JPH0712978A - 容器のノズルを修理する方法と給水入口ノズル - Google Patents

容器のノズルを修理する方法と給水入口ノズル

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JPH0712978A
JPH0712978A JP6090417A JP9041794A JPH0712978A JP H0712978 A JPH0712978 A JP H0712978A JP 6090417 A JP6090417 A JP 6090417A JP 9041794 A JP9041794 A JP 9041794A JP H0712978 A JPH0712978 A JP H0712978A
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JP
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insulating sleeve
nozzle
distal end
safety
container
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JP6090417A
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Gerald A Deaver
ジェラルド・アラン・ディーヴァー
Siamak Bourbour
サイアマク・バーバー
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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    • F28F11/02Arrangements for sealing leaky tubes and conduits using obturating elements, e.g. washers, inserted and operated independently of each other
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C13/00Pressure vessels; Containment vessels; Containment in general
    • G21C13/02Details
    • G21C13/032Joints between tubes and vessel walls, e.g. taking into account thermal stresses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルの安全端部40が第1の溶接部42に
よってノズル胴体36に結合され、第1の断熱用スリー
ブ48がノズル胴体の第1の中孔38の内側に配置され
ていて、その1端が安全端部の第2の中孔46と締りば
めになっているノズル34で、第1及び第2の中孔の間
の締りばめ部における漏れを減らすようにノズルを修理
する。 【構成】 入口管32の一部分及び安全端部の溶接部4
4を除去し、代りに取替え延長部52を取付ける。延長
部は、その1端で安全端部に結合される第1のフォーク
56を持つと共に、遠位端が入口管に結合される管状本
体54を含む。第2のフォーク66が本体の内側に同心
に設けられ、その1端が本体の中間部分と一体に結合さ
れ、かつ遠位端部分が安全端部に向かって伸びる。第2
の断熱用スリーブ68が第1の断熱用スリーブの内側に
配置され、その1端が第2のフォークに結合されると共
に、他端が第1の断熱用スリーブと密封関係に配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は全般的に原子炉、更に特定して
云えば、その中の給水入口ノズルを修理する方法、及び
その結果得られる給水ノズルに関する。
【0002】
【発明の背景】従来の沸騰水形原子炉(BWR)は水中
に没するように原子炉炉心を収容した圧力容器を持って
いる。炉心の上方に蒸気分離器集成体が配置されてい
て、これは炉心から上向きに伸びる立ち管を持ってい
