JPH07156256A - ブロー成形方法 - Google Patents
ブロー成形方法Info
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- JPH07156256A JPH07156256A JP5304285A JP30428593A JPH07156256A JP H07156256 A JPH07156256 A JP H07156256A JP 5304285 A JP5304285 A JP 5304285A JP 30428593 A JP30428593 A JP 30428593A JP H07156256 A JPH07156256 A JP H07156256A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/20—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor of articles having inserts or reinforcements ; Handling of inserts or reinforcements
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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-
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-
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-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2105/00—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
- B29K2105/06—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts
- B29K2105/12—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts of short lengths, e.g. chopped filaments, staple fibres or bristles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度及び表面平滑性に優れた樹脂中空体を成
形する。 【構成】 押し出し成形したパリソン１１を所定の凹部
を備えた複数の金型１、１で挟持するとともに、パリソ
ン１１の内周にブローピン２を挿入し、このブローピン
２からパリソン１１の内部へポンプ３０で繊維体７が混
入された加圧空気を吹き込む。
形する。 【構成】 押し出し成形したパリソン１１を所定の凹部
を備えた複数の金型１、１で挟持するとともに、パリソ
ン１１の内周にブローピン２を挿入し、このブローピン
２からパリソン１１の内部へポンプ３０で繊維体７が混
入された加圧空気を吹き込む。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、強化繊維により樹脂製
中空体の強化を図るブロー成形方法に関するものであ
る。
中空体の強化を図るブロー成形方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性樹脂による中空体の製造方法と
してはブロー成形方法が広く採用されており、自動車部
品においてはウォッシャータンク、ダクトなどの中空体
の成形に用いられてきた。
してはブロー成形方法が広く採用されており、自動車部
品においてはウォッシャータンク、ダクトなどの中空体
の成形に用いられてきた。
【０００３】近年、車体の軽量化等の要求から燃料タン
クなどの耐衝撃性、強度を必要とする中空体にも樹脂を
採用するものが増大しつつあり、燃料タンクのように強
度を必要とする中空体をブロー成形によって成形する方
法としては特開平４−３３１１２７号公報が知られてい
る。このブロー成形方法では、予め筒状の強化繊維織物
を金型内部へ垂下させておき、この強化繊維織物の内周
へ溶融樹脂を筒状に成形したパリソンを押し出すもの
で、型締め後にパリソンの内周に挿入したブローピンか
ら加圧気体を吹き込んで、強化繊維織物で外周を覆われ
た樹脂製中空体を成形する。
クなどの耐衝撃性、強度を必要とする中空体にも樹脂を
採用するものが増大しつつあり、燃料タンクのように強
度を必要とする中空体をブロー成形によって成形する方
法としては特開平４−３３１１２７号公報が知られてい
