JPH07115012B2 - ゴルフ場農薬の流出防止方法 - Google Patents
ゴルフ場農薬の流出防止方法Info
- Publication number
- JPH07115012B2 JPH07115012B2 JP2187921A JP18792190A JPH07115012B2 JP H07115012 B2 JPH07115012 B2 JP H07115012B2 JP 2187921 A JP2187921 A JP 2187921A JP 18792190 A JP18792190 A JP 18792190A JP H07115012 B2 JPH07115012 B2 JP H07115012B2
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- JP
- Japan
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- water
- pesticide
- regulating pond
- tank
- rainwater regulating
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- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,ゴルフ場農薬の流出防止方法に関する。
ゴルフ場で使用される農薬が環境問題としてクローズア
ップされるにつれ,農薬の使用に厳しい制約が課せられ
ることが予想される。農薬問題対策の第1は極力農薬の
使用を減らすことである。しかし,フエアウエイ,ラ
フ,グリーン等の広い芝面積を殺虫剤,除草剤,殺菌剤
等の農薬を全く使用しないで管理することは困難であ
る。特に高級化指向に伴って少量の雑草も嫌われるよう
な現状では農薬の使用を止める訳にはゆかない。一般に
ゴルフ場で使用される農薬散布量は,グリーンにおよそ
半量,フエアウエイとラフの全体で残りの半量であると
されている。
ップされるにつれ,農薬の使用に厳しい制約が課せられ
ることが予想される。農薬問題対策の第1は極力農薬の
使用を減らすことである。しかし,フエアウエイ,ラ
フ,グリーン等の広い芝面積を殺虫剤,除草剤,殺菌剤
等の農薬を全く使用しないで管理することは困難であ
る。特に高級化指向に伴って少量の雑草も嫌われるよう
な現状では農薬の使用を止める訳にはゆかない。一般に
ゴルフ場で使用される農薬散布量は,グリーンにおよそ
半量,フエアウエイとラフの全体で残りの半量であると
されている。
ゴルフ場のうちでもグリーンだけを対象とした場合に
は,地盤構造の改造などでグリーン通過雨水を捕集し,
これを水処理設備で無害化することも可能であるが,フ
エアウエイやラフを含む全芝面積を対象とした総合的な
有効対策はこれまで存在しなかった。
は,地盤構造の改造などでグリーン通過雨水を捕集し,
これを水処理設備で無害化することも可能であるが,フ
エアウエイやラフを含む全芝面積を対象とした総合的な
有効対策はこれまで存在しなかった。
本発明は,前記のような背景のもとに,ゴルフ場の全芝
面積を対象とした総合的且つ経済的な農薬流出防止シス
テムの開発を目的としたものである。
面積を対象とした総合的且つ経済的な農薬流出防止シス
テムの開発を目的としたものである。
本発明によるゴルフ場の農薬流出防止方法は,その一
は,テイからグリーンに至るフエアウエイおよびラフを
含む全ゴルフコースの農薬施薬エリアを対象としたゴル
フ場農薬の流出防止方法であって,前記の全ゴルフコー
スの農薬施薬エリアに降った降雨を該エリア表層通過後
に捕集する集水管をコースに沿って地中に埋設すると共
に,豪雨時の該エリアの表面水を雨水調整池に導くU字
溝を地表低レベルに施設し,前記の埋設集水管に捕集さ
れた水を農薬吸着層を有する水処理槽に導いたあと,前
記の雨水調整池に送水し,この雨水調整池から放流する
ことを特徴とする。
は,テイからグリーンに至るフエアウエイおよびラフを
含む全ゴルフコースの農薬施薬エリアを対象としたゴル
フ場農薬の流出防止方法であって,前記の全ゴルフコー
スの農薬施薬エリアに降った降雨を該エリア表層通過後
に捕集する集水管をコースに沿って地中に埋設すると共
に,豪雨時の該エリアの表面水を雨水調整池に導くU字
溝を地表低レベルに施設し,前記の埋設集水管に捕集さ
れた水を農薬吸着層を有する水処理槽に導いたあと,前
記の雨水調整池に送水し,この雨水調整池から放流する
ことを特徴とする。
