JPH07159208A - 管路の中の流体の流量mを決定する方法と装置 - Google Patents

管路の中の流体の流量mを決定する方法と装置

Info

Publication number
JPH07159208A
JPH07159208A JP25103794A JP25103794A JPH07159208A JP H07159208 A JPH07159208 A JP H07159208A JP 25103794 A JP25103794 A JP 25103794A JP 25103794 A JP25103794 A JP 25103794A JP H07159208 A JPH07159208 A JP H07159208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
corrected
value
measured
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25103794A
Other languages
English (en)
Inventor
Manfred Koenig
ケーニッヒ マンフレート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ii Buee Kaa Les-Guraa & Konpenzatooren GmbH
Metra Energiemesstechnik GmbH
Original Assignee
Ii Buee Kaa Les-Guraa & Konpenzatooren GmbH
IWK Regler und Kompensatoren GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ii Buee Kaa Les-Guraa & Konpenzatooren GmbH, IWK Regler und Kompensatoren GmbH filed Critical Ii Buee Kaa Les-Guraa & Konpenzatooren GmbH
Publication of JPH07159208A publication Critical patent/JPH07159208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 管路の中の流体の流量Mを決定する方法と装
置が提案される。この方法において、流量数αを作動パ
ラメータたとえば絶対圧力Pabsまたは温度T、なら
びに作用圧力ΔPの測定中に反復して新たに算出する。
さらに膨張数εを作動パラメータたとえば絶対圧力Pa
bsまたは温度T、ならびに作用圧力ΔPの測定中に、
反復して新たに決定する。本発明による装置は次の特徴
を有する。即ち評価電子装置が処理ユニットを有し、該
処理ユニットに、作用圧力ΔP、絶対圧力Pabs、温
度Tに関して測定された値が導びかれ、これらから流量
数αnが決定される。膨張係数ε1も、作用圧力ΔP、
絶対圧力Pabsと温度の導びかれる処理ユニットによ
り決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管路の中の流体の流量
Mを算出する方法と装置に関する。詳細には本発明は、
管路の中の流体の流量Mを決定する方法と装置に関す
る。詳細には、流体の流量Mを、測定された作用圧力Δ
P、流体の物質値たとえば密度ρまたは粘性ηと作動パ
ラメータたとえば絶対圧力Pabsと温度Tから決定す
る形式の前記の方法に関する。さらに本発明は、流体の
流量Mを測定された作用圧力ΔP、流体の材料値たとえ
ば密度ρまたは粘性ηと作動パラメータたとえば絶対圧
力Pabsと温度Tから算出する形式の方法と装置に関
する。
【0002】
【従来技術】冒頭に述べた形式の絞り弁装置は公知であ
る。この絞り装置は、作用圧力管および作用圧力測定器
と結合されている閉回路の管路における流体たとえば液
体、気体と蒸気の流量を測定するために用いられる。決
定されるべき流量は、作用圧力ΔPと規格の絞り弁装置
のためのデータと流体とから決定される。この場合、流
量数αと膨張数εは一定であると前提されている。それ
らの値は所定の作動状態に対して算出される。そのため
温度T、絶対圧力Pabs等の変化による作動状態の変
化は、流量Mの測定の際に何ら考慮されない。その結
果、使用された絞り、ノズルまたは他の作用圧力発信器
は著しく制限された測定領域しか有していない。
【0003】
【発明の解決すべき課題】本発明の課題は、広い測定範
囲においても高い測定精度で流量Mの決定を可能にす
る、管路の中の流体の流量Mを決定する方法と装置を提
案することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明により
次のようにして解決されている。即ち冒頭に述べた方法
において、流量数αを作動パラメータたとえば絶対圧力
Pabsまたは温度T、ならびに作用圧力ΔPの測定中
に反復して新たに算出する。さらに膨張数εを作動パラ
メータたとえば絶対圧力Pabsまたは温度T、ならび
