JPH07148147A - コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents
コンピュータ断層撮影装置Info
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- JPH07148147A JPH07148147A JP5296943A JP29694393A JPH07148147A JP H07148147 A JPH07148147 A JP H07148147A JP 5296943 A JP5296943 A JP 5296943A JP 29694393 A JP29694393 A JP 29694393A JP H07148147 A JPH07148147 A JP H07148147A
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- housing
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Links
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は術中CT撮影に関し、手術の毎にドー
ムハウジングに付いた血液等を清掃、消毒することな
く、衛生状態を良好に保つことを目的とする。 【構成】ドーム開口部14の縁全周にベルクロファスナ
ー20、22が設けられ、同じくベルクロファスナーを
有する滅菌カバー26が開口部14に装着される。滅菌
カバー26は袋状の形状を有し、透明で密封性の材質、
例えばポリエチレンで作られ、医師の手が挿入される手
袋部28を有する。滅菌カバー26は患者が挿入された
後、塵や埃が入らないようにベルクロファスナー28に
より封止される。コンプレッサ32により滅菌カバー2
6内に酸素、または清浄な空気が送り込まれる。患者を
滅菌カバー26内に挿入して手術を行なうことにより、
ドーム開口部14が血液等の付着により汚れることが防
止される。
ムハウジングに付いた血液等を清掃、消毒することな
く、衛生状態を良好に保つことを目的とする。 【構成】ドーム開口部14の縁全周にベルクロファスナ
ー20、22が設けられ、同じくベルクロファスナーを
有する滅菌カバー26が開口部14に装着される。滅菌
カバー26は袋状の形状を有し、透明で密封性の材質、
例えばポリエチレンで作られ、医師の手が挿入される手
袋部28を有する。滅菌カバー26は患者が挿入された
後、塵や埃が入らないようにベルクロファスナー28に
より封止される。コンプレッサ32により滅菌カバー2
6内に酸素、または清浄な空気が送り込まれる。患者を
滅菌カバー26内に挿入して手術を行なうことにより、
ドーム開口部14が血液等の付着により汚れることが防
止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ断層撮影装
置(以下、CT装置と略称する)に係り、特に手術室内
に配置され術中CT撮影を行なうCT装置に関する。
置(以下、CT装置と略称する)に係り、特に手術室内
に配置され術中CT撮影を行なうCT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手術室内にCT装置を配置し、術
中CT撮影を行なうことが増えてきている。例えば脳腫
瘍の開頭手術(頭蓋骨にドリルで穴をあける)中に、頭
内部の断層像を観察することにより、より安全に、かつ
迅速に手術が行えるようになった。すなわち、CT装置
の寝台天板上に患者を載置し、天板をドーム(ガントリ
とも称する)側に移動し、患者の頭部をドームの開口部
内に挿入した状態で寝台の反対側から手術を行なう。こ
こで、手術に伴って患者から飛び散った血液等がドーム
のハウジングに付着してしまう。この付着血液等による
感染等の危険があるので、手術の度に、ドームのハウジ
ングを清掃する必要がある。この作業は労力のみなら
ず、時間的にも病院側にとって非常に負担である。すな
わち、1回の手術後に清掃時間が必要であり、手術を連
続して行なうことができないので、例えば急患が入って
きた場合等、手遅れになるおそれもある。また、ハウジ
ングはドームから取り外すことが不可能であるので、あ
る程度まできれいにはできるが、完全には消毒できず、
感染等の危険があった。
中CT撮影を行なうことが増えてきている。例えば脳腫
瘍の開頭手術(頭蓋骨にドリルで穴をあける)中に、頭
内部の断層像を観察することにより、より安全に、かつ
迅速に手術が行えるようになった。すなわち、CT装置
の寝台天板上に患者を載置し、天板をドーム(ガントリ
とも称する)側に移動し、患者の頭部をドームの開口部
内に挿入した状態で寝台の反対側から手術を行なう。こ