またその二として,前記の埋設集水管に捕集された水を
雨水調整池に貯留し,この雨水調整池の水を農薬吸着層
を有する水処理槽に導いたあと放流することを特徴とす
る。
雨水調整池に貯留し,この雨水調整池の水を農薬吸着層
を有する水処理槽に導いたあと放流することを特徴とす
る。
本発明施設で使用する水処理槽は,沈砂槽と農薬吸着槽
とからなる槽を使用し,農薬吸着槽にはゼオライトまた
は活性炭を装填する。
とからなる槽を使用し,農薬吸着槽にはゼオライトまた
は活性炭を装填する。
ゴルフ場の芝エリアの地盤は,礫層の上に砂層を敷いた
ものであるのが多い。砂層は芝の根の張るところであ
り,ここに農薬が散布されると,降雨時に農薬を同伴し
ながら砂層を通過して礫層に下降する。礫層は粘土質や
岩盤で支持されるので礫層内には自然に水の道ができる
し,また人為的に水の道を形成させることもできる。本
発明ではこの礫層の水の道に相当するところに集水管を
埋設する。
ものであるのが多い。砂層は芝の根の張るところであ
り,ここに農薬が散布されると,降雨時に農薬を同伴し
ながら砂層を通過して礫層に下降する。礫層は粘土質や
岩盤で支持されるので礫層内には自然に水の道ができる
し,また人為的に水の道を形成させることもできる。本
発明ではこの礫層の水の道に相当するところに集水管を
埋設する。
この集水管によって農薬含有水を地中から集水し,これ
をゼオライトや活性炭の農薬吸着層を装填した水処理槽
に導くことによって,水中の農薬をほぼ完全に吸着除去
することができる。また雨水調整池をこの水処理槽の後
または前に設置し,該地中集水並びに豪雨時の表面集水
を雨水調整池に一旦貯留して水量調整を行なう。
をゼオライトや活性炭の農薬吸着層を装填した水処理槽
に導くことによって,水中の農薬をほぼ完全に吸着除去
することができる。また雨水調整池をこの水処理槽の後
または前に設置し,該地中集水並びに豪雨時の表面集水
を雨水調整池に一旦貯留して水量調整を行なう。
これによって,ゴルフ場の起伏の多い自然の地形を利用
して農薬を含む地中水を極力自然勾配で集水し,これを
水処理槽で無害化し且つ雨水調整池で水量調整しながら
放流する。
して農薬を含む地中水を極力自然勾配で集水し,これを
水処理槽で無害化し且つ雨水調整池で水量調整しながら
放流する。
第1図は,本発明に従うゴルフ場の農薬防止施設の或る
ホールについて示したものであり,テイからグリーンに
至るフエアウエイFに沿って地中埋設集水管1が施設さ
れる。
ホールについて示したものであり,テイからグリーンに
至るフエアウエイFに沿って地中埋設集水管1が施設さ
れる。
この地中埋設集水管1は,第2図の地盤断面図に示した
ように,礫層2内に埋設される。第2図において3は砂
層であり,この砂層3の表面のフエアウエイF,ラフRお
よびグリーンG上に芝が植えられ農薬が散布されると,
降雨時に農薬含有水が砂層を通過して礫層2に下降し,
この礫層2内に滞留する。本発明では,必要に応じて遮
水壁4を地中に施設したうえ,礫層2の底部近くに地中
埋設集水管1をフエアウエイFに沿って施設することに
より礫層2内の農薬含有水を集水する。この集水管1は
多孔パイプ若しくはメッシュ張り溝等からなり,これを
礫層2の下方の地盤地形に合わせてそのホール全体の芝
面積の降雨地中水を捕集できるように施設する。なお,5
はU字溝であり,これもホールの地形にあわせて地表低
レベルに施設し,豪雨時の表面水を集水する。
ように,礫層2内に埋設される。第2図において3は砂
層であり,この砂層3の表面のフエアウエイF,ラフRお
よびグリーンG上に芝が植えられ農薬が散布されると,
降雨時に農薬含有水が砂層を通過して礫層2に下降し,
この礫層2内に滞留する。本発明では,必要に応じて遮
水壁4を地中に施設したうえ,礫層2の底部近くに地中
埋設集水管1をフエアウエイFに沿って施設することに
より礫層2内の農薬含有水を集水する。この集水管1は
多孔パイプ若しくはメッシュ張り溝等からなり,これを
礫層2の下方の地盤地形に合わせてそのホール全体の芝
面積の降雨地中水を捕集できるように施設する。なお,5
はU字溝であり,これもホールの地形にあわせて地表低
レベルに施設し,豪雨時の表面水を集水する。
第1図において6は水処理槽を示しており,この水処理
槽6に,前記の地中埋設集水管1を排水管8を介して接
続する。8′は他のホールの排水管を示しており,他の
ホールの地中水も同様にして水処理槽6に導く。この水
処理槽6で浄化された水は雨水調整池7に貯留され,こ
こから放流される。なお,U字溝5も排水管8に適宜接続
