JPH0715346A - 2ベクトルのスカラ積を決定するためのデジタル信号の符号化方法および回路 - Google Patents

2ベクトルのスカラ積を決定するためのデジタル信号の符号化方法および回路

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JPH0715346A
JPH0715346A JP3272117A JP27211791A JPH0715346A JP H0715346 A JPH0715346 A JP H0715346A JP 3272117 A JP3272117 A JP 3272117A JP 27211791 A JP27211791 A JP 27211791A JP H0715346 A JPH0715346 A JP H0715346A
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bit
circuit
vector
binary
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JP3272117A
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Zhi-Jian Mou
ジ−ジャン・ム
Francis Jutand
フランシス・ジュタンド
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Orange SA
France Telecom R&D SA
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CENTRE NAT ETD TELECOMM
France Telecom SA
Centre National dEtudes des Telecommunications CNET
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F17/16Matrix or vector computation, e.g. matrix-matrix or matrix-vector multiplication, matrix factorization
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
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    • G06F7/544Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation using non-contact-making devices, e.g. tube, solid state device; using unspecified devices for evaluating functions by calculation
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DCT等のデジタル信号処理において行わ
れる2ベクトルのスカラ積を求める演算を高速にかつ小
規模な回路構成により実行する。 【構成】 一方が所定の成分{ak}からなり、他方
が可変の成分{xk}からなる同一次元pを有する2ベ
クトルについて、ak・xkのk=1〜pについての総
和を2進値xkiの部分和にまとめるようにした。2進
値はm通りの可能な値を有するxkiの値に依存した固
定の成分akを値の1つをとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は2ベクトルのスカラ積
(あるいはドット積)および対応する離散コサイン変換
を得るためのデジタル信号の符号化を行う方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のデジタル信号処理技術において、
一方のベクトルが定ベクトル、すなわち、所与の成分を
有するベクトルである場合におけるベクトルスカラ積演
算およびベクトル乗算を行うことがしばしば必要とな
る。成分{ak}k=1〜pを有するディメンジョンp
のベクトルおよび任意の成分{xk}k=1〜pを有す
るベクトルのスカラ積は数22によって与えられる。 ◎
【数22】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベクトルの
1つが所定の用途に対応している場合、その成分{a
k}は所定の成分、すなわち、その用途を考慮した一定
値に対応する。本発明と関連する対応する符号化方法は
2ベクトルのスカラ積の演算あるいは2ベクトルの乗算
を実現し得るものであり、2ベクトルの乗算処理は、デ
ィメンジョンpが1である2ベクトルのスカラ積を求め
ることに対応している。この発明は上述した事情に鑑み
てなされたものであり、上記符号化方法に基づいた簡単
な回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、同じディメ
ンジョンpを有し、所定の要素{ak}k=1〜pおよ
び可変の要素{xk}k=1〜pを各々有する2ベクト
ルの数23によるスカラ積を決定するためにデジタル信
号を符号化するための方法を提供する。 ◎
【数23】 この発明によれば、2進の変数{xki}の部分積和f
iが形成される。各部分積和fiは前記2進変数{xk
i}の値に依存した1つの固定の成分{ak}をとると
共に、m通りの可能性を有し、各部分積和fiをビット
レベルで各ビット位置jに対応した基本的部分和fij
によって表現し、各基本的部分和fijは前記2進変数
{xki}の値に依存した1つの値akjをとるもので
ある。ビットレベルの基本的部分和fijは2進変数a
kjを変化させ、2m通りの可能な場合を評価すること
によって求められ、ビットレベルの基本的部分和fij
に基づいた各部分和fiの演算が可能になり、スカラ積
