JPH07120898B2 - 回転同期多相発振器 - Google Patents

回転同期多相発振器

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JPH07120898B2
JPH07120898B2 JP9095587A JP9095587A JPH07120898B2 JP H07120898 B2 JPH07120898 B2 JP H07120898B2 JP 9095587 A JP9095587 A JP 9095587A JP 9095587 A JP9095587 A JP 9095587A JP H07120898 B2 JPH07120898 B2 JP H07120898B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転体の回転速度に同期した信号を発生する
回転同期多相発振器に関する。
〔従来の技術〕
従来の回転同期2相発振器として、レゾルバがよく知ら
れている。これはロータとステータからなり、ステータ
の1次側巻線に発振器の信号を与えると2次側に回転角
度に応じた2つの信号が得られるので回転中には回転に
同期したsin波とcos波が得られる。ところが、このレゾ
レバでは回転軸にロータを設けねばならずその分軸が長
くなり、高速回転する回転体に用いる場合は回転上限を
下げる、ステータを併設するのでモータ全体が複雑にな
るという欠点があった。また、1次側の励磁で磁束がロ
ータを経由して2次電圧が発生するので、ロータ・ステ
ータ間のギャップが変われば2次電圧が変化し、ギャッ
プが変動する所では使用に耐えなくなるという欠点があ
った。さらに、回転数が上がるにつれ、レゾレバの発振
周波数を上げていかねばならず、うず電流ロスが生じて
2次電圧が減衰し、使用に耐えなくなるという欠点もあ
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これに代る方法として、1回転に1パルスの回転角基準
位置信号を出力する回転検出手段と、D/Aコンバータ
と、A/Dコンバータと、カウンタからなる同期発振器を
用いて記憶素子のデータを順次呼び出しsin波とcos波を
出力する同期2相発振器がある。この場合、低速回転で
安定となるように同期発振器を設計しておくと、高速回
転では、相対的に応答性、すなわち追従性が悪くなって
いた。逆に高速回転で安定となるように同期発振器を設
計しておくと、低速回転では、不安定となって使用でき
ないという欠点があった。また、得られたsin波、cos波
によって何らかの制御を行なう時、例えば、パワーアン
プを用い、磁気吸引力で回転軸の変位を制御する磁気軸
受の場合、電流指令を与えて吸引力が発生するまでには
アンプの遅れやうず電流による磁束の遅れなどによる遅
れがあり、制御しようとする指令を与えても、力が生じ
た時には、回転軸がすでに回転して、不都合な位置にき
ていることもある。このような場合には、この2相信号
を用いてふれを抑えようと制御する動作が逆にふれを増
長させようとし、逆効果となる。これらの遅れを補償す
るため、通常は微分器が用いられるが、近似微分により
理想信号が得がたい、ノイズが増幅される、進み量を自
由にコントロールし難い等々の欠点がある。また、極め
て低い回転では、これらの方法は使用できなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の第1の回転多相発振器は、 1回転につき1パルスの回転角基準位置信号を出力する
回転検出手段と、回転角基準位置信号を遅延する遅延回
路と、回転角基準位置信号によりリセットされる第1の
2進カウンタと、回転角基準位置信号により第1の2進
カウンタの信号をラッチするラッチ回路と、ラッチ回路
の信号をD/A変換する第1のD/Aコンバータと、電圧指令
と第1のD/Aコンバータの出力を比較する減算器と、回
転角基準位置信号を入力とするF/Vコンバータと、F/Vコ
ンバータの出力を第1の入力とし減算器の出力を第2入
力とする乗算器と、乗算器の出力信号を入力とする位相
制御器と、位相制御器の電圧に応じたパルス列を第1の
2進カウンタに出力するV/Fコンバータとからなる同期
