JPH07113837A - 送電線サージ識別・標定システム - Google Patents

送電線サージ識別・標定システム

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JPH07113837A
JPH07113837A JP5261230A JP26123093A JPH07113837A JP H07113837 A JPH07113837 A JP H07113837A JP 5261230 A JP5261230 A JP 5261230A JP 26123093 A JP26123093 A JP 26123093A JP H07113837 A JPH07113837 A JP H07113837A
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壯 大衡
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Tohoku Electric Power Co Inc
Kyokuto Boeki Kaisha Ltd
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FAR EAST MERCANTILE CO
Tohoku Electric Power Co Inc
Kyokuto Boeki Kaisha Ltd
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    • G01R31/088Aspects of digital computing

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送電線の事故種別の識別およびその事故点の
標定を同時になすことができ、さらに誘導雷の発生点の
標定をもなすことができる送電線サージ識別・標定シス
テムを提供することにある。 【構成】 親局および子局を有し、親局および子局に
は、送電線に発生するサージを受信するサージ受信手段
11と、前記サージの発生箇所を標定する標定手段1
4,15,16と、該サージをディジタル化してディジ
タル信号を生成する手段12と、前記ディジタル信号の
特徴部分をサージ波形特徴情報として抽出する特徴情報
抽出手段16と、サージの様相に関する所定の基準情報
を記憶する手段17と、サージ波形特徴情報と基準情報
とを比較してサージの種別を識別する識別手段16とが
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送電線に生じたサージ波
形の特徴をリアルタイムで識別し、雷サージのうち雷閃
絡サージ(逆閃絡、直撃雷サージ)または誘導雷サージ
かの判別及び地絡、短絡故障によるサージかの判別を行
い、送電線事故点の標定はもとより、誘導雷発生点の標
定およびそれらの様相をも識別することができる送電線
サージ識別・標定システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする問題点】現在
実用となっているサージ受信型送電線故障点標定システ
ムは、事故により発生したサージを、親局及び子局のそ
れぞれが単に受信し、その受信タイミングの時間差を地
上系の通信回線を介した同期信号を基準にして算出する
ことにより、サージ発生箇所を標定するのみであって、
サージの種別を識別することはできない。一方、現在の
システムにおいては、事故種別は、変電所などに標定シ
ステムとは別に設置されている保護継電器によって検出
されており、この情報は、変電所などの継電器設置箇所
に直接表示されるか、或いは、通信回線などを介して必
要箇所に、その事故内容が伝送される。しかし、一般的
には、変電所などを介して、必要箇所に事故種別の情報
が、電話で与えられていたため、送電線保守箇所では、
事故情報を迅速に知ることができず、復旧作業の初動体
制に支障をきたすことがあった。また、保護継電器は大
規模で、その負荷も非常に大きく、かつ、保護継電器で
は、誘導雷を検出することができなかった。
【0003】本発明の目的は、送電線の事故種別の識別
およびその事故点の標定を同時になすことができ、さら
に従来のシステムでは不可能であった誘導雷の発生点の
標定をもなすことができる送電線サージ識別・標定シス
テムを提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
親局および子局を有し、親局および子局には、送電線に
発生するサージを受信するサージ受信手段と、前記サー
ジの発生箇所を標定する標定手段と、該サージをディジ
タル化してディジタル信号を生成する手段と、前記ディ
ジタル信号を記憶する手段と、前記ディジタル信号の特
徴部分をサージ波形特徴情報として抽出する特徴情報抽
出手段と、サージの様相に関する所定の基準情報を記憶
する手段と、サージ波形特徴情報と基準情報とを比較し
