JPH07149462A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH07149462A
JPH07149462A JP29820093A JP29820093A JPH07149462A JP H07149462 A JPH07149462 A JP H07149462A JP 29820093 A JP29820093 A JP 29820093A JP 29820093 A JP29820093 A JP 29820093A JP H07149462 A JPH07149462 A JP H07149462A
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JP
Japan
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cassette
sheet
main body
recording apparatus
paper
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Withdrawn
Application number
JP29820093A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Sugiyama
杉山  茂行
Akio Okubo
明夫 大久保
Atsushi Saito
篤 斉藤
Noriyuki Aoki
典之 青木
Katsumi Obana
克己 小花
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
Keizo Sasai
敬三 笹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙カセットに設けられる排紙部を大きくす
ることなく大サイズのシートでも支持可能とする。 【構成】 記録装置本体側3に設けた本体排紙部20
と、給紙カセット2のカセット蓋21とで記録部Aで記
録したシートAaを支持する排紙トレイを構成し、カセ
ット蓋21に設けた突起23を本体排紙部20の下に潜
り込ませるようにして係合させる。これにより、排紙ト
レイの支持面積を確保でき大きなシートでも積載可能で
あり、且つ、突起23によりカセット蓋21が本体排紙
部20よりも上方に飛び出て段差が生じるのを抑えるこ
とができるため、排紙不良を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、複写
機、プリンタ等の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭52−16738号公報、
実開昭62−53250号公報などで開示されているよ
うに、記録装置本体に装着される給紙カセットが記録部
で記録されて排紙されるシートを受ける排紙トレイを兼
用しているものがある。このような装置では、通常給紙
カセットの蓋が排紙トレイとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年種
々のサイズのシートが用いられるため、大きなサイズの
シートに記録をして給紙カセットの蓋に排出する場合
に、シートが蓋の支持面からはみ出て垂れ下がったり落
下してしまうことがあった。
【0004】そこで、確実にシートを支持するためには
蓋を大きくしなければならないが、蓋を大きくすると給
紙カセット全体が大型化し、装置全体の大型化も招いて
しまうという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、給紙カセットに設けられる排紙部を大きくするこ
となく大サイズのシートでも支持可能とすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録装置本体
に設けられ記録されたシートを受ける本体排紙部と、記
録装置本体に着脱可能な給紙カセットに設けられ前記記
録されたシートを受けるカセット排紙部とを有し、前記
本体排紙部と前記カセット排紙部とにより記録したシー
トを支持する排出トレイを構成したことを特徴とするも
のである。
【0007】また、カセット排紙部に前記本体排紙部と
係合する係合手段を設けるとよい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、装置本体側の本体排紙部と
給紙カセット側のカセット排紙部との両方でシートを支
持することになり、給紙カセットによるシートを支持す
る面積を大きくすることなく排紙トレイのシートの支持
面積を確保することができる。
【0009】また、係合手段を設けることにより、本体
排紙部とカセット排紙部との合わせ目に段差が生じない
ようにすることができ、排出されるシートが引っ掛かる
ことがなくなる。
【0010】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を実施したファクシミリ装置の縦断
