JPH07152771A - 利用者情報管理装置、情報フィルタ、情報分類装置、情報再生装置、情報検索装置及び仮名漢字変換装置 - Google Patents

利用者情報管理装置、情報フィルタ、情報分類装置、情報再生装置、情報検索装置及び仮名漢字変換装置

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JPH07152771A
JPH07152771A JP5300432A JP30043293A JPH07152771A JP H07152771 A JPH07152771 A JP H07152771A JP 5300432 A JP5300432 A JP 5300432A JP 30043293 A JP30043293 A JP 30043293A JP H07152771 A JPH07152771 A JP H07152771A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者情報を統一的に管理し、情報の収集、
収集した情報の分類/再生、他のデータベースの検索、
文書作成の全ての段階において、共通の利用者情報を提
供することができ、また、新たな利用者情報を獲得する
ことができる利用者情報管理装置を提供する。 【構成】 利用者情報管理装置には、外部の情報処理装
置と通信するための通信部と、該通信の内容を適切な入
力部分に切り替える通信部バッファと、前記情報処理装
置からの連想の起点となるキーワード群を入力するキー
ワード入力手段と、これらのキーワードについて活性の
伝搬を行う活性伝搬手段と、キーワード連想ネットワー
ク上の全ノードの得点を求める得点計算手段と、該ノー
ドを得点の高い順に並び替える並べ替え手段と、評価値
を入力する手段と、利用者情報の獲得・修正等を行う学
習装置が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用者の利用形態を観
察することにより利用者に関する情報を獲得し、獲得し
た利用者情報をもとにその挙動を変化させる各種の情報
処理装置に対して、利用者情報を一元管理するための利
用者情報管理装置と、該装置を利用した情報フィルタ、
情報分類装置、情報再生装置、情報検索装置及び仮名漢
字変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、利用者の利用形態を観察する
ことによって獲得された利用者情報を用いて、利用者の
好みに応じてその挙動を変化させる文書検索装置やファ
イリング装置が知られている。また、前記利用者情報を
用いて、利用者が興味を持つと思われる情報のみを利用
者に提示する情報フィルタも知られている。さらに、ワ
ープロで仮名漢字変換に用いられる変換辞書も、利用者
情報の一種とみなすことができる。
【0003】しかしながら、従来は、これらの利用者情
報を統一して管理する手段が存在しなかったために、こ
れらの利用者情報はそれぞれ別々に獲得、利用されてい
た。その結果、同類の情報であるにもかかわらず、利用
者情報の獲得が重複して行われるといった無駄が生じて
いた。また、利用者の要望や嗜好の変化等を逐一把握す
るためには、新たに獲得された利用者情報をシステムに
フィードバックする必要があるが、各システム毎に利用
者情報をフィードバックしていた従来の方法では利用者
に大きな負担を負わせることになり、これらシステムの
展開を阻害してきた。さらに、これらの利用者情報はシ
ステム毎に保持されていたため、あるシステムで他のシ
ステムの利用者情報を利用する場合には、そのシステム
の利用者情報を占有することとなり、両システムを同時
に起動することができないといった不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した様に、従来の
利用者情報の管理は各システム毎に独立して行われてい
たため、利用者情報の獲得が重複して行われていた。ま
た、新たに獲得された利用者情報をシステムにフィード
バックする場合も、各システム毎に行わなければなら
ず、重複した労力が払われていた。さらに、同一の利用
者情報を利用する場合でも、同時に複数のシステムを起
動することができるような手段の開発が切望されてい
た。
【0005】本発明の第1の目的は、上記の問題点を解
決するために、利用者情報を統一的に管理し、情報の収
集、収集した情報の分類/再生、他のデータベースの検
索、文書作成の全ての段階において、共通の利用者情報
を提供することができ、また、新たな利用者情報を獲得
することができる利用者情報管理装置を提供することに
ある。
【0006】また、本発明の第2の目的は、利用者情報
管理装置の記憶データに基づいて、新規の情報の重要度
を判定し、その結果を再び利用者情報管理装置に送るこ
とにより、信頼性の高い利用者情報の収集を可能とした
情報フィルタを提供することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、利用者情報管理装
置の記憶データに基づいて、与えられた情報を所定の分
類に格納し、利用者から分類先の変更の指示があった場
合には分類の変更を行い、その結果を再び利用者情報管
理装置に送ることにより、信頼性の高い文書情報の分類
を可能とした情報分類装置を提供することにある。
【0008】本発明の第4の目的は、利用者情報管理装
置の記憶データに基づいて、再生順位を決定し、利用者
から再生順の指示があった場合には変更を行い、その結
果を再び利用者情報管理装置に送ることにより、信頼性
の高い文書情報の再生を可能とした情報再生装置を提供
することにある。
【0009】本発明の第5の目的は、利用者情報管理装
置の記憶データに基づいて検索を行い、利用者から検索
結果に対して評価値の入力があった場合には、その値を
再び利用者情報管理装置に送ることにより、信頼性の高
い文書情報の検索を可能とした情報検索装置を提供する
ことにある。
【0010】本発明の第6の目的は、利用者情報管理装
置の記憶データに基づいて変換候補を提示し、利用者が
該変換候補を受け入れた場合には、その結果を再び利用
者情報管理装置に送ることにより、信頼性の高い仮名漢
字変換を可能とした仮名漢字変換置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記第1の目的を達成するためのもので、個々のキ
ーワードに対応し、大きさに関する情報及び重みに関す
る情報を持つノードと、このノード間を接続するリンク
とからなるキーワード連想ネットワークを用いて利用者
情報を管理する利用者情報管理装置において、前記キー
ワード連想ネットワークを記憶する手段と、前記キーワ
ード連想ネットワーク上の全ノードの活性値を初期状態
に設定する手段と、外部のアプリケーションと通信する
ための通信部と、前記通信部による通信と内部処理の時
間差を埋め、通信の内容を適切な入力部分に切り替える
通信部バッファと、前記通信部を介して前記アプリケー
ションから連想の起点となるキーワード群を入力するた
めのキーワード入力手段と、この手段により入力された
キーワードが前記キーワード連想ネットワーク上にノー
ドとして存在するか否かを判断する手段と、この手段に
より前記入力されたキーワードがノードとして存在する
と判断した場合に、前記大きさに関する情報に基づいて
前記入力されたキーワードに対応するノードの活性値を
算出する手段と、この手段により算出されたノードの活
性値を前記キーワード連想ネットワーク上に伝搬させ
て、前記キーワード連想ネットワーク上のノードの活性
値を更新する手段と、前記キーワード連想ネットワーク
上の全ノードの活性値と該ノードの重みに関する情報と
