JPH07126279A - アシルアミノ糖誘導体及びその製法 - Google Patents

アシルアミノ糖誘導体及びその製法

Info

Publication number
JPH07126279A
JPH07126279A JP26934393A JP26934393A JPH07126279A JP H07126279 A JPH07126279 A JP H07126279A JP 26934393 A JP26934393 A JP 26934393A JP 26934393 A JP26934393 A JP 26934393A JP H07126279 A JPH07126279 A JP H07126279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
atom
compound
formula
oxygen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26934393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Kurita
宏紀 栗田
Masao Sofugawa
正夫 曽布川
Kazutoshi Sugawara
和利 菅原
Tokio Onda
時男 恩田
Motoaki Ohashi
元明 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
Priority to JP26934393A priority Critical patent/JPH07126279A/ja
Publication of JPH07126279A publication Critical patent/JPH07126279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式〔I〕 【化10】 (式中、Qは硫黄原子、酸素原子又は置換基を有してい
てもよいイミノ基、R1は置換基を有していてもよいア
リール基等、R2 はアルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基又はトリシクロアルキル基、Alkは低級アルキ
レン基を表す。)で示されるアシルアミノ糖誘導体。 【効果】 この化合物は、白血球増加作用及び/又は優
れた感染防御作用を示すため、感染防御薬或いは抗感染
強化薬として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感染防御作用及び/又
は白血球増加作用を有する新規アシルアミノ糖誘導体及
びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】白血球のうち、特に好中球、マクロファ
ージ及びリンパ球の生体内機能を高めることにより細
菌、真菌感染防御効果、抗腫瘍効果あるいは広範囲な免
疫学的効果を発現することが知られている。
【0003】このような効果、特に感染防御効果が認め
られる化合物としては、例えば、糖の1位にN−アシル
−N−アルキルアミノ基が置換した化合物が知られてい
る(特公平1-40036 号)。
【0004】一方、カルボハイドレート リサーチ(Car
bohydrate Research), 45(1975), 65 〜72頁にはメチ
ル6−デオキシ−2,3−ジ−O−メチル−6−メチル
アセタミド−α−D−グルコピラノシドが開示されてい
るが、該化合物の薬理活性は何も開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来公知の
アシルアミノ糖誘導体と較べて、優れた感染防御作用及
び/又は白血球増加作用を有する新規化合物を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアシルアミ
ノ糖誘導体は一般式〔I〕
【0007】
【化5】
【0008】(式中、Qは硫黄原子、酸素原子又は置換
基を有していてもよいイミノ基、R1はアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、置換基を有していてもよい
アリール基又は窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれる1〜2個のヘテロ原子を含有する単環もしくは二
環式複素環式基、R2 は(1)アルキル基、アルケニル
基又はアルキニル基(窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれる1〜2個のヘテロ原子を含有する単環もし
くは二環式複素環式基又はアリール基で置換されていて
もよい)又は(2)トリシクロアルキル基、Alkは低
級アルキレン基を表す。)で示される。
【0009】本発明の目的物〔I〕は、糖の6位にN−
アシル−N−アルキルアミノ基又はN−アシル−N−ア
ルケニルアミノ基等を導入した構造的特徴を有し、1位
置換体と比較して、優れた感染防御作用及び/又は白血
球増加作用を示すため、感染防御薬或いは抗感染強化薬
として有用な医薬化合物である。
【0010】本発明におけるアリール基の例としては、
フェニル基、ナフチル基等があげられる。また、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1〜2個のヘテ
