JPH07147129A - 陰極線管及び陰極線管用の電界放出型陰極 - Google Patents

陰極線管及び陰極線管用の電界放出型陰極

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JPH07147129A
JPH07147129A JP29288193A JP29288193A JPH07147129A JP H07147129 A JPH07147129 A JP H07147129A JP 29288193 A JP29288193 A JP 29288193A JP 29288193 A JP29288193 A JP 29288193A JP H07147129 A JPH07147129 A JP H07147129A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面周辺に生じる電子ビームの歪みを改善
し、優れたフォーカス特性を得る。 【構成】 陰極線管の陰極に、導電性基体16上に電子
を放出する微小冷陰極17を多数個パターン状に配設
し、該導電性基体16上に電子放出用のエミッタエリア
15を所定パターンで形成した電界放出型陰極13を用
いる。エミッタエリア15は中央部の主エミッタエリア
15aとその側部の副エミッタエリア15b,15cに
分離し、全体として縦長形状に形成する。これらのエミ
ッタエリア15a〜15cはテレビ画面の所定域と対応
させて駆動され、画面中央に真円形、画面周辺部に縦長
形状の電子ビームスポットを発せさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は陰極線管、特に陰極の
電子放射領域を複数個に分割しテレビ画面の所定域に対
応させて動作することにより、画面周辺部における電子
ビームの歪みを補正して良好なフォーカス特性が得られ
る陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーテレビやディスプレイ等
に使用する陰極線管1は、図7に示すように、バルブ2
のネック3内に電子銃4を収納し、電子銃4から発せら
れる電子ビームLを、ファンネル5の外周に装着した偏
向ヨーク6により走査し、フェースパネル7の内面に被
着した蛍光膜8上に照射して、該パネル7前面の画面9
に画像を形成するように構成したものである。
【0003】ところで、このように偏向ヨーク6により
電子ビームLを走査してパネル7前面に画像を形成する
陰極線管1は、偏向ヨーク6で電子ビームLを曲げると
き、偏向ヨーク6の収差によって偏向磁界が歪み、電子
ビームLが画面9の周辺部で歪み、真円形のビームスポ
ットを横方向に潰すように作用し、解像度が低下する問
題がある。
【0004】たとえば、3本の電子ビーム放出部を水平
方向の同一平面内に並べて配置したインライン型電子銃
を備えた一般的なカラーテレビにおいては、図8に示す
ように、水平偏向磁界分布Ghをピンクッション状に、
垂直偏向磁界分布Gvをバレル状に歪ませた偏向磁界を
組合せることにより、画面上の任意の点で3本の電子ビ
ームLR ,LG ,LB を集中させる、いわゆるセルフコ
ンバージェンス方式を採用している。
【0005】しかしながら、上記のセルフコンバージェ
ンス偏向磁界の中を電子ビームLR,LG ,LB が通過
すると、その磁界の歪みの影響を受けて偏向を受けない
画面中央部では円形状であったビームスポットが、画面
周辺部に偏向された場合には、図9に示すように、横長
のビームコア10と同コアの上下に放射状のハロー11
を伴う歪んだ電子ビーム形状となってしまう。
【0006】即ち、画面中央部において径小にして真円
の電子ビームスポットが得られる最適フォーカス電圧に
保つと、画面周辺部では水平方向に比べて垂直方向がオ
ーバーフォーカスになるため、上下方向にハローができ
やすくなる。従って、画面周辺部の歪んだ電子ビームは
画面中央での円形状電子ビームよりその径が大きくな
り、画面周辺部での解像度を劣化させてしまう。
【0007】この不具合を解消するため、従来よりイン
ライン型電子銃を備えた陰極線管の電子銃は、例えば縦
長と横長の電子ビームの通過孔を設けた格子電極を重ね
て配置させ、これらの格子電極に、図10に示すような
水平偏向、垂直偏向に同期した、例えばパラボラ状波形
のダイナミック電圧を印加することにより、格子電極間
に4重極レンズを形成している。そして、この4重極レ
ンズにより、電子ビームは図11に示すような垂直方向
に発散する力が加わり、逆に水平方向に集束の力が働
き、縦長の断面形状となり、偏向ヨークによる電子ビー
ムの横長化が相殺され、画面周辺部における電子ビーム
の歪みを少なくし、画面全体で均一なフォーカス特性を
得るようにしている(特開平4−262344号公
報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに電子銃に4重極レンズを形成して電子ビームを歪み