こで、手術に伴って患者から飛び散った血液等がドーム
のハウジングに付着してしまう。この付着血液等による
感染等の危険があるので、手術の度に、ドームのハウジ
ングを清掃する必要がある。この作業は労力のみなら
ず、時間的にも病院側にとって非常に負担である。すな
わち、1回の手術後に清掃時間が必要であり、手術を連
続して行なうことができないので、例えば急患が入って
きた場合等、手遅れになるおそれもある。また、ハウジ
ングはドームから取り外すことが不可能であるので、あ
る程度まできれいにはできるが、完全には消毒できず、
感染等の危険があった。
【0003】また、一般的に、手術室内は無菌状態を保
つために、天井にフィルタ、ファンを設けて、床から排
気した空気をフィルタに循環させて天井から床に向かっ
て気流が流れており、患者、CT装置等に塵や埃が積も
らないようになっている。しかし、一般的なCT装置で
は、主にX線管から発生される熱を放散するために、ド
ームから放熱流が排出される。そのため、手術室内にC
T装置を配置すると、CT装置からの放熱流により手術
室内の下降気流が乱れ、塵や埃が舞い上がり、患者、C
T装置等に塵や埃が積もってしまう欠点があった。
つために、天井にフィルタ、ファンを設けて、床から排
気した空気をフィルタに循環させて天井から床に向かっ
て気流が流れており、患者、CT装置等に塵や埃が積も
らないようになっている。しかし、一般的なCT装置で
は、主にX線管から発生される熱を放散するために、ド
ームから放熱流が排出される。そのため、手術室内にC
T装置を配置すると、CT装置からの放熱流により手術
室内の下降気流が乱れ、塵や埃が舞い上がり、患者、C
T装置等に塵や埃が積もってしまう欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の術中
CT撮影には、CT装置のドーム内に患者が配置された
状態で手術を行なう結果ハウジングを清掃、消毒しなく
てはならず労力、時間がかかり、手術室内にCT装置を
入れることによる塵や埃の堆積等の種々の問題点があっ
た。
CT撮影には、CT装置のドーム内に患者が配置された
状態で手術を行なう結果ハウジングを清掃、消毒しなく
てはならず労力、時間がかかり、手術室内にCT装置を
入れることによる塵や埃の堆積等の種々の問題点があっ
た。
【0005】本発明は上述した事情に対処すべくなされ
たもので、その目的は術中CT撮影を容易に可能とする
CT装置を提供することである。本発明の他の目的は撮
影の度にハウジング等を清掃、消毒することなく衛生状
態を良好に保つことができるCT装置を提供することで
ある。本発明のさらに他の目的は室内の気流を乱すこと
なく放熱を行なうことができるCT装置を提供すること
である。
たもので、その目的は術中CT撮影を容易に可能とする
CT装置を提供することである。本発明の他の目的は撮
影の度にハウジング等を清掃、消毒することなく衛生状
態を良好に保つことができるCT装置を提供することで
ある。本発明のさらに他の目的は室内の気流を乱すこと
なく放熱を行なうことができるCT装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるCT装置
は、被検体が配置される撮影領域に位置するハウジング
の部分に着脱自在に取り付けられ、被検体が内部に挿入
される透明なカバーと、このカバーを膨らませるために
カバー内に空気を送り込む手段とを具備することを特徴
とする。
は、被検体が配置される撮影領域に位置するハウジング
の部分に着脱自在に取り付けられ、被検体が内部に挿入
される透明なカバーと、このカバーを膨らませるために
カバー内に空気を送り込む手段とを具備することを特徴
とする。
【0007】また、本発明によれば、所定方向の気流が
存在する室内に設置されるCT装置において、装置の放
熱のために装置ハウジングと室外とを気密性の送気部材
を介して接続することを特徴とする。
存在する室内に設置されるCT装置において、装置の放
熱のために装置ハウジングと室外とを気密性の送気部材
を介して接続することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によるCT装置によれば、1回の手術、
あるいは撮影毎にカバーを取り外して新しいカバーに交
換することにより、ハウジングを清掃することなく連続
して手術、撮影を行なうことができる。また、新しいカ
バーを消毒しておくことにより、感染等の危険性をなく
すことができる。
あるいは撮影毎にカバーを取り外して新しいカバーに交
換することにより、ハウジングを清掃することなく連続
して手術、撮影を行なうことができる。また、新しいカ
バーを消毒しておくことにより、感染等の危険性をなく
すことができる。
