JPH0715398U - テンプレート付の定規 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定規面に薄い縁のくりぬきを設けて、このく
りぬき縁を正確に描きやすくする。 【構成】 定規面１に四角形くりぬき２を設け、この２
の縁の定規面にくりぬき勾配３をつけたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、三角定規、直定規、Ｔ定規などの定規の面に任意の文字や形をく りぬき、このくりぬいた縁の定規面を薄くした、くりぬき定規に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から定規の面に文字や形をくりぬき、定規とテンプレートとを一体化させ た物はあった。しかし、ただ単に定規面に文字や形をくりぬいた物であるから、 くりぬきどうりに正確に描きがたく、しくじって描いてしまう事が多かった。 それで、あまり使用されなくなった。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

したがって、本考案は上記の欠点を解決し正確に描きやしい、くりぬき定規に すると同時に一般の人や学生、電気製図、配管製図など、それぞれの分野別に、 文字や形の異なる、くりぬき定規を製作することにより定規とテンプレートを持 ちかえる不便を省き、作図などの効率を高めようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

従来のテンプレート付き定規は、定規の線引きの部分で正確に直線を引けるが くりぬきの部分では正確に描き難かった。 なぜ、描き難いのかと申すと、定規で直線を引く場合には厚い定規でも、定規 と接する筆記具の芯に無理がかからないから正確に直線を引ける。 これに対し、くりぬきの部分をなぞって描く場合には、くりぬきの曲部など描 き進む先の向きが変わるところでは、くりぬきの縁に接する筆記具の芯に無理が かかるから描き難く、くりぬきが小さな物ほど無理は大きくなり正確に描き難い のである。 ゆえに、定規面にくりぬいた文字や形の縁の定規面を適度の薄さにすることで 、くりぬきの曲部などに接する筆記具の芯にかかる無理が緩和され正確に描く事 ができる。

【０００５】

【作用】

定規の適当な面に文字や形をくりぬいたなかの、任意のものを描く場合には、 描きたいところの上に任意のくりぬき部分を置き固定し、その縁を描く。くりぬ いた縁の定規面を薄くしてあるので、正確に迅速に描くことができる。

【０００６】

【実施例】

実施例１ 図１に基づいて実施例１を説明すると。 定規面１の適当な部分に大きさの異なる 三つの四角形くりぬき２を設け、こ の四角形くりぬきの縁の定規片面が適度の薄さに成るように、くりぬき勾配３を つけたものである。 なお、くりぬき勾配３を、四角形くりぬき縁の定規両面につけてもよく、３の 勾配部分を平均した適度の薄さにし、定規の片面あるいは両面につけてもよい。

【０００７】 実施例２ 図２に基づいて実施例２を説明すると。 定規面１の適当な部分の周囲を薄くした、しずみ４に大きさの異なる三つの四 角形くりぬき２を設けたものである。 なお、しずみ４を定規の両面に設けてもよく、しずみ４の縁に勾配をつけても よい。

【０００８】 なお、定規面にくりぬく文字や形は、テンプレートとして使用できる物であれ ばどのような文字や形でもよく、いくつ設けてもよい。 直定規とＴ定規の面にくりぬきを設ける場合は実施例の１と２、同様でよい。

【０００９】

【考案の効果】

この考案に係る、くりぬき定規を使用するときは、くりぬき縁を正確かつ迅速 に描け、定規ともちかえる不便がなく作図などの効率を奏する。

【提出日】平成６年８月３０日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】 この考案は、三角定規、直定規、Ｔ定規などの定規の面に任意の形をくりぬき 、くりぬいた縁の定規面を薄くした、テンプレート付の定規に関する。

【０００２】 従来から定規の面に形をくりぬき、定規とテンプレートとを一体化させた物は あった。しかし、ただ単に定規面に形をくりぬいた物であるから、くりぬきどう りに正確に描きがたく、しくじって描いてしまう事が多かった。 それで、あまり使用されなくなった。

【０００３】 したがって、本考案は上記の欠点を解決し正確に描きやしい、テンプレート付 の定規 にすると同時に一般の人や学生、電気製図、配管製図など、それぞれ分野 別に、適した形のテンプレート付の定規を製作することにより、定規とテンプレ ートを持ちかえる不便と煩わしさを省き、作図などの効率を高めようとするもの である。

【０００４】 従来のテンプレート付き定規では、定規の線引きの部分で正確に直線を引ける が、くりぬきの部分では正確に描き難かった。 なぜ、描き難いのかと申すと、定規で直線を引く場合には厚い定規でも、定規 と接する筆記具の芯に無理がかからないから正確に直線を引ける。 これに対し、くりぬきの部分をなぞって描く場合には、くりぬきの曲部など描 き進む先の向きが変わるところでは、くりぬきの縁に接する筆記具の芯に無理が かかるから描き難く、くりぬきが小さな物ほど無理が大きくなり正確に描き難い のである。 ゆえに、定規面にくりぬいた形の縁の定規面を適度の薄さにすることで、くり ぬきの曲部などに接する筆記具の芯にかかる無理が緩和され正確に描く事ができ る。

【０００５】 定規の適当な部分の面に形をくりぬいたなかの、任意のものを用紙に描く場合 には、用紙の上に任意のくりぬき部分を、くりぬいた定規の縁を薄くした方を表 に出して 置き、指等で固定し、その縁を描く。くりぬいた縁の定規面を薄くして あるので、正確に迅速に描くことができる。

【０００６】 実施例１ 図１に基づいて実施例を説明すると。 定規面１の適当な部分に大きさの異なる、三つの四角形くりぬき２を設け、こ の四角形くりぬきの縁の定規片面が適度の薄さに成るように、くりぬき勾配３を つけたものである。 なお、くりぬき勾配３の勾配部分を平均した適度の薄さにしてもよい。

【０００７】 実施例２ 図２に基づいて実施例２を説明すると。 定規面１の適当な部分の周囲を薄くした、しずみ４に大きさの異なる三つの四 角形くりぬき２を設けたものである。

【０００８】 なお、実施例１と２に限らず定規面にくりぬく形は、テンプレートとして使用 できる物であれはどのような形でもよく、いくつ設けてもよく、どのように配置 してもよく、 直定規、Ｔ定規においても同様である。

【０００９】 この考案に係る、テンプレート付の定規を使用するときは、くり抜き縁を正確 かつ迅速に描け、定規とテンプレートとをもちかえる不便や煩わしさがなく作図 などの効率を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す平面図である。

【図２】実施例２を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 定規面 ２ 四角形くりぬき ３ くりぬき勾配 ４ しずみ

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【手続補正書】

【提出日】平成６年８月３０日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 テンプレート付の定規

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す平面図である。

【図２】実施例２を示す平面図である。

【符合の説明】 １ 定規面 ２ 四角形くりぬき ３ くりぬき勾配 ４ しずみ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 定規の面の適当な部分に任意の文字や形
   をくりぬき、このくりぬいた縁の定規面を薄くした、く
   りぬき定規。