JPH0715164A - シールドガスケット - Google Patents
シールドガスケットInfo
- Publication number
- JPH0715164A JPH0715164A JP15092993A JP15092993A JPH0715164A JP H0715164 A JPH0715164 A JP H0715164A JP 15092993 A JP15092993 A JP 15092993A JP 15092993 A JP15092993 A JP 15092993A JP H0715164 A JPH0715164 A JP H0715164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enclosures
- elastic body
- enclosure
- shield gasket
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電子装置を収容する筺体のケース又は蓋に生じ
る隙間や、上下に実装される複数の筺体間に生じる隙間
に弾力に富み且つ、導電性の優れたシールドガスケット
を挿入する事で筺体のケースと蓋や、筺体間から漏れる
電磁波と空気を防止するとともに前記隙間からの電磁と
空気の流入を防止する。 【構成】中空で上下面２に複数の穴３が設けられた弾性
体４と、この弾性体４の前記中空部２に設けられた弾性
体４の穴３により突起部５が突き出した金属バネ６とか
らシールドガスケット１を構成する。シールドガスケッ
ト１の金属バネ６と突起部５が筺体のケースと蓋及び上
下に実装さた筺体の底面と上面に接し且つ、弾性体４が
密着することで、優れた筺体間の気密性と導電性が得ら
れる。
る隙間や、上下に実装される複数の筺体間に生じる隙間
に弾力に富み且つ、導電性の優れたシールドガスケット
を挿入する事で筺体のケースと蓋や、筺体間から漏れる
電磁波と空気を防止するとともに前記隙間からの電磁と
空気の流入を防止する。 【構成】中空で上下面２に複数の穴３が設けられた弾性
体４と、この弾性体４の前記中空部２に設けられた弾性
体４の穴３により突起部５が突き出した金属バネ６とか
らシールドガスケット１を構成する。シールドガスケッ
ト１の金属バネ６と突起部５が筺体のケースと蓋及び上
下に実装さた筺体の底面と上面に接し且つ、弾性体４が
密着することで、優れた筺体間の気密性と導電性が得ら
れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電子装置を収容する筺体
において、筺体間の隙間から漏れる電磁波の遮蔽と、気
密性を保つためのシールドガスケットに関し、特に複数
の筺体を積み上げて強制空冷用ファンを筺体の最上部、
最下部または中間部に実装する場合に、筺体間からの空
気漏れや、流入を防ぎ冷却効果を向上させるためのシー
ルドガスケットに関する。
において、筺体間の隙間から漏れる電磁波の遮蔽と、気
密性を保つためのシールドガスケットに関し、特に複数
の筺体を積み上げて強制空冷用ファンを筺体の最上部、
最下部または中間部に実装する場合に、筺体間からの空
気漏れや、流入を防ぎ冷却効果を向上させるためのシー
ルドガスケットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電磁波と防塵用のシールドガスケ
ットは、実開昭６３−５５５８５号公報（文献１）に記
載されたような構成を有している。具体的には、図４，
図５に示す様に、電子機器１７を収容するケース１８と
本ケースの蓋１９との対抗面の外周部に溝２０が設けら
れ、この溝２０にパッキン２１が納められている。この
パッキン２１の内壁２２にはパッキン２１の内径形状に
対応する環状の導通部材２３が併設され、この導通部材
２３は溝２０の内壁部２４とパッキン２１の内周面との
間に介在している。又、他の例としては、実開平１−１
７０９２号公報（文献２）に示す構成が知られている。
この文献２記載のガスケット構造は、図６に示す様に、
電子部品２５を搭載した基板２６と、この基板の両面の
周縁部２７に塗布された導電性ゴム系塗料２８に接合す
る上部ケース２９と、下部ケース３０と基板２６を結合
するネジ３１から構成されている。
ットは、実開昭６３−５５５８５号公報（文献１）に記
載されたような構成を有している。具体的には、図４，
図５に示す様に、電子機器１７を収容するケース１８と
本ケースの蓋１９との対抗面の外周部に溝２０が設けら
れ、この溝２０にパッキン２１が納められている。この
パッキン２１の内壁２２にはパッキン２１の内径形状に
対応する環状の導通部材２３が併設され、この導通部材
２３は溝２０の内壁部２４とパッキン２１の内周面との
間に介在している。又、他の例としては、実開平１−１
７０９２号公報（文献２）に示す構成が知られている。
この文献２記載のガスケット構造は、図６に示す様に、
電子部品２５を搭載した基板２６と、この基板の両面の
周縁部２７に塗布された導電性ゴム系塗料２８に接合す
る上部ケース２９と、下部ケース３０と基板２６を結合
するネジ３１から構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記文献１のガスケッ
ト構造は、電磁遮蔽のための導通部を気密性の役割を果
たすパッキンの内側に併設しているため、パッキンと導
通部の長手方向の垂直断面に対してパッキンと導通部そ
れぞれのスペースを必要とし、電子装置を収容するケー
スの収容部スペースが少なくなるという欠点を有してい
る。また、蓋を外した場合、導通部は一般に非常に薄い
金属で出来ているので、導通部の縁部が露出し、作業者
等に対して安全でない状態をもたらす事になる。さらに
導通部が変形や破損を受け易いという問題もある。
