JPH07158124A - 均一外径を有する井戸用スクリーン - Google Patents
均一外径を有する井戸用スクリーンInfo
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- JPH07158124A JPH07158124A JP5338870A JP33887093A JPH07158124A JP H07158124 A JPH07158124 A JP H07158124A JP 5338870 A JP5338870 A JP 5338870A JP 33887093 A JP33887093 A JP 33887093A JP H07158124 A JPH07158124 A JP H07158124A
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21B—EARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B43/00—Methods or apparatus for obtaining oil, gas, water, soluble or meltable materials or a slurry of minerals from wells
- E21B43/02—Subsoil filtering
- E21B43/08—Screens or liners
- E21B43/088—Wire screens
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高傾斜井戸に挿入されるスクリーンが円滑に
進行するとともに、スクリーンと井戸穴間の空間の全域
にわたってグラベルを効率的に充填する。 【構成】 スクリーンユニットの接続部(3)の円周方
向に配置され軸方向に延長する複数のサポートロッド
(13)と、その外周に所定幅のスリット(14)をも
って巻回されたワイヤ(15)を備え、接続部(3)に
はスクリーンユニットの外側と内側との間の流体の流れ
を許容する孔(3c)を開設する。
進行するとともに、スクリーンと井戸穴間の空間の全域
にわたってグラベルを効率的に充填する。 【構成】 スクリーンユニットの接続部(3)の円周方
向に配置され軸方向に延長する複数のサポートロッド
(13)と、その外周に所定幅のスリット(14)をも
って巻回されたワイヤ(15)を備え、接続部(3)に
はスクリーンユニットの外側と内側との間の流体の流れ
を許容する孔(3c)を開設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油井戸、天然ガス井
戸、水井戸および地下汚染修復井戸用のスクリーンに関
する。
戸、水井戸および地下汚染修復井戸用のスクリーンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体やガスの生産効率を不当に制
限することなく石油井戸、天然ガス井戸、水井戸および
汚染修復井戸から生産される流体やガスから砂やその他
の固体を除去するように設計されたスクリーンや濾過装
置が数多く知られている。これらの装置はしばしばグラ
ベルおよび/または砂等の濾過補助材とともに使用され
る。これらの濾過補助材は装置内に内蔵されるかまたは
装置を包囲するようにして別個に設けられる。
限することなく石油井戸、天然ガス井戸、水井戸および
汚染修復井戸から生産される流体やガスから砂やその他
の固体を除去するように設計されたスクリーンや濾過装
置が数多く知られている。これらの装置はしばしばグラ
ベルおよび/または砂等の濾過補助材とともに使用され
る。これらの濾過補助材は装置内に内蔵されるかまたは
装置を包囲するようにして別個に設けられる。
【0003】ワイヤ巻きスクリーンとプリパックドスク
リーンは穿孔された井戸穴内で使用される装置の例であ
る。このような装置を井戸穴内に配置する以前に、井戸
穴はそのまゝにしておく場合もあり、また多数の孔を穿
ったケーシングやライナーを井戸穴に固定して設ける場
合もある。このようなスクリーンの開口部は流体に含ま
れる望ましくない固体の流入を阻止するように設計され
ている。スクリーンおよび井戸ライナーはしばしば濾過
補助材によって包囲されている。濾過補助材は通常グラ
ベルからなる。濾過補助材とともに使用される場合、ス
クリーンやライナーの開口は濾過補助材を阻止するよう
に設計され、該濾過補助材は生産される流体に含まれる
望ましくない固体を阻止するように設計されている。
リーンは穿孔された井戸穴内で使用される装置の例であ
る。このような装置を井戸穴内に配置する以前に、井戸
穴はそのまゝにしておく場合もあり、また多数の孔を穿
ったケーシングやライナーを井戸穴に固定して設ける場
合もある。このようなスクリーンの開口部は流体に含ま
れる望ましくない固体の流入を阻止するように設計され
ている。スクリーンおよび井戸ライナーはしばしば濾過
補助材によって包囲されている。濾過補助材は通常グラ
ベルからなる。濾過補助材とともに使用される場合、ス
クリーンやライナーの開口は濾過補助材を阻止するよう
に設計され、該濾過補助材は生産される流体に含まれる
望ましくない固体を阻止するように設計されている。
【0004】プリパックドスクリーン、多孔媒体濾過装
置等は濾過補助材をスクリーン内に内蔵する装置の例で
ある。これらの装置も上記と同じ目的で使用され、濾過
補助材は通常グラベルからなる。
置等は濾過補助材をスクリーン内に内蔵する装置の例で
ある。これらの装置も上記と同じ目的で使用され、濾過
補助材は通常グラベルからなる。
【0005】多重巻きスクリーンは2またはそれ以上の
ワイヤ巻層を備え、これらのワイヤ巻層は一つの装置に
おいて望ましくない固体の侵入を防ぐ多重フィルターと
して作用する。多重巻きスクリーンはしばしば井戸穴中
においてグラベルとともに使用される。
ワイヤ巻層を備え、これらのワイヤ巻層は一つの装置に
おいて望ましくない固体の侵入を防ぐ多重フィルターと
して作用する。多重巻きスクリーンはしばしば井戸穴中
においてグラベルとともに使用される。
【0006】図13に示すように、従来のスクリーンの
スクリーンユニットaは5〜10mの長さを有し、各端
部に短い長さの空白(非スクリーン)管部bを有する。
各端部においてこのような短い長さの空白管部bを設け
る目的は、(1)井戸現場においてスクリーンユニット
どうしを相互に接続する手段を提供すること、および
