JPH07159080A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH07159080A
JPH07159080A JP33934893A JP33934893A JPH07159080A JP H07159080 A JPH07159080 A JP H07159080A JP 33934893 A JP33934893 A JP 33934893A JP 33934893 A JP33934893 A JP 33934893A JP H07159080 A JPH07159080 A JP H07159080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
small tank
heat exchanger
members
small
Prior art date
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Pending
Application number
JP33934893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Sasaki
憲一 佐々木
Tamayoshi Oikawa
玲伊 及川
Tomohiro Chiba
朋広 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 肉厚を増加させずにかつ複雑な型を用いるこ
となく、熱交換器のタンクを構成する。 【構成】 上下タンク1、2を複数の円管で接続した多
管式熱交換器において、上下タンク1、2の少なくとも
一方を、互いに接合された複数の小タンク部材9から構
成し、互いに隣接する小タンク部材間を、長穴10fを
介して連通させた熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車用空調
装置に用いられる熱交換器のタンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多管式熱交換器としては、例
えば図8および図9に示すようなものが知られている。
図において、31は上タンクを示しており、上タンク3
1は、円管33を接続する円管接続側の壁としての下壁
31b、円管33の接続されない円管非接続側の壁とし
ての上壁31aにより構成されている。32は下タンク
を示しており、下タンク32も上タンク31と同様、円
管接続側の壁としての上壁32a、円管非接続側の壁と
しての下壁32bにより構成されている。また、上下タ
ンク31、32内部には、図9に示すように仕切り壁3
1c、32cが配設され、各タンク内が画成されてい
る。上タンク31の下壁31bと、下タンク32の上壁
32a間には複数の円管33が接続されている。入口パ
イプ37から流入される熱媒(例えば冷媒)は、図9の
矢印で示すように熱交換器内を循環された後出口パイプ
38から流出されるように構成されている。このように
円管33内を、例えば冷媒が通され、複数の円管33を
通過する空気との間で熱交換が行われる。
【0003】上記のような装置においては、上下タンク
31、32(以下、単にタンクという。)に加わる内圧
が増大し、内圧があるレベルを越えると、フラットな1
枚の薄板から構成されているタンクが図8の2点鎖線で
示すように変形するおそれがある。特にタンクの上下壁
は内圧により変形し易い。
【0004】しかし、上記のような装置を、自動車用空
調装置の熱交換器として用いる場合、タンクには30k
g/cm2 以上の耐圧強度が要求される。
【0005】このような問題に対処すべく、タンクの上
下壁に凹凸形状をもたせたり、該壁を内厚部材で構成す
ることにより、タンクの耐圧強度を向上させる方法も考
えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにタンクの上下壁を凹凸形状にする方法では上下壁
を製作する型が複雑で高価なものになる。また上下壁を
肉厚の部材で構成したのでは、例えば、装置の軽量化の
要請に対応できなくなるおそれがある。
【0007】さらに、上記のような装置においては、冷
媒の流路を形成するために、タンク内に仕切り壁31
c、32cを配設する必要がある。該仕切り壁31c、
32cの組付けも煩雑な作業である。
【0008】本発明は、上記のような問題点に着目し、
複雑な型等を用いることなく、タンク構成部材の厚肉化
及び装置重量の増大を防止しつつ、容易にタンクの耐圧
強度の向上が可能な熱交換器を提供することを目的とす
る。
【0009】また、本発明は、タンク内への仕切り壁の
配設を容易にし、簡単に所望の冷媒流路を形成できるよ
うにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
熱交換器は、上下タンクを複数の円管で接続した多管式
熱交換器において、前記上下タンクの少なくとも一方
を、互いに接合された複数の小タンク部材から構成し、
該複数の小タンク部材の、互いに隣接する小タンク部材
間を連通させたものからなる。
