JPH07142315A - 荷電粒子ビーム露光装置及び露光方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光装置及び露光方法

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JPH07142315A
JPH07142315A JP5155724A JP15572493A JPH07142315A JP H07142315 A JPH07142315 A JP H07142315A JP 5155724 A JP5155724 A JP 5155724A JP 15572493 A JP15572493 A JP 15572493A JP H07142315 A JPH07142315 A JP H07142315A
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stage
sample
charged particle
inclination
irradiation
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JP5155724A
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English (en)
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Yasushi Takahashi
靖 高橋
Takamasa Sato
高雅 佐藤
Yoshihisa Daikyo
義久 大饗
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は荷電粒子ビーム露光装置及び露光方
法に関し、ステージの傾きにより生じるビーム照射位置
のずれを補正して、ビーム照射位置の精度を向上させる
ことを目的とする。 【構成】 傾き測定手段101は、ステージ35の傾き
を測定する。位置ずれ算出手段102は、上記測定され
たステージ35の傾きから、ステージ35上の試料Wの
照射目標位置からの、荷電粒子ビームの照射位置の位置
ずれを算出する。偏向信号補正手段103は、位置ずれ
算出手段102で算出した位置ずれに応じて、偏向器3
4に供給される偏向信号を、荷電粒子ビームが試料Wの
照射目標位置に照射されるように補正する。偏向器34
は、上記偏向信号を供給されて、荷電粒子ビームの偏向
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷電粒子ビーム露光装置
及び露光方法に係り、特に、ビームの照射位置を高精度
で位置決めする荷電粒子ビーム露光装置及び露光方法に
関する。
【0002】近年、LSIは、その集積度と機能の向上
に伴い計算機、通信、機械制御等、広く産業全般に応用
されている。例えば、DRAMでは、1M,4M,16
M,64M,256M,1Gとその集積化が進んでい
る。このような高集積化は、ひとえに微細加工技術の進
歩によっている。
【0003】このような集積回路の高密度化に伴い、微
細パターンの形成方法として、電子線等の荷電粒子ビー
ムを用いた露光装置が開発されている。荷電粒子ビーム
露光では、0.05μm以下の微細加工が0.02μm
以下の位置合わせ精度で実現できる。
【0004】荷電粒子ビーム露光装置では、ステージの
傾きにより生じるビーム照射位置のずれを補正して、ビ
ーム照射位置の精度をより向上させることが必要とされ
ている。
【0005】
【従来の技術】図5は、従来の荷電粒子ビーム露光装置
におけるステージ位置測定の説明図を示す。荷電粒子ビ
ーム露光装置では、XYステージ201上の試料Wに所
望のパターンを描画する。このパターンの描画の際に
は、ビーム偏向可能領域内では、ビーム偏向器203に
よって、試料Wの所望の位置にビームを照射し、ビーム
偏向可能領域を越える領域については、ステージ201
を動かすことによって、隣のビーム偏向可能領域に移動
し、その領域内でビーム偏向器203によって描画する
というこを繰り返している。
【0006】ステージ201の位置は、X方向、Y方向
夫々に設けられたレーザ干渉計を用いて測定される。図
5では、X方向の位置を測定するレーザ干渉計202を
示している。レーザ干渉計202は、ステージ201に
設けられたミラー204に照射したレーザ光bmの反射
光を用いて、ステージ201のX方向の移動距離を測定
する。具体的には、レーザ干渉計202は、ステージ2
01のX方向の移動距離に対応する数のパルスを出力す
る。
【0007】このため、レーザ干渉計202の出力する
パルスをカウントすることで、ステージ201のX方向
の移動距離を測定することがてきる。Y方向の位置測定
用のレーザ干渉計についても同様である。
【0008】ステージ201を目標位置に移動する際に
は、レーザ干渉計から出力されるパルス数をカウントし
