JPH07140930A - 表示装置用コントローラ、それを用いた表示装置およびそれを用いた表示システム - Google Patents

表示装置用コントローラ、それを用いた表示装置およびそれを用いた表示システム

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JPH07140930A
JPH07140930A JP28632493A JP28632493A JPH07140930A JP H07140930 A JPH07140930 A JP H07140930A JP 28632493 A JP28632493 A JP 28632493A JP 28632493 A JP28632493 A JP 28632493A JP H07140930 A JPH07140930 A JP H07140930A
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JP28632493A
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Kan Shimizu
簡 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の表示装置用コントローラによれば、
一表示ライン分のnビット幅階調データ群を各ビット毎
に1グループとして順次出力する。 【効果】 本発明によれば、接続端子を各ビット毎に設
ける必要がないため、ビット幅が異なる階調データの入
力に対しても、その出力端子数を変更させる必要がな
く、これにより1品種の表示装置用コントローラを階調
数の異なる多種類の表示装置に対して共通に適用するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置等の表示
装置に用いられる表示装置用コントローラ、それを用い
た表示装置およびそれを用いた表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】CRT表示装置に代わる小型で軽量な平
面表示装置として、液晶表示装置やエレクトロルミネッ
センス表示装置等が注目されている。中でも、液晶表示
装置、特に最近ではアクティブマトリクス型の液晶表示
装置の研究開発が盛んに行われている。
【0003】そこで、16(24 )階調のカラー表示が
可能なアクティブマトリックス型の液晶表示装置を例に
とり、図6を参照して簡単に説明する。この液晶表示装
置(501) は、液晶パネル(511) と、信号電極駆動回路(5
21) 、走査電極駆動回路(551) 、図示しないが対向電極
駆動回路および液晶コントローラ(581) とによって構成
されている。
【0004】この液晶パネル(511) は、図示しないが、
一対の電極基板間に配向膜を介して液晶材料が保持され
て構成されている。一方の電極基板は、透明なガラス基
板上に(640×3)本の信号電極(513) と480本の
走査電極(515) とがマトリックス状に設置され、各交点
部分に画素電極(517) と接続されたスイッチング素子(5
19) が設けられている。また、他方の電極基板も透明な
ガラス基板上に赤(R),緑(G),青(B)のストラ
イプ状のカラーフィルタおよび共通電極が設置されて構
成されている。従って、この液晶パネル(111) は、(6
40×3×480)個の画素、赤(R),緑(G),青
(B)の3原色からなる(640×480)個の絵素を
備えている。
【0005】この液晶コントローラ(581) には、外部か
ら赤(R),緑(G),青(B)のそれぞれ4ビット幅
階調データが図2(c)に示すように各重みビット毎に
並列に入力される。液晶コントローラ(581) から信号電
極駆動回路(521) を構成する直並列変換回路(523) に
は、同様の赤(R),緑(G),青(B)それぞれの4
ビット幅階調データが各重みビット毎に並列に出力され
ると共に、信号電極駆動回路(521) を制御するシフトク
ロック信号(CK1 )と水平スタート信号(ST1 )とが出
力される。
【0006】赤(R),緑(G),青(B)それぞれの
4ビット幅階調データは、(640×3×4)ビットの