【0009】本発明による他のCT装置によれば、ハウ
ジングから室内へ空気が漏れることがないので、室内の
気流を乱すことなく、ハウジングの放熱を行なうことが
でき、手術室等に配置しても、塵や埃が積もることがな
い。
ジングから室内へ空気が漏れることがないので、室内の
気流を乱すことなく、ハウジングの放熱を行なうことが
でき、手術室等に配置しても、塵や埃が積もることがな
い。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明によるコンピュ
ータ断層撮影装置の実施例を説明する。図2は第1実施
例に係るCT装置全体の概略を示す斜視図である。X線
管、検出器等を内蔵するドーム10の前面に寝台装置1
2が配置される。ドーム10には患者が挿入される円筒
状の開口部14が設けられる。ドーム10内にはX線
管、検出器等が内蔵され、開口部14内に挿入された患
者に360゜の全方向からX線を曝射し、患者を透過し
たX線を検出することにより投影データが収集される。
投影データに対してコンボリューション、バックプロジ
ェクション等の再構成演算を施すことにより断層像が得
られる。図示してはいないが、データ収集、再構成演算
を行なうコンピュータやコンソール、あるいは断層像を
表示する表示部はドーム10とは別体として設けられる
が、コンソール、表示部は手術をしながら操作、観察す
る必要があるので、ドーム10の近傍に配置されること
が望ましい。寝台装置12の上面には患者が載置される
天板16が設けられ、天板16が前後に摺動することに
より、患者を開口部14内に挿入することができる。
ータ断層撮影装置の実施例を説明する。図2は第1実施
例に係るCT装置全体の概略を示す斜視図である。X線
管、検出器等を内蔵するドーム10の前面に寝台装置1
2が配置される。ドーム10には患者が挿入される円筒
状の開口部14が設けられる。ドーム10内にはX線
管、検出器等が内蔵され、開口部14内に挿入された患
者に360゜の全方向からX線を曝射し、患者を透過し
たX線を検出することにより投影データが収集される。
投影データに対してコンボリューション、バックプロジ
ェクション等の再構成演算を施すことにより断層像が得
られる。図示してはいないが、データ収集、再構成演算
を行なうコンピュータやコンソール、あるいは断層像を
表示する表示部はドーム10とは別体として設けられる
が、コンソール、表示部は手術をしながら操作、観察す
る必要があるので、ドーム10の近傍に配置されること
が望ましい。寝台装置12の上面には患者が載置される
天板16が設けられ、天板16が前後に摺動することに
より、患者を開口部14内に挿入することができる。
【0011】図1はドーム10を横から見た断面構造を
示す図である。ドーム開口部14の前側、後側の縁全周
にわたってベルクロファスナー20、22が設けられ
る。ベルクロファスナー20、22と結合されるベルク
ロファスナー(図示せず)を有する滅菌カバー26がド
ーム開口部14に装着される。滅菌カバー26は一端に
患者を挿入するための開口を有する袋状の形状を有し、
透明で密封性の材質、例えばポリエチレンで作られる。
滅菌カバー26をベルクロファスナーにより開口部14
に取り付けた後、患者を滅菌カバー26内に挿入して手
術を行なうことにより、ドーム開口部14が血液等の付
着により汚れることが防止される。
示す図である。ドーム開口部14の前側、後側の縁全周
にわたってベルクロファスナー20、22が設けられ
る。ベルクロファスナー20、22と結合されるベルク
ロファスナー(図示せず)を有する滅菌カバー26がド
ーム開口部14に装着される。滅菌カバー26は一端に
患者を挿入するための開口を有する袋状の形状を有し、
透明で密封性の材質、例えばポリエチレンで作られる。
滅菌カバー26をベルクロファスナーにより開口部14
に取り付けた後、患者を滅菌カバー26内に挿入して手
術を行なうことにより、ドーム開口部14が血液等の付
着により汚れることが防止される。
【0012】滅菌カバー26の開口端は患者が挿入され
た後、塵や埃が入らないように滅菌カバー26内部を密
封状態で封止するためのベルクロファスナー28が取り
付けられている。滅菌カバー26はチューブ30を介し
てコンプレッサ32に挿通され、コンプレッサ32によ
り滅菌カバー26内に酸素、または清浄な空気が送り込
まれ、内部の気圧が大気圧より若干高く保たれる。これ
は、滅菌カバー26内で患者が呼吸困難に陥らないよう
にするため、および滅菌カバー26が患部に触れないよ
うにするためである。
た後、塵や埃が入らないように滅菌カバー26内部を密
封状態で封止するためのベルクロファスナー28が取り
付けられている。滅菌カバー26はチューブ30を介し
てコンプレッサ32に挿通され、コンプレッサ32によ