パルス列発振器と、 F/Vコンバータの信号をうけて進相指令を出力する関数
発生器と、 関数発生器の信号をうける第2のA/Dコンバータと、 第2のA/Dコンバータの出力信号をプリセットデータと
して受け、前記V/Fコンバータの出力をクロック入力と
し回転角基準位置信号によりプリセット指令をうける第
2の2進カウンタと、 正弦波、余弦波のデータを予め記憶し、第2の2進カウ
ンタの出力信号をアドレスデータとしてうける記憶素子
と、 記憶素子の出力信号をうける第2、第3のD/Aコンバー
タとを有する。
本発明の第2の同期多相発振器は、さらに、回転軸の角
度検出用のレゾルバと、 F/Vコンバータ出力の信号をうけてその信号が一定値よ
り越えた時信号を出力するコンパレータと、 前記レゾルバと第2、第3のD/Aコンバータの出力を入
力とし、コンパレータが前記信号を出力していない低速
回転ではレゾルバの信号を出力し、前記信号を出力した
高速回転では第2、第3のD/Aコンバータの出力信号を
出力する切替スイッチとを有している。
〔作用〕
このように構成することにより、V/Fコンバータのパル
スを回転パルスPin間で計数、ラッチし、アナログ変換
した値が電圧指令VSと等しくなるよう位相制御器が働ら
くので、回転パルスPin間のV/Fコンバータの出力パルス
数が一定となる。そして、回転パルスPinの周波数に応
じて前もって定めた遅れ量を第2の2進カウンタにプリ
セットデータとして与えるので記憶素子から呼び出され
る2相データは回転パルスPinに同期した上、一定位相
遅れまたは進みを持ち、アナログ量として出力される。
低速回転ではコンパレータが切替スイッチに指令を送っ
てレゾルバ信号を出力し、高速回転では2相発振器の信
号を出力する。さらに回転数が上がると、乗算器の働き
で同期発振器の入力信号の重みが大きくなり、閉ループ
のループゲインが等価的に大きくなり、回転数の大きさ
に応じて応答性・追従性がよくなる。また、関数発生器
とA/Dコンバータの働きで第2の2進カウンタのプリセ
ットデータが少しづつ大きくなり、後処理に必要な進み
量が加えられ、所望の回転同期2相発振器が得られる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の回転同期多相発振器の一実施例のブロ
ック図、第2図はその動作を示すタイムチャートであ
る。
本実施例は、回転検出手段(不図示)により得られた回
転軸の回転角基準位置信号Pinを微小時間遅らせる遅延
回路8と、遅延回路8によりリセットされる第1の2進
カウンタ1と、回転角基準位置信号Pinをラッチ指令信
号として受け第1の2進カウンタ1の出力信号をラッチ
するラッチ回路2と、255のデジタル入力データを5Vの
アナログ信号に変換する第1のD/Aコンバータ3と、5V
の電圧指令VSと第1のD/Aコンバータ3の信号を比較し
てその差を出力する減算器4と、回転角基準位置信号P
inのパルス列周波数を電圧に変換するF/Vコンバータ9
と、F/Vコンバータ9の信号と減算器4の出力信号を乗
算する乗算器5と、少なくとも積分機能をもち乗算器5
の信号を位相補償する位相補償器6と、位相補償器6の
出力信号に応じた周波数のパルス列を発生し、第1の2
進カウンタ1にクロック信号を送るV/Fコンバータ7
と、F/Vコンバータ9の出力信号をうける関数発生器15
と、関数発生器15の信号をデジタル量に変換するA/Dコ
ンバータ14と、A/Dコンバータ14の信号をプリセットデ
ータ、回転角基準位置信号Pinをプリセット信号、V/Fコ
ンバータ7の信号をクロック信号として受ける第2の2
進カウンタ10とsin波データ、cos波データが予め書込ま
れ第2の2進カウンタ10の2進データをアドレスデータ
(最大255)として受ける記憶素子11と、記憶素子11に
書込まれた。sin波データを受けアナログ量に変換する
第2のD/Aコンバータ12と、記憶素子11に書込まれたcos
波データを受け、アナログ量に変換する第3のD/Aコン
バータ13とで構成されている。
このような構成において、回転数が一定で回転角基準位
置信号Pinが一定間隔のパルス列であったとする。V/Fコ
ンバータ7のクロック信号を受けて計数していく第1の
2進カウンタ1は同時にラッチ回路2に出力している
が、回転角基準位置信号Pinにより第1の2進カウンタ