る。このブロー成形方法では、予め筒状の強化繊維織物
を金型内部へ垂下させておき、この強化繊維織物の内周
へ溶融樹脂を筒状に成形したパリソンを押し出すもの
で、型締め後にパリソンの内周に挿入したブローピンか
ら加圧気体を吹き込んで、強化繊維織物で外周を覆われ
た樹脂製中空体を成形する。
【０００４】このブロー成形方法と類似するものとし
て、特開平４−１２５１２４号公報、特開平４−１２５
１２５号公報が知られている。
て、特開平４−１２５１２４号公報、特開平４−１２５
１２５号公報が知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記従来のブロー成形方法にあっては、樹脂を強化
するための繊維織物を金型内部へ垂下するため、ブロー
成形装置の大幅な変更が必要となって設備投資の増大を
招く場合があり、また、強化繊維織物が外周に露出する
ために表面の平滑性が低下し、強度及び表面の平滑性を
同時に向上させることが難しいという問題があった。
うな上記従来のブロー成形方法にあっては、樹脂を強化
するための繊維織物を金型内部へ垂下するため、ブロー
成形装置の大幅な変更が必要となって設備投資の増大を
招く場合があり、また、強化繊維織物が外周に露出する
ために表面の平滑性が低下し、強度及び表面の平滑性を
同時に向上させることが難しいという問題があった。
【０００６】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ブロー成形装置を大幅に変更することな
く、かつ、強度及び平滑性に優れた中空体を成形可能な
ブロー成形方法を提供することを目的とする。
れたもので、ブロー成形装置を大幅に変更することな
く、かつ、強度及び平滑性に優れた中空体を成形可能な
ブロー成形方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第１の発明は、押し出し
成形したパリソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟
持するとともに、前記パリソンの内周にブローピンを挿
入し、このブローピンからパリソン内部へ加圧気体を吹
き込むブロー成形方法において、前記加圧気体に繊維体
を混入する。
成形したパリソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟
持するとともに、前記パリソンの内周にブローピンを挿
入し、このブローピンからパリソン内部へ加圧気体を吹
き込むブロー成形方法において、前記加圧気体に繊維体
を混入する。
【０００８】また、第２の発明は、押し出し成形したパ
リソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟持するとと
もに、前記パリソンの内周にブローピンを挿入し、この
ブローピンからパリソン内部へ加圧気体を吹き込むブロ
ー成形方法において、前記金型でパリソンを挟持する際
に、前記金型の内周に開口形成した管路から繊維体をパ
リソン外周と金型との間へ噴射した後に、前記ブローピ
ンから加圧気体を吹き込む。
リソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟持するとと
もに、前記パリソンの内周にブローピンを挿入し、この
ブローピンからパリソン内部へ加圧気体を吹き込むブロ
ー成形方法において、前記金型でパリソンを挟持する際
に、前記金型の内周に開口形成した管路から繊維体をパ
リソン外周と金型との間へ噴射した後に、前記ブローピ
ンから加圧気体を吹き込む。
【０００９】また、第３の発明は、第２の発明におい
て、前記加圧気体に繊維体を混入する。
て、前記加圧気体に繊維体を混入する。
【００１０】
【作用】したがって、第１の発明は、押し出し成形した
パリソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟持すると
ともに、前記パリソンの内周にブローピンを挿入し、こ
のブローピンからパリソン内部へ繊維体を混入した加圧
気体を吹き込むため、溶融樹脂で形成されたパリソンの
内周に繊維体が付着するとともに、パリソンは加圧気体
によって金型内周へ押圧され、内周を繊維体で強化され
る一方、外周を金型で成形されて外周表面に平滑性を備
えた中空体を形成することができる。
パリソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟持すると
ともに、前記パリソンの内周にブローピンを挿入し、こ
のブローピンからパリソン内部へ繊維体を混入した加圧
気体を吹き込むため、溶融樹脂で形成されたパリソンの
