JPH07136261A - 医療流体/体液の移送装置および方法 - Google Patents

医療流体/体液の移送装置および方法

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JPH07136261A
JPH07136261A JP5134919A JP13491993A JPH07136261A JP H07136261 A JPH07136261 A JP H07136261A JP 5134919 A JP5134919 A JP 5134919A JP 13491993 A JP13491993 A JP 13491993A JP H07136261 A JPH07136261 A JP H07136261A
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tube conduit
conduit
compression clip
fluid
tube
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JP5134919A
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G Ardahl Stephen
ジー.アーダール スチーブン
Rejuun Daniel
レジュウン ダニエル
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 医療流体/体液を移送する装置および方法を
提供する。特に、試料を高精度で収集でき、操作者に対
する操作上の危険性も低減でき、血液採取装置等に応用
される装置および方法を提供する。 【構成】 医療流体/体液28を移送する装置であっ
て、実質的に圧縮可能なチューブ導管32に取付けられ
る圧迫クリップ36手段であって、前記チューブ導管を
閉塞させるように選択的に保持されて圧迫係合し、また
同時に前記チューブ導管に対してスライド移動できるよ
うになされており、前記圧迫クリップ手段が前記チュー
ブ導管に選択的に閉塞係合した状態で該圧迫クリップ手
段を該チューブ導管に沿ってスライドさせて該チューブ
導管の閉塞を漸進させることにより、該チューブ導管内
の流体を移動させるようになす前記圧迫クリップ手段を
含んで構成された医療流体/体液の移送装置20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療流体/体液の移送装
置および方法に係わり、特に、医療流体および(また
は)体液を圧縮可能なチューブ導管に沿って移動させる
装置および方法に関する。本発明は特に血液成分採取装
置(例えば血小板のための)および二重目的の医療流体
投与/血液採取の装置(dual medical f
luidadministration/blood
sampling)に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】チューブ導管および連結された容器組立
体は多くの医療に関係した適用例がある。周知の使用例
は二重目的の医療流体投与/血液採取の装置である。こ
れらの適用例では、食塩水のような流体が容器に収容さ
れ、連結されているチューブ導管および針組立体を通し
て患者に静脈投与される。血液採取手段(例えばインラ
インアクセス開口)が容器と針組立体との間に配置さ
れ、定常的な流れ止め手段がこの血液採取手段と容器と
の間に配置される。インライン浄化手段がしばしば血液
採取手段と流れ止め手段との間でチューブ導管に配置さ
れる。インライン浄化手段は、例えば第2のインライン
アクセス開口および選択的に挿入可能な注射器、あるい
は実際の採血操作の前に食塩水を受取るために連結され
る受具を含み得る。
【0003】採血操作を開始するために、流れ止め手段
がインラインシールに影響を及ぼして、チューブ導管内
の下流側のIV溶液の少なくとも一部がインライン浄化
手段に受取られ(例えばインラインアクセス開口を経て
注射器内に流体を流入させて行われる)、また同時に血
液が患者から針組立体を経てその中に受取られるのであ
り、これはまたインライン浄化手段の下流側のチューブ
導管の部分に連結されている。血液試料は次にチューブ
導管から血液採取手段を経て(例えばアクセス開口に挿
入された注射針を経て)分析のために受取られる。
【0004】上述にて確認した装置は多数の欠点を与え
ている。例えば、多数のインラインアクセス開口を使用
した装置では、2つの注射器が典型的に使用され、その
後それぞれの採血操作のために処理される(例えば米国
特許第4,763,648号を参照)。これは注射器の
調達および廃棄のためにかなり高額の費用を生じ、また
多数の注射器を操作するために医療従事者はかなりの時
間を無駄にせざるを得ない。とりわけ、これは血液の汚
染、無菌状態の破壊および針の露出を伴う。多数の注射
器を操作する必要性は連結されるインライン浄化受具を
使用する装置で回避される(米国特許第4,673,3
86号および第5,002,066号を参照)。しかし
ながら、このような装置は連結されたインライン浄化受
具の実現のために同等またはそれ以上に高価となり、こ
れらの装置の構成要素は無菌化されねばならず、しかも
1人の患者当たり1つずつ配置されねばならないことに
留意しなければならない。更に認識されねばならないこ
とは、連結されるインライン浄化受具は大きな空間と、
支持のための条件があることである。
【0005】チューブ導管および連結された容器組立体
の付随的な医療上の使用は血液成分の採取装置である。
このような装置では、血液は患者(ドナー)から抜出さ
れて遠心分離器に導かれ、そこで選択された成分が遠心
分離によって取出される。例えば、血小板を含む体液が
採取され、一端を遠心分離器に連結され且つ他端を容器
に連結されたチューブ導管を経て収集される。遠心分離
が完了すると、採取された血小板を含む体液の濃度を決
定することがしばしば必要となる。これは典型的にはそ
の体液を収容するチューブ導管の一部を取外した後にそ
れを分析することで達成される。代表的な試料の獲得を
保証するために、手持ち式のチューブストリッパー装置
(プライヤー状の装置で、対向する円筒形のチューブ係
合面を有する)を使用してチューブ導管内の体液を収集
容器中に手操作で押し流し、容器内部に乱流状態を発生
(例えば振る)させて体液の混合を促進し、次に血小板
を含むこの体液をその後の試料の取出しのためにチュー
ブ導管内に戻すようにする。認識されるようにこのよう
な手順でチューブストリッパーを使用することは、その
ストリッパーを適切に摘み且つ同時にそれを容器に向か
って移動させるという2つの手動操作を必要とする。加
えて、容器内部の体液が混合される間にチューブストリ
ッパーを摘み続けることが望まれる。更に、チューブス
トリッパーが必要であることは在庫表および清掃が必然
的に要求される。
【0006】
【発明の概要】本発明は、全長の少なくとも一部にわた
って実質的に圧縮可能なチューブを含む移送装置内の医
療流体/体液を移動させる新規な装置および方法に関す
る。本発明は、使用者が連続して操作せずに閉塞結合状
態を維持できる圧迫クリップ手段によってチューブ導管
を閉塞させ、チューブ導管の圧迫でチューブ導管を漸進
的に閉塞させるために圧迫クリップ手段をチューブ導管
に沿って相対的にスライド移動させ、また、他の手順が
遂行されているときには使用者は操作を継続せずに圧迫
クリップ手段がチューブ導管の閉塞係合を保持すること
により、従来技術よりもかなり優れた利点を与える。圧