て、カウント値が目標位置までの移動距離に対応する数
になったときにステージ201の移動を停止している。
【0009】このステージ201の目標位置への移動で
は、ミラー204の反射面の位置が目標位置に合わせら
れ、これにより、試料Wの照射目標位置T0 が、ビーム
の照射位置BR に合わせられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ステージ201を移動
させる際には、ステージ201では、X軸回りの傾き、
Y軸回りの傾きが、極わずかに生じる。このステージ2
01の傾きは、数ミリラジアン程度である。
【0011】図5では、点B0を通るY方向の軸に対し
て角度θだけ傾いた状態のステージ201を破線で示し
ている。この傾きにより、試料Wの上面を含む面とミラ
ー204を含む面との交差位置C0 は、交差位置C1
移動して、傾きが無い状態に対してΔXだけ位置ずれを
生じる。
【0012】傾きの角度θが充分小さい場合は、試料W
の上面部分の移動量は、交差位置C 1 の移動量ΔXに等
しいとみなせる。従って、ステージ201の上記の傾き
によって、試料Wの元の照射目標位置T0 は、位置T1
にΔXだけ移動する。
【0013】レーザ干渉計202のレーザ光bmの照射
位置を、傾きの軸上の点B0に設定してある場合は、点
B0がステージ201の目標位置に合わせられる。この
場合、ステージ201に傾きが無いときは、試料Wの照
射目標位置T0 に正しくビームが照射される。しかし、
ステージ201に傾きが生じている場合は、ビームの照
射位置は、照射目標位置T1 からΔXだけずれてしま
う。
【0014】レーザ干渉計202のレーザ光bmの照射
位置を、仮に、試料Wの上面のX方向の位置XW0に設定
できるとした場合は、ステージ201に傾きが生じてい
るときに、交差位置C1 をステージ201の目標位置に
合わせることになる。このため、試料Wの照射目標位置
1 は、正しくビームの照射位置BR に合わせられ、ビ
ームは正しい位置に照射される。従って、レーザ干渉計
202のレーザ光bmは、試料Wの上面位置ZW0に設定
することが望ましい。
【0015】実際の荷電粒子ビーム露光装置では、高解
像度を得るために照射ビームの短焦点化が行われてお
り、偏向器203等のステージ201に対向する部分が
試料Wの上面に近接している。このため、ミラー204
を試料Wの上面の高さに配置することができない。従っ
て、実際には、レーザ干渉計202のレーザ光bmは、
試料Wの上面位置ZW0よりも低い位置に照射している。
【0016】図5に示すように、レーザ光bmを、試料
Wの上面位置ZW0より低い位置の点B1に照射する場合
は、ステージ201に傾きが生じたときは、レーザ光b
mの照射点B1がステージ201の目標位置に合わせら
れる。ステージ201の傾きが無いときに対する点B1
の移動量をδ1とする。このとき、試料Wの照射目標位
置T1 は、ビーム照射位置BR からΔX−δ1だけずれ
た位置に合わせられ、ビーム照射位置はΔX−δ1だけ
ずれてしまう。
【0017】上記のように、従来の荷電粒子ビーム露光
装置では、ステージの傾きにより、ビームの照射位置が
試料の目標位置からずれるという問題がある。
【0018】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、ステージの傾きにより生じるビーム照射位置のずれ
を補正して、ビーム照射位置の精度を向上させることが
できる荷電粒子ビーム露光装置及び露光方法を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。本発明では、偏向信号に応じて荷電粒子ビー
ムを偏向する偏向器34により荷電粒子ビームを偏向さ
せつつ、ステージ35上の試料Wに照射して露光を行う
荷電粒子ビーム露光装置において、上記ステージ35の
傾きを測定する傾き測定手段101と、上記傾き測定手
段101により測定されたステージ35の傾きから、上
記ステージ35の傾きにより生じる上記荷電粒子ビーム
の照射位置の上記試料Wの被露光面上の照射目標位置か
らの位置ずれを算出する位置ずれ算出手段102と、上
記位置ずれ算出手段102で算出した位置ずれに応じ
て、上記偏向器34に供給される上記偏向信号を、上記
荷電粒子ビームが上記試料Wの照射目標位置に照射され
るように補正する偏向信号補正手段103とを有する。
【0020】
【作用】本発明では、ステージの傾きを測定して、ステ
ージの傾きにより生じた、試料Wの照射目標位置からの
荷電粒子ビームの照射位置の位置ずれ量だけ、ビーム偏
向量を補正する。このため、ステージの傾きによる荷電
粒子ビーム照射位置の試料の照射目標位置からのずれを
無くすことを可能とする
【0021】
【実施例】まず、図2を参照して、本発明の一実施例に
よる荷電粒子ビーム露光装置の構成について説明する。
【0022】図2に示す露光装置は、露光部10と正義