の値を求めることができる。 また、この発明は、同じ
ディメンジョンpを有し、各々Nビットに符号化された
所定の要素{ak}k=1〜pおよび可変の要素{x
k}k=1〜pを各々有する2ベクトルの数24による
スカラ積を決定するためにデジタル信号を符号化するた
めの回路を提供する。 ◎
【数24】 この発明によれば、2進の変数{xki}の部分積和f
iが形成される。各部分積和fiは前記2進変数{xk
i}の値に依存した1つの固定の成分{ak}をとると
共に、m通りの可能性を有する。各部分積和fiをビッ
トレベルで各ビット位置jに対応した基本的部分和fi
jによって表現し、各基本的部分和fijは前記2進変
数{xki}の値に依存した1つの値akjをとるもの
である。回路は、前記2進変数{xki}に基づき、所
与の要素{al}k=1〜pの同じビット位置jのビッ
トの2進変数akjを変化させて2m通りの可能性を評
価することにより、部分和fjの各ビット位置jに対応
した複数のビットレベルの部分和fijを発生する所定
の論理符号化手段と、少なくとも1個の2次元マトリッ
クスとを具備する。前記2次元マトリックスは成分ak
における各ビット位置jの各ビットをビットレベルの基
本的部分和fijの1つ1つに対応付ける。ビットレベ
ルの基本的部分和fijの集合は対応する部分和fiを
構成する。
【0005】
【作用】上記本発明による方法および回路は、デジタル
演算を行うあらゆるタイプのプロセッサに適用可能であ
り、特に画像をデジタル処理するプロセッサ、DCT
(Discrete Cosine Transform;離散コサイン変換)に
よりデータ圧縮を行うプロセッサに有効である。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図3を参照し、2ベクトルのス
カラ積を決定するためのデジタル信号の符号化を行う本
発明による方法を説明する。図1に示すように、本発明
による符号化方法は、同一のディメンジョンpを有する
2ベクトルのスカラ積演算を行うためにデジタル信号に
適用される。一方のベクトルは所定の用途に対応した固
定の各値からなる成分{ak}によって構成され、他方
のベクトルは可変の成分{xk}によって構成される。
2ベクトルの各成分はNビットに符号化されている。図
1において、各ビットの要素は0〜N−1によって示さ
れている。同図に示すように、要素xkおよびakの各
ビットの順位はiあるいはjによって各々表わし、各ビ
ットの値はxkiあるいはakiと表わす。上述したベ
クトルのスカラ積の値は本発明においては以下のように
表わされる。 ◎
【数25】 本発明による方法は、図1に示すように、このスカラ積
関数を上述した成分を符号化する際の各ビットの順位i
に対応した値の2進変数xkiの積fiの部分和で表わ
す。従って、各成分は本発明による方法においては数2
6のように表わされる。 ◎
【数26】 また、スカラ積関数は下記式を満足する。 ◎
【数27】 これらの条件において、各部分和fiは下記式を満足す
る。 ◎
【数28】 また、各部分和fiは、固定の成分akのうち、上述し
たm通りの値をとり得る2進変数xkiの値に依存した
1つの値をとる。mが必然的に下記の条件を満足するパ
ラメータであることは容易に理解されよう。 ◎
【数29】 そして、本発明による方法は、各部分積和fiをビット
レベルでの基本的部分和fijによって表現する。ここ
で、Nビットに符号化されたjは各部分和fiの各ビッ
トの順位を表わしている。図1に示すように、各部分和
fiは下記式を満足する。 ◎
【数30】 上述した各部分和fiの表現に基づき、各基本的部分和
fijは順位jの各ビットにおいて下記式を満足する。 ◎
【数31】 各基本的部分和fijは、値akjのうちの1つの値を
とる。ここで、akjは、上述した2進変数xkiの値
に依存した対応する成分akにおける順位がjの対応す
る2進値を示す。本発明による方法によれば、ビットレ
ベルの基本的部分和fijは上記2進変数akjを変化
させて2m通りの可能性を評価することによって求めら
れる。これにより、ビットレベルの基本的部分和fij
から各部分和fiを計算することが可能になり、上述し
たスカラ積を求めることができる。
【0007】本発明による次元pの2ベクトルのスカラ
積を求めるための符号化方法は、各ベクトルについて特
に次元に関する制限を有するものではない。しかしなが
ら、各成分を符号化するビット数および各成分の数、す
なわち、各成分の次元数に応じ、実行すべき演算回数が
指数関数的に増大する。数学的解析は、本発明による符
号化方法が次元数pの小さな例えばp=2程度のベクト
ルに対して有効であることを示している。また、本符号
化方法は、上記次元p=2の倍数の任意の次元数のベク
トルの処理を目的とし、上記次元のサブベクトルを含ん
だベクトルの集合にも適用可能である。上記に従い、本
発明がどのようにして適用されるかを無制限の例として
図2および図3を参照して説明する。まず、図2におい
て、次元p=2のベクトルあるいは2より大きな次元数
pのベクトル空間における成分a,b;x,y(ただ
し、a1=a,a2=b,x1=x,x2=y)の集合
に対する演算を実行するために、成分x,yは各々下記
式を満足しなければならない。 ◎
【数32】 これらの式において、xi,yiは2進値あるいは考慮
中のビット順位iのための変数x,yに対応した2進変
数を示している。スカラ積関数は以下のように表わされ
る。 ◎
【数33】 また、部分和fiは下記式を満足する。 ◎
【数34】 各基本的部分和fijはビット順位jのレベルでビット
順位jの各々について下記式を満足する。 ◎
【数35】 上記式において、aj,bk,cjは成分a,bあるい
は和a+bを提供するパラメータcのビット順位jに対
応する2進値を示している。各部分和fiは、xiおよ
びyiが2進変数であることを考慮し、4通りの値a,
b,c,0を採用する。aおよびbは所定の成分であ