迫クリップ手段は選択的な閉塞係合および係合解除を可
能にすると共にこの係合および係合解除の両態様でチュ
ーブ導管に対してスライド移動できるように、圧迫クリ
ップ手段がチューブ導管に取付けられることが好まし
い。付随的に、一方の手で摘めるようにチューブ導管に
アンカー手段が連結され、他方の手で圧迫クリップ手段
をこのアンカー手段から離れる方向へ移動させることが
できる。認識されるように、或る種の適用例ではアンカ
ー手段はチューブ導管を大きく圧迫せずに(例えば閉塞
は全く生じない)その機能を果たすことが更に望まれ
る。
【0007】本発明の1つの実施例では、組立体は二重
目的の医療流体投与/血液採取の装置に使用されるため
の組立体が提供される。この組立体は医療流体容器と、
一端でこの容器に連結され、他端で針組立体に連結可能
とされた圧縮可能なチューブ導管と、インライン血液採
取手段と、この血液採取手段および医療流体の容器の間
に配置される圧迫クリップ手段とを含んで構成される。
製造および実施の簡単化のために、圧迫クリップ手段は
チューブ導管を受入れるための鍵穴形の貫通開口を有す
るモールド成形されたプラスチックプレートを含み、こ
の開口の一端は閉塞係合せずにチューブ導管を受入れる
寸法とされ、開口の反対側の連結された端部はチューブ
導管を圧迫して閉塞係合状態でチューブ導管を受入れる
寸法とされる。同様な理由で、血液採取手段は通常の安
価なインラインアクセス開口を含み得る。血液採取手段
はアンカー手段として使用できる一方、円筒形のカラー
もこの目的のためにチューブ導管に連結でき、使用され
るときに実質的な圧縮を避けるために十分に剛性的でな
ければならない。この実施例では、本発明は患者に医療
流体を投与する間にその医療流体を収容しているだけで
なく、血液採取操作時にチューブ導管から戻される流体
を受取るための手段として付随的に医療流体容器を有利
に使用する。
【0008】血液採取操作の準備では、圧迫クリップ手
段はチューブ導管を圧迫して閉塞係合する(例えばチュ
ーブ導管を開口における小さい寸法の端部に押し込むこ
とで)ように操作される。有利なことにこの閉塞は操作
者が更に操作する必要もなく保持される。この圧迫クリ
ップ手段は次にチューブ導管を漸進的に閉塞係合させる
ようにそのチューブ導管に沿って相対的にスライドする
ように強制される。容器に向かう方向へのこのチューブ
導管の漸進的な閉塞係合はチューブ導管内の医療流体を
容器の中へ移動させるだけでなく、患者の血液を圧迫ク
リップ手段の下流側に流入させる(例えば吸入作用およ
び(または)患者自身の血圧による)。ここで使用され
るように、「下流側」はそのときのチューブ導管内の流
れの方向に関係なく容器とは反対側の圧迫クリップ手段
の側方に位置した位置(部材)を示す。一旦圧迫クリッ
プ手段が説明したようにチューブ導管に沿って十分に或
る位置へスライド移動され、血液採取手段から血液だけ
を取出せるようにされたならば、操作者は圧迫クリップ
手段を手放す、すなわち解放して、その同じ操作者(そ
の必要はないが)が血液試料を血液採取手段を経て抜出
すことができる(例えば注射器をインラインアクセス開
口に差し込んで)。しかる後に圧迫クリップ手段はチュ
ーブ導管を開口における大きな寸法の端部の中に押し込
めることでチューブ導管の閉塞を解除するように操作さ
れ得る。
【0009】圧迫クリップ手段は勿論のことながら説明
したスライド可能(漸進的)な閉塞係合を開始する前に
チューブ導管に沿って様々な位置にあると仮定される
が、圧迫クリップ手段はそれと容器との間の距離がそれ
と患者との間の距離よりも大きくなるようにまず最初に
位置決めされねばならない。その後、圧迫クリップ手段
によるチューブ導管のスライド可能(漸進的)な閉塞係
合が終了される前に、チューブ導管内の流体は十分な距
離だけ移動されて、血液採取手段の近くで血液だけがチ
ューブ導管内に収容されるようになされねばならない。
それ故に、血液の適当な試料が最初の採取操作によって
得られるのであり、これは既存の多くの装置と対比され
るところであって、既存の装置では得られた最初の試料
の採取は医療流体および血液の混合物であり、またこれ
は次に血液だけの試料を得る前に廃棄されねばならなか
った。
【0010】前述に基づいて、本発明のこの実施例は多
くの利点を与えることが認識できる。例えば材料費は、
要求されたインライン構造だけが血液試料の単独採取手
段であるので低減される。対比すれば、現在の大半の装
置は、採取手段が血液だけの試料を得られることになる
までチューブ導管内の流体(IV溶液および通常は血
液)をインライン浄化手段の中に回収するように、イン
ライン浄化手段およびインライン採取手段を効果的に組
込んでいる。これに関連して、本発明では血液は全く無
駄にされない。何故ならばチューブ導管内の医療流体
は、採取手段が血液だけの試料を受取ることができるよ
うになるまで容器へ向けてまたは容器の中に戻されるよ
うに移動されるからである。多くの既存の装置は医療流
体/体液の試料が最初に受取られ、これは廃棄されねば
ならず、またこれは血液だけの試料が得られるまでに材
料費を高めることになる。更に、本発明による適当量の
血液試料を回収するのに必要とされる段階は多くの既存
の装置に比べて時間消費が少なく、操作者の安全上のリ
スクを十分に小さくする(例えば注射器の操作回数を少
なくする)。
【0011】本発明の他の実施例では、血液成分を採取
する装置に関連して使用される組立体が提供される。こ
の組立体は体液の中の例えば血小板を含む体液のような
所望成分を受取る容器と、一端がこの容器に連結され、
他端が例えば遠心分離器に連結されたチューブ導管と、
チューブ導管に取付けられる上述した特徴を有する圧迫
クリップ手段とを含む。付随的に、アンカー手段が圧迫
クリップ手段と遠心分離器との間でチューブ導管に有利
に連結される。
【0012】血液成分の採取操作の準備では、或る量の
体液が遠心分離器に移送される。これに関して、遠心分
離器は患者(ドナー)と直接的に連結され、連続した処
理を与えるのであり、患者(ドナー)は直接的に体液を
遠心分離器に与え、また、必要とされないとしても遠心
分離器から体液を受取る。
【0013】望まれる成分は残る遠心分離器の体液から
分離され、しかる後に収集のために容器へ移送される。
遠心分離が一旦終了すると、チューブ導管はシールされ
る。次に圧迫クリップ手段が操作されてチューブ導管の
閉塞係合が達成される。圧迫クリップ手段は、容器に与
えられるチューブ導管内の流体量を最大限にするために
シールにできるだけ近づいた位置にて係合されることが
好ましい。これに関連して、圧迫クリップ手段はチュー
ブ導管に沿って容器の方向へ向かってスライド移動され
て、圧迫することでチューブ導管を漸進的に閉塞させ
る。このチューブ導管の漸進的な閉塞係合は圧迫クリッ
プ手段と容器との間のチューブ導管内の流体を移動さ
せ、その流体を容器に与える。圧迫クリップ手段はこの
ようにして容器に近い位置へ移動され、容器内のチュー
ブ導管からの流体の量を最大限にすることが好ましい。
しかる後、操作者は圧迫クリップ手段をクランプ位置に
残したままにして、この操作者(必要条件ではないが)
が容器内の流体を機械的に混合して、例えば実質的な均
質状態を達成することができるのであり、これは例えば
この容器構造体を振動させて得られる。容器中の流体が
ほぼ混合された後、操作者は圧迫クリップ手段を操作し
て、チューブ導管の閉塞係合を解除する。それ故に流体
はチューブ導管の中に流入し、例えば今や流体の濃度を
代表する試料が従来の技術で周知の方法で得られるので
ある。
【0014】前述に基づいて、上述した実施例は既存の