て、この集成体に対して蒸気/水の混合物を送込む。こ
の分離器集成体の中で蒸気が水から分離される。
【0003】蒸気分離器集成体の領域で、炉心の上方に
普通の給水スパージャが配置されている。典型的には、
これは、希望する時、原子炉内に適正な水位を保つ為に
比較的低温の給水を圧力容器内に噴射する為の噴射ノズ
ルを持つ1つ又は更に多くの弓形部分を含む。普通、給
水は1つ又は更に多くの給水入口管を介して圧力容器に
送込まれるが、この入口管は、圧力容器と一体に形成さ
れ、圧力容器の内側で給水スパージャと流れが連通する
様に配置された対応する給水入口ノズルに溶接されてい
る。給水が比較的低温であり、給水入口ノズルを含む圧
力容器が比較的高温であるから、給水入口ノズルの内側
には断熱用スリーブが設けられて、入口管からの給水を
直接的に給水スパージャに送込み、こうして給水ノズル
を給水から熱絶縁する。こうして給水ノズル自体の熱疲
労を最小限に抑えて、圧力容器が適当に長い寿命が確実
に得られる様にする。
【0004】典型的なBWRは、例えば蒸気タービン−
発電機の動力となる蒸気を発生する為に20年又はそれ
以上も運転されることがあるから、給水ノズル内の断熱
用スリーブは給水の漏れを発生することがある。この漏
れた給水は、断熱用スリーブの外面の周りを流れて、給
水ノズルと直接的に接触し、こうしてそのノズルの望ま
しくない冷却作用をする。典型的には、断熱用スリーブ
は1端が給水スパージャに溶接され、他端が給水ノズル
の中に挿入されて、「安全端部」の名前で知られている
管状移行部材と締りばめになっている。圧力容器及び一
体の給水ノズルは比較的低合金の鋼で形成されるのが典
型的であり、安全端部は給水ノズルに溶接すると共に、
断熱用スリーブの遠位端との有効な締りばめの封じを形
成する為に、更に高価な合金鋼で形成されるのが典型的
である。これに対して給水入口管は、典型的には安全端
部に溶接され、圧力容器の壁を通して給水を送込む為の
流れ通路を完成する。給水ノズルに対する安全端部の初
期溶接の後、溶接作業によって生じた熱影響領域の残留
応力を軽減する為に、給水ノズルは溶接後の熱処理を必
要とする。こうして得られた安全端部を含む集成体は、
圧力容器に給水を送込む為の比較的長く保つ継手とな
る。然し、原子炉を長期間運転した後の断熱用スリーブ
と安全端部の間の締りばめ部で起こる腐食又は侵食又は
その両方により、この締りばめ部に漏れが生ずることが
ある。
【0005】原子炉の初期の商業的な運転をする前に用
いられる従来の1つの修理方法では、安全端部を取外
し、ステンレス鋼の筒形インレー(inlay )を持つ新し
い安全端部に交換する。もとの断熱用スリーブも取外
し、三重断熱用スリーブとも呼ばれる新しい二重ピスト
ンリングの断熱用スリーブに交換される。最初はもとの
断熱用スリーブに溶接されていたもとの給水スパージャ
も取外し、代りの三重断熱用スリーブに溶接された新し
い給水スパージャに交換しなければならないが、これは
燃料交換フロア上で原子炉容器の外側で行なわれる。
【0006】原子炉の初期の商業的な運転の後に漏れが
発生した場合、別の従来の修理方法は、現存の安全端部
の内面の一部分を加工によって取除いて、代りの断熱用
スリーブとの締りばめ部を作る。上に述べた方法の場合
と同じく、これに対して溶接されたもとの給水スパージ
ャ及びもとの断熱用スリーブも取除いて、上に述べた様
に、新しい給水スパージャ及び同様な三重断熱用スリー
ブに交換しなければならない。この別の修理方法は、給
水ノズルの中にアクセスして、原子炉圧力容器の内側か
ら行なわれる。
【0007】典型的なBWR圧力容器は何個かの給水ノ
ズルを持っており、漏れが生じているのは1つだけだと
判っても、その全てが修理されるから、修理に伴うコス
トが非常に大きい。更に、この修理を行なうのに要する
時間もかなりの長さになり、修理手順の際、その為に修
理の作業員が放射線被ばくする。
【0008】
【発明の要約】ノズルは容器と一体の胴体を含むと共に
第1の中孔を持っている。安全端部は、その1端が第1
の溶接部により胴体に結合され、他端が第2の溶接部に
より入口管に結合される。第1の断熱用スリーブが第1
の中孔の内側に配置され、その1端が安全端部の第2の