(2)スクリーンユニットを次々と組立てて井戸内に降
して行く時に各スクリーンユニットを井戸の頭部に保持
することを容易にすること、にある。
スクリーンユニットaは5〜10mの長さを有し、各端
部に短い長さの空白(非スクリーン)管部bを有する。
各端部においてこのような短い長さの空白管部bを設け
る目的は、(1)井戸現場においてスクリーンユニット
どうしを相互に接続する手段を提供すること、および
(2)スクリーンユニットを次々と組立てて井戸内に降
して行く時に各スクリーンユニットを井戸の頭部に保持
することを容易にすること、にある。
【0007】各スクリーンユニットの両端部の空白管部
は各スクリーンユニットを接続するために必要なネジを
設けるために充分な長さを有していなければならず、ま
たスクリーンユニットどうしを相互接続する間各スクリ
ーンユニットを井戸の頭部に吊しておく余地を残してお
くために充分な長さを有していなければならない。2本
のスクリーンユニットを相互接続したときの空白部の長
さの合計は通常0.5mないし1mである。
は各スクリーンユニットを接続するために必要なネジを
設けるために充分な長さを有していなければならず、ま
たスクリーンユニットどうしを相互接続する間各スクリ
ーンユニットを井戸の頭部に吊しておく余地を残してお
くために充分な長さを有していなければならない。2本
のスクリーンユニットを相互接続したときの空白部の長
さの合計は通常0.5mないし1mである。
【0008】複数の相互接続されたスクリーンユニット
からなるスクリーンは通常井戸穴中を流体または天然ガ
スを産出する地下フォーメーションに隣接する位置まで
降され井戸穴の中央位置に置かれる。この位置において
流体または天然ガスはスクリーンを介して半径方向に流
入する。スクリーンは好ましくない固体粒子の侵入を防
止し、流体または天然ガスがスクリーンおよびその上の
管を通って流れ地表上で採取されることを許容する。
からなるスクリーンは通常井戸穴中を流体または天然ガ
スを産出する地下フォーメーションに隣接する位置まで
降され井戸穴の中央位置に置かれる。この位置において
流体または天然ガスはスクリーンを介して半径方向に流
入する。スクリーンは好ましくない固体粒子の侵入を防
止し、流体または天然ガスがスクリーンおよびその上の
管を通って流れ地表上で採取されることを許容する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年石油井戸において
は、石油の生産効率を上げるために垂直線から45度な
いし90度傾斜した井戸穴を掘さくし、この井戸穴にス
クリーンを挿入して石油の採取を行う高傾斜井戸が増加
する傾向がある。
は、石油の生産効率を上げるために垂直線から45度な
いし90度傾斜した井戸穴を掘さくし、この井戸穴にス
クリーンを挿入して石油の採取を行う高傾斜井戸が増加
する傾向がある。
【0010】このような高傾斜井戸において従来のタイ
プのスクリーンを設置する場合の問題点の一つは、スク
リーンを井戸穴中に挿入する場合にスクリーンが垂直井
戸穴におけるように井戸穴の中央位置に置かれず、スク
リーンの一面が井戸穴の底壁面に接触しながら挿入され
ることである。したがって、たとえば水平方向に延長す
る井戸穴を示す図14に示すように、井戸穴w中をX方
向に進行するスクリーンSのスクリーン部dの進行方向
下端縁と各空白管部bのネジを切ったカップリングeの
進行方向の下端縁が井戸穴wの底壁面fの土をかき上げ
るために、これらスクリーン部dの下端縁と空白管部の
カップリングeの前方にかき上げられた土砂gが堆積
し、この堆積土砂gによる土圧のためにスクリーンのX
方向への進行が妨げられるという困難を生じる。
プのスクリーンを設置する場合の問題点の一つは、スク
リーンを井戸穴中に挿入する場合にスクリーンが垂直井
戸穴におけるように井戸穴の中央位置に置かれず、スク
リーンの一面が井戸穴の底壁面に接触しながら挿入され
ることである。したがって、たとえば水平方向に延長す
る井戸穴を示す図14に示すように、井戸穴w中をX方
向に進行するスクリーンSのスクリーン部dの進行方向
下端縁と各空白管部bのネジを切ったカップリングeの
進行方向の下端縁が井戸穴wの底壁面fの土をかき上げ
るために、これらスクリーン部dの下端縁と空白管部の
カップリングeの前方にかき上げられた土砂gが堆積
し、この堆積土砂gによる土圧のためにスクリーンのX
方向への進行が妨げられるという困難を生じる。
【0011】高傾斜井戸における他の問題点は、スクリ
ーン中の空白部の存在によりグラベル充填が不均一とな
ることである。
ーン中の空白部の存在によりグラベル充填が不均一とな
ることである。
【0012】グラベルは通常グラベルを運ぶ流体がスク
リーンを通って循環する場所においてスクリーンと井戸
穴の間の空間内に最大限にきっちりと詰められる。した
がって、スクリーンの空白管部bにおいてはグラベルを
スクリーン部分ほどきっちりと詰めることはできない。
垂直井戸においては、それでも重力によりグラベルは空
白管部b周囲においてもある程度充填されるが、高傾斜
井戸においては図15に示すように、グラベルhは重力
により井戸穴wの下側に移動し空白管部bの周囲を充填
することができないので、図示のように空白部bの附近
においてグラベルの未充填空間iを生じる。
リーンを通って循環する場所においてスクリーンと井戸
穴の間の空間内に最大限にきっちりと詰められる。した
がって、スクリーンの空白管部bにおいてはグラベルを
スクリーン部分ほどきっちりと詰めることはできない。
垂直井戸においては、それでも重力によりグラベルは空
白管部b周囲においてもある程度充填されるが、高傾斜
井戸においては図15に示すように、グラベルhは重力
により井戸穴wの下側に移動し空白管部bの周囲を充填
することができないので、図示のように空白部bの附近
においてグラベルの未充填空間iを生じる。
【0013】したがって、井戸が生産を開始すると、ス
クリーンと井戸穴間の空間内のグラベルは移動したり落
込むことがあり、その結果グラベルが充填されていない
空間領域が形成されることがある。グラベルがきっちり
と詰まっていない空間領域は固まっていない砂層からの
好ましくない砂その他の固体が井戸穴中に侵入し、スク
リーンを腐蝕させ、またスクリーンの開口部を目詰りさ
せたり、井戸穴の内部を好ましくない固体で充填させる
砂等の流路を形成する。
クリーンと井戸穴間の空間内のグラベルは移動したり落
込むことがあり、その結果グラベルが充填されていない