に基づいて、全ノードの得点を求める手段と、該ノード
を得点の高い順に並び替える手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、上記第1の目的
を達成するためのもので、請求項1に記載の利用者情報
管理装置において、前記キーワード群とその評価値を通
信により入力するための入力手段と、この入力手段によ
り入力されたキーワード群に対応するノードが、キーワ
ード連想ネットワーク上に存在するか否かを判断して、
前記キーワード連想ネットワーク上に存在しないノード
を新たに生成する手段と、キーワード群の各キーワード
に対応する全ノードにつながりを持たせる手段と、前記
評価値に基づきキーワードに対応するノードの大きさに
関する情報を更新する手段を備えたことを特徴とするも
のである。
【0013】請求項3に記載の情報フィルタは、上記第
2の目的を達成するためのもので、対象としているテキ
ストから所定のキーワードを抽出するキーワード抽出手
段と、請求項1又は請求項2に記載の利用者情報管理装
置と、該利用者情報管理装置と通信するための通信部
と、該利用者情報管理装置により算出されたノードの得
点に基づきテキストの得点を算出する手段と、この手段
により算出されたテキストの得点が所定の閾値以上の場
合に、該テキストを利用者に提示する手段と、提示され
た文書の評価値を入力する手段と、前記通信部を用いて
キーワードと評価値を利用者情報管理装置に送る手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0014】請求項4に記載の情報分類装置は、上記第
3の目的を達成するためのもので、対象としているテキ
ストから所定のキーワードを抽出するキーワード抽出手
段と、請求項1又は請求項2に記載の利用者情報管理装
置と、該利用者情報管理装置と通信するための通信部
と、該利用者情報管理装置により算出されたノードの得
点に基づき、テキストの分類先候補を作成する手段と、
分類先候補に対する利用者の判定を入力する手段と、決
定した分類先にテキストを格納する手段と、前記通信部
を用いて決定した格納先に対応するキーワードと評価値
を利用者情報管理装置に送る手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0015】請求項5に記載の情報再生装置は、上記第
4の目的を達成するためのもので、再生要求を入力する
手段と、再生要求からキーワードを抽出するキーワード
抽出手段と、請求項1又は請求項2に記載の利用者情報
管理装置と、該利用者情報管理装置と通信するための通
信部と該利用者情報管理装置により算出されたノードの
得点に基づき再生先候補を作成する手段と、再生先の候
補を表示する手段と、再生先の候補に対して利用者の判
定を入力する入力手段と、決定した再生先を読み込む手
段と、再生するテキストを表示する表示手段と、前記通
信部を用いて決定した再生先に対応するキーワードと評
価値を利用者情報管理装置に送る手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0016】請求項6に記載の情報検索装置は、上記第
5の目的を達成するためのもので、検索要求を入力する
手段と、検索要求から検索項目を順次取り出す手段と、
請求項1又は請求項2に記載の利用者情報管理装置と、
該利用者情報管理装置と通信するための通信部と、該利
用者情報管理装置により求められたキーワード連想ネッ
トワークの活性部分から完全グラフを抽出する完全グラ
フ抽出手段と、抽出された完全グラフを元に項目を拡張
する項目拡張手段と、拡張された項目を統合して拡張検
索式を生成する手段と、拡張検索式を用いて検索を行う
検索手段と、検索した検索結果を表示する表示手段と、
検索結果に対して利用者が評価値を入力する手段と、検
索結果からキーワードを抽出するキーワード抽出手段
と、前記通信部を用いて該抽出されたキーワードと入力
された評価値を利用者情報管理装置に送る手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0017】請求項7に記載の仮名漢字変換装置は、上
記第6の目的を達成するためのもので、入力中のテキス
トを記憶しておく記憶装置と、仮名を入力する入力手段
と、該入力された仮名から漢字候補を作成する漢字候補
作成手段と、テキストの入力中の前後から予め定められ
た領域を取り出してくるテキスト抽出手段と、抽出され
たテキストからキーワードを抽出するキーワード抽出手
段と、請求項1又は請求項2に記載の利用者情報管理装
置と、該利用者情報管理装置と通信するための通信部
と、該利用者情報管理装置により算出されたノードの得
点に基づき漢字候補から候補を決定する決定部と、漢字
変換を選定する手段と、前記通信部を用いて、前記キー
ワード抽出装置により抽出されたキーワードと漢字確定
結果と予め定められている評価値を利用者情報管理装置
に送る手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】請求項1に記載の利用者情報管理装置において
は、通信部より受け取られた情報に基づいて活性伝搬手
段が起動され、この活性伝搬手段に入力されたキーワー
ドについて、キーワード連想ネットワーク記憶装置に記
憶されているリンク情報に基づいて活性の伝搬が行わ
れ、これにより、前記記憶装置に記憶されているキーワ
ード連想ネットワーク上の各ノードの活性値が求められ
る。そして、得点計算手段により、各ノードの得点が求
められ、さらに、並べ替え手段により、各ノードが得点
の大きい順に並べ替えられる。
【0019】請求項2に記載の利用者情報管理装置は、
上記請求項1に記載の利用者情報管理装置に学習装置を
付加したものであり、その作用は、学習装置に入力され
たキーワード群の中に、キーワード連想ネットワークに
登録されていないキーワードが存在する場合には、表示
装置にその登録されていないキーワードが表示され、利
用者が重み入力装置を用いてその重みを入力すると、重
要なキーワードがキーワード連想ネットワークに登録さ
れる。
【0020】また、請求項3に記載の情報フィルタは、
新規に到着した情報からキーワードを抽出し、抽出され
たキーワードを通信部を介して利用者情報管理装置に送
り、連想されるキーワードの一覧を結果として通信部が
受け取る。そして、作成された関連キーワード一覧から
各情報の得点を計算し、その得点が予め設定された閾値
以上であれば重要情報とみなして利用者に提示し、利用
者からのフィードバックがあった場合には、再度通信部
を介して利用者情報管理装置にその情報を送り、利用者
情報管理装置の学習を促す。
【0021】次に、請求項4に記載の情報分類装置は、
与えられた情報(例えば情報フィルタが提示した情報
で、利用者が保存する必要があると指示したもの)か
ら、キーワードを抽出し、抽出されたキーワードを通信
部を介して利用者情報管理装置に送り、連想されるキー
ワードの一覧を結果として通信部が受け取る。そして、
作成された関連キーワード一覧から、定められた閾値以
上の得点を持つキーワードの下にその情報を分類する。
また、利用者から分類変更の指示があった場合には、分
類を変更すると共に、キーワード連想ネットワーク記憶
装置の連想ネッワークの変更も行う。
【0022】また、請求項5に記載の情報再生装置は、
利用者の再生要求からキーワードを抽出し、抽出された
キーワードを通信部を介して利用者情報管理装置に送
り、連想されるキーワードの一覧を結果として通信部が
受け取る。そして、連想されるキーワードの一覧を作成
し、格納されているファイルをブラウズする際に表示す
る順位を決定する。また、利用者から目的のファイルの
