JPH07120199A - 混成防御構造 - Google Patents
混成防御構造Info
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- JPH07120199A JPH07120199A JP28882693A JP28882693A JPH07120199A JP H07120199 A JPH07120199 A JP H07120199A JP 28882693 A JP28882693 A JP 28882693A JP 28882693 A JP28882693 A JP 28882693A JP H07120199 A JPH07120199 A JP H07120199A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41H—ARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
- F41H5/00—Armour; Armour plates
- F41H5/007—Reactive armour; Dynamic armour
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複合型爆薬筒のジェット侵徹能力を著しく低
下させた混成防御構造を得る。 【構成】 金属容器１５に封入したセラミックス板１２
と二枚の金属製平板によって作られる間隙に爆薬２２を
充填した防御構造とを組合せた混成防御構造。
下させた混成防御構造を得る。 【構成】 金属容器１５に封入したセラミックス板１２
と二枚の金属製平板によって作られる間隙に爆薬２２を
充填した防御構造とを組合せた混成防御構造。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、混成防御構造に関する
ものである。金属製平板と爆薬とから構成される従来の
爆薬のエネルギを利用した反応性防御構造（以下防御構
造と略する）は、円錐状の金属製ライナを有する爆薬筒
（以下爆薬筒と略する）から発生する流体状又は粉体状
の金属の高速の流れ（以下ジェットと略する）に対して
は極めて良好なジェット阻止効果を発揮するが、近年開
発が進められつつある複合型爆薬筒に対してはジェット
阻止効果が著しく低下する可能性のあることが報告され
ている。本発明の混成防御構造は、従来の爆薬筒に対し
ては従来の防御構造以上のジェット阻止効果を発揮する
のみならず、特に小、中口径の複合型爆薬筒に対して高
いジェット阻止効果を発揮し得る混成防御構造である。
ものである。金属製平板と爆薬とから構成される従来の
爆薬のエネルギを利用した反応性防御構造（以下防御構
造と略する）は、円錐状の金属製ライナを有する爆薬筒
（以下爆薬筒と略する）から発生する流体状又は粉体状
の金属の高速の流れ（以下ジェットと略する）に対して
は極めて良好なジェット阻止効果を発揮するが、近年開
発が進められつつある複合型爆薬筒に対してはジェット
阻止効果が著しく低下する可能性のあることが報告され
ている。本発明の混成防御構造は、従来の爆薬筒に対し
ては従来の防御構造以上のジェット阻止効果を発揮する
のみならず、特に小、中口径の複合型爆薬筒に対して高
いジェット阻止効果を発揮し得る混成防御構造である。
【０００２】
【従来の技術】従来の防御構造の構造は、図２に示すよ
うに、二枚の金属製平板２１及び２３の間に爆薬２２を
充填した構造である。
うに、二枚の金属製平板２１及び２３の間に爆薬２２を
充填した構造である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図２に示す従来の防御
構造に、爆薬筒から発生したジェットが衝突した場合の
現象を図３に示す。即ちジェット３１が防御構造に衝突
すると爆薬２２は速やかに爆ごうし、（図において２２
´として爆薬が爆ごうしたことを示してある。）二枚の
金属製平板２１及び２３は金属製平板面の法線方向に高
速で飛翔を開始する。この高速で飛翔する二枚の金属製
平板が、爆薬筒から発生したジェット３５と相互干渉を
起こす結果、ジェットの侵徹能力は大幅に減殺される。
然しながら、この従来の防御構造は前述のように複合型
爆薬筒に対してのジェット阻止効果は低い。この理由を
図４，図５に基づいて説明する。図４において、親爆薬
