JPH071558Y2 - 流量調整弁 - Google Patents

流量調整弁

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JPH071558Y2
JPH071558Y2 JP1990103822U JP10382290U JPH071558Y2 JP H071558 Y2 JPH071558 Y2 JP H071558Y2 JP 1990103822 U JP1990103822 U JP 1990103822U JP 10382290 U JP10382290 U JP 10382290U JP H071558 Y2 JPH071558 Y2 JP H071558Y2
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JP1990103822U
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照雄 木津
養一 田村
勝美 上杉
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Kyosei Corp
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Kyosei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、流量調整弁、更に詳しくは、円筒状の筒状
スリーブを用い、パイロットガバナによって流量を制御
するようにした流量調整弁に関する。
〔従来の技術〕
パイロットガバナを利用して流体の流量を自動的に制御
する調整弁として、例えば特公昭49−35295号で知られ
るように、管路の途中に介在させるハウジングの内部に
管路を遮断する鼓み状のケージを収納し、このケージの
筒状周壁に管路の上流側と連通する通路と下流側と連通
する通路を設け、ケージの外周に可撓性のスリーブを嵌
挿し、スリーブの外周に作用させる上流側圧力をパイロ
ットガバナで制御することにより、両通路の連通と遮断
を行なう構造になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような調整弁は、各部のメンテナンス
を行なうとき、管路の途中からハウジングを取外さなけ
ればならず、メンテナンス作業に手間がかかると共に、
全体の部品点数が多く、組立てがねじ結合によって行な
われているため、振動等による構成部品のゆるみが発生
するという危険性がある。
そこで、この考案は、構造が簡単で構成部品数が少な
く、小型軽量化が図れると共に、メンテナンスが簡単に
行なえ、しかも駆動部にねじの結合がなく、安全性を向
上させることができる流量調整弁を提供することを課題
としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、この考案は、弁本体
の内部に、上流側通路と下流側通路を区切る仕切壁を設
け、該弁本体の内部に、仕切壁を貫通し、上流側通路内
と下流側通路内にわたって位置する筒状のバスケットを
設け、このバスケットの周壁で上流側通路内に位置する
部分に、上流側通路とバスケットの内部を連通させる孔
と、下流側通路内に位置する部分に、下流側通路とバス
ケットの内部を連通させる孔を設け、前記バスケットの
内部に、このバスケットの内周面に沿う密閉させた容器
状で縮径可能なる弾性を有し、内部に供給されるパイロ
ット圧力の上昇時にバスケットの内周面に圧着して上流
側通路に通じる孔と下流側通路に通じる孔の連通を遮断
し、内部に作用するパイロット圧力の低下による縮径状
態でバスケットの内部空間を介し、上記の両孔を連通さ
せる弾性スリーブを挿入して組込んだ構成を採用したも
のである。
〔作用〕
弾性スリーブの内部に上流側と等しい圧力を作用させる
と、弾性スリーブは内周面の方が受圧圧力が高いため、
膨脹して筒状空間の内周に圧着し、上流側の孔と下流側
の孔の連通を遮断するため閉弁状態になる。
また、パイロットガバナにより内部に作用する圧力を低
下させると、上流側の孔から作用する流体圧で弾性スリ
ーブは収縮して筒状空間の内周面から離れ、これによっ
て上下流の孔が連通し、上流側通路から下流側通路に流
体が流れる開弁状態となる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図示のように、流体調整弁1は、弁本体2の中央部に上
部で開放するよう形成した空間部にバスケット3を挿入
し、このバスケット3内に弾性スリーブ4とセンタース
