JPH07133824A - ベアリング故障検出装置 - Google Patents
ベアリング故障検出装置Info
- Publication number
- JPH07133824A JPH07133824A JP28326193A JP28326193A JPH07133824A JP H07133824 A JPH07133824 A JP H07133824A JP 28326193 A JP28326193 A JP 28326193A JP 28326193 A JP28326193 A JP 28326193A JP H07133824 A JPH07133824 A JP H07133824A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- eddy current
- analysis device
- failure analysis
- bearing failure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高感度でかつ信頼性の高いベアリング故障検
出装置を得る。 【構成】 内輪６、同内輪を支持し相互間に小さな検出
用の隙間ａを持つ上部ベアリング受１および下部ベアリ
ング受２、同隙間ａの近傍にそれぞれ埋込み挿入される
第１および第２の渦電流プローブ８ａ、８ｂ、同第１お
よび第２の渦電流プローブに接続されるベアリング故障
解析装置７を設ける。
出装置を得る。 【構成】 内輪６、同内輪を支持し相互間に小さな検出
用の隙間ａを持つ上部ベアリング受１および下部ベアリ
ング受２、同隙間ａの近傍にそれぞれ埋込み挿入される
第１および第２の渦電流プローブ８ａ、８ｂ、同第１お
よび第２の渦電流プローブに接続されるベアリング故障
解析装置７を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は航空機等に搭載される回
転機等のベアリング故障検出装置に関する。
転機等のベアリング故障検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のベアリング故障検出装置を図２に
示す。
示す。
【０００３】シャフト０１の取付けられた内輪６は２分
割された上部ベアリング受１と下部ベアリング受２間に
配置され、球９を介して支持されている。上部ベアリン
グ受１と下部ベアリング受２の分割部が、わずかの検出
用の隙間ａをあけて対向するよう、両者間は図示しない
絶縁ボルトで固定されている。
割された上部ベアリング受１と下部ベアリング受２間に
配置され、球９を介して支持されている。上部ベアリン
グ受１と下部ベアリング受２の分割部が、わずかの検出
用の隙間ａをあけて対向するよう、両者間は図示しない
絶縁ボルトで固定されている。
【０００４】また上部ベアリング受１と下部ベアリング
受２間は抵抗３を介して接続される。さらに上部ベアリ
ング受１には電流計５を介して電源４が接続され、下部
ベアリング受２はアースされている。
受２間は抵抗３を介して接続される。さらに上部ベアリ
ング受１には電流計５を介して電源４が接続され、下部
ベアリング受２はアースされている。
【０００５】以上において、正常状態では上部軸受１と
下部軸受２間は、内輪６部が油漬けとなっており、高抵
抗状態になっている。従って、正常電流が検出用電源４
から抵抗３を経由して下部ベアリング受２の接地へ流れ
る。このときの電流値は電源電圧／抵抗である。
下部軸受２間は、内輪６部が油漬けとなっており、高抵
抗状態になっている。従って、正常電流が検出用電源４
から抵抗３を経由して下部ベアリング受２の接地へ流れ
る。このときの電流値は電源電圧／抵抗である。
【０００６】次にベアリング摩耗状態ではボールベアリ
ング摩耗検出部の隙間ａが絶縁ボルトのテンションによ
り接触して短絡し、抵抗値は０Ωに近い値となる。従っ
て電流計５には大きな異常電流が流れ、ベアリング摩耗
が検出される。
ング摩耗検出部の隙間ａが絶縁ボルトのテンションによ
り接触して短絡し、抵抗値は０Ωに近い値となる。従っ
て電流計５には大きな異常電流が流れ、ベアリング摩耗
が検出される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のベアリング
摩耗検出装置では、ベアリング付近に機械的な可動部分
があるため、使用中摩耗した鉄粉、伝導性をもった塵等
が小さい隙間ａ部に付着し、振動等により誤動作してい
た。
摩耗検出装置では、ベアリング付近に機械的な可動部分
があるため、使用中摩耗した鉄粉、伝導性をもった塵等
が小さい隙間ａ部に付着し、振動等により誤動作してい
た。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【０００９】すなわち、ベアリング故障検出装置とし
て、内輪と、同内輪を支持し相互間に小さな検出用の隙
間を持つ上部ベアリング受および下部ベアリング受と、
上記上部ベアリング受および下部ベアリング受の上記隙
間の近傍にそれぞれ埋込み挿入される第１および第２の
渦電流プローブと、同第１および第２の渦電流プローブ
に接続されるベアリング故障解析装置とを設ける。
て、内輪と、同内輪を支持し相互間に小さな検出用の隙
間を持つ上部ベアリング受および下部ベアリング受と、
上記上部ベアリング受および下部ベアリング受の上記隙
間の近傍にそれぞれ埋込み挿入される第１および第２の
渦電流プローブと、同第１および第２の渦電流プローブ
に接続されるベアリング故障解析装置とを設ける。
【００１０】
【作用】上記手段において、故障解析装置により各渦電
流プローブに所定周波数の高周波電圧を加えると、上部
ベアリング受および下部ベアリング受の隙間部の表面に
渦電流が流れる。この電流による渦電流損は隙間部に鉄
粉等が付着すると所定の関係で変化するので、故障解析
装置でこれが解析され、ベアリングの摩耗等による鉄粉
等の付着状況が、確実に検出される。
流プローブに所定周波数の高周波電圧を加えると、上部
ベアリング受および下部ベアリング受の隙間部の表面に
渦電流が流れる。この電流による渦電流損は隙間部に鉄
粉等が付着すると所定の関係で変化するので、故障解析
装置でこれが解析され、ベアリングの摩耗等による鉄粉
等の付着状況が、確実に検出される。
【００１１】
【実施例】上記記載の本発明の一実施例を図１により説
明する。
明する。
【００１２】なお、従来例で説明した部分は、同一の番
号をつけ冗長さをさけるため説明を省略し、この発明に
関する部分を主体に説明する。
