JPH07139993A - 据置型振動計 - Google Patents
据置型振動計Info
- Publication number
- JPH07139993A JPH07139993A JP30978993A JP30978993A JPH07139993A JP H07139993 A JPH07139993 A JP H07139993A JP 30978993 A JP30978993 A JP 30978993A JP 30978993 A JP30978993 A JP 30978993A JP H07139993 A JPH07139993 A JP H07139993A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- vibrometer
- casing
- display unit
- disk
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- Granted
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源部を必要としない据置型振動計を得るこ
と。 【構成】 振動計ケ―シング１の上端に指針３を配置す
る。指針３は中心棒４に固定する。中心棒４は円板状部
材５と一体に形成する。円板状部材５はケ―シング１内
を回転自在に配置する。円板状部材５の上に渦巻きバネ
８を取り付ける。渦巻きバネ８の一端は円板状部材５に
他端はケ―シング内周に固定する。円板状部材５の下部
に振動伝達板７を配置する。振動伝達板７の上面と円板
状部材５の下面との間で高摩擦係数を有する面状部を形
成する。
と。 【構成】 振動計ケ―シング１の上端に指針３を配置す
る。指針３は中心棒４に固定する。中心棒４は円板状部
材５と一体に形成する。円板状部材５はケ―シング１内
を回転自在に配置する。円板状部材５の上に渦巻きバネ
８を取り付ける。渦巻きバネ８の一端は円板状部材５に
他端はケ―シング内周に固定する。円板状部材５の下部
に振動伝達板７を配置する。振動伝達板７の上面と円板
状部材５の下面との間で高摩擦係数を有する面状部を形
成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコンプレッサ―やタ―ビ
ンやポンプ、あるいは、ベアリングや歯車等の各種回転
機械、及び、内部を流体が通過する弁やスチ―ムトラッ
プ等に直接取り付けて、これらの作動に伴う振動を検出
して、作動の良否を確認するときに用いる据置型振動計
に関する。
ンやポンプ、あるいは、ベアリングや歯車等の各種回転
機械、及び、内部を流体が通過する弁やスチ―ムトラッ
プ等に直接取り付けて、これらの作動に伴う振動を検出
して、作動の良否を確認するときに用いる据置型振動計
に関する。
【０００２】工場やプラントにおける生産現場において
は各種の回転機械や弁が数多く取り付けられており、こ
れらの機械や弁は、最少の消費エネルギ―で最大の生産
量を得ると共に最高の生産品質を維持するために、ま
た、破損等に至って大きな損失を伴う前に保守作業を行
なうために、絶えず又は定期的にその振動状況がチェッ
クされている。
は各種の回転機械や弁が数多く取り付けられており、こ
れらの機械や弁は、最少の消費エネルギ―で最大の生産
量を得ると共に最高の生産品質を維持するために、ま
た、破損等に至って大きな損失を伴う前に保守作業を行
なうために、絶えず又は定期的にその振動状況がチェッ
クされている。
【０００３】
【従来の技術】従来の振動計としては、例えば、特開昭
６３−４２４２７号公報に示されたものがある。これ
は、振動監視部に直接取り付けて振動を電気信号として
検出するもので、電源の投入、遮断を行なうスイッチ回
路を振動計内部に一体に構成したものである。
６３−４２４２７号公報に示されたものがある。これ
は、振動監視部に直接取り付けて振動を電気信号として
検出するもので、電源の投入、遮断を行なうスイッチ回
路を振動計内部に一体に構成したものである。
【０００４】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、振動状態を電気信号として検出するものであり、電
源部を必要とし、電池方式では電池の交換作業が必要と
なり、商用電源方式では配線工事作業が必要となること
により、測定者に負担がかかったり、取り付け工事費用
が高くなる問題があった。
は、振動状態を電気信号として検出するものであり、電
源部を必要とし、電池方式では電池の交換作業が必要と
なり、商用電源方式では配線工事作業が必要となること
により、測定者に負担がかかったり、取り付け工事費用
が高くなる問題があった。
【０００５】従って本発明の技術的課題は、電源部を必
要としない据置型振動計を得ることである。
要としない据置型振動計を得ることである。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、被測定対象物の
振動監視部に直接取り付けて振動を測定するものにおい