補正する方法は、電子銃に縦長と横長の電子ビームの通
過孔を設けた格子電極を重ねて非対称レンズを構成する
必要があり、また駆動回路も水平偏向や垂直偏向に同調
したパラボラ状波形のダイナミック電圧を付与するな
ど、電子銃の製造が複雑となり、部品点数が増加して高
価につく問題があった。
【0009】従って、本発明は上記電子ビームの歪み補
正における電子銃製作上の問題点に鑑みなされたもので
あり、電子銃に4重極レンズを形成することなく、偏向
ヨークの収差によって画面周辺部に生じる電子ビームの
歪みが容易に改善され、優れたフォーカス特性が得られ
る陰極線管および該陰極線管に使用される電界放出型陰
極を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の陰極
線管は、導電性基体上に夫々電子を放出する微小冷陰極
を多数個パターン状に配設し、該基体上に電子放出用の
エミッタエリアを所定パターンで形成した電界放出型陰
極を陰極線管の電子銃に搭載する。そして、上記電界放
出型陰極のエミッタエリアは中央部に配置された主エミ
ッタエリアとその側部に配置された副エミッタエリアと
に分割され、全体として縦長形状に形成される。そし
て、これらの分割されたエミッタエリアは夫々テレビ画
面の所定域に対応して電圧印加され、画面中央部に対し
ては主エミッタエリアが、また画面周辺部に対しては主
エミッタエリアと副エミッタエリアがその電子放射面と
して作動される。即ち、本発明の陰極線管は、バルブの
管軸に沿って配置された電子銃よりフェースパネルの内
面に向けて発せられる電子ビームを、偏向ヨークによる
偏向磁界によって走査させ、フェースパネルの蛍光膜上
にスポット状に照射してテレビ画面を形成する陰極線管
において、 前記電子銃は導電性の基体上に電子を放出
する微小冷陰極を多数個パターン状に配設し該基体上に
電子放出用のエミッタエリアを所定パターンに形成した
電界放出型陰極が搭載され、前記エミッタエリアは中央
部に配置された主エミッタエリアとその側部に配置され
た副エミッタエリアとに分割されて全体として縦長形状
に形成され、これらの主エミッタエリアと副エミッタエ
リアをテレビ画面の所定域に対応させて駆動させること
を特徴としている。また、本発明の陰極線管は、前記主
エミッタエリアを略円形に形成すると共に副エミッタエ
リアを三日月形に形成し、前記主エミッタエリアをテレ
ビ画面の中央部分に、主エミッタエリアと副エミッタエ
リアをテレビ画面の周辺部分に夫々対応させて駆動さ
せ、画面中央部分に向けて略真円状の電子ビームを、画
面周辺部分に向けて縦長の電子ビームを発することを特
徴としている。また、本発明の陰極線管に使用される電
界放出型陰極は、導電性の基体上に電子を放出する微小
冷陰極を多数個パターン状に配設し該基体上に電子放出
用のエミッタエリアを所定パターンに形成した電界放出
型陰極であって、前記エミッタエリアは中央部に配置さ
れた主エミッタエリアとその側部に配置された副エミッ
タエリアとに分割され、全体として縦長形状に形成され
たことを特徴としている。また、本発明の陰極線管に使
用される電界放出型陰極は、前記主エミッタエリアは略
円形に形成される共に副エミッタエリアは三日月形に形
成され、全体として楕円形に形成されたことを特徴とし
ている。
【0011】
【作用】このように構成された陰極線管は主エミッタエ
リアが画面の中央部分に対応して電子の放射面を形成
し、この主エミッタエリアの形状に相似形状の電子ビー
ムを電子銃より放射する。従って、主エミッタエリアを
略円形に形成しておくと、フェースパネルの画面中央部
分には略真円状のビームスポットを投射する。また、画
面周辺部分には主エミッタエリアおよび副エミッタエリ
アを総合した全体として縦長形状の電子の放射面が形成
され、4重極レンズと同様に電子銃より縦長形状の電子
ビームが発せられる。この縦長形状の電子ビームは周辺
部の歪んだ偏向磁界を受け、画面周辺部分に略円形状の
ビームスポットとなって投射する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0013】図2は本発明の陰極線管12であり、電界
放出型陰極13を電子銃14に組込んでバルブ2内に封
入した冷陰極構造である。
【0014】図3は上記電界放出型陰極13の構成例で
あり、導電性基体16上に、後述する微小冷陰極17を
多数個パターン状に配設し、電子放出用のエミッタエリ
ア15を形成したものである。尚、同図では、エミッタ
エリア15はカラーテレビの陰極を構成する3つのR,
G,B用のエミッタエリア15R ,15G ,15 Bが示
されている。
【0015】各微小冷陰極17は、図4に示すように、
導電性を有するSi等の基体16上に、W,Mo等の高
融点かつ低仕事関数の金属で尖鋭な先端形状を有する、
例えば円錐状のカソード電極18を形成し、その周囲に
SiO2 などの絶縁層19を形成し、この絶縁層19上