直並列変換回路(523) によってシフトクロック信号(CK
1 )と同期して順次直並列変換され、(640×3×
4)ビットのラッチ回路(525)に一時格納される。
【0007】そして、液晶コントローラ(581) からの制
御信号(LS)に基づいて出力される一表示ライン分の4
ビット幅階調データのそれぞれは、アナログ・マルチプ
レクサにより構成されるD/A変換回路(527) によって
予め用意された16個の階調電圧(V0 ,V1 ,V2 ,
…,V15)の一つを選択し出力することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成の液晶コントローラ(581) によれば、赤(R),緑
(G),青(B)それぞれの4ビット幅階調データを各
重みビット毎に並列に信号電極駆動回路(521) に供給し
ていたため、4ビット幅階調データ用の液晶コントロー
ラ(581) を256(28 )階調表示用に構成された液晶
パネルの駆動回路に適用しようとしても、液晶コントロ
ーラ(581) の出力端子数は階調データのビット幅に依存
していたため、上位機種への適用は全く困難であった。
【0009】また、逆に256(28 )階調表示用に構
成された液晶コントローラを16(24 )階調表示用の
液晶パネルの駆動回路に適用しようとしても、やはり液
晶コントローラの出力端子数が駆動回路の入力側の端子
数に比べて多いため、不経済であるばかりでなく、その
占有面積の点からも好ましいものではなかった。
【0010】上記した理由から、従来では階調数等の仕
様の異なる液晶パネルの駆動回路毎に個別の液晶コント
ローラを全く新たに設計し用意していたため、製造コス
ト等の点ら全く好ましいものではなかった。
【0011】本発明は上記した課題に鑑がみ成されたも
ので、各種表示装置に対応可能な表示装置用コントロー
ラ、それを用いた表示装置およびそれを用いた表示シス
テムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載される発
明は、外部から入力されるn(nは2以上の整数)ビッ
ト幅階調データを複数の表示ラインを備えた表示パネル
の駆動回路部に供給する表示装置用コントローラにおい
て、一前記表示ライン分の前記nビット幅階調データ群
を各重みビット毎に1グループとして順次出力すること
を特徴としている。
【0013】請求項2に記載される発明は、外部から入
力される赤(R),緑(G),青(B)のそれぞれに対
応したnビット幅階調データを複数の表示ラインを備え
た表示パネルの駆動回路部に供給する表示装置用コント
ローラにおいて、一前記表示ライン分の各色毎の前記n
ビット幅階調データ群を各重みビット毎に1グループと
して順次出力することを特徴としている。
【0014】請求項3に記載される発明は、外部から入
力されるn(nは2以上の整数)ビット幅階調データを
表示装置用コントローラを介して複数の表示ラインを備
えた表示パネルの駆動回路部に供給することにより表示
画像を表示する表示装置において、前記表示装置用コン
トローラが一前記表示ライン分の前記nビット幅階調デ
ータ群を各重みビット毎に1グループとして順次出力す
ることを特徴としている。
【0015】請求項4に記載される発明は、外部から入
力される赤(R),緑(G),青(B)のそれぞれに対
応したnビット幅階調データを複数の表示ラインを備え
た表示パネルの駆動回路部に供給することにより表示画
像を表示する表示装置において、前記表示装置用コント
ローラが一前記表示ライン分の各色毎の前記nビット幅
階調データ群を各重みビット毎に1グループとして順次
出力することを特徴としている。
【0016】請求項5に記載される発明は、請求項4記
載の駆動回路部が、前記1グループの重みビット群毎に
順次直並列する直並列変換手段、前記直並列変換手段か
ら前記ビット群毎に時間的に直列に出力されるnビット
の信号に応じてディジタル・アナログ変換するディジタ
ル・アナログ変換手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0017】請求項6に記載される発明は、画像データ
をn(nは2以上の整数)ビット幅階調データとなす画
像データ処理手段と、駆動回路部及び複数の表示ライン
