JPH07124432A - 浮遊微粒子捕捉装置 - Google Patents

浮遊微粒子捕捉装置

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JPH07124432A
JPH07124432A JP27538493A JP27538493A JPH07124432A JP H07124432 A JPH07124432 A JP H07124432A JP 27538493 A JP27538493 A JP 27538493A JP 27538493 A JP27538493 A JP 27538493A JP H07124432 A JPH07124432 A JP H07124432A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型の装置にできながらも、処理気体の極微小
なミスト状の粒子を余すところ無く捕捉できる浮遊微粒
子捕捉装置を提供できるようにすることを目的とするも
のである。 【構成】微粒子捕捉管と、微粒子捕捉管に向けて高圧流
体を噴射する流体噴射ノズルと、流体噴射ノズルに高圧
流体を供給する加圧ポンプとを備え、流体噴射ノズルか
ら噴射された高圧流体で微粒子捕捉管と流体噴射ノズル
との間の吸引室に負圧を形成するジェットポンプで負圧
形成手段を形成し、一端を吸引室に連通した吸引管の他
端を浮遊微粒子を含んだ気体に向けて開口するとともに
該開口端部から吸引室に至る間の吸引管に浮遊微粒子を
含んだ気体の流量を調節する流量調節手段を設けたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば焼却炉から発生
する煙のようなミスト状の浮遊微粒子を捕捉する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば焼却炉から発生する煙のような気
体(空気)中に浮遊する極微小なミスト状の粒子を捕捉
する場合、微粒子を含んだ煙をフィルタ(所謂バグフィ
ルタ)で濾過する濾過集塵装置が知られている。ところ
がこのバグフィルタ式の濾過集塵装置では、集塵率は高
いものの、圧力損失が例えば100〜200mmAqと大
きく、また、捕捉できる粒度が一般的なものでは20〜
0.1μであり、特に 0.1μ以下の極微小なミスト状の粒
子を捕捉する場合には装置が大型で、イニシャルコスト
並びにランニングコストの高い電気集塵装置を用いなく
ては成らないと言う問題があった。そこで、イニシャル
コスト並びにランニングコストの安価なシャワーリング
方式の洗浄塔(所謂スクラバー)が広く用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記シャワー
リング方式の洗浄塔では、極微小なミスト状の粒子を含
んだ気体(以下単に処理気体と言う)中に水をシャワー
状に供給し、シャワーの水滴に処理気体の極微小なミス
ト状の粒子を接触させて捕捉するために、大量の水を必
要とすると言う問題があった。更に、シャワー状に供給
された水により処理気体にシャワーの流下方向に沿う流
れが生じ易く、処理気体にシャワーの流下方向に沿う流
れが生じると、処理気体がシャワーとともに流れる状態
になり、処理気体中の極微小なミスト状の粒子とシャワ
ーの水滴との接触が良好に行われず、集塵効率が大幅に
低下してしまうと言う問題があった。本発明は上記問題
点に鑑み提案されたもので、小型の装置にできながら
も、処理気体の極微小なミスト状の粒子を余すところ無
く捕捉できる浮遊微粒子捕捉装置を提供できるようにす
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる浮遊微粒子捕捉装置は、微粒子捕捉管
と、微粒子捕捉管に向けて高圧流体を噴射する流体噴射
ノズルと、流体噴射ノズルに高圧流体を供給する加圧ポ
ンプとを備え、流体噴射ノズルから噴射された高圧流体
で微粒子捕捉管と流体噴射ノズルとの間の吸引室に負圧