空間領域が形成されることがある。グラベルがきっちり
と詰まっていない空間領域は固まっていない砂層からの
好ましくない砂その他の固体が井戸穴中に侵入し、スク
リーンを腐蝕させ、またスクリーンの開口部を目詰りさ
せたり、井戸穴の内部を好ましくない固体で充填させる
砂等の流路を形成する。
【0014】「井戸のグラベル充填方法」と題する米国
特許第4,945,991号公報には、グラベルを含有
する流体がスクリーンと井戸穴間の空間中の空隙すなわ
ち未充填領域内に流入しこれを充填するための流路を提
供するために、スクリーンの外側においてスクリーンの
全長にわたって長手方向にほぼ長方形の複数穿孔シャン
ト管を取付け、相互に結合される各スクリーン部分の長
さごとにこれらシャント管を相互に結合してなるスクリ
ーンが記載されている。この装置によれば、グラベルお
よび流体スラリーはスラリー附近またはスクリーン上方
の複数の流路に入りこの流路を通った後スクリーンと井
戸穴間の空間および前記取付けられた1または複数の穿
孔シャント管の双方を通下することができる。穿孔シャ
ント管中のスラリーの脱水は、シャント管に穿たれた制
限された面積の複数の孔の組合せとスクリーンと井戸穴
間の空間中のグラベルスラリーの流下によって抑止され
る。したがって、穿孔シャント管中のグラベルスラリー
は、それがグラベルが欠けているか充分に充填されてい
ないスクリーンと井戸穴間の空間の部分近くに到達する
まで脱水するおそれが少く、シャント管を通って連続的
に流れ、次いでグラベル充填が不充分な空間中に流出す
る。
特許第4,945,991号公報には、グラベルを含有
する流体がスクリーンと井戸穴間の空間中の空隙すなわ
ち未充填領域内に流入しこれを充填するための流路を提
供するために、スクリーンの外側においてスクリーンの
全長にわたって長手方向にほぼ長方形の複数穿孔シャン
ト管を取付け、相互に結合される各スクリーン部分の長
さごとにこれらシャント管を相互に結合してなるスクリ
ーンが記載されている。この装置によれば、グラベルお
よび流体スラリーはスラリー附近またはスクリーン上方
の複数の流路に入りこの流路を通った後スクリーンと井
戸穴間の空間および前記取付けられた1または複数の穿
孔シャント管の双方を通下することができる。穿孔シャ
ント管中のスラリーの脱水は、シャント管に穿たれた制
限された面積の複数の孔の組合せとスクリーンと井戸穴
間の空間中のグラベルスラリーの流下によって抑止され
る。したがって、穿孔シャント管中のグラベルスラリー
は、それがグラベルが欠けているか充分に充填されてい
ないスクリーンと井戸穴間の空間の部分近くに到達する
まで脱水するおそれが少く、シャント管を通って連続的
に流れ、次いでグラベル充填が不充分な空間中に流出す
る。
【0015】上記米国特許第4,945,991号記載
の装置の問題点は、各スクリ−ンユニットの両端の空白
部は、グラベル充填の間または井戸が生産を開始した後
に流体が流入することができるスクリーンを備えていな
いことである。
の装置の問題点は、各スクリ−ンユニットの両端の空白
部は、グラベル充填の間または井戸が生産を開始した後
に流体が流入することができるスクリーンを備えていな
いことである。
【0016】本発明の第1の目的は、複数のスクリーン
ユニットを縦続接続してなる高傾斜井戸用スクリーンに
おいて、進行するスクリーンの下端部が井戸穴の底壁面
の土砂を掘さくすることにより、スクリーンの接続部に
土砂が堆積することを防止することができる高傾斜井戸
用スクリーンを提供することにある。
ユニットを縦続接続してなる高傾斜井戸用スクリーンに
おいて、進行するスクリーンの下端部が井戸穴の底壁面
の土砂を掘さくすることにより、スクリーンの接続部に
土砂が堆積することを防止することができる高傾斜井戸
用スクリーンを提供することにある。
【0017】本発明の第2の目的は、スクリーンと井戸
穴間の空間の全域にわたってグラベルを効率的に充填す
ることができる井戸用スクリーンを提供することにあ
る。
穴間の空間の全域にわたってグラベルを効率的に充填す
ることができる井戸用スクリーンを提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決する手段および作用】上記本発明の目的を
達成する井戸用スクリーンは、少くとも1端部に円筒状
の接続部を有し、該接続部以外の部分の円周方向に所定
間隔で配置され軸方向に延長する複数のサポートロッド
と、該サポートロッドの外周に所定幅のスリットを形成
するように巻回されたワイヤとを備えるスクリーンユニ
ットを複数本接続してなる井戸用スクリーンにおいて、
2本のスクリーンユニットの隣接する各接続部の周囲
に、該接続部の外径を該接続部以外の部分の外径と実質
的に等しくする外径均等手段を設けたことを特徴とす
る。
達成する井戸用スクリーンは、少くとも1端部に円筒状
の接続部を有し、該接続部以外の部分の円周方向に所定
間隔で配置され軸方向に延長する複数のサポートロッド
と、該サポートロッドの外周に所定幅のスリットを形成
するように巻回されたワイヤとを備えるスクリーンユニ
ットを複数本接続してなる井戸用スクリーンにおいて、
2本のスクリーンユニットの隣接する各接続部の周囲
に、該接続部の外径を該接続部以外の部分の外径と実質
的に等しくする外径均等手段を設けたことを特徴とす
る。
【0019】なお、本明細書において、「接続部」と
は、隣接するスクリーンユニットとの接続のためにスク
リーンユニットの端部に設けられたネジを切られた管部
およびこの管部に隣接する部分であって従来スクリーン
ユニットを井戸の頭部に吊しておくために設けられてい
る空白管部を意味する。
は、隣接するスクリーンユニットとの接続のためにスク
リーンユニットの端部に設けられたネジを切られた管部
およびこの管部に隣接する部分であって従来スクリーン
ユニットを井戸の頭部に吊しておくために設けられてい
る空白管部を意味する。
【0020】本発明によれば、隣接するスクリーンユニ
ットの各接続部の周囲に接続部の外径を接続部以外の部
分の外径と実質的に等しくする外径均等化手段を設ける
ことにより、各隣接するスクリーンユニットは連続して
面一となり、接続部において段差が生じないので、スク
リーンを高傾斜井戸に挿入する際に、進行するスクリー
ンの下端部が井戸穴の底壁面の土砂を掘さくすることが
なく、スクリーンの接続部に土砂が堆積することを防止
することができる。
ットの各接続部の周囲に接続部の外径を接続部以外の部