【0011】この熱交換器においては、上記小タンク部
材内に容易に仕切り壁を配設できるので、熱媒体の流路
の形成も容易に行うことができる。
【0012】
【作用】上記のような装置においては、タンクは複数の
小タンク部材を接合したものから構成されている。つま
り、タンクは、小型で強固な(耐圧強度の高い)構造に
構成可能な小タンク部材の集合体として構成されている
ので、タンク全体としての耐圧強度も向上される。ま
た、互いに接合された小タンク部材間が連通されること
により、独立した複数の小タンク部材の集合体として構
成されても、一つのタンクとしての機能が確保される。
【0013】また、前記小タンク部材は、たとえば1枚
の平板の加工により形成することも可能な簡単な構造の
ものであり、複雑で高価な型を用いることなく、タンク
の構成部材が容易に製造される。従って、これら小タン
ク部材の集合体として構成されるタンクも簡単に目標と
する構造に構成できる。内部の流路形成にあっても、単
に小タンク部材に仕切り壁を設けるだけで構成可能とな
る。
【0014】
【実施例】以下に本発明の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1および図2は本発明の一実施例に係
る熱交換器を示している。図において、1は上タンクを
示している。上タンク1は後述のような複数の小タンク
部材10により構成されている。
【0015】小タンク部材10は、円管3の接続されな
い円管非接続側の壁10a、円管3の接続される円管接
続側の壁10b、及び側壁により構成されている。円管
接続側の壁10bには、円管3を挿通する穴10eが複
数穿設されている。小タンク部材10は後述の如く複数
接合されるが、両端部の小タンク部材10は、その側壁
のいずれか一方に長穴10fが穿設されており、それ以
外の小タンク部材10で互いに連通する必要のある小タ
ンク部材10には、両側壁に長穴10fが穿設されてい
る。
【0016】一部の小タンク部材10の内部には、該小
タンク部材10内を、その長手方向にみて2室に画成す
る仕切り壁11が設けられている。また、小タンク部材
10の両端はキャップ12により閉塞されている。
【0017】上記のような小タンク部材10が、白ぬき
矢印で示す外部空気の流通方向に直列に配設され、互い
に接合されている。隣接する小タンク部材10同士は、
側壁の長穴10fを介して互いに連通されている。ただ
し、後述の流路構成例に示すように、互いに連通する必
要のない部材10同士は、その間に長穴10fは設けら
れていない。このようにして、上タンク1は、複数の小
タンク部材10から構成されている。
【0018】2は下タンクを示しており、下タンク2も
上記上タンク1と同様に、複数の小タンク部材10が、
外部空気の流通方向に直列に配設され、下タンク2が構
成されている。
【0019】上下タンク1、2を構成する小タンク部材
10の円管接続側の壁10bの穴10eには、円管3が
挿通され、上下タンク1、2は円管3により互いに連通
されている。
【0020】7は入口パイプを示しており、入口パイプ
7から流入した熱媒(たとえば、冷媒)は、系内を循環
した後、出口パイプ8から外部に送り出される。
【0021】次に、上記のような装置の小タンク部材1
0の製造方法について説明する。たとえば、まずはじめ
に、図3に示すような平板20の対向する2辺に半円形
の切り込み21を設けるとともに、小タンク部材10と
なった際の側壁となる面、つまり、破線と一点鎖線には
さまれた面に長穴10fを穿設する。次に図4に示すよ
うに、平板20を破線に沿って折り曲げ、さらに一点鎖
線に沿って折り曲げ、対向する2辺に設けられた半円形
の切り込み21同士を合わせる。このようにして図5に
示すような、角筒部材22が製造される。該角筒部材2
2の両端部をキャップ12で閉塞する。
【0022】なお、仕切り壁11は、図5に示すように
角筒部材22にスリット25を形成し、スリット25に
仕切り壁11を挿入し密閉できるように接合するか、あ
るいは、仕切り壁11を角筒部材22内に挿入し内部で
部材22の内面を接合してもよく、いずれの方法でも仕
切り壁の配設が容易に行える。従って、複雑な型を用い
ることなく所望形状の小タンク部材10が簡単に構成で
きる。
【0023】また、小タンク部材10の製造方法は、上
記に限定されるものではなく、たとえば、図6に示すよ
うな断面カップ状の部材23を互いに接合(たとえばろ
う付け)して製造してもよい。
【0024】上記のような装置においては、入口パイプ
7から送入された冷媒が図7の実線矢印で示すように系
内を循環され、複数の円管3を通過する外部空気との間
で熱交換が行われる。このように冷媒が系内を循環する
につれ、上下タンク1、2(以下、単にタンクという)
に加わる内圧も増大する。
【0025】しかし、タンクは複数の小タンク部材10
から構成されている。つまりタンクの上下壁は小タンク
部材10の円管非接続側の壁10a、円管接続側の壁1
0bにより構成される。小タンク部材10の側壁は、細
かく配設された補強壁の役目を果たし、タンクの上下壁
を1枚の薄板から構成した従来装置(図8、図9)に比