を備えた表示パネルと、前記画像データ処理手段からの
前記nビット幅階調データを前記表示パネルに供給する
表示装置用コントローラとを備えた表示システムにおい
て、一前記表示ライン分の前記nビット幅階調データ群
を制御信号に基づいてm(mはnよりも小さい整数)ビ
ット幅階調データ群となし、各重みビット毎に1グルー
プとして前記駆動回路部に順次出力することを特徴とし
ている。
【0018】
【作用】本発明の表示装置用コントローラによれば、一
表示ライン分のnビット幅階調データ群を各重みビット
毎に1グループとして順次出力するため、駆動回路部と
の接続端子を各重みビット毎に設ける必要がない。即
ち、ビット幅が異なる階調データの入力に対しても、表
示装置用コントローラの出力端子数は階調データのビッ
ト幅に依存しないため、一表示装置用コントローラを階
調データのビット幅が異なる多種類の表示装置に対して
共通に適用することができる。
【0019】これにより、表示装置用コントローラを階
調データのビット幅に応じて個別に開発する必要がなく
なり、製造、開発コストが低減され、表示装置用コント
ローラの低廉化を達成することができる。
【0020】また、特にこの発明の表示装置では、その
駆動回路部が各重みビット毎に順次直並列変換する直並
列変換手段、直並列変換手段から時間的に直列に出力さ
れる各重みビット毎の信号に応じてディジタル・アナロ
グ変換するディジタル・アナログ変換手段とを備えてい
る。したがって、nビット幅階調データは、時間的に直
列に入力される各重みビット毎に順次処理されるため、
駆動回路部を構成する直並列変換手段およびディジタル
・アナログ変換手段は従来に比べてそのメモリ数を大幅
に減らすことができる。
【0021】更に、この発明の表示システムによれば、
一表示ライン分のnビット幅階調データ群を制御信号に
基づいてm(mはnよりも小さい整数)ビット幅階調デ
ータ群となし、各重みビット毎に1グループとして駆動
回路部に順次出力するため、利用者が利用者の好みに応
じて表示階調を選べると共に、転送クロック自体を遅く
することもでき、これにより消費電力を低減させること
ができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例の表示システム(30
1) を例にとり図面を参照して詳細に説明する。図1
は、この表示システム(301) の概略構成図であり、n
(n≦8の整数)ビット幅画像データを出力するグラフ
ィック・プロセッサ(201) 、グラフィック・プロセッサ
(201) からのnビット幅画像データを保持可能な(64
0×8)ビットで構成されたフレームメモリ(211) 、フ
レームメモリ(211) からのnビット幅画像データを順次
読み出し赤(R),緑(G),青(B)のそれぞれnも
しくはm(mはnより小さい整数)ビット幅階調データ
と成すカラー・ルックアップテーブル(221) 、グラフィ
ック・プロセッサ(201) からフレームメモリ(211) への
書き込み及びフレームメモリ(211) からカラー・ルック
アップテーブル(221) への読み出しを制御する調停回路
(231) を備えている。
【0023】アクティブマトリックス型液晶表示装置
(1) は、液晶パネル(11)と、信号電極駆動回路(21)、走
査電極駆動回路(51)、図示しないが対向電極駆動回路お
よび液晶コントローラ(81)とによって構成されている。
液晶パネル(11)は、図示しないが、一対の電極基板間に
配向膜を介して液晶材料が保持されて構成されている。
一方の電極基板は、透明なガラス基板上に(640×
3)本の信号電極(13)と480本の走査電極(15)とがマ
トリックス状に設置され、各交点部分に画素電極(17)と
接続されたスイッチング素子(19)が設けられている。こ
のスイッチング素子(19)としては、大面積な液晶パネル
(11)を構成するのであれば非晶質シリコン(a−Si)
を主体として構成された薄膜トランジスタなどが有用で
あり、また投射型等を志向するのであれば小面積に作り
込む必要性などから多結晶シリコン(p−Si)を主体
として構成された薄膜トランジスタなどが有効である。
また、図示しないが、他方の電極基板は透明なガラス基
