JPH07143185A - 重み付け伝送方式及びその装置 - Google Patents
重み付け伝送方式及びその装置Info
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- JPH07143185A JPH07143185A JP5289567A JP28956793A JPH07143185A JP H07143185 A JPH07143185 A JP H07143185A JP 5289567 A JP5289567 A JP 5289567A JP 28956793 A JP28956793 A JP 28956793A JP H07143185 A JPH07143185 A JP H07143185A
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、階層化構造を有する符号化・復号
化装置における誤り訂正復号器を1つにし得る重み付け
伝送方式及びその装置を提供することを目的とする。 【構成】 前記変調のコンステレーションを構成する変
調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割すると
き、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボル同
士の最小ユークリッド距離について差を設けて前記伝送
路の階層とすると共に、当該伝送路の階層に前記部分集
合をそれぞれ割り当て、当該伝送路の階層のそれぞれの
送信系列を予め定めた一定の多重化比率で時分割多重化
して伝送することを特徴とする。
化装置における誤り訂正復号器を1つにし得る重み付け
伝送方式及びその装置を提供することを目的とする。 【構成】 前記変調のコンステレーションを構成する変
調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割すると
き、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボル同
士の最小ユークリッド距離について差を設けて前記伝送
路の階層とすると共に、当該伝送路の階層に前記部分集
合をそれぞれ割り当て、当該伝送路の階層のそれぞれの
送信系列を予め定めた一定の多重化比率で時分割多重化
して伝送することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化装置と復号装置
の回路規模の縮小を可能とする重み付け伝送方式及びそ
の装置に関するものである。
の回路規模の縮小を可能とする重み付け伝送方式及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ディジタル化された映像や音
声の情報を伝送する場合、伝送路で発生した雑音等の影
響を受けて伝送誤りが生じることがある。この伝送誤り
の生じた映像等の情報を復元するのに誤り訂正の技術が
用いられる。当初、この誤り訂正の技術は変調技術とは
独立に検討されていたが、近年になって、帯域制限下で
の伝送容量の拡大への要求が高まり、変調技術もBPS
K、QPSKから16QAMや、それ以上のレベルの変
調方式が採用されるに至っている。
声の情報を伝送する場合、伝送路で発生した雑音等の影
響を受けて伝送誤りが生じることがある。この伝送誤り
の生じた映像等の情報を復元するのに誤り訂正の技術が
用いられる。当初、この誤り訂正の技術は変調技術とは
独立に検討されていたが、近年になって、帯域制限下で
の伝送容量の拡大への要求が高まり、変調技術もBPS
K、QPSKから16QAMや、それ以上のレベルの変
調方式が採用されるに至っている。
【0003】こういった状況の中、より能力の高い誤り
訂正技術が望まれ、変調技術との組み合わせを含めて最
適化されてきたものに、符号化変調方式がある。最初に
G.Ungerboeckにより、たたみ込み符号化を用いたトレリ
ス符号化変調(Trellis Coded-Modulation、以下TC
M)方式が提案された。これは、文献[1];IEEE Com
mum.vol.25,1987)「Trellis-Coded Modulation with Re
dumdant Signal Sets Part I;Introduction 」に解説さ
れている。さらには、J.D. Forney,Jrにより、これをブ
ロック符号に応用したブロック符号化変調(Block Code
d-Modulation;以下BCM)方式にも拡張され、これは
文献[2];IEEE Journal on Selected Areas in Comm
un,vol SAC-2,No5,1984 「Efficient Modulation for B
and-Limited Channels」に解説されている。
訂正技術が望まれ、変調技術との組み合わせを含めて最
適化されてきたものに、符号化変調方式がある。最初に
G.Ungerboeckにより、たたみ込み符号化を用いたトレリ
ス符号化変調(Trellis Coded-Modulation、以下TC
M)方式が提案された。これは、文献[1];IEEE Com
mum.vol.25,1987)「Trellis-Coded Modulation with Re
dumdant Signal Sets Part I;Introduction 」に解説さ
れている。さらには、J.D. Forney,Jrにより、これをブ
ロック符号に応用したブロック符号化変調(Block Code
d-Modulation;以下BCM)方式にも拡張され、これは
文献[2];IEEE Journal on Selected Areas in Comm
un,vol SAC-2,No5,1984 「Efficient Modulation for B
and-Limited Channels」に解説されている。
【0004】こうした、誤り訂正技術の発展の中で、デ
ィジタル伝送における急激なサービス劣化が問題視され
てきた。すなわち、アナログ伝送においては、伝送路に
おける、雑音等に対する劣化が緩やがであるのに対し
て、ディジタル伝送におけるそれは急激に劣化し、誤り
訂正が全く働かなくなるというものである。これは、移
動体受信等、受信条件が時々刻々と大きく変化するもの
においては、移動するにつれ、サービスが全く受けられ
ない状態が頻繁に起こることを意味し、重要な問題とな
る。
ィジタル伝送における急激なサービス劣化が問題視され
てきた。すなわち、アナログ伝送においては、伝送路に
おける、雑音等に対する劣化が緩やがであるのに対し
て、ディジタル伝送におけるそれは急激に劣化し、誤り
訂正が全く働かなくなるというものである。これは、移
動体受信等、受信条件が時々刻々と大きく変化するもの
においては、移動するにつれ、サービスが全く受けられ
ない状態が頻繁に起こることを意味し、重要な問題とな
る。
【0005】これらへの対策として、映像信号や、音声
信号などの情報源信号を、その重要度に応じて、いくつ
かのレベルに階層化し、重要度に応じて誤り訂正のレベ
ルを割り当て、より重要な情報についてはより強力な誤
り訂正を実現するGraceful Degradationの伝送路符号化
技術が提唱されるようになった。このような階層重み付
けの機能を持つ伝送路符号化・復号装置の従来例を図4
0に示す。情報源入力信号は情報源符号化装置3301
によりより重要な情報Le2とそうでない情報Le1に階層
化される(したがって、この例では階層数が2であ
る)。
信号などの情報源信号を、その重要度に応じて、いくつ
かのレベルに階層化し、重要度に応じて誤り訂正のレベ
ルを割り当て、より重要な情報についてはより強力な誤
り訂正を実現するGraceful Degradationの伝送路符号化
技術が提唱されるようになった。このような階層重み付
けの機能を持つ伝送路符号化・復号装置の従来例を図4
0に示す。情報源入力信号は情報源符号化装置3301
によりより重要な情報Le2とそうでない情報Le1に階層
化される(したがって、この例では階層数が2であ
る)。
【0006】前記情報Le1、Le2はそれぞれ第1のFE
C(Forward Error Correction)符号化器33021と
第2のFEC符号化器33022でエラー訂正のための
符号化処理が施される。このとき、第2のFEC符号化
器33022は第1の符号化器33021よりも、より
強い符号化を施す、例えばFEC符号化による重み付け
を施す。さらに変調レベルによる重み付けを施すため、
それぞれを異なる変調処理を施す。
C(Forward Error Correction)符号化器33021と
第2のFEC符号化器33022でエラー訂正のための
符号化処理が施される。このとき、第2のFEC符号化
器33022は第1の符号化器33021よりも、より
強い符号化を施す、例えばFEC符号化による重み付け
を施す。さらに変調レベルによる重み付けを施すため、
それぞれを異なる変調処理を施す。
【0007】前記FEC符号化器の出力を各変調器レベ
ルに応じた信号配置に分配するために第1及び第2の信
号配置分配器33023、33024により変調のI
軸、Q軸への配置データIe1/Qe1、Ie2/Qe2に変換
し、それぞれを第1のディジタル変調器33025及び
第2のディジタル変調器33026によりアナログ信号
に変調され加算器33027により加算されて、送信信
号として出力される。
ルに応じた信号配置に分配するために第1及び第2の信
号配置分配器33023、33024により変調のI
軸、Q軸への配置データIe1/Qe1、Ie2/Qe2に変換
し、それぞれを第1のディジタル変調器33025及び
第2のディジタル変調器33026によりアナログ信号
に変調され加算器33027により加算されて、送信信
号として出力される。
【0008】ここで、Ie1/Qe1、Ie2/Qe2は、変調
のコンステレーション(Constellation )における信号
配置を実現するための、I軸、Q軸に対する変調振幅と
位相(0°あるいは180°)に直接対応するデータと
する。変調レベルによる重み付けは、例えば第1のディ
ジタル変調器33025は16QAM変調器とし、第2
のディジタル変調器33026はQPSK変調器とす
る。このようにすると第2のディジタル変調器3302
6側のデータは、第1のディジタル変調器33025側
のデータに比べ、ひとつの変調シンボルで伝送できるデ
ータレートは小さい(QPSK:1シンボル当り2bi
t、16QAM:1シンボル当り4bit)ものの、受
信側での変調シンボルのエラー率特性はC/N換算で約
7dB良い。
のコンステレーション(Constellation )における信号
配置を実現するための、I軸、Q軸に対する変調振幅と
位相(0°あるいは180°)に直接対応するデータと
する。変調レベルによる重み付けは、例えば第1のディ
ジタル変調器33025は16QAM変調器とし、第2
のディジタル変調器33026はQPSK変調器とす
る。このようにすると第2のディジタル変調器3302
6側のデータは、第1のディジタル変調器33025側
のデータに比べ、ひとつの変調シンボルで伝送できるデ
ータレートは小さい(QPSK:1シンボル当り2bi
t、16QAM:1シンボル当り4bit)ものの、受
信側での変調シンボルのエラー率特性はC/N換算で約
7dB良い。
【0009】さらに雑音に対する特性に重み付けを施す
ため、図41のように変調キャリアのパワーに重み付け
を施す事もある。図41において第2の変調器3302
6の出力のスペクトルは第1のディジタル変調器330
25の出力がスペクトルに比べパワー差があるため、同
じ大きさのエネルギを持つ白色雑音に対しては、パワー
差の分だけ対雑音特性が良い。以上のような重み付けに
おいては、各階層の伝送レートを全体の送信パワーの点
から、一般に情報Le2は情報Le1よりもデータレートを
小さくする必要がある。
ため、図41のように変調キャリアのパワーに重み付け
を施す事もある。図41において第2の変調器3302
6の出力のスペクトルは第1のディジタル変調器330
25の出力がスペクトルに比べパワー差があるため、同
じ大きさのエネルギを持つ白色雑音に対しては、パワー
差の分だけ対雑音特性が良い。以上のような重み付けに
おいては、各階層の伝送レートを全体の送信パワーの点
から、一般に情報Le2は情報Le1よりもデータレートを
小さくする必要がある。
【0010】図40の送信信号(中間周波信号)は、実
際には放送用のチャンネル信号に変換して送出され、受
信側では元の中間周波信号に変換されて、図40の受信
信号となる。これを第1のディジタル復調器33031
と、第2のディジタル復調器33032により復調して
A/D変換され、I軸配置データId1、Id2とQ軸配置
データQd1、Qd2を得る。これらは、それぞれ送信側の
Ie1、Ie2、Qe1、Qe2に相当する。これらは第1の信
号配置復号器33033と第2の信号配置復号器330
34により、各信号配置に対応する伝送データに戻さ
れ、また第1のFEC復号器33025と第2のFEC
復号器33026により誤り訂正処理が施され、元の階
層化データLe1、Le2、に相当するLd1、Ld2が復号さ
れる。そうしてそれらが、情報信号復号装置3304に
より元の情報信号源信号が復元されて出力される。
際には放送用のチャンネル信号に変換して送出され、受
信側では元の中間周波信号に変換されて、図40の受信
信号となる。これを第1のディジタル復調器33031
と、第2のディジタル復調器33032により復調して
A/D変換され、I軸配置データId1、Id2とQ軸配置
データQd1、Qd2を得る。これらは、それぞれ送信側の
Ie1、Ie2、Qe1、Qe2に相当する。これらは第1の信
号配置復号器33033と第2の信号配置復号器330
34により、各信号配置に対応する伝送データに戻さ
れ、また第1のFEC復号器33025と第2のFEC
復号器33026により誤り訂正処理が施され、元の階
層化データLe1、Le2、に相当するLd1、Ld2が復号さ
れる。そうしてそれらが、情報信号復号装置3304に
より元の情報信号源信号が復元されて出力される。
【0011】このような階層重み付けを行うことで、あ
るC/Nの範囲においては、Ld1は復元できないがLd2
は復元できるという状態になる。このとき情報源復号装
置3304はLd2のみを用いて復号処理を行う。情報が
欠落している分、解像度等の復元品質は悪化するもの
の、サービスの内容の一部は受信することができ、Grac
eful Degradationが実現される。
るC/Nの範囲においては、Ld1は復元できないがLd2
は復元できるという状態になる。このとき情報源復号装
置3304はLd2のみを用いて復号処理を行う。情報が
欠落している分、解像度等の復元品質は悪化するもの
の、サービスの内容の一部は受信することができ、Grac
eful Degradationが実現される。
【0012】以上のように、伝送路符号化における階層
重み付けの手法にはFEC符号化による重み付けと変調
レベルによる重み付けを組み合わせる場合があり、さら
に変調パワーによる重み付けを組み合わせることもあ
る。
重み付けの手法にはFEC符号化による重み付けと変調
レベルによる重み付けを組み合わせる場合があり、さら
に変調パワーによる重み付けを組み合わせることもあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、各階層毎にFEC復号器が必要で、このFE
C復号器に強力なもの用いると1階層に付き、数十kゲ
ートの規模の回路を必要とし、民生用に転用するには非
常に困難を伴うものであった。
構成では、各階層毎にFEC復号器が必要で、このFE
C復号器に強力なもの用いると1階層に付き、数十kゲ
ートの規模の回路を必要とし、民生用に転用するには非
常に困難を伴うものであった。
【0014】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、特に伝送路符号化・復号装置の大部分を、各階層で
共有化し、装置化の規模を縮小することのできる重み付
け伝送方式及びその装置を提供することを目的とする。
で、特に伝送路符号化・復号装置の大部分を、各階層で
共有化し、装置化の規模を縮小することのできる重み付
け伝送方式及びその装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、複数の階層化された情報源データ列
に対し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそ
れぞれに施して伝送し、受信側では対応する重み付け復
調及び復号を施すことで、元の階層化された情報源デー
タ列に復号する重み付け伝送方式であって、前記変調の
コンステレーションを構成する変調シンボルの全体集合
を複数の部分集合に分割するとき、当該部分集合のそれ
ぞれに含まれる変調シンボル同士の最小ユークリッド距
離について差を設けて前記伝送路の階層とすると共に、
当該伝送路の階層に前記部分集合をそれぞれ割り当て、
当該伝送路の階層のそれぞれの送信系列を予め定めた一
定の多重化比率で時分割多重化して伝送することを要旨
とする。
本願第1の発明は、複数の階層化された情報源データ列
に対し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそ
れぞれに施して伝送し、受信側では対応する重み付け復
調及び復号を施すことで、元の階層化された情報源デー
タ列に復号する重み付け伝送方式であって、前記変調の
コンステレーションを構成する変調シンボルの全体集合
を複数の部分集合に分割するとき、当該部分集合のそれ
ぞれに含まれる変調シンボル同士の最小ユークリッド距
離について差を設けて前記伝送路の階層とすると共に、
当該伝送路の階層に前記部分集合をそれぞれ割り当て、
当該伝送路の階層のそれぞれの送信系列を予め定めた一
定の多重化比率で時分割多重化して伝送することを要旨
とする。
【0016】具体的には、n個の階層化された情報源デ
ータ列に対し、n種の重み付け符号化及び変調をそれぞ
れに施して伝送し、受信側では対応するn種の重み付け
復調及び復号を施すことで、元のn個の階層化された情
報源データ列を復号するときに、前記重み付け符号化及
び変調/重み付け復調及び復号に、ディジタル変調・復
調(直交位相、振幅、あるいは直交振幅位相の各変調・
復調)を含む場合において、前記n種の重み付け符号化
及び変調/重み付け復調及び復号を、それぞれ伝送路の
階層としてL1 、L2 …、Ln で表現するとし、前記デ
ィジタル変調のコンステレーションを構成する変調シン
ボルの全体集合をUとして、Uをn個の部分集合(以下
第1の部分集合と呼ぶ)S1 、S2 、…、Sn に分割す
るとき、U⊇S1 、U⊃S2 、…、U⊃Sn とし、前記
第1の部分集合S1 、S2 …、Sn のそれぞれに含まれ
る前記変調シンボル同士の第1の最小ユークリッド距離
(それぞれd1 、d2 、…、dn とする)について、d
1 <d2 …<dn として、前記第1の部分集合S1 、S
2 、…、Sn をそれぞれ前記伝送路の階層L1 、L2 、
…、Ln に割り当てて、前記伝送路の階層L1 、L2 、
…、Ln のそれぞれの送信系列を予め定めた一定の多重
化比率で時分割多重化して伝送し、受信側では、その受
信信号に対し、前記多重化比率により時分割で前記伝送
路の階層L1、L2 、…、Ln の復号処理を施すことを
特徴とするものである。
ータ列に対し、n種の重み付け符号化及び変調をそれぞ
れに施して伝送し、受信側では対応するn種の重み付け
復調及び復号を施すことで、元のn個の階層化された情
報源データ列を復号するときに、前記重み付け符号化及
び変調/重み付け復調及び復号に、ディジタル変調・復
調(直交位相、振幅、あるいは直交振幅位相の各変調・
復調)を含む場合において、前記n種の重み付け符号化
及び変調/重み付け復調及び復号を、それぞれ伝送路の
階層としてL1 、L2 …、Ln で表現するとし、前記デ
ィジタル変調のコンステレーションを構成する変調シン
ボルの全体集合をUとして、Uをn個の部分集合(以下
第1の部分集合と呼ぶ)S1 、S2 、…、Sn に分割す
るとき、U⊇S1 、U⊃S2 、…、U⊃Sn とし、前記
第1の部分集合S1 、S2 …、Sn のそれぞれに含まれ
る前記変調シンボル同士の第1の最小ユークリッド距離
(それぞれd1 、d2 、…、dn とする)について、d
1 <d2 …<dn として、前記第1の部分集合S1 、S
2 、…、Sn をそれぞれ前記伝送路の階層L1 、L2 、
…、Ln に割り当てて、前記伝送路の階層L1 、L2 、
…、Ln のそれぞれの送信系列を予め定めた一定の多重
化比率で時分割多重化して伝送し、受信側では、その受
信信号に対し、前記多重化比率により時分割で前記伝送
路の階層L1、L2 、…、Ln の復号処理を施すことを
特徴とするものである。
【0017】また、本願第2の発明は、請求項1に記載
の時分割多重化された伝送路の階層のデータ列に対し、
1組のFEC符号化・復号の処理を施すことを要旨とす
る。
の時分割多重化された伝送路の階層のデータ列に対し、
1組のFEC符号化・復号の処理を施すことを要旨とす
る。
【0018】具体的には、前記多重化比率で時分割多重
化された伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln のデータ列
に対し、1組のFEC(Forward Error Correction)符
号化・復号の処理を施すことを特徴とする。
化された伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln のデータ列
に対し、1組のFEC(Forward Error Correction)符
号化・復号の処理を施すことを特徴とする。
【0019】また、本願第3の発明は、請求項2に記載
のFEC符号化・復号を、外側FEC符号化・復号と内
側FEC符号化・復号とで連接符号化・復号としたこと
を要旨とする。
のFEC符号化・復号を、外側FEC符号化・復号と内
側FEC符号化・復号とで連接符号化・復号としたこと
を要旨とする。
【0020】また、本願第4の発明は、請求項2に記載
の外側FEC符号化・復号が複数であるとき、それぞれ
を前記伝送路の階層に割り当てることを要旨とする。
の外側FEC符号化・復号が複数であるとき、それぞれ
を前記伝送路の階層に割り当てることを要旨とする。
【0021】具体的には、外側FEC符号化・復号をn
組とするとき、それぞれを前記伝送路の階層L1 、L2
、…、Ln に割り当てることを特徴とする。
組とするとき、それぞれを前記伝送路の階層L1 、L2
、…、Ln に割り当てることを特徴とする。
【0022】また、本願第5の発明は、請求項2、3、
4に記載の変調・復調はディジタル変調・復調であっ
て、それぞれを前記伝送路の階層に割り当てることで、
変調キャリアのパワー差による重み付けを可能としたこ
とを要旨とする。
4に記載の変調・復調はディジタル変調・復調であっ
て、それぞれを前記伝送路の階層に割り当てることで、
変調キャリアのパワー差による重み付けを可能としたこ
とを要旨とする。
【0023】具体的には、ディジタル変調・復調をn組
とし、それぞれを前記伝送路の階層L1 、L2 、…、L
n に割り当てることで、変調キャリアのパワー差による
重み付けを可能としたことを特徴とする。
とし、それぞれを前記伝送路の階層L1 、L2 、…、L
n に割り当てることで、変調キャリアのパワー差による
重み付けを可能としたことを特徴とする。
【0024】また、本願第6の発明は、請求項2、3、
4、5に記載の変調・復調をOFDM(Orthogonal Fre
quency Dvision Multiplex)変調・復調としたことを要
旨とする。
4、5に記載の変調・復調をOFDM(Orthogonal Fre
quency Dvision Multiplex)変調・復調としたことを要
旨とする。
【0025】また、本願第7の発明は、請求項2、3、
4、5、6に記載の符号化・復号は符号化変調方式であ
り、当該変調のコンステレーションを構成する変調シン
ボルのうち、前記符号化変調方式で定義されるm個のサ
ブセットをu0 、u1 、…、um-1 とするとき、前記変
調シンボルの全体集合UについてU=u0 ∪u1 ∪…∪
um-1 であり、前記符号化変調方式のサブセットのそれ
ぞれについて、n個の第2の部分集合S1,i 、S2,i 、
…、Sn,i (i=0、1、…、m−1)に分割すると
き、 u0 ⊇S1,0 、u0 ⊃S2,0 、…、u0 ⊃Sn,0 u1 ⊇S1,1 、u1 ⊃S2,1 、…、u1 ⊃Sn,1 … um-1 ⊇S1,m-1 、um-1 ⊃S2,m-1 、…、um-1 ⊃S
n,m-1 とし、前記第2の部分集合S1,i 、S2,i 、…、Sn,i
のそれぞれに含まれる前記変調シンボル同士のユークリ
ッド距離d1,i 、d2,i 、…、dn,1 (i=0、1、
…、m−1)について、d1,i <d2,i <…<dn,1 と
し、かつ、全体集合Uの部分集合である第1の部分集合
S1 、S2 、…、Sn を S1 =S1,0 ∪S1,1 ∪…∪S1,m-1 S2 =S2,0 ∪S2,1 ∪…∪S2,m-1 … Sn =Sn,0 ∪Sn,1 ∪…∪Sn,m-1 として、第1の部分集合S1 、S2 、…、Sn のそれぞ
れに含まれる前記変調シンボル同士の最小ユークリッド
距離d1 、d2 、…、dn について、d1 ≦d2≦…≦
dn としたことを要旨とする。
4、5、6に記載の符号化・復号は符号化変調方式であ
り、当該変調のコンステレーションを構成する変調シン
ボルのうち、前記符号化変調方式で定義されるm個のサ
