JPH0713223U - リユツクサツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】片肩に引っ掛け使用する時でも、肩からずれ落
ちないリツクサツクを提供する。 【構成】リユツクサツク１背負面上部より下方向に、下
端に美錠５を固定取り付けた二片の肩バンド３，３′を
垂設し、該面下部側両端には先端に連結金具６，６′を
着脱自在に取り付けた胸バンド４，４′を前記美錠を挿
通して固着設けるとともに、該面最下部側両端には前記
胸バンド先端に取り付けられた連結金具と胸前部で交差
状に連結固定できる連結金具８，８′を先端に着脱自在
に取り付けた腰バンド７，７′を固着設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はデイパック等と称される小型のリツクサツクに関するもので、特にそ の背負面のバンド取り付けの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種の小型リユツクサツクの背負バンドは、二片の肩バンドと、この肩 バンドに連結された締め具合を調整する為の連結バンドとにより構成されていた 。 しかしながら、最近はその軽便性を買われ、アウトドアースポーツの用途以外 の、外出や、通勤、通学にも使用されるようになってきており、従前の使用方法 である、両腕を肩ベルトに通し背中全体で背負うと言う以外に、片腕を片一方の 肩ベルトに通し、単に片肩に引っ掛けて使用すると方法が特に学生の間で広まっ てきた。 したがって、従前では考えもしなかったこれらの使用方法に対応する背負ベル トを備えたリユツクサツクが希望されるに至ってきた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

片肩に引っ掛けて使用すると言う従来では考えもしなかったこれらの使用方法 でも、肩からずれ落ちないで固定される背負ベルトを備えたリツクサツクを提供 しょうとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するため本考案では、リユツクサツク背負面上部より下方向に、下 端に美錠を固定取り付けた二片の肩バンドを垂設し、該面下部側両端には先端に 連結金具を着脱自在に取り付けた胸バンドを前記美錠を挿通して固着設けるとと もに、該面最下部側両端には前記胸バンド先端に取り付けられた連結金具と胸前 部で交差状に連結固定できる連結金具を先端に着脱自在に取り付けた腰バンドを 固着設けたことを特徴とするものである。

【０００５】

【作 用】

本考案リユツクサツクを片肩に引っ掛けて使用する場合は、片一方の肩ベルト に片腕を通してリユツクサツクを片肩に引っ掛けたあと、胸ベルトの先端に設け られた連結金具と、該胸ベルトと反対側に取り付けられた腰ベルトの先端に設け られた連結金具とを嵌合連結して図３に示したようにたすき状にし、胸ベルト及 び腰ベルトの締め具合、長さ具合を各ベルトで調節する。 一方従前のように、両肩を肩ベルトに通し背中全体でリユツクサツクを背負う 場合は、それぞれ反対側で対向する位置の胸ベルト、腰ベルトを胸部で交差する ように連結固定し、締め具合、長さ具合は各ベルトで連結金具をそのままの状態 で各ベルトで調節する。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。図１は本考案に係るリユツ クサツクで、図２は両肩を肩バンドに通し使用する従前の使用時を示し、図３は 片肩に引っ掛け使用するときを示している。 リユツクサツク（１）背負面上部より下方向に、下端に美錠（５）を短片布を 介して固定取り付けた二片の肩バンド（３）（３’）を垂設し、該面下部側両端 には、先端に連結金具（６）（６’）を着脱自在に取り付けた胸バンド（４）（ ４’）を前記美錠（５）を挿通して固着設けるとともに、該面最下部側両端には 先端に連結金具（８）（８’）を着脱自在に取り付けた腰バンド（７）（７’ ）を固着設けたものである。 このとき両胸ベルト、両腰ベルト先端に設けられる連結金具は簡便に着脱がで きものであればその型や種類は本考案の目的達成の障害とはならない。 しかしながらこの連結金具は各ベルトに取り付けられるとき、先端に着脱自在 に設けられることと、上下の位置関係にある胸ベルトと腰ベルトに取り付けられ る連結金具は同種の物であることが必要である。 つまり上下の胸ベルトと腰ベルトとは連結されることは無く、必ず交差する形 で互いに反対側にある胸ベルトと腰ベルトとが連結されることが重要である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は以上のような構成を有するものであるから、片腕を肩ベルトに通し片 肩で引っ掛け使用する場合は、胸ベルトの先端に設けられた連結金具と、該ベル トの反対側最下部側端に取り付けられている腰ベルトの先端に設けられた連結金 具とを、胸前部で嵌合固定できるので、片肩に引っ掛けた状態とはいえ、リツク サツクは背中に密着されるので、肩からずり落ちることはない。 また、各ベルト先端に設けられた連結金具はそれぞれベルトに固定される事無 く着脱自在に設けられているので、胸ベルト、腰ベルトの張り具合、締め具合の 調節は各ベルトを引っ張るだけで容易に可能となっている。 その上、両肩を肩ベルトに通し背中全体で背負う従来の使用方法でも、腰ベル ト及び肩ベルトが胸前部でたすき状に交差し連結されるので、リツクサツクは背 中に密着し安定しているので、スキーツァーのような時でも背中でリツクサツク が踊る（激しく動く）事がないので、スキーヤーはバランスを崩すことが無く安 全なスキーを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本考案リユツクサツクの説明図である。

【図 ２】本考案リユツクサツクの一使用例である。

【図 ３】本考案リユツクサツクの一使用例である。

【符号の説明】

１ リユツクサツク ２ 蓋覆 ３、３’肩バンド ４、４’胸バンド ５ 美錠 ６、６’連結金具 ７、７’腰バンド ８、８’連結金具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】リユツクサツク背負面上部より下方向
   に、下端に美錠（５）を固定取り付けた二片の肩バンド
   （３）（３’）を垂設し、該面下部側両端には先端に連
   結金具（６）（６’）を着脱自在に取り付けた胸バンド
   （４）（４’）を前記美錠を挿通して固着設けるととも
   に、該面最下部側両端には前記胸バンド先端に取り付け
   られた連結金具と胸前部で交差状に連結固定できる連結
   金具（８）（８’）を先端に着脱自在に取り付けた腰バ
   ンド（７）（７’）を固着設けたことを特徴とするリユ
   ツクサツク。