面図であり、図2は図1に示したファクシミリ装置の斜
視図であり、図3は図1に示した装置において給紙カセ
ットを取り外した状態を示す斜視図である。
【0011】図1におけるC線(水平面)よりも上側の
部分は記録装置本体3を示しており、C線よりも下側の
部分は後で詳述するオプション給紙ユニット30を示し
ている。
【0012】記録装置本体3には、記録紙であるシート
Sを収容する給紙カセット2が着脱可能に設けられてい
る。給紙カセット2は、箱体であるカセット桶部2a
と、カセット桶部2a内に設けられておりシートSを積
載支持する中板2bと、中板2bを押し上げるためのバ
ネ2cと、シートSの先端側角部を規制してシートSを
一枚ずつ分離するための分離爪2dと、シートSの側端
部及び後端部をそれぞれ規制するためのサイド規制板2
f及び後端規制板2eとを備えている。
【0013】この給紙カセット2は、シートSのサイズ
に合わせてサイド規制板2f及び後端規制板2eを移動
することにより複数サイズのシートSを収容可能な所謂
ユニバーサルカセットである。本実施例では、国内仕様
では、A5横(長さ148mm),B5横(長さ182
mm)、A4縦(長さ297mm)、B4縦(長さ36
4mm)、の4種類のシートSを収容可能であり、ま
た、北米仕様ではレター(LTR)サイズとリーガル
(LGL)サイズの2種類のシートSを収容可能なもの
である。なお、上記括弧内の長さはシートSの搬送方向
の長さを示している。
【0014】図4に示すように、記録装置本体3の下部
には給紙カセット2の装着部Eが設けられており、この
カセット装着部Eは底部が開口しており、左右の脚部3
a,3bの両内側面に給紙カセット2の装着を案内する
ガイドレール28が設けられている。そして、このガイ
ドレール28に給紙カセット2の側面に設けられている
図示しないガイドを係合させて給紙カセット2を押し込
むことにより記録装置本体3に給紙カセット2を装着す
ることができる。
【0015】図1に示すように、カセット装着部Eに
は、記録装置本体3内に装着される給紙カセット2が給
紙位置に正確に装着されたかを検出するためのカセット
有無検出センサ25が設けられている。
【0016】記録装置本体3内には、カセット装着部E
に装着された給紙カセット2に収容されているシートS
の最上位のシートに摺接して送り出すための半月形状の
給紙ローラ4aが設けられており、この給紙ローラ4a
で送り出されたシートSは給紙カセット2に設けられて
いる分離爪2dにより一枚ずつ分離される。
【0017】給紙カセット2から分離爪2dにより分離
して送り出されたシートSは、搬送ローラ5とこの搬送
ローラ5に圧接するコロ6とにより挟持搬送され、さら
に反転ガイド7によりUターンして給紙カセット2から
の送り出し方向と逆方向に裏返し状態で記録部Aに送ら
れる。
【0018】記録部Aの上流側には、前ガイド8が設け
られており、この前ガイド8は複数のリブにより構成さ
れている。さらに、前ガイド8の上部には上ガイド9が
対向して設けられている。そして、この前ガイド8及び
上ガイド9により、反転されて送られてくるシートSを
案内する搬送経路が構成されている。
【0019】本実施例における記録部Aは、インクジェ
ット記録方式で記録を行うものである。記録ヘッドは、
インクタンクを一体にしてディスポーザブルタイプのカ
ートリッジにしたインクジェットカートリッジ10であ
る。インクジェットカートリッジ10はキャリッジ11
に走行可能に搭載されており、往復動することにより記
録が行なわれる。インクジェットカートリッジ10の対
向側にはシートSを支持するプラテン12が設けられて
いる。
【0020】プラテン12を挟んで上流側及び下流側に
はシートSを搬送するための搬送手段がそれぞれ設けら
れており、上流側には、フィードローラ13と該フィー
ドローラ13に圧接する押圧コロ14とからなる搬送手
段が設けられており、下流側には、排紙ローラ15と、
該排紙ローラ15に当接する拍車16とからなる搬送手
段が設けられている。この拍車16は、インクジェット
カートリッジ10により印字されたシートSの印字面に
接触しても転写されることのない材質で形成されてい
る。
【0021】なお、本実施例のインクジェット方式は、
信号に応じて電気熱変換体に通電し、電気熱変換体によ
る膜沸騰を越える加熱によって生じる気泡の成長により
インクを記録ヘッドの吐出口からシートに向けて吐出し
て記録を行う方式である。ただし、本発明が適用される
装置の記録部Aの記録方式はインクジェット方式に限定
されるものではなく、電子写真方式、熱転写方式等、他
のどのような記録方式でもよい。
【0022】下流側の搬送手段の後方には複数のリブか
ら構成される後ガイド17が設けられており、記録部A
で印字されたシートSの下面を案内する搬送経路を構成
する。この後ガイド17の下流端には排出ローラ対19
が配置されており、後ガイド17上を搬送されてきたシ
ートSを排出する。