ブセットをu0 、u1 、…、um-1 とするとき、前記変
調シンボルの全体集合UについてU=u0 ∪u1 ∪…∪
um-1 であり、前記符号化変調方式のサブセットのそれ
ぞれについて、n個の第2の部分集合S1,i 、S2,i 、
…、Sn,i (i=0、1、…、m−1)に分割すると
き、 u0 ⊇S1,0 、u0 ⊃S2,0 、…、u0 ⊃Sn,0 u1 ⊇S1,1 、u1 ⊃S2,1 、…、u1 ⊃Sn,1 … um-1 ⊇S1,m-1 、um-1 ⊃S2,m-1 、…、um-1 ⊃S
n,m-1 とし、前記第2の部分集合S1,i 、S2,i 、…、Sn,i
のそれぞれに含まれる前記変調シンボル同士のユークリ
ッド距離d1,i 、d2,i 、…、dn,1 (i=0、1、
…、m−1)について、d1,i <d2,i <…<dn,1 と
し、かつ、全体集合Uの部分集合である第1の部分集合
S1 、S2 、…、Sn を S1 =S1,0 ∪S1,1 ∪…∪S1,m-1 S2 =S2,0 ∪S2,1 ∪…∪S2,m-1 … Sn =Sn,0 ∪Sn,1 ∪…∪Sn,m-1 として、第1の部分集合S1 、S2 、…、Sn のそれぞ
れに含まれる前記変調シンボル同士の最小ユークリッド
距離d1 、d2 、…、dn について、d1 ≦d2≦…≦
dn としたことを要旨とする。
【0026】なお、前記符号化ビットのビット数がkビ
ットのとき、前記符号化変調方式のサブセットの数につ
いて、m=2k である。また、前記第2の部分集合のそ
れぞれに含まれる前記変調シンボル数は1以上であり、
もしもSn,i (i=0、1、…、m−1)のそれぞれに
含まれる前記変調シンボル数が1であるとき、対応する
前記第2の最小ユークリッド距離dn,i (i=0、1、
…、m−1)は無限大であると定義する。
ットのとき、前記符号化変調方式のサブセットの数につ
いて、m=2k である。また、前記第2の部分集合のそ
れぞれに含まれる前記変調シンボル数は1以上であり、
もしもSn,i (i=0、1、…、m−1)のそれぞれに
含まれる前記変調シンボル数が1であるとき、対応する
前記第2の最小ユークリッド距離dn,i (i=0、1、
…、m−1)は無限大であると定義する。
【0027】また、本願第8の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7に記載の伝送路の複数の階層のう
ち、伝送誤り特性が最良である特定の階層の送信系列に
多重化比率の情報を付加し、前記伝送路の階層の送信系
列を多重化比率で時分割多重化して伝送し、受信側では
前記特定の階層に付加された多重化比率を検出して、当
該多重化比率により時分割で前記伝送路の階層の復号処
理を施すことを要旨とする。
3、4、5、6、7に記載の伝送路の複数の階層のう
ち、伝送誤り特性が最良である特定の階層の送信系列に
多重化比率の情報を付加し、前記伝送路の階層の送信系
列を多重化比率で時分割多重化して伝送し、受信側では
前記特定の階層に付加された多重化比率を検出して、当
該多重化比率により時分割で前記伝送路の階層の復号処
理を施すことを要旨とする。
【0028】具体的には、前記伝送路の階層L1 、L2
、…、Ln のうち、伝送誤り特性が最良である階層Ln
の送信系列に、前記多重化比率の情報を付加し、前記
伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の送信系列を前記多
重化比率で時分割多重化して伝送し、受信側では、前記
多重化比率を検出して、前記多重化比率により時分割で
前記伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の復号処理を施
すことで、前記多重化比率のダイナミックな変化を可能
としたことを特徴とする。
、…、Ln のうち、伝送誤り特性が最良である階層Ln
の送信系列に、前記多重化比率の情報を付加し、前記
伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の送信系列を前記多
重化比率で時分割多重化して伝送し、受信側では、前記
多重化比率を検出して、前記多重化比率により時分割で
前記伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の復号処理を施
すことで、前記多重化比率のダイナミックな変化を可能
としたことを特徴とする。
【0029】また、本願第9の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8に記載の伝送路の複数の階層の
うち、伝送誤り特性が最良である特定の階層の送信系列
に、前記伝送路の複数の階層が一巡する周期でフレーム
同期符号を付加し、受信側では前記フレーム同期符号に
基づいて同期を確立し時分割で伝送路の階層の復号処理
を施すことを要旨とする。
3、4、5、6、7、8に記載の伝送路の複数の階層の
うち、伝送誤り特性が最良である特定の階層の送信系列
に、前記伝送路の複数の階層が一巡する周期でフレーム
同期符号を付加し、受信側では前記フレーム同期符号に
基づいて同期を確立し時分割で伝送路の階層の復号処理
を施すことを要旨とする。
【0030】具体的には、前記伝送路の階層L1 、L2
、…、Ln のうち、伝送誤り特性が最良である階層Ln
の送信系列に、前記n個の伝送路の階層が一巡する周
期(以下フレーム周期と呼ぶ)でフレーム同期符号を付
加し、受信側では、前記フレーム同期符号により前記フ
レーム周期を確立し、前記フレーム周期に基づいて、時
分割で伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の復号処理を
施すことを特徴とする。また、本願第10の発明は、請
求項2、3、4、5、6、7、8、9に記載のFEC符
号化あるいは内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を
含むときに、伝送路の階層の時分割多重化の順序を伝送
誤り特性の良い順序としたことを要旨とする。
、…、Ln のうち、伝送誤り特性が最良である階層Ln
の送信系列に、前記n個の伝送路の階層が一巡する周
期(以下フレーム周期と呼ぶ)でフレーム同期符号を付
加し、受信側では、前記フレーム同期符号により前記フ
レーム周期を確立し、前記フレーム周期に基づいて、時
分割で伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の復号処理を
施すことを特徴とする。また、本願第10の発明は、請
求項2、3、4、5、6、7、8、9に記載のFEC符
号化あるいは内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を
含むときに、伝送路の階層の時分割多重化の順序を伝送
誤り特性の良い順序としたことを要旨とする。
【0031】具体的には、前記FEC符号化あるいは前
記内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を含むとき
に、前記伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の前記時分
割多重化の順序を、伝送誤り特性の良い順序(即ちLn
、Ln-1 、…L1 の順)としたことを特徴とする。
記内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を含むとき
に、前記伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の前記時分
割多重化の順序を、伝送誤り特性の良い順序(即ちLn
、Ln-1 、…L1 の順)としたことを特徴とする。
【0032】また、本願第11の発明は、請求項2、
3、4、5、6、7、8、9、10に記載のFEC符号
化あるいは内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を含
むときの伝送路の階層の時分割多重化において、伝送誤
り特性の悪い階層から良い階層に移るときに、たたみ込
み符号化を施す前のデータ列のうち、伝送誤り特性の良
い階層に相当する部分の先頭に、符号化の拘束長に相当
する数以上のプリアンブルを付加することを要旨とす
る。
3、4、5、6、7、8、9、10に記載のFEC符号
化あるいは内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を含
むときの伝送路の階層の時分割多重化において、伝送誤
り特性の悪い階層から良い階層に移るときに、たたみ込
み符号化を施す前のデータ列のうち、伝送誤り特性の良
い階層に相当する部分の先頭に、符号化の拘束長に相当
する数以上のプリアンブルを付加することを要旨とす
る。
【0033】具体的には、前記FEC符号化あるいは前
記内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を含むとき
に、前記伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の前記時分
割多重化において、任意の前記時分割多重化の順序のな
かで、伝送誤り特性の悪い階層Li から良い階層Lj に
移るときに(即ちi<j)、前記たたみ込み符号化を施
す前のデータ列のうち、前記階層Lj に相当する部分の
先頭に、符号化の拘束長に相当する数以上のプリアンブ
ルを付加することで、誤りの伝搬を防ぐことを特徴す
る。
記内側FEC符号化に、たたみ込み符号化を含むとき
に、前記伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の前記時分
割多重化において、任意の前記時分割多重化の順序のな
かで、伝送誤り特性の悪い階層Li から良い階層Lj に
移るときに(即ちi<j)、前記たたみ込み符号化を施
す前のデータ列のうち、前記階層Lj に相当する部分の
先頭に、符号化の拘束長に相当する数以上のプリアンブ
ルを付加することで、誤りの伝搬を防ぐことを特徴す
る。
【0034】また、本願第12の発明は、複数の階層化
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施して伝送する重み付け
送信装置であって、前記変調のコンステレーションを構
成する変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割
するとき、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シン
ボルを指定する送信信号配置データを出力する信号配置
分配器と、この信号配置分配器の出力を予め定めた一定
の多重化比率で時分割多重するマルチプレクサと、この
マルチプレクサの出力をディジタル変調するディジタル
変調器とを具備したことを要旨とする。
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施して伝送する重み付け
送信装置であって、前記変調のコンステレーションを構
成する変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割
するとき、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シン
ボルを指定する送信信号配置データを出力する信号配置
分配器と、この信号配置分配器の出力を予め定めた一定
の多重化比率で時分割多重するマルチプレクサと、この
マルチプレクサの出力をディジタル変調するディジタル
変調器とを具備したことを要旨とする。
【0035】具体的には、入力のデータに対応して、例
えば請求項1に記載の第1の部分集合のそれぞれに含ま
れる変調シンボルを指定する送信信号配置データを出力
する信号配置分配器を、前記第1の部分集合それぞれに
ついて(全部でn個)具備して、前記n個の情報源デー
タ列をそれぞれ前記n個の信号配置分配器に入力し、さ
らに、前記n個の信号配置分配器の出力を、あらかじめ
定めた一定の多重化比率で時分割多重するマルチプレク
サと、前記マルチプレクサの出力を入力とするディジタ
ル変調器とを具備したことを特徴とするものである。
えば請求項1に記載の第1の部分集合のそれぞれに含ま
れる変調シンボルを指定する送信信号配置データを出力
する信号配置分配器を、前記第1の部分集合それぞれに
ついて(全部でn個)具備して、前記n個の情報源デー
タ列をそれぞれ前記n個の信号配置分配器に入力し、さ
らに、前記n個の信号配置分配器の出力を、あらかじめ
定めた一定の多重化比率で時分割多重するマルチプレク
サと、前記マルチプレクサの出力を入力とするディジタ
ル変調器とを具備したことを特徴とするものである。
【0036】また、本願第13の発明は、複数の階層化
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施して伝送する重み付け
送信装置であって、前記複数の情報源データ列を多重化
比率に基づき時分割多重する第1のマルチプレクサと、
この第1のマルチプレクサの出力にFEC符号化を施す
FEC符号化器と、このFEC符号化器の出力を入力と
し、前記変調のコンステレーションを構成する変調シン
ボルの全体集合を複数の部分集合に分割するときの当該
部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボルを指定する
送信信号配置データを出力する信号配置分配器と、この
信号配置分配器の出力を前記多重化比率に基づき時分割
多重する第2のマルチプレクサと、この第2のマルチプ
レクサの出力をディジタル変調するディジタル変調器と
を有することを要旨とする。
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施して伝送する重み付け
送信装置であって、前記複数の情報源データ列を多重化
比率に基づき時分割多重する第1のマルチプレクサと、
この第1のマルチプレクサの出力にFEC符号化を施す
FEC符号化器と、このFEC符号化器の出力を入力と
し、前記変調のコンステレーションを構成する変調シン
ボルの全体集合を複数の部分集合に分割するときの当該
部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボルを指定する
送信信号配置データを出力する信号配置分配器と、この
信号配置分配器の出力を前記多重化比率に基づき時分割
多重する第2のマルチプレクサと、この第2のマルチプ
レクサの出力をディジタル変調するディジタル変調器と
を有することを要旨とする。
【0037】具体的には、請求項2記載の重み付け伝送
に係り、前記n個の情報源データ列を、前記多重化比率
に基づき時分割多重する第1のマルチプレクサと、前記
第1のマルチプレクサの出力を入力とし、FEC符号化
を施すFEC符号化器と、前記FEC符号化器の出力を
入力とする請求項12記載のn個の信号分配器と、前記
n個の信号分配器の出力を前記多重化比率に基づき時分
割多重する第2のマルチプレクサと、前記第2のマルチ
プレクサの出力を入力とするディジタル変調器とを具備
したことを特徴とするものである。
に係り、前記n個の情報源データ列を、前記多重化比率
に基づき時分割多重する第1のマルチプレクサと、前記
第1のマルチプレクサの出力を入力とし、FEC符号化
を施すFEC符号化器と、前記FEC符号化器の出力を
入力とする請求項12記載のn個の信号分配器と、前記
n個の信号分配器の出力を前記多重化比率に基づき時分
割多重する第2のマルチプレクサと、前記第2のマルチ
プレクサの出力を入力とするディジタル変調器とを具備
したことを特徴とするものである。
【0038】また、本願第14の発明は、符号化を施す
符号化器を外側FEC符号化器と内側FEC符号化器と
で構成される連接符号化器としたことを要旨とする。
符号化器を外側FEC符号化器と内側FEC符号化器と
で構成される連接符号化器としたことを要旨とする。
【0039】具体的には、請求項3及び13記載の重み
付け伝送に係り、前記FEC符号化器を、外側FEC符
号化器と内側FEC符号化器とで連接符号化器としたこ
とを特徴とするものである。
付け伝送に係り、前記FEC符号化器を、外側FEC符
号化器と内側FEC符号化器とで連接符号化器としたこ
とを特徴とするものである。
【0040】また、本願第15の発明は、請求項14に
記載の符号化を施すn個の外側FEC符号化器と1個の
内側符号化器とを具備して構成される連接符号化器と、
前記n個の外側FEC符号化器の出力を所定の多重化比
率に基づき時分割多重するマルチプレクサと、このマル
チプレクサの出力を入力とする内側FEC符号化器の出
力が入力され前記変調のコンステレーションを構成する
変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割すると
き、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボルを
指定する送信信号配置データを出力する信号配置分配器
とを有することを要旨とする。
記載の符号化を施すn個の外側FEC符号化器と1個の
内側符号化器とを具備して構成される連接符号化器と、
前記n個の外側FEC符号化器の出力を所定の多重化比
率に基づき時分割多重するマルチプレクサと、このマル
チプレクサの出力を入力とする内側FEC符号化器の出
力が入力され前記変調のコンステレーションを構成する
変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割すると
き、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボルを
指定する送信信号配置データを出力する信号配置分配器
とを有することを要旨とする。
【0041】具体的には、請求項4、13、14記載の
重み付け伝送に用いる送信装置において、n個の外側F
EC符号化器と1個の内側符号化器を具備してn種の連
接符号化器を構成し、前記n個の外側FEC符号化器
は、前記n個の情報源データ列をそれぞれ入力とし、さ
らに、前記n個の外側FEC符号化器の出力を、前記多
重化比率に基づき時分割多重する第1のマルチプレクサ
と、前記内側FEC符号化器は前記第1のマルチプレク
サの出力を入力とし、前記内側FEC符号化器の出力を
前記n個の信号分配器に入力することを特徴とするもの
である。
重み付け伝送に用いる送信装置において、n個の外側F
EC符号化器と1個の内側符号化器を具備してn種の連
接符号化器を構成し、前記n個の外側FEC符号化器
は、前記n個の情報源データ列をそれぞれ入力とし、さ
らに、前記n個の外側FEC符号化器の出力を、前記多
重化比率に基づき時分割多重する第1のマルチプレクサ
と、前記内側FEC符号化器は前記第1のマルチプレク
サの出力を入力とし、前記内側FEC符号化器の出力を
前記n個の信号分配器に入力することを特徴とするもの
である。
【0042】また、本願第16の発明は、請求項13、
14、15に記載の変調のコンステレーションを構成す
る変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割する
とき、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボル
を指定する送信信号配置データを出力する複数の信号配
置分配器と、この複数の信号配置分配器の出力をそれぞ
れ変調キャリアにパワー差を設けてディジタル変調する
複数のディジタル変調器と、この複数のディジタル変調
器の出力を加算する加算器とを有することを要旨とす
る。
14、15に記載の変調のコンステレーションを構成す
る変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割する
とき、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボル
を指定する送信信号配置データを出力する複数の信号配
置分配器と、この複数の信号配置分配器の出力をそれぞ
れ変調キャリアにパワー差を設けてディジタル変調する
複数のディジタル変調器と、この複数のディジタル変調
器の出力を加算する加算器とを有することを要旨とす
る。
【0043】具体的には、請求項5、13、14、15
記載の重み付け伝送に用いる送信装置において、ディジ
タル変調器をn個具備し、n個の信号分配器の出力をそ
れぞれを前記n個のディジタル変調器に入力し、さら
に、前記n個のディジタル変調器の出力を加算する加算
器を具備して、変調キャリアにパワー差を付けること
で、重み付けも可能としたことを特徴とするものであ
る。
記載の重み付け伝送に用いる送信装置において、ディジ
タル変調器をn個具備し、n個の信号分配器の出力をそ
れぞれを前記n個のディジタル変調器に入力し、さら
に、前記n個のディジタル変調器の出力を加算する加算
器を具備して、変調キャリアにパワー差を付けること
で、重み付けも可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0044】また、本願第17の発明は、請求項13、
14、15、16に記載の変調がOFDM変調器で施さ
れることを特徴とするを有することを要旨とする。
14、15、16に記載の変調がOFDM変調器で施さ
れることを特徴とするを有することを要旨とする。
【0045】また、本願第18の発明は、請求項13、
14、15、16、17に記載のFEC符号化器あるい
は前記内側FEC符号化器を符号化変調符号化器とする
とき、前記変調のコンステレーションを構成する変調シ
ンボルの全体集合を複数の部分集合に、具体的には請求
項7に記載のように分割するとき、当該部分集合のそれ
ぞれに含まれる変調シンボルを指定する送信信号配置デ
ータを出力する複数の信号配置分配器を当該部分集合毎
に具備することを要旨とする。
14、15、16、17に記載のFEC符号化器あるい
は前記内側FEC符号化器を符号化変調符号化器とする
とき、前記変調のコンステレーションを構成する変調シ
ンボルの全体集合を複数の部分集合に、具体的には請求
項7に記載のように分割するとき、当該部分集合のそれ
ぞれに含まれる変調シンボルを指定する送信信号配置デ
ータを出力する複数の信号配置分配器を当該部分集合毎
に具備することを要旨とする。
【0046】具体的には、請求項7、13、14、1
5、16、17記載の重み付け伝送に係り、FEC符号
化器あるいは前記内側FEC符号化器を符号化変調方式
の符号化として、第1の部分集合S1 、S2 、…、Sn
について、それぞれに含まれる変調シンボルを指定する
信号を出力する信号配置分配器を、前記第1の部分集合
それぞれについて(全部でn個)具備することを特徴と
するものである。
5、16、17記載の重み付け伝送に係り、FEC符号
化器あるいは前記内側FEC符号化器を符号化変調方式
の符号化として、第1の部分集合S1 、S2 、…、Sn
について、それぞれに含まれる変調シンボルを指定する
信号を出力する信号配置分配器を、前記第1の部分集合
それぞれについて(全部でn個)具備することを特徴と
するものである。
【0047】また、本願第19の発明は、請求項12、
13、14、15、16、17、18に記載の複数の階
層のうち伝送誤り特性が最良である特定の階層の送信系
列に多重化比率の情報を付加する付加手段を有すること
を要旨とする。
13、14、15、16、17、18に記載の複数の階
層のうち伝送誤り特性が最良である特定の階層の送信系
列に多重化比率の情報を付加する付加手段を有すること
を要旨とする。
【0048】具体的には、請求項8、12、13、1
4、15、16、17、18記載の重み付け伝送に係
り、n個の情報データ系列のうち、伝送誤り特性が最良
である階層Ln で伝送する前記情報データ系列に、前記
多重化比率の情報を付加する、多重化比率情報付加回路
を具備したことを特徴とするものである。
4、15、16、17、18記載の重み付け伝送に係
り、n個の情報データ系列のうち、伝送誤り特性が最良
である階層Ln で伝送する前記情報データ系列に、前記
多重化比率の情報を付加する、多重化比率情報付加回路
を具備したことを特徴とするものである。
【0049】また、本願第20の発明は、請求項12、
13、14、15、16、17、18、19に記載の複
数の階層のうち、伝送誤り特性が最良である特定の階層
の送信系列に、当該複数の階層が一巡する周期でフレー
ム同期符号を付加するフレーム同期付加手段を有するこ
とを要旨とする。
13、14、15、16、17、18、19に記載の複
数の階層のうち、伝送誤り特性が最良である特定の階層
の送信系列に、当該複数の階層が一巡する周期でフレー
ム同期符号を付加するフレーム同期付加手段を有するこ
とを要旨とする。
【0050】具体的には、請求項9、12、13、1
4、15、16、17、18、19に記載の重み付け伝
送に係り、n個の情報データ系列のうち、伝送誤り特性
が最良である階層Ln で伝送する前記情報データ系列
に、前記フレーム周期でフレーム同期符号を付加するフ
レーム周期付加回路を具備したことを特徴とするもので
ある。
4、15、16、17、18、19に記載の重み付け伝
送に係り、n個の情報データ系列のうち、伝送誤り特性
が最良である階層Ln で伝送する前記情報データ系列
に、前記フレーム周期でフレーム同期符号を付加するフ
レーム周期付加回路を具備したことを特徴とするもので
ある。
【0051】また、本願第21の発明は、請求項13、
14、15、16、17、18、19、20に記載のF
EC符号化あるいは内側FEC符号化に、たたみ込み符
号化を含むときに、伝送路の階層の時分割多重化の順序
を伝送誤り特性の良い順序とする制御手段を有すること