し,表面水も水処理槽6に導くようにする。この場合,
豪雨時等のように,水処理槽6の処理能力を上回る水量
となった場合には,バイパス管9を経て,雨水調整池7
に直接流し込む。この場合には,雨水調整池7の貯留水
をポンプPによって再び水処理槽6に循環して水処理を
行なうようにする。
槽6に,前記の地中埋設集水管1を排水管8を介して接
続する。8′は他のホールの排水管を示しており,他の
ホールの地中水も同様にして水処理槽6に導く。この水
処理槽6で浄化された水は雨水調整池7に貯留され,こ
こから放流される。なお,U字溝5も排水管8に適宜接続
し,表面水も水処理槽6に導くようにする。この場合,
豪雨時等のように,水処理槽6の処理能力を上回る水量
となった場合には,バイパス管9を経て,雨水調整池7
に直接流し込む。この場合には,雨水調整池7の貯留水
をポンプPによって再び水処理槽6に循環して水処理を
行なうようにする。
第3図は水処理槽6の全体を示したもので,沈砂槽10,
農薬吸着槽11および水槽12を水の流れの順に配置してな
る。沈砂槽10で砂分を沈澱除去するためのもので,ここ
で沈砂処理された水はオーバーフローにて農薬吸着槽11
に流れ込む。農薬吸着槽11は第4図の拡大断面図に示し
たように,底部に砂利や砕石を敷いた支持層13を設けた
うえ,その上に農薬吸着剤層14をこの槽11の面積一杯に
敷いて構成され,支持層13には集水管15が施設されてい
る。この集水管15は,前述の土中埋設集水管1と同じく
多孔パイプまたはメッシュ張り溝等からなり,支持層13
内の水を捕集し,これを後続の水槽12に導く。農薬吸着
剤層14の吸着剤としてはゼオライト粒子や粒状活性炭等
を使用する。これによって,沈砂層10から農薬吸着槽11
の吸着剤層14の上部に流れ込んだ水は,吸着剤層14を通
過してから集水管15に流れて水槽12に入る。したがって
水槽12では農薬を全くまたは殆んど含まない浄水が得ら
れる。この水槽12内の浄水は第1図の浄水管16を経て雨
水調整池7に供給される。水処理層6は,10〜30mm/hr程
度の降雨強度に対応できるものに構成し,空塔速度(L
V)は5〜20m/hr程度,吸着剤層の厚みは0.3〜1.0m程度
が適当である。
農薬吸着槽11および水槽12を水の流れの順に配置してな
る。沈砂槽10で砂分を沈澱除去するためのもので,ここ
で沈砂処理された水はオーバーフローにて農薬吸着槽11
に流れ込む。農薬吸着槽11は第4図の拡大断面図に示し
たように,底部に砂利や砕石を敷いた支持層13を設けた
うえ,その上に農薬吸着剤層14をこの槽11の面積一杯に
敷いて構成され,支持層13には集水管15が施設されてい
る。この集水管15は,前述の土中埋設集水管1と同じく
多孔パイプまたはメッシュ張り溝等からなり,支持層13
内の水を捕集し,これを後続の水槽12に導く。農薬吸着
剤層14の吸着剤としてはゼオライト粒子や粒状活性炭等
を使用する。これによって,沈砂層10から農薬吸着槽11
の吸着剤層14の上部に流れ込んだ水は,吸着剤層14を通
過してから集水管15に流れて水槽12に入る。したがって
水槽12では農薬を全くまたは殆んど含まない浄水が得ら
れる。この水槽12内の浄水は第1図の浄水管16を経て雨
水調整池7に供給される。水処理層6は,10〜30mm/hr程
度の降雨強度に対応できるものに構成し,空塔速度(L
V)は5〜20m/hr程度,吸着剤層の厚みは0.3〜1.0m程度
が適当である。
第5図は,土中埋設集水管1に接続される排水管8やU
字溝5の水を雨水調整池7でいったん貯留し,この雨水
調整池7内の水を前記同様の水処理層6で処理してから
放流するようにした以外は前記同様の施設を示す。この
場合には,雨水調整池7での貯留時間内に農薬の一部が
分解して無害化するので有利な面があるし,排水管8を
経ずに直接雨水調整池7に流入する雨水排水も併せて処
理できる利点がある。
字溝5の水を雨水調整池7でいったん貯留し,この雨水
調整池7内の水を前記同様の水処理層6で処理してから
放流するようにした以外は前記同様の施設を示す。この
場合には,雨水調整池7での貯留時間内に農薬の一部が
分解して無害化するので有利な面があるし,排水管8を
経ずに直接雨水調整池7に流入する雨水排水も併せて処
理できる利点がある。
以下に本発明者らが行った試験結果について述べる。
ゼオライトの吸着剤を30cmの厚みで敷いたカラムに40mm
/日の降雨に相当する水を通水すると共に,この通水中
に農薬としてダイアジノンを所定の濃度で含有させ,こ