て、振動計ケ―シングの一面に振動状態を表示する表示
部を配置し、該表示部に連設して表示部に回転力を付与
する回転力付与手段を取り付けると共に、表示部の一面
側に高摩擦係数を有した面状部を形成したものである。
るために講じた本発明の技術的手段は、被測定対象物の
振動監視部に直接取り付けて振動を測定するものにおい
て、振動計ケ―シングの一面に振動状態を表示する表示
部を配置し、該表示部に連設して表示部に回転力を付与
する回転力付与手段を取り付けると共に、表示部の一面
側に高摩擦係数を有した面状部を形成したものである。
【０００７】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
被測定対象物の振動は直接振動計ケ―シングに伝わる。
表示部の一面側に高摩擦係数を有した面状部を形成した
ことにより、振動が伝わると振動の大きさにより面状部
の摩擦係数も変化する。大きな振動即ち大きな振幅が表
示部に伝わると、表示部にはその方向へ慣性力が加わる
ことにより見かけ上の重量が変化することによって摩擦
係数も変化するのである。振動により高摩擦係数を有し
た面状部が互いに離れる方向に慣性力が加わった場合
は、摩擦係数は小さくなる。摩擦係数が所定量だけ小さ
くなると、表示部は連設した回転力付与手段の回転力に
より回転することによって振動状態を表示する。
被測定対象物の振動は直接振動計ケ―シングに伝わる。
表示部の一面側に高摩擦係数を有した面状部を形成した
ことにより、振動が伝わると振動の大きさにより面状部
の摩擦係数も変化する。大きな振動即ち大きな振幅が表
示部に伝わると、表示部にはその方向へ慣性力が加わる
ことにより見かけ上の重量が変化することによって摩擦
係数も変化するのである。振動により高摩擦係数を有し
た面状部が互いに離れる方向に慣性力が加わった場合
は、摩擦係数は小さくなる。摩擦係数が所定量だけ小さ
くなると、表示部は連設した回転力付与手段の回転力に
より回転することによって振動状態を表示する。
【０００８】表示部の重量や面状部の摩擦係数の値や回
転力付与手段の回転力を適宜選定したり調節することに
より、種々の振動状態を測定することができる。
転力付与手段の回転力を適宜選定したり調節することに
より、種々の振動状態を測定することができる。
【０００９】
【実施例】本発明の具体例を示す実施例を説明する。円
筒状の振動計ケ―シング１の上面に円板状の透明ガラス
２を取り付け、その内部に表示部の一部を成す矢印状の
指針３を配置する。指針３の端部を中心棒４の上端に固
定する。中心棒４の下端は円板状部材５として振動計ケ
―シング１の内周で回転可能に配置する。円板状部材５
と中心棒４と指針３とで表示部を構成する。円板状部材
５の上部には、一端を表示部に取り付け他端を振動計ケ
―シング１の内部に取り付けた回転力付与手段としての
渦巻きバネ８を配置する。円板状部材５の下部には同じ
く円板状で下端に振動監視部に取り付けるための雄ねじ
６を設けた振動伝達板７を配置する。この振動伝達板７
は振動計ケ―シング１の内周に回転しないように圧入す
る。振動伝達板７の上面と対向する円板状部材５の下面
との間を、高摩擦係数を有した面状部とする。即ち、い
づれか一方の面あるいは両面の間を微小な凹凸状にした
り、また、合成ゴム等の介在物を配置したりすることに
より、両者の間の摩擦係数を所望のものとする。
筒状の振動計ケ―シング１の上面に円板状の透明ガラス
２を取り付け、その内部に表示部の一部を成す矢印状の
指針３を配置する。指針３の端部を中心棒４の上端に固
定する。中心棒４の下端は円板状部材５として振動計ケ
―シング１の内周で回転可能に配置する。円板状部材５
と中心棒４と指針３とで表示部を構成する。円板状部材
５の上部には、一端を表示部に取り付け他端を振動計ケ
―シング１の内部に取り付けた回転力付与手段としての
渦巻きバネ８を配置する。円板状部材５の下部には同じ
く円板状で下端に振動監視部に取り付けるための雄ねじ
６を設けた振動伝達板７を配置する。この振動伝達板７
は振動計ケ―シング１の内周に回転しないように圧入す
る。振動伝達板７の上面と対向する円板状部材５の下面
との間を、高摩擦係数を有した面状部とする。即ち、い
づれか一方の面あるいは両面の間を微小な凹凸状にした
り、また、合成ゴム等の介在物を配置したりすることに
より、両者の間の摩擦係数を所望のものとする。
【００１０】円板状部材５の上面に、この円板状部材５
を振動伝達板７方向へ付勢するコイルバネ９を配置す
る。コイルバネ９の上端は振動計ケ―シング１の内周に
設けた凸部１０で支持する。このコイルバネ９は、円板
状部材５が適当な重量を有している場合は必ずしも配置
する必要はない。
を振動伝達板７方向へ付勢するコイルバネ９を配置す
る。コイルバネ９の上端は振動計ケ―シング１の内周に
設けた凸部１０で支持する。このコイルバネ９は、円板
状部材５が適当な重量を有している場合は必ずしも配置
する必要はない。
【００１１】雄ねじ６を振動監視部にねじ込んで振動計
を取り付ける。振動が振動伝達板７に伝わり、円板状部
