JPH07149064A - 色素アブレーション画像の形成方法 - Google Patents

色素アブレーション画像の形成方法

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JPH07149064A
JPH07149064A JP6175398A JP17539894A JPH07149064A JP H07149064 A JPH07149064 A JP H07149064A JP 6175398 A JP6175398 A JP 6175398A JP 17539894 A JP17539894 A JP 17539894A JP H07149064 A JPH07149064 A JP H07149064A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 D-min値を改善したブラックレーザー色素ア
ブレイティブ記録要素の使用方法を提供する。 【構成】 前記記録要素は、赤外吸収物質が含まれてい
る高分子量バインダー中に分散させた画像色素を含む色
素層を表面に担持する支持体を含む。色素層は、少なく
とも1種のシアン、マゼンタ及びイエロー色素が高分子
量バインダー中に分散している混合物を含む。前記シア
ンは下式Iで示される: 【化1】 上式中、各置換基については明細書中に記載のとおりで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラックレーザー色素
アブレイティブ記録要素においてシアン、イエロー及び
マゼンタの色素混合物を使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る一つの方
法によると、まず電子画像をカラーフィルターによって
色分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号
に変換する。その後、これらの信号を操作して、シア
ン、マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これ
らの電気信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを
得るために、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供
与体素子を色素受容体素子と向い合わせて配置する。次
いで、それら二つを感熱プリントヘッドと定盤ローラー
との間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用
して、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プ
リントヘッドは数多くの加熱素子を有し、シアン、マゼ
ンタまたはイエローの信号に応じて逐次加熱される。そ
の後、この工程を他の2色について反復する。こうし
て、スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハード
コピーが得られる。この方法とそれを実施するための装
置についての詳細が、米国特許第4,621,271号
明細書に記載されている。
【0003】上記の電子信号を使用してプリントを熱的
に得る別の方法は、感熱プリントヘッドの代わりにレー
ザーを使用する方法である。このような方式では、供与
体シートは、レーザーの波長において強い吸収を示す物
質を含有する。供与体を照射すると、この吸収物質が光
エネルギーを熱エネルギーへ転換し、その熱がすぐ近く
の色素へ伝達し、よってその色素がその蒸発温度にまで
加熱されて受容体へ転写される。吸収物質は、色素の下
方にある層中に存在しても、または色素と混合されてい
ても、あるいはその両方であってもよい。元の画像の形
状や色を代表する電子信号によってレーザーを変調し
て、元の物体の色を再構築するために存在させなければ
ならない受容体上の領域においてのみ各色素を加熱して
蒸発させる。この方法の詳細については、英国特許出願
公開第2,083,726号明細書に記載されている。
【0004】レーザービームの作用による画像化の一つ
のアブレイティブ様式では、画像色素と、赤外吸収物質
と、バインダーとを含む色素層組成物が支持体上に塗布
されている要素を、色素側から画像化する。レーザーに
よって供給されるエネルギーは、要素のレーザービーム
が当たったスポットでは画像色素を追い出し、そしてバ
インダーが残留する。アブレイティブ画像化では、レー
ザー照射が画像化層中に急速な局部変化を発生させるこ
とによって層から物質を放逐させる。これが他の物質転
写法と区別できる点は、完全な物理的変化(例、融解、
蒸発または昇華)ではなく何らかの種類の化学的変化
(例、結合破壊)が、画像色素を部分転写ではなくほぼ
完全に転写させる点である。透過D-min濃度値は、レー
ザーによる画像色素の分離の完全さを測る値として有用
である。
【0005】米国特許第4,245,003号明細書
は、バインダー中にグラファイト粒子を含むレーザーに
よる画像化が可能な要素について記載している。
【0006】米国特許第5,156,938号明細書