てサージの種別を識別する識別手段とが設けられた送電
線サージ識別・標定システムによって達成される。本発
明の好ましい実施態様においては、さらに、親局および
子局の少なくとも一方が、ディジタル信号を記憶する手
段と、ディジタル信号を表示する手段とを備えるように
構成されている。本発明のさらに好ましい実施態様にお
いては、特徴情報抽出手段が、サージ波形特徴情報とし
て、サージの波高値を抽出するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、特徴情報
抽出手段が、サージ波形特徴情報として、サージの前駆
現象部分および立ち上がり時間のうちの少なくとも一つ
を抽出するように構成されている。
【0005】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、標定手段が、人工衛星からの電波を介して所定の周
期パルスとリセット信号とを供給するGPS受信機と、
リセット信号により所定の時間毎にリセットされ、か
つ、GPS受信機からの所定の周期パルスをバイナリコ
ードの信号に変換し、サージ受信手段からの出力に基づ
いて、サージの到着時間を計測するカウンタ手段とを有
し、さらに、子局が、子局から親局に、カウンタ手段の
カウンタ値を送信する送信手段を備え、親局が、送信手
段の出力を受け入れる受信手段を備え、子局から送信さ
れたカウンタ値と、親局のカウンタ手段のカウンタ値と
を比較して、サージの発生箇所までの距離を測定するよ
うに構成されている。
【0006】
【作用】本発明では、送電線に発生するサージを、波高
値や波頭長の長短に関係なく、高速でサンプリングしデ
ィジタル化を行うため、どんな種類のサージでも親局、
子局にシステムに取り込むことができ、サージの種別を
識別することができる。また、本発明の好ましい実施態
様によれば、記憶手段に格納されたディジタル信号を表
示することができるため、後刻サージ波形を再現し、確
認することができる。また、サージの様相が最も顕著に
現れるサージの波高値を、サージ波形特徴情報として抽
出するため、複雑な処理を経ることなくサージの様相を
識別することができる。また、サージの前駆現象部分お
よび立ち上がり時間のうちの少なくとも一つを、サージ
波形特徴情報として抽出するため、より精確にサージの
様相を識別することができる。さらに、人工衛星からの
電波を用いて、サージの到着時間を精確に計測し、サー
ジが親局と子局に到着した時間の差から、サージの発生
箇所を標定するため、極めて精確に、サージの様相を識
別でき、かつ、その発生箇所を標定することができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
につき詳細に説明を加える。図1は、本発明の実施例に
かかる送電線サージ識別・標定システムの構成を示すブ
ロックダイヤグラムである。同図に示すとおり、本シス
テム10は以下の構成を有する。 (1)サージ受信部11 送電線より伝送される高電圧のサージ信号を受信し、T
TLレベル等の弱電回路が受け入れられるレベルに変換
する。 (2)A/Dコンバータ12 所定のレベルに変換されたサージを高速でサンプリング
してディジタル化し、ディジタル信号としてプロセッサ
コントローラ16に出力する。 (3)制御回路13 サージの取込みレベルを任意に設定すると同時に取込み
のタイミング等を制御する。 (4)GPS受信機14 GPS衛星が出力した情報を受信し、10nsec(100
MHz )〜100nsec(10MHz )の周期パルスと1Hzの
リセット信号をタイムカウンタ15に供給する。 (5)タイムカウンタ/タイムベース15 GPS受信機14により送られる1Hzのリセットパルス
で1秒毎に初期状態にリセットされ、10nsec(100
MHz )〜100nsec(10MHz )の周期パルスをバイナ
リコード等のディジタル信号に変換する。 (6)モデム データ伝送装置18 子局側のタイムカウンタ15でディジタル化された信号
を通信回線を通して親局側に転送する。また、親局側に
おいては、転送された信号を受信する。 (7)プロセッサコントローラ16 親局及び子局のタイムカウンタ15でディジタル量に変
換された信号を比較演算して送電線の破断点までの距離
を割り出すとともに、A/Dコンバータ12から供給さ
れたディジタル信号に基づいてサージの様相の識別処理
を行い、その結果を出力装置19,20に情報を送出す
る。 (8)メモリ17 プロセッサコントローラ16の制御によって、A/Dコ
ンバータ12が出力したディジタル信号を格納する。ま
た、所定の領域に、サージの様相に関する基準情報が予
め格納されている。 (9)出力装置19,20 これは例えば、ディジタルプロッタ19、CRTディス
プレイ20などから構成され、サージの波形を再生する
と共に、標定箇所を親局からの距離として表示し、又は
モニタする。
【0008】上記構成の送電線サージ識別・標定システ