れを1週ごと3週にわたって実施し,通水した日にカラ
ムから流出する水をサンプリングしてダイアジノンの濃
度を分析し,初期濃度との比からダイアジノンの除去率
を求めた。最初にサンプリングした日を第1日として,
その結果を第6図に示した。またゼオライトに代えて砂
を同じ厚みで敷いたカラムを使用した以外は同じ実験を
行い,その結果を比較例として第6図に示した。
/日の降雨に相当する水を通水すると共に,この通水中
に農薬としてダイアジノンを所定の濃度で含有させ,こ
れを1週ごと3週にわたって実施し,通水した日にカラ
ムから流出する水をサンプリングしてダイアジノンの濃
度を分析し,初期濃度との比からダイアジノンの除去率
を求めた。最初にサンプリングした日を第1日として,
その結果を第6図に示した。またゼオライトに代えて砂
を同じ厚みで敷いたカラムを使用した以外は同じ実験を
行い,その結果を比較例として第6図に示した。
第6図の結果に見られるように,比較例では農薬は日を
追って流出し,除去率が低下するのに対し,本発明例で
は初日でも農薬の流出はなく,また15日経過したあとも
農薬の流出はなく,農薬除去率は99%以上に達してい
る。
追って流出し,除去率が低下するのに対し,本発明例で
は初日でも農薬の流出はなく,また15日経過したあとも
農薬の流出はなく,農薬除去率は99%以上に達してい
る。
また,活性炭を装填したカラムに空間速度(SV値)=5,
滞留時間=12分として農薬を含有した原水を通水し,通
過した処理済水を分析し,農薬除去率を求めた。農薬に
は殺菌剤の代表例としてキャプタンを,また殺虫剤の代
表例としてとダイヤジノンを用いた。結果を第1表に示
した。
滞留時間=12分として農薬を含有した原水を通水し,通
過した処理済水を分析し,農薬除去率を求めた。農薬に
は殺菌剤の代表例としてキャプタンを,また殺虫剤の代
表例としてとダイヤジノンを用いた。結果を第1表に示
した。
第1表の結果に見られるように,ほぼ完全に農薬が除去
できる。
できる。
上記試験では,キャプタン(殺虫剤)とダイアジノン
(殺虫剤)の例を示したが,イソプロチオラン,イプロ
ジオン,クロロタロニル,チラム,トリクロホスメチ
ル,フルトラニル等のような殺菌剤,およびイソキサチ
オン,イソフエンホス,クロルピリホス,トリクロルホ
ン,フエニトロチオン等の殺虫剤に対しても,同様の効
果が奏される。
(殺虫剤)の例を示したが,イソプロチオラン,イプロ
ジオン,クロロタロニル,チラム,トリクロホスメチ
ル,フルトラニル等のような殺菌剤,およびイソキサチ
オン,イソフエンホス,クロルピリホス,トリクロルホ
ン,フエニトロチオン等の殺虫剤に対しても,同様の効
果が奏される。
以上のようにして本発明によれば,ゴルフ場のフエアウ
エイ,ラフ,グリーンを含むゴルフ場全体を対象とした
農薬散布に対し,これが周囲環境に流出しないように防
止することができ,ゴルフ場の農薬公害対策として大い
に貢献することができる。
エイ,ラフ,グリーンを含むゴルフ場全体を対象とした
農薬散布に対し,これが周囲環境に流出しないように防
止することができ,ゴルフ場の農薬公害対策として大い
に貢献することができる。
第1図は本発明に従うゴルフ場グリーンの水処理施設の
例を示す配置系統図,第2図はフエアウエイの地盤断面
図,第3図は水処理槽の全体例を示す略断面図,第4図
は第3図のIV−IV線矢視断面図,第5図は本発明の他の
例に従う水処理施設の略断面図,第6図は農薬吸着剤と
してゼオライトを使用した場合の農薬除去率を示す試験
結果図である。 1……土中埋設集水管,2……礫層,3……砂層,4……遮水
壁,5……U字溝,6……水処理槽,7……雨水調整池,8……
排水管,9……バイパス管,10……沈砂槽,11……吸着剤
槽,12……水槽,13……砂利等の支持層,14……吸着剤,15
……集水管。
例を示す配置系統図,第2図はフエアウエイの地盤断面
図,第3図は水処理槽の全体例を示す略断面図,第4図
は第3図のIV−IV線矢視断面図,第5図は本発明の他の
例に従う水処理施設の略断面図,第6図は農薬吸着剤と
してゼオライトを使用した場合の農薬除去率を示す試験
結果図である。 1……土中埋設集水管,2……礫層,3……砂層,4……遮水
壁,5……U字溝,6……水処理槽,7……雨水調整池,8……
排水管,9……バイパス管,10……沈砂槽,11……吸着剤
槽,12……水槽,13……砂利等の支持層,14……吸着剤,15