指定があった場合には、予め定められている評価値と再
生要求から抽出されたキーワード群を通信部を介して利
用者情報管理装置に情報を送り、利用者情報管理装置の
学習を促す。
【0023】さらに、請求項6に記載の情報検索装置
は、利用者の検索要求文からキーワードを抽出し、抽出
されたキーワードを通信部を介して利用者情報管理装置
に送り、連想されるキーワードの一覧を結果として通信
部が受け取る。そして、連想されるキーワード一覧を利
用して検索式を拡張し、該拡張検索式を用いてデータベ
ースの検索を行う。また、利用者から検索結果に対して
評価値の入力があった場合には、検索結果からキーワー
ド抽出装置を用いてキーワード群を抽出し、通信部を介
して利用者情報管理装置に情報を送り、利用者情報管理
装置の学習を促す。
【0024】請求項7に記載の仮名漢字変換装置は、変
換命令を受けた際に、変換候補が複数ある場合には、利
用者が入力中の文章からキーワードを抽出し、抽出され
たキーワードを通信部を介して利用者情報管理装置に送
り、連想されるキーワードの一覧を結果として通信部が
受けとる。そして、キーワード一覧を連想の度合いの強
い順に並べる。キーワード一覧の中に変換候補が存在す
る場合には、これを第一の変換候補とする。提示した変
換候補が利用者に受け入れられない場合には、次に連想
の度合いの強いものを候補とする。利用者が変換候補を
受け入れた場合には、キーワード連想ネットワーク記憶
装置の連想ネットワークの変更を行う。
【0025】この様にすることにより、各情報処理装置
で共通の利用者情報を獲得/利用することが可能とな
る。例えば、ワープロの利用で獲得した利用者情報を、
情報フィルタで利用することが可能となり、効率的な学
習が行える。また、利用者情報管理装置とのやり取りは
通信により行われるために、必要最小限の時間しか利用
者情報管理装置を占有しない。従って、複数の情報処理
装置により、同一の利用者情報管理装置を利用すること
が可能となる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明する。
【0027】(利用者情報管理装置)図1は、本発明の
利用者情報管理装置の一実施例の構成を示す図である。
同図において、通信部11は、外部のアプリケーション
からの情報を受けとるためのものである。この通信部1
1によって受け取られた情報は、通信部バッファ12に
よって一時的に蓄えられ、それぞれの出力先に振り分け
られる。この場合、それぞれの出力先が占有されている
ときは、出力先が空くまで待つように構成されている。
また、通信部11より入力された情報がキーワード群だ
けの場合には、キーワード入力手段13にそれらのキー
ワード群を出力すると共に、活性伝搬手段14を起動す
る。一方、入力された情報に評価値が付加されている場
合には、キーワード入力手段13にキーワード群を出力
すると共に、評価値入力手段15に評価値を出力するよ
うに構成されている。
【0028】なお、前記活性伝搬手段14は、キーワー
ド入力手段13より入力されたキーワードがキーワード
連想ネットワーク上にノードとして存在するか否かを判
断する手段と、前記キーワードがノードとして存在する
と判断した場合に、大きさに関する情報に基づいて前記
キーワードに対応するノードの活性値を算出する手段
と、算出されたノードの活性値を前記キーワード連想ネ
ットワーク上に伝搬させて、キーワード連想ネットワー
ク上のノードの活性値を更新する手段とを備えている。
【0029】また、前記キーワード入力手段13によっ
て、図2に示した様な連想の元となるキーワード群が、
活性伝搬手段14に入力される。活性伝搬手段14に入
力されたキーワードは、キーワード連想ネットワーク記
憶装置(以下、「ネットワーク記憶装置」という)16
に記憶されているリンク情報に基づいて、活性伝搬手段
14によって活性の伝搬が行われ、これにより、ネット
ワーク記憶装置16に記憶されているキーワード連想ネ
ットワーク上の各ノードの活性値が求められる(図3参
照)。
【0030】ここで、図3は、キーワード連想ネットワ
ーク上のノード情報が、ネットワーク記憶装置16に記
憶されている状態の一例を示した図である。ノードの属
性には、「ノード名」、「大きさ」、「重み」、「活性
値」及び「得点」がある。なお、本実施例では、活性値
は初期状態において、すべて0である。
【0031】続いて、前記ノードの活性値の大きさと重
要度からノードの得点を求める得点計算手段17によ
り、各ノードの得点が求められる。さらに、ノードを活
性値の大きい順に並べ替える並べ替え手段18により、
各ノードは得点の大きい順に並べ替えられる。
【0032】一方、学習装置19にも前記キーワード入
力手段13よって、図2に示した様なキーワード群が入
力される。なお、前記学習装置19は、キーワード入力
手段13により入力されたキーワード群に対応するノー
ドがキーワード連想ネットワーク上に存在するか否かを
判断して、前記キーワード連想ネットワーク上に存在し
ないノードを新たに生成する手段と、キーワード群の各
キーワードに対応する全ノードにつながりを持たせる手
段と、評価値入力手段15より入力された評価値に基づ
きキーワードに対応するノードの大きさに関する情報を
更新する手段とを備えている。
【0033】ここで、学習装置19に入力されたキーワ
ード群の中に、キーワード連想ネットワークに登録され
ていないキーワードが存在する場合には、表示装置11
0にその登録されていないキーワードが表示され、その
キーワードが重要であるか否かを利用者に確認すべく、
利用者が重み入力装置111を用いてその重みを入力
し、入力された重みがキーワード連想ネットワークに登
録されるように構成されている。この様にして、学習装
置19に入力されたキーワード群の全てのキーワードに
ついて、上記の処理が終えた後、評価値入力手段15よ
りキーワード群に対する評価値を読み込み、キーワード
群のそれぞれのキーワードに対応するキーワード連想ネ
ットワーク上の各ノードの大きさにこの評価値を加え
る。
【0034】また、キーワード連想ネットワークでの各
ノードのリンクの有無は、図4に示した様な行列によ
り、ネットワーク記憶装置16に記憶されている。な
お、図4は、キーワード連想ネットワーク上のノード間
のリンク情報が、ネットワーク記憶装置16に記憶され
ている状態の一例を示した図である。ここで、行列のイ
ンデックス(i/j)は、図3におけるノード番号に対
応している。そして、ノードiからノードjにリンクが
存在する場合には、行列の対応する要素を1で表し、リ
ンクが存在しない場合には0で表している。
【0035】さらに、各ノードのリンクは、キーワード
群の全てのキーワードが完全グラフ(各ノードが他の全
てのノードとリンクを持つ様な図形)となるように更新
される。さらに、ネットワーク記憶装置16に記憶され
ているキーワード連想ネットワークの各ノード間のリン
クの強さも同様に行列で表される。即ち、ノードiから
ノードjへのリンクの強さは、(ノードjの大きさ/ノ
ードiにリンクを持つ全てのノードの大きさの和)で求
められる。
【0036】次に、前記活性伝搬手段14と得点計算手
段17の作用を説明する。
【0037】即ち、図3に示した様なネットワーク記憶
装置16に記憶されているキーワード連想ネットワーク
の「活性値」の項には、キーワード連想ネットワーク上
の全てのノードの活性の値が保存されている。なお、前
述した様に、本実施例においては、初期状態の活性値は
0である。ここで、前記活性伝搬手段14は、キーワー
ド入力手段13によりキーワード群を読み出し、各キー
ワードに対応するノードがキーワード連想ネットワーク
上に存在する場合には、そのノードの活性値をそのノー