部50とに大きく分けられる。露光部10は、電子ビー
ムを発生し、スポット状もしくはパターン状に整形し、
露光対象物の所望位置に露光する。制御部50は、露光
部10を制御する信号を生成する部分である。なお、露
光部10の下には、露光対象物(試料)Wを載置するス
テージ35がある。
【0023】まず、露光部10について説明する。カソ
ード電極11から発生した電子は、グリッド電極12お
よびアノード電極13によって引き出される。これらの
電極11,12,13が荷電電子ヒータ発生源14を構
成する。
【0024】荷電電子ビーム発生源14から発生した電
子ビームは、例えば矩形状開口を有する第1のスリット
15によって整形され、電子ビームを集束する第1の電
子レンズ16を通過し、透過マスク20上のビーム照射
位置を修正偏向するためのスリットディフレクタ17に
入射する。スリットディフレクタ17は、修正偏向信号
S1によって制御される。
【0025】電子ビームを所望のパターンに整形するた
めに、矩形開口や所定パターンのブロックパターン開口
等の複数の透過孔を有する透過マスク(ステンシルマス
ク)20を用いる。スリットディフレクタ17を通過し
た電子ビームは、電子ビーム整形部を通って所望のパタ
ーンに整形される。この電子ビーム整形部は、対向して
設けられた第2の電子レンズ18、第3の電子レンズ1
9、これらの電子レンズ間に水平方向に移動可能に装着
されて透過マスク20、透過マスク20の上および下に
配置され、それぞれ位置情報P1−P4に応じて電子ビ
ームを偏向し、透過マスク20上の透過孔の1つを選択
する第2ないし第4の偏向器21−24を含む。
【0026】整形された電子ビームは、ブランキング信
号SBが印加されるブランキング電極25によって遮
断、もしくは通過するように制御される。ブランキング
電極25を通過した電子ビームは、第4の電子レンズ2
6、アパーチャ27、リフォーカスコイル28、第5の
電子レンズ29によって調整され、フォーカスコイル3
0に入射する。フォーカスコイル30は、電子ビームを
露光対象面上にフォーカスさせる機能を有する。また、
スティングコイル31は、非点収差を補正する。
【0027】電子ビームは、さらに第6の電子レンズ3
2、露光位置決定信号S2,S3に応じて露光対象物W
上の位置決めを行う電磁偏向器であるメインディフレク
タ33、および静電偏向器であるサブディフレクタ34
によってその位置が制御され、露光対象物W上の所望位
置に照射される。
【0028】なお、露光対象物Wは、XY方向に移動可
能なステージ35に載置され、移動される。また、露光
部10には、さらに第1−第4のアラインメントコイル
36、37、38、39が設けられている。
【0029】制御部50はメモリ51、CPU52を有
する。集積回路装置の設計データはメモリ51に記憶さ
れ、CPU52によって読み出され、処理される。CP
U52は、その他、荷電電子ビーム露光装置全体を制御
する。
【0030】インタフェース53は、CPU52によっ
て取り込まれた描画情報、例えばパターンを描画すべき
ウエハW上の描画位置情報、および透過マスク20のマ
スク情報等の各種情報を、データメモリ54およびシー
ケンスコントローラ60に転送する。データメモリ54
はインタフェース53から転送された描画パターン情報
およびマスク情報を記憶保持する。
【0031】パターン制御コントローラ55は、データ
メモリ54から描画パターン情報およびマスク情報を受
け、それらに従って透過マスクの透過孔の1つを指定
し、その指定透過孔の透過マスク上での位置を示す位置
信号P1−P4を発生する。また、パターン制御コント
ローラ55は、描画すべきパターン形状と指定透過孔形
状との形状差に応じた補正値Hを演算する処理を含む各
種処理を行う指定機能、保持機能、演算機能および出力
機能を有する。
【0032】アンプ部56はディジタル・アナログ変換
機能および増幅機能を有し、補正値Hを受け、修正偏向
信号S1を生成する。マスク移動機構57は、パターン
制御コントローラ55からの信号に従い、必要に応じて
透過マスク20を移動させる。
【0033】ブランキング制御回路58は、パターン制
御コントローラ55からの信号に応じて、ディジタル・
アナログ変換機能および増幅機能を有するアンプ部59
を制御し、ブランキング信号SBを発生する。
【0034】シーケンスコントローラ60は、インタフ
ェース部53から描画位置情報を受け、描画処理シーケ
ンスを制御する。ステージ移動制御部61は、シーケン
スコントローラ60からの信号に応じて、必要に応じて
ステージ35を目標位置に移動させる。
【0035】このステージ35の移動は、レーザ干渉計
62によって検出され、移動量に対応する信号が、ステ
ージ移動制御部61と偏向制御回路63に供給される。
偏向制御回路63は、試料(ウエハ)W上の露光位置を
演算し、露光位置決定信号S2、S3を発生するアンプ