り、本発明による方法においては、cを演算して本方法
を実行する。ビットレベルにおいて、各部分和fiにお
けるビット順位jのビット、すなわち、各部分和fij
はaj,bj,cjあるいは0のいずれかの値をとる。
定数aj,bjおよびcjは2進数であるから、下記の
通り、基本的部分和fijを表現する8通りの値が存在
する。 ◎
【数36】 本発明による方法を実施するために図4に示す符号化回
路により基本的部分和fijを直接生成することが可能
である。この符号化回路は2進値xi,yiの各々相異
なった組合せ、すなわち、xi.yi(xiおよびyi
の積),xiの反転情報とyiの積、xiとyiの反転
情報の積、およびxiの反転情報とyiの反転情報の積
を実現するのに適した論理回路を含んでいる。各乗算器
は、aj,bj,cjおよび0のうち対応するものを受
け取り、各々対応する基本的部分和fijを表わす1ビ
ットを出力する。部分和fiは各基本的部分和fijを
表わす各ビットを集約することにより得られる。
【0008】一方、図2を参照して説明した本発明によ
る方法の実現は、以下説明するようにして本発明を具現
した特殊な回路においてクロックサイクル毎に1ビット
を処理することが可能であり、本発明による符号化方法
の有効な第2の実施例は変形したBoothの符号化方
法(以下、MBE法と称す)を用いることによりクロッ
クサイクル毎に2ビットを処理することを可能にする。
また、次元pが1である2ベクトルのスカラ積を演算す
る場合、すなわち、2ベクトルの積の演算、あるいは次
元pが1より大きいベクトル空間のサブセットであるa
1=aおよびx1=xを有する成分a.xを生じせしめ
るベクトルに演算を施す場合について図3を参照して説
明する。上述した本発明による符号化方法の実施例にお
いて、x=x1である成分xは2個の相補対称なコード
を用いて符号化することができ、次のように表わされ
る。 ◎
【数37】 そして、スカラ積を評価する関数は下記式を満足する。 ◎
【数38】 上記数37および38の各評価関数は、iに基づく総和
を演算するものであるが、総和は偶数のiに対応した成
分のみに適用される。上記評価関数の記載によれば、各
部分積和fiは、ビット順位i,i+1,i+2の連続
した3ビット上の1個の部分積に減少され、下記式を満
足する。 ◎
【数39】 各部分積和fiは、上記成分xにおけるビット順位i,
i+1,i+2に対応した値である2進変数xi,xi
+1,xi+2として、d=2a,a,0,−a,−d
=−2aをとり得ることがわかる。図3に示すように、
各部分積fiは順位jビットレベルでビットレベルの基
本的部分積fijによって表現される。各々のビットレ
ベルの基本的部分積fijは、各ビット順位jについ
て、値aおよびdの対応する2進値aj,bjにおいて
下記式を満足する。 ◎
【数40】 上記式において、パラメータSi,NiおよびCiは各
々下記式を満足する。 ◎
【数41】 上記式において、Siはシフトチェックパラメータであ
り、fi={−di,di}である場合にはSi=1と
なり、そうでない場合にはSi=0となる。Niは非ゼ
ロチェックパラメータであり、fi={−d,−a,
a,d}である場合にはNi=1となり、そうでない場
合にはNi=0となる。Ci=xiにおけるCiは相補
対称制御パラメータであり、fi={−a,−d}であ
る場合にCi=1となり、そうでない場合にCi=0と
なる。また、上記式における+を丸で囲んだ符号は排他
的論理和演算子を意味する。上記Si,Ni,Ciにつ
いての表現は下記数42における真理値表から得られ
る。 ◎
【数42】 なお、上記において符号?は任意の状態を示している。
【0009】図5は、BME法を用いた2ベクトルの積
の演算を行う際に本発明による第2実施例を適用するた
めの回路のブロック図である。この回路は、成分xから
ビット順位i,i+1,i+2に基づき上記パラメータ
Si,Ni,Ciを供給する変形Boothエンコーダ
を含んでいる。この場合、変形Boothエンコーダ
は、従来からある論理回路により、上述したパラメータ
が得られるような論理操作を行うように構成されてい
る。また、図5に示す回路は、ajと記された2進変数
あるいは成分aのビット順位jのビットを受け取る複数
のマルチプレクサを含んでおり、jは0〜N−1の範囲
である。各マルチプレクサは各基本的積fijを供給
し、部分積fiは、図4における回路に示すように、基
本的部分積fijを供給するマルチプレクサによって供
給されるビットを集約することによって得られる。次に
図6および7を参照し、同一次元pを有する2ベクトル
のスカラ積を決定するためのデジタル信号符号化回路を
さらに詳細に説明する。これらは各々図2および図3に
示された本発明による方法の具現に関するものである。
以下図6および7を参照して説明する本発明による回路
は、1個の特定の符号化回路を使用することにより、上
述した図2および図3におけるマルチプレクサの使用を
省略した点において有効である。図6に示すように、回
路は、部分和fjの各ビット順位iのため、与えられた
成分akのビット順位jにおける2進値akjを変化さ
せて2m通りの可能性を評価することにより、複数のビ
ットレベルの基本的部分和fijを発生する論理符号化
回路1を含んでいる。本発明による符号化回路は、さら
に、与えられた成分akにおいて各順位jのビットを論
理符号化回路1によって供給されるビットレベル部分和
fijのみの1個1個の値に対応させるための内部接続
機能を発揮する少なくとも1個の次元2m、Nのマトリ
ックス2を有する。上述したように、ビットレベルの基
本的部分和fijを提供する各ビットの集約により、こ
れらに対応する部分和fiが決定される。上記方法を使
用した本発明によるデジタル信号符号化回路は、上述し
た図3および図4に示した態様と比較し、論理符号化回
路1における符号化処理を行っていることにより、接続
機能としての2次元マトリックスに置き換えることによ