を形成するジェットポンプで負圧形成手段を形成し、一
端を吸引室に連通した吸引管の他端を浮遊微粒子を含ん
だ気体に向けて開口するとともに該開口端部から吸引室
に至る間の吸引管に浮遊微粒子を含んだ気体の流量を調
節する流量調節手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0005】また、ジェットポンプの微粒子捕捉管の吐
出側開口端部を気・液分離器に連結したり、加圧された
液体を管内に噴射して負圧を形成し、当該管内に形成さ
れた負圧で空気を吸引して混気ジェット流を形成し、該
混気ジェット流で微粒子捕捉管内に負圧を形成する混気
式ジェットポンプで負圧形成手段を構成するようにした
ことも特徴とするものである。
【0006】
【作用】先ず、例えば水等の流体を加圧ポンプで加圧
し、この加圧された流体を流体噴射ノズルから微粒子捕
捉管に向けて噴射する。微粒子捕捉管に噴射された高圧
の流体が微粒子捕捉管内一杯に広がると、ジェット流が
恰も微粒子捕捉管の吐出側開口端部に向かって作用する
連続状のピストンのような作用をし、微粒子捕捉管の流
体噴射ノズル近傍には負圧が形成される。こうして形成
された負圧により処理用気体は流量調節手段で調量され
ながら吸引管から吸引室に吸引される。
【0007】この時、吸引管から微粒子捕捉管の吸引室
に吸入される処理用気体を調量する流量調節手段は、微
粒子捕捉管に発生する負圧の強さ及び処理用気体に含ま
れる微粒子の性質、例えば粒度や固塊物の有無等によっ
てその流量が設定されるのである。即ち、例えば微粒子
捕捉管に発生する負圧が弱い時は処理用気体の吸入量を
少なくして処理用気体を微粒子捕捉管内のジェット流に
確実に接触させるようにするとともに、微粒子捕捉管に
発生する負圧が強い場合には処理用気体の吸入量を多く
して処理能力を向上させるのである。
【0008】そして、前述したように微粒子捕捉管に噴
射された高圧の流体が微粒子捕捉管内一杯に広がり、こ
のジェット流が恰も微粒子捕捉管の吐出側開口端部に向
かって作用する連続状のピストンのような作用をして負
圧が形成されることから、換言するならば負圧が形成さ
れている限り、吸引室に吸引された処理用気体のすべて
がジェット流に接触して混合され、ジェット流と処理用
気体とが渾然一体となって微粒子捕捉管の吐出側開口端
部に流送されるのである。
【0009】また、微粒子捕捉管の吐出側開口端部を気
・液分離器に連結したものでは、吐出側開口端部から吐
出されたジェット流の気体と液体との分離がなされ、液
体は再び加圧ポンプで加圧される流体に還流させること
ができるのである。
【0010】更に、加圧された流体を管内に噴射して当
該管内に負圧を形成し、形成された負圧で空気または/
及び処理用気体を吸引して混気ジェット流を形成し、該
混気ジェット流で微粒子捕捉管内に負圧を形成する混気
式ジェットポンプで負圧形成手段を構成したものでは、
混気ジェット流とこれが流れる微粒子捕捉管内との接触
抵抗によりジェット流の勢いが減衰しようとするのを、
混気ジェット流に含まれる空気乃至処理用気体がクッシ
ョンの作用をして勢いの減衰を防止するので、微粒子捕
捉管には強い負圧を形成することができるのである。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る浮遊微粒子捕捉装置を図
面に基づいて説明する。図1は焼却炉に付設した浮遊微
粒子捕捉装置の概略の構成を示す1部切欠き正面図、図
2はその平面図であって、図中、符号1は装置を全体的
に示す。この焼却炉2は、炉の内室を底部2aから立ち
上げた区画壁3により上部で連通する燃焼部4と煙道部
5とに区画され、燃焼部4の中間高さ位置にはロストル
6が設けられており、ロストル6の下方には燃焼用バー
ナ7の火口部が臨ませてある。
【0012】そして、ロストル6の上部の燃焼部側壁2
bには焼却物投入口8が、ロストル6の下部の燃焼部側
壁4aには灰掻き出し口9が夫々開口させてある。ま
た、煙道部5の上壁2c部分には煙突10と後述する浮