1の出力をラッチ回路2がまずラッチし、その直後に遅
延回路8で遅延されたパルスによって第1の2進カウン
タ1がリセットされる。ラッチ回路2の出力の大きさは
255であり、第1のD/Aコンバータ3によってアナログ量
に変換され、5Vが出力されるので減算器4の出力はゼロ
になる。この時は、F/Vコンバータ9から受ける一方の
信号が一定電圧でゼロではないが乗算器5の出力はゼロ
となり、位相補償器6の出力は積分機能により一定値と
なってV/Fコンバータ7の出力パルスは定常状態が保た
れている。
このような時に、回転数が上がって回転角基準位置信号
Pinのパルス間隔が短かくなったとする。V/Fコンバータ
7のパルス列をカウント、ラッチした値は255よりも小
さくなるので、D/A変換した第1のD/Aコンバータ3の出
力は5Vより小さくなる。したがって、減算器4、乗算器
5の出力は正になり、積分機能により位相補償器6の出
力が上昇する。そしてそれに応じてV/Fコンバータ7の
出力はパルス列の周波数が高くなっていく。一方、回転
数が下がって回転角基準位置信号Pinのパルス間隔が長
くなれば、上記と逆の動作が生じる。このようにして、
第1のD/Aコンバータ3の出力は、常に5Vとなるよう制
御されるのである。すなわち、回転角基準位置信号Pin
のパルス間でV/Fコンバータ7が255のパルスを出力する
同期パルス発振器が構成される。
ところで、乗算器5がなく、減算器4の出力が位相補償
器6に直接入れられている従来の場合、回転角基準位置
信号Pinが1KHzであったとしよう。このとき、位相補償
器6の応答性は100Hz程度にしておけばよく、同期速度
は100Hzの応答性をもち安定であるが、回転角基準位置
信号Pinが10Hzに下がると、位相補償器6の動作が相対
的に速くなり、上記の収束動作がくり返し行なわれて乱
調してしまう。一方、位相補償器6を10Hz以下の1Hzに
しておけば、回転角基準位置信号Pinが10Hzでは安定で
あり問題ないが、1KHzに上がった時は、安定ではあるも
ののあまりに応答性が悪いので、これを他の補償器に用
いる場合、問題となるのである。そこで本実施例のよう
に、乗算器5を設けると、回転角基準位置信号Pinのパ
ルス周波数に応じた重みを減算器4の出力に加えて位相
補償器6の入力とするので、位相補償器6、V/Fコンバ
ータ7、第1の2進カウンタ1、ラッチ回路2、第1の
D/Aコンバータ3、減算器4、乗算器5を一順するルー
プゲインが等価的に回転角基準位置信号Pinのパルス周
波数に応じて変化することになり、常に適正な応答性が
得られることになる。
次に、回転角基準位置信号Pinのプリセット指令を受け
た第2の2進カウンタ10が、A/Dコンバータ14からくる
プリセットデータをプリセットした後、V/Fコンバータ
7のクロックパルスを計数していく。A/Dコンバータ14
の出力がゼロであったとすれば、第2の2進カウンタ10
の出力データは0、1、…、255と計数される。これを
アドレスデータとして記憶素子11が受け、記憶されたデ
ータを順次出力し、その第1のデータが第2のD/Aコン
バータ12へ、第2のデータが第3のD/Aコンバータ13へ
送られる。第1のデータはアドレス0〜255および256〜
511間でsin波1周期分の2進化されたデータであり、第
2のデータは同様にcos波1周期分の2進化されたデー
タである。第2のD/Aコンバータ12、第3のD/Aコンバー
タ13はこれをD/A変換するので、第2のD/Aコンバータ1
2、第3のD/Aコンバータ13の出力として回転角基準位置
信号Pinに同期したsin波、cos波のアナログ信号が得ら
れる。ところで、この信号を他の制御に用いる場合、遅
れの問題があるので、A/Dコンバータ14により第2の2
進カウンタ10のプリセットデータを得るようにしてい
る。関数発生器15は、次の制御で必要とするsin波、cos
の進み角+ψのデータを回転角基準位置信号Pinのパル
ス周波数に応じた値として関数器を構成するものであ
り、回転角基準位置信号Pinのパルス周波数に応じたF/V
コンバータ9の出力電圧をうけて所定の関数の出力電圧
をA/Dコンバータ14に与え、デジタル量として第2の2
進カウンタ10に与える。したがって、例えば回転角基準