ってマルチプレクサを省略した点に利点がある。
【0010】図4において示した方法を具現する本発明
による符号化回路に関し、図6および図7を参照してさ
らに詳細に説明する。この場合、次元pが2であるベク
トルについて、あるいは次元pが2より大きいベクトル
空間のサブセットである成分a1=a,a2=b,x1
=x,x2=yから生じるベルトルについて、各ビット
レベルの基本的部分和fijは各ビット順位jについて
上記式を満足する。上記式において、aj,bj,cj
は成分a,b,cにおける順位jに対応した2進値を示
す。この場合、図6および図7に示すように、論理符号
化回路1は、成分x,yにおける順位iの2進変数x
i,yiを受け取る入力回路10を有する。図7に示す
ように、入力回路10は、2進値xi,yiの反転値を
発生する2個のインバータ101および102を有す
る。入力回路10は2進変数xi,yiおよびそれらの
反転値を出力する。さらに論理符号化回路1は、成分
a,b,cの順位jに対応した値のため、ビットレベル
の基本的部分和fijの2m=8通りの可能な値を発生
するための論理ゲート11を有する。論理ゲート11
は、基本的部分和fijに対応した値、すなわち、下記
のものを出力する。 ◎
【数43】 論理ゲート11は、NORゲートあるいはNANDゲー
トあるいはEXORゲートを用いて構成されている。
【0011】次に図8および図9を参照し、図3を参照
して説明した方法を具現するのに適した符号化回路を詳
細に説明する。この場合、次元pが1であるベクトルに
ついて、あるいは次元pが1より大きいベクトル空間に
おける成分a1=a,x1=xを生じるベルトルについ
て、各部分積和fiは、成分xのビット順位i,i+
1,I+2の連続した3ビットに生成された部分積に減
少され、各部分積は、2進値xi,xi+1,xi+2
に対応した機能として、値d=2a,a,0,−a,−
d=−2aをとり得る。図9に示すように、論理符号化
回路1は成分xの対応するビット順位をなす2進変数x
i,xi+1,xi+2を受け取る入力回路10を有
し、該入力回路10は2進変数xi,xi+1,xi+
2の反転値を各々生成する3個のインバータ101,1
02,103を有する。入力回路10は、上記2進値お
よびそれらの反転値を出力する。加えて論理符号化回路
1は、aおよびdの部分積のビット順位jの2進値の対
応する値のため、ビットレベルの基本的部分和fijの
m通りの可能な値を生成するための論理ゲート11を
有する。論理ゲート11は、下記真理値表から論理値a
jおよびbjについて決定されるビットレベルの基本的
部分和fijを発生する。 ◎
【数44】 図8に示された態様は、a=101001についての非
限定的な例を経て、記された値a=1101001につ
いて、および1010010に等しい値d=2aについ
て示されている。従来の方法によれば、Nビットに符号
化された値aについて、負の値−aは下記式を満足す
る。 ◎
【数45】 ここで、図6および図8に示された本発明による符号化
回路の各態様に使用される図9に示された2次元マトリ
ックスについて説明する。図10は、この2次元マトリ
ックスを、2mの各入力端が1個のビットレベルの基本
的部分和fijを受け取る第1実施例の非限定的な例に
ついて示している。マトリックスは入力端に接続された
導体と出力端に接続された導体との間のプログラマブル
なネットワークによって構成されている。ネットワーク
におけるポイントPにおいて、対応する入力アドレスお
よび出力アドレス間に、該出力データを該入力データに
対応させる電気的な接続状態が形成される。出力端にお
いて値fij(0,0,0)を得るために、対応するポ
イントPは図8に示すようにアドレスa=0,b=0,
c=0に設けられる。同様のことが、この図における対
応するポイントPについて適用される。
【0012】図11(a)〜(e)は、q>1である場
合における次元2qを有する2ベクトルのスカラ積を演
算する装置のブロック図である。このため上述したよう
に、各ベクトルは次元が2のq個のサブベクトルに分解
され、固定の成分および可変の成分に関係する各サブベ
クトルの組は、例えば対応する部分和ei,fi,gi
あるいはhiを生成するため、図6、7あるいは図8、
9に示す本発明による符号化回路に処理される。上記部
分和の各々は図11(a)〜(e)に示す加算回路に供
給される。図11(a)に示す加算回路は、2個の部分
和fiおよびfgを加算するものであり、第1キャリ伝
達加算部CPA1およびそれに続く第2キャリ伝達加算
部CPA2によって構成され、第2キャリ加算部CPA
2は、出力が加算部CPA2の1つの入力端に接続され
たレジスタを介してループ接続されている。同様に図1
1(b)は、2個の部分和fijを加算する加算器を示
しており、この加算器は上記2個の部分和を受け取る第
1キャリ保持加算部CSA1および第2キャリ保持加算
部CSA2によって構成されている。第2キャリ保持加
算部CSA2は、第1および第2の加算レジスタに接続
され、第2の加算レジスタは第1キャリ保持加算部CS
A1および第2キャリ保持加算部CSA2の両方にルー
プバックされている。2個の出力レジスタおよび1個の
加算回路は、部分和fi,giの加算結果を出力する。
第1の出力加算回路は第2キャリ保持加算部CSA2の
出力の一方を保持し、第2の加算レジスタは他方の出力
を保持する。図11(c)〜(e)は、4個の基本的部
分和fi,gi,hiおよびeiを加算する部分和加算
回路の構成を示す。図11(c)において、これらの加
算回路はキャリ伝達加算器によって構成され、カスケー
ド接続されて上記部分和が入力される3個のキャリ伝達
加算器CPA1,CPA2およびCPA3と、第4のキ
ャリ伝達加算器CPA4とが設けられており、図11
(a)と同様、第4のキャリ伝達加算器CPA4の出力
は出力レジスタを介して自身の入力にループバックされ
ている。これに対し、図11(d)および(e)におい
