JPH0712593B2 - 固定装置 - Google Patents

固定装置

Info

Publication number
JPH0712593B2
JPH0712593B2 JP60035179A JP3517985A JPH0712593B2 JP H0712593 B2 JPH0712593 B2 JP H0712593B2 JP 60035179 A JP60035179 A JP 60035179A JP 3517985 A JP3517985 A JP 3517985A JP H0712593 B2 JPH0712593 B2 JP H0712593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing member
fixing device
fixing
holding element
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60035179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61197168A (ja
Inventor
ダン・メクラー
Original Assignee
ダン・メクラ−
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダン・メクラ− filed Critical ダン・メクラ−
Priority to JP60035179A priority Critical patent/JPH0712593B2/ja
Publication of JPS61197168A publication Critical patent/JPS61197168A/ja
Publication of JPH0712593B2 publication Critical patent/JPH0712593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固定装置、たとえばねじが切られているボル
ト、ナット、あるいはプラグ等の固定部材と、その着脱
用の特殊連結装置とに関し、特にそれ等の固定部材をソ
ケットレンチ、スパナ、スクリュードライバーなどの通
常の締め付け工具での着脱が不可能なように構成して盗
難を防止する技術に関するものである。
特許文献や市場では、頭部に特定の形状を有し、その特
定の形状に対応する締め付け用工具を使用しない限り係
合着脱され得ないボルト、ナット、或いはプラグ等の盗
難防止用固定部材が知られている。この様な固定部材を
開示している特許としては、米国特許第4170918号、第3
134291号、第3134292号、第3482481号、第3411396号号
及び英国特許第1549321号、第1481442号等がある。
又、この技術分野では、着脱すべきボルト、ナット或い
はプラグ等に固く係合しそれを確実に保持する様々な連
結装置(レンチ、スパナ)が知られている。この様な連
結装置は、例えば、米国特許第3693484号、第3362267
号、第4187747号、第3906822号、第3094020号、第33547
56号に開示されている。又、球・スリーブ型保持アセン
ブリーを使用した迅速離脱コネクターを開示している文
献として、例えば、英国特許第1558208号や米国特許第4
198080号がある。
しかしながら、従来では、固定部材を締め付け或いは取
り外す際に、固定部材と連結装置との軸心方向の相対移
動を防止することができず、締め付け工具を固定部材に
押しつけつつ回転操作力を加えなければならなかった。
また、押し付け力が不十分であると固定部材の係合用溝
が潰れ易いという欠点もあった。ただ、この様な構造に
最も近いものが上述の米国特許第3693484号に見られ
る。即ち、この先行技術では、球・スリーブ型カップリ
ングを使用して連結装置と固定部材を互いに固く係合さ
せると共にピンを用いて両者の相対的回転を防止してい
る。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
連結装置は固定部材と容易に連結し得ると共に、一旦連
結すると両者の軸心方向の相対移動と軸まわりの相対回
転とを許容しない機能を備えたものを提供することにあ
る。
更に詳しく言えば、本発明の一構成例として、固定され
るべき相手方部材との回転係合に適した形状を備えたシ
ャフト部と、連結装置に使用される保持エレメントが嵌
まる係合用の穴が複数個形成された頭部とから成る固定
部材が提供される。
また、本発明の望ましい一実施例では、前記固定部材の
頭部には、断面形状が略円形の係合用の穴が複数個形成
され、かつその穴の中心軸が前記シャフト部の中心軸に
直角な面と鋭角を成すように位置させられる。
また、本発明の望ましい一実施例として、頭部に複数個
の係合用の穴が形成されている固定部材に使用する連結
装置であって、次の様な特徴を備えたものが提供され
る。即ち、この連結装置は、その本体に、前記固定部材
の頭部の係合用穴の配置に対応して複数個の保持エレメ
ントが保持されており、そして、同保持エレメント位置
を変えるための位置変更手段が設けてある。詳しく言え
ば、この手段はたとえばスリーブであって、第1位置
で、前記保持エレメントを上記固定部材の頭部との係
合、非係合を容易に行い得る引っ込み位置に位置させる
一方、第2位置で、前記保持エレメントを、それが前記
