JPH07131236A - 漏洩同軸ケーブル - Google Patents
漏洩同軸ケーブルInfo
- Publication number
- JPH07131236A JPH07131236A JP5294196A JP29419693A JPH07131236A JP H07131236 A JPH07131236 A JP H07131236A JP 5294196 A JP5294196 A JP 5294196A JP 29419693 A JP29419693 A JP 29419693A JP H07131236 A JPH07131236 A JP H07131236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slots
- cable
- coaxial cable
- axial direction
- leakage coaxial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 12
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract description 13
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract description 13
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Waveguide Aerials (AREA)
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 漏洩同軸ケーブルを高周波領域で使用するた
めには、スロットピッチを小さくする必要がある。一
方、結合損失を小さくするためには、スロット長さを大
にするか、幅を広げる必要がある。しかし、これらはス
ロットピッチPが小さくなるにつれて、物理的に困難に
なり、高周波領域で結合損失が大きくなる。この問題を
解決する。 【構成】 20,20,−−−で示すスロット列の他
に、もう1列あるいはそれ以上のスロット列21,2
1,−−−を、並列に、追加して設ける。このようにす
ると、個々のスロットの長さや幅を大きくすることなし
に、大きくした場合と同様な効果が得られる。そのた
め、高周波領域においても、小さい結合損失の漏洩同軸
ケーブルの設計が可能になる。
めには、スロットピッチを小さくする必要がある。一
方、結合損失を小さくするためには、スロット長さを大
にするか、幅を広げる必要がある。しかし、これらはス
ロットピッチPが小さくなるにつれて、物理的に困難に
なり、高周波領域で結合損失が大きくなる。この問題を
解決する。 【構成】 20,20,−−−で示すスロット列の他
に、もう1列あるいはそれ以上のスロット列21,2
1,−−−を、並列に、追加して設ける。このようにす
ると、個々のスロットの長さや幅を大きくすることなし
に、大きくした場合と同様な効果が得られる。そのた
め、高周波領域においても、小さい結合損失の漏洩同軸
ケーブルの設計が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動電話の不感地対
策、あるいは鉄道等の通信に用いる漏洩同軸ケーブルに
関するものである。
策、あるいは鉄道等の通信に用いる漏洩同軸ケーブルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の代表的な漏洩同軸ケーブル
の構造を示す。図において、10は中心導体、12はP
Eひも、14はPEパイプ、16は外部導体、18はシ
ースである。外部導体16にスロット20が設けられ
る。また、外部導体16を平面状に展開したときのスロ
ット20の配列を、図4に例示した。スロット20は、
ケーブル軸z方向に、1列だけ、Pのピッチで、同一パ
ターンの繰り返しで設けられる。なおθは外部導体16
の円周方向である。
の構造を示す。図において、10は中心導体、12はP
Eひも、14はPEパイプ、16は外部導体、18はシ
ースである。外部導体16にスロット20が設けられ
る。また、外部導体16を平面状に展開したときのスロ
ット20の配列を、図4に例示した。スロット20は、
ケーブル軸z方向に、1列だけ、Pのピッチで、同一パ
ターンの繰り返しで設けられる。なおθは外部導体16
の円周方向である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、移動
体通信分野などにおける需要の増大に伴って、使用され
る周波数帯域がより高周波数の帯域へと拡大する傾向に
るため、図3の漏洩同軸ケーブルを高周波で使用可能な
構造とする必要がある。しかしながら、そのためには、
スロットのピッチを短くする必要があるため、自ずから
限度がある。また一方、送信側のケーブルと受信用のア
ンテナの結合度を表す結合損失Lcは、
体通信分野などにおける需要の増大に伴って、使用され
る周波数帯域がより高周波数の帯域へと拡大する傾向に
るため、図3の漏洩同軸ケーブルを高周波で使用可能な
構造とする必要がある。しかしながら、そのためには、
スロットのピッチを短くする必要があるため、自ずから