板上に赤(R),緑(G),青(B)のストライプ状の
カラーフィルタおよびITO(Indium Tin Oxide)から
成る共通電極が設置されて構成されている。従って、こ
の液晶パネル(11)は(640×3×480)個の表示画
素、赤(R),緑(G),青(B)の三原色から成る
(640×480)個の表示絵素を備えている。
【0024】以上のようにして構成される表示システム
(301) において、グラフィック・プロセッサ(201) から
出力される8ビット幅画像データに基づいて256(2
8 )階調のフルカラー表示を行う場合について説明す
る。
【0025】グラフィック・プロセッサ(201) から出力
される8ビット幅画像データは、フレームメモリ(211)
に保持された後、カラー・ルックアップテーブル(221)
に順次出力され、このカラー・ルックアップテーブル(2
21) からは図2(a)に示すような赤(R),緑
(G),青(B)のそれぞれ各画素毎に各重みビットが
並列な8ビット幅階調データが液晶コントローラ(81)に
出力される。
【0026】この液晶コントローラ(81)は、例えば、図
3(a)に示すように、(640×3×8)ビットの第
1メモリ(83a) 、(640×3×8)ビットの第2メモ
リ(83b) 、第1メモリ(83a) と第2メモリ(83b) とに選
択的に入力を制御する選択入力回路(85)、第1メモリ(8
3a) と第2メモリ(83b) とから選択的に出力を得る選択
出力回路(87)、選択入力回路(85)及び選択出力回路(87)
を制御する制御回路(89)とを備えて構成されている。
【0027】したがって、この液晶コントローラ(81)
は、図2(a)に示すような各画素毎で各重みビットで
並列に入力される一表示ライン分の8ビット幅階調デー
タ群を選択入力回路(85)の信号に基づいて第1メモリ(8
3a) に書き込み、選択出力回路(87)の信号に基づいて一
表示ライン分の8ビット幅階調データ群を図2(b)に
示すように各重みビット毎に1グループとして順次読み
出す。また、この間、第2メモリ(83b) には、次の一表
示ライン分の8ビット幅階調データ群が選択入力回路(8
5)の信号に基づいて書き込まれる。
【0028】このようにして、液晶コントローラ(81)か
ら重みビット毎に時分割で出力された8ビット幅階調デ
ータ群は、図1に示す信号電極駆動回路(21)の(640
×3)ビットで構成された直並列変換回路(23)に入力さ
れる。
【0029】赤(R),緑(G),青(B)それぞれの
8ビット幅階調データは、液晶コントローラ(81)からの
シフトクロック信号(CK1')と水平スタート信号(ST
1')とによって重みビット毎に直並列変換回路(23)によ
って直並列変換され、まず(640×3)ビットで構成
されたラッチ回路(25)に第1ビット目の階調データが一
時格納される。
【0030】そして、この第1ビット目の階調データ
は、液晶コントローラ(81)からの制御信号(LS)に基づ
いてD/A変換回路(27)に出力される。このD/A変換
回路(27)は、例えば図4に示すような複数のコンデンサ
及びスイッチから成る電荷分配型で構成されており、以
下にこのD/A変換回路(27)の動作手順を簡単に説明す
る。まず、第3スイッチ(S3)を閉じて第2コンデン
サ(C2)を放電する。次に、第2スイッチ(S2)を
端子A2側に接続し、階調電圧(Vref )に第1ビット
目の階調データに相当する電圧が入力される。このよう
にして、例えば第1ビット目の階調データが{1}の場
合は、第1スイッチ(S1)を端子A1側に接続して第
1ビット目の階調データに対応する階調電圧(Vref )
が入力される。
【0031】次に、第3スイッチ(S3)を開放した
後、第2スイッチ(S2)を端子B2側に接続すること
により、第1コンデンサ(C1)に対して2倍の容量
(C2=2・C1)で構成された第2コンデンサ(C
2)に半分の電圧が保持される。
【0032】このような動作を第8ビット目の階調デー
タまで順次繰り返すことにより、1表示画素に対応する
8ビット幅階調データがアナログ階調電圧(Vs)にD
/A変換される。
【0033】この階調電圧(Vref )は、第1ビット目
の階調データに相当する期間から第8ビット目の階調デ