固定部材の頭部の係合穴に嵌まってその頭部が連結装置
との相対的回転も阻まれる係合位置に位置させるもので
ある。
また、本発明の一実施例では、次の様なスリーブが上述
の保持エレメント位置変更手段になっている。即ち、こ
のスリーブは、固定部材の中心軸に添って第1位置から
第2位置へ移動させ得るものか、或いは、第1位置から
ある角度だけ回転させて第2位置へ回転位置を位置変更
させ得るものである。
また、本発明の望ましい一実施例では、固定部材は半球
状頭部を持ち、この頭部に於いて、固定部材の中心軸か
ら下方へ典型的な場合で約60度の角度を成すひとつの平
面に複数個形成されている。あるいは、これら各係合用
穴を相異なる平面上に形成し、係合用穴相互の間隔は同
じでなくともよい。又、係合用穴の大きさは全て同じで
あっても相違していても良い。この様に係合用穴を形成
すればひとつの盗難防止システムが得られ、係合用穴の
形態に対応した連結装置を使用しない限り、固定部材取
り外しは不可能である。
さらに、本発明の付記すべき特徴として、固定部材と連
結装置との係合は完全に不動ではなく、わずかではある
があそびがあるという点が挙げられる。これにより、効
果的な固定部材取付けに必要な固定部材と連結部材との
微妙なアライメントを容易に行ない得る。
次に、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。
先ず、第1図には本発明の望ましい一実施例であるボル
ト状の固定部材が示してある。この固定部材は中心軸12
方向にシャフト部10を有しており、同シャフト部10には
この様な固定部材に典型的なものとして、所定の雄ねじ
14がその下部に切られている。上記シャフト部10には頭
部16が一体形成されている。本発明の望ましい一実施例
に従えば、上記頭部16は略半球形状であって、上記中心
軸12に対して直角なディスク状表面18を備えている。
上記頭部16の球状表面には複数個の係合用の穴(socket
s)20、即ち窪みが形成されている。これらの穴20はで
きれば断面円形である事が望ましく、又球状表面に均一
に配置すると共に上記ディスク状表面18に対して平行な
一平面上(すなわち中心軸12方向の位置が同じ)に位置
させるのが望ましい。更に本発明の望ましい一実施例に
於いては、穴20の中心軸を、前記中心軸12と下向に約60
度の角度を成して交差するように位置させる。
上記穴20は所望数だけ設けることができるが、図示の実
施例では6個とされている。固定部材とその頭部16の寸
法並びに穴20の寸法も必要に応じて自由に選択できる。
又、頭部16を含めた固定部材の全体形状も必要に応じて
自由に選択できる。
既述の「特許請求の範囲」のみならずこの「発明の詳細
な説明」に於いても、便宜上、固定部材を説明の対象と
するが、固定部材以外の他の部材(element)にここで
説明した一般的タイプの係合用穴を有する頭部を設け、
その部材を後述の連結装置で回転操作することもでき
る。即ち、本発明の固定部材は何かを固定するあるいは
何かに固定される部材に限定されるものではなく、本発
明による確実な非回転係合を可能ならしめる他の或いは
追加の機能を備えた均等な他のタイプの部材にも広く及
ぶものである。
次に、第2A,2B図は、本発明の一実施例としての連結装
置(wrench element)を第1図の固定部材との関連で示
している。この連結装置は本体30を有しており、同本体
30は略円柱体状に形成されている。上記本体30には、そ
の第1密着表面に従来の標準万能スパナ(例えば、従来
構造のラチェットスパナ)の四角形頭部を受け入れるソ
ケット(穴)32が形成されている。更にこのソケット32
の内壁面には、スパナの四角形頭部を同ソケット32との
係合状態に保持すべく同四角形頭部側面から一部が突き
出たバネ付勢の球を収容すべき窪み34が複数個設けてあ
る。上記ソケット32の代わりに、他のスパナアタッチメ
ント手段を設けても良いし、或いはスパナハンドルを本
体30に直接固定又は本体30と一体に形成しても良い。典
型的な場合にあっては、ソケット32が形成されている本
体30の一部36の表面はつかみ易い様に表面加工されてい
る。この部分36は、比較的直径が大きい部分で、以下こ
の部分を「グリップ」と称する。
上記グリップ36に隣接して、同グリップ36より小径の中
間部38が位置している。この中間部38には開口40,42を
有する貫通穴44が形成されている。貫通穴44内にはコイ
ル状のバネ48が収容されており、このバネ48は球46を各
々開口40と42の方へ付勢している。この球46はスリーブ
70の後述の2つの位置のうちいずれか一方に保持するた
めのものである。
本体30の上記中間部38に隣接して、球60を収容するソケ
ット(穴)52が複数個形成されているソケット形成部50
が位置している。上記ソケット52は、各々がソケット形
成部50の半径方向外側面に開けてある大きな第1の開口
54とソケット形成部50の内側湾曲面58に開けてある小さ
な第2の開口56により、貫通して形成されている。各ソ
ケット52内には保持エレメントとして機能する球60が設
けてある。この球60は、上記第1の開口54を通り抜け得
るが、上記第2の開口56を通り抜ける事はできない大き
さを持っている。そして、上記ソケット形成部50の底部
を取り囲む状態にて、後述のスリーブ70の中心軸方向へ
の動きを防止するリング62が設けられている。
球60はソケット52内に於いて、可能な最も内周側の位置