分の外径と実質的に等しくする外径均等化手段を設ける
ことにより、各隣接するスクリーンユニットは連続して
面一となり、接続部において段差が生じないので、スク
リーンを高傾斜井戸に挿入する際に、進行するスクリー
ンの下端部が井戸穴の底壁面の土砂を掘さくすることが
なく、スクリーンの接続部に土砂が堆積することを防止
することができる。
【0021】本発明の一側面においては、該外径均等化
手段は、該複数本のスクリーンユニットの中の少くとも
1本の少なくとも1つの接続部の円周方向に所定間隔で
配置され軸方向に延長する複数のサポートロッドと、こ
れらサポートロッドの外周に所定幅のスリットを形成す
るように巻回されたワイヤとを備え、該接続部には該ワ
イヤのスリットを介して該スクリーンユニットの外側と
内側との間の流体の流れを許容する孔が形成される。こ
の構成によりスクリーン中に空白部が存在しないので、
グラベルが充填されない空間領域が形成されるおそれが
なく、スクリーンと井戸穴間の空間の全域にわたってグ
ラベルを効率的に充填することができる。
手段は、該複数本のスクリーンユニットの中の少くとも
1本の少なくとも1つの接続部の円周方向に所定間隔で
配置され軸方向に延長する複数のサポートロッドと、こ
れらサポートロッドの外周に所定幅のスリットを形成す
るように巻回されたワイヤとを備え、該接続部には該ワ
イヤのスリットを介して該スクリーンユニットの外側と
内側との間の流体の流れを許容する孔が形成される。こ
の構成によりスクリーン中に空白部が存在しないので、
グラベルが充填されない空間領域が形成されるおそれが
なく、スクリーンと井戸穴間の空間の全域にわたってグ
ラベルを効率的に充填することができる。
【0022】さらに、本発明によれば、スクリーンユニ
ットの接続部に配置されたサポートロッドとワイヤから
なるスクリーンおよび接続部に形成された孔を介してス
クリーンユニットの外側から内側へ流体が流れるので、
従来流体の取入れに使用されなかったスクリーンユニッ
トの接続部からの流体の取入れが可能となり、スクリー
ンの潜在的生産能力を増大し、井戸からの流体の生産性
を向上させることができる。
ットの接続部に配置されたサポートロッドとワイヤから
なるスクリーンおよび接続部に形成された孔を介してス
クリーンユニットの外側から内側へ流体が流れるので、
従来流体の取入れに使用されなかったスクリーンユニッ
トの接続部からの流体の取入れが可能となり、スクリー
ンの潜在的生産能力を増大し、井戸からの流体の生産性
を向上させることができる。
【0023】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明の実施例に
ついて説明する。図1〜図7は本発明にかかる井戸用ス
クリーンの1実施例を示すもので、図1はスクリーンの
接続部を示す部分断面図、図2はスクリーンの一部を示
す側面図、図3は接続部に配置されたスクリーンジャケ
ットの一部を示す斜視図、図4はスクリーンジャケット
の2つのスクリーン部分をヒンジ結合した状態を示す斜
視図、図5および図6はスクリーンジャケットの他の結
合例を示す部分断面図、図7はサポートロッドとワイヤ
の配置状態を示す部分斜視図である。この実施例におい
ては、外径均等化手段は、接続部に配置された複数のサ
ポートロッドとこれらのサポートロッドに巻回されたワ
イヤが円周方向に分割された複数のスクリーン部分から
なるスクリーンジャケットとして構成されている。
ついて説明する。図1〜図7は本発明にかかる井戸用ス
クリーンの1実施例を示すもので、図1はスクリーンの
接続部を示す部分断面図、図2はスクリーンの一部を示
す側面図、図3は接続部に配置されたスクリーンジャケ
ットの一部を示す斜視図、図4はスクリーンジャケット
の2つのスクリーン部分をヒンジ結合した状態を示す斜
視図、図5および図6はスクリーンジャケットの他の結
合例を示す部分断面図、図7はサポートロッドとワイヤ
の配置状態を示す部分斜視図である。この実施例におい
ては、外径均等化手段は、接続部に配置された複数のサ
ポートロッドとこれらのサポートロッドに巻回されたワ
イヤが円周方向に分割された複数のスクリーン部分から
なるスクリーンジャケットとして構成されている。
【0024】井戸用スクリーン1は複数本のスクリーン
ユニット2を縦続接続してなるもので、各スクリーンユ
ニット2は両端の接続部3と該接続部3の間のスクリー
ン部4からなる。
ユニット2を縦続接続してなるもので、各スクリーンユ
ニット2は両端の接続部3と該接続部3の間のスクリー
ン部4からなる。
【0025】本実施例においては、各スクリーンユニッ
ト2のスクリーン部4は所定の間隔で形成された複数の
流体取入用の貫通孔5aが穿設されたパイプ5と、その
外周に円周方向に所定間隔で配置されスクリーン1の軸
方向に延長する複数のサポートロッド6と、これらのサ
ポートロッド6の外周に所定幅のスリット7を形成する
ように巻回されたウエッジワイヤ等のワイヤ8とを備え
ている。
ト2のスクリーン部4は所定の間隔で形成された複数の
流体取入用の貫通孔5aが穿設されたパイプ5と、その
外周に円周方向に所定間隔で配置されスクリーン1の軸
方向に延長する複数のサポートロッド6と、これらのサ
ポートロッド6の外周に所定幅のスリット7を形成する
ように巻回されたウエッジワイヤ等のワイヤ8とを備え
ている。
【0026】サポートロッド6は、図7に示すように、
スクリーンの半径方向に所定の高さhを有する板状の部
材からなり、そのワイヤ8と接する端部はほぼ3角形状
の断面形状を有しワイヤ8はサポートロッド6との各交
差点においてサポートロッド6に溶接されている。
スクリーンの半径方向に所定の高さhを有する板状の部
材からなり、そのワイヤ8と接する端部はほぼ3角形状
の断面形状を有しワイヤ8はサポートロッド6との各交
差点においてサポートロッド6に溶接されている。
【0027】本実施例において、接続部3はスクリーン
部4のパイプ5を同一径を保ったまゝ延長することによ
って形成されており、スクリーンユニットの一端部の接
続部にオネジ3aが他端部の接続部にメネジ3bが形成
され、相互接続される2本のスクリーンユニット2,2
の対応するオネジ3aとメネジ3bとを螺合させること
により、スクリーンユニット2,2が相互に接続される
ようになっている。
部4のパイプ5を同一径を保ったまゝ延長することによ
って形成されており、スクリーンユニットの一端部の接
続部にオネジ3aが他端部の接続部にメネジ3bが形成
