JPH07126627A - コークス炉燃焼室毎の空燃比制御方法 - Google Patents
コークス炉燃焼室毎の空燃比制御方法Info
- Publication number
- JPH07126627A JPH07126627A JP27230693A JP27230693A JPH07126627A JP H07126627 A JPH07126627 A JP H07126627A JP 27230693 A JP27230693 A JP 27230693A JP 27230693 A JP27230693 A JP 27230693A JP H07126627 A JPH07126627 A JP H07126627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- combustion chamber
- combustion
- gas
- coke oven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Coke Industry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コークス炉燃焼室毎に空燃比を制御すること
を目的とする。 【構成】 特定のコークス炉において、各混合排ガス中
の酸素濃度および一酸化炭素濃度を測定し、得られた測
定値に基づいて各燃焼室毎の該空気と該燃料ガスとの比
率を一定範囲に調整することによりコークス炉燃焼室毎
に空燃比を制御する。
を目的とする。 【構成】 特定のコークス炉において、各混合排ガス中
の酸素濃度および一酸化炭素濃度を測定し、得られた測
定値に基づいて各燃焼室毎の該空気と該燃料ガスとの比
率を一定範囲に調整することによりコークス炉燃焼室毎
に空燃比を制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉の燃焼室毎
に空燃比を制御する方法に関する。さらに詳細には、各
燃焼室に対応する燃焼排ガス中の残存燃料ガスおよび酸
素の量を測定し、得られた測定値に基づいて各燃焼室毎
に空燃比制御する方法に関する。
に空燃比を制御する方法に関する。さらに詳細には、各
燃焼室に対応する燃焼排ガス中の残存燃料ガスおよび酸
素の量を測定し、得られた測定値に基づいて各燃焼室毎
に空燃比制御する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、コークス炉の空燃比制御は、煙道
排ガス中の酸素濃度を測定し、その結果に基づいて、炉
団単位で行われていた。
排ガス中の酸素濃度を測定し、その結果に基づいて、炉
団単位で行われていた。
【０００３】図５は、従来のコークス炉の空燃比制御方
法を説明する図面である。図５において、燃料ガス２は
炉団８（１系列のコークス炉）の石炭の乾留に必要な量
を炉団燃料ガス流量調整弁４で調整し、さらに各燃焼室
燃料ガス流量調整弁６によって調整し各燃焼室毎に振り
分けられる。一方、燃料の燃焼に必要な空気１は、炉団
空気流量調整弁３で調整し、さらに各燃焼室空気流量調
整弁５によって調整し各燃焼室に振り分けられ。燃料ガ
ス２を燃焼させ、得られた熱により炭化室を加熱し石炭
を乾留する。燃焼排ガスは各燃焼排ガス変更弁７を経て
集合し、煙道９を経由して煙突１２から大気中に放散さ
せる。
法を説明する図面である。図５において、燃料ガス２は
炉団８（１系列のコークス炉）の石炭の乾留に必要な量
を炉団燃料ガス流量調整弁４で調整し、さらに各燃焼室
燃料ガス流量調整弁６によって調整し各燃焼室毎に振り
分けられる。一方、燃料の燃焼に必要な空気１は、炉団
空気流量調整弁３で調整し、さらに各燃焼室空気流量調
整弁５によって調整し各燃焼室に振り分けられ。燃料ガ
ス２を燃焼させ、得られた熱により炭化室を加熱し石炭
を乾留する。燃焼排ガスは各燃焼排ガス変更弁７を経て
集合し、煙道９を経由して煙突１２から大気中に放散さ
せる。
【０００４】煙道１２の途中に、燃焼排ガス分析計１０
に設置し、酸素濃度を分析する。その結果をコントロー
ラー１１に入力する。コントローラー１１には、予め炉