から最も引き込んだ外周側の位置へと自由に動き得るも
のである。
ここ迄説明した構造は第2A、2B図だけでなく、第3A、3B
図の実施例でも同じである。
第2A、2B図の実施例には、軸方向に滑動可能のスリーブ
70が設けてある。このスリーブ70の円筒形外面には、ベ
ース30の場合と同様、ローレット溝等をつけたつかみ面
72が表面加工してある。又、スリーブ70の内側には一対
の窪み74,76が環状に形成してあり、両窪み74,76は環状
の突起78により分離されている。更に、スリーブ70に
は、その下側開口内周側のエッジ肩部にも窪み80が形成
されている。
次に、第2A,2B図の装置の機能を簡単に説明する。第2A,
2B図に見られる通りスリーブ70がベース30のグリップ36
と当接状態にある時、球46は窪み76内にあってスリーブ
を上記第1位置に保持している。この状態に於いて、球
60はスリーブ70の窪み80内にその一部分が位置してい
る。上記球60はソケット52内で自由に動き得るだけでな
く、頭部16の穴20のエッジ84はボール60をクリヤして中
心軸方向へ自由に通過し得る。(つまり、第2A図の状態
から第2B図の状態になり得る)ため、係合用の穴20を複
数個備えた固定部材82の様な部材の本体30に対する係合
(当接)、非係合は容易に行い得る。
第2B図に於いて、スリーブ70は軸方向にスライドして本
体30のグリップ36から離れた第2位置にあり、従って球
46は窪み74内に位置してスリーブ70を上記第2位置に保
持する役割を果している。この状態に於いて、スリーブ
70はその窪み80より上方で球60に当接してその球60を内
周側一杯の被押付位置へ押し付ける。球60がこの位置に
ある時、穴20のエッジ84はそれ以上球60をクリヤして通
過することはできず、固定部材の頭部16は湾曲面58に密
着している。又、頭部16の複数個の穴20は分散して位置
しているので、上記状態では固定部材の頭部16は本体30
に対し回転し得ない。
この様なスリーブ70の第2A図から第2B図への動き並びに
その逆の動きは、球46が、バネ48により外周側へ付勢さ
れているだけでなく、スリーブ70により内周側にも押し
戻されるために行なわれるものである。
スリーブ70が第2位置に操作されることにより、シャフ
ト部10および頭部16を有するボルト状の固定部材のその
頭部16に設けられた略円形の係合用穴20内に球60が係合
させられてその固定部材が本体30に連結されて、本体30
と軸心方向の相対移動と軸まわりに相対回転とがそれぞ
れ阻止されるので、好適に固定部材の締め着けや取り外
しが行われ得る。したがって、固定部材の締め着けや取
り外しに際して締め付け工具を固定部材に押しつけつつ
回転操作することが不要となり、不容易な操作によって
固定部材の係合溝を潰すことが防止される。
次に、連結装置の他の別実施例を示した第3A,3B図を説
明する。既述の通りこの実施例の基本構造は上述の実施
例と同じであるため、その説明は省略する。
第2A,2B図の実施例では、連結装置の固定部材に対する
係合はスリーブ70を軸方向にずらす、つまり、それをベ
ースから離れる方向に移動させることにより行なうが、
第3A,3B図の実施例では上記係合を、スリーブ70′を本
体30に対しある角度だけ相対回転させることにより行な
う。この方法は、この実施例に使用するスリーブ70′の
一部分を示した第4図を参照するとよく理解できる。即
ち、スリーブ70′には、その中心軸と平行な方向に、長
さが半分の窪み86と全長に亘る窪み88が交互に形成して
ある。この窪み86と88は2個の球46の間隔と対応した間
隔で配置されたものであって、スリーブ70′は、球46が
両方共窪み86か88のいずれかに嵌まる様に、その回転位
置を決めることができる。
球46が両方共窪み88に嵌まっている時(第3A図)、球60
は内側一杯の位置に押し付けられてはおらず、従って固
定部材は、第2A図の状態の場合と同様、連結装置の内側
湾曲面58に係合させることもできれば、それから離すこ
ともできる状態にある。そこで、スリーブ70′の回転位
置を第3A図から第3B図に示す位置に変える、つまり、球
46が両方共窪み86に嵌まる様にスリーブ70′をある角度
だけ回転させると、球60は内周側一杯の位置に押し付け
られる。というのは、窪み86はスリーブ70′の下端迄形
成されていないからである。この状態では、固定部材の
穴20のエッジ84はそれ以上球60をクリヤできず、固定部
材は本体30の湾曲面58に密着する。これは第2B図の状態
と同じである。本実施例においても、前述の第2A図およ
び第2B図に示す実施例と同様の効果を得ることができ
る。
以上2つの実施例に於いて、リング62はスリーブのベー
ス30からの離脱を防止するものである。
次に、第5図に示したものは、本発明による更に他の連
結装置で、これはナット、ボルト等を含む多様な固定部
材に使用できるものである。この連結装置は、主要な点
で第2A,2B図のものと同様のものであるが、本体89には
その軸方向に貫通する縦通穴90が設けてある点が相違す
る。この縦通穴90は、固定部材であるナット91を取付け
中のボルトのねじ付き(ねじが切ってある)ロッド部材
が差し込まれるものである。
この第5図の実施例では上述の様に縦通穴90が設けてあ
るため前記貫通穴44と球46は設けない替わりにリング92
が設けてある。このリング92は外側に張り出す傾向を持
ったものである。典型的な場合にあっては、このリング