にMo,W,Cr等の高融点金属からなるゲート電極2
0を形成した構造のものである。
【0016】かかる構造の微小冷陰極17は半導体製造
技術を用いて容易に製造されるものであり、例えばSi
等よりなる導電性基体16上に順次絶縁層19及びゲー
ト電極20を形成し、これらを所定パターンで窓明け
し、その窓明け部分21の基体16上にカソード電極1
8を形成したものであり、ゲート電極20はカソード電
極18の周りに開口した窓明け部分21の絶縁層19上
から開口部22の周縁にひさし状に突出させて形成さ
れ、カソード電極18に対する対向電極として形成され
ている。
【0017】このような構造の微小冷陰極17はゲート
電極20とカソード電極18間に電圧を印加すると、カ
ソード電極18の尖った頂端に電界が集中し、この頂端
から両電極間の電位差により生ずる電界強度に応じた量
の電子が矢印方向に放出される。例えば、カソード電極
18の直径を1μm程度の大きさとする場合、カソード
電極18とゲート電極20間にしきい値電圧に5〜9v
の駆動電圧を印加すると、各微小冷陰極17より1μA
程度の電子が放出される。
【0018】従って、上記冷陰極の陰極線管12では電
界放出型陰極13を、陰極線管の陰極として必要な30
0〜500μA程度の電子ビーム値が得られるように、
微小冷陰極17を数百乃至数万個と高集積度で形成して
いる。
【0019】尚、かかる電界放出型陰極の構造自体はス
ピント(spindt)型の電界放出型陰極装置として
公知であり、平面型ディスプレイ装置等に使用されてい
るもので、例えば特開平4−284325号公報等に開
示されている。
【0020】次に、上記電界放出型陰極13のエミッタ
エリア15について説明する。
【0021】各エミッタエリア15は、図1に拡大図示
すように、電界放出型陰極13表面のゲート電極20が
中央部に配置された真円形状の主エミッタエリア15a
とこの主エミッタエリア15aの両側に配置された二つ
の三日月形状の副エミッタエリア15b、15cに分割
され、全体として縦長の楕円形状に形成されている。そ
して、各主エミッタエリア15aおよび副エミッタエリ
ア15b、15cは夫々端部が電圧印加用の電極端子2
3、24に導出されている。そして、これらの電極端子
23、24はそれぞれ、例えば図6に示すように、フェ
ースパネル7前面のテレビ画面9の中央部分25および
周辺部分26に夫々対応させた不図示の駆動回路に接続
され、電圧印加される。尚、このようにテレビ画面9の
所定域に対応させて電圧印加する駆動回路は電子ビーム
を走査する水平および垂直偏向電圧を所定閾値以上ある
いは以下に設定する回路により形成される。
【0022】このような構成の電界放出型陰極13は主
エミッタエリア15aがテレビ画面9の中央部分25に
対応して、電子を放出する円形の放射面を形成してい
る。また、主エミッタエリア15aおよび副エミッタエ
リア15b、15cはテレビ画面の周辺部分26に対応
して、電子を放出する縦長の楕円形の放射面を形成して
いる。
【0023】そして、このように構成された電界放出型
陰極13は次のような電子銃14に組込まれ、陰極線管
12に搭載される。
【0024】即ち、電子銃14は、基本的には通常の熱
陰極型陰極線管1の電子銃4と同様の構造であり、例え
ば、図5に示すように、電界放出型陰極13の前面に、
陰極線管バルブ2の管軸方向に沿って、制御電極27、
加速電極28、集束電極29、最終加速電極30等を有
し、スポット形状の電子ビームLを形成させる構造が採
用される。そして、ファンネル5に装着した偏向ヨーク
6の偏向磁界aで、この電子ビームLを走査してフェー
スパネル7の蛍光膜上に照射して、パネル前面に画像を
形成する。
【0025】この場合、電界放出型陰極13の各エミッ
タエリア15R ,15G ,15B は、前記したように、
フェースパネル7前面のテレビ画面9の中央部分25お
よび周辺部分26に夫々対応させた駆動回路に接続され
ているから、フェースパネル7の画面中央部分25に略
真円状のビームスポットを投射すると共に、画面周辺部
分26には4重極レンズと同様な縦長形状の電子ビーム
が発せられ、この縦長形状の電子ビームが周辺部の歪ん
だ偏向磁界を受け、画面周辺部分26に略円形状のビー
ムスポットとなって投射する。従って、画面周辺部にお
ける電子ビームの歪みを小さくすることができ、画面全
体が一様に優れたフォーカス特性が得られる。
【0026】尚、本発明は上記実施例において、電界放
出型陰極13は導電性基体16上にR,G,Bの3つの
エミッタエリア15R ,15G ,15B を形成したカラ
ーテレビ用の陰極を例示したが、基体16上に1つのエ
ミッタエリア15を形成したモノクロテレビ用の陰極と
しても同様に適用することができる。
【0027】また、主エミッタエリア15a及び副エミ
ッタエリア15b,15cはそれぞれ円形状及び三日月
状に形成し、全体を楕円形状に形成したが、大略の形状