ては、加算回路は、上記部分和を受け取る3個のキャリ
保持加算器CSA1,CSA2およびCSA3と、図1
1(b)に示すものと同様な仕方でそれに続く、キャリ
保持加算器CSA4とが設けられており、キャリ保持加
算器CSA4の出力は第1および第2の加算レジスタに
接続され、これらを介して2個の出力レジスタ3および
4へと接続されている。図11(a)〜(e)に示され
た加算回路は、部分和fi,gi,hiおよびeiを加
算するワードレベルの加算回路を構成していることが理
解されよう。
【0013】図12および13を参照し、n×pマトリ
ックスおよび次元pのベクトルの積を図6あるいは7に
示す本発明による符号化回路によって演算することによ
り、DCTを得るデータ処理回路の実施例を詳細に説明
する。以下では、DCTはリアルタイムでのデータ圧縮
あるいはイメージ符号化に適用される。これらのタイプ
の処理のビデオ信号処理に対する応用の重要性の増大に
より、要求される性能レベルに達するためにはDCTを
実行する高速集積回路が必要であるからである。現今
は、例えばInmos,SGS−Thomson,Ma
tra Harris等のメーカによりDCTを実行す
る多数の集積回路が提供されている。そして、DCTを
実行する最高のクロックレートは27MHzと言われて
いる。本発明による符号化回路は、DCTを実行するV
LSI(超大規模集積回路)を構成する。特に本発明に
よる回路は、DCT実行のための集積回路を形成するた
めの面積を少なくし、かつ、非常に速い処理速度を可能
にするものである。こういった用法は、本質的に本発明
による符号化回路の直接的な応用に基づくものである。
上述したように、DCT実行用集積回路は、一定の変換
長のための一定の変換用係数マトリックスの適用に基づ
くものである。従って、本発明によれば、回路全体の論
理設計が簡単化される。また、以下の説明により、キャ
リ保持加算器が演算速度を著しく向上させることが理解
されよう。長さNのDCTは次式によって定義される。 ◎
【数46】 ただし、C0=1/√2であり、0以外のiに関し、C
i=1である。本発明によるDCT実行においては、図
12および13に示すように、本発明による符号化回路
は順位rおよびsの可変成分、すなわち、成分xrおよ
びxsの加算を行うための第1パス1000を構成する
ように機能している。ここで、r+s=pである。ま
た、r+s=pである成分rおよびsの差に対応した第
2パス2000が構成されている。第1および第2のパ
スの各々は、各々が本発明による符号化回路によって構
成された多数の基本的パスに分割される。また、各基本
的パスにおける本発明による符号化回路の2次元マトリ
ックスを構成するネットワーク2からの出力は、加算回
路3、すなわち、図11を参照して説明した加算回路の
1つに接続される。図12および13を参照し、さらに
長さ8のDCTについて説明する。長さ8のDCTは、
次に積変換により表わされる。 ◎
【数47】
【数48】 上記表現により、一般的な長さMのDCTについては、
2個のM×N次元マトリックスとM次元のベクトルとの
積により演算されることが理解されよう。特に図13に
示すように、第1パス1000の各基本的パス100
1、1002は可変成分x0,x7;x1,x6および
x2,x5;x3,x4を並列に受け取る2個の加算回
路と、回路構成が図6を参照して説明した回路構成に対
応した4個のプログラマブルアレイ1,2,2,2,2
を有する回路とを有する。各回路において、各プリグラ
マブルアレイは演算サブマトリックスのp/2行成分に
よって構成される所定の成分に対応している。従って、
このことは上記演算式に係る入力要素x0〜x7に乗算
される所定要素のベクトルを構成する各マトリックスル
の1行のスカラ積の演算を減少せしめる。また、第2パ
ス2000における各基本的パス2001および200
2は、可変要素x4,x3;x2,x5およびx1,x
6;x0,x7を各々受け取る2個並列の減算器と、4
個のプログラマブルアレイ1,2,2,2,2を有する
回路とを有し、各プログラマブルアレイは演算サブマト
リックスのp/2行成分によって構成される所定の成分
に対応している。最後に、第1および第2のパス100
0および2000の各々は、p/2=4個の加算器3を
各々有しており、これらの加算器3の入力端は対応する
基本的パスにおけるプログラムアレイ2の対応する1つ
からの出力を受け取る。図12に示す態様において、1
サイクル当り1ビットを処理する場合、次元2のスカラ
積評価関数は下記のように表わされる。 ◎
【数49】 2個のスカラ積評価関数は各々可変要素x0〜x7に係
る上記マトリックスAあるいはBの第1行からの2個の
係数のサブセットを考慮することに対応している。そし
て、スカラ積評価関数は以下のように表わされる。 ◎
【数50】 この式において、fiおよびgiはパス1000および
2000における第1および第2の基本的パス1001
&2002および1002&2002のアレイ2によっ
て供給される部分和を示す。結果y0,y2,y4&y
6およびy1,y3,y5&y7に各々対応したサブベ
クトルおよび可変要素の各積は、図11(a)に示すよ
うに加算回路3を介して得られる。プログラマブルアレ
イ2は所定成分の値を提供する対応する係数の機能がプ
ログラムされている。図13に示すDCT処理回路の態
様は、1サイクル当り2ビットの処理という点で相違し
ている。この場合、図3に示す本発明による方法および
それに対応する図7に示す符号化装置の具現に関し、ス
カラ積評価関数は下記のように表わされる。 ◎
【数51】 上記式において、fi,gi,hiおよびeiはサブベ
クトルf,g,hおよびeの部分和を示していることが
理解されよう。上述した図13に示すように、第1パス
1000における各基本的パスは、4個の基本的パス1
001〜1004を具備しており、各基本的パスは可変
要素x0,x7;x1,x6およびx2,x5;x3,
