対し
ては、センタサーバー43がゲートウエイとして機能す
る。例えばクライアント41からFaxサーバーにアク
セスするための関数コールが図6の(a)に示す内容が
発せられ、その結果、図6の(b)に示すようなスクリ
プトがセンタサーバー43に渡される。
【0051】なお、アプリケーション,クライアントと
センタサーバーとの通信プロトコルは、図7に示す手順
に従うものとする。
【0052】なお、アクセスシーケンスとして、以下の
2種類の方式がある。
【0053】第1は、ストアードフォーワード方式で、
蓄積交換であり、プロセススクリプトとデータのペアを
伝送し終わったら、処理結果の成功/失敗に関係なく通
信を一旦終了し、処理の最終的な結果は、改めて通信を
再開して調べる。サーバーに作業を委託し終わったら、
クライアント側では次の作業に移れるので、資源の利用
効率が高まる。
【0054】第2は、リアルタイム方式であり、最終的
な処理結果が確定するまでは通信の接続を確保し続ける
方式で、クライアントの作業が拘束される欠点はあるも
のの、処理の信頼性は高い。
【0055】以下、本実施例におけるディジタル交換機
の機能処理について説明する。
【0056】本実施例のディジタル交換機は、公衆回線
交換網および構内回線交換網を接続制御する交換機で、
センタサーバー43からの接続指示に基づいて呼制御を
行える。LANを経由した遅延のある接続がなされてい
る複数のクライアントの間に、構内回線交換網を経由し
た遅延のない第2の接続を行うことにより、リアルタイ
ム性を要求される情報(音声)等を伝達できる。
【0057】図8は本発明におけるセンタサーバーと交
換機を結合したマルチメディアサーバーとによるシステ
ム構成を説明するブロック図である。
【0058】図8において、61〜65は各種の機能サ
ーバー、66〜70はクライアント、71は各機能サー
バー61〜65を統合するセンタサーバー、73はロー
カルエリアネットワーク(LAN)、72は内線/外線
の電話回線を交換する交換機(PBX)である。LAN
73を介したデータ転送は、パケット化されて伝送され
るため、音声や動画等のリアルタイム系の伝送には適さ
ないが、全てのクライアントが常に接続されているとい
う特徴を生かして、接続制御の不要なデータ転送や、同
報通信に適する。
【0059】一方、PBX72は音声や動画等のリアル
タイム系の伝送に適する。LANとPBXの特徴を生か
して、パソコン会議システム(PC会議)を構築するこ
とができる。いま、クライアント66から67にアクセ
スしてPC会議を行う場合を考える。クライアント66
はノード75を介してセンタサーバー71に対し、クラ
イアント67とPC会議を開始するための開始命令スク
リプトを発行する。センタサーバー71は、クライアン
ト67のマルチメディアクライアントデーモン(MC
D)と接続しPC会議の開始を指示するスクリプトを発
行する。ここで、デーモンとはバックグラウンドで常に
走っているプログラムのことをいう。そのスクリプトに
はPC会議のID番号が書かれているので、以後そのI
D番号宛にクライアントからスクリプトを送り合うこと
により、各クライアント間でデータ通信が可能となる。
【0060】一方、同時に、センタサーバー71は、制
御線74を介してPBX72にアクセスし、クライアン
ト66と67の近く(または内蔵)の電話機同士を接続
し、音声の伝送を可能にする。この様にして各クライン
アト66,67のオペレータはコンピュータの画面上の
共通の画面を見ながら音声で会話をし、PC会議を行う
事ができる。PC会議は、1対1の接続である必要は無
く、複数のクライアントを同時に接続する事もできる。
【0061】これにより、パケット伝送を主体とし、リ
アルタイム系のデータ伝送を苦手とするLANと、音声
/動画の交換を得意とするが、同報通信やインテリジェ
ントな制御を苦手とする交換機を有機的に結合し、市販
のパソコンに何等特別なオプションパーツを付加接続す
ることなく、パソコン会議システムを構築することも可
能となる。
【0062】以下、高速データハイウエーを利用したサ
ービス機能について説明する。
【0063】なお、本実施例では、今日比較的入手し易
いコンポーネントを想定してシステム構築を考えたが、
FDDI(Fiber Distributed Data Interface:米国A
NSI規格)の様な100Mbpsないしそれ以上の伝
送レートを有するネットワークが利用できる場合には、
データパケットと音声回線をマルチプレックスしても良
い。
【0064】同様に本実施例では、交換機PBXに接続
する公衆網として、ISDNを想定しているが、B−I
SDNであっても構わない。また、米国のSMDSクラ
ス公衆網が利用できる場合にはLAN側の接続を外側に
接続しても構わない。
【0065】また、多少速度を犠牲にしても構わない場
合には、UNIXのSLIP(SerialLineI
P)の様に、LAN間接続をISDN網を介して接続し
ても構わない。また、現状の技術でも、ISDNルータ
を用いればISDN網を介してLAN間接続が可能であ
る。
【0066】以下に、本発明が適応可能なサービスの例
を示す。
【0067】(分野)−(サービス) 印刷−カラー印刷 スキャン−カラースキャナ OCR−OCR,ファイルキーパー,伝票処理 翻訳−日英 ファイルシステム−NFS データベース−テキスト,静止画,動画,音声 会議システム−共用ウインドウ+リアルタイム音声 メール−テキスト,静止画,動画,音声 投稿システム−テキスト,静止画,動画,音声 画像処理−CMM,フィルタリング,画像処理アクセラ