位置信号Pinの周波数が500Hzで45゜の位相進みが必要と
なる場合、500Hzに相当するF/V変換電圧をうけた関数発
生器15が45゜に相当する電圧をA/Dコンバータ14に与
え、A/Dコンバータ14はこれをA/D変換し45゜/360゜×25
5=32という2進化データをプリセットデータとして第
2の2進カウンタ10に与える。したがって、記憶素子11
のアドレスデータは、回転角基準位置信号Pinのパルス
間で32から287(=255+32)となり、第2のD/Aカウン
タ12、第3のD/Aカウンタ13の出力はsin45゜〜sin(360
゜+45゜),cos45゜〜cos(360゜+45゜)となる。以上
をタイムチャートとしたのが第2図である。
第3図は本発明の回転同期多相発振器の他の実施例のブ
ロック図である。
本実施例は、第1図の構成に、F/Vコンバータ9の出力
電圧が予め定めた一定電圧以上になるとオン指令を、以
下になるとオフ指令を出力するコンパレータ16と、レゾ
ルバ17と、コンパレータ18がオン指令を出すと、それま
でレゾルバ17の信号を出力していたものを第2のD/Aコ
ンバータ12、第3のD/Aコンバータ13の信号に切替えて
出力し、コンパレータ16がォフ指令を出すと、それまで
第2のD/Aコンバータ12,第3のD/Aコンバータ13の信号
を出力していたものをレゾルバ17の信号に切替えて出力
する切替スイッチ18とが付加されて構成されている。
停止時を含む低速回転では、コンパレータ16の指令によ
りレゾルバ17の信号が切替スイッチ18から出力される。
この回転数域では、他の制御でも応答遅れの問題がない
から位相を進ませる必要がなく、何ら問題はない。回転
数が上がっていくとコンパレータ16が働いてオン指令を
切替スイッチ18に送り、第2のD/Aコンバータ12、第3
のD/Aコンバータ13の信号が切替スイッチ18から出力さ
れる。この回転数では、他の制御から位相進みの必要が
あれば、その必要量が関数発生器15から出力され、2進
化データとしてA/Dコンバータ14から第2の2進カウン
タ10に与えられる。そして第2のD/Aコンバータ12、第
3のD/Aコンバータ13および切替スイッチ18から位相の
進んだ2相信号sin(ωt+ψ),cos(ωt+ψ)が出
力される。回転がさらに上昇していくと、これに見合っ
た補正すべき進み量が関数発生器15から出力され、補正
後の2相信号が切替スイッチ18から出力される。
なお、関数発生器15、A/Dコンバータ14を純デジタル
に、すなわち、回転角基準位置信号Pinのパルス間毎に
一定高周波パルスを計数ラッチし、これをアドレスと
し、記憶素子に書込んだ進みデータを読出し、第2の2
進カウンタ10の入力としてもよい。また、レゾルバを併
用しない時、電源投入時のランダムデータラッチを防止
するため、電源投入直後に最大時間間隔をもつ2パルス
をPinとして与える手段を併設する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、乗算器を用いて、同期発
振器の閉ループに、回転数に応じた重みをつけることに
より、低速、高速いずれにおいても適正な追従性をもつ
2相発振器が提供でき、回転数に応じた進みを与えるこ
とができるので、他の制御への適用が可能となり、この
場合、回転軸々長が短縮でき回転上限をひき上げ、モー
タ構造も簡単になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回転同期多相発振器の一実施例のブロ
ック図、第2図はその動作を示すタイムチャート、第3
図は回転同期多相発振器の他の実施例のブロック図であ
る。 1……第1の2進カウンタ、 2……ラッチ回路、 3……第1のD/Aコンバータ、 4……減算器、5……乗算器、 6……位相制御器、7……V/Fコンバータ、 8……遅延回路、9……F/Vコンバータ、 10……第2の2進カウンタ、 11……記憶素子、 12……第2のD/Aコンバータ、 13……第3のD/Aコンバータ、 14……A/Dコンバータ、 15……関数発生器、16……コンパレータ、 17……レゾルバ、18……切替スイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1回転につき1パルスの回転角基準位置信