中孔と締りばめになる。第1及び第2の中孔の間の締り
ばめ部における漏れが減少するように、ノズルを修理す
る方法が、入口管の一部分及び安全端部にある溶接部を
取除き、その代りに取替え延長部を取付けることを含
む。延長部は、1端で取替え溶接部によって安全端部に
結合された第1のフォーク(fork)を持つと共に、遠位
端が第3の溶接部によって入口管に結合されている管状
本体を含む。第2のフォークが本体の内側に同心に配置
され、その1端が本体の中間部分と一体に結合されると
共に、遠位端が安全端部に向かって伸びている。第2の
断熱用スリーブが第1の断熱用スリーブの内側に配置さ
れ、その1端が第2のフォークに結合されると共に、他
端部分は第1の断熱用スリーブと密封関係に配置され
て、第1の断熱用スリーブ及び安全端部の間の締りばめ
部の方へ向う第1の断熱用スリーブとの間の流れを密封
する。
【0009】この発明の好ましい実施例並びにその他の
目的及び利点は、以下図面について詳しく説明する所か
ら明らかになろう。
【0010】
【好ましい実施例の説明】図1には1例としての沸騰水
形原子炉(BWR)10が略図で示されている。この原
子炉は環状圧力容器12を持ち、その中には原子炉の水
16中に没した普通の原子炉炉心14が収容されてい
る。普通の環状炉心シュラウド18が炉心14を取囲ん
で、それから上向きに伸びており、上側の頭部又はドー
ムを持ち、そこから普通の蒸気分離器集成体20が上向
きに伸びている。蒸気分離器集成体20の上方に普通の
蒸気乾燥器22が配置されている。炉心シュラウド18
は容器12の内面から半径方向内向きに隔たって、容器
12内での循環流を作る為の環状ダウンカマー24を限
定している。
【0011】更に詳しく云うと、原子炉10の運転中、
原子炉の水16が炉心14内で加熱されて蒸気16aを
発生し、それが上向きに蒸気分離器集成体20の中へと
上昇し、そこで蒸気16aがそれと混ざった水の大部分
から分離され、その後、蒸気16aは上向きに蒸気乾燥
器22の中に流れ込み、余分の水分がそれから取除かれ
てから、普通の主出口ノズル26を介して容器12から
吐出される。
【0012】普通、炉心14より上方の高さの所で、圧
力容器12の内側には4個又は更に多くの普通の給水ス
パージャ28が固定されており、その各々は、従来公知
の様に、運転中に必要な時、圧力容器12内に給水30
を適当に噴射する為の普通の噴射ノズル(図に示してな
い)を持っている。給水30が、対応する給水入口ノズ
ル34に結合された4本又は更に多くの普通の給水入口
管32を介して容器12内に送込まれ、容器12の側壁
を通して夫々のスパージャ28に給水30を送込む。
【0013】図2には、給水30を送込む為に入口管3
2及びスパージャ28に結合された1例の給水ノズル3
4が更に詳しく示されている。ノズル34は普通の環状
ノズル胴体36を含み、それが容器12と一体に結合さ
れていて容器の一部分を形成している。ノズル34は、
この実施例では、容器12の垂直中心軸線から半径方向
外向きに伸びている。胴体36は最大外径Db1を有し、
その中を通抜ける中心の第1の中孔38が内径Db2を有
する。胴体36が容器12と一体であるから、これは圧
力容器12自体と同じ比較的低合金の鋼で形成される。
胴体36の最大直径Db1は、入口管32と容器12の間
で伝達される設計荷重に耐える様に選ばれるのが普通で
あり、普通はその遠位端で直径が減少する。
【0014】普通は「安全端部」40と呼ばれている管
状移行部材又は継手が、その近位端では第1の溶接部4
2によって胴体36の遠位端に結合されると共に、その
遠位端では破線で示した第2の溶接部44により、給水
入口管32の近位端にも結合されている。安全端部40
は胴体36との継目での最大外径Ds1が胴体の最大外径
b1より小さく、また入口管32と流れが連通する様に
設けられた相補的な中心の第2の中孔46を有する。
【0015】管状の第1の断熱用スリーブ48が第1の
中孔38の内側に同心に配置されていて、その外径Dt1
は第1の中孔38の内径Db2より適当に小さい。第1の
断熱用スリーブ38の近位端48aが容器12内に入り
込み、普通は溶接部によりスパージャ28に、それと流