団燃料ガス流量調節弁４から燃料ガス流量を入力する。
さらに、燃料ガスが有する燃料ガスカロリーを予め測定
しておき、この値も入力する。それらの結果に基づき、
炉団空気流量調整弁３を調整して燃焼炉の燃焼効率を上
げる。
に設置し、酸素濃度を分析する。その結果をコントロー
ラー１１に入力する。コントローラー１１には、予め炉
団燃料ガス流量調節弁４から燃料ガス流量を入力する。
さらに、燃料ガスが有する燃料ガスカロリーを予め測定
しておき、この値も入力する。それらの結果に基づき、
炉団空気流量調整弁３を調整して燃焼炉の燃焼効率を上
げる。
【０００５】例えば、特開昭６０−１４０１５号公報に
は、煙道排ガス中の酸素濃度を測定し、炉団単位で空燃
比を制御することが記載されている。
は、煙道排ガス中の酸素濃度を測定し、炉団単位で空燃
比を制御することが記載されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭６０−
１４０１５号公報に記載の方法は、あくまでも炉団単位
で空燃比を調整するものであり、各燃焼室毎に空燃比を
調整することは何等記載されていないのである。
１４０１５号公報に記載の方法は、あくまでも炉団単位
で空燃比を調整するものであり、各燃焼室毎に空燃比を
調整することは何等記載されていないのである。
【０００７】そこで、本発明の目的は、炉団単位ではな
く各燃焼室毎に空燃比を調整して燃焼効率を高めるとと
もに、燃焼排ガス中の一酸化炭素等の有害物質の残存量
を低減することにある。
く各燃焼室毎に空燃比を調整して燃焼効率を高めるとと
もに、燃焼排ガス中の一酸化炭素等の有害物質の残存量
を低減することにある。
【０００８】また、本発明のその他の目的は、各燃焼室
毎に空燃比を調整する際に、燃焼排ガス自動サンプリン
グ手段を設けて自動的に燃焼排ガス濃度を測定し、得ら
れた分析結果を利用することにより空燃比の制御効率を
高めることにある。
毎に空燃比を調整する際に、燃焼排ガス自動サンプリン
グ手段を設けて自動的に燃焼排ガス濃度を測定し、得ら
れた分析結果を利用することにより空燃比の制御効率を
高めることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、石炭を乾留し
てコークス化する炭化室と該炭化室を加熱する燃焼室と
を交互に複数列設け、各々の燃焼室毎に燃料ガス供給系
統、空気系統および燃焼排ガス変更弁が設けられたコー
クス炉の操業において、各燃焼排ガス変更弁における燃
焼排ガス中の酸素濃度および一酸化炭素濃度を測定し、
得られた測定値に基づいて各燃焼室毎の該空気を該燃料
ガスとの比率を制御することを特徴とするコークス炉燃
焼室毎の空燃比制御方法に関する。
てコークス化する炭化室と該炭化室を加熱する燃焼室と
を交互に複数列設け、各々の燃焼室毎に燃料ガス供給系
統、空気系統および燃焼排ガス変更弁が設けられたコー
クス炉の操業において、各燃焼排ガス変更弁における燃
焼排ガス中の酸素濃度および一酸化炭素濃度を測定し、
得られた測定値に基づいて各燃焼室毎の該空気を該燃料
ガスとの比率を制御することを特徴とするコークス炉燃
焼室毎の空燃比制御方法に関する。
【００１０】また、本発明は、ガスの測定は、コークス
炉の各燃焼変更弁の手前に設置した燃焼排ガス自動サン
プリング手段で、該燃焼排ガスをサンプリングし、分析
することがより好ましい。
炉の各燃焼変更弁の手前に設置した燃焼排ガス自動サン
プリング手段で、該燃焼排ガスをサンプリングし、分析
することがより好ましい。
【００１１】
【作用】コークス炉の各変更弁の燃焼排ガスをサンプリ
ングし、燃焼排ガス中の酸素および一酸化炭素濃度が測
定できるため、各燃焼室毎に燃料ガスおよび空気の流量
が調整でき、燃焼室毎に空燃比制御を行える。
ングし、燃焼排ガス中の酸素および一酸化炭素濃度が測
定できるため、各燃焼室毎に燃料ガスおよび空気の流量
が調整でき、燃焼室毎に空燃比制御を行える。
【００１２】燃焼排ガスの測定において、自動サンプリ
ング手段を設けたので、分析時間が短縮されるともに、
サンプリングの安全性が高められる。
ング手段を設けたので、分析時間が短縮されるともに、
サンプリングの安全性が高められる。