テム5を収納し、弁本体2に一方の端部で開口する上流
側通路6と他方の端部で開口する下流側通路7が、バス
ケット3の中間部が嵌合する仕切壁8で区切られて設け
られている。
上記バスケット3は、下部が小径となるテーパ状の筒状
周壁9と、底壁10及び筒状周壁9の上端外周に設けた鍔
11とで形成され、弁本体2の内部に上部開口から挿入し
て組込まれ、筒状周壁9の中間部が仕切壁8内に水密状
に嵌合している。
上記バスケット3の筒状周壁9には、仕切壁8内に嵌合
する中間部を境として、下部の位置に上流側通路6と連
通する孔12と上部の位置に下流側通路7と連通する孔13
が設けられている。
上下の孔12と13の各々は、バスケット3の軸方向に沿っ
て上下に長いスリット状で、第2図の如く円周方向に一
定の間隔で多数が並べて設けられている。
前記バスケット3の内部が筒状空間となり、このバスケ
ット3の内部に収納される弾性スリーブ4は、ゴム又は
同効の材料を用い筒状周壁9の内周から底壁10に沿う下
部小径のテーパ袋状に形成され、上端部外周に設けた折
り返し部分14がバスケット3の上端と、弁本体2の上端
フランジ15上にボルト止めしたカバー16とで水密状に挾
圧保持されている。
前記センターステム5は弾性スリープ4内に収納され、
その上端がカバー16に設けた凹孔17内に嵌合し、上下軸
方向に移動自在となるよう保持され、カバー16との間に
縮設したばね18で、下端が弾性スリーブ4の下部をバス
ケット3の底壁10に当接させる下降弾性が付勢されてい
る。
このセンターステム5は、外周面が中間部で最も小径と
なる弧状凹入面19に形成され、弾性スリーブ4が縮径し
たとき、この凹入面19で保形し、大きな変形の発生を防
ぐようにしている。
上記センターステム5には、上端部から中間部外周面に
達するパイロット圧力流体の通路20が設けられ、カバー
16の流出入口21と流体の上流側を接続する一次側圧力取
入パイプ22の途中にオリフィス23が組込まれ、上記流出
入口21と流体の下流側を接続する二次側パイプ24の途中
に自開式等のパイロット弁25が組込まれている。
この考案の調整弁は上記のような構成であり、第1図と
第2図はパイロット弁25を閉じた調整弁1の閉弁状態を
示し、弁本体2の上流側通路6に達する流体の一部が一
次側取入パイプ22からオリフィス23を通り、流出入口21
からセンターステム5の通路20を通って弾性スリーブ4
内に流入する。
弾性スリーブ4に対し、下流側の孔13からスリーブ4の
外面に作用する流体圧とスリーブ4の内面に作用する流
体圧は内周面の方が高くなるため、弾性スリーブ4は膨
脹してバスケット3の内周面に圧着し、孔12と13の連通
を遮断する。
従って、弁本体2の上流側通路6と下流側通路7は遮断
された閉弁状となる。
次に、第3図と第4図はパイロット弁25が開いた調整弁
1の開弁状態を示している。
パイロット弁25が開くと、二次側パイプ24を介して一次
側圧力取入パイプ22の流体が下流側に流出し、弾性スリ
ーブ4内に作用する流体の圧力が低下するため、上流側
通路6の孔12から弾性スリーブ4の外周面に作用する流
体の圧力で弾性スリーブ4は押されて縮径し、バスケッ
ト3の内周面から離反してセンターステム5の外周面に
保形される。
これによって上流側と下流側の孔12と13はバスケット3
内を介して連通し、上流側通路6から下流側通路7に流
体が流出することになる。
弾性スリーブ4の縮径時において、このスリーブ4が弧
状に凹入変形するときセンターステム5はばね18を圧縮
して上昇し、弾性スリーブ4が不必要に引き伸されるこ
とのないようにする。
また、バスケット3の底壁10に設けた小孔26からバスケ
ット3内の下部に流体が流入し、センターステム5と弾
性スリーブ4の上昇動が円滑に行なわれるようにする。
第3図の開弁状態でパイロット弁28が閉じると、一次側
の圧力流体が弾性スリーブ4内に流入し、第1図の如く
弾性スリーブ4は膨脹して上流側通路6と下流側通路7
を遮断した閉弁状態となる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、弁本体の内部に、仕
切壁を貫通して上流側通路と下流側通路内に位置する筒
状バスケットを設け、このバスケットの周壁に上流側通
路と連通する孔と下流側通路と連通する孔を設け、この
バスケットの内部に、密閉された容器状で、内部に供給
されたパイロット圧力の上昇によって両孔の連通を遮断
し、パイロット圧力の低下で両孔を連通させる弾性スリ
ーブを挿入して組込んだので、パイロット圧力の変動に