遊微粒子捕捉装置11に煙を供給する吸引管12が連結
され、煙道部側壁2dには沈降物掻き出し口13が設け
てある。上記浮遊微粒子捕捉装置11は、水14を貯留
し上端が開口する略直方体の貯溜槽15と、貯溜槽15
内の水14を吸水口16から取り出して加圧する加圧ポ
ンプ17と、加圧ポンプ17で加圧された水を噴射して
負圧を形成する負圧形成手段18とを備えて構成されて
いる。
【0013】上記負圧形成手段18は、加圧ポンプ17
から供給された高圧の水を噴射する流体噴射ノズル19
を微粒子捕捉管20の一端部に設けられた保護管21に
取付け、流体噴射ノズル19から噴射されたジェット流
により保護管21内に発生する負圧で外気を吸引する吸
気孔22を保護管21に立設し、吸気孔22から吸引さ
れた外気を保護管21内のジェット流に混入して混気ジ
ェット流を形成するとともに、保護管21から噴射され
た混気ジェット流が微粒子捕捉管20内一杯に広がる
と、微粒子捕捉管20の流体噴射ノズル19の近傍に形
成された吸引室23内に大きな負圧が形成されるジェッ
トポンプM.J.P で構成されている。
【0014】そして、上記吸引室23には、前記煙道部
5の上壁2c部分に設けられた吸引管12の端部12a
が開口されており、この吸引管12の途中部には微粒子
を含んだ煙(気体)の流量を調節する流量調節手段24
を設けてある。この流量調節手段24は手動で開口面積
が調節される開閉弁で形成されている。また、微粒子捕
捉管20の吐出口20a部分は貯溜槽15の上方に配設
された気・液分離装置25に連結されている。この気・
液分離装置25は有蓋円筒状に形成された旋回室26と
天蓋26aの中央部分に設けられた排気管27とを備
え、前記微粒子捕捉管20の吐出口20a部分が旋回室
26の上方に接線方向に接続されている。また、排気管
27の上端開口部にはデミスタ28が取付けられてい
る。
【0015】上記のように構成された浮遊微粒子捕捉装
置1の作用を次に説明する。先ず、加圧ポンプ5を稼動
させると吸水口16から貯溜槽15に貯留された水14
が加圧ポンプ17で加圧され流体噴射ノズル19に供給
される。流体噴射ノズル19に供給された高圧水は、流
体噴射ノズル19から保護管21内にジェット流として
噴射される。噴射されたジェット流が保護管21内に広
がると、この保護管21の流体噴射ノズル19寄り部分
に負圧が生じ、この負圧で吸気孔22から外気を吸引
し、保護管21内のジェット流が混気ジェット流とな
る。こうして形成された混気ジェット流が、微粒子捕捉
管20に噴射されて微粒子捕捉管20内一杯に広がる
と、この微粒子捕捉管20内を吐出口20a側端部に向
けて働く、恰も連続するピストン(図中網線P部分)の
ように作用し、吸引室23に大きな負圧が形成される。
【0016】吸引室23に形成された負圧は吸引管12
を通じて焼却炉2の煙道室5に作用する。一方、上記の
ように負圧形成手段18を作動させた状態で焼却炉2の
ロストル6上に焼却物を入れ、燃焼用バーナー7で着火
・燃焼させる。すると、特に燃焼初期では不完全燃焼等
によりタールや水分、有害成分の微粒子を含んだ煙が発
生する。この煙道部5に発生したタールや水分、有害成
分の微粒子を含んだ煙は此処に作用する負圧形成手段1
8の負圧により流量調節手段24でその流量が調節され
ながら吸引管12を介して吸引室23に導入され、微粒
子捕捉管20のジェット流に吸引されて煙中のタールや
水分、有害成分の微粒子がジェット流に捕捉されるので
ある。
【0017】ここで、微粒子がジェット流に捕捉される
微粒子捕捉管20内の作用を更に詳述すると、保護管2
1から微粒子捕捉管20に噴射された混気ジェット流は
大小無数の水滴状となってかなりの高速度で飛翔する。
こうして高速で飛翔する水滴の周囲にはベルヌーイの原
理により速度差による気圧の低下が発生し、この無数に
発生する気圧の低下が微粒子捕捉管20の上記P部分で
集合されたものが微粒子捕捉管20に形成される大きな
負圧として表れるのである。したがって、この負圧で吸