ト構造は、電磁遮蔽のための導通部を気密性の役割を果
たすパッキンの内側に併設しているため、パッキンと導
通部の長手方向の垂直断面に対してパッキンと導通部そ
れぞれのスペースを必要とし、電子装置を収容するケー
スの収容部スペースが少なくなるという欠点を有してい
る。また、蓋を外した場合、導通部は一般に非常に薄い
金属で出来ているので、導通部の縁部が露出し、作業者
等に対して安全でない状態をもたらす事になる。さらに
導通部が変形や破損を受け易いという問題もある。
【０００４】一方、文献２のガスケット構造では、パッ
キンの素材として導電性ゴム接着剤を使用しているので
文献１の構造に比べパッキンの占有スペースは少なくな
るが、素材の導電性ゴムの電磁波遮蔽効果が金属に比べ
小さいため、特に１ＭＨｚ以上の高周波や静電気等１Ｋ
Ｖ以上の高電圧が印加された場合は、遮蔽効果が著しく
低下する。
キンの素材として導電性ゴム接着剤を使用しているので
文献１の構造に比べパッキンの占有スペースは少なくな
るが、素材の導電性ゴムの電磁波遮蔽効果が金属に比べ
小さいため、特に１ＭＨｚ以上の高周波や静電気等１Ｋ
Ｖ以上の高電圧が印加された場合は、遮蔽効果が著しく
低下する。
【０００５】本発明の目的は、上述の欠点を除去し、電
子機器を収容するスペースを減少することなく電磁遮蔽
効果および気密性の高いシールドガスケットを提供する
ことにある。
子機器を収容するスペースを減少することなく電磁遮蔽
効果および気密性の高いシールドガスケットを提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のシールドガスケ
ットは、上記の問題を解決するために、中空で上下面に
複数の穴を有する弾性体と、前記中空部に挿入され、弾
性体の穴部より突起部が突き出し上下方向に可動する金
属バネとを備えている。
ットは、上記の問題を解決するために、中空で上下面に
複数の穴を有する弾性体と、前記中空部に挿入され、弾
性体の穴部より突起部が突き出し上下方向に可動する金
属バネとを備えている。
【０００７】
【実施例】次に本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明の一実施例のシールドガスケ
ットの斜視図、図２は図１のＡ−Ａ断面図である。図に
おいて、弾性体４は中空で、上下二面に複数の穴３が設
けられている。この弾性体４の中空部２に突起部５が突
き出した板状の金属バネ６が挿入されている。これら弾
性体４とバネ６によりシールドガスケット１を構成して
いる。尚、穴３は上下面に直交する壁面７に接しない程
度の大きさに形成されている。又、中空部２の形状は金
属バネ６が可動し易い形状に形成されている。弾性体４
の素材は一般に弾力性に富んだゴムが使用されるが、本
発明では素材を限定するものでは無い。
ットの斜視図、図２は図１のＡ−Ａ断面図である。図に
おいて、弾性体４は中空で、上下二面に複数の穴３が設
けられている。この弾性体４の中空部２に突起部５が突
き出した板状の金属バネ６が挿入されている。これら弾
性体４とバネ６によりシールドガスケット１を構成して
いる。尚、穴３は上下面に直交する壁面７に接しない程
度の大きさに形成されている。又、中空部２の形状は金
属バネ６が可動し易い形状に形成されている。弾性体４
の素材は一般に弾力性に富んだゴムが使用されるが、本
発明では素材を限定するものでは無い。
【０００９】図３はシールドガスケット１を使用した通
信システムの斜視図である。図において、電子装置を収
容する複数の筺体９はキャビネット１０に実装され、筺
体９の最下部には電子装置を冷却するためのファンユニ
ット１１が実装されている。ファンユニット１１は整流
板１２により冷気１３を吸入し、キャビネット１０の上
部に排気１４として排出される。上下の筺体の間にはシ
ールドガスケット１が挟まれ、上部の筺体９の底面と、
下部の筺体９の上面とが互いにシールドガスケット１の
金属バネ６の突起部５に接し且つ、弾性体４に密着する
ことで、優れた筺体間の気密性と導電性が得られる。
信システムの斜視図である。図において、電子装置を収
容する複数の筺体９はキャビネット１０に実装され、筺
体９の最下部には電子装置を冷却するためのファンユニ
ット１１が実装されている。ファンユニット１１は整流
板１２により冷気１３を吸入し、キャビネット１０の上
部に排気１４として排出される。上下の筺体の間にはシ
ールドガスケット１が挟まれ、上部の筺体９の底面と、
下部の筺体９の上面とが互いにシールドガスケット１の
金属バネ６の突起部５に接し且つ、弾性体４に密着する
ことで、優れた筺体間の気密性と導電性が得られる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、気密性
を保つパッキン部の弾性体内部に金属性バネを収容して
いるので、ガスケットの占有部を少なくでき、かつ気密
性と電磁遮蔽効果の非常に高いガスケットが実現できる
効果がある。
を保つパッキン部の弾性体内部に金属性バネを収容して
いるので、ガスケットの占有部を少なくでき、かつ気密
性と電磁遮蔽効果の非常に高いガスケットが実現できる
効果がある。
【００１１】また、金属バネの縁部は弾性体の内部に収
容されているので、人体に対し安全性が高く、金属バネ
の破損等に対しても強い利点を有している。
容されているので、人体に対し安全性が高く、金属バネ
の破損等に対しても強い利点を有している。
【図１】本発明の一実施例のシールドガスケットの斜視
図。
図。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図。
【図３】本発明のシールドガスケットの使用例の斜視
図。
図。
【図４】従来のシールドガスケットを使用したケースの
一部破断正面図。
一部破断正面図。
