JPH07114870A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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Publication number
JPH07114870A
JPH07114870A JP28435593A JP28435593A JPH07114870A JP H07114870 A JPH07114870 A JP H07114870A JP 28435593 A JP28435593 A JP 28435593A JP 28435593 A JP28435593 A JP 28435593A JP H07114870 A JPH07114870 A JP H07114870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
cover
reinforcing plate
insulating container
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP28435593A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Koyama
淳 小山
Naoji Uchida
直司 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP28435593A priority Critical patent/JPH07114870A/ja
Publication of JPH07114870A publication Critical patent/JPH07114870A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/02Housings; Casings; Bases; Mountings
    • H01H71/025Constructional details of housings or casings not concerning the mounting or assembly of the different internal parts
    • H01H71/0257Strength considerations

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  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケースとカバーとからなる絶縁容器を補強して
成形コストを低減する。 【構成】ケース1の左右の側壁1aに底面側から溝16
を設け、これに鋼板からなるコ字形の補強板17の両脚
部17aを挿入して裏蓋18で覆う。これにより、遮断
時の絶縁容器の内圧上昇に対してケース側壁1aを補強
できるので、高遮断容量の回路遮断器の絶縁容器も安価
なインジェクション成形で構成することが可能となり、
従来のコンプレッション成形よりもコストダウンを図る
ことがができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器に関し、詳しくはその絶縁容器
の補強に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種の回路遮断器の一例を示す
縦断面図である。図において、モールド樹脂からなる箱
形のケース1とカバー2とからなる絶縁容器内に開閉機
構3が収容され、これに開閉駆動される可動接触子4と
固定接触子5との間で電流通路の開閉が行われる。図示
閉路状態において、通電電流は電源側端子6からこれと
一体の固定接触子5、これに接触する可動接触子4、こ
れと摺動接触する固定導体7、過電流引外し装置8のヒ
ータ導体8a、これに接合された接続導体9を経てこれ
と一体の負荷側端子10に流れる。開閉機構3や固定導
体7はねじでケース1の裏側から固定されており、その
頭部を外部から絶縁するために、ケース1の裏面には絶
縁物からなる蓋板11が接着されている。この状態で、
カバー2から突出する開閉ハンドル12を図の右に倒す
と、開閉機構3が作動して可動接触子4が解離する。ま
た、通電電流が過電流状態となると、これを検出した過
電流引外し装置8により引外し機構13が駆動され、開
閉機構3が作動して可動接触子4の解離が行われる。
【0003】このような回路遮断器において、電流遮断
時には、可動接触子4と固定接触子5との間にアークが
発生する。このアークは消弧室14に引き込まれて消弧
されるが、その際、消弧室14を構成している絶縁物か
らの消弧性のガスの発生、あるいは高温のアークによる
絶縁容器内の空気の温度上昇により絶縁容器の内圧は急
速に上昇する。この内圧の上昇は短絡電流などの大電流
遮断時には極めて大きくなるため、絶縁容器はこの内圧
に耐えられる十分な機械的強度を必要とし、絶縁容器の
強度は回路遮断器の遮断容量の限界を決定する大きな要
因の一つとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記絶縁容器をモール
ド成形する方法として、インジェクション成形(射出成
形)とコンプレッション成形(圧縮成形)とがあり、後
者の方は前者より大きな強度が得られるがコストが高い
という難点がある。そのため、従来は遮断容量の大きい
高性能品にはコンプレッション成形を用い、低遮断容量
品には射出成形を用いている。ただし、低遮断容量品で
あっても高性能品と同一形状・寸法のものについては、
成形金型の共用によるコスト削減のためにコンプレッシ
ョン成形品を用いている。
【0005】したがって、従来は高性能品の絶縁容器は
もちろん、低遮断容量品についてもコンプレッション成
形を行うものはコストが高く、またこのコストはコンプ
レッション成形の劣悪な作業条件を考えると今後ますま
す上昇して行くものと考えられる。そこで、この発明
は、高性能品にもインジェクション成形を採用できるよ
うにして絶縁容器のコストの低減を図った回路遮断器を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ケースの左
右両側の側壁にケース底面側から溝を設け、この溝にコ
字形に形成した補強板の両脚部を挿入することにより絶
縁容器の強度を高め、上記目的を達成するものとする。
その場合、カバーの左右両側の側壁にケースの溝に合わ
せて溝を設け、この溝に前記ケースの溝を挿通させた補
強板の両脚部を挿入することにより、絶縁容器の強度を
一層高めることができる。更に、上記カバーの溝をカバ
ー上面まで貫通させ、この溝を挿通させた補強板の両脚
部の先端間に跨がらせて平板状の支え板を結合すれば、
絶縁容器の強度をなお一層高めることができる。
【0007】
【作用】この発明は、ケースにコ字形の補強板を挿入し
て補強することにより、インジェクション成形でも高遮
断容量に耐えうる強度を得るものとする。補強板の脚部
をカバーにも挿入すれば、ケースにかかる内圧を補強板
を介してカバーにも負担させ、絶縁容器の強度を一層高
めることができる。また、カバー上面まで貫通させた補
強板両脚部の先端間に平板状の補強板を装着することに
より、補強板の両脚部の開きを支え板で抑えて補強板自
体の強度を高めることができるので、結果として絶縁容
器の強度がなお一層高まる。
【0008】
【実施例】絶縁容器の内圧の上昇は、可動接触子と固定
接触子とが接離する遮断部においてもっとも激しい。そ