ータに相当する期間まで、例えば図5に示すように、そ
の比率がV1 :V2 :V3 :V4 :V5 :V6 :V7 :
V8 =1:2:4:8:16:32:64:128と段
階的に大きくなる構成とすることにより、256(28
)階調を実現することができる。尚、この実施例にお
ける階調電圧(Vref )の比率を、第1ビット目の階調
データに相当する期間から第8ビット目の階調データに
相当する期間まで順次大きくしたが、これは転送される
階調データの重みビット順に依存するものであって、こ
れに限定されるものではない。また、ここでは階調電圧
(Vref )として1表示ライン分毎に基準電圧に対して
極性が反転する電圧とすることにより、フリッカが低減
される1ライン反転駆動の場合を示しているが、これに
限るものではなく、1垂直走査期間毎に基準電圧に対し
て極性が反転する電圧としても良い。
【0034】また、コンデンサ及びスイッチで構成され
るD/A変換回路(27)については、上記した実施例に限
定されるものではなく、階調データを構成する各ビット
毎の信号を時間的に直列に入力することによりD/A変
換するものであれば良く、例えばIEEE TRANS.CIRCUIT
& SYST..VOL.CAS-33.No7 P.721-4 JULY 1986 等にも記
載されている。
【0035】このようにしてD/A変換された階調電圧
(Vs)は、サンプルホールド回路(29)に一度保持され
た後に各信号電極(13)に供給される。以上のように、こ
の実施例の表示システム(301) によれば、グラフィック
・プロセッサ(201) から出力される8ビット幅画像デー
タに基づいて256(28 )階調の画像表示を実現する
ことができる。
【0036】上述したように、この実施例の液晶コント
ローラ(81)によれば、一表示ライン分の8ビット階調デ
ータ群が各重みビット毎に1グループとして順次出力さ
れるため、信号電極駆動回路(21)との接続端子はビット
幅に依存することがなく、したがって各重みビット毎に
設ける必要がない。このため、例えばグラフィック・プ
ロセッサから出力される4ビット幅画像データに基づい
て16(24 )階調の画像表示を行う表示システムにこ
の液晶コントローラ(81)を適用しても、信号電極駆動回
路に対して液晶コントローラ(81)の接続端子が余ること
がく、その占有面積上も、またコスト上も有効である。
また、これにより液晶コントローラを品種毎に個別に開
発する必要がなくなり、製造、開発コストが低減され、
装置の低廉化を達成することができる。
【0037】また、この実施例によれば、液晶コントロ
ーラ(81)および電荷分配型のD/A変換回路を備えた信
号電極駆動回路(21)とを旨く組み合わせ、第1ビット目
から順次処理を行うため、信号電極駆動回路(21)のメモ
リ数を8ビット階調データであれば従来に比べて1/8
に低減させることができる。
【0038】尚、この実施例では、階調電圧(Vs)は
ガンマ補正等の補正が成されていない場合を示したが、
ガンマ補正等を行う場合は、例えばD/A変換回路(27)
からのアナログ階調電圧(Vs)を補正するように構成
すると良い。
【0039】次に、この実施例の表示システム(301) に
おいて、グラフィック・プロセッサ( 201)から出力され
る4ビット幅画像データに基づいて16(24 )階調の
カラー画像表示を行う場合について説明する。
【0040】グラフィック・プロセッサ(201) から出力
される4ビット幅画像データは、フレームメモリ(211)
に保持された後、カラー・ルックアップテーブル(221)
に順次出力され、このカラー・ルックアップテーブル(2
21) からは図2(c)に示すような赤(R),緑
(G),青(B)のそれぞれ各重みビット毎に並列な4
ビット幅階調データが液晶コントローラ(81)に出力され
る。
【0041】この液晶コントローラ(81)は、図2(c)
に示す各重みビット毎に並列に入力される一表示ライン
分の4ビット幅階調データ群を選択入力回路(85)の信号
に基づいて第1メモリ(83a) に書き込み、選択出力回路
(87)の信号に基づいて一表示ライン分の4ビット幅階調
データ群を図2(d)に示すように各重みビット毎に1