限度がある。また一方、送信側のケーブルと受信用のア
ンテナの結合度を表す結合損失Lcは、
【数1】 と表すことができるので、上式から、結合損失Lcを小
さくする(ケーブルとアンテナの結合度を上げる)ため
には、スロット長lを長くするか、スロット幅dを広げ
る必要のあることが分かる。しかし、これらは何れも、
広帯域化を図るためにスロットピッチPを小さくしよう
とした場合には、物理的に困難になるという問題があ
る。
さくする(ケーブルとアンテナの結合度を上げる)ため
には、スロット長lを長くするか、スロット幅dを広げ
る必要のあることが分かる。しかし、これらは何れも、
広帯域化を図るためにスロットピッチPを小さくしよう
とした場合には、物理的に困難になるという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは上記
のような課題を解決するために種々検討を重ねた結果、
図1に例示するように、外部導体に所定のパターンのス
ロットを、ケーブルの軸方向に配列した漏洩同軸ケーブ
ルにおいて、前記スロットの配列を複数列設けることに
より、前記課題を解決できることを見い出し、本発明に
到達したものである。
のような課題を解決するために種々検討を重ねた結果、
図1に例示するように、外部導体に所定のパターンのス
ロットを、ケーブルの軸方向に配列した漏洩同軸ケーブ
ルにおいて、前記スロットの配列を複数列設けることに
より、前記課題を解決できることを見い出し、本発明に
到達したものである。
【0005】なお図1では、スロット20,21の形状
を細長い長方形としているが、これ以外の、たとえば楕
円、長円のような形状でもよい。また、複数列のスロッ
トを設けるに当たっては、図1に例示するようにスロッ
トの配列を円周方向に互いに並行に複数列設けてもよい
し、それぞれのスロット列によってケーブル軸に対する
角度を変えた配列にしてもよい。
を細長い長方形としているが、これ以外の、たとえば楕
円、長円のような形状でもよい。また、複数列のスロッ
トを設けるに当たっては、図1に例示するようにスロッ
トの配列を円周方向に互いに並行に複数列設けてもよい
し、それぞれのスロット列によってケーブル軸に対する
角度を変えた配列にしてもよい。
【0006】
【作 用】このようにスロットをケーブル軸方向に対し
て複数列設けると、スロットが1列の場合において個々
のスロットの長さや幅を大きくしたのと同様に結合損失
を低減させる効果が得られる。そのため、高い周波領域
においても、小さい結合損失の漏洩同軸ケーブルの設計
が可能になる。
て複数列設けると、スロットが1列の場合において個々
のスロットの長さや幅を大きくしたのと同様に結合損失
を低減させる効果が得られる。そのため、高い周波領域
においても、小さい結合損失の漏洩同軸ケーブルの設計
が可能になる。
【0007】
【実施例】10の外径が17.3mm、外部導体16の外径が
43.4mmの漏洩同軸ケーブルにおいて、長さlが65mm、幅
dが5mmのスロット20を、スロットとケーブル軸のな
す角度αを12°とし、ジクザク状に、ピッチPを220mm
で、1列に設けた場合に比べて、周波数が800〜1500Mhz
において、同じ仕様のスロット21,21,−−−をも
う1列、並列に設けて2列とした場合で(図1)、結合
損失を、約6dBを小さくすることができた。また、900Mh
zと1500Mhzにおけるケーブル長手方向の結合損失の実測
例を、図2に示す。さらに、同じ仕様のスロットをもう
1列設けて3列とした場合では、結合損失を、約9.5dB
小さくすることができた。
43.4mmの漏洩同軸ケーブルにおいて、長さlが65mm、幅
dが5mmのスロット20を、スロットとケーブル軸のな
す角度αを12°とし、ジクザク状に、ピッチPを220mm
で、1列に設けた場合に比べて、周波数が800〜1500Mhz
において、同じ仕様のスロット21,21,−−−をも
う1列、並列に設けて2列とした場合で(図1)、結合
損失を、約6dBを小さくすることができた。また、900Mh
zと1500Mhzにおけるケーブル長手方向の結合損失の実測
例を、図2に示す。さらに、同じ仕様のスロットをもう
1列設けて3列とした場合では、結合損失を、約9.5dB
小さくすることができた。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、外部導
体に所定パターンのスロットを、ケーブル軸方向に配列
した漏洩同軸ケーブルの周波数帯域をより高周波の帯域
へと拡大するにおいて、スロット長、幅を大きくするこ
となく、スロット列を複数列設けることにより、問題解
決したものである。このため、従来の漏洩同軸ケーブル
のように高周波化した場合に、結合損失が増大するよう
な問題が生じることがないだけでなく、使用可能な帯域
をより一層高周波の帯域へ拡大することができる。
体に所定パターンのスロットを、ケーブル軸方向に配列
した漏洩同軸ケーブルの周波数帯域をより高周波の帯域
へと拡大するにおいて、スロット長、幅を大きくするこ
となく、スロット列を複数列設けることにより、問題解
決したものである。このため、従来の漏洩同軸ケーブル
のように高周波化した場合に、結合損失が増大するよう