は、各種色素の混合物を使用して中性またはブラックの
画像を得ることについて記載している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の方法には、
要素の示すD-min値が所望の値よりも高いという問題が
ある。後述の比較試験が示すように、本発明のブラック
色素の組合せによって、上記の従来の特許明細書に記載
されているグラファイトまたはブラック色素の組合せを
用いて得られる値よりもD-min値が改善される。
【0008】本発明の目的は、改善されたD-min値を示
すブラックレーザー色素アブレイティブ記録要素を使用
する方法を提供することにある。本発明の別の目的は、
別個の受容要素を必要としないシングルシート法を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】こうした目的やその他の
目的が、本発明によって達成される。本発明は、レーザ
ーを利用して像様加熱する工程を含むD-minを改善した
ブラック色素アブレーション画像の形成方法である。色
素アブレイティブ記録要素は、赤外吸収物質が組み合わ
されて含まれている高分子量バインダー中に分散してい
る画像色素を含む色素層を表面に担持する支持体を含
む。レーザーの照射は前記要素の色素側を通して行う。
アブレートされた画像色素物質を除去して前記色素アブ
レイティブ記録要素中に前記画像を得る。色素層は、少
なくとも1種のシアン、マゼンタ及びイエロー色素が高
分子量バインダー中に分散している混合物を含む。前記
シアンは下式で示される:
【0010】
【化2】
【0011】上式中、R1 及びR2 は、各々独立に、水
素、炭素原子数1〜約6個のアルキル基、炭素原子数約
5〜約7個のシクロアルキル基、アリル基、またはこの
ようなアルキル基、シクロアルキル基もしくはアリル基
であって、アルキル、アリール、アルコキシ、アリール
オキシ、アミノ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、チオシア
ノ、ヒドロキシ、アシルオキシ、アシル、アルコキシカ
ルボニル、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルオ
キシ、カルバモイルオキシ、アシルアミド、ウレイド、
イミド、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ア
ルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アル
キルチオ、アリールチオ、トリフルオロメチル、等の
基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシエチル、ベ
ンジル、2−メタンスルホンアミドエチル、2−ヒドロ
キシエチル、2−シアノエチル、メトキシカルボニルメ
チル、シクロヘキシル、シクロペンチル、フェニル、ピ
リジル、ナフチル、チエニル、ピラゾリル、p−トリ
ル、p−クロロフェニル、m−(N−メチル−スルファ
モイル)フェニルメチル、メチルチオ、ブチルチオ、ベ
ンジルチオ、メタンスルホニル、ペンタンスルホニル、
メトキシ、エトキシ、2−メタン−スルホンアミドエチ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−シアノエチル、メトキ
シカルボニルメチル、イミダゾリル、ナフチルオキシ、
フリル、p−トリルスルホニル、p−クロロフェニルチ
オ、m−(N−メチルスルファモイル)フェノキシ、エ
トキシカルボニル、メトキシエトキシカルボニル、フェ
ノキシカルボニル、アセチル、ベンゾイル、N,N−ジ
メチルカルバモイル、ジメチルアミノ、モルフォリノ、
アニリノ、ピロリジノ、等の基の1個以上で置換されて
いるもの、を表し、或いは、R1 とR2 は、一緒に結合
して、それらが結合している窒素と共に5〜7員複素環
式環、例えばモルフォリンやピロリジンを形成すること
ができ、或いは、R1 とR2 の一方または両方がR3
組み合わされて5〜7員複素環式環を形成してもよく、
3 は、各々独立に、先にR1 及びR2 について記載し
た置換もしくは未置換のアルキル、シクロアルキルもし
くはアリル、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、
チオシアノ、アシルアミド、ウレイド、アルキルスルホ
ンアミド、アリールスルホンアミド、アルキルチオ、ア
リールチオまたはトリフルオロメチルを表し、或いは、
3 のいずれか2個が一緒に組み合わされて5員または
6員の炭素環式または複素環式環を形成してもよく、或
いは、R3 の1個または2個がR1 及びR2 の一方また
は両方と組み合わされて5〜7員環を完成してもよく、
Xは、水素、ハロゲンを表すか、或いはYと一緒に組み
合わされて6員芳香族環を完成することでナフトキノン
イミンなどの縮合二環式キノンイミンを形成するのに必
要な原子を表すことができるが、但し、Xが水素である
場合にはJはNHCORF (RF は過フッ素化アルキル
またはアリール基を表す)を表し、またXがハロゲンで