され、相互接続される2本のスクリーンユニット2,2
の対応するオネジ3aとメネジ3bとを螺合させること
により、スクリーンユニット2,2が相互に接続される
ようになっている。
【0028】この接続部3の周囲には図3に示すような
2つの断面半円形のスクリーン部分9a,9bからなる
スクリーンジャケット9が相互接続された接続部3を包
囲するようにして配置されている。これらスクリーン部
分9a,9bは、それぞれ軸方向の両端部の半円形フラ
ンジ10,10と円周方向の両端部の直線状フレーム1
1,11からなる枠体12と、この枠体12に溶接さ
れ、円周方向に所定間隔で配置され軸方向に延長する複
数のサポートロッド13と、これらのサポートロッド1
3の外周に所定幅のスリット14を形成するようにして
巻回されたワイヤ15からなるものである。
2つの断面半円形のスクリーン部分9a,9bからなる
スクリーンジャケット9が相互接続された接続部3を包
囲するようにして配置されている。これらスクリーン部
分9a,9bは、それぞれ軸方向の両端部の半円形フラ
ンジ10,10と円周方向の両端部の直線状フレーム1
1,11からなる枠体12と、この枠体12に溶接さ
れ、円周方向に所定間隔で配置され軸方向に延長する複
数のサポートロッド13と、これらのサポートロッド1
3の外周に所定幅のスリット14を形成するようにして
巻回されたワイヤ15からなるものである。
【0029】接続部3には貫通孔3cが開設されてお
り、ワイヤ15のスリット14を介してスクリーンユニ
ット2の接続部3における外側と内側間の流体の流れを
許容するようになっている。
り、ワイヤ15のスリット14を介してスクリーンユニ
ット2の接続部3における外側と内側間の流体の流れを
許容するようになっている。
【0030】このスクリーン1を施工するには、井戸穴
中に吊された先行するスクリーンユニット2の上端の接
続部3と後続のスクリーンユニット2の下端の接続部3
とを螺合させた後、スクリーンジャケット9のスクリー
ン部分9a,9bを接続部3にかぶせてスクリーン部分
9a,9bをその直線状フレーム11において相互に溶
接するとともに、半円形フランジ10において隣接する
スクリーン部4のフランジ16に溶接することによりス
クリーンジャケット9を外部からの砂等の侵入に対して
シールする。
中に吊された先行するスクリーンユニット2の上端の接
続部3と後続のスクリーンユニット2の下端の接続部3
とを螺合させた後、スクリーンジャケット9のスクリー
ン部分9a,9bを接続部3にかぶせてスクリーン部分
9a,9bをその直線状フレーム11において相互に溶
接するとともに、半円形フランジ10において隣接する
スクリーン部4のフランジ16に溶接することによりス
クリーンジャケット9を外部からの砂等の侵入に対して
シールする。
【0031】図4は2分割されたスクリーンジャケット
9の他の結合方法を示す図である。この例では2つのス
クリーン部分9a,9bは円周方向の一端部がヒンジ1
7によって相互に連結されており開閉自在な構造となっ
ている。なお以下の各図に示す実施例において図1の実
施例と同一構成要素は同一符号で示し、その説明を省略
する。
9の他の結合方法を示す図である。この例では2つのス
クリーン部分9a,9bは円周方向の一端部がヒンジ1
7によって相互に連結されており開閉自在な構造となっ
ている。なお以下の各図に示す実施例において図1の実
施例と同一構成要素は同一符号で示し、その説明を省略
する。
【0032】また2つのスクリーン部分9a,9bは直
線状フレーム11において相互にボルト止めすることに
よって連結してもよい。
線状フレーム11において相互にボルト止めすることに
よって連結してもよい。
【0033】図5は接続部3のスクリーンジャケット9
の他のシール方法を示す。この例においてはスクリーン
ジャケット9のスクリーン部分9a,9bのフランジ1
0とスクリーン部4のフランジ16との間に間隙を設け
この間隙にゴム、シーラント等のシール材18を充填さ
せることによりスクリーンジャケットを外部からシール
している。
の他のシール方法を示す。この例においてはスクリーン
ジャケット9のスクリーン部分9a,9bのフランジ1
0とスクリーン部4のフランジ16との間に間隙を設け
この間隙にゴム、シーラント等のシール材18を充填さ
せることによりスクリーンジャケットを外部からシール
している。
【0034】図6は接続部3のスクリーンジャケット9
の他のシール方法を示すもので、スクリーン部分9a,
9bのフランジ10とスクリーン部4のフランジ16と
を密着させ、その上から鋼製バンド19を環状にかぶせ
てボルトナット等の図示しない公知の緊締手段によって
緊締することによってスクリーンジャケットを外部から
シールしている。
の他のシール方法を示すもので、スクリーン部分9a,
9bのフランジ10とスクリーン部4のフランジ16と
を密着させ、その上から鋼製バンド19を環状にかぶせ
てボルトナット等の図示しない公知の緊締手段によって
緊締することによってスクリーンジャケットを外部から
シールしている。
【0035】図1〜7に示す実施例においてはスクリー
ンユニットの接続部に配置された複数のサポートロッド
とこれらのサポートロッドに巻回されたワイヤは円周方
向に分割された複数のスクリーン部分からなるスクリー
ンユニットとして構成されているが、これらサポートロ
ッドやワイヤを複数の部分に分割されない単一の円筒状
のスクリーンジャケットとして構成し、このスクリーン
ジャケットを2つのスクリーンユニットの隣接する接続
部にスリップオンすることによって嵌合するようにして
もよい。この場合もこのスクリーンジャケットと隣接す
るスクリーン部との間の間隙はOリングまたはシーラン
トでシールすることが望ましい。図8は本発明にかかる
井戸用スクリーンの他の実施例を示す部分断面図であ
る。
ンユニットの接続部に配置された複数のサポートロッド
とこれらのサポートロッドに巻回されたワイヤは円周方
向に分割された複数のスクリーン部分からなるスクリー
ンユニットとして構成されているが、これらサポートロ
ッドやワイヤを複数の部分に分割されない単一の円筒状
のスクリーンジャケットとして構成し、このスクリーン
ジャケットを2つのスクリーンユニットの隣接する接続
部にスリップオンすることによって嵌合するようにして
もよい。この場合もこのスクリーンジャケットと隣接す
るスクリーン部との間の間隙はOリングまたはシーラン
トでシールすることが望ましい。図8は本発明にかかる