部64,65に信号を供給すると共に、シーケンスコン
トローラ60にも信号を供給する。なお、アンプ部6
4、65はそれぞれ、ディジタル・アナログ変換機能及
び増幅機能を有する。
【0036】通常の電子ビーム露光においては、電磁偏
向器であるメインディフレクタ33によって2−10m
m□の偏向フィールドをビーム偏向し、静電偏向器であ
るサブティフレクタ34によって、100μm□程度の
サブフィールドを偏向する。
【0037】パターンデータは、CPU52によってメ
モリ51から読み出され、データメモリ54に転送さ
れ、ここに蓄積される。データメモリ54から読み出さ
れたパターンデータによって、パターン制御コントロー
ラ55はパターンを各ショットごとに分解する。各ショ
ットに分解されたパターンデータは、メインディフレク
タ33用のデータ、サブディフレクタ34用のデータ、
スリットディフレクタ17用のデータ、ブランキング信
号SB等の信号に分離され、電子ビームを偏向制御す
る。
【0038】次に、本実施例での、ビーム照射位置の補
正について説明する。図3は、本発明の一実施例におけ
るX方向のビーム照射位置の補正に関わる部分の構成図
を示す。
【0039】レース干渉計62は、ステージ35のX方
向の位置を測定するためのレーザ干渉計111、112
を含む。偏向制御回路63は、レーザ干渉計111,1
12の出力信号からステージ35のY軸回りの傾きを算
出する傾き算出部114、傾き算出部114の出力デー
タからX方向のステージ位置ずれを算出するステージ位
置ずれ算出部115を有する。
【0040】偏向制御回路63は、また、X方向データ
生成部116が出力するX偏向データとステージ位置ず
れ算出部115が出力するステージ位置ずれデータδX
を加算する加算回路117を有する。
【0041】また、アンプ部65は、X偏向用のD/A
コンバータ118とアンプ119を含む。加算回路11
7から供給された偏向データを基にアンプ部65で生成
されたX偏向信号は、サブディフレクタ34のX偏向器
34aに供給される。
【0042】ステージ35の位置は、X方向、Y方向夫
々に設けられたレーザ干渉計を用いて測定される。図3
では、X方向の位置を測定するレーザ干渉計111,1
12を示している。
【0043】レーザ干渉計111のレーザ光b1は、ス
テージ35に設けたミラー141上で、ステージ35に
傾きが無い状態での試料Wの照射面のZ方向の位置ZW0
(以下、試料Wの照射面位置ZW0と記す)からZD2だけ
低い位置に照射される。レーザ干渉計111は、レーザ
光b1の反射光を用いて、試料Wの照射面位置ZW0から
D2だけ低い位置における、ステージ35のX方向の移
動距離を測定する。具体的には、レーザ干渉計111
は、上記高さでのステージ35のX方向の移動距離に対
応する数のパルスを、パルス信号PL1 として出力す
る。
【0044】レーザ干渉計111の出力するパルス信号
PL1 は、ステージ移動制御部61に供給される。ステ
ージ移動制御部61では、このレーザ干渉計111の出
力するパルス信号PL1 のパルス数をカウントすること
で、試料Wの照射面位置ZW0からZD2だけ低い位置にお
ける、ステージ35のX方向の移動距離を測定すること
ができる。
【0045】ステージ移動制御部61は、シーケンスコ
ントローラ60から供給されるステージ移動データが示
すステージ目標位置にステージ35を移動する。このス
テージ35の移動の際には、ステージ移動制御部61
は、レーザ干渉計111から供給されるパルス信号PL
1 のパルス数をカウントして、カウント値が目標位置ま
での移動距離に対応する数になったときにステージ35
の移動を停止している。
【0046】このステージ35の目標位置への移動で
は、ミラー141の反射面上で試料Wの照射面位置ZW0
からZD2だけ低い位置が、X方向の目標位置に合わせら
れ、これにより、試料Wの照射目標位置P0 が、ビーム
照射位置BR に合わせられる。
【0047】また、レーザ干渉計112のレーザ光b2
は、ステージ35に設けたミラー141上で、試料Wの
照射面位置ZW0からZD2+ZD1だけ低い位置に照射され
る。レーザ干渉計112は、レーザ光b2の反射光を用
いて、試料Wの照射面位置Z W0からZD2+ZD1だけ低い
位置における、ステージ35のX方向の移動距離を測定
する。即ち、レーザ干渉計112は、レーザ干渉計11
1と同様に、上記高さでのステージ35のX方向の移動
距離に対応する数のパルスを、パルス信号PL 2 として
出力する。
【0048】次に、ステージ35の傾きによる、ステー
ジ位置ずれ、即ち、試料Wの照射目標位置の位置ずれの
算出について説明する。図3では、点R1を通るY方向
の傾きの軸に対して角度α1だけ傾いた状態のステージ
35を破線で示している。試料Wの被露光面も同じく角
度α1だけ傾く。なお、このステージ35の傾きの角度
α1は、数ミリラジアン程度で、極わずかである。この