ムは、以下のように動作する。まず、送電線に発生した
サージパルスが、サージ波受信部11によって受信さ
れ、所定の電圧レベルに変換され、さらに、制御回路1
3において設定された所定の取り込みレベルに変換され
る。一方、A/Dコンバータ12に供給された信号は、
ディジタル信号に変換され、このディジタル信号は、プ
ロセッサコントローラ16の制御にしたがって、メモリ
17の所定の領域に格納される。制御回路13からの信
号に基づいて、プロセッサコントローラ16は、サージ
パルスが到着した時間を計測する。これは、GPS受信
機14に供給されたGPS衛星からの情報に同期して動
作するタイムベース/タイムカウンタ15を用いる。次
いで、サージが親局および子局へ到着した時の、タイム
カウンタ15のカウンタ値の差を算出することによっ
て、サージ発生箇所の標定が精確になされる。この方法
は、本出願人が出願した特開平1−242974公報に
掲載された方法と同一であるため、詳細な説明は省略す
る。次に、A/Dコンバータ12から出力されたサージ
パルスのディジタル信号に基づくサージパルスの様相の
識別処理について説明する。標定システムで問題となる
サージの波高値や波形上の一般的な特徴は、これまでの
実測データによれば、表−1に示すようなものであると
いわれている。
【0009】
【表1】 表−1からわかるように、サージの波高値、波頭長など
は、サージの種類によって特徴付けられる。したがっ
て、本発明は、この特徴を抽出することによって、サー
ジの種別を識別するものである。より具体的には、ま
ず、プロセッサコントローラ16は、A/Dコンバータ
12から出力されたディジタル信号の特徴部分を、サー
ジ波形特徴情報として抽出する。本実施例において、プ
ロセッサコントローラ16は、サージパルスの波高値、
波頭長、および前駆現象の有無をサージ波形特徴情報と
して抽出する。ここに波高値とは、サージパルスの最低
値から最高値までの値をいい、プロセッサコントローラ
16は、ディジタル情報の最低値および最高値から、実
際のサージの波高値に換算している。また波頭長とは、
サージパルスが、その最高値の10%から90%に達す
るまでの立ち上がり時間をいう。また、前駆現象とは、
サージのパルス自体が発生する前の微小な電圧の変化を
いう。次いで、プロセッサコントローラ16は、サージ
波形識別論理に基づいて、サージ波形特徴情報と、予め
メモリに格納されたサージ波形基準情報とを比較してサ
ージの種別を識別する。本実施例においては、サージ波
形基準情報として、波高値基準情報および波頭長基準情
報を用いている。この波高値基準情報および波頭長基準
情報は、表−1に示す各サージの特徴に基づいて、さら
に、送電線に接続された各種電気回路の負荷などを考慮
して、所定の値に定められている。ここに、図2はサー
ジの種別の識別処理を示す基本的なフローチャートであ
る。
【0010】この識別処理において、プロセッサコント
ローラ16は、まず、サージ波形特徴情報のうち、前駆
現象の有無を判断する(ステップ101)。これは、表
−1に示すように、前駆現象の有無によって、雷サージ
或いはAC故障サージの判断ができることによるもので
ある。このステップ101において、前駆現象が有ると
判断された場合、サージ波形特徴情報のうち波頭長と、
予めメモリ17に格納された波頭長基準情報との大小が
判断される(ステップ102)。波頭長が、波頭長基準
情報よりも小さい場合には、さらに、波高値と波高値基
準情報との大小が判断される(ステップ103)。波高
値の方が大きい場合には、このサージを雷(逆閃落,直
撃閃落)サージであると識別し、かつ距離標定を行い
(ステップ104)、プロッタ装置19或いはCRTデ
ィスプレイ20など出力装置にその旨を出力して処理を
終了する。その一方、波高値の方が小さい場合には、雷
と識別し、断定することはできないが、距離標定は行わ
れる(ステップ110)。ステップ102において、波
頭長が、波頭長基準情報よりも大きいと判断された場合
にも、波高値と波高値基準情報との大小が判断され(ス
テップ105)、波高値の方が小さい場合には、このサ
ージを誘導雷サージであると識別し、かつ距離標定を行
い(ステップ106)、出力装置にその旨を出力して処
理を終了する。その一方、波高値の方が大きい場合に
は、誘導雷と断定できないが、距離標定は行われる(ス
テップ110)。
【0011】また、ステップ101において、前駆現象
が無いと判断された場合にも、波頭長と波頭長基準情報
との大小が判断される(ステップ107)。表−1に示
すように、AC故障サージであって、それが短絡による
場合には、サージが、系統電圧の0.7倍の波高値を有
することが経験的に得られており、一方、地絡による場
合には、サージが、系統電圧の0.82倍の波高値を有
することが、経験的に得られている。本実施例において
は、少なくともAC故障サージであることを識別できる
ように構成しているため、波高値と、系統電圧を0.8
