JPH07145412A - 高炉用冷却盤 - Google Patents

高炉用冷却盤

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Publication number
JPH07145412A
JPH07145412A JP29103693A JP29103693A JPH07145412A JP H07145412 A JPH07145412 A JP H07145412A JP 29103693 A JP29103693 A JP 29103693A JP 29103693 A JP29103693 A JP 29103693A JP H07145412 A JPH07145412 A JP H07145412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling board
cooling
furnace
blast furnace
present
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29103693A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tomioka
浩一 冨岡
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP29103693A priority Critical patent/JPH07145412A/ja
Publication of JPH07145412A publication Critical patent/JPH07145412A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高炉炉壁近傍における空洞の発生を抑制する
ことのできる冷却盤を提供する。 【構成】 冷却盤本体41は、上部の矩形部411と上
部の矩形部411の下に形成された、断面が略三角形形
状の膨出部412から構成されている。矩形部411と
膨出部412は、通常一体成形されるが、矩形部411
の下面にアンカー金具を取付け、キャスタブル耐火物で
膨出部412を形成してもよい。 【効果】 冷却盤の下部に空隙ができにくいので吹抜け
を防止する効果が著しく大きい。それにより、減産を大
幅に減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉炉壁部における空
洞の発生を抑制することのできる冷却盤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高炉炉体を冷却するために設置されてい
る冷却盤の形状は、炉壁内部を形成する耐火物および炉
壁外部を形成する鉄皮の冷却および、耐火物を支持させ
るために平板の形状が採用されている。例えば、特開昭
57−143409号公報に開示された冷却盤は、高炉
高温部の耐火物ライニングの脱落防止の目的で、平板形
状の耐熱性冷却盤が示されている。
【0003】図4は、平板型の冷却盤が高炉炉体に設置
されている状態を示す図である。図4において、1は高
炉、2は鉄皮、3は耐火物、4は冷却盤、5は原料であ
る。冷却盤4は、鉄皮2を貫通して耐火物3中に挿入さ
れており、炉体を冷却する。なお、図4において、冷却
盤の先端が炉内に露出しているのは、初期には冷却盤4
の先端部分に存在した耐火物3が損傷、脱落したためで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記炉壁を形成する炉
内の耐火物3は、操業年月を経るにつれて、損傷、脱落
するため、冷却盤4が露出し、その露出部が炉内を降下
する原料5およびガスに曝されるようになる。そして、
この露出部が、原料5の円滑な降下を阻害し、さらに冷
却盤4の露出部の下部に高空隙領域6(原料の嵩密度が
非常に小さい領域)が発生する。
【0005】図5は図4のA−A矢視図である。冷却盤
4の下には、略逆三角形をした高空隙領域6が発生して
いる。高空隙領域6の形状が略逆三角形になるのは、原
料5の安息角に支配されるからである。この領域は、原
料の圧力損失が少なく、周囲りよりも圧力の高い領域と
なる。その後、上部分の原料がこの高空隙領域に落下す
ると、該領域は、原料の嵩密度がやや大きい中空隙領域
となり、前記領域の上方に新たな高空隙領域が発生す
る。
【0006】このように、高空隙領域は、上へ上へと移
動して行き、終には炉口部に達し、吹抜けとなる。吹抜
け現象が発生すると、原料の円滑な下降、炉内ガス温度
分布、流速分布等が乱れ、正常な炉内反応が行われなく
なり、銑鉄の減産をきたすことになる。従来の平板の冷
却盤は、それが露出すると、吹抜けの原因となる高空隙
領域を発生し易くするという問題点がある。本発明は、
高空隙領域の発生しにくい形状の冷却盤を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、上
記の問題点を、冷却盤を以下のような形状にすることに
よって解決する。冷却盤の下部を略三角形断面形状の膨
出部として形成する。ここに、略三角形というのは、下
に行くほど断面の幅が狭くなっている形状を指し、台
形、先端が丸くなっている三角形、円の一部、楕円の一
部と観念されるような形状をも含む意味である。前記略
三角形の底角は、炉内原料の安息角に略等しい角度以上
とするとよい。
【0008】冷却盤の下部を略三角形断面形状とすれ
ば、平板の冷却盤の場合に生じる高空隙領域に三角形の
膨出部が位置するから、空隙ができにくくなる。そし
て、前記略三角形の底角を原料の安息角以上にすれば、
空隙がより一層できにくくなる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図1は、本発明に係る冷却盤の斜視図、図2は、
本発明に係る冷却盤の正面図、図3は、本発明に係る冷
却盤の側面図である。図において、冷却盤4は、冷却盤
本体41、取付けフランジ43、給水管45および排水
管46から構成されている。そして、冷却盤本体41
は、上部の矩形部411と該矩形部411の下に形成さ
れた、断面が略三角形形状の膨出部412から構成され
ている。矩形部411と膨出部412は、通常、一体成
形されるが、矩形部411の下面にアンカー金具を取付
け、キャスタブル耐火物で前記形状に形成した膨出部と
してもよい。
【0010】上記のように構成した冷却盤4は、図3に
示すように、取付け箇所のフランジ付き取付け板60を
取外した開口から冷却盤4を炉内に挿入した後、前記フ
ランジ付き取付け板60を鉄皮2に目板61を溶接して
取付け、鉄皮側フランジと冷却盤フランジ43のボルト
穴44にボルト50を挿通、締結して取り付ける。
【0011】本発明の冷却盤の効果を確認するために、
実炉(操業中の高炉)の従来の平形冷却盤を本発明の冷
却盤に取替えて、その冷却盤の上方の圧力変動回数を調
査した。表1は、その結果を比較して表したものであ
る。
【0012】
【表1】
【0013】表に示すように、本発明の冷却盤は、従来
の平板冷却盤に比して、圧力変動回数が著しく少なくな
っており、本発明の冷却盤は、高空隙領域の発生を防止
する効果があることが確認された。
【0014】
【発明の効果】本発明の冷却盤は、下部に略三角形断面
形状の膨出部を有しているから、冷却盤の下部に空隙が
できにくいので、吹抜けを防止する効果が著しく大き
い。また、吹抜けの防止により、減産を大幅に減らすこ
とができる。さらにまた、燃料比の低減と銑鉄の品質の
安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る冷却盤の斜視図であ
る。
【図2】本発明の1実施例に係る冷却盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の1実施例に係る冷却盤の側面図であ
る。
【図4】従来の冷却盤の高炉への取付け状態を示す図で
ある。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】従来の平板冷却盤の斜視図である。
【符号の説明】
4 冷却盤 41 冷却盤本体 411 矩形部 412 膨出部 43 取付けフランジ 45 給水管 46 排水管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉炉体を冷却する冷却盤において、そ
    の下部を略三角形断面形状の膨出部として形成したこと
    を特徴とする高炉用冷却盤。
JP29103693A 1993-11-19 1993-11-19 高炉用冷却盤 Withdrawn JPH07145412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29103693A JPH07145412A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 高炉用冷却盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29103693A JPH07145412A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 高炉用冷却盤

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Publication Number Publication Date
JPH07145412A true JPH07145412A (ja) 1995-06-06

Family

ID=17763617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29103693A Withdrawn JPH07145412A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 高炉用冷却盤

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JP (1) JPH07145412A (ja)

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