ドの大きさと同じ値に設定する。そして、全てのキーワ
ードについて処理が終了すると、活性の伝搬を求める。
あるノードの活性は、減衰率ρで定められる値により減
衰した値が、リンクを持つ隣のノードにリンクの太さに
応じて分配される。
【0038】この活性伝搬手段14と得点計算手段17
の機能を、図5に示した流れ図に基づいて説明する。即
ち、活性伝搬手段14においては、まず、インデックス
iをキーワードリストの先頭である1に設定する(ステ
ップ51)。なお、このインデックスiは、キーワード
入力手段13から入力された図2に示す様なキーワード
リストを参照するためのものである。次に、キーワード
リストにi番目のキーワードが存在するか否か、即ち、
キーワードリストにまだ読み込まれていないキーワード
が存在するか否かを検索し(ステップ52)、i番目の
キーワードが存在する場合には、当該キーワードを読み
込む(ステップ53)。読み込まれたキーワードが、図
3に示した様なノード情報に記憶されている場合(ステ
ップ54)には、対応するノードの活性値を該ノードの
大きさと同じ値に設定する(ステップ55)。そして、
インデックスiを1つ進め(ステップ56)、これら一
連の処理をキーワードリストの全てのキーワードについ
て行う。キーワードリストの全てのキーワードについて
処理し終えると(ステップ52)、活性の伝搬を求める
(ステップ57)。なお、この“活性の伝搬”について
は、後述する。
【0039】活性の伝搬を求めた後、キーワード連想ネ
ットワークの学習に伴うノードの肥大化による活性値の
オーバーフロー(インフレ化)を避けるために、活性値
を正規化する。具体的には、全てのノードの活性の合計
を求め、各ノードの活性の値をこれで割り、図3の「活
性値」の項に再び記憶する(ステップ58)。次に、得
点計算手段14は、各ノードの活性値と重みとを考慮し
た関数により、各ノードの得点を求める。ここでは活性
値と重みとの積により求めるものとする。求められたノ
ードの得点は、図3の「得点」の項に記憶される(ステ
ップ59)。そして、テキストの得点は、すべてのノー
ドの得点を合計することにより求められる。
【0040】ここで、前記“活性の伝搬”について説明
する。
【0041】即ち、本発明においては、キーワード連想
ネットワーク上で活性を伝搬させる方法として、And
erson氏の提唱するACT* 理論を用いている。こ
のACT* 理論は、人間の一般的な認知活動をモデル化
した認知モデルであるが、これを利用者情報管理装置に
応用する。これによると、人間の持つ概念を意味ネット
ワーク上の1つのノードとして表し、このネットワーク
上を活性を伝搬させ、活性が高いものが現在思い出して
いる概念であるとすることにより、人間の連想記憶能力
を表現するものである。
【0042】なお、本実施例では、Anderson氏
の意味ネットワークをそのまま用いるのではなく、文書
評価に特化したキーワード連想ネットワークとして階層
構造のないネットワークを用い、1つのノードは1つの
キーワードに対応するものとする。また、活性の伝搬の
方式は、Anderson氏の用いたものと同じものを
利用する。
【0043】ノードiにおける時間tの活性の変化量
は、
【数1】 により表される。ここで、(式1)の右辺の第1項はノ
ードiの時間tにおいて獲得する活性の総量を表し、第
2項はノードiの時間tにおいて失われる活性の総量を
表している。従って、両者の差によって変化量を求める
ことができる。
【0044】また、ノードiの時間tにおける活性の総
流入量は、
【数2】 により表される。ここで、(式2)における右辺の第1
項はノードiの時間tにおけるシステムから直接供給さ
れる活性の量を表し、第2項はノードiの時間tにおけ
る他のノードへの活性の流出と流入量を表す。即ち、活
性の流れは、この2種類しかないため、両者の和によ
り、ノードiの時間tにおける活性の総流入量n
i (t)となる。
【0045】ところで、(式1)は各ノードに関する式
であったが、全てのノードの活性値のベクトルAと全て
のノードの総流入活性のベクトルNで、活性の変化量を
表現すると、以下の様になる。
【0046】
【数3】 同様に、ノード間のリンクの強さを表す行列Rと全ての
活性供給量を表す行列Cを導入すると、(式2)は以下
のようになる。
【0047】
【数4】 なお、上記の(式3)は活性の変化量を求める式であっ
たが、我々が所望するのは定常状態におけるネットワー
クの活性の分布を知ることである。定常状態における活
性値の変化量は0であるため、(式3)の左辺は0とみ
なすことができる。純粋に数学的意味においての定常状
態になるには、限りなく長い時間がかかるが、我々の必
要とする値はそれほど厳密な値ではないため、ここでは
0と近似することで足りる。
【0048】従って、(式3)と(式4)から、次の
(式5)が得られる。
【0049】
【数5】 この(式5)を変形することにより、最終的に次の(式
6)を得る。
【0050】
【数6】 なお、Anderson氏によれば、人間の連想記憶の
特性を表すのに妥当な値としては、ρ* =1、B=0.
8であるとしている。
【0051】これにより、キーワード連想ネットワーク
上の各ノード活性の最終的な値は、
【数7】 により近似することができる。ここで、Rは先に示した
リンクの強さを表す行列であり、Cは文書から抽出した
キーワードに対応するノードがシステムにより活性化さ
れた結果、ネットワークに供給される活性の量を表し、
これは、既に(ステップ55)において、図3の「活性
値」の項に代入してある。従って、(式7)によりキー
ワード連想ネットワークの活性の伝搬を求め、図3の
「活性値」の項に順次記憶すれば、キーワード連想ネッ
トワークの活性の伝搬を求めることができる(ステップ
57)。なお、(式7)中、(I−0.8R)-1を求め
る連立一次方程式を解く効率的な方法としては、SOR
(Successive Over−Relaxati
on)法を挙げることができる。
【0052】次に、図6,図7,図8を用いて、学習装
置19の機能について説明する。
【0053】まず、図6に示した流れ図では、キーワー
ド連想ネットワークに未登録なキーワードの登録と、キ
ーワードに対応するノードの大きさの変更を行ってい
る。即ち、キーワードリストを参照するためのインデッ
クスiをキーワードリストの先頭である1に設定する
(ステップ61)。次に、キーワードリストにi番目の
キーワードが存在するか否かを確認し(ステップ6
2)、存在する場合にはキーワードリストのi番目のキ
ーワードを読み込む(ステップ63)。一方、キーワー
ドリストにi番目のキーワードが存在しない場合には、
図7に示した流れ図に従って処理される。
【0054】(ステップ63)において読み込まれたキ
ーワードが、図3に示した様なノード情報に記憶されて
いるか否かを確認し(ステップ64)、記憶されていな
い場合には、対応するノードをノード情報に追加し、
「ノード名」の項には該キーワードを登録し、「大き
さ」、「重み」、「活性値」及びノードの「得点」の項
にはそれぞれ0を代入し(ステップ65)、さらに、該
キーワードを表示装置110に表示する(ステップ6
6)。そして、利用者は、表示装置110に表示された
該キーワードの重みを5段階で評価し、重み入力手段1
11を用いてその評価値を入力する(ステップ67)。
なお、この評価値は、0から4の数値により表され、数
値が大きい程、利用者にとって重要であるものとする。
【0055】次に、対応するノード情報の「重み」の項
に、重み入力手段111から読み込まれた値を代入する
(ステップ68)。また、この評価値を、対応するノー
ドの「大きさ」の項に加え(ステップ69)、キーワー
