JPH0714976U - 飲料の保温・保冷器具 - Google Patents

飲料の保温・保冷器具

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JPH0714976U
JPH0714976U JP4622893U JP4622893U JPH0714976U JP H0714976 U JPH0714976 U JP H0714976U JP 4622893 U JP4622893 U JP 4622893U JP 4622893 U JP4622893 U JP 4622893U JP H0714976 U JPH0714976 U JP H0714976U
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JP
Japan
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container
beverage
partitioning
heat source
ice
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Application number
JP4622893U
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English (en)
Inventor
克也 戸倉
Original Assignee
有限会社創成
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飲料を内側に、氷などの熱源を外側に収納す
ることで、飲料の全外周を囲むようにして冷せるので効
率的な冷却が可能であり、また、入れ換えをせずに飲料
が入っている容器ごとそのまま収納できるので手間がか
からずに使い勝手がよい。 【構成】 冷熱源としての氷4等や温熱源としての熱湯
等を内部に収納する外側容器9と、この外側容器9内に
その口部13から着脱自在に挿入設置する合成樹脂製の中
仕切り用容器10と、この中仕切り用容器10内にその上端
開口16から挿入設置する飲料収納容器11との組合せから
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飲料の温度を保温または保冷状態で一定に維持させる容器としての 飲料の保温・保冷器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワイン、日本酒などのアルコール飲料を冷たい状態もしくは燗状態に持 続させる容器として、図4に示すようなものがある。
【0003】 これはガラス工芸品のピッチャー1であり、本体部3の内部に外部に連通する 挿入口7を有する隔室2を設けた二重構造からなる。
【0004】 前記本体部3は上部に注入口8を設け、さらに、中間部に注ぎ口6を設けてい る。さらにこれら注入口8や挿入口7には栓21,22 が施される。
【0005】 隔室2は本体部3とはガラス一枚で仕切られており、注入口8から本体部3内 に飲料5をいれ、一方、挿入口7を介して隔室2内に氷4などの冷熱源や熱湯な どの温熱源を収納する。
【0006】 このようにすれば、隔室2内の熱は本体部3内の飲料に伝わり、これを冷やし たり、温めたりすることができ、氷4で直接冷やす場合に比べて、この氷4が解 けた水分で飲料5が薄まってしまうようなこともない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このピッチャー1では、氷4等を収納する隔室2が本体部3よりも小 さいので、本体部3内の飲料5はこの隔室2の周囲のみが局部的に熱交換される のみで効率が悪い。
【0008】 また、隔室2内の氷4などの冷熱源や熱湯などの温熱源が解けたり、温ったり した場合の交換は挿入口7の位置からしてピッチャー1の全体を傾けなければ出 来ないような事態も多く、本体部3内に飲料5が残っている場合には必ず栓21を しなければならないなど面倒である。
【0009】 これに対して、隔室2の部分を着脱自在として本体部3から取り出せるように し、氷4などの冷熱源や熱湯などの温熱源の交換をこの取り出した隔室2に行う ようにすることも考えられなくはないが、隔室2を分離した状態での本体部3か ら飲料5が漏れなくする工夫が困難であり、また、隔室2が小さいので熱交換効 率が悪いことは改善されない。
【0010】 本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、氷などの冷熱源や熱湯などの温 熱源を極力大量に収納して効率的な保温・保冷ができ、しかも、この熱源の交換 を手間がかからず簡単に行うことができる飲料の保温・保冷器具を提供すること にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、冷熱源としての氷等や温熱源としての熱湯 等を内部に収納する外側容器と、この外側容器内にその口部から着脱自在に挿入 設置する合成樹脂製の中仕切り用容器と、この中仕切り用容器内にその上端開口 から挿入設置する飲料収納容器との組合せからなること、および、中仕切り用容 器は、その下端を尖り部として外側容器の底に当接させること、さらに、外側容 器は透明とし、中仕切り用容器には金属箔を貼着してなることを要旨とするもの である。
