JPH07143988A - テンポラリークリップ - Google Patents

テンポラリークリップ

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JPH07143988A
JPH07143988A JP5313967A JP31396793A JPH07143988A JP H07143988 A JPH07143988 A JP H07143988A JP 5313967 A JP5313967 A JP 5313967A JP 31396793 A JP31396793 A JP 31396793A JP H07143988 A JPH07143988 A JP H07143988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
clip
balloon
air pressure
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP5313967A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Ueda
慎介 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minerva KK
Original Assignee
Minerva KK
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脳動脈瘤の手術などに適するテンポラリーク
リップを開発する。 【構成】 チューブを介して遠隔操作でバルーンを液圧
まはた空気圧で拡張することでクリップ端の開閉を行
い、且つクリップ圧を調整するテンポラリークリップ
に、当該液圧または空気圧を利用するクリップ圧検知手
段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば脳動脈瘤(cereb
ral aneurysm) の手術等で用いられるテンポラリークリ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人と同一出願人は、平成5年2
月26日(特願平5−61258号)において「テンポ
ラリークリップ」と題する特許出願(以下、先行出願と
言う)を行い、脳動脈瘤(cerebral aneurysm) の手術時
等に使用する新しい構造のテンポラリークリップを発明
している。図5はこの先行出願に係わるテンポラリーク
リップの一例を示す図であり、図において、1はテンポ
ラリークリップ、2はクリップを閉塞する方向に握持端
を付勢しているスプリング、3はクリップの握持端内に
内蔵されたバルーン、4はフレキシブルチューブ、5は
シリンジである。
【0003】先行出願に係わるテンポラリークリップ
は、図5に示すように、握持部側にバルーン3が装着さ
れ、クリップを閉塞する方向の力にはスプリング圧が用
いられ、クリップを開放する方向の力にはバルーン3の
拡張圧が用いられる。すなわち、フレキシブルチューブ
4とシリンジ5内とに充填されている空気等の気体や生
理食塩水等の液体をシリンジ5で押圧することにより、
バルーン3内に送り込み、バルーン3に拡張圧を与えて
クリップ端を拡張する。図3(A)はクリップ端を閉塞
している状態、図3(B)はシリンジ5から液体や気体
を媒体として圧を送り込みバルーン3を拡張してクリッ
プ端を開放している状態を示す。
【0004】図5に示す先行出願に係わるテンポラリー
クリップは以上のように構成され、一度装着すればシリ
ンジ5でバルーン3に加える液圧または空気圧を調整す
ることで、遠隔操作によりクリップ端の開閉およびクリ
ップ圧を制御でき、1つのクリップでクリップ圧の異な
る複数個のクリップに替わる働きが得られるため、ユニ
バーサルクリップとしての使用が可能となり、手術等に
おいて用意しておかなければならないクリップの種類を
少なくできる。また、装着したままシリンジ5で遠隔操
作することにより、着脱操作と同様の効果が得られるた
め、脳動脈瘤の手術等において血流遮断を行う可能性の
ある部位へ予め装着しておくことが可能となり、手術の
簡便化が図れる。さらに、細径のフレキシブルチューブ
4のみを介しての遠隔操作が行えるため、手術視野の障
害になりにくい等の特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような先行出願
に係わるテンポラリークリップは以上のように構成され
動作するが、バルーンの拡張圧を制御してクリップ圧の
調整が可能であってもそのクリップ圧を手軽に検知でき
ないという問題点が残る。一般的に手術等の目的に使用
されるクリップ、特にテンポラリークリップにおいて
は、外装等にクリップ圧が明示されており、使用する箇
所に適した圧のクリップが選択できるようになってお
り、上述の先行出願に係わるテンポラリークリップでも
手軽にクリップ圧が検知できれば更にその有用性が増
す。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、使用中にクリップ圧を可変でき、且
つ、そのクリップ圧を常時手軽に検知できるテンポラリ
ークリップを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるテンポラ
リークリップは、バルーンに加えられる液圧または空気
