JPH07160189A - 低摩擦アクチュエータ - Google Patents

低摩擦アクチュエータ

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Publication number
JPH07160189A
JPH07160189A JP5309389A JP30938993A JPH07160189A JP H07160189 A JPH07160189 A JP H07160189A JP 5309389 A JP5309389 A JP 5309389A JP 30938993 A JP30938993 A JP 30938993A JP H07160189 A JPH07160189 A JP H07160189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
actuator
cylinder body
position sensor
piston part
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5309389A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nagai
孝志 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5309389A priority Critical patent/JPH07160189A/ja
Publication of JPH07160189A publication Critical patent/JPH07160189A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は摩擦抵抗が小さく、半永久的に使用
できるヘリコプタ等の航空機のフライト・シミュレータ
に使用できるアクチュエータを提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明に係るアクチュエータは、シリンダ本
体部(1)と、ピストン部(2)と、位置センサからな
り、ピストン部(2)およびシリンダ本体部(2)のシ
ール部(3)の表面はラビリンス加工を施すとともに、
硬質表面処理をし、シリンダ本体部(1)とピストン部
(2)の摺動部のシールは、油膜の厚みを考慮したはめ
合い寸法にすることにより行ない、位置センサ部(4)
のロッドはピストン部(2)と連動することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘリコプタ等の航空機用
フライトシミュレータの操縦装置の一部に利用されるア
クチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の1例を図3に示す。図3に
示す従来のアクチュエータは、シリンダ本体1とピスト
ン部2とシール部3と位置センサ4により構成されてい
る。そしてシール部3のシール方式には一般油圧用ゴム
シール方式を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には次のよ
うな問題点がある。 (1)シール方式がゴムシール方式であるために、パイ
ロット操作時すなわちピストンの移動時に、シリンダと
ピストンの間の摺動抵抗が発生し、パイロット操舵に悪
影響を及ぼす。
【0004】摺動抵抗は、本来は0であることが理想的
であるが、通常は約3〜5kgの大きさの摺動抵抗が発
生する。 (2)ゴムシール方式に使用するシール材にはゴムを用
いているので、必ず劣化する。そのため耐久性に弱いと
いう欠点がある。
【0005】作動耐久回数は、使用方法にもよるが、一
般的には5〜6ケ月が限度である。そのため交換シール
材の準備が必要であり、定期交換、整備作業等が発生す
る。本発明は前記問題点を解決することができる低摩擦
アクチュエータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアクチュエ
ータは油圧で作動するアクチュエータにおいて、シリン
ダ本体部1と、ピストン部2と、位置センサ4からな
り、ピストン部2およびシリンダ本体部1のシール部3
の表面はラビリンス加工をほどこすとともに、硬質表面
処理をし、シリンダ本体部1とピストン部2の摺動部の
シールは、油膜の厚みを考慮したはめ合い寸法にするこ
とにより行ない、前記位置センサ4のロッド14は、ピ
ストン部2に平行に設けたガイド12に沿って移動可能
であり、連結具13によりピストン部2と連結され、ピ
ストン部2と連動することを特徴とする。
【0007】
【作用】シリンダとピストン間の摺動抵抗がほとんど零
近くまで下げることが出来る。そのためパイロット操舵
に悪影響を及ぼさなくなり理想的アクチュエータとな
る。
【0008】シール材にはゴムを使用せず作動油膜にな
るため耐久性に富むことになる。(半永久的に使用可能
となる)シール材にシールゴムを用いなくなったため予
備シールの準備や定期交換や整備作業等を無くすことが
できる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図2に示す。図1
(A)は本発明に係るアクチュエータを示す図、図1
(B)は図1(A)のシール部の原理を示す図、図2は
図1(A)のアクチュエータを組み込んだヘリコプタの
フライト・シミュレータ用操縦装置を示す図である。
【0010】本発明に係る図1に示すアクチュエータ7
は、シリンダ本体部1と、ピストン部2と、シール部3
と、位置センサ部4と、ドレン5により構成される。シ
ール部3から漏れ出る内部作動油は、ドレン5を通って
回収される構造になっている。ピストン部とシリンダー
本体部との間のシールは油膜を利用したシール方式とし
ている。そのため摺動抵抗が大変小さくなるとともに、
ゴムシール部のない構造であるため、シール交換という
メンテナンス作業も不要となる。このため、ヘリコプタ
等の航空機のフライトシミュレータ用操縦装置に、本ア
クチュエータを適用すれば、実機の操縦感覚を得ること
ができる。
【0011】アクチュエータ7のシール部3のシール部
については図1(B)に示すように内部作動油の油膜を