【0023】排出ローラ対19の下流側には本体フレー
ム18から一体に延設された本体排紙部20が配置され
ており、本体排紙部20には複数のリブ20aが設けら
れている。さらに、本体排紙部20の下流側にはカセッ
ト排紙部を兼ねるカセット蓋21が配置されており、こ
のカセット蓋21には複数のリブ21aが設けられてい
る。そして、本体排紙部20及びカセット蓋21により
排紙トレイを構成し、排出ローラ対19により排出され
るシートSaはリブ20a及びリブ21a上を摺動し、
各リブ20a,21a上に掛け渡された状態で順次積載
される。
【0024】カセット蓋21は、図5及び図6に示すよ
うに、カセット桶部2aの後側のみを覆うように形成さ
れており、前記リブ21aはシートSの搬送方向に沿っ
て形成されている。カセット蓋21の裏側には周辺に沿
ってリブ22が形成されており、このリブ22がカセッ
ト桶部2aと嵌合することにより取り付けられる。
【0025】また、カセット蓋21は、カセット桶部2
aに着脱可能となっているため、図5におけるC部側が
外れてしまうと、排出されるシートSの先端が引っ掛か
り排出不良を発生してしまう。そこで、カセット蓋21
に記録装置本体3のフレーム端部から下側に入り込むよ
うな複数の突起23を設けることにより、カセット蓋2
1の外れを防止している。さらに、取り付けられた状態
ではカセット蓋21の上面のリブ21aの高さは本体排
出部20のリブ20aよりも1mm低くなるように形成
されており、これにより、シートSはリブ20aとカセ
ット蓋21のリブ21aの上部を滑らかに搬送されて順
次積載される。なお、カセット蓋21に設けられる突起
は、図7に示すように、幅方向全域に渡るリブ形状23
aとしてもよい。
【0026】また、図8に示すように、カセット蓋21
のシートSが積載される面の形状を、シートS搬送方向
の下流側に行くに従って左右端が持ち上がって中央部分
が凹んだ断面円弧状としてもよく、このように形成する
ことにより、排出されたシートSaが反らされてシート
Sの長手方向のこしが強くなり、長いシートSなどにお
いて蓋の上面から外れた部分が垂れ下がらず、シートS
がずり落ちることがなくなる。
【0027】カセット蓋21部の外形形状としては、図
9に示すように、左右部分21b,21cをカセット桶
部2aより記録装置本体3の前方に延設した形状として
もよい。このようなカセット蓋21の中央部分に逃げを
有する形状とすると、記録されたシートSを取り出すと
きにシートSの中央部をもって容易に引き出すことがで
きるため使い勝手がよくなる。
【0028】記録装置本体3内に設けられている記録ヘ
ッドを覆っているカバー23は、解放可能に設けられて
おり、解放した状態ではインクジェットカートリッジ1
0の交換に要する空間を開放すると共に、前ガイド8及
び後ガイド17の上方の空間も解放して、ジャム処理を
容易にしている。
【0029】図1及び図2に示すように、記録装置本体
3の上部には、原稿の画像情報を読み取るための読み取
り部Bが設けられており、前面側から原稿をセットする
と、原稿は分離搬送手段Baにより一枚ずつ分離されて
搬送され、読み取りセンサBcにより画像情報が読み取
られて後方の排出トレイBd上に排出される。なお、O
は読み取り部Bの上面に設けられている操作部であり、
操作ボタンや表示パネルなどが設けられている。
【0030】オプション給紙ユニット30は、図1に示
すように、記録装置本体3の下側に着脱可能に配置され
ており、シートSの供給能力を増大したり、異なるサイ
ズのシートSを供給可能とするためのものである。本実
施例のオプション給紙ユニット30は、図2に示すよう
に、記録装置本体3の外形よりも小さくなっており、こ
のようにオプション給紙ユニット30を小さくすること
により、すっきりとしたデザインとなり装置全体もコン
パクトに見える。なお、このオプション給紙ユニット3
0に装着される給紙カセット12は記録装置本体3に装
着される給紙カセット2と同じであるため詳細な説明は
省略する。
【0031】給紙カセット12に収容されているシート
Sはオプション給紙ローラ4bにより送り出され、分離
爪2dにより一枚ずつ分離された後、オプション給送ロ
ーラ33とコロ34とにより挟持搬送され給紙ガイド3
2を通って出口35から記録装置本体3の入口36に送
り込まれる。その後は、記録装置本体3側の搬送ローラ
5により搬送されて、記録装置本体3側の給紙カセット
2から送り出されたシートSと同じように記録が行われ
て排出される。
【0032】オプション給紙ユニット30の枠を構成す
るオプションフレームは、オプション給紙ローラ4bや
給紙ガイド32を支持している。また、図1及び図3に
示すように、オプション給紙ユニット30の前部の上方
には、板状の部材が左右の脚部間に掛け渡されている。
この板状の部材は、記録装置本体3にオプション給紙ユ
ニット30が接続されたときに、記録装置本体3に装着
される給紙カセット2の装着を案内する装着ガイド30
aを構成する。