な問題が生じることがないだけでなく、使用可能な帯域
をより一層高周波の帯域へ拡大することができる。
【図1】この発明におけるスロット配列の一例の説明
図。
図。
【図2】900Mhzと1500Mhzにおける結合損失のケーブル
長手方向変動を示す特性図。
長手方向変動を示す特性図。
【図3】従来技術の説明図。
【図4】従来のスロット配列の一例の説明図。
【符号の説明】 10 中心導体 12 PEひも 14 PEパイプ 16 外部導体 18 シース 20,21 スロット
Claims (1)
- 【請求項1】 外部導体に、所定パターンのスロット
を、ケーブル軸方向に配列した、漏洩同軸ケーブルにお
いて、 前記スロットが複数列になつている、漏洩同軸ケーブ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5294196A JPH07131236A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 漏洩同軸ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5294196A JPH07131236A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 漏洩同軸ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131236A true JPH07131236A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17804563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5294196A Pending JPH07131236A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 漏洩同軸ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07131236A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100737581B1 (ko) * | 2006-02-22 | 2007-07-10 | 엘에스전선 주식회사 | 광대역 누설 동축 케이블 |
KR100761597B1 (ko) * | 2006-02-15 | 2007-09-27 | 엘에스전선 주식회사 | 광대역 누설 동축 케이블 |
KR100766183B1 (ko) * | 2006-02-22 | 2007-10-10 | 엘에스전선 주식회사 | 수직 편파용 누설동축케이블 |
JP2008166007A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 漏洩同軸ケーブルとその製造方法 |
JP2012191402A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Fujikura Ltd | 漏洩同軸ケーブル及び漏洩同軸ケーブルの製造方法 |
US8378764B2 (en) | 2006-12-28 | 2013-02-19 | Fujikura Ltd. | Leaky coaxial cable |
WO2020252678A1 (zh) * | 2019-06-19 | 2020-12-24 | 韩宇南 | 滤波电缆 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5294196A patent/JPH07131236A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761597B1 (ko) * | 2006-02-15 | 2007-09-27 | 엘에스전선 주식회사 | 광대역 누설 동축 케이블 |
KR100737581B1 (ko) * | 2006-02-22 | 2007-07-10 | 엘에스전선 주식회사 | 광대역 누설 동축 케이블 |
KR100766183B1 (ko) * | 2006-02-22 | 2007-10-10 | 엘에스전선 주식회사 | 수직 편파용 누설동축케이블 |
JP2008166007A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 漏洩同軸ケーブルとその製造方法 |
US8378764B2 (en) | 2006-12-28 | 2013-02-19 | Fujikura Ltd. | Leaky coaxial cable |
JP2012191402A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Fujikura Ltd | 漏洩同軸ケーブル及び漏洩同軸ケーブルの製造方法 |
WO2020252678A1 (zh) * | 2019-06-19 | 2020-12-24 | 韩宇南 | 滤波电缆 |
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