ある場合にはJはNHCOR4 、NHCO2 4 、NH
CONHR4 またはNHSO2 4 を表し、さらにXが
Yと組み合わされた場合にはJはCONHR4 、SO2
NHR4 、CN、SO2 4 またはSCNを表すが、こ
の場合、R4 は水素であることができず、R4 は、先に
記載したR1 と同じ基であるか、または炭素原子数約6
〜約10個の置換もしくは未置換アリール基、例えばフ
ェニル、ナフチル、p−トリル、m−クロロフェニル、
p−メトキシフェニル、m−ブロモフェニル、o−トリ
ル、等であり、mは、0〜4の整数であり、そしてY
は、先に記載したR1 と同じ基、先にR4 について記載
した基のような炭素原子数約6〜約10個の置換もしく
は未置換アリール基、アシルアミノであるか、または先
に記載したようにXと一緒に組み合わされていてもよ
い。
【0012】上記式Iの範囲に含まれるシアン色素は米
国特許第5,024,490号明細書に記載されてい
る。好ましいシアン色素には以下の化合物が含まれる。
【0013】
【化3】
【化4】
【0014】本発明の好ましい実施態様では、用いられ
るマゼンタ色素は以下の式で示される。
【0015】
【化5】
【0016】上式中、R5 は、水素、先にR1 について
記載した基のような炭素原子数1〜約6個の置換もしく
は未置換アルキル基、または先にR4 について記載した
基のような炭素原子数約6〜約10個の置換もしくは未
置換アリール基であり、R6 は、先にR1 について記載
した基のような炭素原子数1〜約6個の置換もしくは未
置換アルキルもしくはアリル基、または先にR4 につい
て記載した基のような炭素原子数約6〜約10個の置換
もしくは未置換アリール基であり、R7 は、炭素原子数
1〜約4個のアルコキシ基であるか、またはR9 と一緒
になった場合には5員もしくは6員環を形成する原子を
表し、R8 は、先にR1 について記載した基のような炭
素原子数1〜約6個の置換もしくは未置換アルキルもし
くはアリル基であり、R9 は、R8 の基のいずれかであ
るか、またはR7 と一緒になった場合には5員もしくは
6員環を形成する原子を表し、R10は、先にR1 につい
て記載した基のような炭素原子数1〜約6個の置換もし
くは未置換アルキル基、または先にR4 について記載し
た基のような炭素原子数約6〜約10個の置換もしくは
未置換アリール基であり、そしてLは、CO、CO2
−SO2 −またはCONR5 −である。
【0017】本発明で用いられる上記式IIの化合物
は、米国特許第3,336,285号明細書、英国特許
第1,566,985号明細書、ドイツ国特許第2,6
00,036号明細書及びDyes and Pigm
ents, Vol.3, 81(1982)に記載さ
れている方法のいずれによっても合成可能である。
【0018】上記式IIの範囲に含まれるマゼンタ色素
には以下の化合物がある。
【0019】
【化6】
【化7】
【0020】本発明の別の好ましい実施態様では、マゼ
ンタ色素は以下の式で示される。
【0021】
【化8】
【0022】R11は、先にR1 について記載した基のよ
うな炭素原子数1〜10個の置換もしくは未置換アルキ
ル基、先にR1 について記載した基のような炭素原子数
5〜7個のシクロアルキル基、または先にR4 について
記載した基のような炭素原子数6〜10個のアリールも
しくはピリジニル基を表し、R12は、炭素原子数1〜1
0個の置換もしくは未置換アルコキシ基、炭素原子数6
〜10個の置換もしくは未置換アリールオキシ基、NH
15またはNR15 16を表し、R13及びR14は、各々R
11を表すか、或いはR13はZ1 と結合して5員もしくは
6員環を形成すること、且つ/またはR14はZ4 と結合
して5員もしくは6員環を形成することができるか、或
いはR13とR14が一緒に結合して、それらが結合してい
る窒素と共に5員もしくは6員複素環式環を形成するこ
とができ、R15及びR16は、各々独立に、先にR1 につ
いて記載した基のような炭素原子数1〜10個の置換も
しくは未置換アルキル基、先にR1 について記載した基
のような炭素原子数5〜7個のシクロアルキル基、また
は先にR4 について記載した基のような炭素原子数6〜
10個のアリール基を表し、或いは、R15とR16が一緒
に結合して、それらが結合している窒素と共に5員もし
くは6員複素環式環を形成することができ、そして
1 、Z2 、Z3 及びZ4 は、各々が水素、アルキル
基、アルコキシ基もしくはハロゲンを表すか、またはZ
1 とZ2 が一緒に結合して、それらが結合している炭素
と共に5員もしくは6員環を形成することができる。
【0023】上記式IIIの範囲に含まれるマゼンタ色
素は、米国特許第4,839,336号明細書に記載さ
れている。好ましい化合物は以下の構造で示される。
【化9】
【0024】本発明では、いずれのイエロー色素でも使
用可能である。例えば、下記の色素を使用することがで
きる。米国特許第4,701,439号及び同第4,8
33,123号明細書並びに特開昭61−28451号
明細書に記載されているジシアノビニルアニリン色素、
例えば:
【化10】