を要旨とする。
14、15、16、17、18、19、20に記載のF
EC符号化あるいは内側FEC符号化に、たたみ込み符
号化を含むときに、伝送路の階層の時分割多重化の順序
を伝送誤り特性の良い順序とする制御手段を有すること
を要旨とする。
【0052】具体的には、請求項10、13、14、1
5、16、17、18、19、20に記載の重み付け伝
送に係り、FEC符号化器あるいは前記内側FEC符号
化器を、たたみ込み符号化器とするときに、伝送路の階
層L1 、L2 、…、Ln の前記時分割多重化の順序を、
伝送誤り特性の良い順序(即ちLn 、Ln-1 、…、L1
の順)となるように制御する制御回路を具備したことを
特徴とするものである。
5、16、17、18、19、20に記載の重み付け伝
送に係り、FEC符号化器あるいは前記内側FEC符号
化器を、たたみ込み符号化器とするときに、伝送路の階
層L1 、L2 、…、Ln の前記時分割多重化の順序を、
伝送誤り特性の良い順序(即ちLn 、Ln-1 、…、L1
の順)となるように制御する制御回路を具備したことを
特徴とするものである。
【0053】また、本願第22の発明は、請求項13、
14、15、16、17、18、19、20、21に記
載の伝送誤り特性の悪い階層から良い階層に移るとき
に、たたみ込み符号化を施す前のデータ列のうち、伝送
誤り特性の良い階層に相当する部分の先頭に、符号化の
拘束長に相当する数以上のプリアンブルを付加するプリ
アンブル付加手段を有することを要旨とする。
14、15、16、17、18、19、20、21に記
載の伝送誤り特性の悪い階層から良い階層に移るとき
に、たたみ込み符号化を施す前のデータ列のうち、伝送
誤り特性の良い階層に相当する部分の先頭に、符号化の
拘束長に相当する数以上のプリアンブルを付加するプリ
アンブル付加手段を有することを要旨とする。
【0054】具体的には、請求項11、13、14、1
5、16、17、18、19、20、21に記載の重み
付け伝送に係り、FEC符号化器あるいは前記内側FE
C符号化器を、たたみ込み符号化器とするときに、伝送
路の階層L1 、L2 、…、Ln の前記時分割多重化にお
ける、任意の前記時分割多重化の順序のなかで、伝送誤
り特性の悪い階層Li から良い階層Li に移るときに
(即ちi<j)、たたみ込み符号化器で符号化する前の
データ列のうち、階層Lj に相当する部分の先頭に、符
号化の拘束長に相当する数以上のプリアンブルを付加す
るプリアンブル付加回路を具備したことを特徴とするも
のである。
5、16、17、18、19、20、21に記載の重み
付け伝送に係り、FEC符号化器あるいは前記内側FE
C符号化器を、たたみ込み符号化器とするときに、伝送
路の階層L1 、L2 、…、Ln の前記時分割多重化にお
ける、任意の前記時分割多重化の順序のなかで、伝送誤
り特性の悪い階層Li から良い階層Li に移るときに
(即ちi<j)、たたみ込み符号化器で符号化する前の
データ列のうち、階層Lj に相当する部分の先頭に、符
号化の拘束長に相当する数以上のプリアンブルを付加す
るプリアンブル付加回路を具備したことを特徴とするも
のである。
【0055】また、本願第23の発明は、複数の階層化
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施し所定の多重化比率で
時分割多重化して伝送されたデータを受信して、対応す
る重み付け復調及び復号を施すことで、元の階層化され
た情報源データ列に復号する重み付け伝送に用いる受信
装置であって、前記受信したデータを入力して対応する
受信信号配置データを出力するディジタル復調器と、こ
のディジタル復調器から出力される信号配置データを前
記多重化比率に基づき複数の階層に分離するデマルチプ
レクサと、このデマルチプレクサの複数の出力をそれぞ
れ入力して前記変調のコンステレーションを構成する変
調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割すると
き、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボルに
対応した判定データを出力する複数の信号配置復号器と
を有することを要旨とする。
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施し所定の多重化比率で
時分割多重化して伝送されたデータを受信して、対応す
る重み付け復調及び復号を施すことで、元の階層化され
た情報源データ列に復号する重み付け伝送に用いる受信
装置であって、前記受信したデータを入力して対応する
受信信号配置データを出力するディジタル復調器と、こ
のディジタル復調器から出力される信号配置データを前
記多重化比率に基づき複数の階層に分離するデマルチプ
レクサと、このデマルチプレクサの複数の出力をそれぞ
れ入力して前記変調のコンステレーションを構成する変
調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割すると
き、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボルに
対応した判定データを出力する複数の信号配置復号器と
を有することを要旨とする。
【0056】具体的には、請求項1記載の重み付け伝送
にかかり、受信信号を入力し、対応する、受信信号配置
データを出力するディジタル復調器と、信号配置データ
を、多重化比率に基づき前記n個の伝送路の階層に分離
するデマルチプレクサとを具備し、さらに、請求項1に
記載の第1の部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボ
ルに対応した判定データを出力する信号配置復号器を、
前記第1の部分集合それぞれについて(全部でn個)具
備して、デマルチプレクサのn個の出力をそれぞれ前記
n個の信号配置分配器に入力することを特徴とするもの
である。
にかかり、受信信号を入力し、対応する、受信信号配置
データを出力するディジタル復調器と、信号配置データ
を、多重化比率に基づき前記n個の伝送路の階層に分離
するデマルチプレクサとを具備し、さらに、請求項1に
記載の第1の部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボ
ルに対応した判定データを出力する信号配置復号器を、
前記第1の部分集合それぞれについて(全部でn個)具
備して、デマルチプレクサのn個の出力をそれぞれ前記
n個の信号配置分配器に入力することを特徴とするもの
である。
【0057】また、本願第24の発明は、複数の階層化
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施し所定の多重化比率で
時分割多重化して伝送されたデータを受信して、対応す
る重み付け復調及び復号を施すことで、元の階層化され
た情報源データ列に復号する重み付け伝送に用いる受信
装置であって、復調された信号をそれぞれ入力して当該
変調のコンステレーションを構成する変調シンボルの全
体集合を複数の部分集合に分割するとき、当該部分集合
のそれぞれに含まれる変調シンボルに対応した判定デー
タを出力する複数の信号配置復号器と、この複数の信号
配置復号器からそれぞれ出力される判定データを入力し
所定の多重化比率に基づき時分割多重化して出力するマ
ルチプレクサと、このマルチプレクサの出力を入力して
FEC復号を施すFEC復号器と、このFEC復号器の
出力を前記多重化比率に基づき複数の伝送路の階層に分
離するデマルチプレクサとを有することを要旨とする。
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施し所定の多重化比率で
時分割多重化して伝送されたデータを受信して、対応す
る重み付け復調及び復号を施すことで、元の階層化され
た情報源データ列に復号する重み付け伝送に用いる受信
装置であって、復調された信号をそれぞれ入力して当該
変調のコンステレーションを構成する変調シンボルの全
体集合を複数の部分集合に分割するとき、当該部分集合
のそれぞれに含まれる変調シンボルに対応した判定デー
タを出力する複数の信号配置復号器と、この複数の信号
配置復号器からそれぞれ出力される判定データを入力し
所定の多重化比率に基づき時分割多重化して出力するマ
ルチプレクサと、このマルチプレクサの出力を入力して
FEC復号を施すFEC復号器と、このFEC復号器の
出力を前記多重化比率に基づき複数の伝送路の階層に分
離するデマルチプレクサとを有することを要旨とする。
【0058】具体的には、請求項2、23記載の重み付
け伝送に係り、n個の信号配置分配器出力のn個の判定
データを入力とし、前記多重化の比率に基づき時分割多
重化して出力するマルチプレクサと、マルチプレクサの
出力を入力とする1個のFEC復号器と、FEC復号器
の出力、前記多重化比率に基づき前記n個の伝送路の階
層に分離するデマルチプレクサとを具備することを特徴
とするものである。
け伝送に係り、n個の信号配置分配器出力のn個の判定
データを入力とし、前記多重化の比率に基づき時分割多
重化して出力するマルチプレクサと、マルチプレクサの
出力を入力とする1個のFEC復号器と、FEC復号器
の出力、前記多重化比率に基づき前記n個の伝送路の階
層に分離するデマルチプレクサとを具備することを特徴
とするものである。
【0059】また、本願第25の発明は、請求項24に
記載の復号を、外側FEC復号器と内側FEC復号器と
で構成される連接復号器で施すようにしたことを要旨と
する。
記載の復号を、外側FEC復号器と内側FEC復号器と
で構成される連接復号器で施すようにしたことを要旨と
する。
【0060】また、本願第26の発明は、複数の階層化
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施し所定の多重化比率で
時分割多重化して伝送されたデータを受信して、対応す
る重み付け復調及び復号を施すことで、元の階層化され
た情報源データ列に復号する重み付け伝送に用いる受信
装置であって、複数の外側FEC復号器と1個の内側F
EC復号器を具備して構成される連接復号器と、復調さ
れた信号をそれぞれ入力して当該変調のコンステレーシ
ョンを構成する変調シンボルの全体集合を複数の部分集
合に分割するとき、当該部分集合のそれぞれに含まれる
変調シンボルに対応した判定データを出力する複数の信
号配置復号器と、この複数の信号配置復号器からそれぞ
れ出力される判定データを入力し所定の多重化比率に基
づき時分割多重化して出力するマルチプレクサと、この
マルチプレクサの出力を前記連接復号器の内側FEC復
号器を介して入力して所定の多重化比率に基づき複数の
伝送路の階層に分離し複数の前記外側FEC復号器へ出
力するデマルチプレクサとを有することを要旨とする。
された情報源データ列に対し、それぞれに異なる重み付
け符号化及び変調をそれぞれに施し所定の多重化比率で
時分割多重化して伝送されたデータを受信して、対応す
る重み付け復調及び復号を施すことで、元の階層化され
た情報源データ列に復号する重み付け伝送に用いる受信
装置であって、複数の外側FEC復号器と1個の内側F
EC復号器を具備して構成される連接復号器と、復調さ
れた信号をそれぞれ入力して当該変調のコンステレーシ
ョンを構成する変調シンボルの全体集合を複数の部分集
合に分割するとき、当該部分集合のそれぞれに含まれる
変調シンボルに対応した判定データを出力する複数の信
号配置復号器と、この複数の信号配置復号器からそれぞ
れ出力される判定データを入力し所定の多重化比率に基
づき時分割多重化して出力するマルチプレクサと、この
マルチプレクサの出力を前記連接復号器の内側FEC復
号器を介して入力して所定の多重化比率に基づき複数の
伝送路の階層に分離し複数の前記外側FEC復号器へ出
力するデマルチプレクサとを有することを要旨とする。
【0061】具体的には、請求項4記載の重み付け伝送
に係り、n個の外側FEC復号器と1個の内側FEC復
号器を具備してn種の連接復号器を構成し、マルチプレ
クサの出力を前記内側FEC復号器の入力とし、さらに
内側FEC復号器の出力を、前記多重化比率に基づき前
記n個の伝送路の階層に分離するデマルチプレクサとを
具備し、n個の外側FEC符号化器は、前記デマルチプ
レクサのn個の出力を、それぞれ入力としたことを特徴
とするものである。
に係り、n個の外側FEC復号器と1個の内側FEC復
号器を具備してn種の連接復号器を構成し、マルチプレ
クサの出力を前記内側FEC復号器の入力とし、さらに
内側FEC復号器の出力を、前記多重化比率に基づき前
記n個の伝送路の階層に分離するデマルチプレクサとを
具備し、n個の外側FEC符号化器は、前記デマルチプ
レクサのn個の出力を、それぞれ入力としたことを特徴
とするものである。
【0062】また、本願第27の発明は、請求項24、
25、26に記載の受信信号を入力し複数の伝送路の階
層に対応する受信信号配置データを出力する複数のディ
ジタル復調器を具備することを要旨とする。
25、26に記載の受信信号を入力し複数の伝送路の階
層に対応する受信信号配置データを出力する複数のディ
ジタル復調器を具備することを要旨とする。
【0063】具体的には、請求項5、24、25、26
に記載の重み付け伝送に係り、n個のディジタル復調器
を具備し、n個のディジタル復調器は、受信信号を入力
して、n個の伝送路の階層に対応する受信信号配置デー
タを出力し、n個の信号配置復号器に前記n個の信号配
置データを入力することを特徴とするものである。
に記載の重み付け伝送に係り、n個のディジタル復調器
を具備し、n個のディジタル復調器は、受信信号を入力
して、n個の伝送路の階層に対応する受信信号配置デー
タを出力し、n個の信号配置復号器に前記n個の信号配
置データを入力することを特徴とするものである。
【0064】また、本願第28の発明は、請求項24、
25、26、27に記載の復調がOFDM復調器で施さ
れることを要旨とする。
25、26、27に記載の復調がOFDM復調器で施さ
れることを要旨とする。
【0065】また、本願第29の発明は、請求項24、
25、26、27、28に記載のFEC復号器あるいは
内側FEC復号器に符号化変調復号器を含むとき、復調
された信号をそれぞれ入力して当該変調のコンステレー
ションを構成する変調シンボルの全体集合を複数の部分
集合に分割するとき、当該部分集合のそれぞれに含まれ
る変調シンボルに対応した判定データを出力する複数の
信号配置復号器を当該部分集合毎に具備することを要旨
とする。
25、26、27、28に記載のFEC復号器あるいは
内側FEC復号器に符号化変調復号器を含むとき、復調
された信号をそれぞれ入力して当該変調のコンステレー
ションを構成する変調シンボルの全体集合を複数の部分
集合に分割するとき、当該部分集合のそれぞれに含まれ
る変調シンボルに対応した判定データを出力する複数の
信号配置復号器を当該部分集合毎に具備することを要旨
とする。
【0066】具体的には、請求項7、24、25、2
6、27、28に記載の重み付け伝送に係り、FEC復
号器あるいは前記内側FEC復号器を符号化変調方式の
復号器として、第1の部分集合S1 、S2 、…Sn につ
いて、それぞれに含まれる変調シンボルに対応した判定
データを出力する信号配置復号器を、第1の部分集合そ
れぞれについて(全部でn個)具備することを特徴とす
るものである。
6、27、28に記載の重み付け伝送に係り、FEC復
号器あるいは前記内側FEC復号器を符号化変調方式の
復号器として、第1の部分集合S1 、S2 、…Sn につ
いて、それぞれに含まれる変調シンボルに対応した判定
データを出力する信号配置復号器を、第1の部分集合そ
れぞれについて(全部でn個)具備することを特徴とす
るものである。
【0067】また、本願第30の発明は、請求項23、
24、25、26、27、28、29に記載の複数の階
層のうち、伝送誤り特性が最良である特定の階層のデー
タ列から多重化比率情報を検出する多重化比率情報検出
手段を有することを要旨とする。
24、25、26、27、28、29に記載の複数の階
層のうち、伝送誤り特性が最良である特定の階層のデー
タ列から多重化比率情報を検出する多重化比率情報検出
手段を有することを要旨とする。
【0068】具体的には、請求項8、23、24、2
5、26、27、28、29に記載の重み付け伝送に係
り、伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln のうち、伝送誤
り特性が最良である階層Ln のデータ列から前記多重化
比率情報を検出する多重化比率情報検出回路を具備した
ことを特徴とするものである。
5、26、27、28、29に記載の重み付け伝送に係
り、伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln のうち、伝送誤
り特性が最良である階層Ln のデータ列から前記多重化
比率情報を検出する多重化比率情報検出回路を具備した
ことを特徴とするものである。
【0069】また、本願第31の発明は、請求項23、
24、25、26、27、28、29、30に記載の複
数の階層のうち、伝送誤り特性が最良である特定の階層
のデータ列からフレーム同期を確立するフレーム同期手
段を有することを要旨とする。
24、25、26、27、28、29、30に記載の複
数の階層のうち、伝送誤り特性が最良である特定の階層
のデータ列からフレーム同期を確立するフレーム同期手
段を有することを要旨とする。
【0070】具体的には、請求項9、23、24、2
5、26、27、28、29、30に記載の重み付け伝
送に係り、伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln のうち、
伝送誤り特性が最良である階層Ln のデータ列からフレ
ーム周期を確立するフレーム周期回路を具備したことを
特徴とするものである。
5、26、27、28、29、30に記載の重み付け伝
送に係り、伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln のうち、
伝送誤り特性が最良である階層Ln のデータ列からフレ
ーム周期を確立するフレーム周期回路を具備したことを
特徴とするものである。
【0071】また、本願第32の発明は、請求項24、
25、26、27、28、29、30、31に記載のF
EC復号器あるいは内側FEC復号器にビタビ復号器あ
るいはトレリス復号器を含むときに、複数の階層の時分
割多重化されたデータ列の復号順序を、伝送誤り特性の
良い順序となるように制御する制御手段を有することを
特徴とするを有することを要旨とする。
25、26、27、28、29、30、31に記載のF
EC復号器あるいは内側FEC復号器にビタビ復号器あ
るいはトレリス復号器を含むときに、複数の階層の時分
割多重化されたデータ列の復号順序を、伝送誤り特性の
良い順序となるように制御する制御手段を有することを
特徴とするを有することを要旨とする。
【0072】具体的には、請求項10、24、25、2
6、27、28、29、30、31に記載の重み付け伝
送に係り、FEC復号器あるいは内側FECの復号器
を、ビタビ復号器あるいはトレリス復号器とするとき
に、伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の時分割多重化
されたデータ列の復号順序を、伝送誤り特性の良い順序
(即ちLn 、Ln-1 、…、L1 の順)となるように制御
する制御回路を具備したことを特徴とするものである。
6、27、28、29、30、31に記載の重み付け伝
送に係り、FEC復号器あるいは内側FECの復号器
を、ビタビ復号器あるいはトレリス復号器とするとき
に、伝送路の階層L1 、L2 、…、Ln の時分割多重化
されたデータ列の復号順序を、伝送誤り特性の良い順序
(即ちLn 、Ln-1 、…、L1 の順)となるように制御
する制御回路を具備したことを特徴とするものである。
【0073】さらに、本願第33の発明は、請求項2
4、25、26、27、28、29、30、31、32
に記載のFEC復号器あるいは前記内側FEC復号器に
ビタビ復号器あるいはトレリス復号器を含むときに、伝
送誤り特性の良い階層に相当する部分の先頭に付加され
たプリアンブルについてもそのままFEC復号処理を施
すことを要旨とする。
4、25、26、27、28、29、30、31、32
に記載のFEC復号器あるいは前記内側FEC復号器に
ビタビ復号器あるいはトレリス復号器を含むときに、伝
送誤り特性の良い階層に相当する部分の先頭に付加され
たプリアンブルについてもそのままFEC復号処理を施
すことを要旨とする。
【0074】具体的には、請求項11、24、25、2
6、27、28、29、30、31、32に記載の重み
付け伝送に用いる受信装置において、前記FEC復号器
あるいは前記内側FEC復号器を、ビタビ復号器あるい
はトレリス復号器とするときに、プリアンブルについて
もそのままFEC復号処理を施すことを特徴とするもの
である。
6、27、28、29、30、31、32に記載の重み
付け伝送に用いる受信装置において、前記FEC復号器
あるいは前記内側FEC復号器を、ビタビ復号器あるい
はトレリス復号器とするときに、プリアンブルについて
もそのままFEC復号処理を施すことを特徴とするもの
である。
【0075】
【作用】ディジタル変調のコンスタレーションを構成す
る変調シンボルをいくつかの部分集合(以下第1の部分
集合という)に分けるとき、それぞれの部分集合に含ま
れる変調シンボル同士の最小ユークリッド距離に差をつ
けることにより、それぞれの前記第1の部分集合で伝送
されるデータについて、伝送誤りの特性に差(重み付
け)を実現することができる。
る変調シンボルをいくつかの部分集合(以下第1の部分
集合という)に分けるとき、それぞれの部分集合に含ま
れる変調シンボル同士の最小ユークリッド距離に差をつ
けることにより、それぞれの前記第1の部分集合で伝送
されるデータについて、伝送誤りの特性に差(重み付
け)を実現することができる。
【0076】第1の発明の方式、第12の送信装置及び
第23の受信装置を実現する重み付け送・受信装置の構
成例を図1に示す(n=2の例である)。各第1及び第
2の信号配置分配器1021、1022は、それぞれ、
図2に示すような、信号配置を指定し、S1 とS2 のそ
れぞれの前記第1の最小ユークリッド距離d1 、d2に
ついて、d2 =√2d1 の差がついているので、図2
(c)のように特性差をつけることができる。このよう
にして、より重要な情報のデータ列により伝送誤りの小
さい伝送路の階層を割り当てることで、前記重み付け伝
送を実現でき、Graceful degradationとすることが可能
となる。
第23の受信装置を実現する重み付け送・受信装置の構
成例を図1に示す(n=2の例である)。各第1及び第
2の信号配置分配器1021、1022は、それぞれ、
図2に示すような、信号配置を指定し、S1 とS2 のそ
れぞれの前記第1の最小ユークリッド距離d1 、d2に
ついて、d2 =√2d1 の差がついているので、図2
(c)のように特性差をつけることができる。このよう
にして、より重要な情報のデータ列により伝送誤りの小
さい伝送路の階層を割り当てることで、前記重み付け伝
送を実現でき、Graceful degradationとすることが可能
となる。
【0077】なお、前記伝送路の階層L1 のデータ列と
は、具体的には、図1においては{Le1、Ie1/Qe1、
Id1/Qe2、Ld1}を示しており、この階層L2 データ
列とは{Le2、Ie2/Qe2、Id2/Qe2、Ld2}を示
す。Ie /Qe 、Id /Qd においては、前記伝送路の
階層L1 、L2 のデータ列が、時分割多重化されてお
り、ディジタル変調器1024とディジタル復調器10
31は、各伝送路の階層のデータ列の伝送において、時
分割共有化され、それぞれ1個で実現されており、装置
の規模の縮小化が実現されている。
は、具体的には、図1においては{Le1、Ie1/Qe1、
Id1/Qe2、Ld1}を示しており、この階層L2 データ
列とは{Le2、Ie2/Qe2、Id2/Qe2、Ld2}を示
す。Ie /Qe 、Id /Qd においては、前記伝送路の
階層L1 、L2 のデータ列が、時分割多重化されてお
り、ディジタル変調器1024とディジタル復調器10
31は、各伝送路の階層のデータ列の伝送において、時
分割共有化され、それぞれ1個で実現されており、装置
の規模の縮小化が実現されている。
【0078】この重み付け送・受信装置において、本願
第2の発明の方式、第13の発明の送信装置及び第24
の発明の受信装置の例で示す。図6の構成でFEC符号
化器6022及びそのFEC符号化器6036を付加す
ることで、1組のFEC符号化・復号により、伝送誤り
特性を改善し重み付け送・受信装置を実現することがで
きる(n=3の例である)。この構成においては、各重
み付けを1組のFEC符号化器と復号化器で実現してい
るので装置の規模の縮小を実現している。
第2の発明の方式、第13の発明の送信装置及び第24
の発明の受信装置の例で示す。図6の構成でFEC符号
化器6022及びそのFEC符号化器6036を付加す
ることで、1組のFEC符号化・復号により、伝送誤り
特性を改善し重み付け送・受信装置を実現することがで
きる(n=3の例である)。この構成においては、各重
み付けを1組のFEC符号化器と復号化器で実現してい
るので装置の規模の縮小を実現している。
【0079】第3の発明の方式、第14の発明の送信装
置及び第25の発明の受信装置の例を示す図7の構成
で、前記FEC符号化器と復号化器を外側FEC符号化