れが連通する様に結合されている。第1の断熱用スリー
ブ48は、第2の中孔46と普通の締りばめになる様に
設けられた遠位端48bをも有し、第2の中孔46のこ
の継目における内径Ds2は第1の中孔38の内径Db2
りも適当に小さい。
【0016】従って、上に述べたもとのノズル34は、
入口管32からの給水30を安全端部40及び第1の断
熱用スリーブ48を介して直接的にスパージャ28に送
込むのに有効である。第1の断熱用スリーブ48の遠位
端48bと安全端部40との締りばめにより、第1の中
孔38と第1の断熱用スリーブ48との間の環状スペー
ス内への給水30の漏れを防止する有効な封じが得られ
る。給水30はノズル胴体36の比較的高い温度に較べ
て比較的低温であるので、胴体36が給水30によって
冷却された場合の熱疲労を防止する為に、この様な漏れ
を防ぐことが必要である。
【0017】然し、BWR 10の商業運転を開始する
前の締りばめ封じの初期試験の時、又はBWR 10の
長い商業的な運転の後、第1の断熱用スリーブ48と安
全端部40の間の締りばめ部における漏れが見つかるこ
とがある。前に述べた様に、この様な漏れを減らし又は
なくす為に、従来少なくとも2種類の修理方法が知られ
ているが、何れも実行するのにかなりの時間を必要と
し、相当の手間とコストがかゝる。
【0018】従って、この発明の1実施例では、時間、
労力及びコストを少なくして、第1の断熱用スリーブ4
8と安全端部40の間の締りばめ部における第1及び第
2の中孔38,46の間の漏れを減らし又はなくすのに
有効な修理方法を提供する。詳しく云うと、この発明の
修理方法は、もとの安全端部40、第1の断熱用スリー
ブ48及びスパージャ28をそのまゝにし、こうして従
来必要とされていた様にこう云う部品を交換する為の余
分の時間、労力及びコストを防止する。その代りに、こ
の発明の方法は、図2に鎖線で示す様な、予定の長さL
1 を持つ、入口管32の端部分32aを除去する。端部
分32aは、入口管32から、記号で示した普通の装置
50を用いた普通の方法により安全端部40の第2の溶
接部44の所で切断することによって除去することが出
来る。除去する装置50は、普通の裁断のこであること
が好ましいが、この代りに、端部32a及び第2の溶接
部44を除去するのに有効な適当なカッタ・ホィール又
はその他の形式の装置であってもよい。
【0019】次の工程が図3に略図で示されている。こ
の工程は、入口管32ともとの安全端部40の間の除去
された部分32a(図2)に対する取替え延長部52を
取付けることを含む。図3に示す好ましい実施例では、
延長部52は普通の音叉形の二重円筒の形をしていて、
管状本体54を持ち、その近位端で一体の円筒形の第1
のフォーク56が取替え溶接部58によって安全端部4
0の遠位端に密封する様に固着されている。本体54
は、新しい第3の溶接部62で入口管32に密封する様
に固着された遠位端60をも有する。図3に略図で示す
様に、適当な形の電極64aを持つ普通の溶接機64を
用意して、本体54を安全端部40に普通の方法で溶接
して取替え溶接部58を形成すると共に、入口管32に
溶接して第3の溶接部62を形成する。
【0020】更に延長部52は、本体54の内側に同心
に設けられた支持リングの形をした円筒形の第2のフォ
ーク66を含み、これはその近位端66aが、第1のフ
ォーク56及びその遠位端60の間で、本体54の中間
部分54aに一体に結合されている。第2のフォーク6
6の遠位端66bは、容器12の縦方向中心軸線に対し
て、安全端部40から(垂直方向には)内向きに隔たる
と共に、この安全端部に向かって半径方向内向きに伸び
ている。
【0021】修理されたノズル34は、第1の断熱用ス
リーブ48の内側に同心に配置された管状の第2の断熱
用スリーブ68をも含み、その近位端68aが適当な溶
接部70により、第2のフォーク66の遠位端66bに
密封する様に固着されている。取替え延長部52は、本
体54と、修理されたノズル34に組立てる前に第2の
溶接部70でそれに対して予め溶接された第2の断熱用
スリーブ68とからなる一体の集成体であることが好ま
しい。第2の断熱用スリーブ68は、第1の断熱用スリ
ーブ48の内面と密封の協働作用を持つ様に配置された