92は第7図に示すように波形を成してバネ材をその材質
としており、スリーブ94に当接してそれを2つの機能位
置のいずれかに保持している。第5図の連結装置の他の
構造は第2A,2B図のものと同様で、その動きも全く同じ
である。
次に、第6図に示したものは、第5図の連結装置と同種
であるが、第5図にはない特徴を備えたものである。す
なわち、スリーブ98を軸方向に必要なだけずらすための
細長いロッド96が設けられている。この構造では、作業
者はたとえ手が固定部材に届かなくとも連結装置の固定
部材に対する係合、非係合を行ない得る。上記ロッド96
は第2A,2B図の実施例に設けることもできる。又、第5
図,6図の実施例はいずれも、それに何ら変更を加えずと
も、ナットとボルトの両方に使用できる。更に、第3A,3
B図の装置の遠隔操作を行なう為の手段を設けることも
できる。
次に、第8図に示したものは固定部材の他の実施例であ
る。即ち、第1図の固定部材では係合用の穴は全て中心
軸12に直角な同一平面に円周方向の等間隔で配置されて
いて、径および深さ等の穴形状も全て同じであるのに対
し、第8図では、穴形状は全て異なるだけでなく、穴間
の間隔も均等でなく、更には、穴が位置している平面も
同じでない。この場合、係合用穴の穴形状、相互間隔、
中心軸方向の相対位置が一つでも異なれば、連結装置と
の係合が不可能となり、効果的な盗難防止となる。この
ような係合用穴の配置は、穴形状、相互間隔、中心軸方
向の相対位置の少なくとも一つを要素とするコード化が
行われたものと考えることができ、そのコードを符号す
るコードを備えた連結装置のみにて固定部材の着脱が可
能となる。
以上説明した様に、対応した形態の特定の連結装置がな
ければ取り外せない形態の係合用穴を備えた固定部材を
製造することにより盗難防止システムが得られる。既述
の如く、係合用の穴形状、間隔及びそれを位置させる平
面等は変えることができる。又、例えば係合用の穴の形
態等の他の要因も必要に応じて変えることができる。な
お、付言すれば、本件技術熟練者であれば、本発明は以
上説明した実施例に限定されるものではない事が理解で
きるであろう。本発明の範囲は既述の「特許請求の範
囲」によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例である固定部材を示してい
る。第2A図は本発明の望ましい一実施例である連結装置
と固定部材の部分切取図である。この図では連結装置と
固定部材は相互に非係合状態にある。第2B図では第2A図
の連結装置と固定部材が相互に係合状態にある。第3A図
は本発明のもう一つの望ましい実施例である連結装置と
固定部材の部分切取図。この図では連結装置と固定部材
は相互に非係合状態にある。第3B図では第3A図の連結装
置と固定部材が相互に係合状態にある。第4図は第3A,3
B図の実施例に使用するスリーブの一部分を示してい
る。第5図は本発明の更にもう一つの実施例である連結
装置の部分切取図。同連結装置はナットと係合状態にあ
る。第6図は遠隔接近係合、非係合を行い得る様に製造
された連結装置とナットの断面図。第7図は第5図の実
施例に使用するリングを示している。第8図は上述の実
施例のものとは別形態の固定部材の係合用穴を示してい
る。 10:シャフト部、16:頭部 20:係合用の穴 30:本体 60:球(保持エレメント) 70:スリーブ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定されるべき部材と回転係合し得る形状
    を備えたシャフト部と、断面が略円形の係合用の穴が少
    なくとも3個形成されている頭部とを有する固定部材
    と、 本体と、前記固定部材の係合用の穴に対応して該本体に
    配置されている少なくとも3個の略球状の保持エレメン
    トと、内面に窪みが少なくとも1個形成されていて、第
    1並びに第2位置のいずれか一方に選択的に位置させら
    れることにより前記保持エレメントの位置を定める部材
    であって、前記第1位置では前記保持エレメントと半径
    方向圧接状態になく、前記第2位置では前記保持エレメ
    ントと半径方向圧接状態であって同エレメントを取り囲
    んでおり、そして、前記第1位置では前記保持エレメン
    トを、前記固定部材の前記本体との分離を許容する前記
    窪み内へ引っ込んだ位置に位置させる一方、前記第2位
    置では前記保持エレメントを前記固定部材の係合用穴内
    へ押し付けることにより、前記固定部材と前記本体とが
    軸心方向の相対移動と軸まわりの相対回転とが阻止され
    るように相互に連結する内周側位置に位置させるスリー
    ブとを、有する連結装置と を含むことを特徴とする固定装置。
  2. 【請求項2】前記固定部材の頭部が大体に於いて半球状
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    固定装置。
  3. 【請求項3】前記固定部材の係合用穴が該固定部材のシ
    ャフト部の中心軸に対し直角な一平面上に配置されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の固定装
    置、
  4. 【請求項4】前記固定部材の少なくとも3個の係合用穴
    の中心軸が固定部材の中心軸に対し下方に少なくとも約