【００１３】燃焼排ガスの測定において、分析値の異常
が発生した場合に、サンプリング配管を洗浄することに
より、以後の分析値の異常の頻度の低減を図ることがで
きる。
が発生した場合に、サンプリング配管を洗浄することに
より、以後の分析値の異常の頻度の低減を図ることがで
きる。
【００１４】燃焼排ガスの測定において、サンプリング
配管に外部から空気の侵入の有無を確認することによ
り、以後の分析値の異常の頻度の低減を図ることができ
る。
配管に外部から空気の侵入の有無を確認することによ
り、以後の分析値の異常の頻度の低減を図ることができ
る。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づき本発明をより
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１６】実施例１ 図１は本発明の燃焼室毎の空燃比制御の方法を示す説明
図であり、図２はコークス炉の蓄熱室、燃焼室および変
更弁のガス流れを示す説明図である。図１および図２に
おいて、図５と同じ符号は同じ部材を示す。
図であり、図２はコークス炉の蓄熱室、燃焼室および変
更弁のガス流れを示す説明図である。図１および図２に
おいて、図５と同じ符号は同じ部材を示す。
【００１７】図２において、炭化室２１−２は２つの燃
焼室２２−１，２２−２により挟まれており、燃焼室２
２−１，２２−２における燃焼熱によって加熱され、炭
化室２１−２内の石炭が乾留される。各燃焼室毎に所定
の熱量を供給するため燃料ガス２のカロリーを予め測定
し燃焼室燃料ガス流量調節弁６により各燃焼室に供給す
る燃料ガスの流量を調整する一方、燃焼室空気流量調整
弁５により、燃料ガスの燃焼に必要な酸素を含む空気１
の流量を調整する。蓄熱室２３−２から燃焼室２２に向
かう燃料ガスおよび空気は二分され、燃焼室２２−１，
２２−２に送られる。燃焼室２２−２からでる燃焼排ガ
スは、燃焼室２２−３からの燃焼排ガスと混合して蓄熱
室２３−３に送られ、蓄熱室２３に熱を与え、その後変
更弁７を有する導管、煙道９を通過して煙突１２から大
気中に放散する。
焼室２２−１，２２−２により挟まれており、燃焼室２
２−１，２２−２における燃焼熱によって加熱され、炭
化室２１−２内の石炭が乾留される。各燃焼室毎に所定
の熱量を供給するため燃料ガス２のカロリーを予め測定
し燃焼室燃料ガス流量調節弁６により各燃焼室に供給す
る燃料ガスの流量を調整する一方、燃焼室空気流量調整
弁５により、燃料ガスの燃焼に必要な酸素を含む空気１
の流量を調整する。蓄熱室２３−２から燃焼室２２に向
かう燃料ガスおよび空気は二分され、燃焼室２２−１，
２２−２に送られる。燃焼室２２−２からでる燃焼排ガ
スは、燃焼室２２−３からの燃焼排ガスと混合して蓄熱
室２３−３に送られ、蓄熱室２３に熱を与え、その後変
更弁７を有する導管、煙道９を通過して煙突１２から大
気中に放散する。
【００１８】変更弁７の手前で燃焼排ガスをサンプリン
グして燃焼排ガス分析計１０で酸素および一酸化炭素濃
度を測定する。酸素は磁気酸素計、一酸化炭素は赤外線
分析計等の公知の分析計を使用する。得られた分析値お
よび予め測定した燃料ガスカロリーに基づいてコントロ
ーラー１１により各燃焼室２２の空気１および燃料ガス
２の量を変更することが可能である。空燃比および燃焼
室毎の空気流量は、例えば下記に示す式
グして燃焼排ガス分析計１０で酸素および一酸化炭素濃
度を測定する。酸素は磁気酸素計、一酸化炭素は赤外線
分析計等の公知の分析計を使用する。得られた分析値お
よび予め測定した燃料ガスカロリーに基づいてコントロ
ーラー１１により各燃焼室２２の空気１および燃料ガス
２の量を変更することが可能である。空燃比および燃焼
室毎の空気流量は、例えば下記に示す式
【００１９】
【数１】
【００２０】（ただし、i はコックまたは変更弁番号、
ｋは今回切り替えサイクル、ｋ−２は前々回切り替えサ
イクル、Ａ／Ｇは空気と燃料ガスとの比率、Ｖｍｇはコ
ック毎の燃料ガス流量、Ｖａｉｒはコック毎の空気流
量、Ｏ２は変更弁燃焼排ガス中の酸素濃度、Ｏ２，Ｒは
変更弁燃焼排ガス中酸素濃度目標値を示す）により算出