ステージ35の傾きにより、試料Wの被露光面を含む面
とミラー141を含む面との交差位置E0 は、交差位置
1 に移動して、傾きが無い状態に対してδXだけ位置
ずれを生じる。
【0049】傾きの角度α1が十分小さいため、試料W
の被露光面部分の移動量は、交差位置E1 の移動量δX
に等しいとみなせる。従って、ステージ35の上記の傾
きによって、試料Wの元の照射目標位置P0 は、位置P
1 にδXだけ移動する。
【0050】なお、ステージ35の傾きの角度α1が、
数ミリラジアン程度の場合、ステージ位置ずれδXは、
1μm未満の値となる。
【0051】レーザ干渉計111の照射位置は、ミラー
141の面上で、ステージ35のY方向の傾きの軸が通
るZ方向の位置(高さ位置)に設定している。図3で
は、Y方向の傾きの軸が点R1を通っており、レーザ光
b1の照射位置は、点R1と同じ高さ位置に設定してい
る。このレーザ光b1の照射位置は、前記のように、試
料Wの照射面位置ZW0からZD2だけ低い位置である。
【0052】一方、レーザ干渉計112の照射移築は、
レーザ干渉計111の照射位置とZ方向に所定距離ZD1
だけ離れた位置に設定している。図5では、角度α1の
傾きを生じたステージ35のミラー141上の点R2に
レーザ光b2が照射されている。上記ZD1,ZD2の値
は、例えば、数mm程度に設定する。
【0053】前記のように、ステージ35の移動の際
は、ミラー141上のレーザ干渉計111の照射位置
(点R1)が、ステージ目標位置に合わせられる。
【0054】レーザ干渉計111,112の出力するパ
ルス信号PL1 ,PL2 は、傾き算出部114に供給さ
れる。傾き算出部114では、レーザ干渉計111から
供給されるパルス信号PL1 から、試料Wの照射面位置
W0からZD2だけ低い位置におけるステージ35の移動
距離DX1を求める。同様に、レーザ干渉計112から供
給されるパルス信号PL2 から、試料Wの照射面位置Z
W0からZD2+ZD1だけ低い位置におけるステージ35の
移動距離DX2を求める。
【0055】移動距離DX1と移動距離DX2の差は、レー
ザ干渉計111の照射点R1とレーザ干渉計112の照
射点R2のX方向の差に相当する。傾き算出部114で
は、上記Z方向の2つの高さにおけるステージの移動距
離DX1,DX2からステージ35の傾きを算出する。即
ち、下記式により、ステージ35の傾きα1としたと
きのtanα1を算出する。この算出されたステージ3
5の傾きは、試料Wの被露光面の傾きに等しい。
【0056】 tanα1=(DX1−DX2)/ZD1 ステージ位置ずれ算出部115は、傾き算出部114か
ら供給されるtanα1の値を用いて、ステージ位置ず
れを算出する。即ち、下記式により、試料Wの照射面
位置ZW0でのステージ35の位置ずれδXを算出する。
この算出されたステージ35の位置ずれδXは、試料W
の照射目標位置の位置ずれに等しい。
【0057】 δX=ZD2・tanα1 距離ZD2は、前記のように、試料Wの照射面位置ZW0
ステージ目標位置に合わせられるミラー141上の位置
(点R1)との距離である。
【0058】加算回路117は、X偏向データ生成部1
16から供給されるX方向のビーム偏向量を示すデータ
と、ステージ位置ずれ算出部115から供給されるステ
ージ位置ずれのデータδXを加算して、補正された偏向
データとして出力する。
【0059】アンプ部65では、加算回路117から供
給される補正された偏向データを基に、ステージ位置ず
れδXを補正したX偏向信号を生成して、X偏向器34
aに供給する。
【0060】ステージ35の移動の際には、前記のよう
に、ステージ移動制御部61により、ミラー141面上
のステージの試料Wの照射面位置ZW0からSD2低い位置
(図3の点R1)が、ステージの目標位置に合わせられ
ている。このため、ビームの偏向量を補正しないと仮定
すると、ビーム照射位置は、試料Wの照射目標位置P 1
からδXだけ、ずれた位置になる。実際には、ステージ
位置ずれ算出部115で算出されたδXだけ、ビームの
偏向量が補正される。このため、補正後のビーム照射位
置BRAを、正確に、試料Wの照射目標位置P1 に合わせ
ることかできる。
【0061】なお、上記説明では、ステージ35の目標
位置に合わせるレーザ干渉計111の照射位置を、ステ
ージ35の傾きの軸と同じ高さ位置に設定する場合で説
明したが、レーザ干渉計111の照射位置は、ステージ
35の傾きの軸と異なる高さ位置に設定してもよい。
【0062】この場合、目標位置に合わせられるレーザ
干渉計111の照射位置は、傾きが無い場合のミラー1
41の位置から、ステージ35の傾きに応じて、ずれた
位置となる。一方、ステージ位置ずれ算出部115から
出力される補正データは、ステージ位置ずれδXと、レ
ーザ干渉計111の照射位置と傾きが無い場合のミラー
141の位置とのX方向の距離を加算した値になる。こ
のため、この場合でも、ビーム照射位置は、正しく補正