器7021、内側FEC符号化器7022、内側FEC
復号器7031、外側FEC復号器7032で連接符号
化器、復号器とすることで、さらに効率的で伝送誤り特
性のよい、重み付け送・受信装置を実現することができ
る。
置及び第25の発明の受信装置の例を示す図7の構成
で、前記FEC符号化器と復号化器を外側FEC符号化
器7021、内側FEC符号化器7022、内側FEC
復号器7031、外側FEC復号器7032で連接符号
化器、復号器とすることで、さらに効率的で伝送誤り特
性のよい、重み付け送・受信装置を実現することができ
る。
【0080】第4の発明の方式、第15の発明の送信装
置、第26の発明の受信装置の例を示す図8の構成で、
前記外側FEC符号化器及び復号器を、前記n個の伝送
路の階層ごとに具備することで、各伝送路の階層間の伝
送路の誤り特性の差をつけることができる。一般に内側
FEC符号化・復号に強力なものを用いる場合には、内
側FEC符号器は回路規模の大きなものを必要とするの
で、内側FECについては、各重み付けで時分割共有と
し、装置の規模を縮小しつつ、外側のFECを各重み付
け毎に具備してより自由度の高い重み付け送・受信装置
を実現することができる。
置、第26の発明の受信装置の例を示す図8の構成で、
前記外側FEC符号化器及び復号器を、前記n個の伝送
路の階層ごとに具備することで、各伝送路の階層間の伝
送路の誤り特性の差をつけることができる。一般に内側
FEC符号化・復号に強力なものを用いる場合には、内
側FEC符号器は回路規模の大きなものを必要とするの
で、内側FECについては、各重み付けで時分割共有と
し、装置の規模を縮小しつつ、外側のFECを各重み付
け毎に具備してより自由度の高い重み付け送・受信装置
を実現することができる。
【0081】第5の発明の方式、第16の発明の送信装
置、第27の発明の受信装置の例を示す図9の構成で、
ディジタル変調器を前記n個の伝送路の階層毎に具備す
ることで、さらなる、各伝送路の階層間の伝送路の誤り
特性に差をつけることができる。これは、従来例で説明
したように図41のように各変調キャリアパワー差をつ
けることにより、同一の雑音エネルギーに対して、各階
層におけるC/Nに差がつくためである。ただし、外側
FEC符号化器がn個の場合は、ディジタル変調器の数
をm個(m<n)としても良い。
置、第27の発明の受信装置の例を示す図9の構成で、
ディジタル変調器を前記n個の伝送路の階層毎に具備す
ることで、さらなる、各伝送路の階層間の伝送路の誤り
特性に差をつけることができる。これは、従来例で説明
したように図41のように各変調キャリアパワー差をつ
けることにより、同一の雑音エネルギーに対して、各階
層におけるC/Nに差がつくためである。ただし、外側
FEC符号化器がn個の場合は、ディジタル変調器の数
をm個(m<n)としても良い。
【0082】第6の発明の方式、第17の発明の送信装
置、第28の発明の受信装置の例を示す図10の構成で
は、前記ディジタル変・復調器かわりに、OFDM変・
復調器を用いることでマルチパスに強い伝送を可能とし
たものである。
置、第28の発明の受信装置の例を示す図10の構成で
は、前記ディジタル変・復調器かわりに、OFDM変・
復調器を用いることでマルチパスに強い伝送を可能とし
たものである。
【0083】第7の発明の方式、第18の発明の送信装
置、第29の発明の受信装置においては、前記FEC符
号化あるいは内側FEC符号化に符号化変調方式を用い
るときに、符号化ビットが指定する各サブセットについ
て、同様な部分集合化になる分割を行い、各伝送路の階
層のデータ列の伝送に割り当てを行うというものであ
る。
置、第29の発明の受信装置においては、前記FEC符
号化あるいは内側FEC符号化に符号化変調方式を用い
るときに、符号化ビットが指定する各サブセットについ
て、同様な部分集合化になる分割を行い、各伝送路の階
層のデータ列の伝送に割り当てを行うというものであ
る。
【0084】例えば、図11のような符号化変調器の変
調シンボル全体集合Uについて、4つのサブセットU0
(○のシンボル)、U1 (□のシンボル)、U2 (△の
シンボル)、U3 (◎シンボル)があり、それぞれのサ
ブセットについて、図12のような部分集合化による分
割操作を施す。
調シンボル全体集合Uについて、4つのサブセットU0
(○のシンボル)、U1 (□のシンボル)、U2 (△の
シンボル)、U3 (◎シンボル)があり、それぞれのサ
ブセットについて、図12のような部分集合化による分
割操作を施す。
【0085】即ち伝送路の階層L1 のデータ列の伝送に
は、図12(a)の16個の変調シンボル(1シンボ
ル;y3 y2 y1 y0 )を用い、L2 のデータ列の伝送
には、図12(b)の8個の変調シンボル(1シンボ
ル;y2 y1 y0 )を、そして、L3 のデータ列の伝送
には、図12(c)の4個の変調シンボル(1シンボ
ル;y1 y0 )を、用いるようにする。図11に示す、
符号化器に、符号間距離が十分とれるものを用いると、
伝送の誤り特性は、前記第2のユークリッド距離の最小
値に依存する(正確には漸近する)ことが知られてお
り、d2,i =√2d1,iなので図13のような特性とな
る。
は、図12(a)の16個の変調シンボル(1シンボ
ル;y3 y2 y1 y0 )を用い、L2 のデータ列の伝送
には、図12(b)の8個の変調シンボル(1シンボ
ル;y2 y1 y0 )を、そして、L3 のデータ列の伝送
には、図12(c)の4個の変調シンボル(1シンボ
ル;y1 y0 )を、用いるようにする。図11に示す、
符号化器に、符号間距離が十分とれるものを用いると、
伝送の誤り特性は、前記第2のユークリッド距離の最小
値に依存する(正確には漸近する)ことが知られてお
り、d2,i =√2d1,iなので図13のような特性とな
る。
【0086】なお、階層L3 の伝送においては、伝送に
用いるビットを図11のy0 とy1の符号化ビットのみ
で伝送するので、その伝送誤り特性は、符号化器の構成
に依存し、例えば図13のように、非符号化のQPSK
よりも、C/N換算で8〜9dB改善された特性とな
る。このようにして、各伝送路の階層のデータ列の伝送
に重み付けを施すことが可能となる。
用いるビットを図11のy0 とy1の符号化ビットのみ
で伝送するので、その伝送誤り特性は、符号化器の構成
に依存し、例えば図13のように、非符号化のQPSK
よりも、C/N換算で8〜9dB改善された特性とな
る。このようにして、各伝送路の階層のデータ列の伝送
に重み付けを施すことが可能となる。
【0087】第8の発明の方式、第19の発明の送信装
置、第30の発明の受信装置においては、伝送誤り特性
が最良であり、階層Ln にて各階層の時分割多重化にお
ける多重化比率の情報を転送することで、より確実な伝
送において、前記多重化比率を可能とすることを実現す
る。
置、第30の発明の受信装置においては、伝送誤り特性
が最良であり、階層Ln にて各階層の時分割多重化にお
ける多重化比率の情報を転送することで、より確実な伝
送において、前記多重化比率を可能とすることを実現す
る。
【0088】第9の発明の方式、第20の発明の送信装
置、第31の発明の受信装置においては、伝送誤り特性
が最良の階層Ln において、前記n個の伝送路の階層が
一巡する周期、即ちフレーム周期でフレーム同期符号を
付加し、受信側では前記フレーム周期符号によりフレー
ム同期をより確実に確立することができる。
置、第31の発明の受信装置においては、伝送誤り特性
が最良の階層Ln において、前記n個の伝送路の階層が
一巡する周期、即ちフレーム周期でフレーム同期符号を
付加し、受信側では前記フレーム周期符号によりフレー
ム同期をより確実に確立することができる。
【0089】図5は、FEC符号化がない場合の前記多
重化比率の情報とフレーム同期信号(以下両方を総称し
てフレーム情報と呼ぶ)をフレーム情報付加回路501
(フレーム同期付加回路を多重化比率情報付加回路を含
む)で階層Ln (n=2)に付加し(タイミングは図
4)、受信側では、フレーム同期回路502でフレーム
同期の確立を、そして、多重化比率情報検出回路503
にて、前記多重化比率の情報を検出し、制御回路504
で前記時分割多重化の制御を行う例である。
重化比率の情報とフレーム同期信号(以下両方を総称し
てフレーム情報と呼ぶ)をフレーム情報付加回路501
(フレーム同期付加回路を多重化比率情報付加回路を含
む)で階層Ln (n=2)に付加し(タイミングは図
4)、受信側では、フレーム同期回路502でフレーム
同期の確立を、そして、多重化比率情報検出回路503
にて、前記多重化比率の情報を検出し、制御回路504
で前記時分割多重化の制御を行う例である。
【0090】図20、21は、FEC符号化を施す場合
の、前記フレーム情報を付加する場合の重み付け送信装
置(図20に記載)、重み付け受信装置(図21に記
載)の構成例である(ディジタル変調器と復調器は省
略)。特にFEC符号化にブロック符号化を用いる場合
は、ブロック復号のためのブロック同期を確立する必要
があり、したがって前記フレーム同期の確立はFEC復
号の前で行う必要ある。多重化比率情報の検出はFEC
復号後のデータ列からでも可能である。
の、前記フレーム情報を付加する場合の重み付け送信装
置(図20に記載)、重み付け受信装置(図21に記
載)の構成例である(ディジタル変調器と復調器は省
略)。特にFEC符号化にブロック符号化を用いる場合
は、ブロック復号のためのブロック同期を確立する必要
があり、したがって前記フレーム同期の確立はFEC復
号の前で行う必要ある。多重化比率情報の検出はFEC
復号後のデータ列からでも可能である。
【0091】本願第10の発明の方式、第21の発明の
送信装置、第32の発明の受信装置においては、前記F
EC符号化、あるいは前記内側FEC符号化に、たたみ
込み符号化を含むときに、前記n個の伝送路の階層L1
、L2 、…、Ln の前記時分割多重化の順序を、伝送
誤り特性の良い順序(即ちLn 、Ln-1 、…、L1 )と
するよう制御したものである。すなわち、各階層でたた
み込み符号化を時分割共有している場合、誤りの悪い階
層から良い階層に移るとき、復号においては、誤りの伝
搬が生じる。
送信装置、第32の発明の受信装置においては、前記F
EC符号化、あるいは前記内側FEC符号化に、たたみ
込み符号化を含むときに、前記n個の伝送路の階層L1
、L2 、…、Ln の前記時分割多重化の順序を、伝送
誤り特性の良い順序(即ちLn 、Ln-1 、…、L1 )と
するよう制御したものである。すなわち、各階層でたた
み込み符号化を時分割共有している場合、誤りの悪い階
層から良い階層に移るとき、復号においては、誤りの伝
搬が生じる。
【0092】これは、その復号において、符号間距離の
連続性を用いているからであるが、前記のような順序で
伝送し、復号すれば、誤りの伝搬は、L1 からLn に移
るときのみとなり、誤りの伝搬を最小限とすることがで
きる。
連続性を用いているからであるが、前記のような順序で
伝送し、復号すれば、誤りの伝搬は、L1 からLn に移
るときのみとなり、誤りの伝搬を最小限とすることがで
きる。
【0093】本願第11の発明の方式、第22の発明の
送信装置、第33の発明の受信装置の方法及び構成で、
前記時分割多重化において、伝送誤り特性の悪い階層L
i から伝送誤り特性の良い階層Lj (i<j)に移ると
き、Lj の階層のデータ列の先頭にプリアングル(ダミ
ーデータあるいは、L1 のデータの一部などの誤り特性
が悪くてもよいデータ)を付加して、前記誤りの伝搬を
防ぐことができる。
送信装置、第33の発明の受信装置の方法及び構成で、
前記時分割多重化において、伝送誤り特性の悪い階層L
i から伝送誤り特性の良い階層Lj (i<j)に移ると
き、Lj の階層のデータ列の先頭にプリアングル(ダミ
ーデータあるいは、L1 のデータの一部などの誤り特性
が悪くてもよいデータ)を付加して、前記誤りの伝搬を
防ぐことができる。
【0094】誤りの伝搬は、少なくともたたみ込み符号
化における拘束長のシンボル数にわたることは明らかあ
り、前記プリアンブルは、少なくとも前記拘束長に相当
するシンボル数分付加する。さらに良好な特性を求める
ときには、ビタビ復号における最大パスの判定に用いる
パスの長さ(通常拘束長の4〜6倍)に相当するシンボ
ル数分のプリアンブルを付加する。前記ビタビ復号にお
いては、このプリアンブルは、そのまま処理し、プリア
ンブルに相当する復号シンボルは、前記誤りの伝搬を含
んでいるものの、プリアンブルのシンボル数を十分にと
ることにより、前記誤りの伝播は、プリアンブルの期間
で完結するわけである。
化における拘束長のシンボル数にわたることは明らかあ
り、前記プリアンブルは、少なくとも前記拘束長に相当
するシンボル数分付加する。さらに良好な特性を求める
ときには、ビタビ復号における最大パスの判定に用いる
パスの長さ(通常拘束長の4〜6倍)に相当するシンボ
ル数分のプリアンブルを付加する。前記ビタビ復号にお
いては、このプリアンブルは、そのまま処理し、プリア
ンブルに相当する復号シンボルは、前記誤りの伝搬を含
んでいるものの、プリアンブルのシンボル数を十分にと
ることにより、前記誤りの伝播は、プリアンブルの期間
で完結するわけである。
【0095】図23、図24にFEC符号化にたたみ込
み符号化を含む場合の、前記多重化比率の情報と、フレ
ーム同期符号とプリアンブル(以下3つを総称してフレ
ーム情報と呼ぶ)をフレーム情報付加回路2001(多
重化比率情報付加回路、フレーム周期符号化回路とプリ
アンブル付加回路とを含む)で階層Ln (n=3)に付
加して図22のタイミングで伝送し、受信側では、フレ
ーム同期回路502でフレーム同期の確立を、そして、
多重化比率情報検出回路503にて前記多重化比率の情
報を検出し、制御回路504で前記時分割多重化の制御
を行う例である。たたみ込み符号の復号(ビタビ復号)
にはブロックの概念がないのでフレーム同期を確立する
前に復号処理が可能である(シンボル同期のみをとれて
いればよい)。この場合、図23のようにFEC符号化
する前にフレーム同期を付加し、FEC復号後のデータ
列を用いてフレーム同期を確立するという構成をとる。
すると、フレーム同期の確立に誤り訂正の効果を含める
ことができ、図20及び図21の構成よりも確実にフレ
ーム同期を確立することが可能となる。
み符号化を含む場合の、前記多重化比率の情報と、フレ
ーム同期符号とプリアンブル(以下3つを総称してフレ
ーム情報と呼ぶ)をフレーム情報付加回路2001(多
重化比率情報付加回路、フレーム周期符号化回路とプリ
アンブル付加回路とを含む)で階層Ln (n=3)に付
加して図22のタイミングで伝送し、受信側では、フレ
ーム同期回路502でフレーム同期の確立を、そして、
多重化比率情報検出回路503にて前記多重化比率の情
報を検出し、制御回路504で前記時分割多重化の制御
を行う例である。たたみ込み符号の復号(ビタビ復号)
にはブロックの概念がないのでフレーム同期を確立する
前に復号処理が可能である(シンボル同期のみをとれて
いればよい)。この場合、図23のようにFEC符号化
する前にフレーム同期を付加し、FEC復号後のデータ
列を用いてフレーム同期を確立するという構成をとる。
すると、フレーム同期の確立に誤り訂正の効果を含める
ことができ、図20及び図21の構成よりも確実にフレ
ーム同期を確立することが可能となる。
【0096】尚、このとき、フレーム情報付加回路20
01は、マルチプレクサ6021の前段Le3の入力に設
けても良い。
01は、マルチプレクサ6021の前段Le3の入力に設
けても良い。
【0097】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る重み付け送・受信装置
の構成を示したブロック図である。尚、図中、概略同一
の機能を有するものは同一の記号を付して詳細な説明の
重複を避けた。
て説明する。図1は本発明に係る重み付け送・受信装置
の構成を示したブロック図である。尚、図中、概略同一
の機能を有するものは同一の記号を付して詳細な説明の
重複を避けた。
【0098】まず、図1を参照して第1の実施例につい
て説明する。図1はFEC符号化が無い場合の重み付け
送・受信装置の例である。入力端子から入力された情報
源信号に対し情報源符号化装置101により、データ圧
縮等の処理が施された後、重要な情報Le2と重要で無い
情報Le2に振り分けられる。この場合の階層数nは2で
ある。それぞれ重み付け送信装置102へ入力され、変
調処理の後、送信信号を出力する。
て説明する。図1はFEC符号化が無い場合の重み付け
送・受信装置の例である。入力端子から入力された情報
源信号に対し情報源符号化装置101により、データ圧
縮等の処理が施された後、重要な情報Le2と重要で無い
情報Le2に振り分けられる。この場合の階層数nは2で
ある。それぞれ重み付け送信装置102へ入力され、変
調処理の後、送信信号を出力する。
【0099】また、前記信号Le1は第1の信号配置分配
器1021に入力され、マルチプレクサ1023を介し
て、ディジタル変調器1024入力される配置データI
e1とQe1とを出力する。この第1の信号配置分配器10
21は図2(a)の4つの変調シンボル(QPSKの変
調シンボル、部分集合S1 =Uとする)が指定可能であ
り、ディジタル変調の1シンボル当り2bit、伝送で
きる。
器1021に入力され、マルチプレクサ1023を介し
て、ディジタル変調器1024入力される配置データI
e1とQe1とを出力する。この第1の信号配置分配器10
21は図2(a)の4つの変調シンボル(QPSKの変
調シンボル、部分集合S1 =Uとする)が指定可能であ
り、ディジタル変調の1シンボル当り2bit、伝送で
きる。
【0100】また、前記信号Le2は第2の信号配置分配
器1022により、配置データIe2、Qe2に変換され、
図2(b)の2つの変調シンボル(部分集合S2 、S1
とする)を用いて伝送する。従って、階層L2eではディ
ジタル変調の1シンボル当り1bit、伝送できる。前
記第1の最小ユークリッド距離についてd1 <d2 =√
2dであり各階層の伝送誤り特性に、図2(c)のよう
に差をつけることができる。各配置データは、マルチプ
レクサ1023に、あらかじめ定めた一定の比率で時分
割多重化され、Ie 、Qe を出力し、ディジタル変調器
1024(本実施例ではQPSK変調器)により送信信
号を得る。
器1022により、配置データIe2、Qe2に変換され、
図2(b)の2つの変調シンボル(部分集合S2 、S1
とする)を用いて伝送する。従って、階層L2eではディ
ジタル変調の1シンボル当り1bit、伝送できる。前
記第1の最小ユークリッド距離についてd1 <d2 =√
2dであり各階層の伝送誤り特性に、図2(c)のよう
に差をつけることができる。各配置データは、マルチプ
レクサ1023に、あらかじめ定めた一定の比率で時分
割多重化され、Ie 、Qe を出力し、ディジタル変調器
1024(本実施例ではQPSK変調器)により送信信
号を得る。
【0101】この送信信号は、実際には放送チャンネル
の周波数に変換されて送出され、受信機で前記送信信号
に相当する中間周波の受信信号に変換されてから、重み
付け受信装置103に入力される。ディジタル復調器1
031(この例ではQPSKに復調器)により、前記I
e 、Qe に相当する配置データId 、Qd を得る。これ
らは、デマルチプレクサ1032により前記多重化比率
に基づいて分離され、前記Ie1、Qe1、Ie2、Qe2に相
当するId1、Qd1、Id2、Qd2が出力される。これら
を、図2(a)及び(b)の信号配置に基づいて(第1
及び第2の信号配置復号器1033、1034により元
の情報源データ列Le1、Le2に相当するLd1、Ld2が復
号される。これらから情報源復号装置104により情報
源信号出力を得る。
の周波数に変換されて送出され、受信機で前記送信信号
に相当する中間周波の受信信号に変換されてから、重み
付け受信装置103に入力される。ディジタル復調器1
031(この例ではQPSKに復調器)により、前記I
e 、Qe に相当する配置データId 、Qd を得る。これ
らは、デマルチプレクサ1032により前記多重化比率
に基づいて分離され、前記Ie1、Qe1、Ie2、Qe2に相
当するId1、Qd1、Id2、Qd2が出力される。これら
を、図2(a)及び(b)の信号配置に基づいて(第1
及び第2の信号配置復号器1033、1034により元
の情報源データ列Le1、Le2に相当するLd1、Ld2が復
号される。これらから情報源復号装置104により情報
源信号出力を得る。
【0102】次に本発明に係る第2の実施例について図
3を参照して説明する。図2(b)において“1”を伝
送するための信号配置データは、図2(a)で“11”
を伝送するための配置データに一致し、図2(b)で
“0”に伝送するための配置データは、図2(a)で
“00”を伝送するための配置データに一致する。従っ
て、図3のような構成で第1の信号配置分配器1021
を第1の信号配置復号器1033を、伝送の階層L1 と
L2 で時分割共有することができる。
3を参照して説明する。図2(b)において“1”を伝
送するための信号配置データは、図2(a)で“11”
を伝送するための配置データに一致し、図2(b)で
“0”に伝送するための配置データは、図2(a)で
“00”を伝送するための配置データに一致する。従っ
て、図3のような構成で第1の信号配置分配器1021
を第1の信号配置復号器1033を、伝送の階層L1 と
L2 で時分割共有することができる。
【0103】Le1のデータを伝送するときは、変調シン
ボルの1シンボル当り2bitずつ伝送するので、前記
第1の信号配置分配器1021には入力ye1とye0をL
e1の2bitとするよう、マルチプレクサ301は動作
する。Le2のデータを伝送するときには、変調シンボル
の1シンボル当り1bitずつ伝送するので前記ye1と
ye0を両方ともLe2の1bitと一致させるよう、マル
チプレクサ301は動作する。復号側の第1の信号配置
配分器1033の出力yd1とyd0は、前記ye1とye0に
相当し、Ld1とLd2が時分割多重化されており、それを
分離するようデマルチプレクサ304は動作する。
ボルの1シンボル当り2bitずつ伝送するので、前記
第1の信号配置分配器1021には入力ye1とye0をL
e1の2bitとするよう、マルチプレクサ301は動作
する。Le2のデータを伝送するときには、変調シンボル
の1シンボル当り1bitずつ伝送するので前記ye1と
ye0を両方ともLe2の1bitと一致させるよう、マル
チプレクサ301は動作する。復号側の第1の信号配置
配分器1033の出力yd1とyd0は、前記ye1とye0に
相当し、Ld1とLd2が時分割多重化されており、それを
分離するようデマルチプレクサ304は動作する。
【0104】このとき、Ld2の復号のタイミング(デマ
ルチプレクサ304が端子(2)側を出力していると
き)においては、変調シンボル1シンボル当り1bit
の伝送しかしていないので、伝送路の誤りがない場合、
yd1=yd0であるからyd1かyd0のどちらか一方のみL
d2として出力する。
ルチプレクサ304が端子(2)側を出力していると
き)においては、変調シンボル1シンボル当り1bit
の伝送しかしていないので、伝送路の誤りがない場合、
yd1=yd0であるからyd1かyd0のどちらか一方のみL
d2として出力する。
【0105】なお、マルチプレクサ301と第1の信号
配置分配器1021はROMと時分割多重化の制御回路
とすることもできる。すなわち、Le1、Le2と前記時分
割多重化の制御回路の出力とを前記ROMのアドレス入
力とし、Ie 、Qe を出力とする1個のROMでも構成
できる。同様にして、第1の信号配置復号器1033と
デマルチプレクサ304をROMと時分割分離化の制御
回路とで構成できる。
配置分配器1021はROMと時分割多重化の制御回路
とすることもできる。すなわち、Le1、Le2と前記時分
割多重化の制御回路の出力とを前記ROMのアドレス入
力とし、Ie 、Qe を出力とする1個のROMでも構成
できる。同様にして、第1の信号配置復号器1033と
デマルチプレクサ304をROMと時分割分離化の制御
回路とで構成できる。
【0106】次に本発明に係る第3の実施例について説
明する。図4は、第3の実施例に係る各伝送路の階層の
データ列(以下階層のデータ列とする)について、時分
割多重化のタイミングを示したものである。各階層のデ
ータ列が一巡する周期を1フレームとしている。この例
ではn=2なので、2つの階層のデータが1組で1フレ
ームを構成する。
明する。図4は、第3の実施例に係る各伝送路の階層の
データ列(以下階層のデータ列とする)について、時分
割多重化のタイミングを示したものである。各階層のデ
ータ列が一巡する周期を1フレームとしている。この例
ではn=2なので、2つの階層のデータが1組で1フレ
ームを構成する。
【0107】このフレーム構成、すなわち各階層のデー
タ列の時分割多重化比率については、これまでの実施例
では一定としたが、図4のように、多重化比率の情報を
伝送して、受信側ではこれを検出して復号することによ
り、前記時分割多重化の比率をダイナミックに可変とす
ることが可能となる。この時分割多重化の比率の情報
は、重要な情報なので、伝送路誤り特性の最良の階層で
あるL2 で伝送する。この時分割多重化の比率の情報
は、例えば1フレーム先行して送出するか、あるいは、
前記フレームの先頭位置に多重すれば、受信側での対応
が可能となる。
タ列の時分割多重化比率については、これまでの実施例