り滅菌カバー26内に酸素、または清浄な空気が送り込
まれ、内部の気圧が大気圧より若干高く保たれる。これ
は、滅菌カバー26内で患者が呼吸困難に陥らないよう
にするため、および滅菌カバー26が患部に触れないよ
うにするためである。
【0013】CT撮影の際には、スライス位置を調整す
るために患者(天板16)を前後に移動する必要がある
が、ベルクロファスナー28で患者の脚に封止された滅
菌カバー26がこの移動の妨げにならないように、開口
端近傍には滅菌カバー26の変形に余裕を持たせるため
のベローズ34が設けられている。
るために患者(天板16)を前後に移動する必要がある
が、ベルクロファスナー28で患者の脚に封止された滅
菌カバー26がこの移動の妨げにならないように、開口
端近傍には滅菌カバー26の変形に余裕を持たせるため
のベローズ34が設けられている。
【0014】患者の頭部側の滅菌カバー26の一部はフ
ァスナー36により開閉自在となっており、この開放部
を介して手術に使われる器具が滅菌カバー26内部に入
れられる。滅菌カバー26内に入れられた器具は同じく
患者の頭部側の滅菌カバー26に一体的に形成された手
袋38内に挿入された医師の手で握られ、これにより手
術が行なわれる。
ァスナー36により開閉自在となっており、この開放部
を介して手術に使われる器具が滅菌カバー26内部に入
れられる。滅菌カバー26内に入れられた器具は同じく
患者の頭部側の滅菌カバー26に一体的に形成された手
袋38内に挿入された医師の手で握られ、これにより手
術が行なわれる。
【0015】手術が終わると、滅菌カバー26は取り外
され、滅菌されている新しいカバーと取り替えられる。
そのため、ドームハウジングを清掃することなく、すぐ
に次の患者の手術をすることができ、労力、時間の点で
節約になる。使用済みの滅菌カバーは使い捨ててもよい
し、汚れが軽微な場合には、洗浄、消毒して再使用して
もよい。この場合でも、少なくとも2つのカバーを用意
しておけば、連続して手術をすることができる。
され、滅菌されている新しいカバーと取り替えられる。
そのため、ドームハウジングを清掃することなく、すぐ
に次の患者の手術をすることができ、労力、時間の点で
節約になる。使用済みの滅菌カバーは使い捨ててもよい
し、汚れが軽微な場合には、洗浄、消毒して再使用して
もよい。この場合でも、少なくとも2つのカバーを用意
しておけば、連続して手術をすることができる。
【0016】このように第1実施例によれば、手術毎に
滅菌カバー26を取り替えることにより、ドーム10の
ハウジング自体を清掃、消毒することなく、連続して術
中CT撮影を行なうことができる。また、滅菌カバー2
6は外から手を入れることができる手袋38と、カバー
内に処置具を入れるためファスナー36により開閉自在
な開放部とを具備するので、ドーム開口部14に滅菌カ
バー26を取り付けても、手術に支障をきたすことがな
い。さらに、滅菌カバー26はベローズ34を具備する
ので、患者挿入後の密閉状態でも、撮影スライス位置の
変更のための天板を移動することができ、撮影に支障を
きたすこともない。
滅菌カバー26を取り替えることにより、ドーム10の
ハウジング自体を清掃、消毒することなく、連続して術
中CT撮影を行なうことができる。また、滅菌カバー2
6は外から手を入れることができる手袋38と、カバー
内に処置具を入れるためファスナー36により開閉自在
な開放部とを具備するので、ドーム開口部14に滅菌カ
バー26を取り付けても、手術に支障をきたすことがな
い。さらに、滅菌カバー26はベローズ34を具備する
ので、患者挿入後の密閉状態でも、撮影スライス位置の
変更のための天板を移動することができ、撮影に支障を
きたすこともない。
【0017】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は第2実施例のドームを横から見た断面構造を
示す図であり、図4はドームの斜視図である。CT装置
全体の構成は図2に示した第1実施例と同じであるの
で、説明は省略する。ドームのハウジングは密閉構造と
する。このため、ドームハウジングは複数の要素40
a,40b,40cからなるが、複数の要素40a,4
0b,40cの継目にはパッキング42が介挿される。
ドーム40は手術室の床44にベース46を介して設置
される。ベース46はシール材48により床44に完全
に密着状態で固定される。
る。図3は第2実施例のドームを横から見た断面構造を
示す図であり、図4はドームの斜視図である。CT装置
全体の構成は図2に示した第1実施例と同じであるの
で、説明は省略する。ドームのハウジングは密閉構造と
する。このため、ドームハウジングは複数の要素40
a,40b,40cからなるが、複数の要素40a,4