でよく、例えば主エミッタエリア15aを正方形、副エ
ミッタエリア15b,15cを矩形としてもよく、要は
主エミッタエリア15aは略円形のビームスポットが出
射でき、主エミッタエリア15aと副エミッタエリア1
5b,15cで縦長形状のビームスポットが出射できる
ものであれば何れの形状も採用することができる。
【0028】また、エミッタエリア15は主エミッタエ
リア15aと副エミッタエリア15b,15cに3分割
にしたが、これを2分割や3分割以上の多分割に構成す
ることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は導電性基
体上に電子を放射する微小冷陰極を多数個パターン状に
配設し、該基体上に主エミッタエリアと副エミッタエリ
アに分割された縦長形状のエミッタエリアを形成した電
界放出型陰極を電子銃に組込み、前記分割された各エミ
ッタエリアをテレビ画面の所定域に対応して駆動させ、
画面中央部分に略真円状の電子ビームを、画面周辺部分
に縦長の電子ビームを発せさせるように構成したから、
従来の熱陰極型カラーテレビの電子銃のように、格子電
極や回路構成の複雑な4重極レンズを形成することな
く、テレビ画面周辺部に生じる電子ビームの歪みが容易
に改善でき、画面全体で一様に優れたフォーカス特性を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の陰極線管に使用する電界放出型陰極の
要部拡大平面図
【図2】本発明の陰極線管の概略構成を示す側断面図
【図3】図2の陰極線管に使用する電界放出型陰極の平
面図
【図4】図2の電界放出型陰極の微小冷陰極部の概略構
成を示す側断面図
【図5】図2の陰極線管の作動説明用の電子銃部の側断
面図
【図6】図2の陰極線管の作動説明用のフェースプレー
ト画面部の正面図
【図7】従来の熱陰極型陰極線管の概略構成を示す側断
面図
【図8】セルフコンバーゼンス方式の偏向磁界分布図
で、(a)及び(b)はそれぞれ水平及び垂直偏向磁界
分布図
【図9】図8(a),(b)の偏向磁界による電子ビー
ムスポットの歪みパターン図
【図10】図7の陰極線管の歪補正に格子電極に印加す
るダイナミック電圧図
【図11】図7の陰極線管の歪補正用の4重極レンズを
示す状態図
【符号の説明】
9 テレビ画面 12 陰極線管 13 電界放出型陰極 14 電子銃 15 エミッタエリア 15a 主エミッタエリア 15b,15c 副エミッタエリア 16 導電性基体 17 微小冷陰極 25 テレビ画面の中央部分 26 テレビ画面の周辺部分 L 電子ビーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブの管軸に沿って配置された電子銃
    よりフェースパネルの内面に向けて発せられる電子ビー
    ムを、偏向ヨークによる偏向磁界によって走査させ、フ
    ェースパネルの蛍光膜上にスポット状に照射してテレビ
    画面を形成する陰極線管において、 前記電子銃は導電
    性の基体上に電子を放出する微小冷陰極を多数個パター
    ン状に配設し該基体上に電子放出用のエミッタエリアを
    所定パターンに形成した電界放出型陰極が搭載され、前
    記エミッタエリアは中央部に配置された主エミッタエリ
    アとその側部に配置された副エミッタエリアとに分割さ
    れて全体として縦長形状に形成され、これらの主エミッ
    タエリアと副エミッタエリアをテレビ画面の所定域に対
    応させて駆動させることを特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】 前記主エミッタエリアを略円形に形成す
    ると共に副エミッタエリアを三日月形に形成し、前記主
    エミッタエリアをテレビ画面の中央部分に、主エミッタ
    エリアと副エミッタエリアをテレビ画面の周辺部分に夫
    々対応させて駆動させ、画面中央部分に向けて略真円状
    の電子ビームを、画面周辺部分に向けて縦長の電子ビー
    ムを発することを特徴とする請求項1記載の陰極線管。
  3. 【請求項3】 導電性の基体上に電子を放出する微小冷
    陰極を多数個パターン状に配設し該基体上に電子放出用
    のエミッタエリアを所定パターンに形成した電界放出型
    陰極であって、前記エミッタエリアは中央部に配置され
    た主エミッタエリアとその側部に配置された副エミッタ
    エリアとに分割され、全体として縦長形状に形成された
    ことを特徴とする陰極線管用の電界放出型陰極。
  4. 【請求項4】 前記主エミッタエリアは略円形に形成さ
    れる共に副エミッタエリアは三日月形に形成され、全体
    として楕円形に形成されたことを特徴とする請求項3記
    載の陰極線管用の電界放出型陰極。
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