血液成分採取装置よりも優れた多くの利点を与えること
が認識できる。例えば、流体を移動させるのに使用され
た主部材、すなわち圧迫クリップ手段は比較的安価で、
容易に使用できる。更に、チューブ導管の閉塞係合が一
旦圧迫クリップ手段によって確立されると、この閉塞を
保持するために追加の外力は全く必要とされない。これ
は説明したように容器に向けて圧迫クリップ手段をスラ
イドさせるために操作者が与えられるべき力を低減する
だけでなく、工程の何れの位置でも操作者が圧迫クリッ
プ手段を解放できるようにする。対比すれば、上述した
手持ち式のチューブストリッパーは例えそれが容器のす
ぐ近くに位置された後であっても、操作者がチューブ導
管の閉塞を維持するためにストリッパーに力を加え続け
ることを必要とする。その後、操作者は例え容器の内容
物を混合したときでさえもチューブストリッパー上に一
方の手を添えて維持しなければならない。使用が易しい
ことに加えて、本発明による圧迫クリップ手段は都合良
く入手できること、および汚染の発生するリスクがな
く、1回きりの使用であること、の利点も与える。
【0015】本発明およびその利点を完全に理解するた
めに、添付図面が参照される。
【0016】
【実施例】本発明は、その関連する特徴を示す助けとな
る添付図面を参照して、説明される。一般的に、本発明
は医療流体/体液を移送する装置および方法であり、実
質的に圧縮可能なチューブ導管を圧迫する圧迫クリップ
による該チューブ導管の漸進的な閉塞係合が各種目的の
ために流体を移動させることに使用されるのであり、こ
れらの目的にはチューブ導管から体液を採取することの
補助、体液から採取した成分の周知の方法(例えば遠心
分離)による採取結果の精度向上が含まれる。
【0017】本発明の1つの実施例が全体的に図1に示
されている。医療流体/体液を移送する装置20は、医
療流体/体液28の供給源を収容した容器24、流体2
8の容器24に対する流路を形成するチューブ導管3
2、およびチューブ導管を圧迫し且つまたそれに対して
スライド移動することでチューブ導管32内の流体28
を容器24に対して流入および流出するように移動させ
るためにチューブ導管32を漸進的に閉塞させる圧迫ク
リップ36を含む。操作者はこの圧迫クリップ36を強
制的にスライドさせる間、チューブ導管32を保持し得
るが(例えば、必要とされる力を生じる上での助けを得
るため、患者のようなチューブ導管32の下流側の連結
部に加わる力の作用を最少限に抑えるために)、アンカ
ー56もチューブ導管32に取付けられてこの手順の実
施の間に操作者が係合できるようにし得る。以下に説明
する採血操作におけるように、圧迫クリップ36の下流
側(上述したように「下流側」は圧迫クリップ36と患
者との間のチューブ導管32の部分である)のチューブ
導管32内部の流体の移動に影響を及ぼさないことが望
まれる状況では、アンカー56は実質的に非圧縮性の材
料で形成され、操作者が実質的にチューブ導管32を圧
迫せずに効果的に摘むようになし得る。
【0018】チューブ導管24の効果的な閉塞係合を圧
迫クリップ36が与えるようにするためにこのクリップ
36は一般に第1の端部40および第2の端部44を有
する鍵穴形の開口38を含む。第1の部分40は、チュ
ーブ導管32がその内部に位置決めされたときにチュー
ブ導管32に実質的な閉塞が生じない(すなわち全くも
しくは重大な圧迫がない)ような寸法とされている。こ
れは、医療流体/体液28の容器24に対する流れが望
まれもしくは必要とされた工程中にクリップ36をチュ
ーブ導管32上に配置できるように、また、流体の流れ
に重大な影響を及ぼさずに、望まれ/必要とされたとき
にクリップ36を再配置できるようにする。与えらた次
の手順のためにチューブ導管32内の流体28を容器2
4内に移動させることが必要なときは、チューブ導管3
2はその実質的な閉塞係合を確立する寸法とされた開口
38における第2の端部44の中に移動され得る。一旦
チューブ導管32が第2の端部44内に位置決めされる
と、操作者が閉塞係合を保持するために圧迫クリップ3
6に追加の力が加える必要は全くない(すなわち、クリ
ップ36とチューブ導管32自体との相互作用が閉塞係
合を維持する)。上述した望ましい結果を得るために、
チューブ導管32が柔軟性のPVCで作られ、約2.8
7mm(0.113インチ)の内径および約0.94m
m(0.037インチ)の壁厚を有し、クリップ36が
HDPEで形成されている1つの実施例では、開口38
の第1の端部40は約7.6mm(0.3インチ)の直
径を有し、第2の端部44から見た場合の開口38のク
ランプ部分は約12.7mm(0.5インチ)を超えて
延在し、約0.89mm(0.035インチ)から約
0.69mm(0.027インチ)に幅が規則的に増大
している。
【0019】圧迫クリップ36でチューブ導管32の閉
塞係合に影響を及ぼすには、操作者(図示せず)はクリ
ップ36を摘み、好ましくは実際に操作容易な形状をし
ている第1および第2の係合面48,52を摘み、チュ
ーブ導管32を開口38の第2の端部44の中に移動さ
せる。このようにして一旦位置決めしたならば、操作者
は片方の手で圧迫クリップ36を摘み、また、他方の手
でチューブ導管32を摘んで、圧迫クリップ36を容器
24へ向けてチューブ導管32に沿ってスライド移動さ
せて漸進的な閉塞係合を形成して、これにより圧迫クリ
ップ36と容器24との間のチューブ導管32内の流体
を容器24内に移動させる。圧迫クリップ36の下流側
のチューブ導管32にとってこの移動の間に流体を受取
ることが望まれる場合(例えば採血操作の血液)、操作
者はチューブ導管32を圧迫しないようにアンカー56
を摘み、これで望まれた流体の流れは影響を受けないの
である。
【0020】チューブ導管32の所要の漸進的な閉塞係
合を発生させる所要のスライド移動の達成を改善するた
めに、好ましい実施例では単一材料が圧迫クリップ36
の全体に使用されていたが、チューブ導管32と相互作
用するクリップ36の表面は適当に摩擦係数の小さい係
合を確立する材料で形成されねばならない。チューブ導
管32が柔軟なPVC出形成され、圧迫クリップ36が
上述したようにHDPEで形成された実施例では、所望
される小さな摩擦が与えられる。
【0021】圧迫クリップ36はこのように説明された
が、この技術分野に熟知した者には別の形式の構造がク
リップ36の機能目的を達成し得ること、与えられた時
間でチューブ導管32の選択的な閉塞係合を形成した
後、説明したスライド動作で漸進的な閉塞係合を形成
し、また、一旦確立した閉塞状態を維持するために操作
者は外力を加える必要性を軽減することが認識されよ
う。それ故に、所望の閉塞係合を確立するために何れの
時点でもチューブ導管32に対して配置できるクリップ
(図示せず)が本発明の範囲に含まれる(例えば、クリ
ップの取付けのためにチューブ導管32に自由な端部を
必要としないクリップ(図示せず))。
【0022】上述した医療流体/体液の移送装置20の
基本は各種の適用例に使用し得るのであり、それらの適
用例には図2〜図6の血液採取装置60が含まれる。一
般的に、また図2に示したように、この血液採取装置6
0はチューブ導管72で連結された患者に与えられるべ
き医療流体68の供給源を収容した容器64を含み、こ
のチューブ導管は全体的に上述した形式のものである。
更に詳しくは、IVコネクター80が患者の腕76に周
知のように位置決めされており、チューブ導管72は医
療流体68が必要に応じて患者に供給されるようにコネ
クター80に適当に固定されている。容器64と連結さ