用いたシール方式としている。油膜を用いたシール方式
にするために、 (1)シリンダ本体部1とピストン部2との間のはめ合
い寸法を油膜の厚みを考慮した最適寸法例えば油膜の厚
み以下の寸法にし、 (2)シリンダ本体部1とピストン部2の摺動部表面に
は特殊な表面加工(ラビリンス加工)及び処理(硬質陽
極)を行ない (3)シリンダ本体部1とピストン部2の間の作動油の
油膜の厚みを利用し、作動油が常時シリンダ本体部1か
ら外部に流出させる。
【0012】このようにすると作動油がラビリンス加工
した摺動部の表面を通過する間に生ずる圧力低下(エネ
ルギー損失)によりシールが行なわれる。シリンダ本体
部1については、内部のシール用作動油を外部に流出さ
せるための逃し部としてドレン5を設ける。
【0013】位置センサ部4のロッド14は、ピストン
部2に平行に設けられたガイド12に沿って、ピストン
部2と共に移動し、シリンダ本体部1に対するピストン
部2の位置を検知する。
【0014】次に本発明アクチュエータをヘリコプタの
フライトシミュレータに組込んだ1例を図2に基づき説
明する。パイロット操縦装置9は、メインロータ部6を
コントロールするためのサイクリックスティック91及
びコレクティブスティック92と、テールロータ部をコ
ントロールするためのペダル93から成る。
【0015】パイロット操縦装置9は、シミュレータを
駆動するパイロットの座席(図示せず)の周囲に設けら
れるもので、このうち、前後方向及び左右方向の運動
(ピッチ及びロール)を制御するためのサイクリックス
ティック91はパイロットの右手側に、上下方向の運動
(高度)を制御するためのコレクティブスティック92
は左手側に、機体の片揺れ運動(ヨー)を制御するため
ペダル93は足元にそれぞれ設けられている。
【0016】メインロータ部の荷重は模擬用ソフトウエ
ア6によりシミュレートとする。テールロータ部の荷重
は模擬用ソフトウエア6によりシミュレートする。サイ
クリックスティック91及びコレクティブスティック9
2とメインロータ部との間はリンク機構12で連結され
ている。本発明のアクチュエータ7はリンク機構12の
中にあり、メインロータ部への操舵量伝達及びパイロッ
ク操舵時のパワーブースト(増力)の役割をする。
【0017】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)シリンダ〜ピストン間の摺動摩擦抵抗を零近くま
で小さくできる。 (2)半永久的に稼動できる。 (3)滑らかで安定性の良いピストンの作動をうること
ができる。 (4)パイロット操舵感覚に悪影響を与えない。 (5)構造が簡単で製作コストが安くなる。(構成品の
数が少い) (6)定期交換部品が無くなる。 (7)予備シール材が不用となる。 (8)整備作業が不用となる。 (9)(1)〜(4)によりヘリコプタや固定翼航空機
のフライトシミュレータ用操縦装置のアクチュエータと
して理想的なものができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図。
【図2】本発明のアクチュエータを組込んだシミュレー
タの1例を示す図。
【図3】従来のアクチュエータを示す図。
【符号の説明】
1…シリンダー本体、2…ピストン部、3…シール部、
4…位置センサ部、5…ドレン、6…メインロータ部の
荷重、7…アクチュエータ、9…パイロット操縦装置、
10…リンク機構、11…テールロータ部の荷重、12
…ガイド、13…連結具、14…ロッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧で作動するアクチュエータにおい
    て、シリンダ本体部(1)と、ピストン部(2)と、位
    置センサ(4)からなり、ピストン部(2)およびシリ
    ンダ本体部(1)のシール部(3)の表面はラビリンス
    加工をほどこすとともに、硬質表面処理をし、シリンダ
    本体部(1)とピストン部(2)の摺動部のシールは、
    油膜の厚みを考慮したはめ合い寸法にすることにより行
    ない、前記位置センサ(4)のロッド(14)は、ピス
    トン部(2)に平行に設けたガイド(12)に沿って移
    動可能であり、連結具(13)によりピストン部(2)
    と連結され、ピストン部(2)と連動することを特徴と
    するアクチュエータ。
JP5309389A 1993-12-09 1993-12-09 低摩擦アクチュエータ Withdrawn JPH07160189A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309389A JPH07160189A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 低摩擦アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5309389A JPH07160189A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 低摩擦アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07160189A true JPH07160189A (ja) 1995-06-23

Family

ID=17992427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5309389A Withdrawn JPH07160189A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 低摩擦アクチュエータ

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JP (1) JPH07160189A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107103821A (zh) * 2017-07-05 2017-08-29 石河子大学 一种流体一维雷诺方程实验装置及其实验方法

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306