引室23に吸引された煙は、飛翔する水滴に吸引されて
接触されるので、煙中のタールや水分、有害成分の微粒
子は飛翔する水滴は確実に吸着されて捕捉されるのであ
る。
【0018】斯かる作用により微粒子捕捉管20に負圧
が形成されるものであることから、吸引管12の途中に
設けられる流量調節弁24の流量調節は、流量調節弁2
4の流量を多く設定すると混気ジェット流の飛翔距離が
長くなり、装置も大型になること、また、飛翔距離が長
くなるとその分混気ジェット流勢いも減少し易いこと、
逆に流量調節手段24の流量を少なくするとその分微粒
子の捕捉効率が減少すること、等を勘案して設定される
のである。しかして、煙中のタールや水分、有害成分の
微粒子を捕捉した混気ジェット流は、微粒子捕捉管20
の吐出口20aから気・液分離装置25に流入し、旋回
室26で旋回する時に比重差による遠心分離作用により
気・液が分離され、液体分は旋回室26の側壁26bを
伝って貯溜槽15に流下し、気体成分は排気管27から
デミスタ28を通って外部に放出されるのである。
【0019】また、旋回室26の側壁26bを伝って貯
溜槽15に流下した液体分の中に含まれる煤煙等の固塊
物は貯溜槽15内で沈澱するので、貯溜槽15に図示の
ようにな隔壁29を立設しておくと、流下した液体を加
圧ポンプ17で加圧する水に利用する時でも、加圧ポン
プ17がこの固塊物を吸引するのを防止することが出来
るのである。尚、流体噴射ノズル19から噴射されたジ
ェット流を保護管21内で混気ジェット流にするために
吸気孔22から外気を吸引するようにしてあるが、図3
に示すように調量弁30を介して煙道室5から煙を吸引
するようにすると、浮遊微粒子の捕捉効率を更に向上さ
せることができるのである。また、上記実施例では浮遊
微粒子捕捉装置を焼却炉に付設するようにしてあるが、
こうした物に限られず、粉塵の処理や有害ガスの吸着処
理にも実施することができることは勿論である。
【0020】更に、上記実施例では保護管21に向けて
1本の流体噴射ノズル19を設けるようにしてあるが、
図4に示すように流体噴射ノズル19とこれに対応する
保護管21を複数設けるようにすることも考えられる。
この場合、充分な微粒子捕捉能力を維持できながらも、
微粒子捕捉管20の長さを短縮して装置をコンパクトに
まとめる事ができると言う利点もある。加えて、上記実
施例では流体噴射ノズル19から高圧水を噴射し保護管
21で混気ジェット流を形成するようにしてあるが、図
5に示すように微粒子捕捉管20を流体噴射ノズル19
側で小径に形成し、この小径側の微粒子捕捉管20部分
に流体噴射ノズル19から高圧水を直接噴射するように
してもよいことは勿論である。また、図5に示すように
本発明においては気・液分離装置25が必須のものでは
なく、省略することができるのは言うまでもないことで
ある。図示は省略したが流量調節手段24は手動式の開
閉弁に代えて吸引室23の負圧を検出して開度を変化さ
せるようにした自動開閉弁にしたり、こていのオリフィ
スで形成することができるのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る浮遊微粒子捕捉装置は以上
に説明したように、加圧ポンプで加圧された流体を流体
噴射ノズルから微粒子捕捉管に向けて噴射し、微粒子捕
捉管の流体噴射ノズル近傍に形成された負圧で処理用気
体が流量調節手段で調量されながら吸引管から吸引室に
吸引される。こうして吸引室に吸引された処理用気体の
すべてがジェット流に接触して混合され、ジェット流と
処理用気体とが渾然一体となって微粒子捕捉管の吐出側
開口端部に流送される時に処理用気体中の極微小なミス
ト状の粒子は余すこと無くジェット流に接触し、捕捉さ
れるのである。従って、ジェット流を形成する例えば水
も有効に利用出来、従来のシャワーリング方式の洗浄塔
に比べて装置を小型にできる上、その使用する水量も大
幅に節減することが出来、イニシャルコスト並びにラン
ニングコストも大幅に節減することが出来ると言う利点
がある。