れた状態で患者の体液(例えば血液)を採取できるよう
にするために、従来技術の周知の形式のインラインアク
セス開口88(その1つの技術は、例えば注射器(図示
せず)を挿入してチューブ導管72から流体を取出すよ
うにして、アクセス開口を通しての流体の流れを可能に
し、また、注射器がアクセス開口88から引抜かれたと
きに自動シールする)がチューブ導管72に配置され、
また、上述した形式の圧迫クリップ96がアクセス開口
88と容器64との間のチューブ導管72に配置され
る。医療流体/体液移送装置20に関して上述したよう
に、圧迫クリップ96はチューブ導管72をその保持す
る圧迫力で閉塞係合するのに使用され、しかる後容器6
4へ向けて移動されて内部の流体を移動する。しかしな
がらこの移動は体液84をもクリップ96の下流側のチ
ューブ導管72に流入させ、インラインアクセス開口8
8を通してその取出しを行わせる。操作者は圧迫クリッ
プ96のこの強制的なスライド移動の間に、装置60の
アクセス開口88やチューブ導管72自体のような部分
を保持できるが(例えば必要な力の発生を助け、この力
がチューブ導管72の下流側の連結部位に作用するのを
最少限に抑えるため)、これはアクセス開口88に向か
う体液84の流れには影響しないことが認識されよう
(すなわち、圧迫クリップ96の下流側チューブ導管7
2には閉塞が全く生じないのである)。このような望ま
しくない閉塞の可能性を低減するために、実質的に非圧
縮性の材料で形成されたカラー92がチューブ導管72
のまわりに配置されて固定されて、操作者が圧迫クリッ
プ96を移動させる間に手で摘むアンカー位置を形成す
るようになされ得る。
【0023】医療流体68を患者に投与する間、圧迫ク
リップ96は一般に図2に示す位置に位置される、すな
わち再び述べるがチューブ導管72が閉塞されない寸法
とされている開口98の第1の端部にチューブ導管72
が位置決めされる。医療流体68は従ってIVコネクタ
ーを通して患者の腕76に自由に流入できる。患者の体
液84の採取が望まれるときは、操作者は適当な方法で
図3に示したように圧迫クリップ96を摘む。更に詳し
くは、操作者は圧迫クリップ96を保持できる、すなわ
ち一方の手120で親指124および人差し指128の
間に第1および第2の結合面108,112を保持し、
他方の手132でチューブ導管72または他の適当箇所
に触ることができる。操作者は次に図3に矢印Aの方向
に圧迫クリップ96を移動させるようにして、チューブ
導管72を開口98の第2の端部104スライドさせて
押し込むように圧迫クリップ96を操作して、チューブ
導管72を圧迫させる。既に説明したように、開口98
の第2の端部104はチューブ導管72がその内側に位
置されたときに実質的に閉塞されるような寸法とされて
いる(すなわち、チューブ導管72の内壁面(図示せ
ず)は押圧され/圧迫されて結合される)。その後、容
器64から患者の腕76への医療流体68の流れは停止
され、体液68が容器64に流入する可能性はインライ
ンシールを効果的に確立するこの閉塞によって低減され
る。有利なことに、一旦圧迫クリップ96が操作者の操
作によってこの位置に位置されたならば、閉塞を維持す
るために操作者はそれ以上圧迫クリップ96に力をかけ
る必要はない(すなわち、閉塞係合は圧迫クリップ96
の第2の端部104とチューブ導管72が相互作用する
ことだけで保持され、従ってクリップ96は一旦上述位
置になると効果的にセルフロックされるのである)。
【0024】一旦圧迫クリップ96でチューブ導管72
に閉塞係合を確立したならば、操作者は圧迫クリップ9
6をチューブ導管72に沿って容器64へ向けて、従っ
て図4の矢印Bの方向へ移動を開始させる。認識できる
ように、この移動は圧迫クリップ96と容器64との間
のチューブ導管72内の医療流体68の移動を引き起こ
し、これにより容器64内の医療流体68の体積を増大
させる。更に詳しくは圧迫クリップ96はチューブ導管
72に沿って移動しつつそのチューブ導管を漸進的に閉
塞させ、これが所望の移動(移送)作用を与える。この
圧迫クリップ96のスライド動作を引き起こすために必
要な力の発生を助成するために、また、このようなチュ
ーブ導管72に対する作用力が下流側の相互連結部位に
働くのを最少限とするために、操作者はアクセス開口
(図4(イ))、カラー92(図4(ロ))またはその
他の適当な箇所を他方の手132で摘むことができる。
【0025】圧迫クリップ96および容器64の間の医
療流体68の移動に加えて、圧迫クリップ96の所望の
移動およびそのチューブ導管72に対する漸進的な閉塞
係合もまた圧迫クリップ96の下流側のチューブ導管7
2に体液84を流入させる(例えば、圧迫クリップ96
によるチューブ導管の漸進的な閉塞および圧迫クリップ
96との係合解除によりチューブ導管72の弾性特性に
依存した膨張の後のチューブ導管72の減圧による吸入
的な作用、および患者自身の血圧による)。採取装置6
0の目的はこの体液84の試料を得ることであるので、
体液84をチューブ導管72の中に流入させるために
は、圧迫クリップ96の説明した移動の間の操作者によ
る装置60の如何なる操作によっても重大な影響を受け
ないことが望まれる。更に詳しくは、圧迫クリップ96
の下流側のチューブ導管72の閉塞は圧迫クリップの移
動の間は避けねばならない。操作者にとって圧迫クリッ
プ96が移動する間にこのような閉塞を生じないように
インラインアクセス開口88またはチューブ導管72を
保持することは可能であるが、この閉塞の可能性を低減
し、操作者の他方の手に都合良いアンカー位置を準備す
るために、上述したカラー92がチューブ導管72に沿
って組付られることが好ましい。このカラー92は従っ
て実質的に非圧縮性の材料で形成され、操作者が保持し
たときにチューブ導管72が閉塞する可能性を更に低減
する。
【0026】チューブ導管72の閉塞係合が圧迫クリッ
プ96の操作で最初に確立されたとき、圧迫クリップ9
6の下流側に或る量の医療流体68が存在する。体液8
4だけが以下に説明する採取操作で回収されることを保
証するために、これによれば体液84は全く無駄にされ
ず、過大な材料無駄(例えば医療流体68および体液8
4の両方を収容した注射器の廃棄)は生じないのである
が、圧迫クリップ96はチューブ導管72に沿って体液
84だけがアクセス開口88を占めるような位置、好ま
しくは体液84が圧迫クリップ96とアクセス開口88
との間のチューブ導管72内に位置されるまで、移動さ
れねばならない。認識できるように、これは圧迫クリッ
プ96をチューブ導管72と閉塞係合した状態で図3の
D1で示した圧迫クリップ96と容器64との間の距離
が図3のD2で示した圧迫クリップ96と患者の腕76
との間の距離に等しい、好ましくは多少大きくなるよう
に、最初に圧迫クリップ96をチューブ導管72上に位
置決めすることで保証できる。
【0027】圧迫クリップ96が上述した方法で図5に
示した位置へ移動されると、体液84はチューブ導管7
2内の好ましい位置、すなわちアクセス開口88よりも
高い位置に位置され、これにより体液84だけが採取操
作で得られることになる。圧迫クリップ96とチューブ
導管72自体との相互作用がチューブ導管72の閉塞を
保持するのに必要な力を発生することから(すなわち、
圧迫クリップ96は適当に位置決めされたならば効果的
にセルフロックされる)、操作者は閉塞を維持するため
に圧迫クリップ96に触れたままの状態を保つ必要はな
い。それ故に、操作者はアクセス開口88を片方の手
(図示せず)で保持でき、他方の手120で注射器13