【0012】
【作用】
請求項1記載の本考案によれば、氷もしくは熱湯などの熱源を、挿入しやすい 大きな開口である外側容器の口部から投入し、この外側容器内に先に収納してお く。次いで、同じ口部から中仕切り用容器を差し入れてこの中仕切り用容器を熱 源内へ埋没させ、さらに、この中仕切り用容器内にその上端開口から飲料収納容 器を挿入して配置する。
【0013】 このようにすれば、熱源からの温度が中仕切り用筒状容器を介して飲料収納容 器に伝わり、該飲料収納容器内の飲料の温度を長時間にわたって一定の温度に保 持しつづける。飲料の取り出しはこの飲料収納容器のみを取り出して行えばよく 、また、該飲料収納容器は中仕切り用容器を介しているので、氷や熱湯などの熱 源がこれに直接接触することはなく、濡れずにすむ。
【0014】 請求項2記載の本考案によれば、前記作用に加えて、中仕切り用容器下端の尖 り部が外側容器の底に当接することでより安定した状態で中仕切り用容器を配置 でき、飲料収納容器の取り出し等もスムーズに行える。
【0015】 また、中仕切り用容器の下端を尖り部としたので、氷等の塊りを熱源とする場 合でもその掻き分けを容易に行い、中仕切り用容器の熱源中への埋設を簡単に行 うことができる。
【0016】 請求項3記載の本考案によれば、前記作用に加えて、金属箔は透明な外側容器 から入射された光を反射して、外側壺状容器の外観に見た目の美観をよくする。 さらに、飲料収納容器の放熱を遮断して、冷却温度を持続させる。
【0017】
【実施例】
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。図1は本考案の飲料の 保温・保冷器具の第1実施例を示す一部切欠いた正面図、図2は同上分解斜視図 である。
【0018】 本考案は冷熱源としての氷等や温熱源としての熱湯等を内部に収納する外側容 器9と、この外側容器9内に着脱自在に挿入設置する中仕切り用容器10と、この 中仕切り用容器10内に挿入設置する飲料収納容器11との組合せからなる。
【0019】 外側容器9はガラスもしくは合成樹脂による透明なもので、形状は特に限定は ないが、一例として腹部9aを膨出させ、その上方に縊れ部9bを介して比較的 開口径が大きい口部13を形成した壺状容器である。該口部13の外周には外向きフ ランジ15を突設した。さらに、図示は省略するが、この外側容器9の適宜個所に 持ち運びのための把手を設けてもよい。
【0020】 中仕切り用容器10は、肉薄なプラスチックなどの合成樹脂からなる円筒状の容 器であり、下部を円錐形の尖り部14とし、また、内部に底板14aを設けた。この 底板14aは必ずしもなくともよい。
【0021】 また、この中仕切り用容器10の上端に開口16を形成するが、その周囲には外向 きフランジ16aを突設した。なお、中仕切り用容器10の最大外径は前記外側容器 9の口部13の内径よりも僅かに小さいものとする。
【0022】 そして、中仕切り用筒状容器10に収納する飲料収納容器11はその形状はとっく り型を初めとして種々考えられ、その材質も熱伝導性のよい銅、錫等の金属、ま たはガラス、合成樹脂などである。この飲料収納容器11は大きさは中仕切り用容 器10の開口16から挿入できる径のものであればよい。
【0023】 なお、外側容器9の口部13のフランジ15の上面にシール材17を貼設するとよい が、このシール材17の素材は粘着性のあるウレタン樹脂の発泡材の採用が考えら れる。
【0024】 次に使用法について説明する。飲料が日本酒の場合は、冷酒もしくは熱燗にし て飲まれるが、先に冷酒の場合について説明する。
【0025】 外側容器9内に開口13から5〜6割程度の高さまで、熱源としての氷4を投入 する。
【0026】 次いで、外側容器9の口部13から中仕切り用容器10を差し入れ、下端の尖り部 14で氷4を掻き分け、その先端を底部でほぼ中央に当接させる。このようにすれ ば氷4は、外側容器9の腹部9aの内壁に寄せられて盛り上がるので、中仕切り 用容器10は深く氷4内に埋まることになる。
【0027】 一方、外側容器9の口部13の外周のフランジ15に中仕切り用容器10の開口16の 外周のフランジ16aが重畳され、中仕切り用容器10は常に安定した垂直状態で立 設しつづける。
【0028】 この状態で、中仕切り用容器10上部の開口16から日本酒を充填した飲料収納容 器11を内部に挿入する。該飲料収納容器11内の日本酒には、前記中仕切り用容器 10を介して氷4の冷温度がこの飲料収納容器11に伝わり、飲料収納容器11が冷や されることで長時間持続的に冷温度を維持し続ける。しかも、中仕切り用容器10 を介して飲料収納容器11を冷やすので、該飲料収納容器11は氷4が直接接触する ことなく濡れずにすむ。