遠位端部分68bをも含み、第1の断熱用スリーブ48
及び安全端部40の間の締りばめ部に対して、その間の
流れを密封する。こうして、第2の断熱用スリーブ68
が延長部54に結合され、それと第1の断熱用スリーブ
48との間に有効な封じを作って、入口管32からの給
水30を第2のフォーク66及び第2の断熱用スリーブ
68を介してスパージャ28に送込む。第2の断熱用ス
リーブ68の遠位端部分68bと第1の断熱用スリーブ
48の内面との間に形成された封じが、その間での給水
30の逆流が、第1の断熱用スリーブ48の遠位端48
bにある締りばめ部に達することを防止し、こうしてそ
れを介しての給水の漏れを減らし又はなくす。従って、
第2の断熱用スリーブ68は、ノズル胴体36を比較的
低温の給水30から熱的に隔離して、その熱疲労寿命を
改善するもう1つの障壁となっている。
【0022】図3に示すこの発明の好ましい実施例で
は、除去する工程及び取付ける工程は、ダウンカマー2
4の内側で行なう代りに、圧力容器12の外側から行な
うことが好ましい。こうすることにより、修理を行なう
補修人員に対する放射線被ばくが少なくなる。一旦入口
管32の端部分32aが図2に示す様に除去されたら、
残っている給水入口管32を普通の方法で除去して、取
替え延長部52と一体になっている第2の断熱用スリー
ブ68を開放した安全端部40を介して、容器12の中
心線に対して半径方向内向きに、第1の断熱用スリーブ
48の中に挿入することが出来る。本体54は長さL2
を持っている。長さL2 は、除去された入口管の端部3
2aの長さL1 と等しくして、溶接部58,62を設け
た時、入口管32がもとの位置に戻る様にすることが好
ましい。
【0023】この発明の好ましい実施例では、第2の断
熱用スリーブ68の中間部分68cは第1の断熱用スリ
ーブ48の内側に締りばめに配置することが好ましい。
これは、第2の断熱用スリーブ68を最初に冷却して収
縮させることによって行なわれる。図3に示す様に、第
2の断熱用スリーブ68は、近位端及び遠位端68a,
68bの間の中間部分68cで最大外径D0 を持つ。こ
の外径は、第1の断熱用スリーブ48の内径Dt2に対し
て、中間部分68cが冷却時に十分に収縮して、拘束を
受けずに第1の断熱用スリーブ48の中に挿入できる様
に予め選ばれる。図3に略図で示す様に、単に液体窒素
を持つものであってよいが、普通の冷却装置72を設け
て、第2の断熱用スリーブ68をその中に浸し、その温
度を下げ、こうしてその外径D0 を小さくする。その
後、第2の断熱用スリーブ68を、図3に鎖線で示す様
に、第1の断熱用スリーブ48の中へと半径方向に(水
平に)挿入し、次にこの方法は、第2の断熱用スリーブ
68を温めて膨張させ、その中間部分68cと第1の断
熱用スリーブ48の間に締りばめを形成することを含
む。
【0024】同時に、第1のフォーク56が安全端部4
0に隣接して配置され、この為、溶接機64は、第1の
フォーク56を安全端部40に密封する様に固着する為
の取替え溶接部58を形成することが出来る。第1のフ
ォーク56がもとの安全端部40に溶接され、したがっ
て低合金のノズル胴体46に対して溶接が行なわれない
ので、この発明の方法は、安全端部40に対する溶接後
の熱処理工程がないことをも特徴としている。もとの安
全端部40は溶接したときに溶接後熱処理を必要としな
い普通の材料で形成されているから、この様な熱処理を
必要としない。
【0025】図4は取替え溶接部58における第1のフ
ォーク56と安全端部40との継目を更に詳しく示して
いる。第1の断熱用スリーブ48の遠位端48bと第2
の中孔46の間の締りばめも示されている。第2の断熱
用スリーブ68は、第1の断熱用スリーブ48の内面と
の間で、その間の漏れを減らし又はなくす様な締りばめ
として結合される適当に滑かな外面を持つことが出来る
が、図4及び5に示す好ましい実施例では、第2の断熱
用スリーブ68の遠位端部分68bは縦方向に相隔たる
複数個のラビリンス封じの歯74を持つことが好まし
い。こう云う歯が、その外面に沿って円周方向に伸びて
いて、第1の断熱用スリーブ48の内面に隣接して配置
され、それに対して小さなすき間を形成してラビリンス