6を保持できるのであり、その後チューブ導管72から
アクセス開口88を経て、すなわち図5に示したように
注射器136内に体液を抜出すようにプランジャー38
を引出して体液84を抜出すことができる。
【0028】一旦所望の体液84の試料が説明した方法
で得られたならば、操作者は圧迫クリップ96を操作し
てチューブ導管72の閉塞を解除する。更に詳しくは、
操作者は圧迫クリップ96の第1および第2の係合面1
08,112を一方の手124の親指124と人差し指
128との間に摘んで、圧迫クリップ96を図6(イ)
の矢印Cの方向へ移動させ、これによりチューブ導管7
2は再び図6(ロ)に示したように開口98の第1の端
部100の中に位置決めされる。第1の端部100はチ
ューブ導管72を閉塞させない寸法とされているので、
医療流体68はチューブ導管72およびIVコネクター
80を通して患者の腕76に与えられる。再び説明する
が、圧迫クリップ96のこの操作で操作者を助けるため
に、操作者はアクセス開口88、カラー92またはチュ
ーブ導管72の何れかを保持できるのであり、これは工
程におけるこの時点でチューブ導管72の一時的な閉塞
は重大な悪影響を与えないからである。
【0029】図2の医療流体/体液装置20基本を組込
んだ他の適用例は図7〜図11の血液成分の採取装置1
40である。この採取装置140は一般にこの技術分野
で周知の回転する遠心分離器170を含み、この分離器
は体液の適当な供給部および収集器148と連結され、
この収集器が採取成分(1種または複数種)を受取る。
1つの実施例では、この採取は遠心分離器170に患者
を連結することで連続工程で効果的に実施される。更に
詳しくは、患者の一方の腕150は遠心分離器170に
IVコネクター158および圧縮可能なチューブ導管1
44を介して連結されて体液を遠心分離器に与え、他の
チューブ導管145は採取体液を遠心分離器170から
他方の腕154に取付けられたIVコネクター159を
介して患者へ戻す。適当な入口ポンプ162および(ま
たは)出口ポンプ166が血液の流れを助成するために
使用できる。
【0030】遠心分離器170は収集器148と適当に
連結され、収集器は遠心分離器170から採取された血
液成分を受取る。この技術分野で周知のように、与えら
れた流体の特定成分/要素が遠心分離器170の回転で
発生した遠心力を使用して、また、与えられた流体の各
種成分の異なる密度および寸法に基づいて遠心分離器1
70で分離される。次に体液は遠心分離器170に与え
られ、その後遠心分離器170の回転による遠心力の作
用を受けて、所望の成分(1種または複数種)がこの技
術分野で周知の方法でそれから採取される。これらの採
取された成分(1種または複数種)はポンプ200によ
り、遠心分離器170と収集器148とを連結する圧縮
可能なチューブ導管146を経て収集器148に与えら
れる。
【0031】採取操作の終了すると、収集器148内の
採取成分の濃度を決定することがしばしば望まれる。採
取された成分(1種または複数種)の試料の濃度が均一
となるように改善するために、上述の形式の圧迫クリッ
プ178が図7に示したようにチューブ導管146の遠
心分離器170と収集器148との間の部分に組付けら
れ得る。チューブ導管146は最初に開口180の第1
の端部182に位置決めされ、この端部は再び説明する
がチューブ導管146に閉塞を形成しない寸法であり、
従って採取された血液成分(1種または複数種)の収集
器148へ向かう流れを妨害しない。採取操作が終了し
た後、チューブ導管146は次に通常のようにシールさ
れ、遠心分離器170から収集器148を引き離すため
に切断される。例えば濃度を決定するための遠心分離処
理の終了した後、採取血液成分(1種または複数種)1
76の試料を取出す前に、圧迫クリップ178がシール
端部の近くでチューブ導管146を閉塞するように配置
され、収集器148へ移送されるチューブ導管146か
らの採取血液成分(1種または複数種)の量を最大限と
するようにされる。
【0032】圧迫クリップ178によるチューブ導管の
閉塞係合を確立させるために、操作者は圧迫クリップ1
78を操作して、チューブ導管146を開口180の第
1の端部182から第2の端部186へ移動させ、この
第2の端部は再び説明するが圧迫してチューブ導管14
6を閉塞させる(すなわち、チューブ導管146の内壁
面(図示せず)の圧迫係合を引き起こす)寸法とされて
いる。例えば、操作者は親指202と人差し指206と
の間に第1および第2の係合面190,194を挟むよ
うにして圧迫クリップ178を片手198で摘み、しか
る後圧迫クリップ178を図8に示すように矢印Dの方
向に、チューブ導管146が第2の端部186の中にス
ライドして適当に固定されるまで押圧する。この手順
中、操作者の他方の手210は、チューブ導管146の
隣接部分のような装置140の適当箇所の何れかを保持
でき、これは圧迫クリップ178の取付けを容易化す
る。有利なことに、圧迫クリップ178が説明した操作
者による操作でこの位置になると、チューブ導管146
の閉塞状態を保持するために操作者はそれ以上力を圧迫
クリップ178に加える必要がなくなる(すなわち、閉
塞係合はチューブ導管146と圧迫クリップ178の第
2の端部186との相互作用でのみ保持され、従ってク
リップ178は効果的に請求されたセルフロックされ
る)。
【0033】一旦圧迫クリップ178によるチューブ導
管146の閉塞係合が上述したように確立されると、操
作者はクリップ178をチューブ導管146に沿って収
集器148へ向けて図9の矢印Eの方向にスライドさせ
る。この圧迫クリップ178のスライド移動は圧迫する
ことでチューブ導管146に漸進的な閉塞を形成し、従
ってクリップ178と収集器148との間のチューブ導
管146内の採取血液成分(1種または複数種)を収集
器148内に移送し、これによりその中の成分(1種ま
たは複数種)の体積を増大させる。操作者の他方の手2
10は、クリップ176を収集器148へ向けてスライ
ドさせるときには、クリップ178の下流側のチューブ
導管146の部分を保持できる。しかしながら、操作者
が触れる通常のアンカーを備えるために、実質的に非圧
縮性のカラー214が図7〜図11に示したようにチュ
ーブ導管146のまわりに配置されて固定され得る。
【0034】圧迫クリップ178は上述した方法で図1
0に示したように収集器148に実質的に近いことが好
ましい位置へ移動され、最大量の採取血液成分(1種ま
たは複数種)176がチューブ導管146から収集器1
48の中に収容される。上述したように、所望の閉塞係
合を保持するために圧迫クリップ178に操作者が力を
加える必要は全くなく、従って図10に示したように操
作者は両方の手198,210を使用して収集器148
を振ることができ、これにより内部の採取血液成分(1
種または複数種)を機械的に混合して、例えばこれらの
成分(1種または複数種)176の濃度の均一化を改善
することができる。
【0035】一旦この混合が行われたならば、操作者は
例えば片手の親指202と人差し指206との間に第1
および第2の結合面190,194を挟むようにして圧
迫クリップ178を適当に摘む。圧迫クリップ178は
次に図11(イ)の矢印Fの方向に力を加えて操作さ
れ、チューブ導管146を開口180の第1の端部18
2に位置決めすることでチューブ導管146の閉塞を解
除するようにされる。シールされたチューブ導管146
に沿って圧迫クリップ178をスライド移動させること
で圧迫クリップ178の下流側に部分真空が形成される