0b,40cの継目にはパッキング42が介挿される。
ドーム40は手術室の床44にベース46を介して設置
される。ベース46はシール材48により床44に完全
に密着状態で固定される。
【0018】ドーム40の上部に吸気用ファン50が設
けられ、下部には排気用ファン52が設けられる。これ
により、ドーム40内部の空気は上から下へ流れる。床
44には排気口があいており、床下に埋設された排気ダ
クト54の先端部がこの排気口に嵌め込まれている。排
気ダクト54の先端はドーム40のハウジングと連通さ
れる。排気ダクト54の他端は手術室外へ延びている。
これにより、ドーム40内部の図示せぬX線管等から発
生された熱は上から下への気流により空冷され、この気
流はドーム40の下部から排気ダクト54のみを介して
手術室外へ排出される。
けられ、下部には排気用ファン52が設けられる。これ
により、ドーム40内部の空気は上から下へ流れる。床
44には排気口があいており、床下に埋設された排気ダ
クト54の先端部がこの排気口に嵌め込まれている。排
気ダクト54の先端はドーム40のハウジングと連通さ
れる。排気ダクト54の他端は手術室外へ延びている。
これにより、ドーム40内部の図示せぬX線管等から発
生された熱は上から下への気流により空冷され、この気
流はドーム40の下部から排気ダクト54のみを介して
手術室外へ排出される。
【0019】また、脊椎の撮影時等ドームを傾ける(チ
ルト撮影)場合があるが、この時でもハウジングと排気
ダクト54との結合状態を保ち、内部の密閉性を保つた
めに、ダクト54との接続箇所付近にはスライド式のカ
バー(より密閉性を確実とするためにはベローズも可)
56が設けられている。
ルト撮影)場合があるが、この時でもハウジングと排気
ダクト54との結合状態を保ち、内部の密閉性を保つた
めに、ダクト54との接続箇所付近にはスライド式のカ
バー(より密閉性を確実とするためにはベローズも可)
56が設けられている。
【0020】このように第2実施例によれば、ドーム4
0のハウジングは密閉状態で排気ダクト54のみを介し
て手術室外と連通しているので、ドーム40の放熱気流
が手術室内に漏れて室内の防塵用の気流を乱すことがな
い。そのため、手術室内、または患者に塵や埃が積もる
ことがない。また、ドーム40内部のゴミも吸気用ファ
ン50から排気用ファン52に向かう下降気流により排
気ダクト54を介して手術室外へ排出することもでき
る。
0のハウジングは密閉状態で排気ダクト54のみを介し
て手術室外と連通しているので、ドーム40の放熱気流
が手術室内に漏れて室内の防塵用の気流を乱すことがな
い。そのため、手術室内、または患者に塵や埃が積もる
ことがない。また、ドーム40内部のゴミも吸気用ファ
ン50から排気用ファン52に向かう下降気流により排
気ダクト54を介して手術室外へ排出することもでき
る。
【0021】第2実施例は次のように変形して実施して
もよい。床に排気ダクトを埋設するのが困難である場合
は、図5に示すように床44の上に設置した排気ダクト
64を利用してもよい。この場合、排気ダクト64は手
術室外に導かれていることはもちろんである。また、排
気ダクトの配置(埋設、設置のいずれも)は床側に限ら
ず、天井側でもよい。この場合は、吸気用ファンはドー
ムの下部に設け、排気用ファンは上部に設け、ドーム内
で上昇気流を作る。
もよい。床に排気ダクトを埋設するのが困難である場合
は、図5に示すように床44の上に設置した排気ダクト
64を利用してもよい。この場合、排気ダクト64は手
術室外に導かれていることはもちろんである。また、排
気ダクトの配置(埋設、設置のいずれも)は床側に限ら
ず、天井側でもよい。この場合は、吸気用ファンはドー
ムの下部に設け、排気用ファンは上部に設け、ドーム内
で上昇気流を作る。
【0022】本発明は上述した実施例に限定されず、種
々変形して実施可能である。例えば、上述の説明では、
手術室に設置され術中CT撮影を行なう場合を説明した
が、第1実施例は通常の撮影においても有効である。通
常の撮影でも、薬品、血液、嘔吐物等によりドームハウ
ジングが汚れることがあるからである。また、第1実施
例と第2実施例は別個の実施例として説明したが、第1
実施例と第2実施例とを組み合わせてもよい。すなわ
ち、第2実施例のドームハウジングに第1実施例と同様
にベルクロファスナーを設けて、第1実施例に係る滅菌
カバーを取り付けてもよい。
々変形して実施可能である。例えば、上述の説明では、
手術室に設置され術中CT撮影を行なう場合を説明した
が、第1実施例は通常の撮影においても有効である。通
常の撮影でも、薬品、血液、嘔吐物等によりドームハウ
ジングが汚れることがあるからである。また、第1実施
例と第2実施例は別個の実施例として説明したが、第1