では一定としたが、図4のように、多重化比率の情報を
伝送して、受信側ではこれを検出して復号することによ
り、前記時分割多重化の比率をダイナミックに可変とす
ることが可能となる。この時分割多重化の比率の情報
は、重要な情報なので、伝送路誤り特性の最良の階層で
あるL2 で伝送する。この時分割多重化の比率の情報
は、例えば1フレーム先行して送出するか、あるいは、
前記フレームの先頭位置に多重すれば、受信側での対応
が可能となる。
【0108】また、受信側での前記フレームの同期確立
を確実に、かつ、迅速に行うため、ユニークワードによ
るフレーム同期符号を付加することが、しばしば行われ
る。これも重要な情報であるので、伝送誤り特性が最良
の階層であるL2 に多重する。
を確実に、かつ、迅速に行うため、ユニークワードによ
るフレーム同期符号を付加することが、しばしば行われ
る。これも重要な情報であるので、伝送誤り特性が最良
の階層であるL2 に多重する。
【0109】図5は、前記多重化比率情報とフレーム同
期符号(以下、この2つを総称してフレーム情報とす
る)を付加した場合の、重み付け送・受信装置の構成例
を示している。前記フレーム情報はフレーム情報付加回
路501によりLe2に付加され、第2の信号配置配分器
1022により、図2(b)の部分集合S2 に含まれる
変調シンボルに割り当てられて伝送される。フレーム情
報付加回路501には、多重化比率情報付加回路とフレ
ーム同期符号付加回路を含むが付加する順序は問わない
ので、2つをまとめて1ブロックとしている。
期符号(以下、この2つを総称してフレーム情報とす
る)を付加した場合の、重み付け送・受信装置の構成例
を示している。前記フレーム情報はフレーム情報付加回
路501によりLe2に付加され、第2の信号配置配分器
1022により、図2(b)の部分集合S2 に含まれる
変調シンボルに割り当てられて伝送される。フレーム情
報付加回路501には、多重化比率情報付加回路とフレ
ーム同期符号付加回路を含むが付加する順序は問わない
ので、2つをまとめて1ブロックとしている。
【0110】受信側では、分離・復号されたLd2から、
多重化比率検出回路503により多重化比率の情報を検
出し、制御回路504は、デマルチプレクサ1032を
図4のよう分離動作を行うよう制御信号ts を出力す
る。また、Ld2に付加されたフレーム同期符号を検出し
同期保護処理を行って、フレーム同期の確立を行うフレ
ーム同期回路502を具備し、フレームのタイミングを
前記制御回路5041に知らしめ、前記デマルチプレク
サ1032の動作をより確実とする。
多重化比率検出回路503により多重化比率の情報を検
出し、制御回路504は、デマルチプレクサ1032を
図4のよう分離動作を行うよう制御信号ts を出力す
る。また、Ld2に付加されたフレーム同期符号を検出し
同期保護処理を行って、フレーム同期の確立を行うフレ
ーム同期回路502を具備し、フレームのタイミングを
前記制御回路5041に知らしめ、前記デマルチプレク
サ1032の動作をより確実とする。
【0111】なお、フレーム同期復帰するときの、少な
くとも最初のフレーム同期符号検出(同期ハンティング
時)においては、デマルチプレクサ1032は端子
(2)側に固定するように制御するのが良い。すなわ
ち、同期ハンティング時には、その同期ハンティングフ
ラブ(非同期フラグ)を、フレーム同期回路502が制
御回路504へ出力し、制御回路504はこのときデマ
ルチプレクサ1032が端子(2)側に固定となるよう
に制御信号ts で指示する。フレーム同期を確立して同
期状態となったとき、制御回路504は通常の動作を
し、デマルチプレクサ1032は通常の多重分離化の動
作に入る。
くとも最初のフレーム同期符号検出(同期ハンティング
時)においては、デマルチプレクサ1032は端子
(2)側に固定するように制御するのが良い。すなわ
ち、同期ハンティング時には、その同期ハンティングフ
ラブ(非同期フラグ)を、フレーム同期回路502が制
御回路504へ出力し、制御回路504はこのときデマ
ルチプレクサ1032が端子(2)側に固定となるよう
に制御信号ts で指示する。フレーム同期を確立して同
期状態となったとき、制御回路504は通常の動作を
し、デマルチプレクサ1032は通常の多重分離化の動
作に入る。
【0112】第4の実施例以降は、重み付け送・受信装
置にFEC符号化を組み合わせた場合に関する。図6は
第4の実施例である重み付け送・受信装置602,60
3の構成を示すブロック図である。各階層のデータ列の
伝送で一つのFEC符号化器と復号器を、時分割共有と
して装置の規模を縮小化している。また、図6はn=3
の例であり、情報源信号入力は、情報源符号化装置60
1により圧縮等の処理が施され、より重要な情報の順に
Le3、Le2、Le1に分離出力される。これらの信号は、
第1のマルチプレクサ6021により予め定めた所定の
割合で時分割多重化されて、FEC符号化器6022に
入力される。
置にFEC符号化を組み合わせた場合に関する。図6は
第4の実施例である重み付け送・受信装置602,60
3の構成を示すブロック図である。各階層のデータ列の
伝送で一つのFEC符号化器と復号器を、時分割共有と
して装置の規模を縮小化している。また、図6はn=3
の例であり、情報源信号入力は、情報源符号化装置60
1により圧縮等の処理が施され、より重要な情報の順に
Le3、Le2、Le1に分離出力される。これらの信号は、
第1のマルチプレクサ6021により予め定めた所定の
割合で時分割多重化されて、FEC符号化器6022に
入力される。
【0113】FEC符号化により誤り訂正のための冗長
ビットが加えられた信号は第1の信号配置分配器602
3、第2の信号配置分配器6024、第3の信号配置分
配器6025にそれぞれ入力される。これらはディジタ
ル変調器6027で扱われる変調シンボル全体のUにつ
いて、U⊇S1 ⊃S2 ⊃S3 である第1の部分集合S1
、S2 、S3 に分割され、それぞれの前記第1の最小
ユークリッド距離d1 、d2 、d3 についてd1 <d2
<d3 とするとき、前記第1の信号配置分配器602
3、第2の信号配置分配器6024及び第3の信号配置
分配器6025は、それぞれ入力の伝送データに対し、
それぞれS1 、S2 、S3 に含まれる変調シンボルのみ
を指定する配置データのIe1/Qe1、Ie2/Qe2、Ie3
/Qe3を出力する。第2マルチプレクサ6026はこれ
らの配置データを前記多重比率に基づいて時分割多重化
しIe /Qe とし、ディジタル変調器6027にて送信
信号とする。
ビットが加えられた信号は第1の信号配置分配器602
3、第2の信号配置分配器6024、第3の信号配置分
配器6025にそれぞれ入力される。これらはディジタ
ル変調器6027で扱われる変調シンボル全体のUにつ
いて、U⊇S1 ⊃S2 ⊃S3 である第1の部分集合S1
、S2 、S3 に分割され、それぞれの前記第1の最小
ユークリッド距離d1 、d2 、d3 についてd1 <d2
<d3 とするとき、前記第1の信号配置分配器602
3、第2の信号配置分配器6024及び第3の信号配置
分配器6025は、それぞれ入力の伝送データに対し、
それぞれS1 、S2 、S3 に含まれる変調シンボルのみ
を指定する配置データのIe1/Qe1、Ie2/Qe2、Ie3
/Qe3を出力する。第2マルチプレクサ6026はこれ
らの配置データを前記多重比率に基づいて時分割多重化
しIe /Qe とし、ディジタル変調器6027にて送信
信号とする。
【0114】受信側では受信信号を入力としてディジタ
ル復調器6031はIe /Qe に対応する配置データI
d /Qd を出力し、前記第1第2及び第3の信号配置分
配器6023、6024、6025に対応した、第1の
信号配置復号器6032、第2の信号配置復号器603
3及び第3の信号配置復号器6034に入力され、変調
シンボルの部分集合S1 、S2 、S3 に対応した配置復
号データを、それぞれ出力する。
ル復調器6031はIe /Qe に対応する配置データI
d /Qd を出力し、前記第1第2及び第3の信号配置分
配器6023、6024、6025に対応した、第1の
信号配置復号器6032、第2の信号配置復号器603
3及び第3の信号配置復号器6034に入力され、変調
シンボルの部分集合S1 、S2 、S3 に対応した配置復
号データを、それぞれ出力する。
【0115】これらを入力として第3のマルチプレクサ
6035は、前記多重化比率に基づいた時分割多重化処
理を施してFEC復号器6036に入力し、その復号出
力は、Le1、Le2、Le3に対応するLd1、Ld2、Ld3が
時分割に多重されたデータ列を含む。これを多重分離化
するためデマルチプレクサ6037に入力され、その出
力は情報源復号装置604により元の情報源信号が再生
され、出力される。送信器で用いられるFEC符号化に
は、BCH符号化リード・ソロモン符号化、差集合巡回
符号化、たたみ込み符号化など様々なものが適用可能で
ある。また、前記文献[1]、[2]で述べられてい
る、符号化変調方式も適用可能であるが、その適用にお
いては後で述べる実施例のように、さらに有効な手法が
ある。
6035は、前記多重化比率に基づいた時分割多重化処
理を施してFEC復号器6036に入力し、その復号出
力は、Le1、Le2、Le3に対応するLd1、Ld2、Ld3が
時分割に多重されたデータ列を含む。これを多重分離化
するためデマルチプレクサ6037に入力され、その出
力は情報源復号装置604により元の情報源信号が再生
され、出力される。送信器で用いられるFEC符号化に
は、BCH符号化リード・ソロモン符号化、差集合巡回
符号化、たたみ込み符号化など様々なものが適用可能で
ある。また、前記文献[1]、[2]で述べられてい
る、符号化変調方式も適用可能であるが、その適用にお
いては後で述べる実施例のように、さらに有効な手法が
ある。
【0116】次に第5の実施例について図7を参照して
詳細に説明する。またFEC符号化の手法として、内側
と外側に分け、連接符号化とするとより効率の高い誤り
訂正が可能となる。これは、内側FEC符号化として、
ランダム誤りに強いたたみ込み符号化を用い、外側FE
C符号化として、符号化率の高いリードソロモン符号化
を用いることで、すぐれた伝送誤り特性が実現できる。
詳細に説明する。またFEC符号化の手法として、内側
と外側に分け、連接符号化とするとより効率の高い誤り
訂正が可能となる。これは、内側FEC符号化として、
ランダム誤りに強いたたみ込み符号化を用い、外側FE
C符号化として、符号化率の高いリードソロモン符号化
を用いることで、すぐれた伝送誤り特性が実現できる。
【0117】次に第6の実施例について図8を参照して
詳細に説明する。図8は、前記外側FEC符号化を各階
層ごとに具備することで、これらによる重み付けの差も
付加することが可能であることを示すものである。この
階層化された情報源のデータ列Lei、Le2、Le3はそれ
ぞれ第1の外側FEC符号化器8011、第2の外側F
EC符号化器8012及び第3の外側FEC符号化器8
013により符号化処理が施される。このとき、例えば
外側FEC符号化にリード・ソロモン符号化を用い、そ
れぞれの訂正能力をt=1、2、4とすると(1ブロッ
ク当りの訂正シンボル数tとする)、第1、第2及び第
3の外側FEC復号器8021、8022、8023の
訂正能力はこの順で高くなる。
詳細に説明する。図8は、前記外側FEC符号化を各階
層ごとに具備することで、これらによる重み付けの差も
付加することが可能であることを示すものである。この
階層化された情報源のデータ列Lei、Le2、Le3はそれ
ぞれ第1の外側FEC符号化器8011、第2の外側F
EC符号化器8012及び第3の外側FEC符号化器8
013により符号化処理が施される。このとき、例えば
外側FEC符号化にリード・ソロモン符号化を用い、そ
れぞれの訂正能力をt=1、2、4とすると(1ブロッ
ク当りの訂正シンボル数tとする)、第1、第2及び第
3の外側FEC復号器8021、8022、8023の
訂正能力はこの順で高くなる。
【0118】次に第7の実施例について図9を参照して
詳細に説明する。図9は、ディジタル変調器を各階層毎
に具備することでキャリアのパワー差による重み付けを
付加することが可能となることを示すものである。前記
各第1の信号配置分配器6023、第2の信号配置分配
器6024及び第3の信号配置分配器6025の出力I
e1/Qe1、Ie2/Qe2、Ie3/Q3 はそれぞれ第1のデ
ィジタル変調器9011、第2のディジタル変調器90
12及び第3のディジタル変調器9013に入力され
る。各変調器で扱う変調シンボルは、前記第1の部分集
合S1 、S2 、S3 に含まれるものてである。このと
き、各ディジタル変調器のパワー差を1:2:4の順に
つけて加算器9014で加算合成し送信信号とする。た
だし、このとき、各キャリア変調信号が、互いに重なり
合わないようにキャリア周波数を配置する。
詳細に説明する。図9は、ディジタル変調器を各階層毎
に具備することでキャリアのパワー差による重み付けを
付加することが可能となることを示すものである。前記
各第1の信号配置分配器6023、第2の信号配置分配
器6024及び第3の信号配置分配器6025の出力I
e1/Qe1、Ie2/Qe2、Ie3/Q3 はそれぞれ第1のデ
ィジタル変調器9011、第2のディジタル変調器90
12及び第3のディジタル変調器9013に入力され
る。各変調器で扱う変調シンボルは、前記第1の部分集
合S1 、S2 、S3 に含まれるものてである。このと
き、各ディジタル変調器のパワー差を1:2:4の順に
つけて加算器9014で加算合成し送信信号とする。た
だし、このとき、各キャリア変調信号が、互いに重なり
合わないようにキャリア周波数を配置する。
【0119】受信側では、各キャリアの変調信号毎に、
第1のディジタル復調器9021、第2のディジタル復
調器9022及び第3のディジタル復調器9023によ
り復調される。このとき入力信号の等価的なキャリアの
エネルギー比が、1:2:4となるので、その比率分復
調特性に差がつくことになる。
第1のディジタル復調器9021、第2のディジタル復
調器9022及び第3のディジタル復調器9023によ
り復調される。このとき入力信号の等価的なキャリアの
エネルギー比が、1:2:4となるので、その比率分復
調特性に差がつくことになる。
【0120】次に第8の実施例について図10を参照し
て詳細に説明する。図10は、ディジタル変調のかわり
にOFDM変調を用いると、そのガードインターバル効
果により、マルチパスに非常に強い伝送が可能となるこ
とを示すものである。OFDM変調では直交する多数の
キャリアを用いるので図10のように第2のマルチプレ
クサ6026の出力(時分割多重化された各階層の配置
データ)Ie /Qe をシリアル/パラレル変換器100
11により各キャリアに分散させる。通常数百のキャリ
アに分散され、それらはOFDM変調器10012によ
りIFFTやガードインターバルの付加の処理が施され
て送信信号となる。
て詳細に説明する。図10は、ディジタル変調のかわり
にOFDM変調を用いると、そのガードインターバル効
果により、マルチパスに非常に強い伝送が可能となるこ
とを示すものである。OFDM変調では直交する多数の
キャリアを用いるので図10のように第2のマルチプレ
クサ6026の出力(時分割多重化された各階層の配置
データ)Ie /Qe をシリアル/パラレル変換器100
11により各キャリアに分散させる。通常数百のキャリ
アに分散され、それらはOFDM変調器10012によ
りIFFTやガードインターバルの付加の処理が施され
て送信信号となる。
【0121】受信側では、その受信信号からOFDM復
調器10021によりシンボル同期処理やFFT処理が
施され、各キャリアに対応した配置データが得られる。
それをパラレル/シリアル変換器10023によりId
/Qd が得られる。
調器10021によりシンボル同期処理やFFT処理が
施され、各キャリアに対応した配置データが得られる。
それをパラレル/シリアル変換器10023によりId
/Qd が得られる。
【0122】次に第9の実施例について図11を参照し
て詳細に説明する。この第9の実施例は、FEC符号化
あるいは内側FEC符号化に符号化変調方式を用いる場
合のものである。また図11は、ディジタル変調に16
QAMを用いたときの、符号化変調方式における信号配
置の例である。この配置は、A.J.Viterbi 著のIEEE Com
munications Magazine vol.27,1989の文献[3]「A Pr
agmatic Approach to Trellis-Coded Modulation」に基
づいて、16QAM用に応用されたものである。
て詳細に説明する。この第9の実施例は、FEC符号化
あるいは内側FEC符号化に符号化変調方式を用いる場
合のものである。また図11は、ディジタル変調に16
QAMを用いたときの、符号化変調方式における信号配
置の例である。この配置は、A.J.Viterbi 著のIEEE Com
munications Magazine vol.27,1989の文献[3]「A Pr
agmatic Approach to Trellis-Coded Modulation」に基
づいて、16QAM用に応用されたものである。
【0123】この信号配置は次のようにして決める。符
号化器kの符号化率はR=1/2であり、(k=2、m
=4)符号化ビットは2ビット(y1 y0)のため、これ
により指定されるサブセットは4個(u0 、u1 、u2
、u3 )ある。すなわち、 (y1 y0 )=(00)の変調シンボルの集合をu0 と
し「○」で表す。
号化器kの符号化率はR=1/2であり、(k=2、m
=4)符号化ビットは2ビット(y1 y0)のため、これ
により指定されるサブセットは4個(u0 、u1 、u2
、u3 )ある。すなわち、 (y1 y0 )=(00)の変調シンボルの集合をu0 と
し「○」で表す。
【0124】(y1 y0 )=(01)の変調シンボルの
集合をu1 とし「□」で表す。
集合をu1 とし「□」で表す。
【0125】(y1 y0 )=(10)の変調シンボルの
集合をu2 とし「△」で表す。
集合をu2 とし「△」で表す。
【0126】(y1 y0 )=(11)の変調シンボルの
集合をu3 とし「◎」で表す。
集合をu3 とし「◎」で表す。
【0127】また16QAMの変調シンボルの全体集合
をUとすると、 U=u0 ∪u1 ∪u2 ∪u3 である。符号化変調における各サブセットの配置は、Un
gerboeckによる集合分割(Set partitioning)の原理に
基づき、各サブセット内の変調シンボル同士の距離を最
大化するように行う。これにより、符号化器111に、
その誤り訂正が強力に行えるようなもの、すなわち(y
0 y1 )で示される符号系列間の距離が十分大きいもの
用いると、符号化ビットの復号が正しく行われるような
状態(C/Nがある程度以上である)において復号化変
調における伝送誤り特性はおおよそ前記サブセット内の
変調シンボル同士の距離に依存する。
をUとすると、 U=u0 ∪u1 ∪u2 ∪u3 である。符号化変調における各サブセットの配置は、Un
gerboeckによる集合分割(Set partitioning)の原理に
基づき、各サブセット内の変調シンボル同士の距離を最
大化するように行う。これにより、符号化器111に、
その誤り訂正が強力に行えるようなもの、すなわち(y
0 y1 )で示される符号系列間の距離が十分大きいもの
用いると、符号化ビットの復号が正しく行われるような
状態(C/Nがある程度以上である)において復号化変
調における伝送誤り特性はおおよそ前記サブセット内の
変調シンボル同士の距離に依存する。
【0128】図11の場合には、非符号化16QAMの
変調シンボル同士の最小ユークリッド距離をdとする
と、前記サブセット内の変調シンボル同士の最小ユーク
リッド距離は2d である。したがって、非符号化16Q
AMに対し、C/N換算にして、概略6dBの符号化変
調におけるシンボルエラー率の改善が見込める。ただ
し、非符号化16QAMが変調1シンボルで4bitの
情報を伝送できるのに対し、図11の符号化変調方式に
ついては変調1シンボル当り3bitの情報(x3x2
x1 )しか伝送できないことに注意を要する。つまり前
記C/N換算における、伝送誤り特性の改善度の6dB
という数値の中には、この情報の伝送レートの犠牲を含
んでいるので、通常用いられている符号化利得とは定義
が異なる。
変調シンボル同士の最小ユークリッド距離をdとする
と、前記サブセット内の変調シンボル同士の最小ユーク
リッド距離は2d である。したがって、非符号化16Q
AMに対し、C/N換算にして、概略6dBの符号化変
調におけるシンボルエラー率の改善が見込める。ただ
し、非符号化16QAMが変調1シンボルで4bitの
情報を伝送できるのに対し、図11の符号化変調方式に
ついては変調1シンボル当り3bitの情報(x3x2
x1 )しか伝送できないことに注意を要する。つまり前
記C/N換算における、伝送誤り特性の改善度の6dB
という数値の中には、この情報の伝送レートの犠牲を含
んでいるので、通常用いられている符号化利得とは定義
が異なる。
【0129】しかしながら、本発明で議論している重み
付け伝送においては、こういった各階層における情報部
の伝送レートの犠牲の差を一般に含んでいるので、前記
符号化利得で議論を進めていくのは不適当であることか
ら、以下の議論においても前記C/N換算における伝送
誤り(シンボルエラー率あるいはビットエラー率)の改
善度(以下単に改善度とする)に着目するものとする。
付け伝送においては、こういった各階層における情報部
の伝送レートの犠牲の差を一般に含んでいるので、前記
符号化利得で議論を進めていくのは不適当であることか
ら、以下の議論においても前記C/N換算における伝送
誤り(シンボルエラー率あるいはビットエラー率)の改
善度(以下単に改善度とする)に着目するものとする。
【0130】各サブセットの配置は以上の通りである
が、ビットの割り付けは次のようにして行う。符号化変
調方式の復号は例えば特願平5−275599と特願平
5−275660に示すように、軟判定された復調シン
ボルに最も近い各サブセットの変調シンボル(サブセッ
トの代表点)に対して復号操作を施す。
が、ビットの割り付けは次のようにして行う。符号化変
調方式の復号は例えば特願平5−275599と特願平
5−275660に示すように、軟判定された復調シン
ボルに最も近い各サブセットの変調シンボル(サブセッ
トの代表点)に対して復号操作を施す。
【0131】従って、そのサブセットの代表点で組とな
る({◎、△、○、□}、例えば{(0011)、(1
010)、(1100)、(0101)})4つの変調
シンボル同士について符号化ビットについてグレイコー
ドでマッピングする。すなわち、隣合う変調シンボル同
士の(y1 y0 )に関するハミング距離を“1”とす
る。また、各サブセット内の変調シンボル同士につい
て、非符号化ビットについてもグレイコードでマッピン
グする。すなわち例えば○の4つの変調シンボル同士の
(y3 y2 )について、隣合う変調シンボル同士のハミ
ング距離を“1”とする。前記文献[3]においてはP
SK変調を用いて同様な信号配置が施されている。
る({◎、△、○、□}、例えば{(0011)、(1
010)、(1100)、(0101)})4つの変調
シンボル同士について符号化ビットについてグレイコー
ドでマッピングする。すなわち、隣合う変調シンボル同
士の(y1 y0 )に関するハミング距離を“1”とす
る。また、各サブセット内の変調シンボル同士につい
て、非符号化ビットについてもグレイコードでマッピン
グする。すなわち例えば○の4つの変調シンボル同士の
(y3 y2 )について、隣合う変調シンボル同士のハミ
ング距離を“1”とする。前記文献[3]においてはP
SK変調を用いて同様な信号配置が施されている。
【0132】ところで図11の変調シンボル全体の集合
Uについて伝送路の階層L1 に割り当てる第1の部分集
合S1 を集合Uとする。また各サブセットを前記第2の
部分集合S1,0 、S1,1 、S1,2 、S1,3 について、 S1,0 =u0 S1,1 =u1 S1,2 =u2 S1,3 =u3 とする。なお、S1 =S1,0 ∪S1,1 ∪S1,2 ∪S1,3
である。
Uについて伝送路の階層L1 に割り当てる第1の部分集
合S1 を集合Uとする。また各サブセットを前記第2の
部分集合S1,0 、S1,1 、S1,2 、S1,3 について、 S1,0 =u0 S1,1 =u1 S1,2 =u2 S1,3 =u3 とする。なお、S1 =S1,0 ∪S1,1 ∪S1,2 ∪S1,3
である。
【0133】S1 に含まれる変調シンボル同士の第1の
最小ユークリッド距離d1 はdに等しい。また各S1,i
(i=0、1、2、3)における第2の最小ユークリッ
ド距離d1,i (i=0、1、2、3)は2dに等しい。
最小ユークリッド距離d1 はdに等しい。また各S1,i
(i=0、1、2、3)における第2の最小ユークリッ
ド距離d1,i (i=0、1、2、3)は2dに等しい。
【0134】図12に第9の実施例における第1の部分
集合S1 、S2 、S3 の信号配置を示す。図12(a)
及び(b)は(y1 y0 )=(00)である○の変調シ
ンボルのみを示している。図12(a)のS1 の全シン
ボルの信号配置は既に説明した図11に示したものであ
る。図12(b)のS2 の全シンボルの信号配置を図1
4に示す。S2 は集合Uのうち半分の8個の変調シンボ
ルのみを用いる(U⊃S2 )。つまりS1 のうち「・」