内周に繊維体が付着するとともに、パリソンは加圧気体
によって金型内周へ押圧され、内周を繊維体で強化され
る一方、外周を金型で成形されて外周表面に平滑性を備
えた中空体を形成することができる。
【００１１】また、第２の発明は、押し出し成形したパ
リソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟持する際
に、金型の内周に開口形成した管路から金型とパリソン
外周との間隙へ繊維体を噴射した後にパリソン内部へ加
圧気体を吹き込むため、溶融樹脂で形成されたパリソン
は外周に繊維体を付着しながら加圧気体によって金型内
周へ押圧され、外周表面に付着した繊維体はパリソンに
取り込まれて一体となった中空体を形成し、耐衝撃性、
強度を向上した樹脂製中空体を成形することができる。
リソンを所定の凹部を備えた複数の金型で挟持する際
に、金型の内周に開口形成した管路から金型とパリソン
外周との間隙へ繊維体を噴射した後にパリソン内部へ加
圧気体を吹き込むため、溶融樹脂で形成されたパリソン
は外周に繊維体を付着しながら加圧気体によって金型内
周へ押圧され、外周表面に付着した繊維体はパリソンに
取り込まれて一体となった中空体を形成し、耐衝撃性、
強度を向上した樹脂製中空体を成形することができる。
【００１２】また、第３の発明は、第２の発明におい
て、繊維体を混入した加圧気体をパリソン内周へ吹き込
むため、内周を繊維体で強化されるとともに、外周表面
に付着した繊維体はパリソンに取り込まれて一体となっ
て成形され、さらに耐衝撃性、強度に優れた樹脂製中空
体を形成することができる。
て、繊維体を混入した加圧気体をパリソン内周へ吹き込
むため、内周を繊維体で強化されるとともに、外周表面
に付着した繊維体はパリソンに取り込まれて一体となっ
て成形され、さらに耐衝撃性、強度に優れた樹脂製中空
体を形成することができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１４】図１はブロー成形装置を示し、スクリュー
シリンダ６には図示しない加熱手段及びホッパを備え、
ホッパから供給された熱可塑性の樹脂１０はスクリュー
シリンダ６で加熱され、溶融しながらアキュームレータ
４のプランジャ４０へ送られる。
シリンダ６には図示しない加熱手段及びホッパを備え、
ホッパから供給された熱可塑性の樹脂１０はスクリュー
シリンダ６で加熱され、溶融しながらアキュームレータ
４のプランジャ４０へ送られる。
【００１５】アキュームレータ４の下方には所定の凹部
を備えて開閉自在に形成された一対の金型１、１が配設
され、プランジャ４０に押し出された溶融状態の樹脂１
０はアキュームレータ４の下端に設けられたダイ５によ
って筒状のパリソン１１として成形されながら金型１、
１の間隙に押し出される。
を備えて開閉自在に形成された一対の金型１、１が配設
され、プランジャ４０に押し出された溶融状態の樹脂１
０はアキュームレータ４の下端に設けられたダイ５によ
って筒状のパリソン１１として成形されながら金型１、
１の間隙に押し出される。
【００１６】パリソン１１が所定の長さまで押し出され
ると、プランジャ４０の駆動を停止するとともに、金型
１、１で挟持可能なパリソン１１の内周へブローピン２
を挿入する。
ると、プランジャ４０の駆動を停止するとともに、金型
１、１で挟持可能なパリソン１１の内周へブローピン２
を挿入する。
【００１７】このブローピン２は図示しないバルブ等を
介して加圧空気源３と連通するとともに、繊維体７を供
給するポンプ３０と連通した管路で形成される。繊維体
７はガラス又は金属による繊維で構成され、一例を示せ
ば、直径数１００μm、長さ５〜数１０mmのものを使用
する。
介して加圧空気源３と連通するとともに、繊維体７を供
給するポンプ３０と連通した管路で形成される。繊維体
７はガラス又は金属による繊維で構成され、一例を示せ
ば、直径数１００μm、長さ５〜数１０mmのものを使用
する。
【００１８】ここで、金型１、１を図示しない駆動手段
によって閉鎖（型締め）すると、図２に示すように、パ
リソン１１は上部を金型１、１で挟持される一方、パリ
ソン１１の下部は内周にブローピン２を突出させた状態
で金型１、１に挟持される。
によって閉鎖（型締め）すると、図２に示すように、パ
リソン１１は上部を金型１、１で挟持される一方、パリ
ソン１１の下部は内周にブローピン２を突出させた状態
で金型１、１に挟持される。
【００１９】図示しないバルブを開弁すると、パリソン
１１の内周に突出したブローピン２の端部からはポンプ
３０によって繊維体７が混入された加圧空気が噴射され
る。
１１の内周に突出したブローピン２の端部からはポンプ
３０によって繊維体７が混入された加圧空気が噴射され