【0033】図4に示すように、記録装置本体3が単独
で使用される場合に、給紙カセット2を装着するときに
は、記録装置本体3が載置されている机等の上面がガイ
ドとなり、上面に沿わせて給紙カセット2を押し込むこ
とにより装着を容易に行うことができる。
【0034】しかしながら、オプション給紙ユニット3
0を接続した場合には、記録装置本体3のカセット装着
部Eが上方にくるので、装着するための目安がないと給
紙カセット2の装着の操作性が悪くなるが、本実施例の
ようにオプション給紙ユニット30に設けた装着ガイド
30aが給紙カセット2の装着時の目安となるため、装
着時の操作性を格段に向上させることができる。なお、
装着ガイド30aに給紙カセット2を沿わせて押し込ん
だだけで給紙カセット2のガイド(図示せず)とカセッ
ト装着部Eのガイドレール28とが係合するようにガイ
ドまたはガイドレール28の形状を適宜設定しておけ
ば、さらに記録装置本体3への給紙カセット2の装着時
の操作性を向上することができる。
【0035】次に、図10乃至図14に基づいて給紙カ
セット2,12に収容されているシートSのサイズを検
知するサイズ検知手段について説明する。
【0036】まず、サイズ検知の役割を説明すると、フ
ァクシミリ装置が受信すると、記録装置本体3内のメモ
リ(図14に図示)140に記録データが記憶される。
そして、記憶された記録データの1ページ分の大きさが
どの程度であるか、例えばA4に入る大きさか、それと
もB4でなければ収まらない大きさかを判断する。
【0037】例えば、上段の給紙カセット2にA4サイ
ズのシートSを収容し、下段の給紙カセット12にB4
サイズのシートSを収容した2つの異なるサイズのシー
トSを収容したものでは、いずれの給紙カセットから給
紙した方がよいかを選択する必要がある。そこで、各給
紙カセットにどのサイズのシートSが収容されているか
を記録装置本体3の制御手段100が認識しなければな
らない。また、制御手段100はどのサイズにも合わな
い記録データを受信した場合には、どの程度画像を縮小
または拡大することにより記録が行えるかを判断しなけ
ればならない。このように、受信した記録データに応じ
て最適なサイズのシートSを供給するために各給紙カセ
ット2,12に収容されているシートのサイズ検知が行
われる。
【0038】つづいて、サイズ検知手段の構成を説明す
る。まず、国内仕様の場合には、A4、A5、B4、B
5の4種類のシートSのサイズを検知するために次のよ
うに構成されている。
【0039】図12に示すように、給紙カセットのカセ
ット桶部2aと中板2bにはそれぞれ切り欠き70a,
80aが形成されている。カセット桶部2aの切り欠き
70aはA5及びB5サイズのシートSが収容されたと
きには塞がれず、A4及びB4サイズのシートSが収容
されたときに塞がれる位置に配置されている。また、中
板2bの切り欠き80aはA4及びA5サイズのシート
Sが収容されたときには塞がれず、B4及びB5サイズ
のシートSが収容されたときには塞がれる位置に配置さ
れている。
【0040】記録装置本体3側には、図10に示すよう
に、給紙カセット2が装着されたときに前記切り欠き7
0aに対応させてシートS長さ検知センサ70と切り欠
き80aに対応させてシートS幅検知センサ80とがそ
れぞれ配置されている。各検知センサ70,80は反射
型のフォトセンサであり、シートSで切り欠き70a,
80aが塞がれている場合にはHレベルの信号を出力
し、塞がれていない場合にはLレベルの信号を出力す
る。
【0041】例えば、給紙カセット2内にA4サイズの
シートSが収容されている場合には、切り欠き70aが
塞がれて切り欠き80aが解放されるので、長さ検知セ
ンサ70はHレベルを示し、幅検知センサ80はLを出
力する。そして、表1に示すように、検知センサ70,
80から出力された信号の組み合わせによりシートサイ
ズの識別が行える。なお、この表1の組み合わせに基づ
いて演算回路110がシートサイズの識別を行う。
【0042】
【表1】
【0043】つづいて、北米仕様の場合には、北米では
レター(LTR)サイズとリーガル(LGL)サイズの
シートSが主として使用されるので、これら2種類のサ
イズを検知できるようにしている。図13に示すよう
に、レターサイズとリーガルサイズのシートSは幅は同
じで長さのみ77mm異なっているので、長さ検知セン
サ70では識別することができない。したがって、北米
仕様の場合には、国内仕様のような検出センサ70,8
0からの出力の組み合わせではシートサイズを識別する
ことができない。
【0044】そこで、北米仕様の場合は次のようにして
シートの識別を行う。例えば、リーガルサイズのシート
Sを使用する場合には切り欠き70aに遮蔽部材90を
取り付けて塞いでしまうことにより、常時幅検出センサ
80をHレベルの状態とし、この状態を検知したときに
は判別回路120が収容されているシートSがリーガル
サイズであることを認識する。また、遮蔽部材90を取