レータ Fax−Fax送信/受信/配信 MHS−テキスト,Fax,CATS 予約システム−会議室予約等である。
【0068】以下、OCRサービスを例としてサービス
機能処理について従来と本実施例とを対比して説明す
る。
【0069】いま、10枚の原稿をスキャンし、それを
OCRにかけて文字コードに変換し、それをテキストフ
ァイルとしてデータサーバーのディスクにセーブする作
業を考える。
【0070】〔従来例〕スキャナで原稿のスキャン→ク
ライアントに伝送イメージデータ→OCRサーバーに再
転送OCRに掛けてテキストデータに変換テキストデー
タ→クライアントに伝送テキストデータ→データサーバ
ーのディスクに転送を10回繰り返す。
【0071】〔本実施例〕クライアント→センタサーバ
ーにプロセススクリプトを伝送(スキャナで原稿のスキ
ャン→OCRサーバーに伝送)(OCRに掛けてテキス
トデータに変換)(テキストデータ→データサーバーの
ディスクに転送)センタサーバー→クライアントに結果
を知らせる。
【0072】従来例では、クライアントが介在するデー
タ転送が4回必要で、通常のパソコンではハードディス
ク容量の制限から、10枚もの原稿を一気にスキャンす
る事はしないので、最悪40回のデータ転送が必要にな
る。それに対してクライアントが介在するデータ転送は
2回で済み、その他はすべてサーバー同士の通信であ
る。全体のデータ転送も減っている。クライアントが関
係しないデータ通信/処理はカッコで示してある。デー
タ転送の回数が減るという事は、コンピュータを操作す
る回数も減る事になるので、作業の大幅な自動化が実現
される。
【0073】以下、スキャンサービスを例としてサービ
ス機能処理について従来と本実施例とを対比して説明す
る。
【0074】A3サイズの原稿をネットワークスキャナ
で400dpiフルカラーでスキャンし、それに色処理
して、プリンタサーバーに印刷する作業を考える。
【0075】〔従来例〕原稿のスキャン→クライアント
に伝送イメージデータ→色処理色処理後のイメージデー
タ→プリンタサーバーに伝送印刷 〔本実施例〕クライアント→センタサーバーにプロセス
スクリプトを伝送(原稿のスキャン)(イメージデータ
→色処理)(色処理後のイメージデータ→プリンタサー
バーに伝送)(印刷)センタサーバー→クライアントに
結果を知らせる。
【0076】通常のパソコンではメモリ容量の制限があ
るので、実は、従来例というのは机上の計算値でしかな
く、実際には96MByteもの巨大なメインメモリを
管理できるOSは事実上存在しないに等しい。
【0077】以下、メールサービスを例としてサービス
機能処理について従来と本実施例とを対比して説明す
る。
【0078】動画ファイルをサーバーに送って動画のプ
レゼンテーションを実行する場合。 〔従来例〕巨大な動画ファイル→サーバーに伝送 〔本実施例〕クライアント→センタサーバーに動画スク
リプトを伝送(センターサーバー−機能サーバー間通
信)センタサーバー→クライアントに結果を知らせる。
【0079】動画ファイルは一般的に極めてサイズが大
きくなる。数10分程度の映画で1ギガバイトを越える
事もある。
【0080】この様なサイズのデータを扱うためには、
従来のクライアントのメモリやハードディスクを増設
し、場合によってはCPU本体も高速な物に交換する必
要があった。
【0081】しかし、本実施例では、サーバーが動画デ
ータを記憶してくれるのでクライアントのメモリやハー
ドディスクを増設する必要は無く、CPUも遅い物で構
わない。ネットワークを介してマルチメディアサーバー
(センタサーバー)にプロセススクリプトを発行すれ
ば、動画の再生はサーバーが代行してくれる。
【0082】以下、メールサービスを例として会議シス
テム機能処理について従来と本実施例とを対比して説明
する。
【0083】複数のクライアントを同時に接続し、同じ
ファイルをオープンしてどこからでも書き込める電子黒
板を用意し、同時に交換機にアクセスしてそれぞれの内
線電話同士を接続し、パソコン会議を行う。
【0084】〔従来例〕音声の入らない、テキストベー
スの会議システム程度 〔本実施例〕クライアント→センタサーバーに会議用プ
ロセススクリプトを伝送(センタサーバー 機能サーバ
ー間通信)(クライアント クライアント間のパソコン
会議)クライアント→センタサーバーに終了プロセスス
クリプトを伝送)伝送センタサーバー→クライアントに
結果を知らせる。
【0085】以下、図9を参照しながら本発明に係るマ
ルチメディアサーバーを画像描画アクセラレータとして
機能させる場合について説明する。
【0086】図9は本発明に係るマルチメディアサーバ
ーを画像描画アクセラレータとして機能させる場合の構
成を説明するブロック図である。特に、本実施例では、
マルチメディアサーバーをアップルコンピュータ株式会
社のコンピュータ(登録商標:Macintosh)の
画像描画アクセラレータとして用いた場合の例である。
【0087】例えば、B5で400dpiフルカラー程
度以上のビットマップ画像の編集を行う為には、メイン
メモリが数十メガバイトも必要になり、従来のパソコン
では不可能であった。最新のOSの提供する仮想メモリ
機能を利用しても、処理速度の点からA4で400dp