形の流体封じを形成する。別の実施例では、希望によ
り、その間の封じ作用を行なう為に、第1及び第2の断
熱用スリーブ48,68の間に適当なピストンリングを
使うことが出来る。こうすることにより、原子炉10の
運転中、温度が変化する時、第1の断熱用スリーブ48
は膨張並びに収縮し、従って第2の中孔46に対して摺
動することが出来、同じく第2の断熱用スリーブ68
も、原子炉10の運転中、温度が変化する時、膨張及び
収縮し、こうして第1の断熱用スリーブ48に対して摺
動することが出来る。
【0026】この為、上に述べた修理方法は、従来の修
理方法に較べて、かなりコストを節約して行なうことが
出来、取替え延長部52及び第2の断熱用スリーブ68
を含むこの結果として得られた改良された給水入口ノズ
ル34は、運転中のノズル胴体36の熱に対する保護作
用をよくする。以上、この発明の好ましい実施例と考え
られるものを説明したが、当業者には、以上説明したこ
とからこの発明のこの他の変更が容易に考えられよう。
従って、特許請求の範囲は、この発明の範囲内に属する
この様な全ての変更を包括するものであることを承知さ
れたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例に従って修理される給水入
口ノズル及び圧力容器を持つ普通の沸騰水形原子炉の簡
略断面図。
【図2】給水入口管の一部分を除去するノズル修理方法
の初期段階での、図1に例示した給水ノズルの簡略断面
図。
【図3】図2に示した給水ノズルの修理方法のその他の
工程並びにその結果得られた修理の済んだ給水入口ノズ
ルを示す簡略断面図。
【図4】図3の円4で囲った給水入口ノズルの一部分の
拡大図。
【図5】図3の円5で囲った給水入口ノズルの一部分の
拡大図。
【符号の説明】
12 容器 32 給水入口管 34 ノズル 36 ノズル胴体 38 第1の中孔 40 安全端部 42 第1の溶接部 44 第2の溶接部 46 第2の中孔 48 第1の断熱用スリーブ 52 取替え延長部 54 管状本体 56 第1のフォーク 58 取替え溶接部 62 第3の溶接部 66 第2のフォーク 68 第2の断熱用スリーブ 70 溶接部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と一体であって第1の中孔を持つノ
    ズル胴体、および第1の溶接部によって該胴体の遠位端
    に結合された近位端を持つと共に第2の溶接部により入
    口管の近位端に結合された遠位端を持つ管状安全端部を
    含み、該安全端部は前記入口管と流れが連通する様に設
    けられた第2の中孔を持ち、前記第1の中孔の中には、
    前記容器の中に入り込む近位端を持つと共に前記第2の
    中孔と締りばめになる様に配置された遠位端を持つ第1
    の断熱用スリーブが配置されている様な容器のノズル
    で、前記安全端部と前記第1の断熱用スリーブとの締り
    ばめ部における前記第1及び第2の中孔の間の漏れが減
    少するように、容器のノズルを修理する方法に於て、
    (a)前記入口管の端部分と前記安全端部の前記第2の
    溶接部とを取除き、(b)該入口管及び安全端部の間の
    取除かれた部分に対する取替え延長部を取付ける工程を
    含み、該延長部は、その近位端での取替え溶接部によっ
    て前記安全端部の遠位端に結合された第1のフォークを
    持つと共に第3の溶接部により前記入口管に結合された
    遠位端を持つ管状本体と、該本体の内部に同心に配置さ
    れていて、近位端が前記本体の中間部分と一体に結合さ
    れ、遠位端が前記安全端部に向かって伸びる第2のフォ
    ークと、前記第1の断熱用スリーブの内側に配置されて
    いて、近位端が前記第2のフォークの遠位端に結合さ
    れ、遠位端が前記第1の断熱用スリーブと密封関係に配
    置されて、前記第1の断熱用スリーブ及び安全端部の間
    の締りばめ部の方へ向う前記第1の断熱スリーブとの間
    の流れを密封する第2の断熱用スリーブとを含んでいる
    方法。
  2. 【請求項2】 前記取除く工程(a)及び取付ける工程
