JPH0713093Y2 - 磁気ヘッド位置決め装置 - Google Patents
磁気ヘッド位置決め装置Info
- Publication number
- JPH0713093Y2 JPH0713093Y2 JP1987120026U JP12002687U JPH0713093Y2 JP H0713093 Y2 JPH0713093 Y2 JP H0713093Y2 JP 1987120026 U JP1987120026 U JP 1987120026U JP 12002687 U JP12002687 U JP 12002687U JP H0713093 Y2 JPH0713093 Y2 JP H0713093Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- carriage
- positioning device
- magnetic head
- center line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置決め装置に
関し、特に直線運動によって磁気ヘッドの書込み読出し
素子を磁気ディスクの任意のシリンダ上に位置決めする
磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置決め装置に関する。
関し、特に直線運動によって磁気ヘッドの書込み読出し
素子を磁気ディスクの任意のシリンダ上に位置決めする
磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置決め装置に関する。
磁気ヘッドの書込み読出し素子（R/W素子）を磁気ディ
スクの任意のシリンダ上に位置決めを行うための磁気ヘ
ッド位置決め装置には、国定軸の回りの回動運動によっ
て位置決め動作を行ういわゆる回転形の位置決め装置
（アクチュエータ）と、直線運動によって位置決め動作
を行ういわゆる直線形の位置決め装置（アクチュエー
タ）との二方式がある。
スクの任意のシリンダ上に位置決めを行うための磁気ヘ
ッド位置決め装置には、国定軸の回りの回動運動によっ
て位置決め動作を行ういわゆる回転形の位置決め装置
（アクチュエータ）と、直線運動によって位置決め動作
を行ういわゆる直線形の位置決め装置（アクチュエー
タ）との二方式がある。
これらのうちで、直線形アクチュエータは、先端部にR/
W素子を担持したばね部材（サスペンション）の後端部
を取付部材（アーム）に固定した磁気ヘッドを、磁気デ
ィスクの枚数に対応した必要な数だけ可動部（キャリ
ジ）上に積重ねて搭載して固定し、キャリッジの往復直
線運動をボイスコイルモータやステッピングモータ等の
モータで駆動することによってR/W素子を磁気ディスク
の任意のシリンダ上に位置決めする構成を有している。
W素子を担持したばね部材（サスペンション）の後端部
を取付部材（アーム）に固定した磁気ヘッドを、磁気デ
ィスクの枚数に対応した必要な数だけ可動部（キャリ
ジ）上に積重ねて搭載して固定し、キャリッジの往復直
線運動をボイスコイルモータやステッピングモータ等の
モータで駆動することによってR/W素子を磁気ディスク
の任意のシリンダ上に位置決めする構成を有している。
このような構成の直線形アクチュエータは、アームの中
心線とサスペンションの中心線とR/W素子の中心線とが
キャリッジの運動方向と平行な一直線上にあって、R/W
素子のギャップ部が磁気ディスクの半径上を動くように
配設するのが最も理想的な構成である。
心線とサスペンションの中心線とR/W素子の中心線とが
キャリッジの運動方向と平行な一直線上にあって、R/W
素子のギャップ部が磁気ディスクの半径上を動くように
配設するのが最も理想的な構成である。
しかしながら、設計上の諸条件により、特に小形の磁気
ディスク装置においては、上述のような構成を採用する
ことが不可能であって、アームの中心線をR/W素子の中
心線と一致させることができず、従ってサスペンション
の中心線がキャリッジの運動方向に対して傾斜を有する
ような構成を用いなければならない場合がある。また、
そのようにした方が荷重の配分の均等性を保つことがで
きるため、磁気ディスク装置の運動を低減させることが
できて信頼性を向上させることができる場合もある。
ディスク装置においては、上述のような構成を採用する
ことが不可能であって、アームの中心線をR/W素子の中
心線と一致させることができず、従ってサスペンション