井戸用スクリーンの他の実施例を示す部分断面図であ
る。
【0036】この実施例においては、上側のスクリーン
ユニット30の接続部33に配置された複数のサポート
ロッド36と、これらのサポートロッド36に巻回され
たワイヤ38は該接続部33以外の部分すなわちスクリ
ーン部34に配置された複数のサポートロッド36とこ
れらのサポートロッド36に巻回されたワイヤ38を該
接続部33の外周上に一体的にかつ連続して接続部33
の末端まで延長してなるものである。また接続部33の
パイプには流体取入用の貫通孔33cが形成されてい
る。
ユニット30の接続部33に配置された複数のサポート
ロッド36と、これらのサポートロッド36に巻回され
たワイヤ38は該接続部33以外の部分すなわちスクリ
ーン部34に配置された複数のサポートロッド36とこ
れらのサポートロッド36に巻回されたワイヤ38を該
接続部33の外周上に一体的にかつ連続して接続部33
の末端まで延長してなるものである。また接続部33の
パイプには流体取入用の貫通孔33cが形成されてい
る。
【0037】一端部が上記の構造を有するこのスクリー
ンユニット30の他端部は図8中下側のスクリーンユニ
ット30に示されるようにスクリーン部34に隣接する
接続部31上にはサポートロッドおよびスクリーンワイ
ヤが存在せず、流体取入用の貫通孔も形成されていな
い。
ンユニット30の他端部は図8中下側のスクリーンユニ
ット30に示されるようにスクリーン部34に隣接する
接続部31上にはサポートロッドおよびスクリーンワイ
ヤが存在せず、流体取入用の貫通孔も形成されていな
い。
【0038】この接続部31にはこのスクリーンユニッ
ト30を井戸の頂部周縁に吊下げる支持部材を挿入する
ための1対の貫通孔31bが径方向に対向して形成され
ている。
ト30を井戸の頂部周縁に吊下げる支持部材を挿入する
ための1対の貫通孔31bが径方向に対向して形成され
ている。
【0039】このスクリーンを施工する場合は、図示の
ように下側のスクリーンユニット30の接続部31の貫
通孔31bに支持部材40を挿入しておき、支持部材4
0を井戸の頂部周縁にさし渡すようにしてスクリーンユ
ニット30を井戸孔中に吊下げる。
ように下側のスクリーンユニット30の接続部31の貫
通孔31bに支持部材40を挿入しておき、支持部材4
0を井戸の頂部周縁にさし渡すようにしてスクリーンユ
ニット30を井戸孔中に吊下げる。
【0040】次に上側のスクリーンユニット30のフラ
ンジ37が図中点線の位置に来るまで上側のスクリーン
ユニット30のオネジ33aを下側のスクリーンユニッ
ト30のメネジ31aを螺合させた後支持部材40を貫
通孔31bから引抜き、貫通孔31bを含むフランジ3
7,38間の間隙をシーラントでおおう等の方法により
シールする。
ンジ37が図中点線の位置に来るまで上側のスクリーン
ユニット30のオネジ33aを下側のスクリーンユニッ
ト30のメネジ31aを螺合させた後支持部材40を貫
通孔31bから引抜き、貫通孔31bを含むフランジ3
7,38間の間隙をシーラントでおおう等の方法により
シールする。
【0041】図9〜図12は本発明にかかる井戸用スク
リーンの他の実施例を示すもので、図9はスクリーンの
接続部を一部斜視図で示す図、図10は接続部に配置さ
れるカバープレートを示す斜視図、図11はカバープレ
ートを装着した状態を示す図、図12はスクリーンの接
続部を示す部分断面図である。この実施例においては、
外径均等化手段は、円筒方向に分割された複数の部分か
らなり、接続部に取付けた時の外径が該接続部以外の部
分の外径と実質的に等しい円筒状のカバープレートから
なるものである。なお、図9〜図12の実施例におい
て、図1〜8の各実施例と同一構成要素は同一符号で示
し、その説明を省略する。
リーンの他の実施例を示すもので、図9はスクリーンの
接続部を一部斜視図で示す図、図10は接続部に配置さ
れるカバープレートを示す斜視図、図11はカバープレ
ートを装着した状態を示す図、図12はスクリーンの接
続部を示す部分断面図である。この実施例においては、
外径均等化手段は、円筒方向に分割された複数の部分か
らなり、接続部に取付けた時の外径が該接続部以外の部
分の外径と実質的に等しい円筒状のカバープレートから
なるものである。なお、図9〜図12の実施例におい
て、図1〜8の各実施例と同一構成要素は同一符号で示
し、その説明を省略する。
【0042】この実施例においては、各スクリーンユニ
ット2の一方の接続部3には内側にメネジ50aが形成
された拡径カップリング50が設けられ他方の接続部に
は隣接するスクリーンユニットの拡径カップリング50
に螺合するオネジ51が形成されている。
ット2の一方の接続部3には内側にメネジ50aが形成
された拡径カップリング50が設けられ他方の接続部に
は隣接するスクリーンユニットの拡径カップリング50
に螺合するオネジ51が形成されている。
【0043】相互接続された接続部3,3の周囲にはヒ
ンジ54により相互にヒンジ結合された2つの断面半円
形のプレート部分53a,53bからなる円筒状カバー
プレート53,53が接続部3,3を包囲するように配
置されている。各カバープレート53には両端部にネジ
挿通孔55が設けられており、また接続部3のパイプ5
の対応する箇所にはネジ穴56(図12)が形成されて
いる。接続部3,3に円筒状カバープレート53,53
を配置した後ネジ57をネジ挿通孔55を介してネジ孔
56にねじ込むことにより、カバープレート53,53
を接続部3のパイプ5に固定する。
ンジ54により相互にヒンジ結合された2つの断面半円
形のプレート部分53a,53bからなる円筒状カバー
プレート53,53が接続部3,3を包囲するように配
置されている。各カバープレート53には両端部にネジ
挿通孔55が設けられており、また接続部3のパイプ5
の対応する箇所にはネジ穴56(図12)が形成されて
いる。接続部3,3に円筒状カバープレート53,53
を配置した後ネジ57をネジ挿通孔55を介してネジ孔
56にねじ込むことにより、カバープレート53,53
を接続部3のパイプ5に固定する。
【0044】円筒状カバープレート53の接続部におけ
る固定方法は上記の方法に限らず、図1〜図7の実施例
について述べたスクリーンジャケットの各種固定方法を
採用することができる。
る固定方法は上記の方法に限らず、図1〜図7の実施例
について述べたスクリーンジャケットの各種固定方法を
採用することができる。
【0045】図16は本発明のスクリーンの他の実施例