実施例と第2実施例とを組み合わせてもよい。すなわ
ち、第2実施例のドームハウジングに第1実施例と同様
にベルクロファスナーを設けて、第1実施例に係る滅菌
カバーを取り付けてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
回の手術、あるいは撮影毎にカバーを取り外して新しい
カバーに交換することにより、ハウジングを清掃するこ
となく連続して手術、撮影を行なうことができるCT装
置を提供することができる。また、新しいカバーを消毒
しておくことにより、感染等の危険性をなくすことがで
きる。
回の手術、あるいは撮影毎にカバーを取り外して新しい
カバーに交換することにより、ハウジングを清掃するこ
となく連続して手術、撮影を行なうことができるCT装
置を提供することができる。また、新しいカバーを消毒
しておくことにより、感染等の危険性をなくすことがで
きる。
【0024】また、本発明によれば、ハウジングから室
内へ空気が漏れることがないので、室内の気流を乱すこ
となく、ハウジングの放熱を行なうことができ、手術室
等に配置しても、塵や埃が積もることがないCT装置も
提供できる。
内へ空気が漏れることがないので、室内の気流を乱すこ
となく、ハウジングの放熱を行なうことができ、手術室
等に配置しても、塵や埃が積もることがないCT装置も
提供できる。
【図1】本発明によるCT装置の第1実施例のドームの
側方から見た断面構成を示す図。
側方から見た断面構成を示す図。
【図2】本発明の第1実施例の概略構成を示す斜視図。
【図3】本発明によるCT装置の第2実施例のドームの
側方から見た断面構成を示す図。
側方から見た断面構成を示す図。
【図4】本発明の第2実施例のドームの斜視図。
【図5】本発明の第2実施例の変形例のドームを示す
図。
図。
10…ドーム、14…開口部、20,22,28…ベル
クロファスナー、26…滅菌カバー、32…コンプレッ
サ、34…ベローズ、36…ファスナー、38…手袋。
クロファスナー、26…滅菌カバー、32…コンプレッ
サ、34…ベローズ、36…ファスナー、38…手袋。
Claims (4)
- 【請求項1】 被検体が配置される撮影領域に位置する
ハウジングの部分に着脱自在に取り付けられ、被検体が
内部に挿入される透明なカバーと、 前記カバーを膨らませるためにカバー内に空気を送り込
む手段とを具備することを特徴とするコンピュータ断層
撮影装置。 - 【請求項2】 前記カバーには、カバー内に処置具を入
れるための開閉自在の開口部と、操作者の手がカバー外
部から挿入される手袋部とが設けられることを特徴とす
る請求項1に記載のコンピュータ断層撮影装置。 - 【請求項3】 前記カバーには、被検体が内部に挿入さ
れた後カバーを密閉するためのベルクロファスナー部
と、密閉後の撮影スライス位置の変更のための被検体の
移動を許容するためのベローズ部とが設けられることを
特徴とする請求項1に記載のコンピュータ断層撮影装
置。 - 【請求項4】 所定方向の気流が存在する室内に設置さ
れるコンピュータ断層撮影装置において、 装置の放熱のために装置ハウジングと室外とを気密性の
送気部材を介して接続することを特徴とするコンピュー
タ断層撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296943A JPH07148147A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | コンピュータ断層撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296943A JPH07148147A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | コンピュータ断層撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148147A true JPH07148147A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17840194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5296943A Pending JPH07148147A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | コンピュータ断層撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07148147A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19639975C1 (de) * | 1996-09-27 | 1998-05-07 | Siemens Ag | Medizinische Einrichtung mit einer tunnelförmigen Öffnung zur Aufnahme eines Untersuchungsobjektes |