ことにより、収集器148内の採取血液成分(1種また
は複数種)176は次に図11(ロ)に示すようにチュ
ーブ導管146の中をシール部分へ向けて下方へ流れる
ことができる。適当な試料はその後でチューブ導管14
6内の成分(1種または複数種)から、隔離した試料を
化しするためにこの技術分野で周知の方法でチューブ導
管146の部分をシールおよび切断することで得られ
る。
【0036】上述に基づいて、この技術分野で熟知した
者は本発明の血液成分(1種または複数種)採取の適用
例は多くの利点を与えることが認識できよう。例えば、
一旦圧迫クリップ178でチューブ導管146の閉塞係
合が確立されると、ストリッピングによる場合では必要
とされるような閉塞係合の保持のために操作者が圧迫ク
リップ178に外力を加える必要性は全くなくなる。従
って操作者は患者に注意するようなどんな理由によって
もチューブ導管を閉塞させた後は何れの時点でも圧迫ク
リップ178を解放でき、既に終了した手順のどの部分
も繰り返す必要はない(すなわち、何れの解放も採取血
液成分(1種または複数種)176が圧迫クリップ17
8を過ぎて流れることにはならない)。これは収集器1
48内の採取血液成分(1種または複数種)の機械的な
混合が行われるときに特に有利であり、操作者が両方の
手をこの手順部分で使用できるようにする。圧迫クリッ
プ178はまた比較的安価な部材であり、射出モールド
成形方法などによって容易に製造できる。
【0037】本発明の前述の説明は説明の目的で与えら
れた。さらに、この説明は本発明をここに説明した形態
に限定することを意図していない。逆に、上述した教
示、および関連技術の熟練度や知識にふさわしい変形例
や変更例は、本発明の範囲に含まれる。上述した実施例
は更に本発明を実施する最良態様として知られたものを
説明し、他の当業者が本発明をこのようなまたはその他
の実施例にて使用できるようにすることを意図してお
り、また、特定の適用例に要求される各種の変更例や本
発明の使用は血液処理研究所での特別な使用を含んでい
る。特許請求の範囲の記載は従来の技術で許される範囲
までの代替実施例を含むものと解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成要素を示す説明図。
【図2】二重目的の医療流体投与/血液採取の装置の本
発明の実施例を示す説明図。
【図3】図2に続く次の操作段階を示す説明図。
【図4】(イ)は図3に続く次の操作段階を示す説明図
で、(ロ)は(イ)に続く次の操作段階を示す説明図。
【図5】図4に続く次の操作段階を示す説明図。
【図6】(イ)は図5に続く次の操作段階を示す説明図
で、(ロ)は(イ)に続く最終段階を示す説明図。
【図7】血液成分採取装置の本発明の実施例を示す説明
図。
【図8】図7に続く次の操作段階を示す説明図。
【図9】図8に続く次の操作段階を示す説明図。
【図10】図9に続く次の操作段階を示す説明図。
【図11】(イ)は図10に続く次の操作段階を示す説
明図で、(ロ)は(イ)に続く次の操作段階を示す説明
図。
【符号の説明】
20 医療流体/体液移送装置 24 容器 28 医療流体/体液 32 チューブ導管 36 圧迫クリップ 38 鍵穴形の開口 40,44 開口38の端部 48,52 手で摘む端面の係合面 60 血液採取装置 64 容器 68 医療流体 72 チューブ導管 76 腕 80 IVコネクター 84 体液 88 アクセス開口 96 圧迫クリップ 108,112 係合面 136 注射器 140 採取装置 144,145 チューブ導管 148 収集器 158 IVコネクター 170 遠心分離器 176 血液成分 178 圧迫クリップ 180 開口

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療流体/体液を移送する装置であっ
    て、 実質的に圧縮可能なチューブ導管に取付けられる圧迫ク
    リップ手段であって、前記チューブ導管を閉塞させるよ
    うに選択的に保持されて圧迫係合し、また同時に前記チ
    ューブ導管に対してスライド移動できるようになされて
    おり、前記圧迫クリップ手段が前記チューブ導管に選択
    的に閉塞係合した状態で該圧迫クリップ手段を該チュー
    ブ導管に沿ってスライドさせて該チューブ導管の閉塞を
    漸進させることにより、該チューブ導管内の流体を移動
    させるようになす前記圧迫クリップ手段を含んで構成さ
    れた医療流体/体液の移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 前記チューブ導管が容器に連結されている医療流体/体
    液の移送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置であって、 前記チューブ導管がその内部の流体を実質的に見えるよ
    うにする材料で形成されている医療流体/体液の移送装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置であって、 前記圧迫クリップ手段が互いに連結した第1および第2
    の部分を有する開口を含み、前記第1の部分は前記チュ
    ーブ導管を通して流体が流れるようにする寸法とされ、
    前記第2の部分は前記チューブ導管を圧迫して閉塞する
    寸法とされている医療流体/体液の移送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置であって、 前記圧迫クリップ手段が前記チューブ導管を閉塞させる
    ように配置された後、閉塞を維持するために必要な力が
    前記圧迫クリップ手段と前記チューブ導管との相互作用
    によって与えられ、これは前記圧迫クリップ手段に対し
    て作用される如何なる外力とも関係ない力である医療流
    体/体液の移送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置であって、 前記チューブ導管と相互作用する前記圧迫クリップ手段
    の部分がHDPEで構成されている医療流体/体液の移
    送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の装置であって、更に、 前記チューブ導管の実質的にまわりに固定されて配置さ
    れたカラー手段であって、前記カラー手段が実質的に非
    圧縮性であり、前記チューブ導管を閉塞させずに該チュ
    ーブ導管に効果的に係合できるようにする前記カラー手
    段を含んでいる医療流体/体液の移送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の装置であって、更に、 前記圧迫クリップ手段と前記チューブ導管で流体連通状
    態に連結された身体との間に配置された血液採取手段で
    あって、前記血液採取手段が前記チューブ導管と流体連
    通状態に相互に連結されており、該チューブ導管から血
    液を取出せるようになされた血液採取手段を含んでいる
    医療流体/体液の移送装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置であって、 前記血液採取手段がアクセス開口である医療流体/体液
    の移送装置。
  10. 【請求項10】 実質的に圧縮可能なチューブ導管に沿
    って医療流体/体液を手動で移送する方法であって、 前記チューブ導管に選択的に閉塞係合できる圧迫クリッ