できる。
ｋは今回切り替えサイクル、ｋ−２は前々回切り替えサ
イクル、Ａ／Ｇは空気と燃料ガスとの比率、Ｖｍｇはコ
ック毎の燃料ガス流量、Ｖａｉｒはコック毎の空気流
量、Ｏ２は変更弁燃焼排ガス中の酸素濃度、Ｏ２，Ｒは
変更弁燃焼排ガス中酸素濃度目標値を示す）により算出
できる。
【００２１】蓄熱室２３は燃焼排ガスの熱により加熱さ
れる。加熱された蓄熱室２３は、燃料ガス２および空気
１の予熱に利用できるが、一定時間燃料ガス２および空
気１を加熱すると予熱効果がなくなる。そこで、蓄熱室
２３では、燃料ガス２および空気１の立側、引側を切り
替えて畜熱および余熱（放熱）を繰返す操作が行われ
る。
れる。加熱された蓄熱室２３は、燃料ガス２および空気
１の予熱に利用できるが、一定時間燃料ガス２および空
気１を加熱すると予熱効果がなくなる。そこで、蓄熱室
２３では、燃料ガス２および空気１の立側、引側を切り
替えて畜熱および余熱（放熱）を繰返す操作が行われ
る。
【００２２】燃焼室２２毎の空燃比の制御周期は、サン
プリングおよび分析時間を考慮して、蓄熱室２３の立
側、引側を切り替えサイクル毎に行うことが好ましい。
プリングおよび分析時間を考慮して、蓄熱室２３の立
側、引側を切り替えサイクル毎に行うことが好ましい。
【００２３】実施例２ 図３は、本発明に使用する燃焼排ガス自動サンプリング
手段の構成を示す図である。図３において、燃焼排ガス
自動サンプリング手段３１は、プローブ３２、圧力ゲー
ジ３３、電磁弁３４，３６，３７，３８および必要によ
りコック３５からなる。図１と同じ符号は同じ部材を示
す。
手段の構成を示す図である。図３において、燃焼排ガス
自動サンプリング手段３１は、プローブ３２、圧力ゲー
ジ３３、電磁弁３４，３６，３７，３８および必要によ
りコック３５からなる。図１と同じ符号は同じ部材を示
す。
【００２４】最初に、変更弁７−１の位置にある電磁弁
３４−１，およびコック３５−１を開き、電磁弁３７を
閉じ、電磁弁３６を開き、プローブ３２−１からの燃焼
排ガスを分析計に導き燃焼排ガス濃度、すなわち酸素お
よび一酸化炭素濃度を測定する。必要により、その他の
残留可燃性ガス濃度を測定し利用すれば、より空燃比制
御精度を高めることができる。
３４−１，およびコック３５−１を開き、電磁弁３７を
閉じ、電磁弁３６を開き、プローブ３２−１からの燃焼
排ガスを分析計に導き燃焼排ガス濃度、すなわち酸素お
よび一酸化炭素濃度を測定する。必要により、その他の
残留可燃性ガス濃度を測定し利用すれば、より空燃比制
御精度を高めることができる。
【００２５】分析後、電磁弁３４−１を閉じ、次の電磁
弁３４−２，３５−２を開いて、前記と同様に、次の燃
焼室からの燃焼ガスの酸素および一酸化炭素濃度を測定
する。この操作を順次繰返す。
弁３４−２，３５−２を開いて、前記と同様に、次の燃
焼室からの燃焼ガスの酸素および一酸化炭素濃度を測定
する。この操作を順次繰返す。
【００２６】この操作は、時系列に沿ってあらかじめ設
定し、自動的に行うこともできる。実施例３ 図４は、本発明に使用する一系列のサンプリング配管を
示す図である。図４において、４１は粉塵および水分等
の測定を妨害する物質を除く前処理装置、４４，４５は
電磁弁である。図３と同じ符号は同じ部材を示す。サン
プリング配管は、測定すべき燃焼排ガス成分の凝縮を防
止するため、必要に応じて保温（図示せず）する。
定し、自動的に行うこともできる。実施例３ 図４は、本発明に使用する一系列のサンプリング配管を
示す図である。図４において、４１は粉塵および水分等
の測定を妨害する物質を除く前処理装置、４４，４５は
電磁弁である。図３と同じ符号は同じ部材を示す。サン
プリング配管は、測定すべき燃焼排ガス成分の凝縮を防
止するため、必要に応じて保温（図示せず）する。
【００２７】分析値にサンプリング配管の目詰まり等の
異常が発生した場合について説明する。
異常が発生した場合について説明する。
【００２８】平常時、電磁弁を開きプローブから分析計
までのサンプリング系を形成し、酸素および一酸化炭素
濃度を測定する。しかし、異常が発生した場合には、電
磁弁３６，３８，４５を閉じ、電磁弁３７、コック３５