こで、絶縁容器のこの部分に補強板を挿入したこの発明
の実施例について、図1〜図6に基づいて以下に説明す
る。まず、図1は回路遮断器を底面側から示す分解斜視
図である。図において、ケース1における固定接触子5
の裏側の底面には左右の側壁1aに渡る方形の浅い段付
凹部15が形成され、その両端から側壁1aの中心に沿
って溝16が設けられている。この溝16には、鋼板か
らなるコ字形の補強板17の両脚部17aが鎖線矢印に
示すように挿入され、またその胴部17bは凹部15に
ぴったりと納められる。そして、補強板17を外部と絶
縁するために、凹部15の段付面に絶縁板からなる方形
の蓋板18が接着により取り付けられる。補強板17は
遮断部に対して図7に鎖線で示す位置関係となる。
【0009】図2は補強板17を挿入した絶縁容器の横
断面図である。遮断時に上昇した絶縁容器の内圧は、矢
印で示すようにケース1の側壁1aを外側に倒そうと
し、強度が不足すると側壁1aが破損するが、図示の通
り補強板17を設ければ側壁1aにかかる内圧は強固な
補強板17で負担されるため側壁1aに生じる応力は大
幅に減少する。したがって、インジェクション成形によ
る絶縁容器でも高遮断容量に耐える十分な強度を持たせ
ることができる。また、補強板17がなくても強度的に
不足のない場合には、図3に示すように蓋板18のみを
取り付ける。これにより、補強板17の有無だけで低遮
断容量から高遮断容量まで絶縁容器を共用することがで
きる。
【0010】図4はケース側壁1aの溝16をカバー2
との合わせ面まで貫通させ、これに合わせてカバー2の
側壁2aにも溝19を設けた上で、補強板17の両脚部
17aを延ばして溝19にも挿入した実施例を示す絶縁
容器の横断面図である。一般にカバー2は側壁2aの高
さが低く側壁2aに生じる応力も小さいので、その耐圧
強度はケース1よりも大きい。したがって、補強板17
の両脚部17aをカバー2の溝19にも挿入すれば、ケ
ース側壁1aにかかる内圧を補強板17を介して強度に
余裕のあるカバー2にも負担させることができ、全体と
して絶縁容器の強度が一層大きくなる。
【0011】図5及び図6はカバー2の溝19も上面ま
で貫通させ、この溝19を挿通させた補強板17の両脚
部17aの先端間に跨がらせて平板状の支え板20を装
着した実施例を示すもので、図5は絶縁容器の横断面
図、図6は補強板17及び支え板20の斜視図である。
図において、ケース1の凹部15の反対側に位置してカ
バー2の上面に方形の浅い段付凹部21が形成され、カ
バー側壁2aの溝19はこの凹部21に達するまで貫通
している。そして、溝19を挿通して延びる補強板両脚
部17aの先端の狭幅部が凹部21の底面から突出させ
られ、この部分に跨がって鋼板からなる支え板20がス
リット穴22(図6)を介して嵌め込まれてかしめ加工
により結合されている。支え板20は凹部21内にぴっ
たりと納められ、凹部21の段付面に支え板20を覆う
絶縁物の蓋板23が接着により取り付けられている。こ
の実施例においては、補強板脚部17a同士が支え板2
0で結ばれて開きを抑えられ、ケース1とカバー2とは
ロ字形を形成する補強板17と支え板20とで緊縛され
る構造となるので、絶縁容器の強度がなお一層大きくな
る。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、開閉機構を収容する
絶縁容器のケースの左右両側の側壁にケース底面側から
溝を設け、この溝にコ字形に形成した補強板の両脚部を
挿入することにより、インジェクション成形の絶縁容器
でも高遮断容量に耐えられる耐圧強度を持たせ、コンプ
レッション成形が不要となるとともに、同一寸法・形状
の場合には高遮断容量と低遮断容量とで絶縁容器を共用
できるので、絶縁容器のコストを大幅に低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す絶縁容器の裏側から見
た分解斜視図である。
【図2】図1の絶縁容器の横断面図である。
【図3】図2における補強板を省いたケースの横断面図
である。
【図4】この発明の別の実施例を示す絶縁容器の横断面
図である。
【図5】この発明の更に別の実施例を示す絶縁容器の横
断面図である。
【図6】図5における補強板と支え板の分解斜視図であ
る。
【図7】この発明の対象となる回路遮断器の一例を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a 側壁 2 カバー 2a 側壁 16 溝 17 補強板 17a 脚部 18 蓋板 20 支え板 23 蓋板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱形のケースとカバーとからなる絶縁容器
    内に開閉機構が収容された回路遮断器において、 ケースの左右両側の側壁にケース底面側から溝を設け、
    この溝にコ字形に形成した補強板の両脚部を挿入したこ
    とを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】カバーの左右両側の側壁にケースの溝に合
    わせて溝を設け、この溝に前記ケースの溝を挿通させた
    補強板の両脚部を挿入したことを特徴とする請求項1記
    載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】カバーの溝をカバー上面まで貫通させ、こ
    の溝を挿通させた補強板の両脚部の先端間に跨がらせて
    平板状の支え板を結合したことを特徴とする請求項2記
    載のカバー。
JP28435593A 1993-10-19 1993-10-19 回路遮断器 Pending JPH07114870A (ja)

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JP28435593A JPH07114870A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 回路遮断器

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JP28435593A Pending JPH07114870A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 回路遮断器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014246A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 回路遮断器
CN105070599A (zh) * 2015-08-25 2015-11-18 桂林城郊供电公司 一种断路器安装座
CN106158520A (zh) * 2015-03-15 2016-11-23 赵世东 一种专用于双电源自动转换开关的断路器结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011014246A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 回路遮断器
CN106158520A (zh) * 2015-03-15 2016-11-23 赵世东 一种专用于双电源自动转换开关的断路器结构
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