x4を並列に受け取る2個カスケード接続された加算回
路を有している。上記カスケード接続された加算回路
は、対応する加算x0+x7,x1+x6,x2+x5
およびx3+x4に係る順位の連続した3ビットを供給
する。また、各基本的パスは、4個のプログラマブルア
レイ1,2,2,2,2によって構成される回路を含ん
でおり、各プログラマブルアレイ2は演算におけるサブ
マトリックスのp/2行成分によって構成される所定の
成分に対応している。同様に、第2のパス2000は4
個の基本的パス2001〜2004を具備しており、各
基本的パスは対応する差x4−x3,x5−x2,x1
−x6およびx7−x0に係る順位の連続した3ビット
を並列に出力する2個カスケード接続された減算器を有
する。上記基本的パスの各々はまた、4個のプログラマ
ブルアレイ1,2,2,2,2によって構成される回路
を具備し、各プログラマブルアレイは演算におけるサブ
マトリックスのp/2行成分によって構成される所定の
成分に対応している。また、図12に示す態様と同様、
第1および第2のパスの各々は、p/2=4個の加算回
路3を具備しており、これらの加算回路3の各々には各
基本的パスにおける対応する1つのプログラマブルアレ
イの出力が入力される。
【0014】図12および13に示すDCT処理回路の
構成は、さらにサイズの大きなDCT処理に容易に適用
され得る。長さ16のDCTについては特に有効な状況
が生じる。従来においては、処理はクロックサイクル当
り1ビットで実行された。この場合、図13に示す構成
と同様な構成が用いられる。各入力は次元8のスカラ積
に対応し、4入力の加算回路を使用することが必要であ
る。合計16個の4入力加算回路および8個の符号化回
路が要求される。本発明においては、長さ2MのDCT
処理を行うについて、1サイクル当り1ビットを処理す
るためには、M/2入力の2M個の加算回路およびM個
の符号化回路が必要である。最後に、DCT演算が行わ
れる精度が変換長さよりも大きい場合にはクロックサイ
クル当り2ビットの処理が有効である。この場合、図1
3に示すような構成を用いることが可能になる。長さ2
MのDCTを行うためには、2M個のM入力の加算回路
および2M個の符号化回路が要求される。2ベクトルの
スカラ積を決定するためのデジタル信号に対する応用の
ための特に高性能な符号化方法および回路について説明
した。本方法の実現は、要求されるハードウェアの著し
い低減を招く。キャリ保持加算器の使用と関連したハー
ドウェアは、被処理データに係るクリティカルパス長を
減少せしめ、演算速度の著しい増大が実現される。本発
明による符号化方法および回路は、従来のプロセッサに
比べて処理速度が勝っているため、デジタル画像データ
の処理およびデジタルデータ圧縮に特に適している。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、2ベクトルのスカラ積を決定するためのデジタル信
号の符号化を簡単な回路構成で高速に実行することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による方法の一般的な構成を要約し
た図である。
【図2】 この発明による方法を要約したものであり、
特に1クロック当り1ビットのレートで演算される2次
元のベクトル演算に本発明を適用した場合の符号化方法
を示す図である。
【図3】 この発明による方法を要約したものであり、
特に1クロック当り2ビットのレートで2個の積が演算
される1次元のベクトル演算に本発明を適用した場合の
符号化方法を示す図である。
【図4】 図2に示す方法を用いた符号化回路を示す図
である。
【図5】 図3に示す方法を用いた符号化回路を示す図
である。
【図6】 図2に示す方法を用いた符号化回路を示す図
である。
【図7】 図2に示す方法を用いた符号化回路を示す図
である。
【図8】 図3に示す方法を用いた符号化回路を示す図
である。
【図9】 図3に示す方法を用いた符号化回路を示す図
である。
【図10】 図6および図8の構成を詳細に示す図であ
る。
【図11】 2個の部分和を結合する回路の構成を示す
と共に2個の成分から生成したベクトルに係る部分和f
i,gi,hi,eiを示す図である。
【図12】 図2に示された本発明による方法の成分
{ak}k=1〜pとして作用するDCTマトリックス
の係数を有し、DCTによりデジタル画像処理を行うシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図13】 図2に示された本発明による方法の成分
{ak}k=1〜pとして作用するDCTマトリックス
の係数を有し、DCTによりデジタル画像処理を行うシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
xk 可変成分 ak 所定の成分 fi 部分積和 fij ビットレベルの基本的部分和
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B 9070−5C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のベクトルは所定の成分{ak}を
    有し、他方のベクトルはNビットに符号化された可変の
    成分{xk}を有する同一次元pの2ベクトルのスカラ
    積を決定するためのデジタル信号の符号化を行う方法に
    おいて、該方法は、◎ 【数1】 によって表現されるスカラ積関数を実現するものであ
    り、 各部分積和fiが、2進変数{xki}の各値に依存
    し、m通りの可能な値を有する固定成分{ak}の各値
    のうちの1つをとるように、前記スカラ積関数を2進変
    数{xki}の部分積和fiによって表現し、 各ビット順位jについて、ビットレベルの基本的部分和
    fijが、前記2進変数{xki}の値に依存してビッ