iフルカラー程度が限度であろう。
【0088】一方、本実施例のマルチメディアサーバー
をネットワーク上の仮想メモリとして利用する事によ
り、A3サイズ程度以上のフルカラー高解像度画像の編
集を可能にする。
【0089】具体的には、アプリケーション101は、
モニタに何かを表示させる時には、必ずOSの一部であ
る描画管理プログラム(商品名QuickDraw)1
02に描画命令を送り、画面メモリ109へのラスタラ
イズを依頼する。アプリケーションが画像メモリを直接
アクセスする事は無い。
【0090】一方、ビットマップ画像をモニタに表示さ
せる場合には、通常アプリケーションの責任で描画用バ
ッファメモリを確保し、そこにバックグラウンドで描画
した後、QuickDraw102にメモリ転送の依頼
を出す。
【0091】従って、描画用バッファメモリはアプリケ
ーションの管理下にあり、それを仮想メモリにして実メ
モリをハードディスク上に設定する事は従来から行われ
ていた。
【0092】本実施例においては、実メモリをネットワ
ーク上のマルチメディアサーバー上に設け、画面がアッ
プデートされた時にローカルメモリに部分コピーを行
う。
【0093】103はマルチメディアサーバーの機能を
クライアント側でアプリケーションに引き渡す為のAP
I(ApplicationProgrammingI
nterface)である描画コマンドハンドラーであ
る。アプリケーション101がこのAPIに対してQu
ickDrawに対するコールと同じパラメータを渡し
てネットワーク上のサーバーに確保したメモリに描画す
る。
【0094】アプリケーションは必ずしもマルチメディ
アサーバーを意識して設計されている訳ではないので、
アプリケーション101かQuickDraw102へ
の関数コールをフックして描画コマンドハンドラー10
3に強制的に制御を渡しても構わない。QuickDr
awの関数コールは全て例外処理で行っており、その処
理を分岐させる事はたやすい。この場合、画像メモリに
対するドロー描画コマンドはQuickDrawにスル
ーさせる。マルチメディアサーバーを意識して設計され
たアプリケーションの方が描画効率が高い事は言うまで
もない。
【0095】一方、メモリに対するビットマップ描画コ
マンドはクライアント104,サーバー105を介して
PDLラスタライザー106に送られる。ビットマップ
描画コマンドはここでビットマップデータにラスタライ
ズされ、マルチメディアサーバー内のリモート実メモリ
108に描画される。リモート実メモリ108は1ペー
ジ分のビットマップデータを全て記憶できる容量があ
る。それに対してローカル仮想メモリ107の容量は限
定されたものである。
【0096】ローカル仮想メモリ107は、仮想的にリ
モート実メモリ108と重なり合うものであるが、実際
にメモリが割り当てられている部分は、現在編集中の限
られた領域のみである。編集中の領域が変更になれば、
新しい領域の画像データをリモート実メモリ108から
コピーして来る。
【0097】これにより、通常ではメモリ容量等の制限
から、A3,400dpiフルカラー画像の編集等、従
来ならば不可能な画像編集処理を安価な端末からネット
ワーク上の資源を利用して処理することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の発明においては、ネットワークを介して転送する
センタサーバーが各クライアントからの発行される所定
のプロセススクリプトとデータとが一対となるメッセー
ジを受信し、該受信したメッセージを解釈して、各機能
サーバーに対する通信プロトコル変換及びデータ変換を
施して各機能サーバーに対する連続した処理を代行しな
がらそれぞれのプロセススクリプトとデータを前記ネッ
トワークを介して転送するので、クライアントの各プロ
グラムはセンタサーバーを複数の機能を実行させる場合
であっても、センタサーバーにその複合化された機能処
理に対応するプロセススクリプト及びデータを転送する
だけで、所望の結果データを得ることができる。
【0099】第2の発明においては、各クライアントか
らの発行される所定のプロセススクリプトとデータとが
一対となるメッセージを受信し、該受信したメッセージ
を解釈して、各機能サーバーに対する通信プロトコル変
換を施して各機能サーバに対するプロセススクリプトを
前記ネットワークを介して転送するセンタサーバーを前
記ネットワークに接続したので、クライアントの各プロ
グラムはセンタサーバーを複数の機能を実行させる場合
であっても、センタサーバーにその複合化された機能処
理に対応するプロセススクリプトを転送するだけで、所
望の結果データを得ることができる。
【0100】第3の発明においては、センタサーバーか
らプロセススクリプトを受信した各機能サーバーは、プ
ロセススクリプト中のID情報に基づいてネットワーク
を介してクライアントからデータを受信するので、クラ
イアント間と各機能サーバーにスクリプトとデータとを
独立して転送することができる。
【0101】第4の発明においては、ネットワークに接
続されたセンタサーバーが各クライアントからの発行さ
れる所定のプロセススクリプトとデータとが一対となる
メッセージを受信し、該受信したメッセージを解釈し
て、各機能サーバーに対する通信プロトコル変換及びデ
ータ変換を施して各機能サーバに対するプロセススクリ
プトとデータを前記ネットワークを介して転送し、交換