ロ原子を含有する単環もしくは二環式複素環式基の具体
例としては、ベンゾフラニル基、ピリジル基、チエニル
基、イミダゾリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、
ピラゾリル基、ピロリル基、ピラジニル基、インドリル
基、キノリル基、ベンゾチエニル基等があげられる。更
に、本発明におけるアリール基及びイミノ基は置換基を
有していてもよく、アリール基上の置換基としては低級
アルキル基があげられ、イミノ基上の置換基としては、
アルカノイル基、アルキニルカルボニル基、ハロゲン原
子で置換されていてもよいベンゾイル基、含窒素又は含
硫複素単環式基置換カルボニル基(例えば、チエニルカ
ルボニル基、ピリジルカルボニル基)、エステル化され
ていてもよいカルボキシル基等があげられる。エステル
化されたカルボキシル基の例としては、例えば低級アル
キルエステル、フェニル低級アルキルエステル等があげ
られ、このうち、ベンジルエステルが好ましい。
【0011】トリシクロアルキル基の例としては、アダ
マンチル基があげられる。
【0012】本発明の目的物〔I〕の具体例としては、
Qが硫黄原子、酸素原子又は(1)エステル化されてい
てもよいカルボキシル基、(2)アルカノイル基、
(3)アルキニルカルボニル基、(4)ハロゲン原子で
置換されていてもよいベンゾイル基及び(5)含窒素又
は含硫複素単環式基置換カルボニル基から選ばれる基で
置換されていてもよいイミノ基、R1 がアルキル基、1
〜2個のアルキル基で置換されていてもよいフェニル
基、ナフチル基又はピリジル基、R2 がアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基又はトリシクロアルキル基、
Alkがトリメチレン基又はテトラメチレン基である化
合物があげられる。
【0013】薬効上好ましい化合物としては、Qが酸素
原子又はベンジルオキシカルボニル基で置換されたイミ
ノ基、R1 がフェニル基、R2 がヘプタデシル基、Al
kがトリメチレン基又はテトラメチレン基である化合物
があげられ、とりわけ、Qが酸素原子、R1 がフェニル
基、R2 がヘプタデシル基、Alkがトリメチレン基で
ある化合物が好ましい。
【0014】本発明の目的物〔I〕は、光学活性体及び
その混合物のいずれをも包含する。
【0015】本発明の目的物〔I〕は遊離の形でも又そ
の薬理的に許容しうる塩の形のいずれでも医薬用途に用
いることができる。このような塩としては、例えばアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩などの金属塩、アミノ
酸塩、有機酸塩(コハク酸、マレイン酸、酒石酸、メタ
ンスルホン酸等)、鉱酸塩(塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩
等)等をあげることができる。
【0016】本発明の目的物〔I〕は、経口投与及び非
経口投与のいずれでも使用でき、経口もしくは非経口投
与に適した賦形剤と混合し、医薬製剤として用いること
ができる。また医薬製剤は、錠剤、カプセル剤、散剤の
如き固形製剤であってもよく、溶液、懸濁液、乳液の如
き液体製剤であってもよい。更に非経口投与する場合に
は、注射剤の形で用いることができる。
【0017】投与量は、患者の年齢・体重・状態あるい
は疾患の程度により異なるが、通常1日当たりの投与量
は、経口投与の場合には、1〜500mg/kg、とり
わけ10〜100mg/kg、非経口投与の場合には、
0.1〜500mg/kg、とりわけ1〜100mg/
kgであるのが好ましい。
【0018】本発明によれば、目的物〔I〕は、例えば
一般式〔II〕
【0019】
【化6】
【0020】(式中、記号は、前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミノ糖化合物又はその塩と一般式
〔III〕
【0021】
【化7】
【0022】(式中、記号は、前記と同一意味を有す
る。)で示されるカルボン酸化合物、その塩又はその反
応性誘導体とを反応させることにより製造することがで
きる。
【0023】アミノ糖化合物〔II〕又はその塩とカル
ボン酸化合物〔III〕又はその塩との縮合反応は、適
当な溶媒中、脱水剤の存在下に実施することができる。
脱水剤としては、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド、1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等があ
げられる。アミノ糖化合物〔II〕の塩としては、塩酸
塩等の鉱酸塩又は、フマル酸塩、マレイン酸塩、リンゴ
酸塩、修酸塩等の有機酸塩等慣用の塩を用いることがで
きる。一方、カルボン酸化合物〔III〕の塩として
は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等慣用の塩を
用いることができ、これらの塩はアミノ糖化合物〔I
I〕との反応に際しては、予め遊離カルボン酸として反
応に供するのが好ましい。
【0024】又、アミノ糖化合物〔II〕又はその塩と
カルボン酸化合物〔III〕の反応性誘導体との縮合反
応は、適当な溶媒中、脱酸剤の存在又は非存在下に実施
することができる。反応性誘導体としては、例えば、酸