号をつけ冗長さをさけるため説明を省略し、この発明に
関する部分を主体に説明する。
【００１３】シャフト０１の一端に取付けられた内輪６
を支持する上部ベアリング受１と下部ベアリング受２が
設けられる。これらの一端面は対向していて、相互間に
小さな検出用の隙間ａがあけられている。これらの上部
ベアリング受１と下部ベアリング受２の隙間ａ部の近傍
に、それぞれ渦電流プローブ８ａと８ｂが埋込み挿入さ
れる。渦電流プローブ８ａと８ｂはベアリング故障解析
装置７につながれる。
を支持する上部ベアリング受１と下部ベアリング受２が
設けられる。これらの一端面は対向していて、相互間に
小さな検出用の隙間ａがあけられている。これらの上部
ベアリング受１と下部ベアリング受２の隙間ａ部の近傍
に、それぞれ渦電流プローブ８ａと８ｂが埋込み挿入さ
れる。渦電流プローブ８ａと８ｂはベアリング故障解析
装置７につながれる。
【００１４】以上において、ベアリング故障解析装置７
から出力された高周波電流は、埋め込式の渦電流プロー
ブ３ａ、３ｂに流れる。埋込式の渦電流プローブ３ａ、
３ｂはコイルを有しており、このコイルを経由して高周
波電流による電磁誘導より隙間ａ部の表面に渦電流が流
れる。この渦電流は渦電流損となり、式（１）の関係が
ある。
から出力された高周波電流は、埋め込式の渦電流プロー
ブ３ａ、３ｂに流れる。埋込式の渦電流プローブ３ａ、
３ｂはコイルを有しており、このコイルを経由して高周
波電流による電磁誘導より隙間ａ部の表面に渦電流が流
れる。この渦電流は渦電流損となり、式（１）の関係が
ある。
【００１５】Ｗｅ＝Ｃｆ2 ｄ2 Ｉs 2 ／ρ （１） ここで Ｗｅ：渦電流損 Ｃ：材料によって決定される定数（付着物等） ｆ：周波数 Ｉs ：磁化電流 ｄ：厚み この渦電流損Ｗｅは隙間ａ部に鉄粉等が付着すると式
（１）の関係で変化するので、故障解析装置７でこれが
解析され、ベアリングの摩耗等による付着物の量および
種類が確実に検出される。このようにして、従来のよう
な不確実な作動がなく、信頼性の高いベアリング故障の
検出が可能となる。
（１）の関係で変化するので、故障解析装置７でこれが
解析され、ベアリングの摩耗等による付着物の量および
種類が確実に検出される。このようにして、従来のよう
な不確実な作動がなく、信頼性の高いベアリング故障の
検出が可能となる。
【００１６】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
渦電流損を利用するので、ベアリング摩耗等による検出
用の隙間部の付着物の識別が可能となり、摩耗状況が確
実に検出可能となる。
渦電流損を利用するので、ベアリング摩耗等による検出
用の隙間部の付着物の識別が可能となり、摩耗状況が確
実に検出可能となる。
【図１】本発明の一実施例の構成断面図である。
【図２】従来例の構成断面図である。
０１ シャフト １ 上部ベアリング受 ２ 下部ベアリング受 ３ 抵抗 ４ 電源 ５ 電流計 ６ 内輪 ７ ベアリング故障解析装置 ８ａ、８ｂ 渦電流プローブ ９ 球
Claims (1)
- 【請求項１】 内輪と、同内輪を支持し相互間に小さな
検出用の隙間を持つ上部ベアリング受および下部ベアリ
ング受と、上記上部ベアリング受および下部ベアリング
受の上記隙間の近傍にそれぞれ埋込み挿入される第１お
よび第２の渦電流プローブと、同第１および第２の渦電
流プローブに接続されるベアリング故障解析装置とを備
えてなることを特徴とするベアリング故障検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28326193A JPH07133824A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ベアリング故障検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28326193A JPH07133824A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ベアリング故障検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07133824A true JPH07133824A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17663169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28326193A Withdrawn JPH07133824A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | ベアリング故障検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07133824A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100983215B1 (ko) * | 2009-12-16 | 2010-09-20 | 넥스 디 주식회사 | 포일 베어링의 감지장치 |
| DE102019218884A1 (de) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | Thyssenkrupp Ag | Großwälzlager |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28326193A patent/JPH07133824A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100983215B1 (ko) * | 2009-12-16 | 2010-09-20 | 넥스 디 주식회사 | 포일 베어링의 감지장치 |
| DE102019218884A1 (de) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | Thyssenkrupp Ag | Großwälzlager |
| DE102019218884B4 (de) | 2019-12-04 | 2024-02-15 | Thyssenkrupp Ag | Großwälzlager und Verfahren zur Verschleißmessung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |