JPH07128196A - タイヤ走行接地状態撮影方法 - Google Patents
タイヤ走行接地状態撮影方法Info
- Publication number
- JPH07128196A JPH07128196A JP5297371A JP29737193A JPH07128196A JP H07128196 A JPH07128196 A JP H07128196A JP 5297371 A JP5297371 A JP 5297371A JP 29737193 A JP29737193 A JP 29737193A JP H07128196 A JPH07128196 A JP H07128196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- glass plate
- milk
- mixed water
- water film
- Prior art date
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像が鮮明に写し出されてガラス板接地部の
形状及び挙動を確実に観察することができるタイヤ走行
接地状態撮影方法の提供にある。 【構成】 ガラス板3上を走行しているタイヤ6のガラ
ス板接地部7を、ガラス板3の下方から撮影する。ガラ
ス板3上には、牛乳の濃度が20〜40%である牛乳混合水
膜5が形成される。タイヤ6は牛乳混合水膜5にて被膜
されているガラス板3上を走行する。
形状及び挙動を確実に観察することができるタイヤ走行
接地状態撮影方法の提供にある。 【構成】 ガラス板3上を走行しているタイヤ6のガラ
ス板接地部7を、ガラス板3の下方から撮影する。ガラ
ス板3上には、牛乳の濃度が20〜40%である牛乳混合水
膜5が形成される。タイヤ6は牛乳混合水膜5にて被膜
されているガラス板3上を走行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤ走行接地状態撮影
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ走行時の接地状態を観察する場
合、一般には、ガラス板上をタイヤを走行させ、該ガラ
ス板の下方からタイヤのガラス板接地部をビデオカメラ
等で撮影する方法がとられている。
合、一般には、ガラス板上をタイヤを走行させ、該ガラ
ス板の下方からタイヤのガラス板接地部をビデオカメラ
等で撮影する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
外光の遮蔽効果が少なく、ガラス板接地部(接地面)の
照明が外光に負け、これにより、接地部の画像が暗くな
ると共に、この接地部の輪郭が不鮮明となって極めて観
察しにくかった。
外光の遮蔽効果が少なく、ガラス板接地部(接地面)の
照明が外光に負け、これにより、接地部の画像が暗くな
ると共に、この接地部の輪郭が不鮮明となって極めて観
察しにくかった。
【0004】そこで、本発明では、画像が鮮明でかつ接
地部の輪郭も鮮明に区別することができるタイヤ走行接
地状態撮影方法を提供することを目的とする。
地部の輪郭も鮮明に区別することができるタイヤ走行接
地状態撮影方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るタイヤ走行接地状態撮影方法は、ガ
ラス板上を走行しているタイヤのガラス板接地部を、該
ガラス板の下方から撮影するタイヤ走行接地状態撮影方
法であって、上記ガラス板上に、牛乳の濃度が20〜40%
である牛乳混合水膜を形成し、該牛乳混合水膜にて被膜
されているガラス板上を上記タイヤを走行させるもので
ある。
めに、本発明に係るタイヤ走行接地状態撮影方法は、ガ
ラス板上を走行しているタイヤのガラス板接地部を、該
ガラス板の下方から撮影するタイヤ走行接地状態撮影方
法であって、上記ガラス板上に、牛乳の濃度が20〜40%
である牛乳混合水膜を形成し、該牛乳混合水膜にて被膜
されているガラス板上を上記タイヤを走行させるもので
ある。
【0006】
【作用】タイヤの黒色に対して牛乳混合水膜は白色であ
り、接地部の輪郭が鮮明となる。また、外光の遮蔽効果
が大となる。
り、接地部の輪郭が鮮明となる。また、外光の遮蔽効果
が大となる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
詳説する。
【0008】図1は本発明に係るタイヤ走行接地状態撮
影方法に使用する撮影装置1を示し、この撮影装置1
は、車両2が通行可能なガラス板3と、該ガラス板3の
下方位置に配設されるビデオカメラ4と、を備える。
影方法に使用する撮影装置1を示し、この撮影装置1
は、車両2が通行可能なガラス板3と、該ガラス板3の
下方位置に配設されるビデオカメラ4と、を備える。
【0009】しかして、ガラス板3上には、牛乳混合水
膜5が形成される。牛乳混合水膜5は、牛乳の濃度が20