機が各クライアントとセンタサーバーとの電話回線を交
換するので各機能処理実行中に音声情報等のリアルタイ
ム情報を並行してクライアント相互間でマルチセッショ
ンしながら複合情報を転送することができる。
【0102】従って、各クライアントのアプリケーショ
ンは、ネットワーク上に接続された各機能サーバとの通
信プロトコル等を意識せずに、センタサーバーが各機能
サーバを統合するサーバーと仮想してアクセスすること
が可能となり、1本のアプリケーションから所望の機能
処理に関するスクリプトを転送するという処理で、複数
の機能サーバー処理を伴う複合的な機能処理を効率的に
処理することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すマルチメディアサーバ
ーのシステム構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したセンタサーバーを介した既存サー
バーのアクセス方法を説明する図である。
【図3】本発明に係るマルチメディアサーバーにおける
メッセージの構造を説明する図である。
【図4】本発明に係るマルチメディアサーバーにおける
第1のプロセススクリプトの送出手順を説明するブロッ
ク図である。
【図5】本発明に係るマルチメディアサーバーにおける
第2のプロセススクリプトの送出手順を説明するブロッ
ク図である。
【図6】本発明に係るクライアントからセンタサーバー
転送されるスクリプト例を示す図である。
【図7】本発明に係るクライアント,アプリケーション
とセンタサーバーと通信プロトコルの一例を示す図であ
る。
【図8】本発明におけるセンターサーバーと交換機を結
合したマルチメディアサーバーとによるシステム構成を
説明するブロック図である。
【図9】本発明に係るマルチメディアサーバーを画像描
画アクセラレータとして機能させる場合の構成を説明す
るブロック図である。
【符号の説明】
20 クライアント 21 クライアント 22 クライアント 23 クライアント 24 クライアント 25 クライアント 26 センタサーバー 27 機能サーバー 28 機能サーバー 29 機能サーバー 30 機能サーバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる機能処理を実行する複数の機能サ
    ーバーと複数のクライアントとがネットワークを介して
    接続されたマルチメディアサーバーにおいて、各クライ
    アントからの発行される所定のプロセススクリプトとデ
    ータとが一対となるメッセージを受信し、該受信したメ
    ッセージを解釈して、各機能サーバーに対する通信プロ
    トコル変換及びデータ変換を施して各機能サーバに対す
    るプロセススクリプトとデータを前記ネットワークを介
    して転送するセンタサーバーを前記ネットワークに接続
    したことを特徴とするマルチメディアサーバー。
  2. 【請求項2】 異なる機能処理を実行する複数の機能サ
    ーバーと複数のクライアントとがネットワークを介して
    接続されたマルチメディアサーバーにおいて、各クライ
    アントからの発行される所定のプロセススクリプトとデ
    ータとが一対となるメッセージを受信し、該受信したメ
    ッセージを解釈して、各機能サーバーに対する通信プロ
    トコル変換を施して各機能サーバに対するプロセススク
    リプトを前記ネットワークを介して転送するセンタサー
    バーを前記ネットワークに接続したことを特徴とするマ
    ルチメディアサーバー。
  3. 【請求項3】 センタサーバーからプロセススクリプト
    を受信した各機能サーバーは、プロセススクリプト中の
    ID情報に基づいてネットワークを介してクライアント
    からデータを受信することを特徴とする請求項2記載の
    マルチメディアサーバー。
  4. 【請求項4】 異なる機能処理を実行する複数の機能サ
    ーバーと複数のクライアントとがネットワークを介して
    接続されたマルチメディアサーバーにおいて、各クライ
    アントからの発行される所定のプロセススクリプトとデ
    ータとが一対となるメッセージを受信し、該受信したメ
    ッセージを解釈して、各機能サーバーに対する通信プロ
    トコル変換及びデータ変換を施して各機能サーバに対す
    るプロセススクリプトとデータを前記ネットワークを介
    して転送するセンタサーバーを前記ネットワークに接続
    可能に設け、さらに、各クライアントとセンタサーバー
    との電話回線を交換する交換機を接続可能に設けたこと
    を特徴とするマルチメディアサーバー。
JP5309551A 1993-12-09 1993-12-09 マルチメディアサーバー Pending JPH07160617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309551A JPH07160617A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 マルチメディアサーバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309551A JPH07160617A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 マルチメディアサーバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07160617A true JPH07160617A (ja) 1995-06-23