ドのインデックスiを次に進める(ステップ610)。
そして、キーワードリストの全てのキーワードについ
て、これら一連の処理を終えると(ステップ62)、次
の図7に示される処理に進む。
【0056】図7に示した流れ図では、キーワード入力
手段13より入力されたすべてのキーワード間にリンク
を持たせる。即ち、キーワードリストを参照するための
インデックスiをキーワードリストの先頭である1に設
定する(ステップ71)。次に、キーワードリストにi
番目のキーワードが存在するか否かを確認し、存在する
場合にはキーワードリストのi番目のキーワードを読み
込み(ステップ72)、読み込まれたキーワードのノー
ド番号を、図3に示した様なノード情報より引き出し、
変数aに代入する(ステップ73)。次に、リンクを張
る相手先のキーワードのインデックスをjとし、このイ
ンデックスjがインデックスiの次を指し示すようにし
て(ステップ74)、キーワードリストにj番目のキー
ワードが存在するか確認し、存在する場合にはキーワー
ドリストのj番目のキーワードを読み込む(ステップ7
5)。読み込まれたキーワードのノード番号を、図3に
示した様なノード情報より引き出し、変数bに代入する
(ステップ76)。
【0057】次に、図4に示した様な行列で表わされる
ノード間のリンク情報の(a,b)及び(b,a)の要
素をそれぞれ1に設定し(ステップ77)、キーワード
リストのインデックスjを次に進める(ステップ7
8)。キーワードリストの全てのキーワードをjに関し
て処理し終えると(ステップ75)、キーワードのイン
デックスiを次に進める(ステップ79)。キーワード
リストの全てのキーワードをiに関して処理し終えると
(ステップ72)、次の図8に示される処理に進む。
図8に示した流れ図では、ノード間のリンク及びノード
の大きさの変更に伴い、リンク間の強さを表している行
列の変更を行う。即ち、ノード情報を参照するためのイ
ンデックスiをノード情報の先頭である1に設定する
(ステップ81)。次に、ノード情報にi番目のノード
が存在するか否かを確認する(ステップ82)。リンク
の強さは、その方向によりそれぞれ異なるため、ここで
いうノードiはリンクの出発地点を表す。次に、ノード
情報を参照するためのインデックスjをノード情報の先
頭である1に設定し、ノードの大きさの合計を求める変
数“合計”を0に初期設定する(ステップ83)。次
に、ノード情報にj番目のノードが存在するか否かを確
認する(ステップ84)。なお、ここでいうノードjは
リンクの目的地点を表す。図4に示した様なリンクの有
無を表す行列の各要素を“リンク[i,j]”で表すも
のとし、リンク[i,j]×大きさ[j]を変数“合
計”に書き加えることにより、リンクが存在する場合に
は接続されているノードの大きさを書き加えることがで
きる(ステップ85)。
【0058】さらに、ノード情報のインデックスjを次
に進める(ステップ86)。インデックスjに関して全
てのノードを処理し終えたら(ステップ84)、インデ
ックスjを再びノード情報の先頭である1に戻す(ステ
ップ87)。この時点で、ノードiに接続されている全
てのノードの大きさの合計が求まることになる。次に、
ノード情報にj番目のノードが存在するか否かを確認す
る(ステップ88)。ノードが存在する場合には、ノー
ド間の強さの行列の要素“強さ[i,j]”に大きさ
[j]の値を“合計”で割った値を代入する。ただし、
リンク[i,j]を掛けることにより、リンクが存在し
ない場合には強さが0になるようにする(ステップ8
9)。次に、ノード情報のインデックスjを次に進める
(ステップ810)。ノード情報の全てのノードをjに
関して処理し終えると(ステップ88)、ノード情報の
インデックスiを次に進める(ステップ811)。ノー
ド情報の全てのノードをiに関して処理し終えると(ス
テップ82)、処理は終了する。
【0059】上記の構成を有する利用者情報管理装置
を、各種の情報処理装置との間で利用し、利用者情報を
一元管理できるようにするために、各情報処理装置に要
求される構成について以下に説明する。なお、本発明に
係る利用者情報管理装置を用いてモデルシミュレーショ
ンを行うため、各情報処理装置と接続された利用者情報
管理装置を、以下「利用者モデル」と記す。
【0060】(情報フィルタ)図9に示した様に、情報
フィルタでは、文書入力手段91によって、新規に到着
した文書(情報)が入力され、キーワード抽出手段92
によって入力された文書からキーワード群が抽出され
る。抽出されたキーワードは、通信部93を介して、上
記利用者モデル94に渡される。一方、利用者モデル9
4からは、各ノードの得点が通信部93を介して結果と
して戻り、得点計算手段95で全ノードの得点の合計を
求め、これが文書の得点となる。次に、判定部96で
は、該文書の得点が予め定められた閾値を越えている場
合には重要情報とみなし、利用者からのフィードバック
を得るべく、表示装置97を用いて利用者に文書を提示
する。一方、閾値を越えていない場合には、文書の提示
はなされない。そして、提示された文書に対して、利用
者は、文書評価値入力手段98を用いて、文書の評価値
を入力する。この様に、利用者からのフィードバックが
あった場合には、通信部93は該評価値と前記キーワー
ド抽出手段により抽出されたキーワード群を利用者モデ
ル94に渡し、学習を促す。
【0061】図10に示した流れ図は、情報フィルタに
おける処理の流れを示したものである。即ち、新規に到
着した文書(情報)を読み込み(ステップ101)、そ
の文書からキーワードを抽出する(ステップ102)。
利用者モデルを起動し、抽出したキーワードをキーワー
ド入力手段に入力する(ステップ103)。利用者モデ
ルからは各ノードの得点が結果として戻り、これに基づ
いて全ノードの得点の総和を求める(ステップ10
4)。この得点の総和を予め定められた閾値と比較し
(ステップ105)、得点の総和が予め定められた閾値
よりも小さい場合には終了し、大きい場合には先に読み
込んだ文書を表示装置97を用いて利用者に提示する
(ステップ106)。利用者は、提示された文書を評価
し、その評価値を入力する(ステップ107)。そし
て、ステップ102において抽出されたキーワードと、
ステップ107において入力された評価値を用いて、利
用者モデルの学習を行う(ステップ108)。
【0062】(情報分類装置)図11に示した様に、情
報分類装置では、与えられた情報(例えば、上記情報フ
ィルタが提示した情報で、利用者が保存する必要がある
と指示したもの)が、文書入力手段111によって入力
され、キーワード抽出手段112によってキーワード群
が抽出される。抽出されたキーワード群は、通信部11
3を介して利用者モデル114に渡され、そこで活性値
の伝搬を行う。一方、利用者モデル114からは、通信
部113を介して、各ノードの得点が結果として戻る。
また、分類先判定手段115は、最も得点の高いノード
を分類先候補とし、その分類先を表示装置116を用い
て利用者に提示する。利用者が、入力装置117を介し
て、その分類先候補を了承した場合には、その分類先に
分類する。一方、利用者が了承しない場合には、次に得
点の高いノードを分類先の候補として表示装置116を
用いて利用者に提示し、利用者が了承するまでこの操作
を繰り返す。
【0063】この様にして分類先が決定したら、格納手
段118は、決定した分類先に対応するディレクトリの
中に、文書をファイルとして記憶装置119に格納す
る。一方、対応するディレクトリが存在しない場合に
は、記憶装置119に新たにディレクトリを作成した後
に、文書をファイルとして格納する。さらに、前記分類
先判定手段115は、決定した分類先に対応するキーワ