り外したときには幅検出センサ80が常時Lレベルの状
態となり、この状態を検知したときには判別回路120
が収容されているシートSがレターサイズであると認識
する。この時のセンサ出力は表2の通りである。なお、
これとは逆にレターサイズのシートSを使用するときに
遮蔽部材90を取り付けて識別するようにしてもよい。
また、長さ検出センサ70を廃止してもよい。
【0045】このようにして、国内仕様の場合のサイズ
検出と北米仕様のサイズ検出とを行うが、これらの仕様
の切換は、記録装置本体3の操作部Oに設けられている
切換手段130(図14に図示)によって行われる。
【0046】
【表2】
【0047】遮蔽部材90の取り付けは、爪等により中
板2bに嵌合させて着脱自在としてもよいし、中板2b
にスライド自在に設けて適宜遮蔽位置に移動させるよう
にしてもよい。
【0048】このように、国内仕様でサイズ検知を行う
センサを用いて、北米仕様では遮蔽部材90を設けるこ
とによりシートSサイズの検知が行える。このようにし
て、共通の構成で各国での使用が可能となる。
【0049】なお、サイズ検知センサ70,80として
フォトセンサの代わりにマイクロスイッチを用いること
もできる。この場合、給紙カセット2に設けられている
シートSの端部を規制するサイド規制板2f及び後端規
制板2eの移動に応じて2つのマイクロスイッチをON
−OFFするように配置すればよい。例えば、図12に
おいて、サイド規制板2fがB5サイズのシートSを規
制する位置にある場合には第1のマイクロスイッチをO
FFするようにし、A5サイズのシートSを規制する位
置にあるときに第1のマイクロスイッチをONするよう
にし、後端規制板2eがB4サイズのシートSを規制す
る位置にある場合には第2のマイクロスイッチをOFF
するようにし、A4サイズのシートSを規制する位置に
ある場合には第2のマイクロスイッチをONするように
する。このようにすると、前記フォトセンサ70,80
の検知信号の組み合わせによるサイズ検知と同様にマイ
クロスイッチの検知信号の組み合わせにより、A4、A
5、B4、B5の4種類のシートSサイズ検知を行うこ
とができる。
【0050】また、北米仕様の場合には、第1のマイク
ロスイッチを常時ONとなるように規制部材を給紙カセ
ットに設けることにより、収容されているシートSがリ
ーガルサイズであることを認識させるようにする。
【0051】以上説明したサイズ検知手段は、記録装置
本体3に装着される給紙カセット2及びオプション給紙
ユニット30に装着される給紙カセット12のいずれに
も適用することができる。
【0052】以上の構成のファクシミリ装置の記録動作
を概略説明する。
【0053】制御手段100には、サイズ検知センサ7
0,80からの信号に基づき演算手段110が識別した
各給紙カセット2,12内に収容されているシートSの
サイズを示すサイズ信号が入力されており、記録開始信
号を受けると、記録に最適なサイズのシートSが上下ど
ちらの給紙カセット2,12に収容されているか判断し
て給紙を開始する。上側の給紙カセット2内に収容され
ているシートSが選択された場合には、記録装置本体3
側の給紙ローラ4aが回転して給紙カセット2内のシー
トSを送り出す。送り出されたシートSは、搬送ローラ
5と反転ガイド7でUターンして記録部Aに送られる。
【0054】記録部Aでは、シートSはフィードローラ
13と排紙ローラ15とにより搬送されながら、インク
ジェットカートリッジ10で記録が行われる。そして、
排出ローラ対19により画像が形成されたシートSを本
体排紙部20のリブ20a及びカセット蓋21上に排出
される。
【0055】また、オプション給紙ユニット30に装着
されている給紙カセット12に収容されているシートS
に記録する場合も同様であり、オプション給紙ローラ4
bにより送り出されたシートSは、オプション給送ロー
ラ33とコロ34とにより搬送され、出口35を通過し
て記録装置本体3の入口36から記録装置本体3内に挿
入される。挿入されたシートSは、搬送ローラ5により
記録部Aに送られ、その後の記録動作は上述した内容と
同じである。
【0056】ここで、記録装置本体3に給紙カセット2
が装着されていない場合には、オプション給紙ユニット
30の給紙カセットからシートSが給送されて記録され
排出されてしまうと排紙部を構成するカセット蓋21が
ないため、図15に示すように、記録されたシートSa
は落下してしまう。そこで、記録装置本体3に給紙カセ
ット2がない場合には、カセット有無検出センサ25が
給紙カセット2の無しを検出して、その信号を制御手段
100に送り、制御手段100が給紙動作を禁止する。
したがって、オプション給紙ユニット30からのシート
Sの送り出しが禁止されることになる。このとき受信し
た記録データはメモリ140内に蓄積し、記録装置本体
3内に給紙カセット2が装着されたときに記録動作を開
始してメモリ140内に蓄積された記録データをシート
Sに記録するようにする。
【0057】このように、記録装置本体3内の給紙カセ