を示す部分断面図である。図16において図1の実施例
と同一の構成要素は同一符号で示し、その説明を省略す
る。
を示す部分断面図である。図16において図1の実施例
と同一の構成要素は同一符号で示し、その説明を省略す
る。
【0046】この実施例においては、各スクリーンユニ
ット2の接続部3の周囲には外径均等化手段を形成する
円筒状のカバープレート60,61が接続部3を包囲す
るようにして複数のサポートロッド6の端部外側に溶接
されており、カバープレート60,61は両接続部3,
3が相互に接続されたとき、一方のカバープレート60
の外表面が他方のカバープレート61の内表面の内側に
位置するような位置関係には配置されている。この実施
例においては、一方の接続部3を回転させながら他方の
接続部3に螺合させると、カバープレート60,61の
うち回転する接続部3の側のカバープレートが回転しな
がら他方のカバープレートに摺接し、図示のように各ス
クリーンユニットが連続して面一となる構造を形成す
る。なお、カバープレート60,61をそれぞれ円筒状
のスクリーンによって置換し、接続部3,3に貫通孔を
設けるようにしても良い。また、カバープレート61の
内表面とカバープレート60の外表面は密接に嵌合する
構造に限らず、両者間に間隙を設けてもよい。
ット2の接続部3の周囲には外径均等化手段を形成する
円筒状のカバープレート60,61が接続部3を包囲す
るようにして複数のサポートロッド6の端部外側に溶接
されており、カバープレート60,61は両接続部3,
3が相互に接続されたとき、一方のカバープレート60
の外表面が他方のカバープレート61の内表面の内側に
位置するような位置関係には配置されている。この実施
例においては、一方の接続部3を回転させながら他方の
接続部3に螺合させると、カバープレート60,61の
うち回転する接続部3の側のカバープレートが回転しな
がら他方のカバープレートに摺接し、図示のように各ス
クリーンユニットが連続して面一となる構造を形成す
る。なお、カバープレート60,61をそれぞれ円筒状
のスクリーンによって置換し、接続部3,3に貫通孔を
設けるようにしても良い。また、カバープレート61の
内表面とカバープレート60の外表面は密接に嵌合する
構造に限らず、両者間に間隙を設けてもよい。
【0047】本発明は上記各実施例に示される穴明きパ
イプをベースとするスクリーンの他、米国特許第4,7
71,829号に開示される選択的隔離スクリーンにも
適用することができる。またベース部材としては穴明き
パイプの他、米国特許第4,657,079号に開示さ
れるような、スクリーンの軸方向に延長するらせん状の
ワイヤまたはスクリーンの軸方向に所定間隔で並設され
た複数のリングを使用してもよい。また本発明は、米国
特許第4,945,991号に開示されるシャント管を
備えたスクリーン、特開平5年第44386号公報記載
の2重筒スクリーンその他あらゆる種類の井戸用スクリ
ーンに適用することが可能である。
イプをベースとするスクリーンの他、米国特許第4,7
71,829号に開示される選択的隔離スクリーンにも
適用することができる。またベース部材としては穴明き
パイプの他、米国特許第4,657,079号に開示さ
れるような、スクリーンの軸方向に延長するらせん状の
ワイヤまたはスクリーンの軸方向に所定間隔で並設され
た複数のリングを使用してもよい。また本発明は、米国
特許第4,945,991号に開示されるシャント管を
備えたスクリーン、特開平5年第44386号公報記載
の2重筒スクリーンその他あらゆる種類の井戸用スクリ
ーンに適用することが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、隣
接するスクリーンユニットの各接続部の周囲に接続部の
外径を接続部以外の部分の外径と実質的に等しくする外
径均等化手段を設けることにより、各隣接するスクリー
ンユニットは連続して面一となり、接続部において段差
が生じないので、スクリーンを高傾斜井戸に挿入する際
に、進行するスクリーンの下端部が井戸穴の底壁面の土
砂を掘さくすることがなく、スクリーンの接続部に土砂
が堆積することを防止することができる。
接するスクリーンユニットの各接続部の周囲に接続部の
外径を接続部以外の部分の外径と実質的に等しくする外
径均等化手段を設けることにより、各隣接するスクリー
ンユニットは連続して面一となり、接続部において段差
が生じないので、スクリーンを高傾斜井戸に挿入する際
に、進行するスクリーンの下端部が井戸穴の底壁面の土
砂を掘さくすることがなく、スクリーンの接続部に土砂
が堆積することを防止することができる。
【0049】また本発明の一側面においては、該外径均
等手段は、該複数本のスクリーンユニットの中の少くと
も1本の少なくとも1つの接続部の円周方向に所定間隔
で配置され軸方向に延長する複数のサポートロッドと、
これらのサポートロッドの外周に所定幅のスリットを形
成するように巻回されたワイヤとを備え、該接続部には
該ワイヤのスリットを介して該スクリーンユニットの外
側と内側との間の流体の流れを許容する孔が形成され、
この構成によりスクリーン中に空白部が存在しないの
で、グラベルが充填されない空間領域が形成されるおそ
れがなく、スクリーンと井戸穴間の空間の全域にわたっ
てグラベルを効率的に充填することができる。
等手段は、該複数本のスクリーンユニットの中の少くと
も1本の少なくとも1つの接続部の円周方向に所定間隔
で配置され軸方向に延長する複数のサポートロッドと、
これらのサポートロッドの外周に所定幅のスリットを形
成するように巻回されたワイヤとを備え、該接続部には
該ワイヤのスリットを介して該スクリーンユニットの外
側と内側との間の流体の流れを許容する孔が形成され、
この構成によりスクリーン中に空白部が存在しないの
で、グラベルが充填されない空間領域が形成されるおそ
れがなく、スクリーンと井戸穴間の空間の全域にわたっ
てグラベルを効率的に充填することができる。
【図1】本発明にかかる井戸用スクリーンの1実施例を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図2】スクリーンの一部を示す側面図である。
【図3】接続部に配置されたスクリーンジャケットの一
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図4】スクリーンジャケットの2つのスクリーン部分
をヒンジ結合した状態を示す斜視図である。