されて、試料Wの照射目標位置に合わせられる。
【0063】また、上記説明では、ステージ35の傾き
の軸が図3中、ステージ35の右端にあるミラー141
上にある場合で説明したが、ステージ35の傾きの軸が
ステージ35の他の位置にある場合でも、同様にビーム
照射位置を補正することができる。
【0064】図4は、本発明の一実施例におけるY方向
のビーム照射位置の補正に関わる部分の構成図を示す。
図4に示す、Y方向のビーム照射位置の補正に関わる部
分の構成は、図3のX方向のビーム照射位置の補正に関
わる部分の構成と、補正の方向が異なる以外は、同様で
あるので、適宜説明を省略する。
【0065】レーザ干渉計62は、ステージ35のY方
向の位置を測定するためのレーザ干渉計121,122
を含む。偏向制御回路63は、レーザ干渉計121,1
22の出力信号からステージ35のX軸回りの傾きを算
出する傾き算出部124、傾き算出部124の出力デー
タからY方向のステージ位置ずれを算出するステージ位
置ずれ算出部125を有する。
【0066】偏向制御回路63は、また、Y方向データ
生成部126が出力するY偏向データとステージ位置ず
れ算出部125が出力するステージ位置ずれデータδY
を加算する加算回路127を有する。
【0067】また、アンプ部65は、Y偏向用のD/A
コンバータ128とアンプ129を含む。加算回路12
7から供給された偏向データを基にアンプ部65で生成
されたY偏向信号は、サブディフレクタ34のY偏向器
34bに供給されるステージ35のY方向の位置は、レ
ーザ干渉計121,122で測定される。レーザ干渉計
121のレーザ光b12は、ステージ35に設けたミラー
151上で、試料Wの照射面位置ZW0からZD12 だけ低
い位置に照射される。レーザ干渉計121は、試料Wの
照射面位置ZW0からDD12 だけ低い位置でのステージ3
5のY方向の移動距離に対応する数のパルスを、パルス
信号PL11として出力する。
【0068】ステージ移動制御部61は、シーケンスコ
ントローラ60から供給されるステージ移動データが示
すステージ目標位置にステージ35を移動する。このス
テージ35の移動の際には、ステージ移動制御部61
は、レーザ干渉計121から供給されるパルス信号PL
11のパルス数をカウントして、カウント値が目標位置ま
での移動距離に対応する数になったときにステージ35
の移動を停止している。
【0069】このステージ35の目標位置への移動で
は、ミラー151の反射面上で試料Wの照射面位置ZW0
からZD12 だけ低い位置が、Y方向の目標位置に合わせ
られ、これにより、試料Wの照射目標位置P0 が、ビー
ム照射位置BR に合わせられる。
【0070】また、レーザ干渉計122のレーザ光b12
は、ステージ35に設けたミラー151上で、試料Wの
照射面位置ZW0からZD12 +ZD11 だけ低い位置に照射
される。レーザ干渉計122は、照射Wの照射面位置Z
W0からZD2+ZD1だけ低い位置でのステージ35のY方
向の移動距離に対応する数のパルスを、パルス信号PL
12として出力する。
【0071】次に、ステージ35の傾きによる、ステー
ジ位置ずれ、即ち、試料Wの照射目標位置の位置ずれの
算出について説明する。図4では、点R11を通るX方向
の傾きの軸に対して角度α11だけ傾いた状態のステージ
35を破線で示している。このステージ35の傾きによ
り、試料Wの被露光面を含む面とミラー151を含む面
との交差位置E10は、交差位置E11に移動して、傾きが
無い状態に対してδYだけ位置ずれを生じる。また、試
料Wの元の照射目標位置P0 は、位置P11にδYだけ移
動する。
【0072】レーザ干渉計121の照射位置は、ミラー
151の面上で、ステージ35のX方向の傾きの軸が通
る高さ位置の、点R11に設定している。
【0073】一方、レーザ干渉計122の照射位置は、
レーザ干渉計121の照射位置とZ方向に所定距離Z
D11 だけ離れた位置に設定している。図4では、角度α
11の傾きを生じたステージ35のミラー151上の点R
12にレーザ光b12が照射されている。
【0074】傾き算出部124では、レーザ干渉計12
1から供給されるパルス信号PL11から、試料Wの照射
面位置ZW0からZD12 だけ低い位置におけるステージ3
5の移動距離DX11 を求める。同様に、レーザ干渉計1
22から供給されるパルス信号PL12から、試料Wの照
射面位置ZW0からZD12 +ZD11 だけ低い位置における
ステージ35の移動距離DX12 を求める。
【0075】傾き算出部124では、下記式により、
ステージ35の傾きの角度をα11としたときのtanα
11を算出する。この算出されたステージ35の傾きは、
試料Wの被露光面の傾きに等しい。
【0076】 tanα11=(DX11 −DX12 )/ZD11 ステージ位置ずれ算出部125は、傾き算出部124か
ら供給されるtabα11の値を用いて、下記式によ