ードと、予め定められた評価値を通信部113に渡す。
通信部113は、これにキーワード抽出手段112から
先に入力されているキーワード群を付加して、利用者モ
デル114に渡すことにより、利用者モデル114の学
習を促す。
【0064】次に、情報分類装置における処理の流れ
を、図12に示した流れ図を用いて説明する。即ち、情
報フィルタなどより与えられた文書(情報)を読み込み
(ステップ121)、その文書からキーワードを抽出す
る(ステップ122)。利用者モデルを起動し、抽出し
たキーワードをキーワード入力手段に入力する(ステッ
プ123)。利用者モデルからは、各ノードが得点の高
い順に並んだリストが戻る。このリストを参照するため
のインデックスiを0に初期化する(ステップ12
4)。次に、インデックスiを一つ進めて、得点の高い
順に並んだリストの先頭のノードを指示するようにする
(ステップ125)。そして、このi番目のノードを利
用者に表示する(ステップ126)。利用者はこの分類
先を受け入れるか否かを、入力装置117より入力す
る。
【0065】表示された分類先が利用者により了承され
なかった場合には、インデックスiを一つ進め(ステッ
プ125)、利用者が了承するまで順次リストの項目を
表示する。一方、了承された場合には(ステップ12
7)、ノードに対応するディレクトリが記憶装置に存在
するか否かを確認し(ステップ128)、存在しない場
合には、対応するディレクトリを作成した後に(ステッ
プ129)、文書を記憶装置に格納する(ステップ12
10)。ノードに対応するディレクトリが記憶装置に存
在する場合には(ステップ129)、文書を記憶装置に
格納する(ステップ1210)。
【0066】さらに、利用者モデルの学習は、以下の様
にして行われる。即ち、ステップ122において抽出さ
れたキーワードと、ステップ128で利用したノードに
対応するキーワードとを組み合わせたキーワード群を、
利用者モデルのキーワード入力手段13に入力し、ま
た、予め設定した評価値(例えば、123)を、利用者
モデルの評価値入力手段15に渡すことにより行われ
る。
【0067】(情報再生装置)図13に示した様に、情
報再生装置では、利用者の再生要求が再生条件入力手段
131より入力され、キーワード抽出手段132によ
り、この再生要求からキーワード群が抽出される。抽出
されたキーワードは、通信部133を介して利用者モデ
ル134に渡され、そこで活性値の伝搬を行う。利用者
モデル134からは、通信部133を介して各ノードの
得点が結果として戻る。再生先判定手段135は、得点
の高いノードから順に、格納手段136を介して対応す
る記憶装置137内のディレクトリとファイルの内容を
表示装置138に表示する。利用者は目的の文書が見つ
かったら、入力装置139を用いてそれを指示する。ま
た、目的の文書が見つかった場合には、通信部133
は、キーワード抽出手段132により抽出されたキーワ
ード群に予め定められている評価値を付加して利用者モ
デル134に送ることにより、利用者モデル134の学
習を促す。
【0068】次に、情報再生装置における処理の流れ
を、図14に示した流れ図を用いて説明する。即ち、再
生条件を読み込み(ステップ141)、再生条件からキ
ーワードを抽出する(ステップ142)。利用者モデル
を起動し、抽出したキーワードをキーワード入力手段に
入力する(ステップ143)。利用者モデルからは各ノ
ードが得点の高い順に並んだリストが戻る。このリスト
を参照するためのインデックスiを0に初期化する(ス
テップ144)。次に、インデックスiを一つ進めて、
得点の高い順に並んだリストの先頭のノードを指示する
ようにする(ステップ145)。そして、i番目のノー
ドに対応するディレクトリが存在するか否かを確認する
(ステップ146)。i番目のノードに対応するディレ
クトリが存在する場合には、そのディレクトリの内容を
利用者に表示する(ステップ147)。一方、i番目の
ノードに対応するディレクトリが存在しない場合には、
ステップ145に戻り、インデックスiを一つ進めて次
のノードに関して処理を続行する。
【0069】表示されたディレクトリの内容から利用者
が目的のファイルを見つけ、これを指定した場合には
(ステップ148)、指定された文書の内容を表示装置
に表示し(ステップ149)、処理を終了する。一方、
表示されたディレクトリの内容からは、利用者が目的の
ファイルが得られなかった場合には(ステップ14
8)、ステップ145に戻り、インデックスをさらに進
めて、リストの続きの処理を行う。
【0070】さらに、利用者モデルの学習は、以下の様
にして行われる。即ち、ステップ142において抽出さ
れたキーワードと、ステップ148で利用した文書から
抽出したキーワードとを組み合わせたキーワード群を、
利用者モデルのキーワード入力手段13に入力し、ま
た、予め設定した評価値(例えば、3)を、利用者モデ
ルの評価値入力手段15に入力することにより行われ
る。
【0071】(情報検索装置)図15に示した様に、情
報検索装置では、利用者の検索要求文に示された検索条
件が、検索条件入力手段151より入力される。入力さ
れた検索条件は、検索条件分割手段152によってキー
ワード別に分割され、キーワード群が抽出される。抽出
されたキーワードは、通信部153を介して利用者モデ
ル154に渡され、そこで活性値の伝搬を行う。また、
検索項目拡張手段155は、利用者モデルのキーワード
連想ネットワークのノードの内、伝搬の結果、活性値が
0でなかったもので構成される完全ネットワークを完全
グラフ探索手段156を用いて探す。
【0072】利用者モデル内で完全ネットワークとなる
ノードは、同一の背景で使われているキーワードである
ことを意味しているために、完全ネットワークを構成す
る全ノードをAND式で結ぶ。また、それ以外のリンク
は互いに関連はあるが、同一の背景では使われていない
ことを意味しているために、OR式で結ぶことによりキ
ーワードを展開し、検索式記憶手段157に記憶する。
この様にして検索式の全ての項目に関して展開が終了し
たら、展開の結果できた検索式を用いて、フリーキーワ
ード検索を検索手段158を用いて行う。
【0073】さらに、これらの検索結果を表示手段15
9を用いて順次表示し、利用者は、順次評価値を評価値
入力手段1510から入力する。また、検索の結果得ら
れた文書から、キーワード抽出装置1511によりキー
ワード群を抽出する。そして、抽出されたキーワード群
とそれに対応する評価値は、通信部153を介して利用
者モデル154に渡され、学習が行われる。
【0074】次に、情報検索装置における処理の流れ
を、図16に示した流れ図を用いて説明する。即ち、検
索条件を読み込み(ステップ161)、検索条件の項目
がまだある場合には(ステップ162)、次の項目を一
つ取り出す(ステップ163)。取り出した項目をキー
ワードとして利用者モデルを起動し、キーワード入力手
段13に取り出した項目を入力する(ステップ16
4)。次に、検索項目拡張手段155により項目を拡張
し(ステップ165)、拡張された項目を拡張検索式記
憶手段157に加える(ステップ166)。そして、ス
テップ162に戻り、次の項目に関して処理を続ける。
検索条件の項目がまったくない場合には(ステップ16
2)、検索項目の拡張を終了し、拡張検索式で検索を行
う(ステップ167)。
【0075】また、検索を行って得た検索結果の内、利
用者に表示してないものがあれば(ステップ168)、
表示を行う(ステップ169)。表示された検索結果に
対して、利用者は評価値を入力する(ステップ161
0)。また、キーワード抽出手段1511により、現在