よる弾性スリーブの縮径及び拡径によって上流側通路と
下流側通路の連通と遮断が行なえ、弾性スリーブは拡径
時にバスケットの内周面に圧着して保形されるので、過
度の変形発生がなく、弾性スリーブの耐久性を向上させ
ることができる。
また、上流側通路と下流側通路の遮断時において、弾性
スリーブは、上流側通路と連通する孔及び下流側通路と
連通する孔の両者を同時に閉鎖するので、上流側通路と
下流側通路の二箇所で閉鎖が行なえ、二箇所での同時閉
鎖により遮断が確実となり、流体の漏れを防止すること
ができる。
更に、弾性スリーブの取替等のメンテナンスがパイプラ
インから弁本体を外すことなく行なえ、メンテナンス作
業が容易であり、しかも弾性スリーブの作動部分にねじ
結合がなく、振動等による故障の発生がないと共に、構
成部品数が少なく、製作コストの消滅と小型軽量化を図
ることができ、かつ、バスケットの周囲に孔を設けて弾
性スリーブで開閉するようにしたので、孔の面積を大き
く確保でき、流体の流量を大きくできるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る調整弁の閉弁状態を示す縦断正
面図、第2図は同上の要部を拡大した横断面図、第3図
は同開弁状態を示す縦断面図、第4図は同上の要部を拡
大した横断面図である。 1……調整弁、2……弁本体、3……バスケット、4…
…弾性スリーブ、5……センターステム、6……上流側
通路、7……下流側通路、12、13……孔、16……カバ
ー、18……ばね、20……通路、21……流出入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体の内部に、上流側通路と下流側通路
    を区切る仕切壁を設け、該弁本体の内部に、仕切壁を貫
    通し、上流側通路内と下流側通路内にわたって位置する
    筒状のバスケットを設け、このバスケットの周壁で上流
    側通路内に位置する部分に、上流側通路とバスケットの
    内部を連通させる孔と、下流側通路内に位置する部分
    に、下流側通路とバスケットの内部を連通させる孔を設
    け、前記バスケットの内部に、このバスケットの内周面
    に沿う密閉された容器状で縮径可能なる弾性を有し、内
    部に供給されるパイロット圧力の上昇時にバスケットの
    内周面に圧着して上流側通路に通じる孔と下流側通路に
    通じる孔の連通を遮断し、内部に作用するパイロット圧
    力の低下による縮径状態でバスケットの内部空間を介し
    て上記の両孔を連通させる弾性スリーブを挿入して組込
    んだことを特徴とする流量調整弁。
JP1990103822U 1990-10-01 1990-10-01 流量調整弁 Expired - Lifetime JPH071558Y2 (ja)

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JP1990103822U JPH071558Y2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 流量調整弁

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JP1990103822U JPH071558Y2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 流量調整弁

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Publication Number Publication Date
JPH0462470U JPH0462470U (ja) 1992-05-28
JPH071558Y2 true JPH071558Y2 (ja) 1995-01-18

Family

ID=31848843

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990103822U Expired - Lifetime JPH071558Y2 (ja) 1990-10-01 1990-10-01 流量調整弁

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6135271U (ja) * 1984-08-04 1986-03-04 株式会社 丸島水門製作所 バルブ
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