べて、タンクの上下壁が強固な構造に構成され、タンク
の耐圧強度が向上される。
【0026】また、上記のような装置においては、タン
クを実質的に同一の小タンク部材10を組み合わせ、小
タンク部材10内に仕切り壁11を配設することによ
り、図7に実線矢印で示すような冷媒の流路を形成する
こともできる。
【0027】なお、上記実施例においては、上下タンク
1、2の両方を複数の小タンク部材10を連通して構成
したものを示したが、これに限定されるものではなく、
上下タンク1、2のいずれか一方を、複数の小タンク部
材を連通したもので構成しても、上述のような作用、効
果が得られる。また、小タンクの配列方向は空気の流通
方向と同一であっても同様の作用効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
によるときは、タンクを複数の小タンク部材を接合し、
互いに連通したものから構成したので、タンクが簡単で
強固な構造を有する小タンク部材の集合体として構成さ
れ、容易にタンクの耐圧強度を向上できる。
【0029】また、小タンク部材内への仕切り壁の配設
も容易に行われるので、系内の熱媒体流路の形成も簡単
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る熱交換器の斜視図であ
る。
【図2】図1の装置の小タンク部材の分解斜視図であ
る。
【図3】図1の装置の小タンク部材の製造方法を示す平
板の平面図である。
【図4】図3の平板の破線に沿って折り曲げた斜視図で
ある。
【図5】図4の部材のさらに一点鎖線に沿って折り曲げ
た斜視図である。
【図6】他の製造方法に係る小タンク部材の縦断面図で
ある。
【図7】図1の装置の冷媒の流通経路を示す透視斜視図
である。
【図8】従来の熱交換器の正面図である。
【図9】図8の装置の冷媒の流通経路を示す透視斜視図
である。
【符号の説明】
1 上タンク 2 下タンク 3 円管 7 入口パイプ 8 出口パイプ 10 小タンク部材 10a 円管非接続側の壁 10b 円管接続側の壁 10e 穴 10f 長穴 11 仕切り壁 12 キャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下タンクを複数の円管で接続した多管
    式熱交換器において、前記上下タンクの少なくとも一方
    を、互いに接合された複数の小タンク部材から構成し、
    該複数の小タンク部材の、互いに隣接する小タンク部材
    間を連通させたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記複数の小タンク部材を、熱交換用外
    部空気の流通方向、又は直角方向のいずれか一方向に並
    列に配列し接合した請求項1の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記互いに隣接する小タンク部材間が、
    各小タンク部材に設けられた長穴を介して連通している
    請求項1又は2の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記各小タンク部材が、角筒部材からな
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記小タンク部材内に、該小タンク部材
    内を画成する仕切り壁を設けた請求項1ないし4のいず
    れかに記載の熱交換器。
JP33934893A 1993-12-03 1993-12-03 熱交換器 Pending JPH07159080A (ja)

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JP33934893A JPH07159080A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 熱交換器

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JP (1) JPH07159080A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19622139A1 (de) * 1994-12-21 1997-12-04 Borsig Babcock Ag Wärmetauscher zum Kühlen von Spaltgas
JP2010019475A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Japan Climate Systems Corp 熱交換器

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DE19622139A1 (de) * 1994-12-21 1997-12-04 Borsig Babcock Ag Wärmetauscher zum Kühlen von Spaltgas
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