    (b)が容器の外側から行なわれ、更に、(c)前記第
    2の断熱用スリーブを前記安全端部を介して前記第1の
    断熱用スリーブの中に挿入する工程を含む請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の断熱用スリーブを前記第1の
    断熱用スリーブの中に挿入することが出来る様にする為
    に、最初に前記第2の断熱用スリーブを冷却して該第2
    の断熱用スリーブを収縮させ、その後前記第2の断熱用
    スリーブを温めて膨張させて、その中間部分と第1の断
    熱用スリーブの間に締りばめを形成することを含む請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記取替え延長部が、前記第1のフォー
    クを前記安全端部に溶接して前記取替え溶接部を形成す
    ることによって取付けられ、該安全端部の溶接後の熱処
    理工程を用いないことを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記容器が水中に没する原子炉炉心を含
    む圧力容器であり、前記ノズルが給水ノズルであり、前
    記流体が前記入口管を介して送込まれる給水であり、更
    に、給水スパージャが前記第1の断熱用スリーブと流れ
    が連通する様に配置されていて、前記炉心の上方から前
    記圧力容器内に噴射する為に該第1の断熱用スリーブか
    らの給水を受取る請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 水中に没する原子炉炉心を収容する圧力
    容器に設けられ、1端が給水入口管に結合され、他端が
    給水スパージャに結合されて、前記容器内に給水を送込
    む給水入口ノズルに於て、(a)前記容器と一体であっ
    て第1の中孔を持つノズル胴体と、(b)近位端が第1
    の溶接部によって前記胴体の遠位端に結合されると共に
    遠位端が第2の溶接部によって前記入口管の近位端に結
    合され、前記入口管と流れが連通する様に設けられた第
    2の中孔を有する管状安全端部と、(c)前記第1の中
    孔の内側に配置され、近位端が前記容器の中に入り込む
    と共に遠位端が前記第2の中孔と締りばめになっている
    第1の断熱用スリーブと、(d)前記入口管及び安全端
    部の間に配置された延長部とを有し、該延長部は、その
    近位端では取替え溶接部によって前記安全端部の遠位端
    に結合されると共に遠位端が第3の溶接部によって入口
    管に結合された第1のフォークを持つ管状本体、該本体
    の内側に同心に配置されていて、近位端が前記本体の中
    間部分と一体に結合され、遠位端が前記安全端部に向か
    って伸びている第2のフォーク、及び前記第1の断熱用
    スリーブの内側に配置されていて、近位端が前記第2の
    フォークの遠位端に結合され、遠位端部分が前記第1の
    断熱用スリーブと密封関係に配置されて、前記第1の断
    熱用スリーブ及び安全端部の間の締りばめ部の方へ向う
    前記第1の断熱用スリーブとの間の流れを密封する第2
    の断熱用スリーブを含んでいる給水入口ノズル。
  7. 【請求項7】 前記第2の断熱用スリーブの遠位端部分
    が、その外面に沿って円周方向に伸びる縦方向に相隔た
    る複数個のラビリンス封じの歯を持っていて、前記第1
    の断熱用スリーブに隣接して配置されて、該第1の断熱
    用スリーブと共に流体封じを形成している請求項6記載
    の給水入口ノズル。
  8. 【請求項8】 前記第2の断熱用スリーブが、その近位
    端及び遠位端の間にある中間部分で前記第1の断熱用ス
    リーブと締りばめになっている請求項7記載の給水入口
    ノズル。
JP6090417A 1993-05-03 1994-04-28 容器のノズルを修理する方法と給水入口ノズル Withdrawn JPH0712978A (ja)

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