JPH07112975A - 2−アミノアゾール誘導体 - Google Patents

2−アミノアゾール誘導体

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JPH07112975A
JPH07112975A JP16539294A JP16539294A JPH07112975A JP H07112975 A JPH07112975 A JP H07112975A JP 16539294 A JP16539294 A JP 16539294A JP 16539294 A JP16539294 A JP 16539294A JP H07112975 A JPH07112975 A JP H07112975A
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angiotensin
alkyl
amino
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照雄 山守
Susumu Kamata
進 鎌田
Takeshi Shioda
武司 塩田
Masabumi Fujimoto
正文 藤本
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Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アンジオテンシンII受容体拮抗剤であり、ア
ンジオテンシンIIにより誘発され、または悪化する高血
圧症の調節、およびうっ血性心不全などの治療において
有用な新規2−アミノアゾール誘導体を提供する。さら
に、これらの化合物を含有する降圧剤を提供する。 【構成】 下記一般式(I)で表される2−アミノアゾ
ール誘導体またはその製薬上許容し得る塩、ならびに該
化合物を含有するアンジオテンシンII受容体拮抗剤およ
び降圧剤。 〔式中、R1は水素、アルキル、アルケニル、環状アル
キル、アリール、またはヘテロアリール;R2およびR3
はそれぞれ独立して水素;ハロゲン;置換されていても
よいアルキル;置換されていてもよいアルケニル;環状
アルキル;アルコキシ;ヒドロキシカルボニルなど;Y
はヒドロキシカルボニルまたはヘテロアリールを示す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンジオテンシンII受容
体拮抗剤であり、アンジオテンシンIIにより誘発され、
または悪化する高血圧症の調節、およびうっ血性心不全
などの治療において有用な新規な2−アミノアゾール誘
導体に関する。本発明は上記化合物を含有する降圧剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】アンジオテンシンIIは体内にあって血
圧、体液量、電解質バランスなどを調節するレニン−ア
ンジオテンシン系の活性物質である。アンジオテンシン
IIは細胞膜上のアンジオテンシンII受容体を介して血管
を収縮させて血圧を上昇させる。このためアンジオテン
シンIIは種々の哺乳動物において高血圧を生じさせる原
因物質とされている。すでにアンジオテンシンIIを生成
させるアンジオテンシンII変換酵素の阻害剤(ACE阻
害剤)が実用化されている。
【0003】アンジオテンシンII受容体拮抗剤も、AC
E阻害剤同様にアンジオテンシンIIによって起こる高血
圧の治療剤、すなわち降圧剤として有用である。しかも
作用が強力で、ACE阻害剤で問題となる空咳などの副
作用もないと考えられる。これまでにサララシンなどの
ペプチド性アンジオテンシンII類縁体が研究されてきて
おり、これらは強力なアンジオテンシンII受容体拮抗作
用を有することが報告されている。しかしその拮抗特性
のために、サララシンは一般には高血圧がアンジオテン
シンIIによるものでない場合には昇圧作用を示す。さら
にこのようなペプチド性拮抗剤は、非経口投与では作用
時間が短く、経口投与では無効であることが報告されて
いる。[M. A. Ondetti and D. W. Cushman, Annual Rep
orts inMedicinal Chemistry, 13, 82-91(1978)]。
【0004】これらのペプチド性アンジオテンシンII受
容体拮抗剤の持つ問題点を解決するため、非ペプチド性
アンジオテンシンII受容体拮抗剤の研究が行われてい
る。非ペプチド性アンジオテンシンII受容体拮抗剤とし
ては、特開昭56−71073号公報、同56−710
74号公報、ヨーロッパ特許出願公開第0324377
号、同第505954号、および同第0403159号
にイミダゾール誘導体が開示されている。特開平4−2
61156号公報、同4−120072号公報、同3−
133964号公報、ヨーロッパ特許出願公開第499
415号、および同第515265号にアミノアジン誘
導体が開示されている。特開平3−143214号公報
にはアミノキノリン誘導体が、米国特許第5,187,
168号にはアミノキナゾリン誘導体が開示されてい
る。これらの化合物はいずれもアンジオテンシンII受容
体拮抗活剤としての効果が認められているが、さらに新
規な非ペプチド性アンジオテンシンII受容体拮抗剤の開
発が望まれている。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的はアンジオテンシンII受容
体拮抗剤であり、アンジオテンシンIIにより誘発され、
または悪化する高血圧症の調節、およびうっ血性心不全
などの治療において有用な、新規2−アミノアゾール誘
導体を提供することにある。本発明のさらに他の目的
は、これらの化合物を含有する降圧剤を提供することに
ある。
【0006】
【発明の構成】本明細書における略号の意義を次に示
す。