筒４１、子爆薬筒４２の二つの爆薬筒を持つ複合型爆薬
筒に対しては、子爆薬筒４２から発生したジェット４３
によって防御構造が起爆させられる。更に親爆薬筒４１
からジェット４４が発生し、これが防御構造に入射する
が、このものは図５に示すように阻止することは実質的
に不可能である。即ち従来の防御構造は、親爆薬筒、子
爆薬筒の二つの爆薬筒を持つ複合型爆薬筒に対して良好
なジェット阻止効果を発揮することはできない。本発明
者らは、特に小、中口径の複合型爆薬筒に対して良好な
ジェット阻止効果を得る機材を開発する目的で研究の結
果本発明を完成した。
構造に、爆薬筒から発生したジェットが衝突した場合の
現象を図３に示す。即ちジェット３１が防御構造に衝突
すると爆薬２２は速やかに爆ごうし、（図において２２
´として爆薬が爆ごうしたことを示してある。）二枚の
金属製平板２１及び２３は金属製平板面の法線方向に高
速で飛翔を開始する。この高速で飛翔する二枚の金属製
平板が、爆薬筒から発生したジェット３５と相互干渉を
起こす結果、ジェットの侵徹能力は大幅に減殺される。
然しながら、この従来の防御構造は前述のように複合型
爆薬筒に対してのジェット阻止効果は低い。この理由を
図４，図５に基づいて説明する。図４において、親爆薬
筒４１、子爆薬筒４２の二つの爆薬筒を持つ複合型爆薬
筒に対しては、子爆薬筒４２から発生したジェット４３
によって防御構造が起爆させられる。更に親爆薬筒４１
からジェット４４が発生し、これが防御構造に入射する
が、このものは図５に示すように阻止することは実質的
に不可能である。即ち従来の防御構造は、親爆薬筒、子
爆薬筒の二つの爆薬筒を持つ複合型爆薬筒に対して良好
なジェット阻止効果を発揮することはできない。本発明
者らは、特に小、中口径の複合型爆薬筒に対して良好な
ジェット阻止効果を得る機材を開発する目的で研究の結
果本発明を完成した。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は金属板間に爆
薬を充填した防御構造と、この防御構造と間隔をおいて
配設されたセラミックス板を封入した金属容器とよりな
る混成防御構造に関する。図１は本発明の混成防御構造
の構成を示す。図において１４と１６はその間に爆薬１
５が充填された金属製平板であって、防御構造を構成
し、該防御構造と間隔１３をおいてセラミックス板１２
が封入された金属容器１１が配設されている。
薬を充填した防御構造と、この防御構造と間隔をおいて
配設されたセラミックス板を封入した金属容器とよりな
る混成防御構造に関する。図１は本発明の混成防御構造
の構成を示す。図において１４と１６はその間に爆薬１
５が充填された金属製平板であって、防御構造を構成
し、該防御構造と間隔１３をおいてセラミックス板１２
が封入された金属容器１１が配設されている。
【０００５】
【作用】図６は本発明の混成防御構造に複合型爆薬筒か
ら発生したジェットが衝突した場合、それが阻止される
作用を示す図である。金属容器１１に封入したセラミッ
クス板１２を従来の防御構造１４，１５，１６と組合せ
ることにより、この防御構造に対して複合型爆薬筒の子
爆薬筒４２から発生したジェット４３が入射した場合、
金属容器１１に封入されたセラミックス板１２が子爆薬
筒から発生したジェット４３の侵徹能力を阻止するた
め、子爆薬筒から発生したジェットによって防御構造の
起爆及び変形等は起こらず、引続き親爆薬筒４１から発
生したジェット４５が防御構造に入射しても、親爆薬筒
から発生したジェットの侵徹能力を防御構造によって阻
止することができ、本発明の混成防御構造は親爆薬筒、
子爆薬筒の二つの爆薬筒を持つ複合型爆薬筒に対して良
好なジェット阻止効果を発揮することとなる。又、従来
の爆薬筒に対しては、従来の防御構造では阻止すること
ができない爆薬筒から発生したジェットの先端部分の侵
徹能力を、金属容器に封入したセラミックス板が大幅に
減殺するため、全体として従来の防御構造以上のジェッ
ト阻止効果を発揮することができる。
ら発生したジェットが衝突した場合、それが阻止される
作用を示す図である。金属容器１１に封入したセラミッ
クス板１２を従来の防御構造１４，１５，１６と組合せ
ることにより、この防御構造に対して複合型爆薬筒の子
爆薬筒４２から発生したジェット４３が入射した場合、
金属容器１１に封入されたセラミックス板１２が子爆薬