【0025】米国特許第4,743,582号及び同第
4,757,046号明細書に記載されているメロシア
ニン色素、例えば:
【化11】
【0026】米国特許第4,866,029号明細書に
記載されているピラゾロンアリーリデン色素、例えば:
【化12】
【0027】特開昭60−30393号明細書に記載さ
れているアゾフェノール色素、例えば:
【化13】 分散イエロー3
【0028】特開昭63−182190号及び同63−
182191号に記載されているアゾピラゾロン色素、
例えば:
【化14】
【化15】
【0029】米国特許第4,853,366号明細書に
記載されているピラゾリンジオンアリーリデン色素、例
えば:
【化16】
【0030】特開昭63−39380号明細書に記載さ
れているアゾピリドン色素、例えば:
【化17】
【0031】欧州特許第318,032号明細書に記載
されているキノフタロン色素、例えば:
【化18】
【0032】欧州特許第346,729号、米国特許第
4,914,077号及びドイツ国特許第3,820,
313号明細書に記載されているアゾジアミノピリジン
色素、例えば:
【化19】
【0033】欧州特許第331,170号、特開平1−
225592号及び米国特許第4,885,272号明
細書に記載されているチアジアゾールアゾ色素及びその
関連色素、例えば:
【化20】
【0034】特開平1−176591号、欧州特許出願
公開第279,467号、特開平1−176590号及
び特開平1−178579号明細書に記載されているア
ザメチン色素、例えば:
【化21】
【0035】特開昭60−31565号明細書に記載さ
れているニトロフェニルアゾアニリン色素、例えば:
【化22】
【0036】米国特許第4,891,353号明細書に
記載されているピラゾロンチアゾール色素、米国特許第
4,891,354号明細書に記載されているアリーリ
デン色素、並びに米国特許第4,760,049号明細
書に記載されているジシアノビニルチアゾール色素。
【0037】本発明の好ましい実施態様では、用いられ
るイエロー色素は下式で示される。
【化23】
【0038】上式中、R17は、先にR1 について記載し
た基のような炭素原子数1〜約10個の置換もしくは未
置換アルキル基、先にR1 について記載した基のような
炭素原子数約5〜約7個のシクロアルキル基、先にR1
について記載した基のような置換もしくは未置換アリル
基、先にR4 について記載した基のような炭素原子数約
6〜約10個の置換もしくは未置換アリール基、1−ピ
ラゾリル、2−チエニル、等のような炭素原子数約5〜
約10個のヘタリール基、上記の基で置換されたこのよ
うなアリール及びヘタリール基、アセトキシ、ベンゾイ
ルオキシ、等のようなアシルオキシ、メトキシ、2−メ
トキシエトキシ、等のようなアルコキシ、フェノキシ、
3−クロロフェノキシ、等のようなアリールオキシ、シ
アノ、アセトアミド、ベンズアミド、等のようなアシル
アミノ、N−フェニルカルバモイルオキシ、N,N−ジ
エチルカルバモイルオキシ、等のようなカルバモイルオ
キシ、ウレイド、イミド、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、等のようなアルコキシカルボニル、ベン
ゾイル、ホルミル、アセチル、等のようなアシル、ブタ
ンスルホニル、メタンスルホニル、等のようなアルキル
スルホニル、ベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホ
ニル、等のようなアリールスルホニル、N,N−ジメチ
ルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、等のような
アミノカルボニル、N−フェニルスルファモイル、N−
メチルスルファモイル、等のようなアミノスルホニル、
フルオロスルホニル、塩素、臭素もしくはフッ素などの
ハロゲン、ニトロ、メチルチオ、ベンジルチオ、等のよ
うなアルキルチオ、またはフェニルチオ、2−ベンズオ
キサゾールチオ、等のようなアリールチオを表し、R18
及びR19は、各々独立に、水素、R17、シアノ、アセト
キシ、、フェナシルオキシ、等のようなアシルオキシ、
エトキシ、i−プロポキシ、等のような炭素原子数1〜
約6個のアルコキシ、フッ素、塩素もしくは臭素のよう
なハロゲン、またはメトキシカルボニル、ブトキシカル
ボニル、等のようなアルコキシカルボニルを表し、或い
は、R17、R18及びR19のうちのいずれか2個は、5員
〜7員環を完成するのに必要な原子を一緒に表し、R20
は、R17と同じ基を表し、Gは、先にR17について記載
した置換もしくは未置換のアルキル、シクロアルキルも
しくはアリル基、NR2122またはOR23を表し、R21
とR22は、各々独立に、水素、アシルまたはR17を表す
が、但し、R21とR22とが両方共に同時に水素であるこ
とはできず、或いは、R21とR22は、5員〜7員環を完
成するのに必要な原子を一緒に表し、R23は、R17と同
じ基を表し、Z5 はC(R24)(R25)、S、Oもしく
はNR24を表し、R24及びR25は、各々独立に、R17
同じ基を表し、或いは、R24とR25は、5員〜7員環を