で示す変調シンボルは使っていない。S2 においては、
その第2の部分集合S2,0 、S2,1 、S2,2 、S2,3 に
ついて、それぞれ図14に示す変調シンボル○、□、
△、◎とする。各変調シンボルの伝送ビット数は3bi
t(y2 y1 y0 )なので情報ビット数は2bit(x
2 x1 )である。符号化は、x1 を(y1 y0 )の2b
itに拡大し、y2 =x2 とする。
集合S1 、S2 、S3 の信号配置を示す。図12(a)
及び(b)は(y1 y0 )=(00)である○の変調シ
ンボルのみを示している。図12(a)のS1 の全シン
ボルの信号配置は既に説明した図11に示したものであ
る。図12(b)のS2 の全シンボルの信号配置を図1
4に示す。S2 は集合Uのうち半分の8個の変調シンボ
ルのみを用いる(U⊃S2 )。つまりS1 のうち「・」
で示す変調シンボルは使っていない。S2 においては、
その第2の部分集合S2,0 、S2,1 、S2,2 、S2,3 に
ついて、それぞれ図14に示す変調シンボル○、□、
△、◎とする。各変調シンボルの伝送ビット数は3bi
t(y2 y1 y0 )なので情報ビット数は2bit(x
2 x1 )である。符号化は、x1 を(y1 y0 )の2b
itに拡大し、y2 =x2 とする。
【0135】各S2,i (i=0、1、2、3)に含まれ
る変調シンボル同士の第2の最小のユークリッド距離d
2,i (i=0、1、2、3)は√8dでありd1,i (i
=0、1、2、3)の√2倍である。したがって伝送路
の階層L1 とL2 の誤り特性の差はシンボルエラー率に
ついて3dBの改善度となる。たま第1の最小ユークリ
ッド距離についてd2 =√2d=√2d1 である。
る変調シンボル同士の第2の最小のユークリッド距離d
2,i (i=0、1、2、3)は√8dでありd1,i (i
=0、1、2、3)の√2倍である。したがって伝送路
の階層L1 とL2 の誤り特性の差はシンボルエラー率に
ついて3dBの改善度となる。たま第1の最小ユークリ
ッド距離についてd2 =√2d=√2d1 である。
【0136】S3 については図12(c)のように16
QAMの4隅のシンボルのみとする。その第2の部分集
合S3,i (i=0、1、2、3)の要素の数は“1”で
あり、それぞれの第2の最小ユークリッド距離は、前記
定義により∞とする)d3,i=∞、i=0、1、2、
3)。また第1の最小ユークリッド距離はd3 =3d =
3d1であり、S3 のコンスタレーションはQPSKのコ
ンスタレーションであるので、前記符号化に拘束長7の
強力なたたみ込み符号を用いてトレリス符号化変調とす
るとL3 に対する誤り特性は、非符号化のQPSKに対
して8〜9dBの改善度を実現する。
QAMの4隅のシンボルのみとする。その第2の部分集
合S3,i (i=0、1、2、3)の要素の数は“1”で
あり、それぞれの第2の最小ユークリッド距離は、前記
定義により∞とする)d3,i=∞、i=0、1、2、
3)。また第1の最小ユークリッド距離はd3 =3d =
3d1であり、S3 のコンスタレーションはQPSKのコ
ンスタレーションであるので、前記符号化に拘束長7の
強力なたたみ込み符号を用いてトレリス符号化変調とす
るとL3 に対する誤り特性は、非符号化のQPSKに対
して8〜9dBの改善度を実現する。
【0137】従って、
【数1】 d2,i =(√2)×d1,i、 d3,i =∞(i=0、1、2、3)、 d3 =3d1、d2 =(√2)×d1 のときの各階層の誤り特性は図13のようになる。L1
に比べてL3 での伝送誤り特性の改善度はC/Nに換算
して15〜16dBにも達する。
に比べてL3 での伝送誤り特性の改善度はC/Nに換算
して15〜16dBにも達する。
【0138】次に第10の実施例について説明する。第
15図に、図6(第9の実施例)の重み付け送信装置の
さらに詳細な実施例を示す。この第10の実施例は符号
化変調方式として、トレリス符号化変調方式としたもの
である。伝送路の各階層L1 、L2 、L3 の1シンボル
当りの伝送レートの比率は、3:2:1であるので、情
報源データ列Le1、Le2、Le3 の入力ビット数を、そ
れぞれ3bit、2bit、1bitとしておく。第1
のマルチプレクサ1401は、これらを指定した比率で
時分割多重化したデータ列とし、たたみ込み符号化器1
402を含む構成としたFEC符号化器1402に入力
の3bit(x3x2 x1 )のうち最下位のビットx1
についてのみ、2ビット(y1 y0 )に拡大して、冗長
度を付加した伝送符号(y3 y2 y1 y0 )を得る。
15図に、図6(第9の実施例)の重み付け送信装置の
さらに詳細な実施例を示す。この第10の実施例は符号
化変調方式として、トレリス符号化変調方式としたもの
である。伝送路の各階層L1 、L2 、L3 の1シンボル
当りの伝送レートの比率は、3:2:1であるので、情
報源データ列Le1、Le2、Le3 の入力ビット数を、そ
れぞれ3bit、2bit、1bitとしておく。第1
のマルチプレクサ1401は、これらを指定した比率で
時分割多重化したデータ列とし、たたみ込み符号化器1
402を含む構成としたFEC符号化器1402に入力
の3bit(x3x2 x1 )のうち最下位のビットx1
についてのみ、2ビット(y1 y0 )に拡大して、冗長
度を付加した伝送符号(y3 y2 y1 y0 )を得る。
【0139】第1の信号配置分配器1403は、図11
に示すS1 の変調シンボルを指定する配置データIe1/
Qe1を出力する。また、S1 の4隅の変調シンボルに割
り当てた伝送ビットのうち下位2bitの(y1 y0)と
図12(c)のS3 における4つの変調シンボルに割り
当てた(y1 y0 )は一致する。そこで、S3 において
y3 =1、y2 =1とすると、S1 の4隅の変調シンボ
ルに割り当てた伝送ビットのS3 のそれは、全ビット一
致する。
に示すS1 の変調シンボルを指定する配置データIe1/
Qe1を出力する。また、S1 の4隅の変調シンボルに割
り当てた伝送ビットのうち下位2bitの(y1 y0)と
図12(c)のS3 における4つの変調シンボルに割り
当てた(y1 y0 )は一致する。そこで、S3 において
y3 =1、y2 =1とすると、S1 の4隅の変調シンボ
ルに割り当てた伝送ビットのS3 のそれは、全ビット一
致する。
【0140】そこで、L3eを伝送するタイミングではx
3 =x2 =1とすることで第1の信号配置分配器140
3を用いることが可能となる。なお、Le2を伝送するタ
イミングでは図14に示す信号配置を用いるので第2の
信号配置分配器1404が別個に必要で、また伝送符号
は3bit(y2 y1 y0 )のみ用いる(x3 の入力は
不要である)。
3 =x2 =1とすることで第1の信号配置分配器140
3を用いることが可能となる。なお、Le2を伝送するタ
イミングでは図14に示す信号配置を用いるので第2の
信号配置分配器1404が別個に必要で、また伝送符号
は3bit(y2 y1 y0 )のみ用いる(x3 の入力は
不要である)。
【0141】第1の配置分配器1403及び第2の配置
分配器1404の出力は、第2のマルチプレクサ140
5で前記時分割多重化の比率で時分割多重化されたIe
/Qe にされ、16QMA変調器1406により送信信
号を得る。
分配器1404の出力は、第2のマルチプレクサ140
5で前記時分割多重化の比率で時分割多重化されたIe
/Qe にされ、16QMA変調器1406により送信信
号を得る。
【0142】次に第11の実施例について説明する。こ
の第11の実施例は前記第10の実施例の別の実施例で
あり、図16(及び図17)に示す。S2 は、変調シン
ボルの配置について、S1 ⊃S2 なので、ROM150
1で伝送符号のマッピングを変換することにより信号配
置分配器を共通化できる。
の第11の実施例は前記第10の実施例の別の実施例で
あり、図16(及び図17)に示す。S2 は、変調シン
ボルの配置について、S1 ⊃S2 なので、ROM150
1で伝送符号のマッピングを変換することにより信号配
置分配器を共通化できる。
【0143】例えば、S2 において(y2 y1 y0 )=
(001)をマッピングする変調シンボルは、S1 にお
いて(y3 y2 y1 y0 )=(1011)をマッピング
する変調シンボルに相当する。第2のマルチプレクサ1
502で、(y3 y2 y1 y0 )と(y2 y1 y0 )を
ROM1501で4bitに拡大した信号とを、時分割
多重化して(y'3y'2y'1y'0)とし、第1の信号配置
分配器1403に入力することで、Ie /Qe が得られ
る。
(001)をマッピングする変調シンボルは、S1 にお
いて(y3 y2 y1 y0 )=(1011)をマッピング
する変調シンボルに相当する。第2のマルチプレクサ1
502で、(y3 y2 y1 y0 )と(y2 y1 y0 )を
ROM1501で4bitに拡大した信号とを、時分割
多重化して(y'3y'2y'1y'0)とし、第1の信号配置
分配器1403に入力することで、Ie /Qe が得られ
る。
【0144】なお、ROM1501と第2のマルチプレ
クサ1502及び、第1の信号配置分配器1403を、
1つのROMと時分割多重化を制御する制御回路で構成
することも可能である。この場合は、前記1つのROM
の入力アドレスとして、(y3 y2 y1 y0 )と、前記
制御回路が出力する制御信号とすることで、出力をIe
/Qe とするROMで構成する。
クサ1502及び、第1の信号配置分配器1403を、
1つのROMと時分割多重化を制御する制御回路で構成
することも可能である。この場合は、前記1つのROM
の入力アドレスとして、(y3 y2 y1 y0 )と、前記
制御回路が出力する制御信号とすることで、出力をIe
/Qe とするROMで構成する。
【0145】次に第12の実施例について説明する。図
18は、前記第10あるいは第11の実施例による重み
付け信号装置に対応する重み付け受信装置の実施例であ
る。受信信号は16QAM変調器1601により復調さ
れ、受信シンボル位置のI成分とQ成分に対応する信号
Id /Qd を得る。たたみ込み符号化されたビットx1
を復号するのにビタビ復号を用いるが、そのためには一
般に軟判定を行う。図11に示す変調シンボルを硬判定
するには例えば各軸毎に3bit(−3:100、−
1:111、+1:001、+3:011)で十分であ
るが、軟判定にはさらに細かく、どの変調シンボルにど
れだけ近いかを表現する必要がある。たとえばこれを各
軸6bitで表現し、(−3:101000、−1:1
11000、+1:001000、+3:01000
0)とする。
18は、前記第10あるいは第11の実施例による重み
付け信号装置に対応する重み付け受信装置の実施例であ
る。受信信号は16QAM変調器1601により復調さ
れ、受信シンボル位置のI成分とQ成分に対応する信号
Id /Qd を得る。たたみ込み符号化されたビットx1
を復号するのにビタビ復号を用いるが、そのためには一
般に軟判定を行う。図11に示す変調シンボルを硬判定
するには例えば各軸毎に3bit(−3:100、−
1:111、+1:001、+3:011)で十分であ
るが、軟判定にはさらに細かく、どの変調シンボルにど
れだけ近いかを表現する必要がある。たとえばこれを各
軸6bitで表現し、(−3:101000、−1:1
11000、+1:001000、+3:01000
0)とする。
【0146】第1の信号配置分配器1602及び第2の
信号配置分配器1603は、Id /Qd からまず硬判定
により各サブセットの代表シンボル(この例では、受信
シンボルに最も近い4つのシンボル)を判定し、その上
位2bitずつ合計8bitをR1 、1bitずつ合計
4bitをR2 として、それぞれ出力する。なおS3は
各サブセットは1つなので、硬判定は必要としない。
信号配置分配器1603は、Id /Qd からまず硬判定
により各サブセットの代表シンボル(この例では、受信
シンボルに最も近い4つのシンボル)を判定し、その上
位2bitずつ合計8bitをR1 、1bitずつ合計
4bitをR2 として、それぞれ出力する。なおS3は
各サブセットは1つなので、硬判定は必要としない。
【0147】さらに、硬判定した各サブセットの代表シ
ンボルとのユークリッド距離の2乗を計算し、各4つ分
のブランチメトリックλ1 、λ2 、λ3 を出力する。こ
のブランチメトリックは適当なビット数で表現され、例
えば特願平5−275660によれば1つのブランチメ
トリックは3bitで表現されるので、λ1 、λ2 、λ
3 はそれぞれ12bitである。
ンボルとのユークリッド距離の2乗を計算し、各4つ分
のブランチメトリックλ1 、λ2 、λ3 を出力する。こ
のブランチメトリックは適当なビット数で表現され、例
えば特願平5−275660によれば1つのブランチメ
トリックは3bitで表現されるので、λ1 、λ2 、λ
3 はそれぞれ12bitである。
【0148】これらサブセットの代表のシンボルの組の
情報R1 、R2 とブランチメトリックλ1 、λ2 、λ3
が前記時分割多重化の比率の情報に基づき、マルチプレ
クサ1605により時分割多重化されたRとλを得る。
これらより、まず、Ld1、Ld2を復号するときは、λを
用いてビタビ復号されたビットを再度送信側と同じたた
み込み符号化を行って復号された符号化ビット(2bi
t)を得る。これらを入力として非符号化ビット復号回
路16001により、前記R(R1 )で指定されるサブ
セットの代表シンボルの組の中から、どのサブセットが
復号のシンボルに相当するか決定され、上記2bitが
決定される。
情報R1 、R2 とブランチメトリックλ1 、λ2 、λ3
が前記時分割多重化の比率の情報に基づき、マルチプレ
クサ1605により時分割多重化されたRとλを得る。
これらより、まず、Ld1、Ld2を復号するときは、λを
用いてビタビ復号されたビットを再度送信側と同じたた
み込み符号化を行って復号された符号化ビット(2bi
t)を得る。これらを入力として非符号化ビット復号回
路16001により、前記R(R1 )で指定されるサブ
セットの代表シンボルの組の中から、どのサブセットが
復号のシンボルに相当するか決定され、上記2bitが
決定される。
【0149】同様にLd2を復号するときには、前記復号
された符号化ビットより、R(R2)により指定される
サブセットの代表シンボルの組(4つの変調シンボル)
中からひとつが選ばれ上位1bitが決定される。Ld3
を復号するタイミングにおいては、Rは不必要で、ビタ
ビ復号回路16072のみにより、最下位ビットのみが
復号されLd3の出力を得る。
された符号化ビットより、R(R2)により指定される
サブセットの代表シンボルの組(4つの変調シンボル)
中からひとつが選ばれ上位1bitが決定される。Ld3
を復号するタイミングにおいては、Rは不必要で、ビタ
ビ復号回路16072のみにより、最下位ビットのみが
復号されLd3の出力を得る。
【0150】なお、通常ビタビ復号にはブランチメトリ
ックを演算する部分を含めるが、本実施例においては便
宜上含めないものとしている。
ックを演算する部分を含めるが、本実施例においては便
宜上含めないものとしている。
【0151】FEC復号器(トレリス復号器)1607
の出力は、これらのデータが時分割で多重されたデータ
率となっているので、デマルチプレクサ1608で元の
Ld1、Ld2、Ld3に分離して出力する。
の出力は、これらのデータが時分割で多重されたデータ
率となっているので、デマルチプレクサ1608で元の
Ld1、Ld2、Ld3に分離して出力する。
【0152】なお、図18の構成で、第1、第2及び第
3の信号配置復号器1602、1603、1604とマ
ルチプレクサ1605を、1つのROMと時分割多重化
の制御を行う制御回路により構成できることは明らかで
ある。このときは前記ROMの入力アドレスを、Id /
Qd 及び前記制御回路の出力とし、前記ROMの出力を
Rとλにする。
3の信号配置復号器1602、1603、1604とマ
ルチプレクサ1605を、1つのROMと時分割多重化
の制御を行う制御回路により構成できることは明らかで
ある。このときは前記ROMの入力アドレスを、Id /
Qd 及び前記制御回路の出力とし、前記ROMの出力を
Rとλにする。
【0153】次に第13の実施例について説明する。図
19は第4〜12の実施例における各階層のデータ列の
時分割タイミングの例を示している。例えばts1はマル
チプレクサ1605の時分割多重化のタイミングを、t
s2はデマルチプレクサ1608の時分割分離化のタイミ
ングをそれぞれ示している。
19は第4〜12の実施例における各階層のデータ列の
時分割タイミングの例を示している。例えばts1はマル
チプレクサ1605の時分割多重化のタイミングを、t
s2はデマルチプレクサ1608の時分割分離化のタイミ
ングをそれぞれ示している。
【0154】ビタビ復号には複数シンボル(たたみ込み
符号化の拘束長の4〜6倍分)を用いるので、復号に時
間がかかる(td とする)。td の分だけts1とts2に
は、ずれを持たせる必要がある。また、図19のように
伝送誤り特性が最良の階層L3 のデータ列に多重化比率
の情報や、フレーム同期符号を付加することで第3の実
施例と同様の目的を実現することが可能となる。
符号化の拘束長の4〜6倍分)を用いるので、復号に時
間がかかる(td とする)。td の分だけts1とts2に
は、ずれを持たせる必要がある。また、図19のように
伝送誤り特性が最良の階層L3 のデータ列に多重化比率
の情報や、フレーム同期符号を付加することで第3の実
施例と同様の目的を実現することが可能となる。
【0155】次に第14の実施例について説明する。こ
の第14の実施例は、図20及び図21に示すように、
FEC符号化を含む場合の多重化比率の情報あるいはフ
レーム同期符号を付加する場合の実施例である。まず、
図20を参照するに、多重化比率情報付加回路1801
をFEC符号化器6022の前(例えば、点線で示すよ
うにマルチプレクサ6021の前であっても構わない)
におくことで、受信側ではFEC復号後のデータ列から
多重化比率情報の検出を行うことができるので、検出が
より確実なものとなる。
の第14の実施例は、図20及び図21に示すように、
FEC符号化を含む場合の多重化比率の情報あるいはフ
レーム同期符号を付加する場合の実施例である。まず、
図20を参照するに、多重化比率情報付加回路1801
をFEC符号化器6022の前(例えば、点線で示すよ
うにマルチプレクサ6021の前であっても構わない)
におくことで、受信側ではFEC復号後のデータ列から
多重化比率情報の検出を行うことができるので、検出が
より確実なものとなる。
【0156】ところが、前記FEC符号化にブロック符
号を用いる場合は、受信側ではブロック長に関する同期
化も必要なので、一般には図20に示すようにFEC符
号化後のデータ列にフレーム同期符号付加回路1802
によりフレーム同期符号を付加しておき、復号側では、
図21に示すようにFEC復号の前のデータ列でフレー
ム同期を確立するのが良い。1フレームの単位を前記ブ
ロック長の整数倍にしておくと、確立されたフレーム同
期から簡単にブロック同期を再生することができる。こ
のとき、フレーム同期符号付加回路1802は第3の信
号配置分配器6025の前、例えば点線で示す位置であ
っても良い。
号を用いる場合は、受信側ではブロック長に関する同期
化も必要なので、一般には図20に示すようにFEC符
号化後のデータ列にフレーム同期符号付加回路1802
によりフレーム同期符号を付加しておき、復号側では、
図21に示すようにFEC復号の前のデータ列でフレー
ム同期を確立するのが良い。1フレームの単位を前記ブ
ロック長の整数倍にしておくと、確立されたフレーム同
期から簡単にブロック同期を再生することができる。こ
のとき、フレーム同期符号付加回路1802は第3の信
号配置分配器6025の前、例えば点線で示す位置であ
っても良い。
【0157】次に第15の実施例について図22を参照
して説明する。前記FEC符号化のたたき込み符号化を
含む場合、ビタビ復号では、ひとつの復号シンボルの再
生に、複数の変調シンボルを必要とする。このため、伝
送誤り特性の悪い階層から良い階層に移るとき前者から
後者への誤り伝搬が生じることになる。
して説明する。前記FEC符号化のたたき込み符号化を
含む場合、ビタビ復号では、ひとつの復号シンボルの再
生に、複数の変調シンボルを必要とする。このため、伝
送誤り特性の悪い階層から良い階層に移るとき前者から
後者への誤り伝搬が生じることになる。
【0158】そこで図22に示すように、1フレーム内
では、伝送誤り特性の良い階層から悪い階層に順に時分
割多重化することで、誤りの伝搬の影響を最小とするこ
とができる。例えば、L3 →L2 →L1 とした場合、誤
りの伝搬はフレームの境界(フレームの先頭)について
のみ生じる。この場合フレームの先頭の数シンボル〜数
十シンボル、すなわち拘束長〜拘束長の4〜6倍分のシ
ンボル分については誤り特性が悪くても良いデータを多
重する(例えば、ダミーのデータ列(プリアンブルP)
あるいはL1 のデータ列とする)と良い。ただし、L1
のデータ列を多重する場合は、この部分の伝送効率は1
変調シンボルにつき1bitの伝送しかできないことに
注意を要する。
では、伝送誤り特性の良い階層から悪い階層に順に時分
割多重化することで、誤りの伝搬の影響を最小とするこ
とができる。例えば、L3 →L2 →L1 とした場合、誤
りの伝搬はフレームの境界(フレームの先頭)について
のみ生じる。この場合フレームの先頭の数シンボル〜数
十シンボル、すなわち拘束長〜拘束長の4〜6倍分のシ
ンボル分については誤り特性が悪くても良いデータを多
重する(例えば、ダミーのデータ列(プリアンブルP)
あるいはL1 のデータ列とする)と良い。ただし、L1
のデータ列を多重する場合は、この部分の伝送効率は1
変調シンボルにつき1bitの伝送しかできないことに
注意を要する。
【0159】次に第16の実施例について図23及び図
24を参照して説明する。前述したFEC符号化に、た
たみ込み符号を含む場合の利点は、その復号法であるビ
タビ復号に数十〜数百シンボル分のブロック同期を必要
としない点にある。特にトレリス符号化変調方式を用い
た場合には、受信した変調シンボル毎の同期、具体的に
はディジタル復調器で再生するシンボル同期さえ確立し
ていれば、FEC復号が可能である。従って前記フレー
ムの同期確立にも、FEC復号後のデータ列を用いるこ
とができるので、図20及び図21で示した第14の実
施例よりもさらに確実なフレーム同期の確立を実現する
ことが可能となる。
24を参照して説明する。前述したFEC符号化に、た
たみ込み符号を含む場合の利点は、その復号法であるビ
タビ復号に数十〜数百シンボル分のブロック同期を必要
としない点にある。特にトレリス符号化変調方式を用い
た場合には、受信した変調シンボル毎の同期、具体的に
はディジタル復調器で再生するシンボル同期さえ確立し
ていれば、FEC復号が可能である。従って前記フレー
ムの同期確立にも、FEC復号後のデータ列を用いるこ
とができるので、図20及び図21で示した第14の実
施例よりもさらに確実なフレーム同期の確立を実現する
ことが可能となる。
【0160】図23において、フレーム情報付加回路2
001により、多重化比率の情報またはフレーム同期信
号、あるいはその両方が、FEC符号化の前のデータ列
(伝送誤りが最良の階層L3 のデータ列)に付加され
る。受信側では図24に示すようにFEC復号後のデー
タ列から多重化比率情報の検出またはフレーム同期の確
立、あるいはその両方を行う。なお、フレーム情報付加
回路2001は、点線で示すようにマルチプレクサの前
に設けても構わない。
001により、多重化比率の情報またはフレーム同期信
号、あるいはその両方が、FEC符号化の前のデータ列
(伝送誤りが最良の階層L3 のデータ列)に付加され
る。受信側では図24に示すようにFEC復号後のデー
タ列から多重化比率情報の検出またはフレーム同期の確
立、あるいはその両方を行う。なお、フレーム情報付加
回路2001は、点線で示すようにマルチプレクサの前
に設けても構わない。
【0161】次に第17の実施例について説明する。図
25及び図26は、前述した第12の実施例におけるト
レリス符号化変調方式を用いるときの受信装置の第17
の実施例を示す。すなわち、この第17の実施例では、
図26に示すトリス復号器2102を特願平5−275
599で提案されているトレリス復号の手法に基づいて
構成したものである。
25及び図26は、前述した第12の実施例におけるト
レリス符号化変調方式を用いるときの受信装置の第17
の実施例を示す。すなわち、この第17の実施例では、
図26に示すトリス復号器2102を特願平5−275
599で提案されているトレリス復号の手法に基づいて
構成したものである。
【0162】第12の実施例では、S1 におけるサブセ
ットの代表シンボルの組(4つの変調シンボル)の情報
R(=R1 )の上位2bitずつをとって8bitで表
現した。特願平5−275599によれば、図25
(a)に示す領域(A)、〜、(I)と、前記サブセッ
トの代表シンボルの組とは、1対1に対応するので情報
R1 は4bitで表現できる。従って、非符号化ビット
復号回路21021において非符号化ビットを復号する
ときに、ビタビ復号による符号化ビット(2bit)の
復号に要する時間遅延を前記情報Rに施す遅延回路21
0211のビット数を半分に減らすこと(8bit→4
bit)が可能となる。この遅延された4bitから非
符号化ビットを復号するには、第1のデコーダROM2