を開けて窒素ガスを流してサンプリング配管を洗浄す
る。
までのサンプリング系を形成し、酸素および一酸化炭素
濃度を測定する。しかし、異常が発生した場合には、電
磁弁３６，３８，４５を閉じ、電磁弁３７、コック３５
を開けて窒素ガスを流してサンプリング配管を洗浄す
る。
【００２９】その後、電磁弁３７を閉じ、電磁弁３６を
開け、分析を再開する。
開け、分析を再開する。
【００３０】この操作は、時系列に沿ってあらかじめ設
定し、自動的に行うこともできる。極めて簡便な方法に
より、サンプリング配管の目詰まりを防止することがで
きる。
定し、自動的に行うこともできる。極めて簡便な方法に
より、サンプリング配管の目詰まりを防止することがで
きる。
【００３１】実施例４ 図４において、異常が発生した場合に、電磁弁３６，４
５を閉じ、電磁弁３７，コック３５を開けて窒素ガスを
流してサンプリング配管を洗浄する。
５を閉じ、電磁弁３７，コック３５を開けて窒素ガスを
流してサンプリング配管を洗浄する。
【００３２】その後、電磁弁３７を閉じて一度窒素ガス
を止め、電磁弁４５を開け、コック３５を閉じ、再び電
磁弁３７を開けて窒素ガスをサンプリング配管に導入し
加圧して電磁弁３７を閉じる。
を止め、電磁弁４５を開け、コック３５を閉じ、再び電
磁弁３７を開けて窒素ガスをサンプリング配管に導入し
加圧して電磁弁３７を閉じる。
【００３３】一定時間窒素ガスをサンプリング配管内に
保圧して、圧力ゲージ３３値から外部空気の侵入の有無
を確認することができる。
保圧して、圧力ゲージ３３値から外部空気の侵入の有無
を確認することができる。
【００３４】外部空気の侵入がなければ分析を続行し、
外部空気の侵入があれば修理後、再び同じ操作を繰返し
て外部空気の侵入の有無を確認する。
外部空気の侵入があれば修理後、再び同じ操作を繰返し
て外部空気の侵入の有無を確認する。
【００３５】以上のように、簡便な手段により外部空気
の侵入の有無を確認することができる。
の侵入の有無を確認することができる。
【００３６】
【発明の効果】コークス炉において、燃焼室毎の空燃比
制御が各燃焼排ガスを分析するという簡便な方法により
精度よく実施でき、乾留熱量低減が図られる。
制御が各燃焼排ガスを分析するという簡便な方法により
精度よく実施でき、乾留熱量低減が図られる。
【００３７】具体的には、炉団毎に空燃比を制御する従
来の方法に比べて、本発明の方法によれば１％程度の乾
留熱量の低減が認められる。
来の方法に比べて、本発明の方法によれば１％程度の乾
留熱量の低減が認められる。
【００３８】燃焼排ガスは一台の酸素分析計および一酸
化炭素分析計で分析できるので、燃焼排ガスのサンプリ
ング作業および分析作業が省力化できる。
化炭素分析計で分析できるので、燃焼排ガスのサンプリ
ング作業および分析作業が省力化できる。
【図１】は、本発明における燃焼室毎の空燃比制御の方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
【図２】は、コークス炉におけるガスの流れを示す図面
である。
である。
【図３】は、本発明に使用する燃焼排ガス自動サンプリ
ング手段の構成を示す図面である。
ング手段の構成を示す図面である。
【図４】は、本発明に使用する一系列のサンプリング配
管を示す図面である。
管を示す図面である。
【図５】は、従来のコークス炉の空燃比制御方法を説明
する図面である。
する図面である。
１…空気 ２…燃料ガス ３…炉団空気流量調整弁 ４…炉団燃料ガス
流量調整弁 ５…燃焼室空気流量調整弁 ６…燃焼室燃料ガ
ス流量調整弁 ７…燃焼排ガス変更弁 ８…コークス炉 ９…煙道 １０…燃焼排ガス
分析計 １１…コントロラー １２…煙突 ２１（２１−１〜２１−６）…炭化室 ２２（２２−１〜２２−５）…燃焼室 ２３（２３−１〜２３−６）…蓄熱室 ３１…燃焼排ガス自動サンプリング手段 ３２（３２−１〜３２−３）…プローブ ３３…圧力ゲージ ３４（３４−１〜３４−３）…電磁弁 ３５（３５−１〜３５−３）…コック ３６…電磁弁 ３７…電磁弁 ４１…前処理装置 ４２…電磁弁 ４３…電磁弁 ４４…電磁弁 ４５…電磁弁
流量調整弁 ５…燃焼室空気流量調整弁 ６…燃焼室燃料ガ