DE10126465C1 (de) * | 2001-05-31 | 2003-01-02 | Hartmann Paul Ag | Abdeckung für eine tunnelförmige medizinische Einrichtung sowie medizinische Einrichtung |
US8613546B2 (en) | 2011-01-31 | 2013-12-24 | Analogic Corporation | Cleaning apparatus and/or cleaning techniques for use with a radiation system |
WO2016060505A1 (ko) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | 경북대학교 산학협력단 | C-암 헤드 커버 |
US9839400B2 (en) | 2014-05-09 | 2017-12-12 | Toshiba Medical Systems Corporation | X-ray CT apparatus including air inlet and air outlet connected by a path including a controller |
JP2023521880A (ja) * | 2020-04-17 | 2023-05-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 医用撮像手順中の病原体封じ込めのためのイメージング・システム隔離筐体 |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP5296943A patent/JPH07148147A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19639975C1 (de) * | 1996-09-27 | 1998-05-07 | Siemens Ag | Medizinische Einrichtung mit einer tunnelförmigen Öffnung zur Aufnahme eines Untersuchungsobjektes |
DE10126465C1 (de) * | 2001-05-31 | 2003-01-02 | Hartmann Paul Ag | Abdeckung für eine tunnelförmige medizinische Einrichtung sowie medizinische Einrichtung |
EP1262146A3 (de) * | 2001-05-31 | 2003-08-13 | Paul Hartmann AG | Abdeckung für eine tunnelförmige medizinische Einrichtung sowie medizinische Einrichtung |
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US9839400B2 (en) | 2014-05-09 | 2017-12-12 | Toshiba Medical Systems Corporation | X-ray CT apparatus including air inlet and air outlet connected by a path including a controller |
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US10278659B2 (en) | 2014-10-15 | 2019-05-07 | Kyungpook National University Industry—Academic Cooperation Foundation | C-arm head cover |
JP2023521880A (ja) * | 2020-04-17 | 2023-05-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 医用撮像手順中の病原体封じ込めのためのイメージング・システム隔離筐体 |
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