完成するのに必要な原子を一緒に表し、そしてZ6 は、
別の環系と縮合してもよい5員もしくは6員環を完成す
るのに必要な原子を表す。
【0039】式IVの範囲に含まれる化合物には以下の
化合物がある。
【0040】
【化24】
【0041】本発明の別の好ましい実施態様では、用い
られるイエロー色素は下式で示される。
【化25】
【0042】上式中、R26及びR27は、先にR1 につい
て記載した基のような炭素原子数1〜約10個の置換も
しくは未置換アルキル基、先にR1 について記載した基
のような炭素原子数約5〜約7個のシクロアルキル基、
先にR1 について記載した基のような置換もしくは未置
換アリル基、または先にR4 について記載した基のよう
な炭素原子数約6〜約10個の置換もしくは未置換アリ
ール基を表し、或いは、R26とR27が一緒に結合して、
それらが結合している窒素と共に、ピロリジンやモルフ
ォリン環のような5員もしくは6員複素環式環を形成し
てもよく、或いは、R26とR27の一方または両方が、ア
ニリノ窒素の結合位置に対してオルト位にあるベンゼン
環炭素原子に結合して5員または6員環を形成すること
で、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、ユロリジ
ン、2,3−ジヒドロインドールもしくはベンゾモルフ
ォリンなどの多環式系を形成してもよく、R28は、水
素、R1 、N,N−ジメチルカルバモイルなどのカルバ
モイル、またはエトキシカルボニルもしくはメトキシエ
トキシカルボニルなどのアルコキシカルボニルを表し、
29は、R26と同じ基を表し、R30は、炭素原子数1〜
約10個の置換もしくは未置換アルコキシ基、炭素原子
数約6〜約10個の置換もしくは未置換アリールオキシ
基、NHR31、NR3132、またはベンゼン環に縮合し
た6員環を完成するのに必要な原子を表し、R31及びR
32は、各々独立に、R29のいずれかの基を表すか、また
はR31とR 32が一緒に結合して、それらが結合している
窒素と共に、5員もしくは6員複素環式環を形成しても
よく、nは1〜3の正の整数であり、Z7 は、炭素原子
数1〜約10個の置換もしくは未置換アルキルもしくは
アルコキシ基、ハロゲンまたはアリールオキシを表す
か、或いは5員もしくは6員環を完成し、よってナフタ
レン、キノリン、イソキノリンもしくはベンゾチアゾー
ルなどの縮合環系を形成するのに必要な原子を表す。
【0043】上記式Vの範囲に含まれる化合物として以
下のものが挙げられる。
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【0044】本発明に用いられる上記式Vの化合物は、
米国特許第4,866,029号明細書に記載されてい
るいずれの方法によっても合成可能である。
【0045】本発明の別の好ましい実施態様では、マゼ
ンタ色素は以下の式で示される。
【化31】
【0046】上式中、R33及びR34は、各々独立に、R
4 にあるような置換または未置換アリールである。この
色素の好ましい例は以下の化合物である。
【0047】
【化32】
【0048】本発明のさらに別の好ましい実施態様で
は、マゼンタ色素は以下の式で示される。
【化33】
【0049】上式中、R35及びR36は、各々独立に、水
素、先にR1 について記載した基のような炭素原子数1
〜約10個の置換もしくは未置換アルキル基、先にR1
について記載した基のような炭素原子数約5〜約7個の
シクロアルキル基、先にR1について記載した基のよう
なアリル基、または先にR4 について記載した基のよう
な炭素原子数約6〜約10個の置換もしくは未置換アリ
ール基を表し、或いは、R35及びR36は一緒に結合し
て、それらが結合している窒素と共に、ピロリジンもし
くはモルフォリン環などの5員もしくは6員複素環式環
を形成してもよく、或いは、R35及びR36の一方または
両方が、アニリノ窒素の結合位置に対してオルト位にあ
るベンゼン環炭素原子に結合して5員または6員環を形
成することで、1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、ユロリジン、2,3−ジヒドロインドールもしくは
ベンゾモルフォリンなどの多環式系を形成してもよく、
8 は、水素、先にR1 について記載した基のような炭
素原子数1〜約10個の置換もしくは未置換アルキル
基、先にR4 について記載した基のような炭素原子数約
6〜約10個の置換もしくは未置換アリール基、または
NHAを表すが、ここでAは、アシルまたはスルホニル
基、例えばホルミル、低級アルカノイル、アロイル、シ
クロヘキシルカルボニル、低級アルコキシカルボニル、
アリールオキシカルボニル、低級スルホニル、シクロヘ
キシルスルホニル、アリールスルホニル、カルバモイ
ル、低級アルキルカルバモイル、アリールカルバモイ
ル、スルファモイル、低級アルキルスルファモイル、フ
ロイル、等であり、Qは、シアノ、チオシアナト、アル
キルチオまたはアルコキシカルボニルを表し、R37は、
水素、先にR1 について記載した基のような炭素原子数
1〜約10個の置換もしくは未置換アルキル基、先にR