表示している検索結果からキーワードを抽出する(ステ
ップ1611)。抽出されたキーワード群を利用者モデ
ルのキーワード入力手段から入力し、また、予め設定し
た評価値を、利用者モデルの評価値入力手段15に入力
することにより、利用者モデルの学習が行われる。 さ
らに、前記検索項目拡張手段155の機能を、図17に
示した流れ図を用いて説明する。即ち、利用者モデルか
ら得たノードの得点の情報と、利用者モデルのノードの
リンクの情報を利用して、完全グラフ探索手段156は
完全グラフを探す(ステップ171)。処理を行ってい
ない完全グラフが存在する場合には(ステップ17
2)、完全グラフを構成する全てのノードをAND式で
くくり、さらにこれをOR式で拡張項目につなげる(ス
テップ173)。そして、ステップ172に戻り、まだ
処理を行なっていない完全グラフの処理を行う。全ての
完全グラフに関して処理を終えたら(ステップ17
2)、完全グラフには現れなかったが、得点を有するノ
ードを全てOR式で拡張項目につなげて(ステップ17
4)、終了する。
【0076】次に、検索の実行例を説明する。検索条件
として、検索式:AandBが入力されたとする。Aが
第一の項目として取り出され、利用者モデルにて活性の
伝搬が行われる。ここで、図18の様なネットワークが
活性化されたとする。この場合、a1,a2,a3は完
全ネットワークを構成するために、拡張項目(a1an
d a2 and a3)が生成される。同様に、Aと
a3,Aとa4も完全グラフをなすために、それぞれ
(A and a3),(A and a4)が生成さ
れる。次に、これらをorでくくり、(a1 and
a2 anda3)or(A and a3)or(A
and a4)という、拡張された項目ができあが
る。Bに関しても同様に拡張を行い、(b1 and
b2 and b3)or(B and b3)or
(B and b4)を得たとする。その結果、これら
の拡張された項目を用いて、検索式{(a1 and
a2and a3)or(A and a3)or(A
and a4)}and{(b1 and b2 a
nd b3)or(B and b3)or(Band
b4)}が得られる。
【0077】(仮名漢字変換装置)図19に示した様
に、仮名漢字変換装置では、文字入力装置191により
入力された変換前の文字列は、漢字候補作成手段192
により、通常の仮名漢字変換と同様に、文節切り分けと
変換候補の一覧の作成が行われる。この変換候補が複数
存在する場合には、作成中の文書は文書記憶装置193
に記憶されており、現在作成中の文書の近辺を文書抽出
装置194により抽出し、抽出された文字列からキーワ
ード抽出装置195によりキーワードが抽出される。抽
出されたキーワードは、通信部196を介して利用者モ
デル197に渡される。利用者モデル197からは、連
想記憶のノードが得点の高い順に並んだ一覧が通信部1
96を介して戻される。
【0078】漢字確定手段198は、この一覧を先頭か
ら順に探し、変換候補と合致するものが存在すれば、こ
れを第一の候補として表示装置199に表示する。表示
された候補が利用者に採用され、変換選択入力装置19
10より「確定」を入力された場合には、通信部196
は、前記キーワード抽出装置195より得たキーワード
群と、確定に用いられた変換候補とを合わせたキーワー
ド群を作成し、これに予め定められた評価値を付加し
て、利用者モデル197に送り、学習を促す。一方、表
示した候補が利用者に採用されず、変換選択入力装置1
910より「変換」を入力された場合には、連想記憶の
ノードが活性値の高い順に並んだ一覧の続きから、変換
候補と合致するものを探す作業を繰り返す。
【0079】次に、仮名漢字変換装置における処理の流
れを、図20に示した流れ図を用いて説明する。即ち、
漢字変換前の仮名文字列を入力する(ステップ20
1)。配列(変換候補一覧)に漢字候補作成手段192
が作成した変換候補一覧を読み込む(ステップ20
2)。一方、文書抽出装置194により、作成中の文書
の現在入力中の位置を示すカーソルの前後を抽出する
(ステップ203)。カーソルの前後とは、例えば、前
後一段落や前後100文字などのように予め定められた
範囲とする。この抽出された文書からキーワードを抽出
する(ステップ204)。抽出されたキーワード群を利
用者モデルのキーワード入力手段13に入力する(ステ
ップ205)。利用者モデルからは各ノードが得点の高
い順に並んだリストが戻る。このリストを参照するため
のインデックスiを0に初期化する(ステップ20
6)。次に、インデックスiを一つ進めて、得点の高い
順に並んだリストの先頭のノードを指示するようにする
(ステップ207)。i番目のノードに対応するキーワ
ードが配列(変換候補一覧)に存在する場合には(ステ
ップ208)、i番目のノードに対応するキーワード
を、漢字候補として表示する(ステップ209)。一
方、i番目のノードに対応するキーワードが配列(変換
候補一覧)に存在しない場合には(ステップ208)、
ステップ207に戻り、リストの残りを処理する。表示
された漢字候補に対して利用者が確定を入力した場合に
は(ステップ2010)、変換の確定を行う(ステップ
2011)。表示された漢字候補に対して利用者が確定
を入力しなかった場合には(ステップ2010)、ステ
ップ207に戻り、リストの残りを処理する。
【0080】次に、学習装置により利用者モデルの学習
を行う。即ち、ステップ2011で確定された漢字変換
結果とステップ204においてキーワード抽出手段によ
り抽出されたキーワード群とを、利用者モデルのキーワ
ード入力手段13に入力し、また、予め定められた評価
値(例えば、3)を利用者モデルの評価値入力手段15
にそれぞれ渡すことにより、利用者モデルの学習が行わ
れる。
【0081】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、各情
報処理装置で共通の利用者情報を獲得/利用することが
可能となる。例えば、ワープロの利用で獲得した利用者
情報を、情報フィルタで利用することが可能となる。ま
た、利用者情報の獲得・修正等を一つの利用者情報管理
装置で行えるので、効率的な利用者情報の学習を行うこ
とができる。さらに、利用者モデルとのやり取りは通信
により行われるために、利用者モデルの占有は必要最小
限の時間で済み、複数の情報処理装置により、同一の利
用者モデルを利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の利用者情報管理装置の一実施例を示す
ブロック図
【図2】キーワード入力手段により入力されるキーワー
ド群の一例を示す図
【図3】ネットワーク記憶装置に記憶されているノード
情報の一例を示す図
【図4】ネットワーク記憶装置に記憶されているノード
間のリンク情報の一例を示す図
【図5】活性伝搬手段と得点計算手段の機能を説明する
ための流れ図
【図6】学習装置の機能を説明するための流れ図
【図7】学習装置の機能を説明するための流れ図
【図8】学習装置の機能を説明するための流れ図
【図9】本発明の情報フィルタの一実施例を示すブロッ
ク図
【図10】情報フィルタの機能を説明するための流れ図
【図11】本発明の情報分類装置の一実施例を示すブロ
ック図
【図12】情報分類装置の機能を説明するための流れ図
【図13】本発明の情報再生装置の一実施例を示すブロ
ック図
【図14】情報再生装置の機能を説明するための流れ図
【図15】本発明の情報検索装置の一実施例を示すブロ
ック図
【図16】情報検索装置の機能を説明するための流れ図
【図17】検索項目拡張手段の機能を説明するための流
れ図
【図18】活性伝搬の一例を示す図