に作用圧力ΔPの測定中に、反復して新たに決定する。
本発明による装置は次の特徴を有する。即ち評価電子装
置が処理ユニットを有し、該処理ユニットに、作用圧力
ΔP、絶対圧力Pabs、温度Tに関して測定された値
が導びかれ、これらから流量数αnが決定される。膨張
係数ε1も、作用圧力ΔP、絶対圧力Pabsと温度の
導びかれる処理ユニットにより決定される。このように
して作動状態の各々の変化が、したがって流量数αなら
びに膨張数εの各々の変化が、流量Mの算出の際に考慮
される。これにより流量が著しく広い測定範囲において
高い精度で測定できる。この測定範囲はDIN1952
の定義範囲だけにしか制限されない。
【0005】流量数αならびに膨張数εの新たな測定
は、前述の作動パラメータのうちの少なくとも1つが変
化した場合に行なわれる。これにより流量ないし質流量
Mの著しく正確な測定が達せられる。
【0006】本発明によれば流量−ないし熱量測定の始
めに、管の直径D、絞り装置の開口直径d、流量数α、
膨張数ε、等方指数Kのための妥当な値ならびに変数A
を、流量Mの決定のための処理ユニットの中へ入力す
る。
【0007】これらの所定の値は、各々の作動状態ない
し、作用圧力ΔPの各々の変化を算出可能にするため
に、必要とされる。なめらかな管における通常の絞りな
いし通常のゾンデのための流量数αは、所定の管直径D
に対して、DIN1952のテーブルから取り出せる、
ないしVDI指導要綱2040による経験式を用いて決
定できる。このことは、DIN1952のテーブルから
取り出せるか、または規格において許容される開口−お
よび圧力比のための経験式を用いても測定できる(指導
要綱VDI2040)。流量数αないし膨張数εは、測
定の開始時の所定の作動点のためにだけ当てはまる。変
数Aとして配慮されるべきことは、この変数により、絞
りまたはノズルの消もう状態が補償されることである。
管の直径Dならびに開口直径dとして、所定の温度のた
めに定められた値である。
【0008】本発明によれば、作動パラメータたとえば
絶対圧力Pabsまたは温度値Tが変化した場合は、こ
れらを、ならびに測定された作用圧力値ΔPを処理ユニ
ットへ導びく。測定された温度値Tから次に開口直径d
Tないし管直径DTが決定される。さらに温度と圧力に依
存するパラメータたとえば密度ρと粘性ηは、測定され
た温度Tと測定された絶対圧力Pabsを用いて算出さ
れる。圧縮性の流体の場合は、有利に温度に依存する補
正された管直径DT、温度に依存する補正された開口直
径dT、所定の等方指数Kならびに測定された絶対圧力
Pabsは膨張数ε1の新たな決定のために用いられ
る。このようにして温度の変化だけでなく、測定された
作用圧力ΔPも考慮されるのではなく、その都度に測定
される。これにより流量測定の精度が向上される。非圧
縮性の流体が対象とされる場合は、膨張数ε1は1に等
しく設定され、膨張数ε1の算出は省略される。そのた
め非圧縮性の流体においては、作動パラメータないし作
用圧力ΔPの変化の際は流量数αだけが決定される。
【0009】本発明によれば、圧縮性の流体のために、
所定の流量数α、補正された開口直径dT、補正された
管直径DT、測定された作用圧力ΔP、補正された密度
ρ1、補正された粘性ηならびに補正された膨張数ε1
ら、レイノルズ数ReDを算出する。非圧縮性の流体の場
合はε1=1にされる。流量数αはレイノルズ数ReD
比例し、したがって所期の流量αに依存するため、この
方法によりレイノルズ数ReDは作用圧力ΔPにおける変
化(これは流量Mの変化を生ぜさせる)毎に新たに決定
される。ReDの大きさの予測は、測定の開始時に所定の
流量数αの測定のためにだけ必要とされる。これにより
測定の精度が上昇される。
【0010】本発明によれば、以後の方法ステップを簡
単化する目的で、レイノルズ数から中間値A′が求めら
れ、開口比M′が補正された開口直径dTと補正された
管直径DTから求められる。この中間値A′と開口比
M′を用いて有利に、変化された作動パラメータならび
に測定された作用圧力ΔPに対して当てはまる流量値α
nが測定される。流量値αnのこの新たな測定は、レイノ
ルズ数に関する所定の条件が充足されるまで、行なわれ
る。そのためこの方法ステップが必要とされる理由は、
流量値αnの測定のために用いられる、VDI指導要綱
2040による経験式が、所定のレイノルズ数に対して
だけ当てはまるからである。
【0011】これらの有利な全部の方法ステップの実施
後に、流量Mが公知の様に決定される。
【0012】測定の開始時に、作動パラメータたとえば
絶対圧力Pabsと温度Tが一定の場合は流量Mを、入
力された流量数α、膨張数ε1、開口直径d、測定され
た作用圧力ΔPならびに流体の密度から算出する。
【0013】測定中に作動パラメータたとえば絶対圧力
Pabsと温度Tが一定の場合は、貫流数αnまたは膨
張数ε1の新たな決定は行なわない。
【0014】本発明による装置においては、処理ユニッ
トがメモリを有し、該メモリの中に、流量値αnと膨張
数ε1の決定のために必要とされる値たとえば密度ρを
含むテーブルがファイルされている。前記のメモリがE
PROMである。このテーブルの中に所定の温度値に相