グループとして順次読み出す。また、この間、第2メモ
リ(83b) には、次の一表示ライン分の4ビット幅階調デ
ータ群が選択入力回路(85)の信号に基づいて書き込まれ
る。
【0042】このようにして、液晶コントローラ(81)か
ら重みビット毎に時分割で出力された4ビット幅階調デ
ータ群は、図1に示す信号電極駆動回路(21)の(640
×3)ビットで構成された直並列変換回路(23)に入力さ
れる。
【0043】赤(R),緑(G),青(B)それぞれの
4ビット幅階調データは、液晶コントローラ(81)からの
シフトクロック信号(CK1')と水平スタート信号(ST
1')とによって重みビット毎に直並列変換回路(23)によ
って直並列変換され、まず(640×3)ビットで構成
されたラッチ回路(25)に第1ビット目の階調データが一
時格納される。
【0044】そして、この第1ビット目の階調データ
は、液晶コントローラ(81)からの制御信号(LS)に基づ
いてD/A変換回路(27)に出力される。第1ビット目の
階調データから第4ビット目の階調データまでを順次D
/A変換回路(27)に入力することにより上記したと同様
にD/A変換が成され階調電圧(Vs)を出力する。
尚、この場合は、階調電圧(Vref )としては、上述し
た階調電圧(Vref )の第5ビット目〜第8ビット目ま
でのそれぞれの電圧に対して(255/256 )/(15/16)
倍の補正を行って用いると良い。
【0045】以上のように、この表示システム(301) に
よれば、特に信号電極駆動回路(21)が電荷分配型のD/
A変換回路を備えて構成され、第1ビット目から順次処
理を行うため、入力される階調電圧(Vref )を適宜変
更する程度で種々のビット幅の階調データの入力に対処
することができる。従って、階調データのビット幅に依
存して信号電極駆動回路(21)も個別に開発する必要がな
い。
【0046】尚、この実施例では、nビット幅階調デー
タの転送のため液晶コントローラ(81)と信号電極駆動回
路(21)とを接続する接続端子数は赤(R),緑(G),
青(B)用の3端子としたが、ビット幅の増大に伴いデ
ータ転送速度が不足する場合は、適宜並列化しても良
い。
【0047】更に、この実施例の表示システム(301) に
おいて特徴的なことは、従来の構成であれば、8ビット
幅対応で構成された液晶表示装置を4ビット幅階調デー
タに基づいて駆動させた場合でも、液晶コントローラか
ら信号電極駆動回路には各重みビット毎に並列に階調デ
ータが転送されるため、転送クロック数自体は各色毎に
それぞれ依然として4個必要であり、このため消費電力
を十分に低減させることは困難であった。これに対し
て、この実施例によれば転送される各重みビット群は8
ビット幅の場合に比べて4ビット幅の場合は、図2
(b)および(d)との対比からも理解できるように1
グループの各重みビット当たりの転送時間が十分に長く
とれる。このため、階調データが8ビット幅の場合に比
べて4ビット幅の場合は、転送クロック自体を十分に遅
くすることかでき、これにより消費電力を低減させるこ
とができる。
【0048】上記した実施例では、液晶コントローラ(8
1)にはカラー・ルックアップテーブル(221) から従来と
同様にnビット幅階調データが赤(R),緑(G),青
(B)それぞれの各重みビット毎に並列に入力される場
合を示したが、液晶コントローラ(81)への階調データの
入力形態から、図2(b),(d)に示す一表示ライン
分の階調データ群を各ビット毎に1グループとして順次
入力する形態としても良いこうは言うまでもない。
【0049】これにより、液晶コントローラ(81)を例え
ば図3(b)のように構成することができ、階調データ
の入力端子数および出力端子数は、階調データのビット
幅に依存することなく、例えば赤(R),緑(G),青
(B)のそれぞれ3端子とすることができる。従って、
表示階調数の異なる各種液晶パネルに対して液晶コント
ローラを共通に利用することができるため、液晶コント
ローラの汎用性は一層拡大される。また、このような構
成とすることにより、液晶コントローラ(81)には図3
(a)に示すメモリ(83a),(83b) 等が不要となり、一層
安価に構成することができる。
【0050】また、この実施例の表示システム(301) に