る。
【００２０】パリソン１１は加圧空気によって膨張し、
金型１の内周へ向けて押圧されるとともに、加圧空気に
混入された繊維体７は溶融樹脂で形成されたパリソン１
１の内周に付着する。
金型１の内周へ向けて押圧されるとともに、加圧空気に
混入された繊維体７は溶融樹脂で形成されたパリソン１
１の内周に付着する。
【００２１】金型１の内周に押圧されたパリソン１１を
冷却した後に、金型１、１を開くと図３に示すように、
内周に付着した繊維体７で強化された中空成形体１２が
成形される。この中空成形体１２の外周は金型１の内周
に押圧された平滑に形成される一方、中空成形体１２の
内周は付着した繊維体７によって強化されるため、外周
表面の平滑性を確保しながら耐衝撃性及び強度を備えた
樹脂製中空体を容易に成形することができ、従来強度を
確保しにくかったエンジニアリングプラスチックなどの
樹脂にあっても上記のようなブロー成形を行うことで、
強度並びに表面の平滑性を兼ね備えた中空体に成形する
ことが可能となる。
冷却した後に、金型１、１を開くと図３に示すように、
内周に付着した繊維体７で強化された中空成形体１２が
成形される。この中空成形体１２の外周は金型１の内周
に押圧された平滑に形成される一方、中空成形体１２の
内周は付着した繊維体７によって強化されるため、外周
表面の平滑性を確保しながら耐衝撃性及び強度を備えた
樹脂製中空体を容易に成形することができ、従来強度を
確保しにくかったエンジニアリングプラスチックなどの
樹脂にあっても上記のようなブロー成形を行うことで、
強度並びに表面の平滑性を兼ね備えた中空体に成形する
ことが可能となる。
【００２２】また、繊維体７の加圧空気への混入は、ブ
ローピン２の上流で適宜行えばよく、既存のブロー成形
装置に大幅な変更を加える必要がなく、設備投資の増大
を抑制して製造コストを抑制することができる。
ローピン２の上流で適宜行えばよく、既存のブロー成形
装置に大幅な変更を加える必要がなく、設備投資の増大
を抑制して製造コストを抑制することができる。
【００２３】図４、図５は他の実施例を示し、前記第１
の実施例における金型１に繊維体７を圧送するポンプ３
０と連通した供給管路３１を形成したもので、この供給
管路３１は金型１を貫通するとともに内周で開口し、さ
らに、ブローピン２は加圧空気源３からの加圧空気のみ
を供給するもので、その他の構成は前記第１の実施例と
同様である。
の実施例における金型１に繊維体７を圧送するポンプ３
０と連通した供給管路３１を形成したもので、この供給
管路３１は金型１を貫通するとともに内周で開口し、さ
らに、ブローピン２は加圧空気源３からの加圧空気のみ
を供給するもので、その他の構成は前記第１の実施例と
同様である。
【００２４】前記第１の実施例と同様にして、押し出し
成形したパリソン１１の内周にブローピン２を突出させ
た状態で金型１、１を閉鎖する。このとき、金型１の内
周とパリソン１１の外周との間には間隙１Ａが画成され
ており、ポンプ３０を駆動あるいは供給管路３１に介装
した図示しないバルブを開弁し、供給管路３１から上記
と同様の繊維体７をこの間隙１Ａへ噴射し、繊維体７を
間隙１Ａに所定の比率で充満させた後にポンプ３０を停
止あるいは図示しないバルブを閉弁する。
成形したパリソン１１の内周にブローピン２を突出させ
た状態で金型１、１を閉鎖する。このとき、金型１の内
周とパリソン１１の外周との間には間隙１Ａが画成され
ており、ポンプ３０を駆動あるいは供給管路３１に介装
した図示しないバルブを開弁し、供給管路３１から上記
と同様の繊維体７をこの間隙１Ａへ噴射し、繊維体７を
間隙１Ａに所定の比率で充満させた後にポンプ３０を停
止あるいは図示しないバルブを閉弁する。
【００２５】間隙１Ａを繊維体７で充満させた状態で加
圧空気源３からの加圧空気をブローピン２を介して噴射
し、上記と同様にパリソン１１を膨張させて金型１の内
周に押圧する。
圧空気源３からの加圧空気をブローピン２を介して噴射
し、上記と同様にパリソン１１を膨張させて金型１の内
周に押圧する。
【００２６】このとき、間隙１Ａに充満した繊維体７は
溶融樹脂で形成されたパリソン１１の外周表面に付着し
た後に金型１の内周に押圧されるため、繊維体７はパリ
ソン１１の外周表面に埋設されて一体に形成される。
溶融樹脂で形成されたパリソン１１の外周表面に付着し
た後に金型１の内周に押圧されるため、繊維体７はパリ
ソン１１の外周表面に埋設されて一体に形成される。
【００２７】金型１の内周に押圧されたパリソン１１を
冷却した後に、金型１、１を開くと図６、図７に示すよ
うに、中空成形体１２は外周表面に埋設した繊維体７に
よって強化され、さらに耐衝撃性、強度を向上した樹脂