    ト順位に対応した値akjの1つをとるように、各部分
    積和fiをビットレベルの基本的部分和fijによって
    表現し、 2進値akjを変化させて2m通りの可能性を評価する
    ことによって前記ビットレベルの基本的部分和fijを
    演算し、各ビットレベルの基本的部分和fijに基づい
    て演算されるべき各部分積和fiを得ることを特徴とす
    る符号化方法
  2. 【請求項2】 次元pが2であるベクトルの演算、ある
    いは次元pが2より大きいベクトル空間のサブセットを
    構成するa1=a,a2=b,x1=x,x2=yであ
    る2成分a,b;x,yを各々有するベクトルの演算を
    目的とし、 x,yをx,yに対応した2進値xi,yiにより、 ◎ 【数2】 と表現し、上記式において、x,yは、 ◎ 【数3】 を満たし、前記部分積和fiを、 ◎ 【数4】 と表わし、上記式においてc=a+bであり、各ビット
    に対応したビットレベルの基本的部分和は各ビット順位
    jについて、 ◎ 【数5】 を満たし、上記式においてaj,bj,cjは対応する
    2進値を示すことを特徴とする請求項1記載の符号化方
  3. 【請求項3】 次元p=1のベクトルあるいは次元pが
    1より大きいベクトル空間のサブセットを構成するa1
    =a,x1=xであり、可変成分xはNビットに符号化
    された成分a;xを有するベクトルについての演算を行
    うため、スカラ積はa,x成分に関して演算され、スカ
    ラ積関数fを得るため、xは、 ◎ 【数6】 と表現され、上記におけるiはNビットにおける符号化
    されたビットの順位を示し、xi,xi+1およびxi
    +2は対応する2進値を示し、スカラ積関数fは、 ◎ 【数7】 と表現され、 上記においてfi=(−xi + xi+
    1 + xi+2)・aは順位i,i+1,i+2の連続
    した3ビットの部分和にまとめられた部分積和を示し、
    各部分積fiは値{d=2a,a,0,−a,−d=−
    2a}を対応する2進積としてとり得、前記ビットレベ
    ルの基本的積fijは値aおよびdにおける順位jに対
    応した各2進値ajおよびdjについて次の式を満た
    し、 ◎ 【数8】 上記式において、 ◎ 【数9】 であり、Siはシフトチェックパラメータであり、 ◎ 【数10】 を満足し、Niは非ゼロチェックパラメータであり、 ◎ 【数11】 を満足し、Ciは相補対称制御パラメータであり、 ◎ 【数12】 を満足し、丸囲みの+表示は排他的論理和演算子を示す
    ことを特徴とする請求項1記載の方法
  4. 【請求項4】 一方が所定の成分{ak}k=1〜pを
    有し、他方がNビットに符号化された可変の成分{x
    k}k=1〜pを有する2ベクトルのスカラ積を決定す
    るためのデジタル信号の符号化を行うための回路であっ
    て、 スカラ積の値は下記スカラ積関数によって表現され、 ◎ 【数13】 2進変数xkiの部分和fiの形式にまとめられ、各部
    分和fiはm通りの可能な値を有する前記2進変数の各
    値に依存した固定の成分akの値の1つをとり、 前記部分和fjの順位jの各ビットについて、前記2進
    値{xki}に基づいて、所定の成分{ak}k=1〜
    pの順位jビットの2進値akjを変化させて2m通り
    の可能性を評価することにより、複数のビットレベルの
    基本的部分和fijを生成する論理符号化手段(1)
    と、 所定の成分akの順位jの各ビットを、ビットレベルの
    基本的部分和fijが対応する部分和fiを規定するよ
    うに、ビットレベルの基本的部分和fijの1個1個の
    値に対応させる次元2m,Nの少なくとも1個の接続マ
    トリックスとを具備することを特徴とする符号化回路
  5. 【請求項5】 次元pが2であるベクトルに対し、ある
    いは次元pが2より大きいベクトル空間のサブセットを
    構成する2個の成分a1=a,a2=b;およびx1=
    x,x2=yを有するベクトルに対しての回路であり、 ◎ 【数14】 であり、上記式においてxi,yiは変数x,yにおけ
    る順位iのビットの2進値であり、部分積和fiは、 ◎ 【数15】 ◎ 【数16】 を満たし、上記においてc=a+bであり、順位jの各
    ビットのビットレベルの各基本的部分和は、 ◎ 【数17】 を満たし、上記においてaj,bj,cjは成分a,
    b,cの順位jに対応した2進値を示し、 前記論理符号化手段(1)は、成分x,yの順位iの2
    進値xi,yiを受け取る入力回路(10)を具備し、
    該入力回路(10)は2進値xi,yiの反転値を生成
    する2個のインバータを有し、前記2進値xi,yiお
    よびそれらの反転値を出力し、 さらに前記論理符号化手段は、所定の成分a,b,cの
    順位jの2進値の対応した値について、ビットレベルの
    基本的部分和fijの2m=8通りの可能な値を発生
    し、 ◎ 【数18】 を出力する複数の論理ゲートとを具備することを特徴と
    する請求項4記載の回路
  6. 【請求項6】 次元pが1であるベクトルに対し、ある
    いは次元pが1より大きいベクトル空間のサブセットを
    構成する1個の成分a1=a,x1=xを有するベクト
    ルに対しての回路であり、可変成分xはNビットに符号
    化され、 ◎ 【数19】 と表わされ、上記においてiはNビット符号化における
    順位を示し、xi,xi+1,xi+2はそれに対応す
    る2進値であり、スカラ積関数fは、 ◎ 【数20】 と表わされ、上記においてf=(−xi + xi+1
    + xi+2)・aは順位i,i+1,i+2の連続し
    た3ビットの部分積にまとめられた部分積和を示し、各
    部分積は対応する2進値の機能として値{d=2a,