圧を検知して当該クリップ圧を検知するため、チューブ
内から導出した液圧または空気圧を利用するクリップ圧
検知手段を備えたことを特徴とする。また、バルーンの
滑脱を防止するためクリップ本体のバルーン装着部付近
にカバーを設けたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す説明図であり、図に
おいて、1はテンポラリークリップ本体、2はスプリン
グ、3はバルーン、4はフレキシブルチューブ、5はシ
リンジ、6はシリンジ5先端に取り付けられた三方活
栓、7は三方活栓6の一方に取り付けられたハードチュ
ーブ等で構成されるクリップ圧検知手段である。
【0009】次に動作について説明する。本実施例に係
わるテンポラリークリップは、図1に示すように、シリ
ンジ5先端に三方活栓6が取り付けられ、その一方にメ
モリ等が記されたハードチューブ等で構成されるクリッ
プ圧検知手段7が設けられており、シリンダ5内やフレ
キシブルチューブ4内に充填されている液体や気体の大
気圧等と均衡する液面位置の変化でクリップ圧を検知す
る。すなわち、バルーン3を拡張するためにシリンジ5
を押圧すると、当該液体が加圧されるためハードチュー
ブ内でその液面が上昇する。従って、この液面の位置を
読み取ることによりバルーン3の拡張圧、ひいてはクリ
ップ圧を読み取ることができる。
【0010】図2は、ハードチューブを利用したクリッ
プ圧検知手段7の構成例を示す図であり、図2(A)は
バルーン3拡張媒体として水10(生理食塩水等を含
む)を用い、透明なハードチューブに目盛りを付しただ
けの構成であり、水面の位置によりクリップ圧を検出す
る構成としている。図2(B)はバルーン3拡張媒体と
して無害な着色水11を用いたものであり、着色水11
を用いることにより、水面の目視がより簡単に行えるよ
うになる。図2(C)はハードチューブ内に水に浮くフ
ロート12を内蔵したもので、同様に水面位置の目視が
簡単に行えるようになる。図2(D)はバルーン3拡張
媒体に空気を用いた場合の構成を示す図であり、この場
合ハードチューブは密閉式にしておいて、空気とは融和
しない着色ガスまたは着色液体13を挿入することによ
り、ハードチューブ内部の空気圧の変化による当該ガス
または液体の体積の圧縮/膨張でクリップ圧を読み取る
ことができる。なお、図2(A)〜図2(C)のハード
チューブは、その上部が開放されているため、図2では
省略しているが、この開放部に感染防止用のフィルタが
取り付けられている。
【0011】図3は構造の異なるテンポラリークリップ
に実施する場合を示す図であり、図3(A)はスプリン
グ(図示せず)により開閉するクリップ1を、フレキシ
ブルチューブ4を介して液圧まはた空気圧が加えられる
ことで拡張するバルーン3を収納したバルーン収納室8
に、少なくとも当該クリップ1の握持端の一方を固定さ
せ、シリンダ5を押圧してバルーン3を拡張することで
握持端の一方を押圧してクリップ端を押し拡げる構成の
テンポラリークリップであり、上記同様にシリンジ5を
押圧することで、クリップ圧検知手段7の液面が変化
し、クリップ圧を読み取ることができるようになる。
【0012】図3(B)はバルーン3自体でクリッピン
グを行う構成のテンポラリークリップを示す図であり、
フレキシブルチューブ4を介して液圧または空気圧が加
えられることで拡張する単数または複数のバルーン3を
本体1内のクリップ端に内蔵させ、当該バルーン3を拡
張することで対象物をこのバルーン3で押圧する構成に
なっており、上記同様にシリンジ5を押圧することで、
クリップ圧検知手段7の液面が変化し、クリップ圧を読
み取ることができるようになる。
【0013】実施例2.図4(A)は、本発明の実施例
2を説明するための図であり、この実施例2は図1に示
すクリップ1のバルーン3拡張部分付近にカバー9を設
け、このカバー9でその部分を全体的に覆う構成とした
ものであり、このようにカバー9を設けることにより、
バルーン3の滑脱を防止する構造としたものである。
【0014】なお、上記実施例1,実施例2では、クリ
ップ先端がストレートに延びたテンポラリークリップに
ついて説明しているが、クリップ先端はどのような形状
のものでも良く、例えば図4(B)に示すように下部に
曲がった形状でも、図4(C)に示すように鎌首をもた
げた形状でも、上記同様に実施できることは言うまでも
ない。また本発明の要旨は、バルーン3拡張媒体(液体
または気体)の一部をそのまま利用してクリップ圧を検
出するクリップ圧検知手段を備えることにあり、従って
クリップ圧検知手段が、図1,図2の実施例に限定され
るものではないことは言うまでもない。さらに本発明
は、クリップ1,バルーン3および各チューブ4,7の
材質,大きさを限定するものではなく、また、シリンジ
5以外の加圧手段を用いるものであっても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、バルーン
を使用することでクリップ圧を自由に可変できるテンポ
ラリークリップにおいて、簡単な構成のクリップ圧検知
手段を備え、常時クリップ圧を目視できる構成としたの
で、使用時の取扱の便宜性,安全性を更に向上させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す説明図である。
【図2】本発明におけるクリップ圧検知手段の構成例を
示す図である。