の中心線がキャリッジの運動方向に対して傾斜を有する
ような構成を用いなければならない場合がある。また、
そのようにした方が荷重の配分の均等性を保つことがで
きるため、磁気ディスク装置の運動を低減させることが
できて信頼性を向上させることができる場合もある。
第２図および第３図は、上述のように、サスペンション
の中心線がキャリッジの運動方向に対して傾斜を有する
従来の直線形アクチュエータの例を示す平面図である。
の中心線がキャリッジの運動方向に対して傾斜を有する
従来の直線形アクチュエータの例を示す平面図である。
第２図に示す例においては、アーム４の中心線とR/W素
子２のギャップ2aの位置との間は、距離Ｈだけ離れてお
り、従ってサスペンション３の中心線がキャリッジ５の
運動方向（矢印Ａ）に対して傾斜角θを有して配設され
ている。本例においては、R/W素子２の中心線は、サス
ペンション３の中心線と一致しており、ギャップ2aは磁
気ディスク６の中心6aに向って往復運動を行うように磁
気ディスク６の半径上に配設されている。
子２のギャップ2aの位置との間は、距離Ｈだけ離れてお
り、従ってサスペンション３の中心線がキャリッジ５の
運動方向（矢印Ａ）に対して傾斜角θを有して配設され
ている。本例においては、R/W素子２の中心線は、サス
ペンション３の中心線と一致しており、ギャップ2aは磁
気ディスク６の中心6aに向って往復運動を行うように磁
気ディスク６の半径上に配設されている。
このため、ギャップ2aは磁気ディスク６の各シリンダに
対して常に一定の角度θ（一般的に角度θは小さな鋭角
である）をなして書込みまたは読出し動作を行わなけれ
ばならない。従ってその分だけ書込みまたは読出し動作
の特性が低下するという欠点を有している。
対して常に一定の角度θ（一般的に角度θは小さな鋭角
である）をなして書込みまたは読出し動作を行わなけれ
ばならない。従ってその分だけ書込みまたは読出し動作
の特性が低下するという欠点を有している。
第３図に示す例においては、R/W素子12の中心線とサス
ペンション13の中心線とアーム14の中心線とは、キャリ
ッジ15の運動方向（矢印Ａ）に平行になるように一直線
上に配設されている。アーム14は、その中心線が磁気デ
ィスク６の中心6aからキャリッジ15の運動方向Ａに平行
に引いた半径6bに対して距離HBだけ離れた位置に取付け
られている。従ってR/W素子12のギャップ12aは、半径6b
上にないため、磁気ディスク６のシリンダに対して角度
（一般的に角度ψは小さな鋭角である）を有してお
り、この角度は、R/W素子12が位置決めされたシリンダ
が磁気ディスク６の内周側になる程大きくなる。
ペンション13の中心線とアーム14の中心線とは、キャリ
ッジ15の運動方向（矢印Ａ）に平行になるように一直線
上に配設されている。アーム14は、その中心線が磁気デ
ィスク６の中心6aからキャリッジ15の運動方向Ａに平行
に引いた半径6bに対して距離HBだけ離れた位置に取付け
られている。従ってR/W素子12のギャップ12aは、半径6b
上にないため、磁気ディスク６のシリンダに対して角度
（一般的に角度ψは小さな鋭角である）を有してお
り、この角度は、R/W素子12が位置決めされたシリンダ
が磁気ディスク６の内周側になる程大きくなる。
従ってR/W素子12の書込みまたは読出し特性の低下量
は、その位置が磁気ディスクの内周側になるに従って大
きくなるという欠点を有している。
は、その位置が磁気ディスクの内周側になるに従って大
きくなるという欠点を有している。
上述のように、従来の直線形アクチュエータは、R/W素
子の特性が低く、従って情報の書込みまたは読出しの信
頼性が劣るという欠点を有している。
子の特性が低く、従って情報の書込みまたは読出しの信
頼性が劣るという欠点を有している。
本考案が解決しようとする問題点、換言すれば本考案の
目的は、上述のような従来の直線形アクチュエータの欠
点を解消して、R/W素子の書込み読出し特性の低下がな
く、従って情報の書込みまたは読出しの信頼性の優れた
磁気ディスク装置を得ることができる直線形アクチュエ
ータを提供することにある。
目的は、上述のような従来の直線形アクチュエータの欠
点を解消して、R/W素子の書込み読出し特性の低下がな
く、従って情報の書込みまたは読出しの信頼性の優れた
磁気ディスク装置を得ることができる直線形アクチュエ
ータを提供することにある。
本考案の磁気ヘッド位置決め装置は、書込みまたは読出
し動作を行うギャップを有する書込み読出し素子と、先