ス流量調整弁 ７…燃焼排ガス変更弁 ８…コークス炉 ９…煙道 １０…燃焼排ガス
分析計 １１…コントロラー １２…煙突 ２１（２１−１〜２１−６）…炭化室 ２２（２２−１〜２２−５）…燃焼室 ２３（２３−１〜２３−６）…蓄熱室 ３１…燃焼排ガス自動サンプリング手段 ３２（３２−１〜３２−３）…プローブ ３３…圧力ゲージ ３４（３４−１〜３４−３）…電磁弁 ３５（３５−１〜３５−３）…コック ３６…電磁弁 ３７…電磁弁 ４１…前処理装置 ４２…電磁弁 ４３…電磁弁 ４４…電磁弁 ４５…電磁弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２３Ｎ 5/00 Ｓ (72)発明者 柴原 康孝 東京都千代田区大手町２−６−３ 新日本 製鐵株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 石炭を乾留してコークス化する炭化室と
該炭化室を加熱する燃焼室とを交互に複数列設け、各々
の燃焼室毎に燃料ガス供給系統、空気供給系統および燃
焼排ガス変更弁が設けられたコークス炉の操業におい
て、各燃焼排ガス変更弁における燃焼排ガス中の酸素濃
度および一酸化炭素濃度を測定し、得られた測定値に基
づいて各燃焼室毎の該空気を該燃料ガスとの比率を制御
することを特徴とするコークス炉燃焼室毎の空燃比制御
方法。 - 【請求項２】 ガスの測定は、コークス炉の各燃焼変更
弁の手前に設置した燃焼排ガス自動サンプリング手段
で、該燃焼排ガスをサンプリングし、分析することを特
徴とする請求項１記載のコークス炉燃焼室毎の空燃比制
御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27230693A JPH07126627A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | コークス炉燃焼室毎の空燃比制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27230693A JPH07126627A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | コークス炉燃焼室毎の空燃比制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07126627A true JPH07126627A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17512045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27230693A Pending JPH07126627A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | コークス炉燃焼室毎の空燃比制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07126627A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040019462A (ko) * | 2002-08-28 | 2004-03-06 | 김은기 | 보일러 최적연소를 위한 미연탄소 및 공기댐퍼 제어 시스템 |
| JP2015131904A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | Ｊｆｅスチール株式会社 | コークス炉の富ガス配管閉塞特定装置およびコークス炉の富ガス配管閉塞特定方法 |
| JP2015174809A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 大阪瓦斯株式会社 | 改質装置の診断方法及び改質装置の診断装置 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27230693A patent/JPH07126627A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040019462A (ko) * | 2002-08-28 | 2004-03-06 | 김은기 | 보일러 최적연소를 위한 미연탄소 및 공기댐퍼 제어 시스템 |