よれば、例えば写真などを表示する場合には階調データ
幅を8ビット幅として256階調の表示を、ワードプロ
セッサ等として用いる場合は階調データ幅を4ビット幅
として16階調の表示をそれぞれ使い分けることによ
り、転送クロックを遅くし低消費電力化を達成すること
ができる。
【0051】即ち、図3(a)に示す液晶コントローラ
(81)へ入力されるカラー・ルックアップテーブル(221)
からの8ビット幅階調データは、上述した通り第1メモ
リ(83a) 、第2メモリ(83b) に保持される。ところで、
液晶コントローラ(81)を構成する選択制御回路(89)は、
外部からの選択信号(SE)に基づいて、選択出力回路(8
7)からの出力が2,4,6等の各種階調幅データに間引
き出力されるよう構成されている。
【0052】例えば、ワードプロセッサを4ビット幅階
調データに基づき16階調の画像表示で表現する場合、
選択制御回路(89)に入力される選択信号(SE)に基づい
て、入力される8ビット幅階調データは4ビット幅階調
データにデータ間引きされ、各重みビット毎に1グルー
プとして順次出力される。
【0053】したがって、8ビット幅階調データを出力
する場合に比べて転送クロック自体を遅くすることかで
き、これにより消費電力を低減させることができる。こ
のようにして表示システム(301) を構成することによ
り、液晶コントローラ(81)へ入力される階調データのビ
ット幅がその利用者によって適宜選択可能となり、これ
により例えば利用者が利用者の好みに応じて、また消費
電力を考慮して階調数の選択も可能となる。
【0054】この場合も、液晶コントローラ(81)への階
調データの入力形態を、図2(b),(d)に示す一表
示ライン分の階調データ群を各ビット毎に1グループと
して順次入力する形態としても良いこうは言うまでもな
い。
【0055】また、ここでは液晶コントローラ(81)によ
って階調データのデータ間引きを行ったが、グラフィッ
ク・コントローラ(201) 、フレームメモリ(211) あるい
はカラー・ルックアップテーブル(221) からの読み出し
時点でデータ間引きを行っても良く、これにより一層の
低消費電力化が達成される。
【0056】
【発明の効果】本発明の表示装置用コントローラによれ
ば、一表示ライン分のnビット階調データ群を各ビット
毎に1グループとして順次出力するため、接続端子を各
ビット毎に設ける必要がない。このため、ビット幅が異
なる階調データの入力に対しても、その出力端子数を変
更させる必要がなく、これにより1品種の表示装置用コ
ントローラを階調数の異なる多種類の表示装置に対して
共通に適用することができる。これにより、表示装置用
コントローラを階調データのビット幅に応じて個別に開
発する必要がなくなり、製造、開発コストが低減され、
表示装置用コントローラの低廉化を達成することができ
る。
【0057】また、特にこの発明の表示装置によれば、
その特有の構成により、ビット群毎に時間的に直列に入
力される階調データを順次処理することができるため、
駆動回路部を構成する直並列変換手段およびディジタル
・アナログ変換手段のメモリ数を従来に比べて大幅に減
らすことができる。従って、この発明の表示装置によれ
ば、装置の一層の小型化および低廉価を達成することが
できる。
【0058】更に、この表示システムによれば、一表示
ライン分のnビット幅階調データ群を制御信号に基づい
てm(mはnよりも小さい整数)ビット幅階調データ群
となし、各重みビット毎に1グループとして駆動回路部
に順次出力するため、利用者が利用者の好みに応じて表
示階調を選べると共に、転送クロック自体を遅くするこ
ともでき、これにより消費電力を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の表示システムの概略
構成図である。
【図2】図2は液晶コントローラへの階調信号の入力・
出力形態を示す図である。
【図3】図3は図1における液晶コントローラの概略構
成図である。
【図4】図4は図1における液晶表示装置のD/A変換
回路の概略構成図である。
【図5】図5は図1における液晶表示装置の階調電圧
(Vref )の一例である。