応する、非圧縮性の媒質のための密度ρの補正のための
密度値が用いられる。飽和蒸気と過熱された蒸気のため
に、密度値が圧力と温度に依存して、多項式の近似式を
用いて測定される。
【0015】流量Mの決定のためにその都度に必要とさ
れる補正された値ならびに測定された作用圧力ΔPを一
時記憶できるようにするために、処理ユニットはバッフ
ァメモリを有する。
【0016】次に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0017】
【実施例】図1に流量Mを決定するための方法ステップ
が示されている。この種の新規な決定の開始時に処理ユ
ニットに、与えられた作用圧力ΔPおよび所定の作動条
件のために前もって求められた値が、即ち管の直径D、
絞り弁装置のための開口直径d、流量数α、膨張係数
ε、等方性指数Kならびに変数Aのための値が入力され
る。変数Aとして、装置の消もう度を補なう変数が用い
られる。これらの値はVDI(ドイツ技術者協会)指導
要綱2040により決定できる。
【0018】測定中にその都度に、温度センサを用いて
測定される温度T、絶対圧力センサを用いて測定される
絶対圧力Pabs、ならびに絞り弁装置、ノズルまたは
絞りを用いて測定される作用圧力ΔPが処理ユニット
(図示されていない)へ導びかれる。温度T、絶対圧力
Pabsならびに作用圧力ΔPに関する作動条件が変化
しなかった時は、流量Mは、DIN1952に示されて
いる許容誤差内で公知の式(1)により決定される。
【0019】
【数1】
【0020】例えば作動パラメータである温度T、絶対
圧力Pabsならびに作用圧力ΔPに変化が生ずると、
膨張数εならびに流量数αの補正が行なわれる。この補
正の目的でまず最初に、温度に依存する管の直径Dなら
びに開口直径dが新たに決定される。
【0021】 ΔDT=Dβ(Δθ) (2) ΔdT=dβ(Δθ) (3) βは膨張係数を表わし、これはクロム鋼の場合は約1
8.5×10~6の値を有する。Δθは較正温度と作動温
度との温度差である。温度に依存する値を決定してか
ら、温度と絶対圧力に依存する値の算出が行なわれる。
このパラメータの決定は公知の多項式を用いて行なわれ
る。
【0022】これまでに求められた温度に依存するパラ
メータまたは温度と圧力に依存するパラメータは、処理
ユニット(図示されていない)のバッファメモリの中に
一時記憶される。密度ρ1は非圧縮性の流体の場合はテ
ーブルから決定される。このテーブルの中には各々の流
体に対して、所定の温度に所属する値が記憶されてい
る。飽和蒸気と過熱された蒸気の場合、密度ρ1は絶対
圧力Pabsと温度Tに依存して、7次の多項式を用い
て決定される。
【0023】測定された作用圧力ΔP、絶対圧力Pab
sの記憶値、ならびに管直径DTと絞り弁装置の開口直
径dTの算出値は、次の方法ステップにおいて、この作
動条件ならびに作用圧力に妥当する膨張数ε1の算出の
ために用いられる。膨張数ε1の新たな決定は、VDI
指導要綱2040ならびにDIN1952に示されてい
る経験式を用いて行なわれる。通常の絞りのための膨張
数ε1の決定のために、次の経験式が用いられる。
【0024】
【数2】
【0025】等方指数Kは蒸気に対して実質的に一定で
ある。この等方指数は作動状態における変化に適合化さ
せることもできる。膨張数ε1の新たな算出の場合、D
IN1952による絞りのための公知の条件が用いられ
る。
【0026】
【数3】
【0027】必要な注意。条件(5)が維持されない
と、膨張数ε1の正確な算出はできない。この式におい
てP2は絞りの出口の圧力、Pabsは絞りの入口の絶
対圧力を表わす。
【0028】使用される流体が非圧縮性の流体の時は、
ε1として膨張係数1が処理ユニットの中へ入力され
る。即ち補正される膨張数ε1の算出は圧縮性の流体の
ためにだけ必要とされる。何故ならば膨張数は後者の場
合は<1だからである。非圧縮性の流体の場合はその新
たな決定が省略される。
【0029】次の方法ステップにおいて一方では開口比
が式(6)により求められる。
【0030】
【数4】
【0031】他方ではこの方法ステップにおいてレイノ
ルズ数ReDが新たに決定される。レイノルズ数ReDの決
定は次の式を用いて行なわれる:
【0032】
【数5】
【0033】上述の式からわかる様にレイノルズ数ReD
の決定は、密度ρ1のための補正された値、粘性η、補
正された管直径DT、補正された開口直径dT、ならびに
圧縮性の媒質の場合は補正された膨張数ε1および測定
された作用圧力ΔPを用いて行なわれる。測定の開始時
に前もって与えられた値から、流量数αだけが、レイノ
ルズ数ReDの決定のために用いられる。流量数αはレイ
ノルズ数ReDに依存するため、式(7)によるレイノル
ズ数ReDの新たな決定として近似値が用いられる。
【0034】開口比M′は中間値として式(7)により
前もって算出されたため、次のステップにおいて式
(9)により中間値A′の算出が行なわれる。
【0035】
【数6】
【0036】この式はVDI指導要綱2040に示され
ている。この式は、規格(DIN1952)において許
