JPH0713671B2 - 原子炉スクラム回路 - Google Patents

原子炉スクラム回路

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JPH0713671B2
JPH0713671B2 JP61115553A JP11555386A JPH0713671B2 JP H0713671 B2 JPH0713671 B2 JP H0713671B2 JP 61115553 A JP61115553 A JP 61115553A JP 11555386 A JP11555386 A JP 11555386A JP H0713671 B2 JPH0713671 B2 JP H0713671B2
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JP
Japan
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誠志郎 川上
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Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、沸騰水型原子炉の沸騰伝熱状態が核沸騰領域
から膜沸騰領域に遷移したときにそれを検出し、原子炉
を緊急停止させるスクラム信号を発生する原子炉スクラ
ム回路に関する。
(従来の技術) 沸騰水型原子炉の炉心内では、通常核沸騰領域下で燃料
棒から冷却材である水に熱伝達が行なわれている。
第3図は、燃料棒被覆管表面から冷却材へ伝達される熱
流束と、燃料棒被覆管の表面温度と冷却材の温度との温
度差の関係を表わしたグラフである。沸騰水型原子炉の
通常運転点はA点が属する核沸騰領域であるが、何らか
の原因で熱流束が増加するか、もしくは燃料棒被覆管の
表面温度と冷却材の温度との温度差が増大すると、運転
点はA点からB点に向かって動いて行き、その以上の熱
流束の増加、または温度差の増大が続くと、B点からC
点にジャンプする。これは被覆管表面での気泡がB点を
境に膜状になることにより熱伝熱が一気に劣化するため
に起こる現象である。このジャンプ現象により前記温度
差は急激に増大し、被覆管の破損に到ることとなる。こ
の結果、炉内に放射性物質の放出等が引き起こされるこ
とになり、安全上からこうした事象は回避されなければ
ならない。
従来、こうした危険性のある事象としては「給水加熱喪
失」が対象となっていた。これは炉心への冷却水を加熱
している給水加熱器の加熱蒸気が喪失した場合、冷却水
流量である炉心流量はそのままで、炉心サブクールの増
加による原子炉への正の反応度印加から熱発生が増し、
熱流束が増加することになって、原子炉の運転点がA→
B→C点に移行するからである。
このため、従来は熱流束上昇を検知し、速やかに原子炉
をスクラムさせ熱流束を下げることにより被覆管破損を
回避していた。
第2図は従来の原子炉スクラム回路のブロック図であ
る。従来の原子炉スクラム回路は、原子炉内の燃料棒を
冷却する冷却材の炉心流量を表わす炉心流量信号aに基
づいて、現在の炉心流量に対し、前記原子炉が核沸騰状
態を維持できる熱出力の上限値を示す信号bを発生する
関数発生器1と、前記原子炉内の中性子束信号(APRM信
号と記載)cに基づいて、前記原子炉の熱出力を表わす
熱出力信号dを出力する一次遅れ回路2と、関数発生器
1の出力である熱出力の上限値を表わす信号bと一次遅
れ回路2の出力である熱出力信号dとを比較し、熱出力
信号dの大きさが熱出力の上限値を表わす信号bの大き
さよりも大きいときにスクラム信号hを発生する第1の
比較器3とを備えている。
ところが、前記原子炉スクラム回路は、給水加熱喪失の
ような事象に対して問題ないが、次のような事象に対し
ては、十分な原子炉保護動作ができないおそれがある。
これは炉心流量の急減するような事象である。給水加熱
喪失のような場合、原子炉の運転点は、第3図はA→B
→C点に推移し、核沸騰領域から膜沸騰領域にジャンプ
する沸騰遷移が起こるため、B点の熱流束を監視してお