【図3】本発明を構造の異なるテンポラリークリップに
実施する場合を示す図である。
【図4】本発明の実施例2を示す説明図である。
【図5】先行出願に係わるテンポラリークリップを説明
するための図である。
【符号の説明】
1 テンポラリークリップ 2 スプリング 3 バルーン 4 フレキシブルチューブ 5 シリンジ 6 三方活栓 7 クリップ圧検知手段 8 バルーン収納室 9 カバー 10 水 11 着色水 12 フロート 13 着色ガスまたは着色液体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作でチューブを介して液圧または
    空気圧が加えられることで拡張するバルーン(これに類
    するものを含む)を本体内の握持端に内蔵させる手段
    と、 当該バルーンを拡張して握持端を押し拡げることでクリ
    ップ端を押し拡げる手段と、 当該バルーン内の液圧または空気圧を調整することでス
    プリングの付勢に抗ってクリップ圧を可変する手段と、 当該バルーンに加えられる液圧または空気圧を検知して
    当該クリップ圧を検知するため、上記チューブ内から導
    出した液圧または空気圧を利用するクリップ圧検知手段
    とを備えたことを特徴とするテンポラリークリップ。
  2. 【請求項2】 スプリングにより開閉するクリップを遠
    隔操作でチューブを介して液圧または空気圧が加えられ
    ることで拡張するバルーン(これに類するものを含む)
    を収納したバルーン収納室に少なくとも当該クリップの
    握持端の一方を固定させる手段と、 上記バルーンを拡張することで上記握持端の一方を押圧
    してクリップ端を押し拡げる手段と、 当該バルーン内の液圧または空気圧を調整することでス
    プリングの付勢に抗ってクリップ圧を可変する手段と、 当該バルーンに加えられる液圧または空気圧を検知して
    当該クリップ圧を検知するため、上記チューブ内から導
    出した液圧または空気圧を利用するクリップ圧検知手段
    とを備えたことを特徴とするテンポラリークリップ。
  3. 【請求項3】 遠隔操作でチューブを介して液圧または
    空気圧が加えられることで拡張するバルーン(これに類
    するものを含む)を本体内のクリップ端に内蔵させる手
    段と、 上記バルーンを拡張することで対象物をこのバルーンで
    押圧する手段と、 当該バルーン内の液圧または空気圧を調整することでス
    プリングの付勢に抗ってクリップ圧を可変する手段と、 当該バルーンに加えられる液圧または空気圧を検知して
    当該クリップ圧を検知するため、上記チューブ内から導
    出した液圧または空気圧を利用するクリップ圧検知手段
    とを備えたことを特徴とするテンポラリークリップ。
  4. 【請求項4】 クリップ本体のバルーン装着部付近を覆
    うカバーを設けることによるバルーン滑脱防止手段を備
    えたことを特徴とする請求項第1項記載のテンポラリー
    クリップ。
JP5313967A 1993-02-26 1993-11-22 テンポラリークリップ Pending JPH07143988A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5313967A JPH07143988A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 テンポラリークリップ
US08/202,439 US5454826A (en) 1993-02-26 1994-02-25 Temporary clip with balloon activation means for controlling blood flow

Applications Claiming Priority (1)

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JP5313967A JPH07143988A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 テンポラリークリップ

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JPH07143988A true JPH07143988A (ja) 1995-06-06

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JP5313967A Pending JPH07143988A (ja) 1993-02-26 1993-11-22 テンポラリークリップ

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JP (1) JPH07143988A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513737A (ja) * 1999-11-18 2003-04-15 オフェスコ エンドスコピー ゲーエムベーハー 体組織圧迫のための装置及び方法
CN113288463A (zh) * 2021-06-29 2021-08-24 施振兴 一种皮肤科疣体切割用辅助装置

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