〜40%とされ、かつ、その厚さ寸法Tが4〜6mmとされ
る。この場合の濃度は、質量%である。なお、牛乳は市
販のものを使用すればよい。
膜5が形成される。牛乳混合水膜5は、牛乳の濃度が20
〜40%とされ、かつ、その厚さ寸法Tが4〜6mmとされ
る。この場合の濃度は、質量%である。なお、牛乳は市
販のものを使用すればよい。
【0010】また、ビデオカメラ4は、走行中の車両2
のタイヤ6のガラス板接地部7を撮影することができ
る。なお、撮影の際には、図示省略の照明装置により、
ガラス板接地部7が照明される。
のタイヤ6のガラス板接地部7を撮影することができ
る。なお、撮影の際には、図示省略の照明装置により、
ガラス板接地部7が照明される。
【0011】次に、上述の如く構成された撮影装置1を
使用したタイヤ走行接地状態撮影方法を説明する。
使用したタイヤ走行接地状態撮影方法を説明する。
【0012】車両2をガラス板3上を走行させ、下方か
ら、ビデオカメラ4にてタイヤ6のガラス板接地部7を
撮影し、この接地部7の形状とその挙動とをガラス板3
の裏面から観察する。
ら、ビデオカメラ4にてタイヤ6のガラス板接地部7を
撮影し、この接地部7の形状とその挙動とをガラス板3
の裏面から観察する。
【0013】従って、タイヤ6が黒色であるのに対し
て、牛乳混合水膜5は白色であるので、図2に示すよう
に、ガラス板接地部7の輪郭が鮮明に写し出される。ま
た、外光の遮蔽効果が大となり、接地部7の照明が外光
に負けず、該接地部7の画像が暗くならず、はっきり写
し出される。
て、牛乳混合水膜5は白色であるので、図2に示すよう
に、ガラス板接地部7の輪郭が鮮明に写し出される。ま
た、外光の遮蔽効果が大となり、接地部7の照明が外光
に負けず、該接地部7の画像が暗くならず、はっきり写
し出される。
【0014】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、ガラス板3としては、透明な強化ガラスを
使用するのが好ましく、厚さ寸法としても、タイヤ走行
に十分耐えると共に、下方(裏面側)からのビデオカメ
ラ4による表て面側のタイヤ6のガラス板接地部7の撮
影が十分可能なように設定する。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、ガラス板3としては、透明な強化ガラスを
使用するのが好ましく、厚さ寸法としても、タイヤ走行
に十分耐えると共に、下方(裏面側)からのビデオカメ
ラ4による表て面側のタイヤ6のガラス板接地部7の撮
影が十分可能なように設定する。
【0015】また、牛乳混合水膜5の牛乳の濃度として
は、20〜40%の範囲で自由に変更することができる。こ
れは、20〜40%の範囲より少なければ、牛乳混合水膜5
の白色の色が薄く、タイヤの黒色に対して、この牛乳混
合水膜の白色がコントラストになりにくく、また、逆
に、20〜40%の範囲より多ければ、牛乳混合水膜5の白
色の色が濃すぎて、画像が分りにくくなるからである。
は、20〜40%の範囲で自由に変更することができる。こ
れは、20〜40%の範囲より少なければ、牛乳混合水膜5
の白色の色が薄く、タイヤの黒色に対して、この牛乳混
合水膜の白色がコントラストになりにくく、また、逆
に、20〜40%の範囲より多ければ、牛乳混合水膜5の白
色の色が濃すぎて、画像が分りにくくなるからである。
【0016】さらに、牛乳混合水膜5の厚さ寸法Tとし
ても、4〜6mmの範囲で自由に変更することができる。
これは、この4〜6mmの範囲より小さければ、厚さ寸法
Tが小さすぎて外光の遮蔽効果が大となる効果やタイヤ
6の黒色に対して牛乳混合水膜5の白色がコントラスト
になる効果等を得ることができず、また、逆に、この4
〜6mmの範囲より大きければ、走行中に牛乳混合水膜5
の牛乳混合水がはね上がって飛び散る等の問題が生じる
からである。
ても、4〜6mmの範囲で自由に変更することができる。
これは、この4〜6mmの範囲より小さければ、厚さ寸法
Tが小さすぎて外光の遮蔽効果が大となる効果やタイヤ
6の黒色に対して牛乳混合水膜5の白色がコントラスト
になる効果等を得ることができず、また、逆に、この4
〜6mmの範囲より大きければ、走行中に牛乳混合水膜5
の牛乳混合水がはね上がって飛び散る等の問題が生じる
からである。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
で、次に記載する効果を奏する。
【0018】 外光の遮蔽効果が大となって、ガラス
板接地部7の照明が外光に負けず、得られる画像が明る
くなって観察しやすい。
板接地部7の照明が外光に負けず、得られる画像が明る
くなって観察しやすい。
【0019】 タイヤ6の黒色に対して牛乳混合水膜
5の白色がコントラストになり、ガラス板接地部7の輪
郭が鮮明となり、該接地部7の形状等を正確に把握する
ことができる。
5の白色がコントラストになり、ガラス板接地部7の輪
郭が鮮明となり、該接地部7の形状等を正確に把握する