……集水管。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−68102(JP,A) 特開 平3−295921(JP,A) 特開 平3−262805(JP,A) 特開 平4−22086(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】テイからグリーンに至るフエアウエイおよ
びラフを含む全ゴルフコースの農薬施薬エリアを対象と
したゴルフ場農薬の流出防止方法であって,前記の全ゴ
ルフコースの農薬施薬エリアに降った降雨を該エリア表
層通過後に捕集する集水管をコースに沿って地中に埋設
すると共に,豪雨時の該エリアの表面水を雨水調整池に
導くU字溝を地表低レベルに施設し,前記の埋設集水管
に捕集された水を農薬吸着層を有する水処理槽に導いた
あと,前記の雨水調整池に送水し,この雨水調整池から
放流することを特徴とするゴルフ場農薬の流出防止方
法。 - 【請求項2】テイからグリーンに至るフエアウエイおよ
びラフを含む全ゴルフコースの農薬施薬エリアを対象と
したゴルフ場農薬の流出防止方法であって,前記の全ゴ
ルフコースの農薬施薬エリアに降った降雨を該エリア表
層通過後に捕集する集水管をコースに沿って地中に埋設
すると共に,豪雨時の該エリアの表面水を雨水調整池に
導くU字溝を地表低レベルに施設し,前記の埋設集水管
に捕集された水を該雨水調整池に貯留し,この雨水調整
池の水を農薬吸着層を有する水処理槽に導いたあと放流
することを特徴とするゴルフ場農薬の流出防止方法。 - 【請求項3】水処理槽は沈砂槽と農薬吸着槽からなり,
農薬吸着槽にはゼオライトまたは活性炭が装填される請
求項1または2に記載のゴルフ場農薬の流出防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2187921A JPH07115012B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | ゴルフ場農薬の流出防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2187921A JPH07115012B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | ゴルフ場農薬の流出防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0476102A JPH0476102A (ja) | 1992-03-10 |
JPH07115012B2 true JPH07115012B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=16214536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2187921A Expired - Lifetime JPH07115012B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | ゴルフ場農薬の流出防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115012B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07115010B2 (ja) * | 1990-03-14 | 1995-12-13 | オルガノ株式会社 | ゴルフ場のグリーン等における農薬浄化設備、浄化方法、及び地盤構造 |
JPH0681848B2 (ja) * | 1990-04-12 | 1994-10-19 | サンキ・システムプロダクト株式会社 | ゴルフ場のグリーン床下の水処理構造 |
JPH0422086A (ja) * | 1990-05-17 | 1992-01-27 | Cosel Usa Inc | サージ電圧の保護回路 |
JPH0677734B2 (ja) * | 1990-07-09 | 1994-10-05 | 株式会社東海有機研究所 | 農薬浄化構造を備えたゴルフ場 |
-
1990
- 1990-07-18 JP JP2187921A patent/JPH07115012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476102A (ja) | 1992-03-10 |
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