端に前記書込み読出し素子を担持するばね部材と、前記
ばね部材の後端を固着する取付部材と、磁気ディスクの
装備枚数に対応した数の前記取付部材を積重ねて固定し
駆動モータによって駆動されて直線運動を行うキャリッ
ジとを備え、前記ばね部材の中心線と前記キャリッジの
運動方向とのなす角度が小さな鋭角であり、前記取付部
材がその中心線を前記磁気ディスクの中心から前記キャ
リッジの運動方向に平行に引いた半径から離れた位置に
あるように取付けられている磁気ディスク装置の磁気ヘ
ッド位置決め装置において、前記ギャップを前記半径上
に前記キャリッジの運動方向と平行になるように配設し
て構成される。
し動作を行うギャップを有する書込み読出し素子と、先
端に前記書込み読出し素子を担持するばね部材と、前記
ばね部材の後端を固着する取付部材と、磁気ディスクの
装備枚数に対応した数の前記取付部材を積重ねて固定し
駆動モータによって駆動されて直線運動を行うキャリッ
ジとを備え、前記ばね部材の中心線と前記キャリッジの
運動方向とのなす角度が小さな鋭角であり、前記取付部
材がその中心線を前記磁気ディスクの中心から前記キャ
リッジの運動方向に平行に引いた半径から離れた位置に
あるように取付けられている磁気ディスク装置の磁気ヘ
ッド位置決め装置において、前記ギャップを前記半径上
に前記キャリッジの運動方向と平行になるように配設し
て構成される。
次に本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第１図は、本考案の一実施例の主要部を示す平面図であ
る。
る。
第１図において、キャリッジ25は複数のアーム24を積重
ねて搭載し、磁気ディスク６の中心6aの方向（矢印Ａ方
向）に往復直線運動を行う。各アーム24にはサスペンシ
ョン23が固定されており、サスペンション23の先端には
R/W素子22が固設されており、R/W素子22の書込みまたは
読出し動作を行う部分であるギャップ22aは、磁気ディ
スク６の中心6aから矢印Ａ方向と平行に引いた半径6b上
を運動するように配設されている。
ねて搭載し、磁気ディスク６の中心6aの方向（矢印Ａ方
向）に往復直線運動を行う。各アーム24にはサスペンシ
ョン23が固定されており、サスペンション23の先端には
R/W素子22が固設されており、R/W素子22の書込みまたは
読出し動作を行う部分であるギャップ22aは、磁気ディ
スク６の中心6aから矢印Ａ方向と平行に引いた半径6b上
を運動するように配設されている。
アーム24の中心線は半径6bと平行であって、距離HCだけ
離れている。このため、サスペンション23の中心線は矢
印Ａ方向に対して小さな鋭角である傾斜角βをなして配
設されている。しかし、ギャップ22aは、半径2b上で矢
印Ａと同一方向となるように配設されている。従ってR/
W素子22の中心線とサスペンション23の中心線とのなす
角度も小さな鋭角の角度βとなっている（図示省略）。
離れている。このため、サスペンション23の中心線は矢
印Ａ方向に対して小さな鋭角である傾斜角βをなして配
設されている。しかし、ギャップ22aは、半径2b上で矢
印Ａと同一方向となるように配設されている。従ってR/
W素子22の中心線とサスペンション23の中心線とのなす
角度も小さな鋭角の角度βとなっている（図示省略）。
上述のように構成された磁気ヘッド位置決め装置は、ボ
イスコイルモータやステッピングモータ等の駆動モータ
によって駆動されて位置決め動作を行うが、この位置決
め動作のとき、ギャップ22aは、常にその運動方向と平
行を保ちながら半径6b上を運動する。従って磁気ディス
ク６上のいかない位置にあっても最善かつ同一状態で書
込みまたは読出し動作を行うことができる。
イスコイルモータやステッピングモータ等の駆動モータ
によって駆動されて位置決め動作を行うが、この位置決
め動作のとき、ギャップ22aは、常にその運動方向と平
行を保ちながら半径6b上を運動する。従って磁気ディス
ク６上のいかない位置にあっても最善かつ同一状態で書
込みまたは読出し動作を行うことができる。
以上説明したように、本考案の磁気ヘッド位置決め装置
は、キャリッジ上の磁気ヘッドの取付位置が、磁気ディ
スクの中心を通る線上からはずれた位置の場合であって
も、R/W素子のギャップは磁気ディスクの半径上をそれ
と平行に運動することができるので、磁気ディスク上の
いかなる位置に位置決めされても、その書込みまたは読
出しの特性が低下することがなく、従って書込みまたは