【図6】図6は従来の液晶表示装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
(1) …液晶表示装置 (11)…液晶パネル (21)…信号電極駆動回路 (25)…ラッチ回路 (81)…液晶コントローラ (201) …グラフィック・コントローラ (301) …表示システム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されるn(nは2以上の整
    数)ビット幅階調データを複数の表示ラインを備えた表
    示パネルの駆動回路部に供給する表示装置用コントロー
    ラにおいて、 一前記表示ライン分の前記nビット幅階調データ群を各
    重みビット毎に1グループとして順次出力することを特
    徴とした表示装置用コントローラ。
  2. 【請求項2】 外部から入力される赤(R),緑
    (G),青(B)のそれぞれに対応したnビット幅階調
    データを複数の表示ラインを備えた表示パネルの駆動回
    路部に供給する表示装置用コントローラにおいて、 一前記表示ライン分の各色毎の前記nビット幅階調デー
    タ群を各重みビット毎に1グループとして順次出力する
    ことを特徴とした表示装置用コントローラ。
  3. 【請求項3】 外部から入力されるn(nは2以上の整
    数)ビット幅階調データを表示装置用コントローラを介
    して複数の表示ラインを備えた表示パネルの駆動回路部
    に供給することにより表示画像を表示する表示装置にお
    いて、 前記表示装置用コントローラが一前記表示ライン分の前
    記nビット幅階調データ群を各重みビット毎に1グルー
    プとして順次出力することを特徴とした表示装置。
  4. 【請求項4】 外部から入力される赤(R),緑
    (G),青(B)のそれぞれに対応したnビット幅階調
    データを複数の表示ラインを備えた表示パネルの駆動回
    路部に供給することにより表示画像を表示する表示装置
    において、 前記表示装置用コントローラが一前記表示ライン分の各
    色毎の前記nビット幅階調データ群を各重みビット毎に
    1グループとして順次出力することを特徴とした表示装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の駆動回路部が、前記1グ
    ループの重みビット群毎に順次直並列する直並列変換手
    段、前記直並列変換手段から前記ビット群毎に時間的に
    直列に出力されるnビットの信号に応じてディジタル・
    アナログ変換するディジタル・アナログ変換手段とを具
    備することを特徴とした表示装置。
  6. 【請求項6】 画像データをn(nは2以上の整数)ビ
    ット幅階調データとなす画像データ処理手段と、駆動回
    路部及び複数の表示ラインを備えた表示パネルと、前記
    画像データ処理手段からの前記nビット幅階調データを
    前記表示パネルに供給する表示装置用コントローラとを
    備えた表示システムにおいて、 一前記表示ライン分の前記nビット幅階調データ群を制
    御信号に基づいてm(mはnよりも小さい整数)ビット
    幅階調データ群となし、各重みビット毎に1グループと
    して前記駆動回路部に順次出力することを特徴とした表
    示システム。
JP28632493A 1993-11-16 1993-11-16 表示装置用コントローラ、それを用いた表示装置およびそれを用いた表示システム Pending JPH07140930A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100313210B1 (ko) * 1998-11-19 2001-11-07 가네꼬 히사시 액정 표시 장치 및 영상 데이타 전송 방법
JP2004508592A (ja) * 2000-09-11 2004-03-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マトリクス表示装置

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