2倍した値との大小が判断される(ステップ108)。
ステップ108において波高値の方が小さい場合には、
このサージをAC故障サージであると識別し、かつ距離
標定を行なう(ステップ109)。これに対して、ステ
ップ107において、波頭長の方が大きと判断された場
合、或いは、ステップ108において波高値の方が大き
いと判断された場合にも、距離標定は行われる(ステッ
プ110)。本実施例で用いられるサージ波形識別に関
する基本的な論理は、下記の表−2で表すことができ
る。この表−2において、横線で示した部分は、経験上
の実測データから判断して、サージの種類から逸脱する
ものであるが、論理上存在するので、この場合であって
も、距離標定を行なうことは可能である。
【0012】
【表2】 次に、本発明の他の実施例にかかるサージの種別の識別
処理を、図3を用いて説明する。ここに、図3は、系統
電圧が275kVである場合のサージの種別の識別処理を
示すフローチャートである。表−1によれば、系統電圧
が275kVである場合、サージが発生している点の地絡
故障サージの波高値は、0.82×275kV=225k
V、短絡故障サージの波高値は、0.7×275kV=1
92kVである。この実施例では、まず、波高値を、50
0kV以上、225kV以上500kV未満、100kV以上2
25kV未満、および、100kV未満の四つの帯域に分類
する(ステップ201)。波高値が、100kV以上22
5kV未満である場合、および、500kV以上である場合
には、前駆現象の有無が判断される(ステップ202,
203)。さらに、ステップ203で前駆現象が有ると
判断された場合、或いは、ステップ202の次のステッ
プにおいて、表−1に基づいて、波頭長tが、1μsec
<t<10μsec であるか(ステップ204)、0.5
μsec <t<1μsec であるか (ステップ205)、或
いは、t>10μsec であるか (ステップ206)が判
断される。
【0013】これらのステップの実行結果、ステップ2
07ないし209に示すように、雷サージと識別され、
かつ、距離標定が行われ(ステップ207)、AC事故
サージと識別され、かつ、距離標定が行われ(ステップ
208)、或いは、誘導雷サージと識別され、かつ、距
離標定が行われる(ステップ209)。また、これらス
テップ207ないし209が実行されない場合は、経験
上はあり得ないと考えられるが、論理上は存在するた
め、このような場合にあっても、距離標定を行なうこと
にしている(ステップ210)。なお、この実施例にお
いては、サージ波形基準情報として、前述したような波
高値の帯域および波頭長の帯域を用いている。この実施
例で用いられたこれら数値は、送電端での値であり、送
電所の電気所構内にある共通母線からサージを取り込む
機器の特性や、他の送電線の影響によって、これら数値
は変動する。したがって、これら数値を、実情に合った
ものに置換し得ることは明白である。上述したように、
本実施例においては、親局或いは子局において、サージ
をディジタル信号に変換し、その特徴情報を抽出し、該
特徴情報と基準情報とを比較することによってサージの
種別を識別するとともに、サージの発生箇所を標定する
ことができるため、送電線事故の種別やその発生箇所を
迅速に識別、標定することができる。また、誘導雷サー
ジを識別するとともに、その発生箇所を標定することが
できるため、送電線をセンサーとして、落雷予報や警報
システムのために用いることができる。
【0014】さらに、ディジタル信号に変換されたサー
ジ波形を、メモリに格納するため、任意の時間に、この
波形を再現することができる。本発明は、以上の実施例
に限定されることなく特許請求の範囲に記載された発明
の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の
範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、本実施例においては、GPS衛星の発信する
情報を受信することによって、親局および子局がサージ
の到着時間を算出し、この到着時間の差に基づいてサー
ジの発生箇所を標定するように構成されているが、一般
にB型と呼ばれる電力線返送方式や、一般にマイクロB
型と呼ばれるマイクロ波無線返送方式を用いて、サージ
の発生箇所を標定してもよいことは明らかである。ま
た、本実施例においては、特徴情報としてサージの波高
値、波頭長および前駆現象の有無を用いたが、たとえ
ば、サージの極性の有無や、波尾半波長時間(波高値が
50%になってから立ち下がり時に50%になるまでの
時間)などを特徴情報として用いてもよいことは明らか
である。さらに、本発明を実施する際に用いられるアル
ゴリズム或いはパラメータ等は、実施例に記載されたも
のに限定されないことは明らかである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、送電線の事故種別の識