容される開口比と、2×104≦ReD≦107のレイノル
ズ数に対して当てはまる。
【0037】次のステップとして真の流量係数αnの算
出が行なわれる。式(8)による中間値A′の決定と式
(6)による開口比M′の決定は、処理ユニットにおけ
る流量数αnの算出の手間をできるだけわずかに維持す
るために用いられる。流量数αnの新たな決定は、VD
I指導要綱2040に示されている経験式(9)を用い
て行なわれる: α1= 0.5960513 + 0.5213088 m2 + 0.0067226 A − 1.766438 m4 + 0.04691144 m2A1 − 0.004375047 A2 + 8.88210 m6 + 0.4540664 m4A + 0.2195073 m2A2 (9) − 19.97926 m8 − 1.031439 m6A − 0.747840 m4A2 + 17.2648484 m10 + 1.590157 m8A1 + 0.6168231 m6A2 ここに示された式は通常の絞りの場合に当てはまる。そ
の都度の作動条件に対して当てはまる流量数αnの算出
の際に、次の付帯条件(10)を充足する必要のあるこ
とを配慮すべきである。
【0038】 ReD N−ReD N-1≦100 (10) この条件(10)が充足されないと、流量数αnの決定
は式(6)から式(10)まで反復される。その目的
は、このようにして歩進的に正確な流量数αnへの近似
化が、与えられた作動条件ならびに与えられた作用圧力
ΔPの下で達せられるようにするためである。
【0039】これらの方法ステップが全部実施される
と、次にその都度に存在する作動条件ならびにその都度
に測定された作用圧力ΔPのための質流量Mの算出が行
なわれる。流量Mのその都度の新たな決定は、前述の式
(1)を用いて行なわれる。この目的で、流量数αn
膨張数ε1、開口直径dT、密度ρ1のためのその都度に
補正された値、ならびに測定された作用圧力ΔPが用い
られる。
【0040】次に再び新たに温度T、絶対圧力Pab
s、作用圧力ΔPのための測定値が処理装置へ導びかれ
る。作動パラメータの1つまたは作用圧力ΔPが変化し
た時は、膨張係数ε1ならびに流量数αnの算出が流量
Mの決定の目的で、前述の様に反復される。
【0041】さらに図1のシーケンスダイヤグラムに示
されている様に、本発明の方法は熱量測定のためにも用
いることができる。何故ならば温度と圧力に依存するエ
ンタルピhも、したがって消費されたエネルギEも決定
できるからである。出力Pならびに質量mの決定も行な
われる。そのため流量測定だけでなく、気体、蒸気およ
び液体の熱測定も高い精度で実施できる。
【0042】図2に絞り12を有する流量測定装置11
が部分的に示されている。絞り12は、直径dを有する
絞り開口13を備えている。絞りは測定リング14の中
に取り付けられている。絞り12を有する測定リング1
4は、流体16の貫流する管15において中心に位置す
る。絞り12の、流体16の流れ方向と同じ側および反
対側に、圧力取り出し開口17,18が設けられてい
る。これらの開口は作用圧力管19,20と結合されて
いる。作用圧力管19,20を介して、測定された値は
測定値発信器9へ導びかれる。測定値発信器は感圧半導
体ブリッジを有することができて、圧力信号をこれに比
例する電流信号へ変換する。
【0043】測定値発信器は絶対圧力センサまたは相対
圧力センサ(図示されていない)と接続されている。こ
の圧力センサにより絶対圧力Pabsないし相対圧力が
測定される。相対圧力は大気圧を基準として測定され
る。必要とされる絶対圧力は通常は1バールだけ高い。
さらに測定値発信器9は、流体の温度Tを測定するため
の温度センサ(図示されていない)と接続されている。
温度センサは通常は端子ヘッドならびにプランジャスリ
ーブを有する。
【0044】測定値発信器9により変換された電流信号
は測定変換器10へ転送される。この測定変換器は差圧
に比例する信号を発生する、または、平方根算出により
流量に比例する信号を発生する。差圧または作用圧力Δ
Pと絶対圧力Pabsのための電流信号は4〜20mA
である。
【0045】測定変換器10は評価電子装置(図示され
ていない)を有する。評価電子装置は処理ユニットたと
えば計算器を有し、この計算器に測定された値が導びか
れる。処理ユニットはマイクロプロセッサを有し、この
マイクロプロセッサを用いて処理ユニットは制御され
る。さらに処理ユニットはメモリたとえばEPROMを
有し、このEPROMの中へ測定曲線がテーブルの形式
で格納できる。その目的は温度に依存して密度ρを決定
するためである。その都度に流量Mの決定に必要とされ
る補正ないし測定された値の一時記憶の目的で、処理ユ
ニットはバッファメモリを有する。直列のインターフェ
ースたとえばRS232/RS485を介して、処理ユ
ニットはパソコンと接続可能である。このようにして、
測定のために必要とされる値が直接入力できる。
【0046】本発明による方法が、例えばドイツ連邦共
和国特許第2542025号公報に示されている高い分
解能の差圧変換器を有する装置を用いて実施されると、
従来は規格の作用圧力発信器たとえば絞り、規格のノズ