製中空体を容易に成形することができる。
冷却した後に、金型１、１を開くと図６、図７に示すよ
うに、中空成形体１２は外周表面に埋設した繊維体７に
よって強化され、さらに耐衝撃性、強度を向上した樹脂
製中空体を容易に成形することができる。
【００２８】この場合も、繊維体７を圧送する供給管路
３１を金型１に形成するだけなので、既存のブロー成形
装置に大幅な変更を加える必要がなくなって設備投資及
び製造コストの増大を抑制することができる。
３１を金型１に形成するだけなので、既存のブロー成形
装置に大幅な変更を加える必要がなくなって設備投資及
び製造コストの増大を抑制することができる。
【００２９】さらに他の実施例として、図示はしない
が、前記第２の実施例におけるブローピン２にも前記第
１の実施例と同様に繊維体７を供給するポンプ３０を接
続してもよく、この場合、成形される中空体は内周に繊
維体７を付着する一方、外周表面は繊維体７を取り込ん
で一体に形成され、さらに強度に優れた樹脂製中空体を
成形形成されて成形することができる。
が、前記第２の実施例におけるブローピン２にも前記第
１の実施例と同様に繊維体７を供給するポンプ３０を接
続してもよく、この場合、成形される中空体は内周に繊
維体７を付着する一方、外周表面は繊維体７を取り込ん
で一体に形成され、さらに強度に優れた樹脂製中空体を
成形形成されて成形することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように第１の発明は、押し
出し成形したパリソンを所定の凹部を備えた複数の金型
で挟持するとともに、前記パリソンの内周にブローピン
を挿入し、このブローピンからパリソン内部へ繊維体を
混入した加圧気体を吹き込むため、内周に付着した繊維
体で強化される一方、外周を金型で成形されて良好な平
滑性を備えた樹脂製中空体を容易に形成することがで
き、従来強度を確保しにくかったエンジニアリングプラ
スチックなどの樹脂においても強度並びに表面の平滑性
を兼ね備えた中空体に成形することができ、既存のブロ
ー成形装置に大幅な変更を加える必要がなくなって設備
投資の増大を抑制することができる。
出し成形したパリソンを所定の凹部を備えた複数の金型
で挟持するとともに、前記パリソンの内周にブローピン
を挿入し、このブローピンからパリソン内部へ繊維体を
混入した加圧気体を吹き込むため、内周に付着した繊維
体で強化される一方、外周を金型で成形されて良好な平
滑性を備えた樹脂製中空体を容易に形成することがで
き、従来強度を確保しにくかったエンジニアリングプラ
スチックなどの樹脂においても強度並びに表面の平滑性
を兼ね備えた中空体に成形することができ、既存のブロ
ー成形装置に大幅な変更を加える必要がなくなって設備
投資の増大を抑制することができる。
【００３１】また、第２の発明は、金型の内周に開口形
成した管路から金型とパリソン外周との間隙に繊維体を
噴射した後にパリソン内部へ加圧気体を吹き込むため、
溶融樹脂で形成されたパリソンは外周に繊維体を付着し
ながら加圧気体によって金型内周へ押圧され、外周表面
に付着した繊維体がパリソンに取り込まれて一体となっ
た樹脂製中空体を形成し、耐衝撃性、強度を向上した樹
脂製中空体を容易に成形することができ、繊維体を圧送
する管路を金型に開口形成するだけなので、既存のブロ
ー成形装置に大幅な変更を加える必要がなくなって設備
投資の増大を抑制することができる。
成した管路から金型とパリソン外周との間隙に繊維体を
噴射した後にパリソン内部へ加圧気体を吹き込むため、
溶融樹脂で形成されたパリソンは外周に繊維体を付着し
ながら加圧気体によって金型内周へ押圧され、外周表面
に付着した繊維体がパリソンに取り込まれて一体となっ
た樹脂製中空体を形成し、耐衝撃性、強度を向上した樹
脂製中空体を容易に成形することができ、繊維体を圧送
する管路を金型に開口形成するだけなので、既存のブロ
ー成形装置に大幅な変更を加える必要がなくなって設備
投資の増大を抑制することができる。
【００３２】また、第３の発明は、金型とパリソン外周
との間へ繊維体を噴射するとともに、繊維体を混入した
加圧気体をパリソン内周へ吹き込むため、内周を繊維体
で強化されるとともに、外周表面に付着した繊維体はパ
リソンに取り込まれて一体となって成形され、さらに耐
衝撃性、強度に優れた樹脂製中空体を形成することがで
きる。
との間へ繊維体を噴射するとともに、繊維体を混入した
加圧気体をパリソン内周へ吹き込むため、内周を繊維体
で強化されるとともに、外周表面に付着した繊維体はパ
リソンに取り込まれて一体となって成形され、さらに耐
衝撃性、強度に優れた樹脂製中空体を形成することがで
きる。