ハライド、混酸無水物、活性エステル等、酸アミド縮合
に常用されるものをいずれも用いることができる。脱酸
剤としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の炭酸ア
ルカリ金属;炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等
の炭酸水素アルカリ金属;水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等の水酸化アルカリ金属;トリエチルアミン等の
トリ低級アルキルアミン;ピリジン、ジメチルアミノピ
リジン、ルチジン、コリジン、ジメチルアニリン等の芳
香族アミン類等があげられる。
【0025】反応溶媒としては、いずれの縮合反応にお
いても反応に影響を及ぼさない不活性溶媒であればよ
く、例えば、水;クロロホルム、ジクロロメタン、1、
2−ジクロルエタン等のハロゲン系溶媒;テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル系
溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;ピリジン、ルチジン、コリジン等の芳香族アミン系
溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;ア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒;ジメチ
ルホルムアミド等のアミド系溶媒;或いはこれらの混合
溶媒等を用いることができる。また、これら縮合反応
は、冷却下から溶媒の沸点、例えば−20℃〜70℃、
とりわけ0℃〜室温で好適に実施することができる。
【0026】上記で得られる本発明の目的物〔I〕は、
必要とあれば相互変換することも可能である。例えば、
Qがイミノ基である化合物〔I〕は、Qがエステル化さ
れているカルボキシル基で置換されたイミノ基、例えば
ベンジルオキシカルボニルイミノ基である化合物〔I〕
を接触還元して製造することもでき、また、Qがアルカ
ノイル基、アルキニルカルボニル基、ハロゲン原子で置
換されていてもよいベンゾイル基又は含窒素又は含硫複
素単環式基置換カルボニル基から選ばれる基で置換され
ているイミノ基である化合物〔I〕は、Qが置換されて
いないイミノ基である化合物〔I〕と対応カルボン酸化
合物又はその反応性誘導体を反応させることにより製造
することができる。
【0027】上記相互変換反応はいずれも常法に従って
実施することができる。接触還元は、例えば、溶媒中、
ギ酸アンモニウム及びパラジウム−炭素存在下で実施す
ることができ、また、対応カルボン酸化合物又はその反
応性誘導体との縮合反応は、溶媒中、脱水剤(ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール
等)の存在下、又は脱酸剤(炭酸アルカリ金属、炭酸水
素アルカリ金属、水酸化アルカリ金属、トリ低級アルキ
ルアミン、芳香族アミン類等)の存在下もしくは非存在
下に実施することができる。
【0028】本発明の原料化合物〔II〕は、例えば、
一般式〔IV〕
【0029】
【化8】
【0030】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物と一般式〔V〕
【0031】
【化9】
【0032】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン化合物とを常法に従い、例え
ば、反応促進剤(例えば、ヨウ化ナトリウム等)の存在
下又は非存在下、適当な溶媒(例えば、メタノール等)
中もしくは無溶媒で、加熱(例えば、50〜180℃)
反応させて製造することができる。
【0033】なお、本明細書中において、アルキル基と
しては、炭素数1〜21のアルキル基があげられ、アル
ケニル基及びアルキニル基としては、炭素数2〜17の
アルケニル基及びアルキニル基があげられる。アルカノ
イル基としては炭素数2〜22のアルカノイル基があげ
られる。また、低級アルキル基及び低級アルキレン基と
しては炭素数1〜6、とりわけ1〜4のアルキル基及び
アルキレン基があげられる。さらに、アルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、低級アルキル基及び低級アル
キレン基としては、直鎖及び分岐鎖のものが含まれる。
【0034】
【実施例】
実施例1 メチル6−デオキシ−6−(3−フェニルチオプロピ
ル)アミノ−α−D−グルコピラノシド1.2gのテト
ラヒドロフラン20ml溶液に炭酸カリウム0.97g
を水1mlに溶解した水溶液を加え、冷却、攪拌しなが
らオクタデカノイルクロリド1.17gのテトラヒドロ
フラン溶液を滴下し、室温で終夜攪拌する。メタノール
2mlを加え、更に1時間攪拌し、反応液を減圧濃縮
し、得られた残査をクロロホルム抽出する。クロロホル
ム層を水洗、乾燥後、溶媒を留去し、得られた残査をシ
リカゲルクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メ
タノール=40:1)で精製して、メチル6−デオキシ
−6−〔N−オクタデカノイル−N−(3−フェニルチ
オプロピル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド1.