ルまたは規格ベンチュリノズルにより達せられなかった
測定精度と測定領域が得られる。
【0047】そのため全体的に、流量数αならびに膨張
数εの変化を連続的に補償できて、大きい測定範囲を大
きい精度で測定できる、流量測定法と装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】流量Mの決定のためのステップのダイヤグラム
図である。
【図2】絞りを有する流量測定装置の横断面図である。
【符号の説明】
11 流量測定装置 12 絞り 13 絞り開口 14 測定リング 15 管 16 流体 17,18 圧力取り出し開口 19,20 作用圧力管

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作用圧力ΔPを測定するために管路の中
    へ挿入される装置を有する絞り弁装置により管路の中の
    流体の流量Mを決定する方法であって、流体の流量M
    を、測定された作用圧力ΔP、流体の物質値と作動パラ
    メータから決定する形式の前記の方法において、流量数
    αを作動パラメータの測定中に反復して新たに決定する
    ことを特徴とする、管路の中の流体の流量Mを決定する
    方法。
  2. 【請求項2】 膨張数εを作動パラメータたとえば絶対
    圧力Pabsまたは温度T1ならびに作用圧力ΔPの測
    定中に、反復して新たに決定する、請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 作動パラメータのうちの少なくとも1つ
    が変化すると、新たな決定を行なう、請求項1又は2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 流量−ないし熱量測定の始めに、管の直
    径D、絞り装置の開口直径d、流量数α、膨張数ε、等
    方指数Kのための妥当な値ならびに変数Aを、流量Mの
    決定のために処理ユニットの中へ入力する、請求項1か
    ら3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 作動パラメータたとえば絶対圧力Pab
    sまたは温度値Tが変化した場合は、これらの変化を処
    理ユニットへ導びく、請求項1から4までのいずれか1
    項記載の方法。
  6. 【請求項6】 測定された作用圧力ΔPを処理ユニット
    へ導びく、請求項1から4までのいずれか1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 測定された温度値Tを用いて、補正され
    る開口直径dTない管直径DTを決定する、請求項5記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 測定された温度値Tと測定された絶対圧
    力値Pabsを用いて、補正される密度値ρ1を決定す
    る、請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 測定された温度値Tと測定された絶対圧
    力値Pabsを用いて、補正される粘性値ηを決定す
    る、請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 圧縮性の流体のための補正される膨張
    数ε1を、測定された作用圧力値ΔP、補正された開口
    直径dP、補正された管直径DT、入力された等方性指数
    Kおよび絶対圧力Pabsから新たに決定する、請求項
    1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 非圧縮性の流体のための膨張数ε1
    =1に設定する、請求項1から9までのいずれか1項記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 圧縮性の流体のために、入力された流
    量数α、補正された開口直径dT、補正された管直径
    T、測定された作用圧力ΔP、補正された密度ρ1、補
    正された粘性ηならびに補正された膨張数ε1からレイ
    ノルズ数ReDを決定する、請求項1から11までのいず
    れか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 非圧縮性の流体のために、入力された
    流量数α、補正された開口直径dT、補正された管直径
    T、測定された作用圧力ΔP、補正された密度ρ1、補
    正された粘性ηからレイノルズ数ReDを決定する、請求
    項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 算出されたレイノルズ数ReDを用いて
    中間値A′を求める、請求項1から4までのいずれか1
    項記載の方法。
  15. 【請求項15】 開口比M′を、開口直径dTのための
    補正された値と管直径DTのための補正された値から算
    出する、請求項7記載の方法。