けば良いが、炉心流量が変化した場合は、様相が異なる
ためB点の熱流束を監視するだけでは不十分となる。
第4図は炉心流量が変化したときの燃料棒被覆管から冷
却材へ伝達される熱流束と燃料棒被覆管の表面温度と冷
却材の温度との温度差の関係を表したグラフである。炉
心流量が変化すると、例えば、炉心流量が増した場合、
43→41の方向に原子炉の運転点は推移する。つまり炉心
流量が大きい程、同じ熱流束が冷却材に伝達されても単
位質量当りの冷却材に伝わる熱量は小さいため、沸騰遷
移は起こりにくい。
一方、炉心流量が減少した場合、41→43の方向に原子炉
の運転点は推移する。第5図は炉心流量が徐々に低下し
た場合の原子炉の運転点の推移を示したグラフである。
炉心流量が徐々に低下した場合、運転点はA1からA3の方
向に推移し、常に沸騰状態は核沸騰であり、特に問題は
起こらない。しかし炉心流量が急減した場合は、熱出力
は急には低下しないため、冷却能力だけが急激すること
となり、炉内の気泡が急増することとなる。第6図は炉
心流量が急減した場合の原子炉の運転点の推移を示した
グラフである。炉心流量が急激した場合、運転点は第6
図の破線に示されるようにA1からA4に推移し、沸騰遷移
が発生する。このような冷却材の炉心流量変化による沸
騰遷移は、従来の原子炉スクラム回路では検知しにく
い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は沸騰水型原子炉において、熱流束増加による沸
騰遷移を検出するばかりでなく、炉心流量急減による沸
騰遷移を検出しスクラム信号を発生して燃料棒被覆管破
損の防止に寄与できる原子炉スクラム回路を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、沸騰水型原子炉の燃料棒を冷却する冷却材の
炉心流量を表わす炉心流量信号に基づいて、現在の炉心
流量に対し、前記沸騰水型原子炉が該沸騰状態を維持で
きる熱出力の上限値を表わす信号を発生する関数発生器
と、前記沸騰水型原子炉内の中性子束信号に基づいて、
前記沸騰水型原子炉の熱出力を表わす熱出力信号を出力
する一次遅れ回路と、前記関数発生器の出力である核沸
騰状態を維持できる熱出力の上限値を表わす信号と前記
一次遅れ回路の出力である熱出力信号とを比較し、前記
熱出力信号の大きさが前記熱出力の上限値を表わす信号
の大きさよりも大きいときにスクラム信号を発生する第
1の比較器とを備えている原子炉スクラム回路におい
て、前記炉心流量信号を入力し、それを所定時間後に出
力する信号メモリ回路と、この信号メモリ回路の出力信
号および現在の炉心流量信号に基づいて、前記出力信号
と現在の炉心流量信号との差を出力する加算器と、この
加算器の出力信号と予め設定された設定値とを比較し、
前記加算器の出力信号が前記設定値より大きいときにス
クラム信号を発生する第2の比較器とを設けたことを特
徴とするものである。
(作用) 本発明による原子炉スクラム回路は、一次遅れ回路の出
力である原子炉の熱出力信号と関数発生器の出力である
核沸騰状態を維持できる熱出力の上限値を表わす信号を
第1の比較器で比較することにより熱流束増加による沸
騰遷移の検出、および信号メモリ回路の出力である所定
時間前の炉心流量と現在の炉心流量との差と予め設定さ
れた設定値とを第2の比較器で比較することにより炉心
流量の急減による沸騰遷移の検出を行い、スクラム信号
を発生し、燃料棒被覆管破損を防止するものである。
(実施例) 第1図は本発明による原子炉スクラム回路の一実施例を
示すブロック図である。本発明による原子炉スクラム回
路は、燃料棒を冷却する冷却材の炉心流量を表わす炉心
流量信号aに基づいて、このときの炉心流量に対し、原
子炉が核沸騰状態を維持できる熱出力の上限値を表わす
信号bを発生する関数発生器1と、前記原子炉内の中性
子束信号(APRM信号と記載)cに基づいて、前記原子炉
の熱出力を表わす熱出力信号dを出力する一次遅れ回路
2と、関数発生器1の出力である核沸騰を維持できる熱
出力の上限値を表わす信号bと一次遅れ回路2の出力で
ある熱出力信号dと比較し、熱出力信号dの大きさが熱
出力の上限値を表わす信号bの大きさよりも大きいとき