【0022】更に、微粒子捕捉管の流体噴射ノズル近傍
に形成される負圧で処理用気体を流量調節手段で調量し
ながら吸引室に吸引するので、シャワーリング方式の洗
浄塔のようにシャワー状に供給された水により処理気体
にシャワーの流下方向に伴走するような流れが生じる事
もなく、吸引室に吸引された処理用気体はジェット流に
吸い込まれ、処理気体中の極微小なミスト状の粒子とジ
ェット流との接触が良好に行われるので、集塵効率が大
幅に向上させることができると言う利点もある。
【0023】また、微粒子捕捉管の吐出側開口端部を気
・液分離器に連結したものでは、吐出側開口端部から吐
出されたジェット流の気体と液体との分離がなされ、吐
出された流体を再び加圧ポンプで加圧される場所に還流
させるようにしたものでは、加圧ポンプで加圧される流
体、例えば水を循環させて使用できるので、その使用量
もられに少なくすることができ、ランニングコストを更
に低減することが出来るという利点もある。
【0024】加えて、加圧された流体を管内に噴射して
当該管内に負圧を形成し、形成された負圧で空気または
/及び処理用気体を吸引して混気ジェット流を形成し、
該混気ジェット流で微粒子捕捉管内に負圧を形成する混
気式ジェットポンプで負圧形成手段を構成したもので
は、混気ジェット流に含まれる空気または/及び処理用
気体が混気ジェット流とこれが流れる微粒子捕捉管内と
の間のクッションの作用をし、ジェット流の勢いが減衰
するのを防止するので、微粒子捕捉管には強い負圧を形
成することができる。これにより、流量調節手段を開い
て大量の処理用気体を吸引室に供給して処理することが
できるのでその処理能力を一層向上させることができる
と言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼却炉に付設した浮遊微粒子捕捉装置の概略の
構成を示す1部切欠き側面図である。
【図2】焼却炉に付設した浮遊微粒子捕捉装置の概略の
構成を示す平面図である。
【図3】負圧形成手段の変形例を示す縦断側面図であ
る。
【図4】負圧形成手段の混気ジェットポンプ部分の変形
例を示す縦断側面図である。
【図5】負圧形成手段の別の変形例を示す縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・浮遊微粒子捕捉装置 12・・・吸引管 17・・・加圧ポンプ 19・・・流体噴射ノズル 20・・・微粒子捕捉管 21・・・管(保護管) 23・・・吸引室 24・・・流量調節手段 25・・・気・液分離器 M.J.P ・・・ジェットポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微粒子捕捉管と、微粒子捕捉管に向けて高
    圧流体を噴射する流体噴射ノズルと、流体噴射ノズルに
    高圧流体を供給する加圧ポンプとを備え、流体噴射ノズ
    ルから噴射された高圧流体で微粒子捕捉管と流体噴射ノ
    ズルとの間の吸引室に負圧を形成するジェットポンプで
    負圧形成手段を形成し、一端を吸引室に連通した吸引管
    の他端を浮遊微粒子を含んだ気体に向けて開口するとと
    もに該開口端部から吸引室に至る間の吸引管に浮遊微粒
    子を含んだ気体の流量を調節する流量調節手段を設けた
    ことを特徴とする浮遊微粒子捕捉装置。
  2. 【請求項2】ジェットポンプの微粒子捕捉管の吐出側開
    口端部を気・液分離器に連結したことを特徴とする請求
    項1に記載の浮遊微粒子捕捉装置。
  3. 【請求項3】負圧形成手段が、加圧された液体を管内に
    噴射して負圧を形成し、当該管内に形成された負圧で空
    気を吸引して混気ジェット流を形成し、該混気ジェット
    流で微粒子捕捉管内に負圧を形成する混気式ジェットポ
    ンプである請求項1または請求項2に記載の浮遊微粒子
    捕捉装置。
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