4 について記載した基のような炭素原子数約6〜約10
個の置換もしくは未置換アリール基、アルキルチオまた
はハロゲンを表し、そしてpは1〜4の正の整数であ
る。
【0050】この色素の好ましい例として下式の化合物
が挙げられる。
【化34】
【0051】本発明の色素アブレーション要素を使用し
て、医療用画像、リプログラフィーマスク、プリンティ
ングマスク、等を得ることができる。本発明で得られる
D-minの低下は、マスクのD-min/D-maxがその後の使
用のための露出のラチチュードを制御するようなグラフ
ィックアーツ用途にとって重要である。これはまた、医
療用画像形成用途でのD-minの中性をも改善する。色素
分離法は、連続(写真様)画像化法またはハーフトーン
画像化法のいずれであってもよい。
【0052】本発明に用いられる記録要素中のバインダ
ーにはいずれの高分子量物質でも使用することができ
る。例えば、硝酸セルロース、酢酸水素フタル酸セルロ
ース、酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、
酢酪酸セルロース、三酢酸セルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロースエーテル、エチルセルロースエーテル、
等のセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポ
リ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリスルホ
ン、ポリ(フェニレンオキシド)、ポリ(エチレンオキ
シド)、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール、例
えばポリ(ビニルアセタール)、ポリ(ビニルアルコー
ル−コ−ブチラール)もしくはポリ(ビニルベンザー
ル)またはこれらの混合物もしくはコポリマーを使用す
ることができる。バインダーは、約0.1〜約5g/m
2 の被覆量で使用することができる。
【0053】好ましい実施態様では、本発明の方法で用
いられる記録要素に採用される高分子量バインダーは、
1993年7月30日出願のKaszczukらの米国
特許出願第099,968号明細書(発明の名称「レー
ザーアブレイティブイメージング用の高分子量バインダ
ー」)に記載されているように、サイズ排除クロマトグ
ラフィーによって測定したポリスチレン等価分子量が1
00,000以上である。
【0054】本発明のレーザーアブレイティブ記録要素
には、所望であれば、1993年7月30日出願のTo
pel及びKaszczukの米国特許出願第099,
970号明細書(発明の名称「レーザーアブレイティブ
イメージング用のバリヤー層」)に記載されているよう
に、バリヤー層を使用することができる。
【0055】本発明によるレーザー誘導色素アブレイテ
ィブ画像を得るためには、寸法が小さいこと、コストが
低いこと、安定であること、信頼性が高いこと、頑丈で
あること、そして変調し易いことから、ダイオードレー
ザーを使用すると好ましい。実際には、何らかのレーザ
ーを使用して色素アブレイティブ記録要素を加熱するた
めには、その要素が赤外吸収物質を含有しなければなら
ない。赤外吸収物質の例として、1993年7月30日
出願のChapman及びKaszczukの米国特許
出願第099,969号明細書(発明の名称「レーザー
アブレイティブイメージング用の赤外吸収シアニン色
素」)に記載されているシアニン赤外吸収色素、または
米国特許第4,948,777号、同第4,950,6
40号、同第4,950,639号、同第4,948,
776号、同第4,948,778号、同第4,94
2,141号、同第4,952,552号、同第5,0
36,040号及び同第4,912,083号明細書に
記載されているその他の物質が挙げられる。そうする
と、レーザー輻射線が色素層中に吸収されて、内部変換
として知られている分子過程によって熱に変換される。
こうして、有用な色素層の構成は、画像色素の色相、転
写性及び強度のみならず、色素層が輻射線を吸収してそ
れを熱に変換できる性能にも依存する。赤外吸収色素
は、色素層自体に含まれていても、また色素層と組み合
わされている別の層、すなわち色素層の上部または下部
にある層、に含まれていてもよい。好ましくは、本発明
の方法におけるレーザー照射は、色素アブレイティブ記
録要素の色素側を通して行う。このため、本発明の方法
はシングルシート法にすることができ、別の受容要素を
必要としない。
【0056】本発明に用いられる記録要素中の上記色素
は、約0.01〜約1g/m2 の被覆量で使用すること
ができる。
【0057】本発明に用いられる色素アブレイティブ記
録要素の色素層は、支持体上に塗被するか、或いはグラ
ビヤ法などの印刷技法によって支持体表面に印刷するこ
とができる。
【0058】本発明に用いられる色素アブレイティブ記
録要素の支持体には、寸法安定性があり、しかもレーザ
ーの熱に耐えられるならば、いずれの材料でも使用でき
る。このような材料には、ポリ(エチレンナフタレー
ト)、ポリ(エチレンテレフタレート)などのポリエス