ット2の有無を検出して、給紙カセット2が無い場合に
は記録動作を行わないようにしたため、排紙の信頼性を
向上させることができる。
【0058】なお、給紙カセット2の有無を検出するセ
ンサ25の代わりに給紙カセット2に収容されるシート
Sの有無を検出するシート有無センサを用いてもよい。
これを以下に説明する。
【0059】シート有無センサは、一般的に使われてい
るもので、収容されているシートSの最上面にレバーを
当接させてレバーの変位に基づきシートSの有無を検出
するものや、収容されているシートSに向けて発した光
の反射を検知してシートSの有無を検出するもの等どの
ようなものであってもよい。そして、シート有無センサ
が記録装置本体3内の給紙カセット2内に収容されるシ
ートSが無いと判断した場合には、カセット有無検出セ
ンサ25での制御と同じように、制御手段100は記録
動作を禁止する。
【0060】ここで、シート有無センサがシート無しを
検出した場合には、給紙カセット2がカセット装着部E
に装着されているがシートSが無いという状態と、カセ
ット装着部Eに給紙カセット2が装着されていないとい
う状態とが考えられる。
【0061】前者の場合には、給紙カセット2が装着さ
れているため排紙に関しては問題がない場合もあるが、
シートSの補充という動作が行われてシートSのサイズ
を変更することも可能であるため、シートSを補充して
から記録を開始した方が最適サイズのシートSに記録で
きるということもあるので、記録するためのシートSの
サイズの選択上好ましい。
【0062】後者の場合には、上述したカセット有無検
出センサ25での制御と同じとなる。したがって、シー
ト有無センサによっても最適な制御を行うことができ
る。
【0063】次に、他の実施例を説明する。なお、この
実施例は、記録装置本体3及びオプション給紙ユニット
30のフレーム構成のみ異なるものであり、それ以外は
上記実施例と同じ構成である。
【0064】図16及び図17に示すように、記録装置
本体3及びオプション給紙ユニット30のそれぞれには
底板37,38が設けられており、この底板37,38
によりそれぞれの給紙カセット2,12を支持するよう
になっている。なお、各底板37,38はコスト低減の
ために共通の部品としている。
【0065】オプション給紙ユニット30の外形が記録
装置本体3の外形よりも小さく形成されているもので
は、記録装置本体3の底板37はオプション給紙ユニッ
ト30に合わせて形成されるため、記録装置本体3に共
通の底板を設けると給紙カセット2の入口側が短くな
る。そこで、オプション給紙ユニット30の前側上部に
板状の装着ガイド30aを設けて、記録装置本体3側の
底板の不足分を補うことにより、記録装置本体3への給
紙カセット2の装着性を格段に向上させることができ
る。
【0066】以上、本発明の実施例を詳細に説明した
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。例えば、上記実施例では本発明を適用したシート給
送装置を備えた記録装置としてファクシミリ装置を一例
として説明したが、複写機、プリンター、タイプライタ
等に備えられているシート給送装置に適用してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
本体排紙部とカセット排紙部とにより記録されて排出さ
れるシートを支持する排紙トレイを構成するため、給紙
カセットを大きく設定することなく、確実に排出される
シートを積載することができて、排紙の信頼性を向上す
ることができる。さらに、カセット排紙部に本体排紙部
と係合する係合手段を設けることにより、排紙部にシー
トが引っ掛かる段差が生じることがなくなり排紙ジャム
等の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したファクシミリ装置及びオプシ
ョン給紙ユニットの縦断面図
【図2】図1に示した装置の斜視図
【図3】図2において給紙カセットを取り外した状態を
示す斜視図
【図4】図1に示した装置の記録装置本体単体の斜視図
【図5】排紙部を兼ねたカセット蓋の係合状態を示すた
めの記録装置本体の縦断面図
【図6】図5に示した給紙カセットの斜視図
【図7】カセット蓋の他の実施例を示す斜視図
【図8】カセット蓋の他の実施例を示す斜視図
【図9】カセット蓋の他の実施例を示す斜視図
【図10】各サイズ検出センサの配置状態を示すための
記録装置本体の縦断面図
【図11】給紙カセットのカセット桶部を示す斜視図
【図12】給紙カセット内に国内仕様のシートが収容さ
れた状態を示す平面図
【図13】給紙カセット内に北米仕様のシートが収容さ
れた状態を示す平面図
【図14】制御ブロック図
【図15】記録装置本体に給紙カセットが装着されてい
ないときにシートが排出される状態を示す図
【図16】他の実施例のファクシミリ装置の斜視図
【図17】図16に示した装置の縦断面図
【符号の説明】