筒から発生したジェット４３の侵徹能力を阻止するた
め、子爆薬筒から発生したジェットによって防御構造の
起爆及び変形等は起こらず、引続き親爆薬筒４１から発
生したジェット４５が防御構造に入射しても、親爆薬筒
から発生したジェットの侵徹能力を防御構造によって阻
止することができ、本発明の混成防御構造は親爆薬筒、
子爆薬筒の二つの爆薬筒を持つ複合型爆薬筒に対して良
好なジェット阻止効果を発揮することとなる。又、従来
の爆薬筒に対しては、従来の防御構造では阻止すること
ができない爆薬筒から発生したジェットの先端部分の侵
徹能力を、金属容器に封入したセラミックス板が大幅に
減殺するため、全体として従来の防御構造以上のジェッ
ト阻止効果を発揮することができる。
【０００６】
【実施例】図１において金属容器１１には、軟鋼、高張
力鋼、超高張力鋼等の鉄系材料あるいはアルミニウム合
金、チタン合金等の軽金属材料を用い、封入したセラミ
ックス板１２には酸化アルミニウム、炭化ホウ素、炭化
ケイ素等の高強度セラミックス又はこれらを母相とした
セラミックス複合材料を用いる。セラミックス板の板厚
及び金属容器の肉厚は、対象とする複合型爆薬筒の子爆
薬筒の口径、ライナ形状等により変わるが、セラミック
ス板では２０〜４０ｍｍ、又金属容器では１０〜３０ｍ
ｍの範囲が適当である。防御構造を構成する金属製平板
１４，１６には、高張力鋼、超高張力鋼、防弾鋼等の鉄
系材料あるいはアルミニウム合金、チタン合金等の軽金
属材料を用いる。金属平板の板厚は、対象とする複合型
爆薬筒の子爆薬筒及び親爆薬筒の口径、ライナ形状等に
より変わるが、２〜１０ｍｍの範囲が適当である。爆薬
はＰＢＸ系の低銃撃感度爆薬を用い、爆薬の厚さは複合
型爆薬筒の子爆薬筒及び親爆薬筒の口径、ライナ形状等
に応じて３〜１０ｍｍの範囲が適当である。又金属容器
と防御構造との間には間隔１３が必要であり、この間隔
は防御構造のジェット阻止機構から明らかなように、金
属製平板１４を高速で飛翔させるために必要である。
力鋼、超高張力鋼等の鉄系材料あるいはアルミニウム合
金、チタン合金等の軽金属材料を用い、封入したセラミ
ックス板１２には酸化アルミニウム、炭化ホウ素、炭化
ケイ素等の高強度セラミックス又はこれらを母相とした
セラミックス複合材料を用いる。セラミックス板の板厚
及び金属容器の肉厚は、対象とする複合型爆薬筒の子爆
薬筒の口径、ライナ形状等により変わるが、セラミック
ス板では２０〜４０ｍｍ、又金属容器では１０〜３０ｍ
ｍの範囲が適当である。防御構造を構成する金属製平板
１４，１６には、高張力鋼、超高張力鋼、防弾鋼等の鉄
系材料あるいはアルミニウム合金、チタン合金等の軽金
属材料を用いる。金属平板の板厚は、対象とする複合型
爆薬筒の子爆薬筒及び親爆薬筒の口径、ライナ形状等に
より変わるが、２〜１０ｍｍの範囲が適当である。爆薬
はＰＢＸ系の低銃撃感度爆薬を用い、爆薬の厚さは複合
型爆薬筒の子爆薬筒及び親爆薬筒の口径、ライナ形状等
に応じて３〜１０ｍｍの範囲が適当である。又金属容器
と防御構造との間には間隔１３が必要であり、この間隔
は防御構造のジェット阻止機構から明らかなように、金
属製平板１４を高速で飛翔させるために必要である。
【０００７】尚、本発明の構造の形状及び寸法等は、装
着する車両の種類、装着する部位、特にその傾斜角度及
び対象とする爆薬筒の種類により適宜設計可能である。
着する車両の種類、装着する部位、特にその傾斜角度及
び対象とする爆薬筒の種類により適宜設計可能である。
【０００８】
【発明の効果】本発明による混成防御構造は、金属容器
に封入したセラミックス板と二枚の金属製平板によって
作られる間隙に爆薬を充填した防御構造を組合せた構造
であり、小口径及び大口径の複合型爆薬筒に対して高い
ジェット阻止効果を発揮することが期待できるのみなら
ず、従来の爆薬筒に対しても従来の防御構造以上のジェ
ット阻止効果を発揮することが期待できる防御構造であ
り、各種車両の外装板防護向上のため利用価値の高いも
のである。
に封入したセラミックス板と二枚の金属製平板によって
作られる間隙に爆薬を充填した防御構造を組合せた構造
であり、小口径及び大口径の複合型爆薬筒に対して高い
ジェット阻止効果を発揮することが期待できるのみなら
ず、従来の爆薬筒に対しても従来の防御構造以上のジェ
ット阻止効果を発揮することが期待できる防御構造であ
り、各種車両の外装板防護向上のため利用価値の高いも