テル;ポリアミド;ポリカーボネート;酢酸セルロース
などのセルロースエステル;ポリ(フッ化ビニリデン)
やポリ(テトラフルオロエチレン−コ−ヘキサフルオロ
プロピレン)などのフッ素ポリマー;ポリオキシメチレ
ンなどのポリエーテル;ポリアセタール;ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレンもしくはメチルペン
テンポリマーなどのポリオレフィン及びポリイミド−ア
ミドやポリエーテルイミドなどのポリイミドが含まれ
る。支持体の厚さは、一般に約5〜約200μmであ
る。好ましい実施態様では、支持体は透明である。
【0059】
【実施例】本発明を以下の実施例によって例示する。
【0060】実施例1:ブラックレーザーアブレイティ
ブ記録要素(BLARE)の製法 BLARE1は、826秒の硝酸セルロースバインダー
と、シアン色素Dと、対照色素1と、イエロー色素V−
1と、マゼンタ色素II−2と、IR色素−1とをメチ
ルイソブチルケトンに溶解させた混合物であり、これ
を、ゼラチンで下塗りした厚さ178μmのポリ(エチ
レンテレフタレート)支持体上に塗被して乾燥させた。
以下の表1に記載した被覆量を生ぜしめるように画像色
素とIR色素の量を選定した。同様に、BLARE2〜
13を調製した。BLARE2は、同じ硝酸セルロース
バインダーを使用したが、支持体上のゲル下塗層を省い
た。BLARE3〜6及び10〜13は、1139秒の
硝酸セルロースバインダーを使用した。BLARE3〜
6は支持体上にゲル下塗層を設けたが、BLARE10
〜13は支持体上にゲル下塗層を設けなかった。BLA
RE7〜9は、161秒の硝酸セルロースバインダーを
使用し、そしてシアノアクリルアミド下塗層(Cyan
amer P−21(登録商標))を設けた支持体上に
塗被した。これらの組成を以下の表1にまとめて記載す
る。
【0061】
【表1】
【0062】
【化35】
【化36】
【0063】実施例2:対照用BLAREの製法 実施例1と同様に、しかし以下の例外を含めて、対照用
のBLAREを調製した。記録層BLARE C−1
は、1139秒の硝酸セルロース(0.52g/m2
と、それぞれ0.39g/m2 のMorfast Br
own 100(登録商標)、Morfast Blu
e 105(登録商標)及びMorfast Red
104(登録商標)〔Morton Internat
ional社より入手〕と、赤外吸収色素IR−1
(0.18g/m2 )とを含有した。この配合は米国特
許第5,156,938号明細書の実施例5に記載の配
合と類似しているが、800〜830nmで発光するダ
イオードレーザーによる書込み用に適合させた。BLA
RE C−4はC−1と類似するが、バインダー量を
1.29g/m2 とした。BLARE C−5はC−1
と類似するが、バインダーは米国特許第5,156,9
38号明細書の表1のポリマーVII(前記明細書に記
載されている方法で調製)とし、またIR−1は0.3
9g/m2 とした。
【0064】BLARE C−2の記録層は、0.52
g/m2 の1139硝酸セルロースと、4.8g/m2
のElectrodag 154(登録商標)グラファ
イト(Acheson Colloids社)と、0.
18g/m2 のIR色素−1とを含有した。この配合
は、米国特許第4,245,003号明細書に記載の配
合と類似している。
【0065】BLARE C−3の記録層は、Dow
Chemical社から入手したEthocel HE
(登録商標)エチルセルロース(0.16g/m2 )と
Electrodag 154(登録商標)グラファイ
ト(Acheson Colloids社)(2.1g
/m2 )とを含有した。この配合は米国特許第4,24
5,003号明細書の実施例1と類似している。BLA
RE C−6は、BLARE C−3と類似している
が、但し下塗していない支持体上に塗被した。
【0066】残りの対照試料は、以下の表2に記載の色
素配合物とし、0.52g/m2 の1139秒硝酸セル
ロースを含有した。C−7はゼラチン下塗支持体上に塗
被したが、C−8及びC−9は未下塗支持体上に塗被し
た。
【0067】
【表2】
【0068】対照1
【化37】 対照2
【化38】 対照3
【化39】
【0069】実施例3 表1に記載したものの中から選んだブラックレーザーア
ブレイティブ記録要素と実施例2に記載した対照要素と
を、米国特許第4,876,235号明細書に記載され
ているダイオードレーザー画像化装置のドラムに記録層
を外側へ向けて固定した。レーザー画像化装置は、トラ
ンスレーションステージに搭載されたレンズアセンブリ
ーに1個のダイオードレーザーが接続されているものか
らなり、レーザーアブレイティブ記録要素の表面に照準
を合わせた。使用したダイオードレーザーはSpect
ra Diode Labs No.SDL−2430
であって、800〜830nmの波長範囲のレーザービ
ーム出力用の一体型付属光ファイバーを具備し、その光
ファイバー端部の公称出力は250ミリワットであっ
た。光ファイバー(コア直径50μm)のへき開面によ
って、トランスレーションステージに搭載した倍率0.