2 給紙カセット 3 記録装置本体 20 本体排紙部 20a リブ 21 カセット蓋(カセット排紙部) 21a リブ 23 突起 A 記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 典之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小花 克己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 池田 靖彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹井 敬三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置本体に設けられ記録されたシー
    トを受ける本体排紙部と、記録装置本体に着脱可能な給
    紙カセットに設けられ前記記録されたシートを受けるカ
    セット排紙部とを有し、前記本体排紙部と前記カセット
    排紙部とにより記録したシートを支持する排紙トレイを
    構成することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記カセット排紙部は、給紙カセットの
    上部を覆うカセット蓋である請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カセット排紙部は、前記記録装置本
    体に設けた本体排紙部とほぼ同一面上に位置され、排出
    されたシートは前記排紙トレイとカセット蓋との間で掛
    け渡された状態で支持されてなる請求項2に記載の記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記本体排紙部及びカセット排紙部は複
    数のリブを有し、該リブ上に記録されたシートを支持し
    てなる請求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記カセット蓋は、中央部が凹んで左右
    端部が上方に突出した断面円弧状に形成されてなる請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 記録装置本体に設けられ記録されたシー
    トを受ける本体排紙部と、記録装置本体に着脱可能な給
    紙カセットに設けられ前記記録されたシートを受けるカ
    セット排紙部とを有し、前記本体排紙部と前記カセット
    排紙部とにより記録したシートを支持する排紙トレイを
    構成し、前記カセット排紙部に前記本体排紙部と係合す
    る係合手段を設けたことを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 前記カセット排紙部のシート支持部分は
    前記本体排紙部のシート支持部分の高さより低く設定さ
    れてなる請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記カセット排紙部及び本体排紙部のシ
    ート支持部分は複数のリブで構成されており、該リブの
    上部でシートを支持してなる請求項7に記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記係合手段は、複数の突起であり、前
    記本体排紙部の下側に潜入してなる請求項6に記載の記
    録装置。
  10. 【請求項10】 前記係合手段は、板状の突起であり、
    前記本体排紙部の下側に潜入してなる請求項6に記載の
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記カセット蓋は、中央部が凹んで左
    右端部が上方に突出した断面円弧状に形成されてなる請
    求項6乃至10のいずれか1項に記載の記録装置。
JP29820093A 1993-11-29 1993-11-29 記録装置 Withdrawn JPH07149462A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345034A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Canon Inc 画像読取装置および画像形成装置
JP2020083631A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 ブラザー工業株式会社 搬送装置及び画像記録装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345034A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Canon Inc 画像読取装置および画像形成装置
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