Family

ID=17994380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5309551A Pending JPH07160617A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 マルチメディアサーバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07160617A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09185567A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Fujitsu Ltd 計算機間でデータ転送を行う計算機システム及び、その計算機システムに用いるデータ転送装置とデータ転送方法
JPH1153311A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Nec Corp 回線代替制御方式
JP2000510315A (ja) * 1997-03-31 2000-08-08 テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド 電話サービスフィーチャのやりとりを管理するシステムおよび方法
US6564196B1 (en) 1998-12-25 2003-05-13 Fujitsu Limited Facilitating agent apparatus and agent system equipped with the same
KR100698794B1 (ko) * 1998-06-05 2007-03-26 루센트 테크놀러지스 인크 네트워크 자원 서버
JP2009087071A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujifilm Corp 情報処理装置、情報処理方法
US8015272B2 (en) 2004-01-27 2011-09-06 Hitachi, Ltd. Integrated application management system, apparatus and program, and integrated session management server, system, program, and apparatus
US8037170B2 (en) 2004-01-27 2011-10-11 Hitachi, Ltd. Integrated application management system, apparatus and program, and integrated session management server, system, program and server chassis, and communication system, session management server and integration application server

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09185567A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Fujitsu Ltd 計算機間でデータ転送を行う計算機システム及び、その計算機システムに用いるデータ転送装置とデータ転送方法
JP2000510315A (ja) * 1997-03-31 2000-08-08 テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド 電話サービスフィーチャのやりとりを管理するシステムおよび方法
JPH1153311A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Nec Corp 回線代替制御方式
KR100698794B1 (ko) * 1998-06-05 2007-03-26 루센트 테크놀러지스 인크 네트워크 자원 서버
US6564196B1 (en) 1998-12-25 2003-05-13 Fujitsu Limited Facilitating agent apparatus and agent system equipped with the same
US6745171B2 (en) 1998-12-25 2004-06-01 Fujitsu Limited Facilitating agent apparatus and agent system equipped with the same
US8015272B2 (en) 2004-01-27 2011-09-06 Hitachi, Ltd. Integrated application management system, apparatus and program, and integrated session management server, system, program, and apparatus