り、試料Wの照射面位置Zw0でのステージ35の位置ず
れδYを算出する。この算出されたステージ35の位置
ずれδYは、試料Wの照射目標位置の位置ずれに等し
い。
【0077】 δY=ZD12 ・tanα11 距離ZD12 は、前記のように、試料Wの照射面位置ZW0
とステージ目標位置に合わせられるミラー151上の位
置(点R11)との距離である。
【0078】加算回路127は、Y偏向データ生成部1
26から供給されるY方向のビーム偏向量を示すデータ
と、ステージ位置ずれ算出部125から供給されるステ
ージ位置ずれのデータδYを加算して、補正された偏向
データとして出力する。
【0079】アンプ部65では、加算回路127から供
給される補正された偏向データを基に、ステージ位置ず
れδYを補正したY偏向信号を生成して、Y偏向器34
bに供給する。
【0080】ステージ35の移動の際には、前記のよう
に、ステージ移動制御部61により、ミラー151面上
のステージの試料Wの照射面位置ZW0からZD12 低い位
置(図4の点R11)が、ステージの目標位置に合わせら
れている。このため、ビームの偏向量を補正しないと仮
定すると、ビーム照射位置は、試料Wの照射目標位置P
11からδYだけ、ずれた位置になる。実際には、ステー
ジ位置ずれ算出部125で算出されたδYだけ、ビーム
の偏向量が補正される。このため、補正後のビーム照射
位置BRBを、正確に、試料Wの照射目標位置P11に合わ
せることができる。
【0081】上記のように、本実施例では、測定したス
テージ35の傾きを用いて、試料Wの照射目標位置の位
置ずれに等しいステージ位置ずれを算出して、このステ
ージ位置ずれ量だけビーム偏向量を補正している。この
ため、ステージ35の傾きによるビーム照射位置の試料
Wの照射目標位置からのずれを無くすことがての、所望
の位置に高精度なパターンを描画することができる。
【0082】また、2つの高さ位置で、レーザ光を照射
してステージ35の位置ずれを算出するため、試料面の
高さ位置に位置測定用のレーザ光を照射できない構造の
場合でも、正しく、ステージ35の位置ずれを算出し
て、正確にビーム偏向量を補正することができる。
【0083】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ステージ
の傾きを測定して、試料の照射目標位置からの荷電粒子
ビームの照射位置の位置ずれ量だけビーム偏向量を補正
するため、ステージの傾きによる荷電粒子ビーム照射位
置の試料の照射目標位置からのずれを無くすことができ
る特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例の荷電粒子ビームの露光装置
の全体構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例におけるX方向の照射位置の
補正に関する部分の構成図である。
【図4】本発明の一実施例におけるY方向の照射位置の
補正に関する部分の構成図である。
【図5】従来装置におけるステージ位置測定の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 露光部 34 サブディフレクタ 34a X偏向器 34b Y偏向器 35 ステージ 50 制御部 60 シーケンスコントローラ 61 ステージ移動制御部 62 レーザ干渉計 63 偏向制御回路 65 アンプ部 101 傾き測定手段 102 位置ずれ算出手段 103 偏向信号補正手段 111,112 レーザ干渉計 114 傾き算出部 115 ステージ位置ずれ算出部 116 X偏向データ生成部 117 加算回路 118 D/Aコンバータ 119 アンプ 121,122 レーザ干渉計 124 傾き算出部 125 ステージ位置ずれ算出部 126 X偏向データ生成部 127 加算回路 128 D/Aコンバータ 129 アンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏向信号に応じて電荷粒子ビームを偏向
    する偏向器(34)により荷電粒子ビームを偏向させつ
    つ、ステージ(35)上の試料(W)に照射して露光を
    行う荷電粒子ビーム露光装置において、 上記ステージ(35)の傾きを測定する傾き測定手段
    (101)と、 上記傾き測定手段(101)により測定されたステージ
    (35)の傾きから、上記ステージ(35)の傾きによ
    り生じる上記荷電粒子ビームの照射位置の上記試料
    (W)の被露光面上の照射目標位置からの位置ずれを算
    出する位置ずれ算出手段(102)と、 上記位置ずれ算出手段(102)で算出した位置ずれに
    応じて、上記偏向器(34)に供給される上記偏向信号
    を、上記荷電粒子ビームが上記試料(W)の照射目標位
    置に照射されるように補正する偏向信号補正手段(10