【図１】本発明の実施例を示すブロー成形装置の概略図
である。
である。
【図２】同じく型締め、ブロー成形を示す説明図であ
る。
る。
【図３】成形された中空成形体を示す断面図である。
【図４】他の実施例を示すブロー成形装置の概略図であ
る。
る。
【図５】同じく型締め、ブロー成形を示す説明図であ
る。
る。
【図６】成形された中空成形体を示す断面図である。
【図７】同じく図６の部分断面拡大図である。
１ 金型 ２ ブローピン ３ 加圧空気源 １１ パリソン ３０ ポンプ
Claims (3)
- 【請求項１】 押し出し成形したパリソンを所定の凹部
を備えた複数の金型で挟持するとともに、前記パリソン
の内周にブローピンを挿入し、このブローピンからパリ
ソン内部へ加圧気体を吹き込むブロー成形方法におい
て、前記加圧気体に繊維体を混入したことを特徴とする
ブロー成形方法。 - 【請求項２】 押し出し成形したパリソンを所定の凹部
を備えた複数の金型で挟持するとともに、前記パリソン
の内周にブローピンを挿入し、このブローピンからパリ
ソン内部へ加圧気体を吹き込むブロー成形方法におい
て、前記金型でパリソンを挟持する際に、前記金型の内
周に開口形成した管路から繊維体をパリソン外周と金型
との間へ噴射した後に、前記ブローピンから加圧気体を
吹き込むことを特徴とするブロー成形方法。 - 【請求項３】 前記加圧気体に繊維体を混入したことを
特徴とする請求項２に記載のブロー成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5304285A JPH07156256A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ブロー成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5304285A JPH07156256A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ブロー成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07156256A true JPH07156256A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17931200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5304285A Pending JPH07156256A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ブロー成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07156256A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0737562A2 (en) * | 1995-04-10 | 1996-10-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of making a molded product having a functional film, the product, and apparatus for making the product |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP5304285A patent/JPH07156256A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0737562A2 (en) * | 1995-04-10 | 1996-10-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of making a molded product having a functional film, the product, and apparatus for making the product |
| EP0737562A3 (en) * | 1995-04-10 | 2000-06-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of making a molded product having a functional film, the product, and apparatus for making the product |
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