    号を出力する回転検出手段と、回転角基準位置信号を遅
    延する遅延回路と、回転角基準位置信号によりリセット
    される第1の2進カウンタと、回転角基準位置信号によ
    り第1の2進カウンタの信号をラッチするラッチ回路
    と、ラッチ回路の信号をD/A変換する第1のD/Aコンバー
    タと、電圧指令と第1のD/Aコンバータの出力を比較す
    る減算器と、回転角基準位置信号を入力とするF/Vコン
    バータと、F/Vコンバータの出力を第1の入力とし減算
    器の出力を第2入力とする乗算器と、乗算器の出力信号
    を入力とする位相制御器と、位相制御器の電圧に応じた
    パルス列を第1の2進カウンタに出力するV/Fコンバー
    タとからなる同期パルス列発振器と、 F/Vコンバータの信号をうけて進相指令を出力する関数
    発生器と、 関数発生器の信号をうける第2のA/Dコンバータと、 第2のA/Dコンバータの出力信号をプリセットデータと
    して受け、前記V/Fコンバータの出力をクロック入力と
    し回転角基準位置信号によりプリセット指令をうける第
    2の2進カウンタと、 正弦波、余弦波のデータを予め記憶し、第2の2進カウ
    ンタの出力信号をアドレスデータとしてうける記憶素子
    と、 記憶素子の出力信号をうける第2、第3のD/Aコンバー
    タとを有する回転同期多相発振器。
  2. 【請求項2】第1のD/Aコンバータの出力が電圧指令と
    同じ電圧となる2進入力データを受ける時、記憶素子に
    はゼロから該2進入力データの大きさのアドレスの間
    に、1周期分の正弦波、余弦波のデジタルデータが書込
    まれている特許請求の範囲第1項の回転同期多相発振
    器。
  3. 【請求項3】位相制御器が少なくとも積分機能を持つ補
    償器である特許請求の範囲第1項の回転同期多相発振
    器。
  4. 【請求項4】1回転につき1パルスの回転角基準位置信
    号を出力する回転検出手段と、回転角基準位置信号を遅
    延する遅延回路と、回転角基準位置信号によりリセット
    される第1の2進カウンタと、回転角基準位置信号によ
    り第1の2進カウンタの信号をラッチするラッチ回路
    と、ラッチ回路の信号をD/A変換する第1のD/Aコンバー
    タと、電圧指令と第1のD/Aコンバータの出力を比較す
    る減算器と、回転角基準位置信号を入力とするF/Vコン
    バータと、F/Vコンバータの出力を第1の入力とし減算
    器の出力を第2入力とする乗算器と、乗算器の出力信号
    を入力とする位相制御器と、位相制御器の電圧に応じた
    パルス列を第1の2進カウンタに出力するV/Fコンバー
    タとからなる同期パルス列発振器と、 F/Vコンバータの信号をうけて進相指令を出力する関数
    発生器と、 関数発生器の信号をうける第2のA/Dコンバータと、 第2のA/Dコンバータの出力信号をプリセットデータと
    して受け、前記V/Fコンバータの出力をクロック入力と
    し回転角基準位置信号によりプリセット指令をうける第
    2の2進カウンタと、 正弦波、余弦波のデータを予め記憶し、第2の2進カウ
    ンタの出力信号をアドレスデータとしてうける記憶素子
    と、 記憶素子の出力信号をうける第2、第3のD/Aコンバー
    タと、 回転軸の角度検出用のレゾルバと、 F/Vコンバータ出力の信号をうけてその信号が一定値よ
    り越えた時信号を出力するコンパレータと、 前記レゾルバと第2、第3のD/Aコンバータの出力を入
    力とし、コンパレータが前記信号を出力していない低速
    回転ではレゾレバの信号を出力し、前記信号を出力した
    高速回転では第2、第3のD/Aコンバータの出力信号を
    出力する切替スイッチとを有する回転同期多相発振器。
JP9095587A 1987-04-15 1987-04-15 回転同期多相発振器 Expired - Lifetime JPH07120898B2 (ja)

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