| JP2015131904A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | Ｊｆｅスチール株式会社 | コークス炉の富ガス配管閉塞特定装置およびコークス炉の富ガス配管閉塞特定方法 |
| JP2015174809A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 大阪瓦斯株式会社 | 改質装置の診断方法及び改質装置の診断装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5110747A (en) | Diesel particulate monitor | |
| US7297549B2 (en) | Method of determining measurement bias in an emissions monitoring system | |
| CN101336280B (zh) | 优化控制的炼焦炉和控制方法 | |
| US5401468A (en) | Dual flow path carbon particulate monitor | |
| EP0638166B1 (en) | Carbon particulate monitor | |
| US8021617B2 (en) | Flue gas monitoring and dynamic spiking for sulfur trioxide/sulfuric acid | |
| US6516654B2 (en) | Apparatus and method for analyzing particulate matter in gas and apparatus and method for carbon differentiating | |
| CN103134328A (zh) | 一种工业炉气氛燃烧自动控制方法及装置 | |
| CN110003923A (zh) | 一种用于测量干熄炉内焦炭烧损的装置及测量方法 | |
| CN209131380U (zh) | 一种基于煤气成分分析机理的加热炉燃烧控制装置 | |
| JPH07126627A (ja) | コークス炉燃焼室毎の空燃比制御方法 | |
| CN112526071B (zh) | 一种民用燃煤炉污染物排放测试系统 | |
| US4325911A (en) | Stack gas analyzer and thermal oxidation device therefor | |
| US3224838A (en) | Gas testing | |
| JP2018091783A (ja) | ガス成分濃度の分析方法、排ガスの回収方法、ガス成分濃度の分析装置及び排ガスの回収設備 | |
| JP3064030B2 (ja) | ディーゼルエンジン排気ガスの分析方法 | |
| JP3195728B2 (ja) | 硫黄成分測定装置 | |
| CN221071397U (zh) | 一种焦炉废气循环低氮燃烧控制装置 | |
| CN109580297A (zh) | 一种焦炉烟气检测装置及检测方法 | |
| JP5838522B2 (ja) | ラジアントチューブ・レキュペレータの損傷診断方法 | |
| CN212483471U (zh) | 一种高温分离检测双阀箱 | |
| JPH04270946A (ja) | ディーゼルエンジン排ガス分析方法 | |
| JPH08338697A (ja) | 加熱炉用熱交換器の補修時期決定方法 | |
| KR20230082362A (ko) | 탈질설비의 필터 성능시험 장치 | |
| KR100376926B1 (ko) | 고로열풍로용열교환설비의바이패스밸브제어방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990824 |