10212にビタビ復号された符号化ビット2bitを
入力することによって行う。
ットの代表シンボルの組(4つの変調シンボル)の情報
R(=R1 )の上位2bitずつをとって8bitで表
現した。特願平5−275599によれば、図25
(a)に示す領域(A)、〜、(I)と、前記サブセッ
トの代表シンボルの組とは、1対1に対応するので情報
R1 は4bitで表現できる。従って、非符号化ビット
復号回路21021において非符号化ビットを復号する
ときに、ビタビ復号による符号化ビット(2bit)の
復号に要する時間遅延を前記情報Rに施す遅延回路21
0211のビット数を半分に減らすこと(8bit→4
bit)が可能となる。この遅延された4bitから非
符号化ビットを復号するには、第1のデコーダROM2
10212にビタビ復号された符号化ビット2bitを
入力することによって行う。
【0163】S2 における非符号化ビット(1bit)
復号についても同様であり、このタイミングでは、第1
のマルチプレクサ2101は端子(2)を選択してお
り、R=R2 である。第12の実施例では、各サブセッ
トの代表シンボルの1bitずつをとって、4bitで
表現したが、サブセットの代表シンボルの組に1対1に
対応する受信シンボルの判定領域は(A)、〜、(F)
の6個であるから3bitで表現できることになる。
復号についても同様であり、このタイミングでは、第1
のマルチプレクサ2101は端子(2)を選択してお
り、R=R2 である。第12の実施例では、各サブセッ
トの代表シンボルの1bitずつをとって、4bitで
表現したが、サブセットの代表シンボルの組に1対1に
対応する受信シンボルの判定領域は(A)、〜、(F)
の6個であるから3bitで表現できることになる。
【0164】従って、この場合遅延回路210211の
一部(3bit分)を用いて第2のデコーダROM21
0213により、S2 の非符号化ビット(1bit)を
復号する。なお、本実施例においては遅延回路2102
11はS2 の非符号化ビット再生用にもともと4bit
分、具備する必要があるので、R2 については第12の
実施例と同様に4bitで表現しておき、第2のデコー
ダROM210213を単にビタビ復号された符号化ビ
ットにより4bitから1bitを選択するというセレ
クタで構成しても良い。
一部(3bit分)を用いて第2のデコーダROM21
0213により、S2 の非符号化ビット(1bit)を
復号する。なお、本実施例においては遅延回路2102
11はS2 の非符号化ビット再生用にもともと4bit
分、具備する必要があるので、R2 については第12の
実施例と同様に4bitで表現しておき、第2のデコー
ダROM210213を単にビタビ復号された符号化ビ
ットにより4bitから1bitを選択するというセレ
クタで構成しても良い。
【0165】第1のマルチプレクサ2101が端子
(3)を選択しているときのS3 に対してのFEC復号
においては、非符号化ビットはないので、非符号化ビッ
ト復号回路21021は動作しない。
(3)を選択しているときのS3 に対してのFEC復号
においては、非符号化ビットはないので、非符号化ビッ
ト復号回路21021は動作しない。
【0166】このようにして復号された非符号化ビット
は第2のマルチプレクサ210214により多重化の比
率に基づいて時分割多重化され、ビタビ復号回路210
22より出力されるビダビ復号ビットと合わせて、元の
時分割された情報データ列を得る。これらはデマルチプ
レクサ1607により、各階層の情報データ列Ld1、L
d2、Ld3に分離出力される。
は第2のマルチプレクサ210214により多重化の比
率に基づいて時分割多重化され、ビタビ復号回路210
22より出力されるビダビ復号ビットと合わせて、元の
時分割された情報データ列を得る。これらはデマルチプ
レクサ1607により、各階層の情報データ列Ld1、L
d2、Ld3に分離出力される。
【0167】なお、第1のデコータROM210212
及び第2のデコータROM2100213及び第2のマ
ルチプレクサ210214は、1つのROMと、第2の
マルチプレクサの時分割多重化処理を制御する制御回路
とでも構成できる。このときは、前記ROMのアドレス
入力は、遅延回路210211の出力とビタビ復号され
た符号化ビットと、前記制御回路の出力信号とする。ま
た各信号配置復号器と第1のマルチプレクサ2101
を、同様に1つのROMと、その制御回路で構成でき
る。
及び第2のデコータROM2100213及び第2のマ
ルチプレクサ210214は、1つのROMと、第2の
マルチプレクサの時分割多重化処理を制御する制御回路
とでも構成できる。このときは、前記ROMのアドレス
入力は、遅延回路210211の出力とビタビ復号され
た符号化ビットと、前記制御回路の出力信号とする。ま
た各信号配置復号器と第1のマルチプレクサ2101
を、同様に1つのROMと、その制御回路で構成でき
る。
【0168】図27は、図25及び図26の構成で復号
の計算機シミュレーションを行った結果である。誤り率
はビットエラー率(BER)としている。このBERと
図13に示すシンボルエラー率との関係は、階層L1 の
データ列の復号においては、変調1シンボルにつき3b
itの情報を伝送するので、C/Nがある程度とれてい
るときには、BER≒(シンボルエラー率)÷3であ
る。S2 については同様にBER≒(シンボルエラー
率)÷2であり、S1 についても同様にBER≒(シン
ボルエラー率)÷1である。
の計算機シミュレーションを行った結果である。誤り率
はビットエラー率(BER)としている。このBERと
図13に示すシンボルエラー率との関係は、階層L1 の
データ列の復号においては、変調1シンボルにつき3b
itの情報を伝送するので、C/Nがある程度とれてい
るときには、BER≒(シンボルエラー率)÷3であ
る。S2 については同様にBER≒(シンボルエラー
率)÷2であり、S1 についても同様にBER≒(シン
ボルエラー率)÷1である。
【0169】グラフ[b]は非符号化の16QAMの伝
送におけるBER特性の理論値、グラフ[c]は、L1
のBER特性の理論値、グラフ[e]はL2 の理論値で
ある。グラフ[d]、グラフ[f]、グラフ[g]はそ
れぞれL1 、L2 、L3 のBER特性の計算機シミュレ
ーションによる実験値であり、グラフ[d]、グラフ
[f]については、誤り率(FER)が10-5以下で理
論値とよく合っているのがわかる。また、グラフ[a]
はQPSKに対する理論BER曲線であるが、これとグ
ラフ[g]とを比べるとBER≦10-5でC/N換算に
して8dB以上の改善度があることがわかる。BER≧
10-3の範囲では、ビタビ復号のエラーが支配的になる
ので、理論値とは合わなくなってくる。
送におけるBER特性の理論値、グラフ[c]は、L1
のBER特性の理論値、グラフ[e]はL2 の理論値で
ある。グラフ[d]、グラフ[f]、グラフ[g]はそ
れぞれL1 、L2 、L3 のBER特性の計算機シミュレ
ーションによる実験値であり、グラフ[d]、グラフ
[f]については、誤り率(FER)が10-5以下で理
論値とよく合っているのがわかる。また、グラフ[a]
はQPSKに対する理論BER曲線であるが、これとグ
ラフ[g]とを比べるとBER≦10-5でC/N換算に
して8dB以上の改善度があることがわかる。BER≧
10-3の範囲では、ビタビ復号のエラーが支配的になる
ので、理論値とは合わなくなってくる。
【0170】次に第18の実施例について説明する。図
28は、階層L2 の信号配置の別の例を示す実施例であ
る。図14(第9の実施例)に示す例では、第1の最小
ユークリッド距離についてd1 <d2 であったが、図2
8の例ではd1 =d2 である。第2の最小ユークリッド
距離については図14と図28の例で差はない。
28は、階層L2 の信号配置の別の例を示す実施例であ
る。図14(第9の実施例)に示す例では、第1の最小
ユークリッド距離についてd1 <d2 であったが、図2
8の例ではd1 =d2 である。第2の最小ユークリッド
距離については図14と図28の例で差はない。
【0171】図29は、図28によりL2 の信号配置を
用いたときの重み付け送信装置の実施例である。この例
では信号配置をS1 、S2 、S3 で共通化しているの
で、図15や図16、図17で示される第10、第11
の実施例の構成よりも簡素な構成とすることができてい
る。また、Le2の伝送のタイミングでは、x3 =x2 と
して、y3 =y2 としているのがポイントである。
用いたときの重み付け送信装置の実施例である。この例
では信号配置をS1 、S2 、S3 で共通化しているの
で、図15や図16、図17で示される第10、第11
の実施例の構成よりも簡素な構成とすることができてい
る。また、Le2の伝送のタイミングでは、x3 =x2 と
して、y3 =y2 としているのがポイントである。
【0172】図30は、この場合のBER特性の計算機
によるシミュレーション実験である(グラフ[h])。
図27に示すグラフ[f]と比べると、特にビタビ復号
エラーが支配的となる。BER≧10-3の範囲で特性が
悪くなる。これは、図14の例がd2 >d1 であるのに
対し、図28の信号配置ではd2 =d1 であることに起
因する。すなわち、ビタビ復号エラーは第1の最小ユー
クリッド距離に依存する。
によるシミュレーション実験である(グラフ[h])。
図27に示すグラフ[f]と比べると、特にビタビ復号
エラーが支配的となる。BER≧10-3の範囲で特性が
悪くなる。これは、図14の例がd2 >d1 であるのに
対し、図28の信号配置ではd2 =d1 であることに起
因する。すなわち、ビタビ復号エラーは第1の最小ユー
クリッド距離に依存する。
【0173】次に第19の実施例について説明する。図
31はL2 の信号配置を8PSKの信号配置としたもの
である。S1 の16QAMの変調シンボルの平均エネル
ギと図31の8PSKの変調シンボルの平均エネルギを
同一とすると、第1の最小ユークリッド距離について、 d2 =(√10)×sin(π/8)・d≒1.21d1 、(d1 =d) である。
31はL2 の信号配置を8PSKの信号配置としたもの
である。S1 の16QAMの変調シンボルの平均エネル
ギと図31の8PSKの変調シンボルの平均エネルギを
同一とすると、第1の最小ユークリッド距離について、 d2 =(√10)×sin(π/8)・d≒1.21d1 、(d1 =d) である。
【0174】また、第2の最小ユークリッド距離につい
て、 d2,i =(√10)×d=(√10)×d1,i 、(i=0、1、2、3) である。また、第2の最小ユークリッド距離についての
み注目すると図14の例と比べると、そのd2,i =(√
2)×d1,i 、(i=0、1、2、3)に比べ、距離が
さらに大きくなっているので、C/Nに換算して約1d
B特性が良くなる。これは、ビタビ復号のエラーが無視
できる程、C/Nが十分とれている範囲においてのみで
ある(BER≦10-5)。
て、 d2,i =(√10)×d=(√10)×d1,i 、(i=0、1、2、3) である。また、第2の最小ユークリッド距離についての
み注目すると図14の例と比べると、そのd2,i =(√
2)×d1,i 、(i=0、1、2、3)に比べ、距離が
さらに大きくなっているので、C/Nに換算して約1d
B特性が良くなる。これは、ビタビ復号のエラーが無視
できる程、C/Nが十分とれている範囲においてのみで
ある(BER≦10-5)。
【0175】ビタビ復号のエラーが支配的な範囲におい
ては、第1の最小ユークリッド距離が本実施例でd2 ≒
1.21d1 に対し、図14の例ではd2 =√2d1 ≒
1.41d1 なので、本実施例の方がやや悪くなる。
ては、第1の最小ユークリッド距離が本実施例でd2 ≒
1.21d1 に対し、図14の例ではd2 =√2d1 ≒
1.41d1 なので、本実施例の方がやや悪くなる。
【0176】なお、本実施例における全体集合Uは、1
6QAMと8PSKのコンスタレーションの和に相当す
るもので、U=S1 ∪S2 である(S1 ⊃S3 )。した
がって、U⊃S1(U≠S1 )であることに注意する。こ
のように本発明においては、異なるディジタル変調方式
の和をとって全体集合Uを構成することも可能である。
6QAMと8PSKのコンスタレーションの和に相当す
るもので、U=S1 ∪S2 である(S1 ⊃S3 )。した
がって、U⊃S1(U≠S1 )であることに注意する。こ
のように本発明においては、異なるディジタル変調方式
の和をとって全体集合Uを構成することも可能である。
【0177】次に第20の実施例について詳細に説明す
る。図32及び図33に示す実施例は、第9の実施例の
符号化変調方式としてブロック符号化変調方式(BC
M)を適用したものである。
る。図32及び図33に示す実施例は、第9の実施例の
符号化変調方式としてブロック符号化変調方式(BC
M)を適用したものである。
【0178】送信側は、図15あるいは図16及び図1
7において、たたみ込み符号化器14021をRS符号
化等のブロック符号化器に置き換えたものになる。信号
配置も図11がそのまま使用出来るが、本来ブロック符
号化においては、符号化率がもっと高いもの(90%以
上)を用いる場合、変調レベルを上げる必要は必ずしも
必要ない。説明をこれまでの例と合わせるため、復号化
率R=1/2(50%)のものを用いた場合について示
す。
7において、たたみ込み符号化器14021をRS符号
化等のブロック符号化器に置き換えたものになる。信号
配置も図11がそのまま使用出来るが、本来ブロック符
号化においては、符号化率がもっと高いもの(90%以
上)を用いる場合、変調レベルを上げる必要は必ずしも
必要ない。説明をこれまでの例と合わせるため、復号化
率R=1/2(50%)のものを用いた場合について示
す。
【0179】図32及び図33は、その重み付け受信装
置のFEC復号器まわりの構成と、ブロック符号の消失
訂正に用いる消失領域の例を示す。消失訂正とは、通常
ブロック符号の誤り訂正においては、誤りの位置とその
大きさを求める必要があるが、図32のように誤ってい
る確率の高い消失領域を予め設定しておき、受信シンボ
ルがこの消失領域内にあるときは消失フラグを立てて、
誤りの位置を軟判定により予め求める復号法である。こ
の復号法によると、消失を検出した誤りについては、前
記誤りの大きさについてのみ求めれば良いので、等価的
に訂正能力を向上させることができる。消失領域は変調
シンボル位置同士の中間付近に設定する。
置のFEC復号器まわりの構成と、ブロック符号の消失
訂正に用いる消失領域の例を示す。消失訂正とは、通常
ブロック符号の誤り訂正においては、誤りの位置とその
大きさを求める必要があるが、図32のように誤ってい
る確率の高い消失領域を予め設定しておき、受信シンボ
ルがこの消失領域内にあるときは消失フラグを立てて、
誤りの位置を軟判定により予め求める復号法である。こ
の復号法によると、消失を検出した誤りについては、前
記誤りの大きさについてのみ求めれば良いので、等価的
に訂正能力を向上させることができる。消失領域は変調
シンボル位置同士の中間付近に設定する。
【0180】S1 、S2 、S3 の消失領域の設定例を図
32に示す。これらに基づいて各伝送路の階層に対応す
る信号配置復号器は、サブセットの代表シンボルの組の
情報R1 、R2 と、硬判定による復調シンボルデータH
1 、H2 、H3 と、その消失フラグE1 、E2 、E3 を
出力し、マルチプレクサ2701により時分割多重化さ
れ(R、H、E)、HとEからブロック復号器2704
により復号された符号化ビットを得る。これとRより非
符号化ビット復号器2703により非符号化ビットが第
12の実施例と同様な手法で復号される。
32に示す。これらに基づいて各伝送路の階層に対応す
る信号配置復号器は、サブセットの代表シンボルの組の
情報R1 、R2 と、硬判定による復調シンボルデータH
1 、H2 、H3 と、その消失フラグE1 、E2 、E3 を
出力し、マルチプレクサ2701により時分割多重化さ
れ(R、H、E)、HとEからブロック復号器2704
により復号された符号化ビットを得る。これとRより非
符号化ビット復号器2703により非符号化ビットが第
12の実施例と同様な手法で復号される。
【0181】次に第21の実施例について説明する。図
34は、FEC符号化したトレリス符号化変調方式を用
いる場合に、フレーム情報(多重化比率情報、フレーム
同期符号化または、プリアンブル)を付加する場合の、
FEC復号器周辺の構成例を示している。
34は、FEC符号化したトレリス符号化変調方式を用
いる場合に、フレーム情報(多重化比率情報、フレーム
同期符号化または、プリアンブル)を付加する場合の、
FEC復号器周辺の構成例を示している。
【0182】誤り特性が最良の階層L3 にフレーム情報
は多重されるが(図22のタイミング)、たたみ込み符
号化を含むので、フレーム同期回路502のフレーム同
期確立処理と、多重化比率情報検出回路503による多
重化比率情報の検出はビタビ復号ビットにより行うこと
ができる。
は多重されるが(図22のタイミング)、たたみ込み符
号化を含むので、フレーム同期回路502のフレーム同
期確立処理と、多重化比率情報検出回路503による多
重化比率情報の検出はビタビ復号ビットにより行うこと
ができる。
【0183】プリアンブルの期間は、1変調シンボル当
り1bit伝送のS3 の変調シンボルを用いる。そし
て、この期間のビタビ復号の処理(ブランチメトリッ
ク、パスメトリックの演算及びパスの更新処理等)をそ
のまま続けると、適切なプリアンブル期間の設定によ
り、その期間内に階層L1 からの誤りの伝搬は完了す
る。この期間内に多重したデータ列がダミーのデータな
ら、ビタビ復号ビットに含まれるプリアンブルのデータ
列は当然使わない。
り1bit伝送のS3 の変調シンボルを用いる。そし
て、この期間のビタビ復号の処理(ブランチメトリッ
ク、パスメトリックの演算及びパスの更新処理等)をそ
のまま続けると、適切なプリアンブル期間の設定によ
り、その期間内に階層L1 からの誤りの伝搬は完了す
る。この期間内に多重したデータ列がダミーのデータな
ら、ビタビ復号ビットに含まれるプリアンブルのデータ
列は当然使わない。
【0184】もし、この期間内に多重したデータ列がL
e1のデータの一部ならば、ビタビ復号ビットに含まれる
プリアンブルのデータ列をLd1に戻す動作をデマルチプ
レクサ6037が行う。
e1のデータの一部ならば、ビタビ復号ビットに含まれる
プリアンブルのデータ列をLd1に戻す動作をデマルチプ
レクサ6037が行う。
【0185】非符号化ビット復号回路16071が、図
26に示した非符号化ビット復号回路21021と同等
の構成をとるときには、図26の第2のマルチプレクサ
21024の時分割多重化の制御を制御回路504の出
力ts3(図中、点線で示す)で行う。このときの作用は
図26の場合と同様である。なお、時分割多重化の比率
を頻繁に変化させるときは、フレーム長は固定とするの
が良い。
26に示した非符号化ビット復号回路21021と同等
の構成をとるときには、図26の第2のマルチプレクサ
21024の時分割多重化の制御を制御回路504の出
力ts3(図中、点線で示す)で行う。このときの作用は
図26の場合と同様である。なお、時分割多重化の比率
を頻繁に変化させるときは、フレーム長は固定とするの
が良い。
【0186】次に第22の実施例について説明する。図
35はFEC符号化にブロック符号化変調方式を用いた
場合にフレーム情報(多重化比率の情報、フレーム同期
符号)を付加するときのFEC復号器周辺の構成を示す
一例である。
35はFEC符号化にブロック符号化変調方式を用いた
場合にフレーム情報(多重化比率の情報、フレーム同期
符号)を付加するときのFEC復号器周辺の構成を示す
一例である。
【0187】この場合は、フレーム同期の確立にはBC
M復号器2702への入力データを用い、多重化比率情
報の検出にはBCM復号後のデータ列を用いる。このと
きも時分割多重化の比率を頻繁に変化させる場合はフレ
ーム長を固定として、フレーム同期回路502が時分割
多重化の構成と無関係となるようにする。なお、フレー
ム長を変えるときは、多重化比率情報にフレーム長を含
ませる必要があり、同期復帰の動作が複雑になる。ブロ
ック符号の復号にはブロック符号の符号長に相当するブ
ロック長のタイミングを必要とし、制御回路504から
の信号ts3を用いる。
M復号器2702への入力データを用い、多重化比率情
報の検出にはBCM復号後のデータ列を用いる。このと
きも時分割多重化の比率を頻繁に変化させる場合はフレ
ーム長を固定として、フレーム同期回路502が時分割
多重化の構成と無関係となるようにする。なお、フレー
ム長を変えるときは、多重化比率情報にフレーム長を含
ませる必要があり、同期復帰の動作が複雑になる。ブロ
ック符号の復号にはブロック符号の符号長に相当するブ
ロック長のタイミングを必要とし、制御回路504から
の信号ts3を用いる。
【0188】次に第23の実施例について説明する。F
EC符号化を内側FEC符号化と外側FEC符号化とで
連接符号化とした場合にフレーム情報(多重化比率の情
報、フレーム同期符号、またはプリアンブル)を付加す
るときの重み付け送・受信装置の構成の一部を図36
(重み付け送信装置)及び図37(重み付け受信装置)
に示す。
EC符号化を内側FEC符号化と外側FEC符号化とで
連接符号化とした場合にフレーム情報(多重化比率の情
報、フレーム同期符号、またはプリアンブル)を付加す
るときの重み付け送・受信装置の構成の一部を図36
(重み付け送信装置)及び図37(重み付け受信装置)
に示す。
【0189】内側FEC符号化には、例えばトレリス符
号化変調方式やたたみ込み符号化を用い、外側FEC符
号化にはRS符号等を用いる。このとき、多重化比率の
情報付加は、外側FEC符号化の前で行い、フレーム同
期符号の付加は外側FEC符号化の後、内側FEC符号
化の前で行う。プリアンブルの付加は内側FEC符号化
の前ならば、外側FEC符号化の前後いづれでも可能で
ある。
号化変調方式やたたみ込み符号化を用い、外側FEC符
号化にはRS符号等を用いる。このとき、多重化比率の
情報付加は、外側FEC符号化の前で行い、フレーム同
期符号の付加は外側FEC符号化の後、内側FEC符号
化の前で行う。プリアンブルの付加は内側FEC符号化
の前ならば、外側FEC符号化の前後いづれでも可能で
ある。
【0190】受信側では内側FEC復号後のデータ列よ
りフレーム同期を確立し、外側FEC復号後のデータ列
より、多重化比率の情報を検出する。制御回路504か
ら出力の信号ts3とts4で内側FEC復号器7031と
外側FEC復号器7032のそれぞれの復号のタイミン
グを制御する。
りフレーム同期を確立し、外側FEC復号後のデータ列
より、多重化比率の情報を検出する。制御回路504か
ら出力の信号ts3とts4で内側FEC復号器7031と
外側FEC復号器7032のそれぞれの復号のタイミン
グを制御する。
【0191】なお、連接符号化を用いる場合には、外側
FEC符号化の効果をさらに高めるため、外側FFEC
符号化後にインターリーブを行ない、外側FEC復号前
にデインターリーブを通常行う。
FEC符号化の効果をさらに高めるため、外側FFEC
符号化後にインターリーブを行ない、外側FEC復号前
にデインターリーブを通常行う。
【0192】次に第24の実施例について説明する。情
報データ列が階層化されていない場合に、本実施例の重
み付け伝送を利用して、伝送誤り特性と伝送レートをト
レードオフとした伝送を実現できる。図38に、階層の
伝送路の階層を用いて実現する構成を示す。
報データ列が階層化されていない場合に、本実施例の重
み付け伝送を利用して、伝送誤り特性と伝送レートをト
レードオフとした伝送を実現できる。図38に、階層の
伝送路の階層を用いて実現する構成を示す。
【0193】情報源信号入力は、情報源符号化装置31
01によりデータ圧縮処理が施された後、FEC符号化
器6022でFEC符号化されて、第1、第2の信号配
置分配器6023、6024、マルチプレクサ3102
1により例えばトレリス符号化変調方式の図11のS1
と図14のS2 の変調シンボルを交互に使って時分割多
重されてディジタル変調される。
01によりデータ圧縮処理が施された後、FEC符号化
器6022でFEC符号化されて、第1、第2の信号配
置分配器6023、6024、マルチプレクサ3102
1により例えばトレリス符号化変調方式の図11のS1
と図14のS2 の変調シンボルを交互に使って時分割多
重されてディジタル変調される。
【0194】受信側ではディジタル復調器6031でデ
ィジタル復調の後、信号配置復号の後、マルチプレクサ
31031により1シンボルづつ交互にFEC復号さ
れ、情報源復号装置3104によりそのの情報源信号出
力を得る。
ィジタル復調の後、信号配置復号の後、マルチプレクサ
31031により1シンボルづつ交互にFEC復号さ
れ、情報源復号装置3104によりそのの情報源信号出
力を得る。
【0195】S1 とS2 の変調シンボルを交互とするた
め、1変調シンボル当りの情報伝送ビット数は平均2.
5bitである。このときの誤り率(BER)のシミュ
レーション実験値を図39のグラフ[i]に示す。伝送
誤り特性は、1変調シンボル当り3bit伝送するグラ
フ[e]と、2bit伝送するグラフ[f]との中間の
特性となる。L1 の比率を上げるとグラフ[e]の特性
に近づくが、伝送レートは向上する。逆にL2 の比率を
上げると、グラフ[f]の特性に近づくが伝送レートは
減少する。
め、1変調シンボル当りの情報伝送ビット数は平均2.