のである。
【図１】本発明の混成防御構造の構成を示す図である。
【図２】従来の防御構造の代表的な例を示す図である。
【図３】図２に示す防御構造に爆薬筒から発生したジェ
ットが衝突した場合の現象を示す図である。
ットが衝突した場合の現象を示す図である。
【図４】複合型爆薬筒の子爆薬筒から発生したジェット
により起爆した防御構造を示す図である。
により起爆した防御構造を示す図である。
【図５】複合型爆薬筒の子爆薬筒から発生したジェット
により防御構造が起爆させられた後を通過する親爆薬筒
から発生したジェットを示す図である。
により防御構造が起爆させられた後を通過する親爆薬筒
から発生したジェットを示す図である。
【図６】本発明に係る混成防御構造の作用を示す図であ
る。
る。
１１ 金属容器 １２ セラミックス板 １３ 間隔 １４ 金属製平板 １５ 爆薬容器 １６ 金属製平板 ２１ 金属製平板 ２２ 爆薬 ２２´ 起爆した爆薬 ２３ 金属製平板 ３１ 爆薬筒から発生したジェット ３５ 金属製平板と干渉して侵徹能力を失った爆薬筒
から発生したジェット ４１ 複合型爆薬筒の親爆薬筒 ４２ 複合型爆薬筒の子爆薬筒 ４３ 複合型爆薬筒の子爆薬筒から発生したジェット ４４ 親爆薬筒からのジェット ４５ 本発明の混成防御構造によって侵徹能力が阻止
された複合型爆薬筒の子爆薬筒から発生したジェット
から発生したジェット ４１ 複合型爆薬筒の親爆薬筒 ４２ 複合型爆薬筒の子爆薬筒 ４３ 複合型爆薬筒の子爆薬筒から発生したジェット ４４ 親爆薬筒からのジェット ４５ 本発明の混成防御構造によって侵徹能力が阻止
された複合型爆薬筒の子爆薬筒から発生したジェット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥居 彰夫 愛知県知多郡武豊町字六貫山１−21−２ (72)発明者 加藤 幸夫 愛知県知多郡武豊町字西門８ (72)発明者 石田 俊男 東京都足立区江北２−２−８
Claims (1)
- 【請求項１】 金属板間に爆薬を充填した爆薬のエネル
ギを利用した反応性防御構造と、前記防御構造と間隔を
おいて配設されたセラミックス板を封入した金属容器と
よりなる混成防御構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28882693A JP3306725B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | 混成防御構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28882693A JP3306725B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | 混成防御構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07120199A true JPH07120199A (ja) | 1995-05-12 |
| JP3306725B2 JP3306725B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=17735246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28882693A Expired - Lifetime JP3306725B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | 混成防御構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3306725B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-26 JP JP28882693A patent/JP3306725B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3306725B2 (ja) | 2002-07-24 |
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Legal Events
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