【図19】本発明の仮名漢字変換装置の一実施例を示す
ブロック図
【図20】仮名漢字変換装置の機能を説明するための流
れ図
【符号の説明】
11…通信部 12…通信部バッファ 13…キーワード入力手段 14…活性伝搬手段 15…評価値入力手段 16…ネットワーク記憶装置 17…得点計算手段 18…並べ替え手段 19…学習装置 110…表示装置 111…重み入力手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々のキーワードに対応し、大きさに関
    する情報及び重みに関する情報を持つノードと、このノ
    ード間を接続するリンクとからなるキーワード連想ネッ
    トワークを用いて、利用者情報を管理する利用者情報管
    理装置において、 前記キーワード連想ネットワークを記憶する手段と、 前記キーワード連想ネットワーク上の全ノードの活性値
    を初期状態に設定する手段と、 外部のアプリケーションと通信するための通信部と、 前記通信部による通信と内部処理の時間差を埋め、通信
    の内容を適切な入力部分に切り替える通信部バッファ
    と、 前記通信部を介して前記アプリケーションから連想の起
    点となるキーワード群を入力するためのキーワード入力
    手段と、 この手段により入力されたキーワードが前記キーワード
    連想ネットワーク上にノードとして存在するか否かを判
    断する手段と、 この手段により前記入力されたキーワードがノードとし
    て存在すると判断した場合に、前記大きさに関する情報
    に基づいて前記入力されたキーワードに対応するノード
    の活性値を算出する手段と、 この手段により算出されたノードの活性値を前記キーワ
    ード連想ネットワーク上に伝搬させて、前記キーワード
    連想ネットワーク上のノードの活性値を更新する手段
    と、 前記キーワード連想ネットワーク上の全ノードの活性値
    と該ノードの重みに関する情報とに基づいて、全ノード
    の得点を求める手段と、 該ノードを得点の高い順に並び替える手段とを備えたこ
    とを特徴とする利用者情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記キーワード群とその評価値を通信に
    より入力するための入力手段と、 この入力手段により入力されたキーワード群に対応する
    ノードが、キーワード連想ネットワーク上に存在するか
    否かを判断して、前記キーワード連想ネットワーク上に
    存在しないノードを新たに生成する手段と、 キーワード群の各キーワードに対応する全ノードにつな
    がりを持たせる手段と、 前記評価値に基づきキーワー
    ドに対応するノードの大きさに関する情報を更新する手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の利用者情報
    管理装置。
  3. 【請求項3】 利用者が所望しているテキストの選定を
    行う情報フィルタにおいて、 対象としているテキストから所定のキーワードを抽出す
    るキーワード抽出手段と、請求項1又は請求項2に記載
    の利用者情報管理装置と、該利用者情報管理装置と通信
    するための通信部と、該利用者情報管理装置により算出
    されたノードの得点に基づきテキストの得点を算出する
    手段と、この手段により算出されたテキストの得点が所
    定の閾値以上の場合に、該テキストを利用者に提示する
    手段と、提示された文書の評価値を入力する手段と、前
    記通信部を用いてキーワードと評価値を利用者情報管理
    装置に送る手段とを備えたことを特徴とする情報フィル
    タ。
  4. 【請求項4】 テキスト情報を利用者が所望している場
    所に格納する情報分類装置において、 対象としているテキストから所定のキーワードを抽出す
    るキーワード抽出手段と、請求項1又は請求項2に記載
    の利用者情報管理装置と、該利用者情報管理装置と通信
    するための通信部と、該利用者情報管理装置により算出
    されたノードの得点に基づき、テキストの分類先候補を
    作成する手段と、分類先候補に対する利用者の判定を入
    力する手段と、決定した分類先にテキストを格納する手
    段と、前記通信部を用いて決定した格納先に対応するキ
    ーワードと評価値を利用者情報管理装置に送る手段とを
    備えたことを特徴とする情報分類装置。
  5. 【請求項5】 分類されているテキスト情報から利用者
    が所望する文書を取り出す情報再生装置において、 再生要求を入力する手段と、再生要求からキーワードを
    抽出するキーワード抽出手段と、請求項1又は請求項2
    に記載の利用者情報管理装置と、該利用者情報管理装置
    と通信するための通信部と該利用者情報管理装置により
    算出されたノードの得点に基づき再生先候補を作成する
    手段と、再生先の候補を表示する手段と、再生先の候補
    に対して利用者の判定を入力する入力手段と、決定した
    再生先を読み込む手段と、再生するテキストを表示する
    表示手段と、前記通信部を用いて決定した再生先に対応
    するキーワードと評価値を利用者情報管理装置に送る手
    段とを備えたことを特徴とする情報再生装置。
  6. 【請求項6】 検索式を拡張し、利用者の意図した検索
    を行う情報検索装置において、 検索要求を入力する手段と、検索要求から検索項目を順
    次取り出す手段と、請求項1又は請求項2に記載の利用
    者情報管理装置と、該利用者情報管理装置と通信するた
    めの通信部と、該利用者情報管理装置により求められた
    キーワード連想ネットワークの活性部分から完全グラフ
    を抽出する完全グラフ抽出手段と、抽出された完全グラ
    フを元に項目を拡張する項目拡張手段と、拡張された項
    目を統合して拡張検索式を生成する手段と、拡張検索式
    を用いて検索を行う検索手段と、検索した検索結果を表
    示する表示手段と、検索結果に対して利用者が評価値を
    入力する手段と、検索結果からキーワードを抽出するキ
    ーワード抽出手段と、前記通信部を用いて該抽出された
    キーワードと入力された評価値を利用者情報管理装置に
    送る手段とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
  7. 【請求項7】 利用者が作成中の文を観察することによ
    り、利用者が所望する漢字変換を行う仮名漢字変換装置
    において、 入力中のテキストを記憶しておく記憶装置と、仮名を入
    力する入力手段と、該入力された仮名から漢字候補を作
    成する漢字候補作成手段と、テキストの入力中の前後か
    ら予め定められた領域を取り出してくるテキスト抽出手
    段と、抽出されたテキストからキーワードを抽出するキ
    ーワード抽出手段と、請求項1又は請求項2に記載の利
    用者情報管理装置と、該利用者情報管理装置と通信する
    ための通信部と、該利用者情報管理装置により算出され
    たノードの得点に基づき漢字候補から候補を決定する決
    定部と、漢字変換を選定する手段と、前記通信部を用い
    て、前記キーワード抽出装置により抽出されたキーワー
    ドと漢字確定結果と予め定められている評価値を利用者
    情報管理装置に送る手段とを備えたことを特徴とする仮
    名漢字変換装置。
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