材５との間の高摩擦係数の面状部にも伝わる。垂直上方
向の所定の振動が円板状部材５に加わると、円板状部材
５には同じく上方向の慣性力が働き高摩擦係数の面状部
の当接力が低下することにより、面状部の摩擦力よりも
渦巻きバネ８の回転力が優り、円板状部材５はこのバネ
力により回転する。円板状部材５が回転すると中心棒４
を介して矢印状の指針３も回転し、被測定対象の振動状
態を表示する。
を取り付ける。振動が振動伝達板７に伝わり、円板状部
材５との間の高摩擦係数の面状部にも伝わる。垂直上方
向の所定の振動が円板状部材５に加わると、円板状部材
５には同じく上方向の慣性力が働き高摩擦係数の面状部
の当接力が低下することにより、面状部の摩擦力よりも
渦巻きバネ８の回転力が優り、円板状部材５はこのバネ
力により回転する。円板状部材５が回転すると中心棒４
を介して矢印状の指針３も回転し、被測定対象の振動状
態を表示する。
【００１２】振動の測定者は指針３の回転の大きさによ
り振動の大きさを確認することができる。確認後に透明
ガラス２を外して指針３を元の位置へ戻しておくことに
より再度振動状態を測定することができる。
り振動の大きさを確認することができる。確認後に透明
ガラス２を外して指針３を元の位置へ戻しておくことに
より再度振動状態を測定することができる。
【００１３】渦巻きバネ８の比例範囲を大きくとること
により、何回かの繰り返しの振動状態を積算して測定す
ることもできる。また、本実施例の据置型振動計を用い
れば、振動測定時に被測定対象物が休止している場合で
あっても、休止以前の振動状態を測定することもでき
る。
により、何回かの繰り返しの振動状態を積算して測定す
ることもできる。また、本実施例の据置型振動計を用い
れば、振動測定時に被測定対象物が休止している場合で
あっても、休止以前の振動状態を測定することもでき
る。
【００１４】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、電源部を
用いることなく、機械的に振動状態を測定することがで
き、電池の交換作業や電源の配線工事を不要とすること
ができる。
用いることなく、機械的に振動状態を測定することがで
き、電池の交換作業や電源の配線工事を不要とすること
ができる。
【図１】本発明の据置型振動計の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
１ 振動計ケ―シング ２ 透明ガラス ３ 指針 ５ 円板状部材 ７ 振動伝達板 ８ 渦巻きバネ ９ コイルバネ
Claims (1)
- 【請求項１】 被測定対象物の振動監視部に直接取り付
けて振動を測定するものにおいて、振動計ケ―シングの
一面に振動状態を表示する表示部を配置し、該表示部に
連設して表示部に回転力を付与する回転力付与手段を取
り付けると共に、表示部の一端面側に高摩擦係数を有し
た面状部を形成したことを特徴とする据置型振動計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5309789A JP3018010B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 据置型振動計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5309789A JP3018010B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 据置型振動計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07139993A true JPH07139993A (ja) | 1995-06-02 |
| JP3018010B2 JP3018010B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=17997266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5309789A Expired - Fee Related JP3018010B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 据置型振動計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3018010B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP5309789A patent/JP3018010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3018010B2 (ja) | 2000-03-13 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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