US8037170B2 (en) 2004-01-27 2011-10-11 Hitachi, Ltd. Integrated application management system, apparatus and program, and integrated session management server, system, program and server chassis, and communication system, session management server and integration application server
JP2009087071A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujifilm Corp 情報処理装置、情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0764893A (ja) ネットワーク・システム
US7167258B2 (en) Image input/output system, image input/output control device, and control method therefor using device information indicating active execution of data communication or passive execution of data communication
US7167897B2 (en) Accessories providing a telephone conference application one or more capabilities independent of the teleconference application
EP2280352B1 (en) Methods and apparatus for generating graphical and media displays at a client
US7747561B1 (en) Synchronization protocol for synchronizing data between nodes
EP0511467B1 (en) Apparatus and method of operation for a facsimile subsystem in an image archiving system
US7539785B2 (en) Network device manager
EP0744692A1 (en) Computer system
US20010014908A1 (en) Network image scanning system which transmits image information from a scanner over a network to a client computer
US20050162680A1 (en) Communication apparatus for forming and outputting image data on the basis of received data
KR20060110267A (ko) 신 클라이언트에서 그래픽 및 미디어 디스플레이를생성하기 위한 장치 및 방법
US6317115B1 (en) System, apparatus and method in which a high resolution image editor is connected to a host computer for processing low resolution image data
JPH07160617A (ja) マルチメディアサーバー
EP0776111A2 (en) Network communications subsystem for networked digital computer system
US6693635B1 (en) System and method performing image processing of image data of low resolution and arranging image data of high resolution
JP3207644B2 (ja) 画像表示制御装置および画像描画装置および画像表示制御方法および画像描画方法
CN115801770B (zh) 一种基于全用户态quic协议的大文件传输方法
US8671213B2 (en) Methods and apparatus for generating graphical and media displays at a client
JP3740179B2 (ja) 画像表示制御装置とその方法および画像表示制御システム
JPH0962630A (ja) 汎用アプリケーションプログラム共有システム
JP2004265425A (ja) メッセージ通信方法及び装置
JP2000293458A (ja) データ配信装置及びデータ受信装置及びそれらの制御方法
KR100482316B1 (ko) 운영체제상에서의콘솔서버방법및장치
JP2000293473A (ja) ネットワーク端末装置及びその表示方法
KR100473270B1 (ko) 이엠에스와 엔이간의 데이터 전송장치와 전송방법