    60度の角度を成す様に位置していることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項記載の固定装置。
  5. 【請求項5】前記固定部材のシャフト部は該固定部材の
    中心軸方向に長手形状に形成され、前記固定部材の頭部
    は略半球状であってシャフト部に対し直角な平面上にそ
    の直径が位置するように形成されており、前記固定部材
    の頭部の少なくとも3個の係合用穴とほぼ等間隔で配置
    されているものである特許請求の範囲第1項記載の固定
    装置。
  6. 【請求項6】前記固定部材のシャフト部には雄ねじが切
    られていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の固定装置。
  7. 【請求項7】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴は
    互いに形状の異なる複数個の穴から構成されているもの
    である特許請求の範囲第1項記載の固定装置。
  8. 【請求項8】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴は
    相異なる間隔で配置された複数個の穴から構成されてい
    るものである特許請求の範囲第1項記載の固定装置。
  9. 【請求項9】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴に
    は、前記固定部材のシャフト部の中心軸に対し直角では
    あるが、別々の平面上に位置する複数個の係合用穴が含
    まれていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の固定装置。
  10. 【請求項10】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴
    は、その穴相互間の間隔のうち少なくともひとつの間
    隔、各穴の相対的位置、及びサイズのいずれか一つ以上
    を要素とするコード化配置されており、前記保持エレメ
    ントが上記コード化配置に対応してコード化配置されて
    いる連結装置を使用しない限り、前記固定部材を係合着
    脱できないことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の固定装置。
  11. 【請求項11】前記スリーブを前記第1位置から前記第
    2位置へ軸方向に移動させ得ることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の固定装置。
  12. 【請求項12】前記スリーブを第1位置からある角度だ
    け回転させることにより、前記第2位置へ、回転位置的
    に位置変更可能であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の固定装置。
  13. 【請求項13】前記保持エレメントが球体であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の固定装置。
  14. 【請求項14】前記スリーブを前記第1又は第2のいず
    れかの位置に選択的に保持する手段を備えていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の固定装置。
  15. 【請求項15】前記スリーブにその遠隔操作を可能なら
    しめる手段が取り付けてあることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の固定装置。
  16. 【請求項16】前記固定部材の雄ねじがきられている部
    分を受け入れる細長い穴が本体に設けてあることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の固定装置。
  17. 【請求項17】外周縁に沿って形成されている断面が略
    円形の少なくとも3つの係合用穴を有し、中心軸を中心
    にして回転させると固定されるべき部材と係合し得る環
    状の固定部材と、 本体と、前記固定部材の係合用穴に対応して該本体に配
    置されている略球状の保持エレメントと、内面に窪みが
    少なくとも1個形成されていて第1並びに第2位置のい
    ずれか一方に選択的に位置させられることにより前記保
    持エレメントの位置を定める部材であって、前記第1位
    置では前記保持エレメントと半径方向圧接状態になく、
    前記第2位置では該保持エレメントと半径方向圧接状態
    にあって同エレメントを取り囲んでおり、そして、前記
    第1位置では前記保持エレメントを、前記固定部材の前
    記本体との分離を許容する前記窪み内へ引っ込んだ位置
    に位置させる一方、前記第2位置では前記保持エレメン
    トを前記固定部材の係合用穴内へ押し付けることによ
    り、固定部材と前記本体とが軸心方向の相対移動と軸ま
    わり方向の相対回転とが阻止されるように相互に連結す
    る内周側位置に位置させるスリーブとを有する連結装置
    と、 を含むことを特徴とする固定装置。
  18. 【請求項18】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴
    は、互いに形状の異なる複数個の穴から構成されること
    を特徴とする特許請求の範囲第17項記載の固定装置。
  19. 【請求項19】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴
    は、相異なる間隔で配置された複数個の穴から構成され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第17項記載の固定装
    置。
  20. 【請求項20】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴
    には、固定部材の頭部の中心軸に対し直角ではあるが別
    々の平面上に位置する複数個の穴が含まれていることを
    特徴とする特許請求の範囲第17項記載の固定装置。
  21. 【請求項21】前記固定部材の頭部の複数個の係合用穴
    は、その係合用穴相互間の間隔のうち少なくとも1つの
    間隔、各穴の相対的位置、およびサイズの何れか一つ以
    上を要素とするコード化配置されており、前記エレメン
    トが上記コード化配置に対応してコード化配置されてい
    る連結装置を使用しない限り前記固定部材を係合着脱で
    きないことを特徴とする特許請求の範囲第17項記載の固
    定装置。
  22. 【請求項22】前記固定部材の頭部が略半球状を成し、
    前記複数個の係合用穴全てが前記固定部材の頭部の中心
    軸に対し直角な一平面上に配置され、且つ前記保持エレ
    メントが球体である特許請求の範囲第17項記載の固定装
    置。
  23. 【請求項23】前記スリーブを前記第1位置から前記第
    2位置へ軸方向に移動させ得ることを特徴とする特許請
    求の範囲第22項記載の固定装置。
  24. 【請求項24】前記スリーブを前記第1位置からある角
    度だけ中心軸まわりに回転させることにより、前記第2
    位置へ位置変更可能であることを特徴とする特許請求の
    範囲第22項記載の固定装置。
  25. 【請求項25】前記スリーブを第1又は第2のいずれか
    の位置に選択的に保持する手段を備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第22項記載の固定装置。
  26. 【請求項26】前記スリーブにその遠隔操作を可能なら
    しめる手段が取り付けてあることを特徴とする特許請求
    の範囲第22項記載の固定装置。
  27. 【請求項27】前記固定部材の頭部の係合用穴は全て、
    該固定部材の中心軸に対し直角な一平面上に位置してい
    ると同時にそれら係合用穴の中心軸が前記中心軸に対し
    下方に約60度の角度を成す所に位置させられていること
    を特徴とする特許請求の範囲第22項記載の固定装置。
  28. 【請求項28】中心軸方向に長手形状を成し、固定され
    るべき部材と回転係合し得る形状を持ったシャフト部
    と、略半球状を成し、前記中心軸に対し直角な平面上に
    直径が位置するように形成されている頭部とを有し、該
    頭部には断面形状が略円形である係合用穴が少なくとも
    3個、大体に於いて等間隔で形成されており、連結装置
    に使用されている保持エレメントを選択的に前記係合用
    穴に半径方向圧接係合させることができるとともに、該
    係合用穴に前記保持エレメントが圧接係合している時に
    は前記連結装置と共に一体的に回転し得る一方、前記係
    合用穴に前記保持エレメントが圧接係合していない時に
    は前記連結装置を外すことができるようにしたことを特
    徴とする固定部材。
  29. 【請求項29】外周縁に沿って相互に間隔をおいて形成
    されている断面形状が略円形の少なくとも3個の係合用
    穴を有して環状を成し、中心軸まわりに回転させると、
    固定されるべき部材と係合するとともに、連結装置に使
    用されている保持エレメントを選択的に前記係合用穴に
    半径方向圧接係合させることができ、しかも、前記係合
    用穴に前記保持エレメントが圧接係合している時には前
    記連結装置と共に一体的に回転し得る一方、前記係合用
    穴に前記保持エレメントが圧接係合していない時には前
    記連結装置を外すことができるようにしたことを特徴と
    する固定部材。
JP60035179A 1985-02-23 1985-02-23 固定装置 Expired - Lifetime JPH0712593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60035179A JPH0712593B2 (ja) 1985-02-23 1985-02-23 固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60035179A JPH0712593B2 (ja) 1985-02-23 1985-02-23 固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61197168A JPS61197168A (ja) 1986-09-01