  16. 【請求項16】 中間値A′と開口比M′を用いて、変
    化された作動パラメータならびに測定された作用圧力Δ
    Pに対して当てはまる流量値αnを決定する、請求項1
    4又は15記載の方法。
  17. 【請求項17】 流量値αnの算出を、レイノルズ数R
    eDに関する所定の条件が充足されるまで行なう、請求項
    16記載の方法。
  18. 【請求項18】 流量Mを、流量数αn、膨張数ε1、補
    正された開口直径dT、測定された作用圧力ΔPならび
    に補正さた密度ρ1から算出する、請求項1から17ま
    でのいずれか1項記載の方法。
  19. 【請求項19】 測定の開始時に、作動パラメータたと
    えば絶対圧力Pabsと温度Tが一定の場合は流量M
    を、入力された流量数α、膨張数ε1、開口直径d、測
    定された作用圧力ΔPならびに流体の密度から決定す
    る、請求項1から18までのいずれか1項記載の方法。
  20. 【請求項20】 測定中に作動パラメータたとえば絶対
    圧力Pabsと温度Tが一定の場合は、ならびに作用圧
    力ΔPが一定の場合は、流量数αnまたは膨張数ε1の新
    たな決定は行なわない、請求項1から19までのいずれ
    か1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 作用圧力ΔPを測定するために管路の
    中へ挿入される装置を有する絞り弁装置と、絶対圧力P
    absを装置するセンサと、圧力信号をそれに比例する
    電流信号へ変換する差圧−測定変換器と、測定過程を制
    御するための制御ユニットと、測定されたデータを評価
    するための評価電子装置と、温度センサを備えている形
    式の、管路の中の流体の流量Mを決定する装置におい
    て、評価電子装置が処理ユニットを有し、該処理ユニッ
    トに、作用圧力ΔP、絶対圧力Pabs、温度Tに関し
    て測定された値が導びかれ、これらから流量数αnが決
    定されることを特徴とする、管路の中の流体の流量Mを
    決定する装置。
  22. 【請求項22】 管路の中へ挿入される、作用圧力ΔP
    を測定する装置を有する絞り弁装置と、絶対圧力Pab
    sを装置するセンサと、圧力信号をそれに比例する電流
    信号へ変換する差圧−測定変換器と、測定過程を制御す
    るための制御ユニットと、測定されたデータを評価する
    ための評価電子装置と、温度センサを備えている形式
    の、管路の中の流体の流量Mを決定する装置において、
    評価電子装置が処理ユニットを有し、該処理ユニット
    に、作用圧力ΔP、絶対圧力Pabs、温度Tに関して
    測定された値が導びかれ、これらから膨張係数ε1が決
    定されることを特徴とする、管路の中の流体の流量Mを
    決定する装置。
  23. 【請求項23】 処理ユニットがメモリを有し、該メモ
    リの中に、流量数αnと膨張数ε1の決定のために必要と
    される値たとえば密度ρ1を含むテーブルが格納されて
    いる、請求項21又は22記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記のメモリがEPROMである、請
    求項23記載の装置。
  25. 【請求項25】 処理ユニットがバッファメモリを有
    し、該バッファメモリは、流量Mの決定にその都度に必
    要とされる補正された値、たとえば補正された開口直径
    T、補正された管直径DT、補正された膨張数ε1、補
    正された密度ρ、補正された粘性η、補正された流量
    値α、レイノルズ数ReDならびに測定された作用圧力
    ΔPを一時記憶する、請求項21又は22記載の装置。
JP25103794A 1993-10-16 1994-10-17 管路の中の流体の流量mを決定する方法と装置 Pending JPH07159208A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4335337.1 1993-10-16
DE4335337 1993-10-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07159208A true JPH07159208A (ja) 1995-06-23

Family

ID=6500329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25103794A Pending JPH07159208A (ja) 1993-10-16 1994-10-17 管路の中の流体の流量mを決定する方法と装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH07159208A (ja)
BG (1) BG98808A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005507996A (ja) * 2001-10-12 2005-03-24 ホリバ エステック,インコーポレーテッド 質量流量装置を作製および使用するためのシステム及び方法