読出し特性の信頼性に優れた磁気ディスク装置が得られ
るという効果がある。
は、キャリッジ上の磁気ヘッドの取付位置が、磁気ディ
スクの中心を通る線上からはずれた位置の場合であって
も、R/W素子のギャップは磁気ディスクの半径上をそれ
と平行に運動することができるので、磁気ディスク上の
いかなる位置に位置決めされても、その書込みまたは読
出しの特性が低下することがなく、従って書込みまたは
読出し特性の信頼性に優れた磁気ディスク装置が得られ
るという効果がある。
第１図は本考案の一実施例の主要部を示す平面図、第２
図は従来の直線形磁気ヘッド位置決め装置の一例を示す
平面図、第３図は従来の直線形磁気ヘッド位置決め装置
の他の例を示す平面図である。 2,12,22……R/W素子、3,13,23……サスペンション、4,1
4,24……アーム、5,15,25……キャリッジ、６……磁気
ディスク。
図は従来の直線形磁気ヘッド位置決め装置の一例を示す
平面図、第３図は従来の直線形磁気ヘッド位置決め装置
の他の例を示す平面図である。 2,12,22……R/W素子、3,13,23……サスペンション、4,1
4,24……アーム、5,15,25……キャリッジ、６……磁気
ディスク。
Claims (1)
- 【請求項１】書込みまたは読出し動作を行うギャップを
有する書込み読出し素子と、先端に前記書込み読出し素
子を坦持するばね部材と、前記ばね部材の後端を固着す
る取付部材と、磁気ディスクの装備枚数に対応した数の
前記取付部材を積重ねて固定し駆動モータによって駆動
されて直線運動を行うキャリッジとを備え、前記ばね部
材の中心線と前記キャリッジの運動方向とのなす角度が
小さな鋭角であり、前記取付部材がその中心線を前記磁
気ディスクの中心から前記キャリッジの運動方向に平行
に引いた半径から離れた位置にあるように取付けられて
いる磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置決め装置におい
て、 前記ギャップを前記半径上に前記キャリッジの運動方向
と平行になるように配設したことを特徴とする磁気ヘッ
ド位置決め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987120026U JPH0713093Y2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 磁気ヘッド位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987120026U JPH0713093Y2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 磁気ヘッド位置決め装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6424515U JPS6424515U (ja) | 1989-02-09 |
| JPH0713093Y2 true JPH0713093Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31365766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987120026U Expired - Lifetime JPH0713093Y2 (ja) | 1987-08-04 | 1987-08-04 | 磁気ヘッド位置決め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713093Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5562556A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-12 | Fujitsu Ltd | Magnetic head for magnetic disc device |
-
1987
- 1987-08-04 JP JP1987120026U patent/JPH0713093Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6424515U (ja) | 1989-02-09 |
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