別およびその事故点の標定を同時になすことができ、さ
らに誘導雷の発生点の標定をもなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる送電線サージ識別・標
定システムを実施するための装置を示すブロックダイヤ
グラムである。
【図2】本発明の実施例にかかる送電線サージ識別・標
定システムのプロセッサコントローラにおけるサージの
種別の識別処理を示す基本的なフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施例にかかる送電線サージ識別
・標定システムのプロセッサコントローラにおけるサー
ジの種別の識別処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 サージ受信部 12 A/Dコンバータ 14 GPS受信機 15 タイムカウンタ/タイムベース 16 プロセッサコントローラ 17 メモリ 18 データ伝送装置 19 プロッタ装置 20 CRTディスプレイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局および子局を有し、親局および子局
    には、送電線に発生するサージを受信するサージ受信手
    段と、前記サージの発生箇所を標定する標定手段と、前
    記サージをディジタル化してディジタル信号を生成する
    手段と、前記ディジタル信号を記憶する手段と、前記デ
    ィジタル信号の特徴部分をサージ波形特徴情報として抽
    出する特徴情報抽出手段と、サージの様相に関する所定
    の基準情報を記憶する手段と、前記サージ波形特徴情報
    と前記基準情報とを比較してサージの種別を識別する識
    別手段とが、それぞれ設けられたことを特徴とする送電
    線サージ識別・標定システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記親局および前記子局の少な
    くとも一方が、前記ディジタル信号を表示する手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の送電線サージ
    識別・標定システム。
  3. 【請求項3】 前記特徴情報抽出手段が、サージ波形特
    徴情報として、前記サージの波高値を抽出することを特
    徴とする請求項1または2に記載の送電線サージ識別・
    標定システム。
  4. 【請求項4】 前記特徴情報抽出手段が、サージ波形特
    徴情報として、前記サージの前駆現象部分および立ち上
    がり時間のうちの少なくとも一つを抽出することを特徴
    とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の送電線サ
    ージ識別・標定システム。
  5. 【請求項5】 前記標定手段が、人工衛星からの電波を
    介して所定の周期パルスとリセット信号とを供給するG
    PS受信機と、前記リセット信号により所定時間毎にリ
    セットされ、かつ、前記GPS受信機からの所定の周期
    パルスをバイナリコードの信号に変換し、前記サージ受
    信手段からの出力に基づいて、前記サージの到着時間を
    計測するカウンタ手段とを有し、 さらに、前記子局が、前記子局から前記親局に、前記カ
    ウンタ手段のカウンタ値を送信する送信手段を備え、 親局が、前記送信手段の出力を受け入れる受信手段を備
    え、前記子局から送信されたカウンタ値と、前記親局の
    前記カウンタ手段のカウンタ値とを比較し、前記サージ
    の発生箇所までの距離が測定されることを特徴とする請
    求の範囲第1項ないし第4項の何れか一項に記載の送電
    線サージ識別・標定システム。
JP26123093A 1993-10-19 1993-10-19 送電線サージ識別・標定システム Expired - Lifetime JP3686430B2 (ja)

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EP94116471A EP0649029B1 (en) 1993-10-19 1994-10-19 Surge discriminating system
DE69432506T DE69432506T2 (de) 1993-10-19 1994-10-19 Einrichtung zur Erkennung von Stromstössen

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JP (1) JP3686430B2 (ja)
DE (1) DE69432506T2 (ja)

Cited By (5)

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