    プ手段を前記チューブ導管に取付け、 前記チューブ導管に閉塞係合するように前記圧迫クリッ
    プ手段を操作し、 前記圧迫クリップ手段を前記チューブ導管に沿ってスラ
    イド移動させ、これにより前記圧迫クリップ手段が前記
    チューブ導管の閉塞を漸進させて該チューブ導管内の流
    体を移動させるようにし、および前記圧迫クリップ手段
    を解放して、これにより前記圧迫クリップ手段が前記チ
    ューブ導管との閉塞係合状態を保持するようにさせる諸
    段階を含む医療流体/体液を手動で移送する方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法であって、 前記取付け段階が前記チューブ導管を前記圧迫クリップ
    手段の開口の第1の部分に位置決めすることを含み、前
    記第1の部分は前記チューブ導管を通しての流れを可能
    にする寸法とされている医療流体/体液を手動で移送す
    る方法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の方法であって、 前記チューブ導管に閉塞係合させるための前記操作段階
    が前記チューブ導管を前記圧迫クリップ手段の開口の第
    2の部分に位置決めすることを含み、前記第2の部分は
    前記チューブ導管を閉塞させる寸法とされている医療流
    体/体液を手動で移送する方法。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の方法であって、 前記解放段階が、前記圧迫クリップ手段と前記チューブ
    導管との相互作用により該圧迫クリップ手段で該チュー
    ブ導管の閉塞係合を保持する力を発生させることを含む
    医療流体/体液を手動で移送する方法。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の方法であって、更
    に、 前記チューブ導管内の流体の移動を観察する段階を含ん
    でいる医療流体/体液を手動で移送する方法。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載の方法であって、更
    に、 前記圧迫クリップ手段で与えられた前記チューブ導管の
    閉塞を解除するために前記圧迫クリップ手段を操作する
    段階を含んでいる医療流体/体液を手動で移送する方
    法。
  16. 【請求項16】 体液を採取する装置であって、 医療流体の供給源を収容する容器、 前記容器および身体を流体連通状態に相互連結する実質
    的に圧縮可能なチューブ導管、 前記チューブ導管から体液を取出すための採取手段、お
    よび前記容器と前記採取手段との間で前記チューブ導管
    に取付けられる圧迫クリップ手段であって、前記チュー
    ブ導管を閉塞させるように選択的に保持されて圧迫係合
    し、また同時に前記チューブ導管に対してスライド移動
    できるようになされており、前記圧迫クリップ手段が前
    記チューブ導管に選択的に閉塞係合した状態で該圧迫ク
    リップ手段を前記容器へ向かってスライド移動させるこ
    とによって、該チューブ導管内に体液を流入させるよう
    になす前記圧迫クリップ手段を含んで構成された体液を
    採取する装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置であって、 前記チューブ導管がその内部の流体を実質的に見えるよ
    うにする材料で形成されている体液を採取する装置。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の装置であって、 前記圧迫クリップ手段が第1および第2の部分を有する
    開口を含み、前記第1の部分は前記チューブ導管を通し
    て流体が流れるようにする寸法とされ、前記第2の部分
    は前記チューブ導管を閉塞する寸法とされている体液を
    採取する装置。
  19. 【請求項19】 請求項16に記載の装置であって、 前記圧迫クリップ手段が前記チューブ導管を閉塞させる
    ように配置された後、閉塞を維持するために必要な力が
    前記圧迫クリップ手段と前記チューブ導管との相互作用
    によって与えられ、これは前記圧迫クリップ手段に対し
    て作用される如何なる外力とも関係ない力である体液を
    採取する装置。
  20. 【請求項20】 請求項16に記載の装置であって、 前記採取手段がインラインのアクセス開口を含んでいる
    体液を採取する装置。
  21. 【請求項21】 請求項16に記載の装置であって、更
    に、 前記チューブ導管の実質的にまわりに配置されて固定さ
    れたカラー手段であって、前記カラー手段が実質的に非
    圧縮性であり、前記チューブ導管を閉塞させずに該チュ
    ーブ導管に効果的に係合できるようにする前記カラー手
    段を含んでいる医療流体/体液の移送装置。
  22. 【請求項22】 身体と医療流体の供給源を収容する容
    器との間を流体連通状態に相互連結する実質的に圧縮可
    能なチューブ導管から体液試料を取出す方法であって、 前記チューブ導管から選択的に体液を取出すために前記
    チューブ導管に連結された採取手段を準備し、 前記容器と前記採取手段との間で前記チューブ導管に、
    該チューブ導管に選択的に閉塞係合できる圧迫クリップ
    手段を取付け、 前記チューブ導管に閉塞係合するように前記圧迫クリッ
    プ手段を操作し、 前記圧迫クリップ手段を前記チューブ導管に沿って前記
    容器へ向けてスライド移動させて圧迫による前記チュー
    ブ導管の閉塞を漸進させて、体液を前記チューブ導管内
    に流入させ、前記スライド移動段階は前記採取手段が前
    記チューブ導管から実質的に体液を抜出すまで継続さ
    れ、 前記圧迫クリップ手段を解放し、これにより前記圧迫ク
    リップ手段は前記チューブ導管との閉塞係合状態に保持
    され、および前記採取手段を経て体液試料を抜出す諸段
    階を含んでいる体液試料を取出す方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の方法であって、 前記取付け段階が前記チューブ導管を前記圧迫クリップ
    手段の開口の第1の部分に位置決めすることを含み、前
    記第1の部分は前記チューブ導管を通しての流れを可能
    にする寸法とされている体液試料を取出す方法。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の方法であって、 前記取付け段階が前記圧迫クリップ手段を前記容器から
    第1の距離且つまた身体から第2の距離で前記チューブ
    導管に位置決めすることを含み、前記第1の距離は前記
    第2の距離よりも少なくとも大きくされている体液試料
    を取出す方法。
  25. 【請求項25】 請求項22に記載の方法であって、 前記チューブ導管に閉塞係合させるための前記操作段階
    が、前記チューブ導管を前記圧迫クリップ手段の開口の
    第2の部分に位置決めすることを含み、前記第2の部分
    は前記チューブ導管を閉塞させる寸法とされている体液
    試料を取出す方法。
  26. 【請求項26】 請求項22に記載の方法であって、 前記解放段階が、前記圧迫クリップ手段と前記チューブ
    導管との相互作用により該圧迫クリップ手段で該チュー