29gを得る。
【0035】MASS(m/z): 610 IR neat ν max (cm -1): 1620 実施例2−13 後記参考例1−9で得た対応原料化合物と対応カルボン
酸化合物とを実施例1と同様に処理して、下記第1〜2
表記載の化合物を得る。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】実施例14 メチル6−デオキシ−6−{N−オクタデカノイル−N
−〔3−(N−ベンジルオキシカルボニル−N−フェニ
ルアミノ)プロピル〕アミノ}−α−D−グルコピラノ
シド9.67gのエタノール130ml溶液に10%パ
ラジウム−炭素4.0g、ギ酸アンモニウム12.4g
を加え、3時間、加熱還流する。反応液をろ過し、ろ液
を減圧濃縮する。得られた残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=2
0:1)で精製して、メチル6−デオキシ−6−〔N−
オクタデカノイル−N−(3−フェニルアミノプロピ
ル)アミノ〕−α−D−グルコピラノシド5.5gを得
る。
【0039】MASS(m/z): 593 IR neat ν max (cm -1): 1620 実施例15−21 メチル6−デオキシ−6−〔N−オクタデカノイル−N
−(3−フェニルアミノプロピル)アミノ〕−α−D−
グルコピラノシドと対応カルボン酸化合物とを実施例1
と同様に処理して、下記第3〜4表記載の化合物を得
る。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】実施例22−28 後記参考例10−14で得た対応原料化合物と対応カル
ボン酸化合物とを実施例1と同様に処理するか、又は、
得られた化合物を実施例1又は14と同様に処理して、
下記第5表記載の化合物を得る。
【0043】
【表5】
【0044】参考例1 メチル6−トシル−α−D−グルコピラノシド10gの
トルエン80ml溶液に、3−フェニルチオプロピルア
ミン14.4gを加え、4時間加熱還流する。
【0045】反応液を減圧濃縮し、得られた残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;テトラヒドロ
フラン)で精製して、メチル6−デオキシ−6−(3−
フェニルチオプロピル)アミノ−α−D−グルコピラノ
シド7.0gを得る。
【0046】MASS(m/z): 344 IR neat ν max (cm -1): 3350 参考例2−14 対応原料化合物を参考例1と同様に処理して、下記第6
〜7表記載の化合物を得る。
【0047】
【表6】
【0048】
【表7】
【0049】
【発明の効果】本発明の目的物であるアシルアミノ糖誘
導体〔I〕は、糖の6位にアシルアミノ基を導入した構
造的特徴を有し、公知化合物である1位置換体と比較し
て、優れた感染防御作用を示すため、感染防御薬或いは
抗感染強化薬として有用な医薬化合物である。
【0050】具体的には、細菌、真菌感染防御効果を示
し、人間及び動物における感染病に対する一般的な予防
に対して有用であるとともに、先天性の又は後天性の免
疫不全、特に放射線治療又は免疫抑圧活性を有する物質
を用いる治療後における激しい一次的変調状態による後
天性の免疫不全に対して好適に用いることができる。
【0051】また本発明の化合物は白血球増加作用も有
する。さらに、本発明の化合物は、好ましくは免疫不全
を相殺するために、抗感染及び抗癌性の抗生物質あるい
は他の化学療法剤又は他の薬剤処置と組み合わせて投与
することもできる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (但し、Qは硫黄原子、酸素原子又は置換基を有してい
    てもよいイミノ基、R1はアルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基又
    は窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1〜2
    個のヘテロ原子を含有する単環もしくは二環式複素環式
    基、R2 は(1)アルキル基、アルケニル基又はアルキ
    ニル基(これらの基は窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
    から選ばれる1〜2個のヘテロ原子を含有する単環もし
    くは二環式複素環式基又はアリール基で置換されていて
    もよい)又は(2)トリシクロアルキル基、Alkは低
    級アルキレン基を表す。)で示されるアシルアミノ糖誘
    導体又はその薬理的に許容しうる塩。
  2. 【請求項2】 Qが硫黄原子、酸素原子又は(1)エス
    テル化されていてもよいカルボキシル基、(2)アルカ
    ノイル基、(3)アルキニルカルボニル基、(4)ハロ
    ゲン原子で置換されていてもよいベンゾイル基及び
    (5)含窒素又は含硫複素単環式基置換カルボニル基か
    ら選ばれる基で置換されていてもよいイミノ基、R1
    アルキル基、1〜2個の低級アルキル基で置換されてい
    てもよいフェニル基、ナフチル基又はピリジル基、R2
    がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基又はトリシ
    クロアルキル基、Alkがトリメチレン基又はテトラメ
    チレン基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 含窒素又は含硫複素単環式基がチエニル
    基又はピリジル基である請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Qが酸素原子又はベンジルオキシカルボ
    ニル基で置換されたイミノ基、R1 がフェニル基、R2
    がヘプタデシル基である請求項2記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Qが酸素原子、Alkがトリメチレン基