5倍のレンズアセンブリーを介して色素アブレイティブ
要素の平面上に像を作り、公称スポットサイズを25μ
mとした。
【0070】円周53cmのドラムを各種速度で回転さ
せ、そして画像化電子装置を作動させて表3に記載した
照射量を与えた。マイクロステップモーターで回転させ
る親ネジにより色素アブレイティブ要素の横方向にトラ
ンスレーションステージを少しずつ進ませて、中心間距
離を10μm(1センチメートル当たり945本の線、
または1インチ当たり2400本の線)とした。色素供
与体表面に空気流を吹き付けて、昇華した色素を除去し
た。焦点面で測定した平均全出力は90mWであった。
画像化前の色素層のステータスA中性濃度を測定し、そ
して1019及び679mj/cm2 をそれぞれ与える
100及び150回転/分の両方でD-minパッチを書き
込んだ後の残存濃度と比較した。濃度値はX−Rite
デンシトメーター310型(X−Rite社)によって
得た。以下の結果が得られた。
【0071】
【表3】
【0072】上記の結果は、本発明の化合物を使用する
とD-minが低下して改善されることを示している。
【0073】実施例4 以下の表4に記載した別の記録要素を用いて実施例3の
手順を繰り返した。以下の結果が得られた。
【0074】
【表4】
【0075】上記の結果も、本発明の化合物を使用する
とD-minが低下して改善されることを示している。
【0076】実施例5 以下の表5に記載した別の記録要素を用いて実施例3の
手順を繰り返した。焦点面でのレーザーの平均出力は1
30mWとした。ドラムは150及び200回転/分で
回転させて、それぞれ981及び736mj/cm2
照射量を発生させた。以下の結果が得られた。
【0077】
【表5】
【0078】上記の結果もまた、イエロー色素やマゼン
タ色素の選択とは無関係に、本発明の化合物を使用する
とD-minが低下して改善されることを示している。
【0079】実施例6 以下の表6に記載した別の記録要素を用いて実施例3の
手順を繰り返した。焦点面でのレーザーの平均出力は9
0mWとした。ドラムは100及び150回転/分で回
転させて、それぞれ1019及び679mj/cm2
照射量を発生させた。以下の結果が得られた。
【0080】
【表6】
【0081】上記の結果もまた、IR色素の選択とは無
関係に、本発明の化合物を使用するとD-minが低下して
改善されることを示している。
【0082】
【発明の効果】上記の特定のシアン色素をイエロー色素
及びマゼンタ色素と組み合わせて用いてブラックアブレ
イティブ要素を製造すると、従来の別の色素混合物と比
較してD-minが改善されることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード ウィリアム トペル,ジュニ ア アメリカ合衆国,ニューヨーク 14626, ロチェスター,ノブ ロード 65

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーを利用して像様加熱する工程を
    含むD-minを改善したブラック色素アブレーション画像
    の形成方法において、色素アブレイティブ記録要素は、
    赤外吸収物質が組み合わされて含まれている高分子量バ
    インダー中に分散している画像色素を含む色素層を表面
    に担持する支持体を含み、前記レーザーの照射は前記要
    素の色素側を通して行い、アブレートされた画像色素物
    質を除去して前記色素アブレイティブ記録要素中に前記
    画像を得、そして前記色素層は、少なくとも1種のシア
    ン、マゼンタ及びイエロー色素が高分子量バインダー中
    に分散している混合物を含み、前記シアンは下式で示さ
    れる: 【化1】 上式中、 R1 及びR2 は、各々独立に、水素、炭素原子数1〜約
    6個の置換もしくは未置換アルキル基、炭素原子数約5
    〜約7個の置換もしくは未置換シクロアルキル基または
    置換もしくは未置換アリル基を表し、 或いは、R1 及びR2 は、一緒に結合して、それらが結
    合している窒素と共に5〜7員複素環式環を形成するこ
    とができ、 或いは、R1 及びR2 の一方または両方がR3 と組み合
    わされて5〜7員複素環式環を形成してもよく、 R3 は、各々独立に、先にR1 及びR2 について記載し
    た置換もしくは未置換のアルキル、シクロアルキルもし
    くはアリル、アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、
    チオシアノ、アシルアミド、ウレイド、アルキルスルホ
    ンアミド、アリールスルホンアミド、アルキルチオ、ア
    リールチオまたはトリフルオロメチルを表し、 或いは、R3 のいずれか2個が一緒に組み合わされて5
    員または6員の炭素環式または複素環式環を形成しても
    よく、 或いは、R3 の1個または2個がR1 及びR2 の一方ま
    たは両方と組み合わされて5〜7員環を完成してもよ
    く、 Xは、水素、ハロゲンを表すか、或いはYと一緒に組み
    合わされて6員芳香族環を完成するのに必要な原子を表
    すことができるが、但し、Xが水素である場合にはJは
    NHCORF (RF は過フッ素化アルキルまたはアリー
    ル基を表す)を表し、またXがハロゲンである場合には
    JはNHCOR4 、NHCO2 4 、NHCONHR4
    またはNHSO2 4 を表し、さらにXがYと組み合わ
    された場合にはJはCONHR4 、SO2 NHR4 、C
    N、SO2 4 またはSCNを表すが、この場合、R4
    は水素であることができず、 R4 は、先に記載したR1 と同じ基であるか、または炭
    素原子数約6〜約10個の置換もしくは未置換アリール
    基であり、 mは、0〜4の整数であり、そしてYは、先に記載した
    1 と同じ基、炭素原子数約6〜約10個の置換もしく
    は未置換アリール基、アシルアミノであるか、または先
    に記載したようにXと一緒に組み合わされていてもよ
    い。
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