    ブ導管の閉塞係合を保持する力を発生させることを含
    み、前記相互作用する力が前記圧迫クリップ手段に加え
    られるあらゆる外力とは無関係である体液試料を取出す
    方法。
  27. 【請求項27】 請求項22に記載の方法であって、更
    に、 前記チューブ導管内の流体の移動を観察する段階を含ん
    でいる体液試料を取出す方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法であって、更
    に、 前記観察段階で体液が前記採取手段と前記圧迫クリップ
    手段との間の前記チューブ導管内に流入したことが示さ
    れたときに、前記スライド段階を終了させる段階を含ん
    でいる体液試料を取出す方法。
  29. 【請求項29】 請求項22に記載の方法であって、更
    に、 前記抜出し段階の後に前記チューブ導管の閉塞を解除す
    るために前記圧迫クリップ手段を操作する段階を含んで
    いる医療流体/体液を手動で移送する方法。
  30. 【請求項30】 体液の少なくとも1つの成分を取出す
    装置であって、 少なくとも1つの成分を貯蔵する収集手段、 前記収集手段から延在する実質的に圧縮可能なチューブ
    導管、 前記チューブ導管に取付けられる圧迫クリップ手段であ
    って、前記チューブ導管を閉塞させるように選択的に保
    持されて圧迫係合し、また同時に前記チューブ導管に対
    してスライド移動できるようになされており、前記圧迫
    クリップ手段による前記チューブ導管の選択的な閉塞係
    合を確立した状態で、該圧迫クリップ手段を該チューブ
    導管に沿って前記収集手段へ向けてスライドさせて、該
    チューブ導管の閉塞を漸進させることによって、該圧迫
    クリップ手段と前記収集手段との間の該チューブ導管内
    の前記少なくとも1つの成分を前記収集手段の中に移動
    させ、また、前記圧迫クリップ手段が解放されて前記チ
    ューブ導管の閉塞状態が保持される前記圧迫クリップ手
    段を含んで構成された体液の少なくとも1つの成分を取
    出す装置。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の装置であって、 前記チューブ導管がその内部の流体を実質的に見えるよ
    うにする材料で形成されている体液の少なくとも1つの
    成分を取出す装置。
  32. 【請求項32】 請求項30に記載の装置であって、 前記圧迫クリップ手段が第1および第2の部分を有する
    開口を含み、前記第1の部分は前記チューブ導管を通し
    て流体が流れるようにする寸法とされ、前記第2の部分
    は前記チューブ導管を閉塞する寸法とされている体液の
    少なくとも1つの成分を取出す装置。
  33. 【請求項33】 請求項30に記載の装置であって、 前記圧迫クリップ手段が前記チューブ導管を閉塞させる
    ように選択的に配置された後、自動ロックされる体液の
    少なくとも1つの成分を取出す装置。
  34. 【請求項34】 請求項30に記載の装置であって、更
    に、 前記チューブ導管の実質的にまわりに配置されて固定さ
    れたカラー手段であって、前記カラー手段が実質的に非
    圧縮性であり、前記圧迫クリップ手段の移動時に前記チ
    ューブ導管を閉塞させずに該チューブ導管に効果的に係
    合できるようにする前記カラー手段を含んでいる体液の
    少なくとも1つの成分を取出す装置。
  35. 【請求項35】 請求項30に記載の装置であって、更
    に、 前記チューブ導管と相互に連結され、前記収集手段から
    少なくとも1つの成分の試料を取出すための採取手段で
    あって、前記圧迫クリップ手段が前記チューブ導管の閉
    塞を解除するように操作されて前記収集手段の前記少な
    くとも1つの成分を流すようにされる前記採取手段を含
    んでいる体液の少なくとも1つの成分を取出す装置。
  36. 【請求項36】 体液から少なくとも1つの成分を取出
    す方法であって、 体液を遠心分離器にかけ、 前記遠心分離器および収集手段を実質的に圧縮可能なチ
    ューブ導管で連結し、 前記遠心分離器と前記収集手段との間で前記チューブ導
    管に圧迫クリップ手段を取付け、前記圧迫クリップ手段
    は前記チューブ導管を圧迫することによって該チューブ
    導管に選択的に閉塞係合可能とされ、 体液から少なくとも1つの成分を分離するために前記遠
    心分離器を回転し、 前記チューブ導管を通して前記収集手段に前記少なくと
    も1つの成分を与え、 前記チューブ導管に閉塞係合するように前記圧迫クリッ
    プ手段を操作し、 前記収集手段へ向けて前記チューブ導管に沿って前記圧
    迫クリップ手段をスライド移動し、これにより該圧迫ク
    リップ手段が該チューブ導管を漸進的に閉塞させて該チ
    ューブ導管内の前記少なくとも1つの成分を前記収集手
    段に与え、 前記圧迫クリップ手段を前記収集手段に実質的に隣接さ
    せて位置決めし、 前記圧迫クリップ手段を解放して、これにより前記圧迫
    クリップ手段は前記チューブ導管との閉塞係合状態を維
    持するようにされ、および前記少なくとも1つの成分を
    前記収集手段の中で混合する諸段階を含んでいる体液か
    ら少なくとも1つの成分を取出す方法。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の方法であって、 前記取付け段階が前記チューブ導管を前記圧迫クリップ
    手段の開口の第1の部分に位置決めすることを含み、前
    記第1の部分は前記チューブ導管を通しての流れを可能
    にする寸法とされている体液から少なくとも1つの成分
    を取出す方法。
  38. 【請求項38】 請求項36に記載の方法であって、 前記チューブ導管に閉塞係合させるための前記操作段階
    が、前記チューブ導管を前記圧迫クリップ手段の開口の
    第2の部分に位置決めすることを含み、前記第2の部分
    は前記チューブ導管を閉塞させる寸法とされている体液
    から少なくとも1つの成分を取出す方法。
  39. 【請求項39】 請求項36に記載の方法であって、 前記解放段階が、前記圧迫クリップ手段と前記チューブ
    導管との相互作用により該圧迫クリップ手段で該チュー
    ブ導管の閉塞係合を保持する力を発生させることを含む
    体液から少なくとも1つの成分を取出す方法。
  40. 【請求項40】 請求項36に記載の方法であって、更
    に、 前記スライド移動させる段階の実施中は前記チューブ導
    管上に配置されたカラー手段を摘む段階を含む体液から
    少なくとも1つの成分を取出す方法。
  41. 【請求項41】 請求項36に記載の方法であって、更
    に、 前記チューブ導管の閉塞を解除するように前記圧迫クリ
    ップ手段を操作する段階を含む体液から少なくとも1つ
    の成分を取出す方法。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載の方法であって、更
    に、 前記解除のための操作段階の後に採取手段で前記チュー
    ブ導管から前記少なくとも1つの成分の試料を取出す段
    階を含む体液から少なくとも1つの成分を取出す方法。
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