【図５】図４の破断部の拡大図。
【図６】他の従来例を示す断面図。
１ シールドガスケット ２ 中空部 ３ 穴 ４ 弾性体 ５ 突起部 ６ 金属バネ ７ 壁面 ８ 電子装置 ９ 筺体 １０ キャビネット １１ ファンユニット １２ 整流板 １３ 冷気 １４ 排気 １７ 電子機器 １８ ケース １９ 蓋 ２０ 溝 ２１ パッキン ２２ 内壁 ２３ 導通部材 ２４ 内壁部 ２５ 電子部品 ２６ 基板 ２７ 周縁部 ２８ 導電性ゴム系塗料 ２９ 上部ケース ３０ 下部ケース ３１ ネジ
Claims (3)
- 【請求項１】 電子装置を収容する二つの筺体間に実装
され、筺体の水平断面の外周形状とほぼ同一な外周形状
を有し、環状で長手方向に対して垂直断面が中空を成
し、上下面に複数の穴部を有し、この穴部と前記中空部
がつながった弾性体と、この弾性体の中空部に挿入さ
れ、前記弾性体の穴部より突起部が突き出し、上下方向
に可動する金属バネとから構成された事を特徴とするシ
ールドガスケット。 - 【請求項２】 前記弾性体がゴムからから構成されたこ
とを特徴とする請求項１記載のシールドガスケット。 - 【請求項３】 前記バネが板状形状を有することを特徴
とする請求項１記載のシールドガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15092993A JPH0715164A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | シールドガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15092993A JPH0715164A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | シールドガスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0715164A true JPH0715164A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15507499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15092993A Pending JPH0715164A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | シールドガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715164A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1013075A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-16 | Nec Corp | 電子機器筐体 |
| JP2003508217A (ja) * | 1999-09-08 | 2003-03-04 | マイクロニック ビー．ブイ． | 反応管閉塞用シーリングマット |
| US20120090885A1 (en) * | 2010-10-14 | 2012-04-19 | Innochips Technology Co., Ltd. | Emi shielding gasket |
| JP2016130552A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | ポリマテック・ジャパン株式会社 | シール部材及び電子機器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH054586B2 (ja) * | 1985-11-08 | 1993-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP15092993A patent/JPH0715164A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH054586B2 (ja) * | 1985-11-08 | 1993-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1013075A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-16 | Nec Corp | 電子機器筐体 |
| JP2003508217A (ja) * | 1999-09-08 | 2003-03-04 | マイクロニック ビー．ブイ． | 反応管閉塞用シーリングマット |
| US20120090885A1 (en) * | 2010-10-14 | 2012-04-19 | Innochips Technology Co., Ltd. | Emi shielding gasket |
| EP2442631A3 (en) * | 2010-10-14 | 2014-05-07 | Innochips Technology Co., Ltd. | Emi shielding gasket |
| US8822842B2 (en) * | 2010-10-14 | 2014-09-02 | Innochips Technology Co., Ltd. | EMI shielding gasket |
| JP2016130552A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | ポリマテック・ジャパン株式会社 | シール部材及び電子機器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971118 |