5bitである。このときの誤り率(BER)のシミュ
レーション実験値を図39のグラフ[i]に示す。伝送
誤り特性は、1変調シンボル当り3bit伝送するグラ
フ[e]と、2bit伝送するグラフ[f]との中間の
特性となる。L1 の比率を上げるとグラフ[e]の特性
に近づくが、伝送レートは向上する。逆にL2 の比率を
上げると、グラフ[f]の特性に近づくが伝送レートは
減少する。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、階層化構
造を有する符号化・復号化装置における誤り訂正復号器
を1つにし得る等の効果を奏するものである。
造を有する符号化・復号化装置における誤り訂正復号器
を1つにし得る等の効果を奏するものである。
【図1】本発明に係る重み付け送・受信装置の第1の実
施例の概略の構成を示すブロック図である。
施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した重み付け送・受信装置における各
階層の信号配置と伝送誤り特性を示す図である。
階層の信号配置と伝送誤り特性を示す図である。
【図3】本発明に係る重み付け送・受信装置の第2の実
施例の概略の構成を示すブロック図である。
施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る重み付け送・受信装置の第3の実
施例に係る各階層のデータ列の時分割タイミングの例を
示すタイミング図である。
施例に係る各階層のデータ列の時分割タイミングの例を
示すタイミング図である。
【図5】図4に示すフレーム情報を付加した場合の重み
付け送・受信装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
付け送・受信装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明に係る重み付け送・受信装置の第4の実
施例の概略の構成を示すブロック図である。
施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る重み付け送・受信装置の第5の実
施例の概略の構成を示すブロック図である。
施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る重み付け送・受信装置の第6の実
施例の概略の構成を示すブロック図である。
施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る重み付け送・受信装置の第7の実
施例の概略の構成を示すブロック図である。
施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明に係る重み付け送・受信装置の第8の
実施例の概略の構成を示すブロック図である。
実施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第9の実施例に係りディジタル変調
に16QAMを用いたときの符号変調方式における信号
配置の例と符号化器の構成とを示す図である。
に16QAMを用いたときの符号変調方式における信号
配置の例と符号化器の構成とを示す図である。
【図12】図11に示した第9の実施例に係り各階層の
信号配置を示す図である。
信号配置を示す図である。
【図13】図11に示した第9の実施例に係り各階層単
独での伝送誤り特性を示す図である。
独での伝送誤り特性を示す図である。
【図14】図12(b)に示した階層L2 の全シンボル
の信号配置を示す図である。
の信号配置を示す図である。
【図15】本発明に係る重み付け送・受信装置の第10
の実施例の概略の構成を示すブロック図である。
の実施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明に係る重み付け送・受信装置の第11
の実施例の概略の構成を示すブロック図である。
の実施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示した第11の実施例に係り、RO
Mのマッピング内容を示す図である。
Mのマッピング内容を示す図である。
【図18】本発明に係る重み付け送・受信装置の第12
の実施例の概略の構成を示すブロック図である。
の実施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明に係る第13の実施例を示し、第4乃
至12の実施例における各階層のデータ列の時分割タイ
ミングの例を示すタイミング図である。
至12の実施例における各階層のデータ列の時分割タイ
ミングの例を示すタイミング図である。
【図20】本発明に係る第14の実施例を示し、FEC
符号化を含む場合のフレーム情報を付加する場合の重み
付け送信装置の概略の構成を示すブロック図である。
符号化を含む場合のフレーム情報を付加する場合の重み
付け送信装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図21】図20に示す第14の実施例に対応し、FE
C符号化を含む場合のフレーム情報を付加する場合の重
み付け受信装置の概略の構成を示すブロック図である。
C符号化を含む場合のフレーム情報を付加する場合の重
み付け受信装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図22】本発明に係る第15の実施例を示し、各階層
のデータ列の時分割タイミングの例を示すタイミング図
である。
のデータ列の時分割タイミングの例を示すタイミング図
である。
【図23】本発明に係る第16の実施例を示し、FEC
符号化にたたみ込み符号を含む場合のフレーム情報を付
加する場合の重み付け送信装置の概略の構成を示すブロ
ック図である。
符号化にたたみ込み符号を含む場合のフレーム情報を付
加する場合の重み付け送信装置の概略の構成を示すブロ
ック図である。
【図24】図23に示す第16の実施例に対応し、FE
C符号化にたたみ込み符号を含む場合のフレーム情報を
付加する場合の重み付け受信装置の概略の構成を示すブ
ロック図である。
C符号化にたたみ込み符号を含む場合のフレーム情報を
付加する場合の重み付け受信装置の概略の構成を示すブ
ロック図である。
【図25】本発明に係る第17の実施例における最適化
されたトレリス復号器の領域判定の一例を示す図であ
る。
されたトレリス復号器の領域判定の一例を示す図であ
る。
【図26】本発明に係る第17の実施例における最適化
されたトレリス復号器の概略の構成を示すブロック図で
ある。
されたトレリス復号器の概略の構成を示すブロック図で
ある。
【図27】計算機シミュレーションによる各階層単独で
のBER特性を示す図である。
のBER特性を示す図である。
【図28】本発明に係る第18の実施例における階層L
2 の信号配置の例を示す図である。
2 の信号配置の例を示す図である。
【図29】図28に示した信号配置を用いたときの重み
付け送信装置の概略の構成を示すブロック図である。
付け送信装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図30】第18の実施例に係り計算機シミュレーショ
ンによる各階層単独でのBER特性を示す図である。
ンによる各階層単独でのBER特性を示す図である。
【図31】第19の実施例に係り階層L2 の全シンボル
の信号配置を示す図である。
の信号配置を示す図である。
【図32】本発明に係る第20の実施例を示し、ブロッ
ク符号化変調における消失領域を示す図である。
ク符号化変調における消失領域を示す図である。
【図33】図32に示す第20の実施例に対応し、ブロ
ック符号化変調の復号器の構成を示すブロック図であ
る。
ック符号化変調の復号器の構成を示すブロック図であ
る。
【図34】本発明の第21の実施例に係りFEC符号化
にトレリス符号化変調方式を用いる場合にフレーム情報
を付加する場合のトレリス復号器の概略の構成を示すブ
ロック図である。
にトレリス符号化変調方式を用いる場合にフレーム情報
を付加する場合のトレリス復号器の概略の構成を示すブ
ロック図である。
【図35】本発明の第22の実施例に係りFEC符号化
にブロック符号化変調方式を用いる場合にフレーム情報
を付加する場合のFEC復号器の概略の構成を示すブロ
ック図である。
にブロック符号化変調方式を用いる場合にフレーム情報
を付加する場合のFEC復号器の概略の構成を示すブロ
ック図である。
【図36】本発明に係る第23の実施例を示し、FEC
符号化を連接符号化とした場合のフレーム情報を付加す
る場合の重み付け送信装置の概略の構成を示すブロック
図である。
符号化を連接符号化とした場合のフレーム情報を付加す
る場合の重み付け送信装置の概略の構成を示すブロック
図である。
【図37】図36に示す第23の実施例に対応し、FE
C符号化を連接符号化とした場合のフレーム情報を付加
する場合の重み付け受信装置の概略の構成を示すブロッ
ク図である。
C符号化を連接符号化とした場合のフレーム情報を付加
する場合の重み付け受信装置の概略の構成を示すブロッ
ク図である。
【図38】本発明の第24の実施例に係り、情報源が重
み付けされていない場合の重み付け送・受信装置の概略
の構成を示すブロック図である。
み付けされていない場合の重み付け送・受信装置の概略
の構成を示すブロック図である。
【図39】図38に示す第24の実施例に係り計算機シ
ミュレーションによる各階層単独でのBER特性を示す
図である。
ミュレーションによる各階層単独でのBER特性を示す
図である。
【図40】階層重み付けの機能を有する従来の伝送路符
号化・復号装置の構成を示すブロック図である。
号化・復号装置の構成を示すブロック図である。
【図41】変調キャリアのパワーに重み付けを施す場合
の出力スペクトルを示す図である。
の出力スペクトルを示す図である。
101 情報源符号化装置 102 重み付け送信装置 103 重み付け受信装置 104 情報源復号装置 301 マルチプレレクサ 302 QPSK変調器 303 QPSK復調器 304 デマルチプレレクサ 501 フレーム情報付加回路 502 フレーム同期回路 503 多重化比率情報検出回路 504 制御回路 601 情報源符号化装置 602,702,801,901,1001 重み付け
送信装置 603,703,802,902,1002 重み付け
受信装置 604 情報源復号装置 1021 第1の信号配置分配器 1022 第2の信号配置分配器 1023 マルチプレレクサ 1024 ディジタル変調器 1031 ディジタル復調器, 1032 デマルチプレレクサ 1033 第1の信号配置復号器 1034 第2の信号配置復号器
送信装置 603,703,802,902,1002 重み付け
受信装置 604 情報源復号装置 1021 第1の信号配置分配器 1022 第2の信号配置分配器 1023 マルチプレレクサ 1024 ディジタル変調器 1031 ディジタル復調器, 1032 デマルチプレレクサ 1033 第1の信号配置復号器 1034 第2の信号配置復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 27/34
Claims (33)
- 【請求項1】 複数の階層化された情報源データ列に対
し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそれぞ
れに施して伝送し、受信側では対応する重み付け復調及
び復号を施すことで、元の階層化された情報源データ列
に復号する重み付け伝送方式であって、 前記変調のコンステレーションを構成する変調シンボル
の全体集合を複数の部分集合に分割するとき、当該部分
集合のそれぞれに含まれる変調シンボル同士の最小ユー
クリッド距離について差を設けて前記伝送路の階層とす
ると共に、当該伝送路の階層に前記部分集合をそれぞれ
割り当て、当該伝送路の階層のそれぞれの送信系列を予
め定めた一定の多重化比率で時分割多重化して伝送する
ことを特徴とする重み付け伝送方式。 - 【請求項2】 前記時分割多重化された伝送路の階層の
データ列に対し、1組のFEC符号化・復号の処理を施
すことを特徴とする請求項1に記載の重み付け伝送方
式。 - 【請求項3】 前記FEC符号化・復号を、外側FEC
符号化・復号と内側FEC符号化・復号とで連接符号化
・復号としたことを特徴とする請求項2に記載の重み付
け伝送方式。 - 【請求項4】 前記外側FEC符号化・復号が複数であ
るとき、それぞれを前記伝送路の階層に割り当てること
を特徴とする請求項2に記載の重み付け伝送方式。 - 【請求項5】 前記変調・復調はディジタル変調・復調
であって、それぞれを前記伝送路の階層に割り当てるこ
とで、変調キャリアのパワー差による重み付けを可能と
したことを特徴とする請求項2、3、4に記載の重み付
け伝送方式。 - 【請求項6】 前記変調・復調をOFDM変調・復調と
したことを特徴する請求項2、3、4、5に記載の重み
付け伝送方式。 - 【請求項7】 前記符号化・復号は符号化変調方式であ
り、当該変調のコンステレーションを構成する変調シン
ボルのうち、前記符号化変調方式で定義されるm個のサ
ブセットをu0 、u1 、…、um-1 とするとき、前記変
調シンボルの全体集合UについてU=u0 ∪u1 ∪…∪
um-1 であり、前記符号化変調方式のサブセットのそれ
ぞれについて、n個の第2の部分集合S1,i 、S2,i 、
…、Sn,i (i=0、1、…、m−1)に分割すると
き、 u0 ⊇S1,0 、u0 ⊃S2,0 、…、u0 ⊃Sn,0 u1 ⊇S1,1 、u1 ⊃S2,1 、…、u1 ⊃Sn,1 … um-1 ⊇S1,m-1 、um-1 ⊃S2,m-1 、…、um-1 ⊃S
n,m-1 とし、前記第2の部分集合S1,i 、S2,i 、…、Sn,i
のそれぞれに含まれる前記変調シンボル同士のユークリ
ッド距離d1,i 、d2,i 、…、dn,1 (i=0、1、
…、m−1)について、d1,i <d2,i <…<dn,1 と
し、かつ、全体集合Uの部分集合である第1の部分集合
S1 、S2 、…、Sn を S1 =S1,0 ∪S1,1 ∪…∪S1,m-1 S2 =S2,0 ∪S2,1 ∪…∪S2,m-1 … Sn =Sn,0 ∪Sn,1 ∪…∪Sn,m-1 として、第1の部分集合S1 、S2 、…、Sn のそれぞ
れに含まれる前記変調シンボル同士の最小ユークリッド
距離d1 、d2 、…、dn について、d1 ≦d2≦…≦
dn としたことを特徴とする請求項2、3、4、5、6
に記載の重み付け伝送方式。 - 【請求項8】 前記伝送路の複数の階層のうち、伝送誤
り特性が最良である特定の階層の送信系列に多重化比率
の情報を付加し、前記伝送路の階層の送信系列を多重化
比率で時分割多重化して伝送し、受信側では前記特定の
階層に付加された多重化比率を検出して、当該多重化比
率により時分割で前記伝送路の階層の復号処理を施すこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7に記
載の重み付け伝送方式。 - 【請求項9】 前記伝送路の複数の階層のうち、伝送誤
り特性が最良である特定の階層の送信系列に、前記伝送
路の複数の階層が一巡する周期でフレーム同期符号を付
加し、受信側では前記フレーム同期符号に基づいて同期
を確立し時分割で伝送路の階層の復号処理を施すことを
特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8に記
載の重み付け伝送方式。 - 【請求項10】 前記FEC符号化あるいは内側FEC
符号化に、たたみ込み符号化を含むときに、伝送路の階
層の時分割多重化の順序を伝送誤り特性の良い順序とし
たことを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7、
8、9に記載の重み付け伝送方式。 - 【請求項11】 前記FEC符号化あるいは内側FEC
符号化に、たたみ込み符号化を含むときの伝送路の階層
の時分割多重化において、伝送誤り特性の悪い階層から
良い階層に移るときに、たたみ込み符号化を施す前のデ
ータ列のうち、伝送誤り特性の良い階層に相当する部分
の先頭に、符号化の拘束長に相当する数以上のプリアン
ブルを付加することを特徴する請求項2、3、4、5、
6、7、8、9、10に記載の重み付け伝送方式。 - 【請求項12】 複数の階層化された情報源データ列に
対し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそれ
ぞれに施して伝送する重み付け送信装置であって、 前記変調のコンステレーションを構成する変調シンボル
の全体集合を複数の部分集合に分割するとき、当該部分
集合のそれぞれに含まれる変調シンボルを指定する送信
信号配置データを出力する信号配置分配器と、 この信号配置分配器の出力を予め定めた一定の多重化比
率で時分割多重するマルチプレクサと、 このマルチプレクサの出力をディジタル変調するディジ
タル変調器とを具備したことを特徴とする重み付け送信
装置。 - 【請求項13】 複数の階層化された情報源データ列に
対し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそれ
ぞれに施して伝送する重み付け送信装置であって、 前記複数の情報源データ列を多重化比率に基づき時分割
多重する第1のマルチプレクサと、 この第1のマルチプレクサの出力にFEC符号化を施す
FEC符号化器と、 このFEC符号化器の出力を入力とし、前記変調のコン
ステレーションを構成する変調シンボルの全体集合を複
数の部分集合に分割するときの当該部分集合のそれぞれ
に含まれる変調シンボルを指定する送信信号配置データ
を出力する信号配置分配器と、 この信号配置分配器の出力を前記多重化比率に基づき時
分割多重する第2のマルチプレクサと、 この第2のマルチプレクサの出力をディジタル変調する
ディジタル変調器とを有することを特徴とする重み付け
送信装置。 - 【請求項14】 前記符号化を施す符号化器を外側FE
C符号化器と内側FEC符号化器とで構成される連接符
号化器としたことを特徴とする請求項13に記載の重み
付け送信装置。 - 【請求項15】 前記符号化を施すn個の外側FEC符
号化器と1個の内側符号化器とを具備して構成される連
接符号化器と、 前記n個の外側FEC符号化器の出力を所定の多重化比
率に基づき時分割多重するマルチプレクサと、 このマルチプレクサの出力を入力とする内側FEC符号
化器の出力が入力され前記変調のコンステレーションを
構成する変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分
割するとき、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シ
ンボルを指定する送信信号配置データを出力する信号配
置分配器とを有することを特徴とする請求項14に記載
の重み付け送信装置。 - 【請求項16】 前記変調のコンステレーションを構成
する変調シンボルの全体集合を複数の部分集合に分割す
るとき、当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボ
ルを指定する送信信号配置データを出力する複数の信号
配置分配器と、 この複数の信号配置分配器の出力をそれぞれ変調キャリ
アにパワー差を設けてディジタル変調する複数のディジ
タル変調器と、 この複数のディジタル変調器の出力を加算する加算器と
を有することを特徴とする請求項13、14、15に記
載の重み付け送信装置。 - 【請求項17】 前記変調がOFDM変調器で施される
ことを特徴とする請求項13、14、15、16に記載
の重み付け送信装置。 - 【請求項18】 前記FEC符号化器あるいは前記内側
FEC符号化器を符号化変調符号化器としたときに、 当該変調のコンステレーションを構成する変調シンボル
のうち、前記符号化変調方式で定義されるm個のサブセ
ットをu0 、u1 、…、um-1 とするとき、前記変調シ
ンボルの全体集合UについてU=u0 ∪u1 ∪…∪um-
1 であり、前記符号化変調方式のサブセットのそれぞれ
について、n個の第2の部分集合S1,i、S2,i 、…、
Sn,i (i=0、1、…、m−1)に分割するとき、 u0 ⊇S1,0 、u0 ⊃S2,0 、…、u0 ⊃Sn,0 u1 ⊇S1,1 、u1 ⊃S2,1 、…、u1 ⊃Sn,1 … um-1 ⊇S1,m-1 、um-1 ⊃S2,m-1 、…、um-1 ⊃S
n,m-1 とし、前記第2の部分集合S1,i 、S2,i 、…、Sn,i
のそれぞれに含まれる前記変調シンボル同士のユークリ
ッド距離d1,i 、d2,i 、…、dn,1 (i=0、1、
…、m−1)について、d1,i <d2,i <…<dn,1 と
し、 かつ、全体集合Uの部分集合である第1の部分集合S1
、S2 、…、Sn を S1 =S1,0 ∪S1,1 ∪…∪S1,m-1 S2 =S2,0 ∪S2,1 ∪…∪S2,m-1 … Sn =Sn,0 ∪Sn,1 ∪…∪Sn,m-1 として、第1の部分集合S1 、S2 、…、Sn のそれぞ
れに含まれる前記変調シンボル同士の最小ユークリッド
距離d1 、d2 、…、dn について、d1 ≦d2≦…≦
dn とし、 当該部分集合のそれぞれに含まれる変調シンボルを指定
する送信信号配置データを出力する複数の信号配置分配
器を当該部分集合毎に具備することを特徴とする請求項
13、14、15、16、17に記載の重み付け送信装
置。 - 【請求項19】 前記複数の階層のうち伝送誤り特性が
最良である特定の階層の送信系列に多重化比率の情報を
付加する付加手段を有することを特徴とする請求項1
2、13、14、15、16、17、18に記載の重み
付け送信装置。 - 【請求項20】 前記複数の階層のうち、伝送誤り特性
が最良である特定の階層の送信系列に、当該複数の階層
が一巡する周期でフレーム同期符号を付加するフレーム
同期付加手段を有することを特徴とする請求項12、1
3、14、15、16、17、18、19に記載の重み
付け送信装置。 - 【請求項21】 前記FEC符号化あるいは内側FEC
符号化に、たたみ込み符号化を含むときに、伝送路の階
層の時分割多重化の順序を伝送誤り特性の良い順序とす
る制御手段を有することを特徴とする請求項13、1
4、15、16、17、18、19、20に記載の重み
付け送信装置。 - 【請求項22】 伝送誤り特性の悪い階層から良い階層
に移るときに、たたみ込み符号化を施す前のデータ列の
うち、伝送誤り特性の良い階層に相当する部分の先頭
に、符号化の拘束長に相当する数以上のプリアンブルを
付加するプリアンブル付加手段を有することを特徴する
請求項13、14、15、16、17、18、19、2
0、21に記載の重み付け送信装置。 - 【請求項23】 複数の階層化された情報源データ列に
対し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそれ
ぞれに施し所定の多重化比率で時分割多重化して伝送さ
れたデータを受信して、対応する重み付け復調及び復号
を施すことで、元の階層化された情報源データ列に復号
する重み付け伝送に用いる受信装置であって、 前記受信したデータを入力して対応する受信信号配置デ
ータを出力するディジタル復調器と、 このディジタル復調器から出力される信号配置データを
前記多重化比率に基づき複数の階層に分離するデマルチ
プレクサと、 このデマルチプレクサの複数の出力をそれぞれ入力して
前記変調のコンステレーションを構成する変調シンボル
の全体集合を複数の部分集合に分割するとき、当該部分
集合のそれぞれに含まれる変調シンボルに対応した判定
データを出力する複数の信号配置復号器とを有すること
を特徴とする重み付け受信装置。 - 【請求項24】 複数の階層化された情報源データ列に
対し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそれ
ぞれに施し所定の多重化比率で時分割多重化して伝送さ
れたデータを受信して、対応する重み付け復調及び復号
を施すことで、元の階層化された情報源データ列に復号
する重み付け伝送に用いる受信装置であって、 復調された信号をそれぞれ入力して当該変調のコンステ
レーションを構成する変調シンボルの全体集合を複数の
部分集合に分割するとき、当該部分集合のそれぞれに含
まれる変調シンボルに対応した判定データを出力する複
数の信号配置復号器と、 この複数の信号配置復号器からそれぞれ出力される判定
データを入力し所定の多重化比率に基づき時分割多重化
して出力するマルチプレクサと、 このマルチプレクサの出力を入力してFEC復号を施す
FEC復号器と、 このFEC復号器の出力を前記多重化比率に基づき複数
の伝送路の階層に分離するデマルチプレクサとを有する
ことを特徴とする重み付け受信装置。 - 【請求項25】 前記復号を、外側FEC復号器と内側
FEC復号器とで構成される連接復号器で施すようにし
たことを特徴とする請求項23、24に記載の重み付け
受信装置。 - 【請求項26】 複数の階層化された情報源データ列に
対し、それぞれに異なる重み付け符号化及び変調をそれ
ぞれに施し所定の多重化比率で時分割多重化して伝送さ
れたデータを受信して、対応する重み付け復調及び復号
を施すことで、元の階層化された情報源データ列に復号
する重み付け伝送に用いる受信装置であって、 複数の外側FEC復号器と1個の内側FEC復号器を具
備して構成される連接復号器と、 復調された信号をそれぞれ入力して当該変調のコンステ
レーションを構成する変調シンボルの全体集合を複数の
部分集合に分割するとき、当該部分集合のそれぞれに含
まれる変調シンボルに対応した判定データを出力する複
数の信号配置復号器と、 この複数の信号配置復号器からそれぞれ出力される判定
データを入力し所定の多重化比率に基づき時分割多重化
して出力するマルチプレクサと、 このマルチプレクサの出力を前記連接復号器の内側FE
C復号器を介して入力して所定の多重化比率に基づき複
数の伝送路の階層に分離し複数の前記外側FEC復号器
へ出力するデマルチプレクサとを有することを特徴とす
る重み付け受信装置。 - 【請求項27】 前記受信信号を入力し複数の伝送路の
階層に対応する受信信号配置データを出力する複数のデ
ィジタル復調器を具備することを特徴とする請求項2
4、25、26に記載の重み付け受信装置。 - 【請求項28】 前記復調がOFDM復調器で施される
ことを特徴とする請求項24、25、26、27に記載
の重み付け受信装置。 - 【請求項29】 前記FEC復号器あるいは前記内側F
EC復号器に符号化変調復号器を含むとき、 復調された信号をそれぞれ入力して当該変調のコンステ
レーションを構成する変調シンボルの全体集合を複数の
部分集合に分割するとき、当該部分集合のそれぞれに含
まれる変調シンボルに対応した判定データを出力する複
数の信号配置復号器を当該部分集合毎に具備することを
特徴とする請求項24、25、26、27、28に記載
の重み付け受信装置。 - 【請求項30】 前記複数の階層のうち、伝送誤り特性
が最良である特定の階層のデータ列から多重化比率情報
を検出する多重化比率情報検出手段を有することを特徴
とする請求項23、24、25、26、27、28、2
9に記載の重み付け受信装置。 - 【請求項31】 前記複数の階層のうち、伝送誤り特性
が最良である特定の階層のデータ列からフレーム同期を
確立するフレーム同期手段を有することを特徴とする請
求項23、24、25、26、27、28、29、30
に記載の重み付け受信装置。 - 【請求項32】 前記FEC復号器あるいは前記内側F
EC復号器にビタビ復号器あるいはトレリス復号器を含
むときに、 前記複数の階層の時分割多重化されたデータ列の復号順
序を、伝送誤り特性の良い順序となるように制御する制
御手段を有することを特徴とする請求項24、25、2
6、27、28、29、30、31に記載の重み付け受
信装置。 - 【請求項33】 前記FEC復号器あるいは前記内側F
EC復号器にビタビ復号器あるいはトレリス復号器を含
むときに、 伝送誤り特性の良い階層に相当する部分の先頭に付加さ
れたプリアンブルについてもそのままFEC復号処理を
施すことを特徴とする請求項24、25、26、27、
28、29、30、31、32に記載の重み付け受信装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289567A JPH07143185A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 重み付け伝送方式及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289567A JPH07143185A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 重み付け伝送方式及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07143185A true JPH07143185A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17744904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5289567A Pending JPH07143185A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 重み付け伝送方式及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07143185A (ja) |
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