    である請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 一般式〔II〕 【化2】 (式中、Qは硫黄原子、酸素原子又は置換基を有してい
    てもよいイミノ基、R1はアルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基又
    は窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1〜2
    個のヘテロ原子を含有する単環もしくは二環式複素環式
    基、Alkが低級アルキレン基を表す。)で示されるア
    ミノ糖誘導体又はその塩と一般式〔III〕 【化3】 (式中、R2 は、(1)アルキル基、アルケニル基又は
    アルキニル基(これらの基は窒素原子、酸素原子及び硫
    黄原子から選ばれる1〜2個のヘテロ原子を含有する単
    環もしくは二環式複素環式基又はアリール基で置換され
    ていてもよい)又は(2)トリシクロアルキル基を表
    す。)で示されるカルボン酸化合物、その塩又はその反
    応性誘導体とを反応させることを特徴とする、一般式
    〔I〕 【化4】 (但し、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
    アシルアミノ糖誘導体又はその薬理的に許容しうる塩の
    製法。
JP26934393A 1993-10-28 1993-10-28 アシルアミノ糖誘導体及びその製法 Pending JPH07126279A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26934393A JPH07126279A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 アシルアミノ糖誘導体及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26934393A JPH07126279A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 アシルアミノ糖誘導体及びその製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07126279A true JPH07126279A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17471062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26934393A Pending JPH07126279A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 アシルアミノ糖誘導体及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07126279A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1995009864A1 (fr) Nouveau derive peptidique
EP3838901B1 (en) Compound for treatment of rabies and method for treatment of rabies
CN112778284B (zh) 一种嘧啶并环衍生物及其在医药上的应用
EP2468724B1 (en) Synthesis of pyrrolidine compounds
WO2017070878A1 (zh) C14-位羟基酯化的雷公藤甲素氨基酸衍生物、及其制备方法和应用
US4663443A (en) N-substituted neuraminic acid derivatives
JP6890865B1 (ja) 狂犬病治療のための環状アミド化合物およびその方法
US4719207A (en) CNS active substituted azetidinone compounds
KR0178956B1 (ko) 항균성 페넴 에스테르 유도체
FR2567887A1 (fr) Nouveaux amides substitues, leur preparation et les medicaments qui les contiennent
US7745637B2 (en) Peptide deformylase inhibitors
JPH0625276A (ja) アシルアミノ糖誘導体及びその製法
JPH07126279A (ja) アシルアミノ糖誘導体及びその製法
JPS61191695A (ja) 新規ペプタイド
EP4104902A1 (en) Compound and drug containing same
EP0650974A1 (en) Acylaminosaccharide derivative and process for preparing the same
JPH07179488A (ja) グルコサミン誘導体、その製法及びその合成中間体
JPS63277652A (ja) δ−ハイドロキシ−β−リジン誘導体およびその製造法
JP2906663B2 (ja) 5−0−デソサミニルエリスロノライドa誘導体
JP2023084946A (ja) 生理活性を有する新規化合物
WO2024029630A1 (ja) 環状ペプチド誘導体とその製造方法および組成物
WO2022270628A1 (ja) Rsウイルス感染症の処置および/または予防用医薬としてのヘテロシクロアルキル置換ポリヘテロアゾール誘導体
JPS6133197A (ja) ジヒドロオロツト酸誘導体およびその製法
JPH01197486A (ja) 新規ポドフィロトキシン誘導体、抗腫瘍剤及び中間体
JPS63107978A (ja) イソキサゾリジノン誘導体およびその製造法