    3)とを有することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記傾き測定手段(101)は、 前記ステージ(35)の傾きが無い場合の前記試料
    (W)の被露光面と垂直な方向の第1の位置でのステー
    ジ(35)の上記試料(W)の被露光面と平行な所定方
    向の位置を測定する第1の位置測定手段(111;12
    1)と、 上記試料(W)の被露光面と垂直な方向の第2の位置で
    のステージ(35)の上記試料(W)の被露光面と平行
    な上記所定方向の位置を測定する第2の位置測定手段
    (112;122)と、 上記第1の位置測定手段(111;121)の測定値と
    上記第2の位置測定手段(112;122)の測定値の
    差から、上記ステージ(35)の傾きを算出する傾き算
    出手段(114;124)とからなることを特徴とする
    請求項1記載の荷電粒子ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記ステージ(35)の傾きが無い場合
    の前記試料(W)の被露光面と平行な第1の所定方向
    (Y方向)を軸とする上記ステージ(35)の傾きを測
    定する前記傾き測定手段(111,112,114)
    と、 上記第1の所定方向(Y方向)を軸とする上記ステージ
    (35)の傾きから、前記ステージ(35)の傾きが無
    い場合の前記試料(W)の被露光面と平行でかつ上記第
    1の所定方向と垂直な第2の所定方向(X方向)での、
    上記試料(W)の照射目標位置からの前記荷電粒子ビー
    ムの照射位置の位置ずれを算出する前記位置ずれ算出手
    段(115)と、 上記第2の所定方向(X方向)の偏向信号を、上記位置
    ずれ算出手段(115)で算出された位置ずれ量だけ補
    正する前記偏向信号補正手段(117,118,11
    9)を有し、 かつ、上記第2の所定方向(X方向)を軸とする上記ス
    テージ(35)の傾きを測定する前記傾き測定手段(1
    21,122,124)と、 上記第2の所定方向(X方向)を軸とする上記ステージ
    (35)の傾きから、上記第1の所定方向(Y方向)で
    の、上記試料(W)の照射目標位置からの上記荷電粒子
    ビームの照射位置の位置ずれを算出する前記位置ずれ算
    出手段(125)と、 上記第1の所定方向(Y方向)の偏向信号を、上記位置
    ずれ算出手段(125)で算出された位置ずれ量だけ補
    正する前記偏向信号補正手段(127,128,12
    9)を有することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子
    ビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 偏向信号に応じて荷電粒子ビームを偏向
    する偏向器(34)により荷電粒子ビームを偏向させつ
    つ、ステージ(35)上の試料(W)に照射して露光を
    行う荷電粒子ビーム露光方法において、 上記ステージ(35)の傾きを測定し、 上記測定されたステージ(35)の傾きから、上記ステ
    ージ(35)の傾きにより生じる上記荷電粒子ビームの
    照射位置の上記試料(W)の被露光面上の照射目標位置
    からの位置ずれを算出し、 上記算出した位置ずれに応じて、上記偏向器(34)に
    供給される上記偏向信号を、上記荷電粒子ビームが上記
    試料(W)の照射目標位置に照射されるように補正する
    ことを特徴とする荷電粒子ビーム露光方法。
  5. 【請求項5】 前記ステージ(35)の傾きが無い場合
    の前記試料(W)の被露光面と垂直な方向の第1の位置
    でのステージ(35)の上記試料(W)の被露光面と平
    行な所定方向の位置を測定し、 かつ、前記試料(W)の被露光面と垂直な方向の第2の
    位置でのステージ(35)の上記試料(W)の被露光面
    と平行な上記所定方向の位置を測定し、 上記第1の位置でのステージ(35)の位置の測定値と
    上記第2の位置でのステージ(35)の位置の測定値の
    差から、上記ステージ(35)の傾きを算出することを
    特徴とする請求項4記載の荷電粒子ビーム露光方法。
JP5155724A 1993-06-25 1993-06-25 荷電粒子ビーム露光装置及び露光方法 Pending JPH07142315A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002110530A (ja) * 2000-10-03 2002-04-12 Advantest Corp 電子ビーム露光装置

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