JPH0712593B2 true JPH0712593B2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=12434624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60035179A Expired - Lifetime JPH0712593B2 (ja) 1985-02-23 1985-02-23 固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0712593B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5190130B2 (ja) * 2011-04-19 2013-04-24 タキゲン製造株式会社 ボルト及びボルト締め付け具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5346111A (en) * 1976-10-07 1978-04-25 Kubota Ltd Stud fixing construction
JPS54152221A (en) * 1978-05-19 1979-11-30 Baxter Travenol Lab Improved entering type coupling

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5272997U (ja) * 1976-07-19 1977-05-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5346111A (en) * 1976-10-07 1978-04-25 Kubota Ltd Stud fixing construction
JPS54152221A (en) * 1978-05-19 1979-11-30 Baxter Travenol Lab Improved entering type coupling

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61197168A (ja) 1986-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5090275A (en) Retainer apparatus for a wrench unit
US4742702A (en) Anti-theft device for a wheel lug nut
US4874181A (en) Coupling member for securing a drilling head to the rotatable rod of a pneumatic tool body
US6418821B1 (en) Working tool
US5813296A (en) Quick release socket mechanism
US5033337A (en) Extension element for use with wrench-type hand tools
US6006632A (en) Quick-release socket adapter for a ratchet socket wrench
US6003414A (en) Quick-release socket adapter
TWM522105U (zh) 具扭力調整功能之扭力套筒
CA2086920A1 (en) Flexible head socket wrench
GB2195274A (en) Gradual self-locking chuck
TWM551552U (zh) 具鎖定及釋放功能的扭力套筒
GB2284372A (en) Ratchet wrench assembly
US4499799A (en) Internal gripping pipe wrench
US2828662A (en) Quick disconnect fastener means having circumferentially movable thread segments
US4631989A (en) Ratchet handle for use interchangeably with socket wrenches having coupling means of different sizes
CN211975705U (zh) 惯性转动装置
US7905697B2 (en) Wheel locks with rotatable sleeves and methods of manufacturing wheel locks
KR100487273B1 (ko) 토크동력공구용의 조절가능한 반작용 암과 이를 구비한토크동력공구
US11173585B2 (en) Shaft securing mechanism
US4934221A (en) Apparatus for retaining a replaceable tool head on a T-handle-type wrench
US3094344A (en) Impact wrench and socket coupler devices
US4856386A (en) Socket assembly for multiple size wrenching surfaces
JPH0712593B2 (ja) 固定装置
JPH0160714B2 (ja)