をヒンジ結合した状態を示す斜視図である。
【図5】スクリーンジャケットの他の結合例を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図6】スクリーンジャケットの他の結合例を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図7】サポートロッドとワイヤの配置状態を示す斜視
図である。
図である。
【図8】本発明にかかる井戸用スクリーンの他の実施例
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す説明用の概略図であ
る。
る。
【図10】同実施例のカバープレートを示す斜視図であ
る。
る。
【図11】同実施例のカバープレートを接続部に装着し
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図12】同実施例にかかるスクリーンの接続部を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図13】従来の井戸用スクリーンを示す概略図であ
る。
る。
【図14】高傾斜井戸における従来のスクリーンの進行
状況を示す図である。
状況を示す図である。
【図15】従来における高傾斜井戸におけるグラベル充
填状態を示す図である。
填状態を示す図である。
【図16】本発明ににかかる井戸用スクリーンの他の実
施例を示す部分断面図である。
施例を示す部分断面図である。
1 井戸用スクリーン 2 スクリーンユニット 3 接続部 4 スクリーン部 5 パイプ 13 サポートロッド 14 スリット 15 ワイヤ 3c 接続部の孔 53,60,61 カバープレート
Claims (16)
- 【請求項1】 少くとも1端部に円筒状の接続部を有
し、該接続部以外の部分の円周方向に所定間隔で配置さ
れ軸方向に延長する複数のサポートロッドと、該サポー
トロッドの外周に所定幅のスリットを形成するように巻
回されたワイヤとを備えるスクリーンユニットを複数本
接続してなる井戸用スクリーンにおいて、2本のスクリ
ーンユニットの隣接する各接続部の周囲に、該接続部の
外径を該接続部以外の部分の外径と実質的に等しくする
外径均等化手段を設けたことを特徴とする均一外径を有
する井戸用スクリーン。 - 【請求項2】 該外径均等化手段は、該複数本のスクリ
ーンユニットの中の少くとも1本の少くとも1つの接続
部の円周方向に所定間隔で配置され軸方向に延長する複
数のサポートロッドと、これらのサポートロッドの外周
に所定幅のスリットを形成するように巻回されたワイヤ
とを備え、該接続部には該ワイヤのスリットを介して該
スクリーンユニットの外側と内側との間の流体の流れを
許容する孔が形成されていることを特徴とする請求項1
記載の井戸用スクリーン。 - 【請求項3】 該接続部に配置された複数のサポートロ
ッドと、これらのサポートロッドに巻回された該ワイヤ
は円周方向に分割された複数のスクリーン部分からなる
スクリーンジャケットとして構成され、これら複数のス
クリーン部分は相互に連結されていることを特徴とする
請求項2記載の井戸用スクリーン。 - 【請求項4】 該スクリーンジャケットの複数のスクリ
ーン部分は相互にヒンジ結合されていることを特徴とす
る請求項3記載の井戸用スクリーン。 - 【請求項5】 該スクリーンジャケットの複数のスクリ
ーン部分は相互に溶接されていることを特徴とする請求
項3記載の井戸用スクリーン。 - 【請求項6】 該スクリーンジャケットの複数のスクリ
ーン部分は相互にボルト止めされていることを特徴とす
る請求項3記載の井戸用スクリーン。 - 【請求項7】 該スクリーンジャケットの複数のスクリ
ーン部分はその外周を帯で緊縛することにより相互に連
結されていることを特徴とする請求項3記載の井戸用ス
クリーン。 - 【請求項8】 該接続部に配置された複数のサポートロ
ッドと、これらのサポートロッドに巻回されたワイヤは
該接続部以外の部分に配置された複数のサポートロッド
とこれらのサポートロッドに巻回されたワイヤを該接続
部の少くとも1つの外周上に一体的にかつ連続して延長
してなることを特徴とする請求項2記載の井戸用スクリ
ーン。 - 【請求項9】 該複数のサポートロッドとこれらのサポ
ートロッドに巻回されたワイヤが延長して設けられた該
接続部が接続する隣接スクリーンユニットの接続部はサ
ポートロッドおよびワイヤが存在しない部分を有し、こ
の部分には該隣接スクリーンユニットを井戸の頂部周縁
に吊下げる支持部材を挿入するための1対の貫通孔が径
方向に対向して形成されていることを特徴とする請求項
8記載の井戸用スクリーン。 - 【請求項10】 該外径均等化手段は、円周方向に分割
された複数の部分からなり、該接続部に取付けた時の外
径が該接続部以外の部分の外径と実質的に等しい円筒状
のカバープレートであることを特徴とする請求項1記載
の均一外径を有する井戸用スクリーン。 - 【請求項11】 該カバープレートの複数の部分は相互
にヒンジ結合されていることを特徴とする請求項10記
載の井戸用スクリーン。 - 【請求項12】 該カバープレートの複数の部分は相互
に溶接されていることを特徴とする請求項10記載の井
戸用スクリーン。 - 【請求項13】 該カバープレートの複数の部分は相互
にボルト止めされていることを特徴とする請求項10記
載の井戸用スクリーン。 - 【請求項14】 該カバープレートの複数の部分はその
外周を帯で緊縛することにより相互に連結されているこ
とを特徴とする請求項10記載の井戸用スクリーン。 - 【請求項15】 該外径均等化手段は、該隣接する2本
のスクリーンユニットの各端部に固定された1対の円筒
状のカバープレートからなり、該1対のカバープレート
は、両接続部が相互接続されたとき、一方のカバープレ
ートが他方のカバープレートの内側に位置するように配
置されていることを特徴とする請求項1記載の井戸用ス
クリーン。 - 【請求項16】 該外径均等化手段は、該隣接する2本
のスクリーンユニットの各端部に固定された1対の円筒
状のスクリーンからなり、該1対のスクリーンは、両接
続部が相互接続されたとき、一方のスクリーンが他方の
スクリーンの内側に位置するように配置されていること
を特徴とする請求項1記載の井戸用スクリーン。
Priority Applications (9)
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