【0029】 飲料収納容器11の日本酒を注ぐには、飲料収納容器11のみを取り出すようにす ればよい。
【0030】 なお、外側容器9の口部13の外周のフランジ15と中仕切り用容器10の開口16の 外周のフランジ16aとの間に粘着性のあるウレタン樹脂の発泡材を素材とするシ ール材17を介在させた場合には、これが外側容器9の密閉性を高めるとともに、 その粘着性で中仕切り用容器10を一時的に外側容器9に固着させるので、飲料収 納容器11のみの取り出しを容易にすることになる。
【0031】 氷4が解けて補充する場合には中仕切り用容器10ごと外側容器9から外して口 部13から行えばよいが、この中仕切り用容器10の取り出しは粘着性のあるウレタ ン樹脂の発泡材を素材とするシール材17がある場合でも、少し力を入れて粘着性 に抗して中仕切り用容器10を引き上げればよい。再度設置する場合には該シール 材17の粘着性は再度発揮される。
【0032】 一方、燗をする場合には前記熱源としての氷4に代えて熱湯を外側容器9内に 収納してやればよい。
【0033】 図3は本考案の第2実施例を示すものであり、飲料収納容器11としてジュース などの缶とした場合である。該缶は通常円筒形状なので、これにあわせて中仕切 り用容器10の形状も円筒形状のものとした。
【0034】 なお、中仕切り用容器10の周囲全体にアルミ箔などの金属箔18を貼設すれば、 該金属箔18が光を反射して外側容器9の見た目の美観をよくでき、さらにこの金 属箔18は飲料収納容器11からの放熱を遮断する効果もある。
【0035】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の飲料の保温・保冷器具は、飲料を内側にしてその外 側に氷などの熱源を収納することで、飲料の全外周を囲むようにして冷やせるの で効率的なものであり、また、飲料の入れ換えをせずに飲料の入っている容器を そのまま収納できて器具自体を持ち上げる必要もないので手間がかからないもの である。
【0036】 しかも、熱源を入れる開口も大きく確保できるので使い勝手のよいものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の飲料の保温・保冷器具の第1実施例を
示す一部切欠いた正面図である。
【図2】本考案の飲料の保温・保冷器具の第1実施例を
示す分解斜視図である。
【図3】本考案の飲料の保温・保冷器具の第2実施例を
示す一部切欠いた正面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ピッチャー 2…隔壁 3…本体部 4…氷 5…飲料 6…注ぎ口 7…挿入口 8…注入口 9…外側容器 9a…腹部 9b…縊れ部 10…中仕切り用容器 11…飲料用収納容
器 13…口部 14…尖り部 14a…底板 15,16a…フラン
ジ 16…開口 17…シール材 18…金属箔 21,22…栓

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷熱源としての氷等や温熱源としての熱
    湯等を内部に収納する外側容器と、この外側容器内にそ
    の口部から着脱自在に挿入設置する合成樹脂製の中仕切
    り用容器と、この中仕切り用容器内にその上端開口から
    挿入設置する飲料収納容器との組合せからなることを特
    徴とした飲料の保温・保冷器具。
  2. 【請求項2】 中仕切り用容器は、その下端を尖り部と
    して外側容器の底に当接させる請求項1記載の飲料の保
    温・保冷器具。
  3. 【請求項3】 外側容器は透明とし、中仕切り用容器に
    は金属箔を貼着してなる請求項1および請求項2記載の
    飲料の保温・保冷器具。
JP4622893U 1993-08-25 1993-08-25 飲料の保温・保冷器具 Pending JPH0714976U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61184437U (ja) * 1985-05-07 1986-11-17

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55166482A (en) * 1979-06-12 1980-12-25 Masuzo Fujimoto Driving device by magnetic force
JPS60111614A (ja) * 1983-11-21 1985-06-18 株式会社山本製作所 陶磁器製保温容器及びその製造方法

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