ことができる。
【0020】 牛乳はコロイド均質であるので、ペイ
ントの様に色素が沈降せず、長期にわたって使用するこ
とができる。
ントの様に色素が沈降せず、長期にわたって使用するこ
とができる。
【0021】 牛乳は天然有機物であるので、牛乳混
合水膜5を何ら特別の処理をすることなく簡単に廃棄す
ることができ、さらに、牛乳は安価にかつ簡単にしかも
大量に手に入り、コスト高とならない。
合水膜5を何ら特別の処理をすることなく簡単に廃棄す
ることができ、さらに、牛乳は安価にかつ簡単にしかも
大量に手に入り、コスト高とならない。
【図1】本発明に係るタイヤ走行接地状態撮影方法に使
用する撮影装置の簡略図である。
用する撮影装置の簡略図である。
【図2】ガラス板接地部を示す簡略図である。
3 ガラス板 5 牛乳混合水膜 6 タイヤ 7 ガラス板接地部
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス板3上を走行しているタイヤ6の
ガラス板接地部7を、該ガラス板3の下方から撮影する
タイヤ走行接地状態撮影方法であって、上記ガラス板3
上に、牛乳の濃度が20〜40%である牛乳混合水膜5を形
成し、該牛乳混合水膜5にて被膜されているガラス板3
上を上記タイヤ6を走行させることを特徴とするタイヤ
走行接地状態撮影方法。 - 【請求項2】 牛乳混合水膜5の厚さ寸法を4〜6mmと
する請求項1記載のタイヤ走行接地状態撮影方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5297371A JP2754323B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | タイヤ走行接地状態撮影方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5297371A JP2754323B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | タイヤ走行接地状態撮影方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07128196A true JPH07128196A (ja) | 1995-05-19 |
JP2754323B2 JP2754323B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=17845628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5297371A Expired - Fee Related JP2754323B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | タイヤ走行接地状態撮影方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2754323B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003014428A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Bridgestone Corp | タイヤ接地形状表示方法およびタイヤ接地形状表示装置 |
KR100441866B1 (ko) * | 2002-05-27 | 2004-07-27 | 금호타이어 주식회사 | 타이어의 수막성능 측정구조 |
JP2004226258A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | タイヤ試験装置 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP5297371A patent/JP2754323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003014428A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Bridgestone Corp | タイヤ接地形状表示方法およびタイヤ接地形状表示装置 |
KR100441866B1 (ko) * | 2002-05-27 | 2004-07-27 | 금호타이어 주식회사 | 타이어의 수막성능 측정구조 |
JP2004226258A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | タイヤ試験装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2754323B2 (ja) | 1998-05-20 |
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