にスクラム信号iを発生する第1の比較器3と、炉心流
量信号aを入力し、それを所定時間後に出力する信号メ
モリ回路4と、信号メモリ回路4の出力信号eおよび炉
心流量信号aに基づいて、出力信号eと炉心流量信号a
の差fを出力する加算器5と、この加算器5の出力信号
fと予め設定された設定値gとを比較し、出力信号fが
設定値よりも大きいときにスクラム信号hを発生する第
2の比較器6とを備えている。なお、本発明による原子
炉スクラム回路の信号メモリ回路として一次遅れ回路や
ディレイ回路を使用することができる。
第1図に示す本発明による原子炉スクラム回路の実施例
では、一次遅れ回路2の出力である原子炉の熱出力信号
dと関数発生器1の出力である核沸騰状態を維持できる
熱出力の上限値を表わす信号bを第1の比較回路3で比
較することにより熱流束増加による沸騰遷移の検出、お
よび信号メモリ回路4の出力である所定時間前の炉心流
量eと現在の炉心流量aとの差fと予め設定された設定
値gとを第2の比較器6で比較することにより炉心流量
の急減による沸騰遷移の検出を行い、スクラム信号を発
生するものである。
〔発明の効果〕
本発明による原子炉スクラム回路は、熱流束増加による
沸騰遷移を検出するばかりでなく、炉心流量急減による
沸騰遷移をも検出できて、スクラム信号を発生すること
により燃料棒被覆管破損の防止に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による原子炉スクラム回路の一実施例を
示すブロック図、第2図は従来の原子炉スクラム回路の
ブロック図、第3図は燃料棒被覆管表面から冷却材へ伝
達される熱流束と、被覆管表面温度と冷却材の温度との
温度差の関係を示したグラフ、第4図は炉心流量が変化
したときの原子炉の運転点の推移を被覆管表面から冷却
材へ伝達される熱流束と被覆管表面の温度と冷却材との
温度差の関係を示したグラフ上に表現した推移図、第5
図は炉心流量漸減時の運転点の推移を示したグラフ、第
6図は炉心流量急減時の運転点の推移を示したグラフで
ある。 1……関数発生器、2……一次遅れ回路、3……第1の
比較器、4……信号メモリ回路、5……加算器、6……
第2の比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21D 3/04 GDB N 9117−2G D 9117−2G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沸騰水型原子炉内の燃料棒を冷却する冷却
    材の炉心流量を表わす炉心流量信号に基づいて、現在の
    炉心流量に対し、前記沸騰水型原子炉が該沸騰状態を維
    持できる熱出力の上限値を表わす信号を発生する関数発
    生器と、前記沸騰水型原子炉内の中性子束信号に基づい
    て、前記沸騰水型原子炉の熱出力を表わす熱出力信号を
    出力する一次遅れ回路と、前記関数発生器の出力である
    核沸騰状態を維持できる熱出力の上限値を表わす信号と
    前記一次遅れ回路の出力である熱出力信号とを比較し、
    前記熱出力信号の大きさが前記熱出力の上限値を表わす
    信号の大きさよりも大きいときにスクラム信号を発生す
    る第1の比較器とを備えている原子炉スクラム回路にお
    いて、前記炉心流量信号を入力し、それを所定時間後に
    出力する信号メモリ回路と、この信号メモリ回路の出力
    信号および現在の炉心流量信号に基づいて、前記出力信
    号と現在の炉心流量信号との差を出力する加算器と、こ
    の加算器の出力信号と予め設定された設定値とを比較
    し、前記加算器の出力信号が前記設定値より大きいとき
    にスクラム信号を発生する第2の比較器とを設けたこと
    を特徴とする原子炉スクラム回路。
JP61115553A 1986-05-20 1986-05-20 原子炉スクラム回路 Expired - Lifetime JPH0713671B2 (ja)

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