CN102213606A (zh) * 2011-04-08 2011-10-12 中冶赛迪工程技术股份有限公司 镜像流量检测方法及虚拟流量计
JP2012507034A (ja) * 2008-10-27 2012-03-22 ローズマウント インコーポレイテッド 高速応答フロー演算付き多変数プロセス流体フロー装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005507996A (ja) * 2001-10-12 2005-03-24 ホリバ エステック,インコーポレーテッド 質量流量装置を作製および使用するためのシステム及び方法
JP2012507034A (ja) * 2008-10-27 2012-03-22 ローズマウント インコーポレイテッド 高速応答フロー演算付き多変数プロセス流体フロー装置
US8655604B2 (en) 2008-10-27 2014-02-18 Rosemount Inc. Multivariable process fluid flow device with fast response flow calculation
CN102213606A (zh) * 2011-04-08 2011-10-12 中冶赛迪工程技术股份有限公司 镜像流量检测方法及虚拟流量计

Also Published As

Publication number Publication date
BG98808A (en) 1995-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5944048A (en) Method and apparatus for detecting and controlling mass flow
US6053054A (en) Gas flow rate measurement apparatus and method
JP4020433B2 (ja) 平均ピトー管型一次要素を備えた伝送器およびその使用方法
US7186336B2 (en) Flow sensing apparatus
US6253624B1 (en) Friction flowmeter
KR20010020975A (ko) 도관을 통과하는 유체의 유량 계산 방법 및 질량 유량결정 방법
US11150121B2 (en) Monitoring of fluid flow
US6244097B1 (en) Method for measuring without combustion the heat value of fuel gas
US4489592A (en) Density monitor and method
Aumanand et al. A novel method of using a control valve for measurement and control of flow
US6732596B2 (en) Critical gas flow measurement apparatus and method
KR20030060770A (ko) 유량 측정 방법 및 장치
US5723783A (en) Acoustic displacement flowmeter
JP2021517252A (ja) 既知の密度を用いて質量流量を補償する方法
JPH07159208A (ja) 管路の中の流体の流量mを決定する方法と装置
US2703013A (en) Pneumatic control and metering system
Calcatelli et al. The IMGC-CNR flowmeter for automatic measurements of low-range gas flows
CN107764350A (zh) 质量流量测量方法和质量流量计
US6959610B1 (en) Manual purge system for instrumentation flow element tubing
US4161119A (en) Pneumatic flow measuring system
Miralles Preliminary considerations in the use of industrial sonic nozzles
Atmanand et al. A novel method of using a control valve for measurement and control of flow
Levine et al. A primary standard high vacuum calibration station for industrial applications
SU1702249A1 (ru) Способ измерени в зкости потока в трубопроводе
RU2305288C2 (ru) Устройство для измерения параметров газового потока