    a,0,−a,−d=2a}をとることが可能であり、 前記論理符号化手段(1)は、 変数xの対応する順位の2進値xi,xi+1,xi+
    2を受け取る入力回路(10)であって、xi,xi+
    1,xi+2の反転値を発生する3個のインバータを有
    し、前記2進値xi,xi+1,xi+2およびそれら
    の反転値を出力する入力回路(10)と、 aおよびdの部分積の順位jの2進値の対応する値につ
    いて発生されるべきビットレベルの基本的部分和fij
    の2m=4通り可能な値を実現し、ビットレベルの基本
    的部分和fijとして ◎ 【数21】 を出力する複数の論理ゲートとを具備することを特徴と
    する請求項4記載の回路
  7. 【請求項7】 前記マトリックスは2m個の入力端およ
    びN個の出力端を有し、前記2m個の入力端の各々は部
    分和あるいはビットレベルの積fijを受け取り、前記
    マトリックスは前記入力端に接続される導体と前記出力
    端に接続される導体との間のプログラマブルアレイを構
    成し、各出力が入力値に対応するように、該当する入力
    および出力アドレスにネットワークノード(P)が形成
    されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記
    載の回路
  8. 【請求項8】 次元が2qおよび1である2ベルトルの
    スカラ積を演算する装置のための請求項4乃至7のいず
    れかに記載の複数の回路の使用方法であって、各ベクト
    ルは次元が2のq個のサブベクトルに分割され、所定の
    成分および可変の成分に関係するサブベクトルの各組は
    前記回路の1つに従属し、加算回路に入力されるべき対
    応する部分和ei,hi,gi,hiを生成することを
    特徴とする方法
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法において、次元n×
    pのマトリックスに次元Pのベクトルを乗算をすること
    によってDCTを行うため、前記回路は、 r+s=pであるような順位rおよびsの可変成分の和
    を処理する第1パス(1000)と、 r+s=pであるような順位rおよびsの可変成分の差
    を処理する第2パス(2000)とを具備し、前記第1
    および第2のパス(1000,2000)は前記回路の
    1つによって形成される複数の基本的パス(1001、
    1002、2001、2002)に分割され、各基本的
    パスを構成する前記回路のマトリックスを形成するアレ
    イ(2)からの出力は加算回路(3)と接続されるよう
    に機能することを特徴とする方法
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、次元p
    が8であるベクトルを1クロックサイクル当り1ビット
    のレートで処理するため、 第1パスにおける各基本的パス(1001、1002)
    は、 可変成分x0,x7;x1,x6およびx2,x5;x
    3,x4を各々受け取る2個の並列加算回路と、 4個のプログラムされたアレイ(1,2,2,2,2)
    を有する回路であって、各アレイが演算のサブマトリッ
    クスにおけるp/2行成分によって構成される所定の成
    分に対応するようにプログラムされてなる回路とを具備
    し、 第2のパスの各基本的パス(2001,2002)は、 可変成分x4,x3;x2,x5およびx1,x6;x
    0,x7を各々受け取る2個の並列減算回路と、 4個のプログラムされたアレイ(1,2,2,2,2)
    を有する回路であって、各アレイが演算のサブマトリッ
    クスにおけるp/2行成分によって構成される所定の成
    分に対応するようにプログラムされてなる回路とを具備
    し、 前記第1および第2のパスは各々、対応するパスにおけ
    る基本的パスの各々のプログラムされたアレイ(2)の
    1つからの出力にその入力が接続されるp/2=4個の
    加算回路を有することを特徴とする方法
  11. 【請求項11】 請求項9記載の方法において、次元p
    が8であるベクトルを1クロックサイクル当り2ビット
    のレートで処理するため、 4個の基本的パス(1001〜1004)を有する第1
    のパス(1000)の各基本的パスは、カスケード接続
    されて可変成分x0,x7;x1,x6およびx2,x
    5;x3,x4を各々受け取る2個の加算回路を有し、
    前記加算回路は対応する加算x0+x7;x1+x6;
    x2+x5;およびx3+x4に係る順位の連続した3
    ビットを並列に出力し、 4個のプログラムされたアレイ(1,2,2,2,2)
    を有してなる回路であって、各アレイ(2)は演算サブ
    マトリックスのp/2行成分によって構成される所定の
    成分に対応した回路を有し、 4個の基本的パス(2001〜2004)を有する第2
    のパスにおける各基本的パスは、 対応する差x4−x3,x5−x2;x1−x6,x7
    −x0に係る順位の連続した3ビットを並列に出力する
    カスケード接続された2個の減算器と、 4個のプログラムされたアレイ(1,2,2,2,2)
    を有してなる回路であって、各アレイ(2)は演算サブ
    マトリックスのp/2行成分によって構成される所定の
    成分に対応した回路を有し、 前記第1および第2のパスは各々、入力端が対応するパ
    スにおける基本的パスの各々におけるプログラムされた
    アレイの1つからの出力を受け取るp/2=4個の加算
    回路(3)を有することを特徴とする方法
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