【0007】Me:メチル Et:エチル Tr:トリチル Tet:テトラゾリル (ただし、H−TetまたはTet−Hと表記される場
合は、1H−テトラゾール−5−イルを示し、Tr−T
etは2−トリチルテトラゾール−5−イルを示す。) 本発明の2−アミノアゾール誘導体は下記一般式Iで示
される。
【0008】
【化3】
【0009】ここでR1は水素、アルキル、アルケニ
ル、環状アルキル、アリール、またはヘテロアリールで
あり;R2およびR3はそれぞれ独立して水素;ハロゲ
ン;置換されていてもよいアルキル;置換されていても
よいアルケニル;環状アルキル;アルコキシ;ヒドロキ
シカルボニル;アルコキシカルボニル;置換されていて
もよいアミノ;アシル;アリール;ヘテロアリール;ま
たは一般式A:
【0010】
【化4】
【0011】(ここでR4はアルキル、アルカリ金属、
またはアルカリ土類金属)であり;XはS、O、または
N−R(ここでRは水素;置換されていてもよいアルキ
ル;または環状アルキル)であり;Yはヒドロキシカル
ボニルまたはヘテロアリールである。
【0012】上記R1のアルキル基は、C1〜C6の直鎖
状あるいは分枝したアルキル基であり、このようなアル
キル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、iso
−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチ
ル、sec−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどがあげられ
る。上記アルキル基は置換されていてもよく、その置換
基としてはアルコキシ、ハロゲンなどがあげられる。す
なわち、置換されたアルキル基としてメトキシメチル、
エトキシエチルなどのアルコキシアルキル基、およびト
リフルオロメチル、ペンタフルオロエチルなどのフルオ
ロアルキル基などがあげられる。
【0013】上記R1のアルケニル基はC2〜C7の直鎖
状または分枝したアルケ ニル基であり、このようなア
ルケニル基としてはビニル、アリル、iso-プロペニル、
ペンテニルなどがあげられる。上記アルケニル基は置換
されていてもよく、その置換基としてはアルコキシ、ハ
ロゲンなどがあげられる。
【0014】上記R1の環状アルキル基はC3〜C7の環
状アルキル基であり、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシルなどがあげられる。
【0015】上記Rのアリールは置換されていてもよ
いフェニル基、ナフチル基などであり、ここで置換基と
してはフッ素、塩素、臭素などのハロゲン、C1〜C6
直鎖状あるいは分枝したアルキル基、アルコキシ基など
があげられる。上記R1のヘテロアリールとしてはチエ
ニル、ピリジル、テトラゾリル、チアゾリルなどがあげ
られる。
【0016】上記一般式IにおけるR2およびR3のハロ
ゲンとしてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素があげられ
る。
【0017】上記R2およびR3の置換されていてもよい
アルキル基とは、上記R1についてあげられたものと同
様のC1〜C6の直鎖状あるいは分枝したアルキル基であ
る。このアルキル基はハロゲン、アルコキシ、ヒドロキ
シカルボニル、アルコキシカルボニル、アリール、また
はヘテロアリールなどの置換基で置換されていてもよ
い。この置換基のハロゲンおよびアルコキシ基として
は、上記R1のアルキル基の置換基としてあげられたも
のと同様のものがあげられる。この置換基のアルコキシ
カルボニル基としては、そのアルコキシ部分がC1〜C6
の直鎖状および分枝のアルコキシ基であるもの、例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニルがあげられる。この置換基のアリー
ルとしては上記R1のアリールと同様のものがあげられ
る。この置換基のヘテロアリールとしてはテトラゾリル
などがあげられる。
【0018】上記R2およびR3の置換されていてもよい
アルケニル基とは、上記R1についてあげられたものと
同様のC2〜C7の直鎖状または分枝したアルケニル基で
ある。このアルケニル基は、ハロゲン、アルコキシ、ヒ
ドロキシカルボニル、アルコキシカルボニル、アリー
ル、またはヘテロアリールなどの置換基で置換されてい
てもよい。この置換基の、ハロゲン、アルコキシ、アル
コキシカルボニル、アリール、およびヘテロアリールと
しては、上記R2およびR3の置換されていてもよいアル
キル基の置換基と同様のものがあげられる。
【0019】上記R2およびR3の環状アルキル基は上記
1についてあげられたものと同様である。上記R2およ
びR3のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシな
どがあげられる。上記R2およびR3のアルコキシカルボ
ニル基としては、そのアルコキシ部分がC1〜C6の直鎖
状および分枝のアルコキシ基であるもの、例えばメトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカ
ルボニルなどがあげられる。
【0020】上記R2およびR3の置換されていてもよい
アミノ基としてはアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、モルホリノなどがあげられる。上記R2およびR3
アシル基は、C1〜C7の脂肪族アシル基であり、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ヘキサノイルなどがあげられる。上記R2および
3のアリールおよびヘテロアリールは上記R1であげら
れたものと同様である。
【0021】上記一般式AのR4のアルキル基として
は、メチル、エチルなどがあげられ、アルカリ金属とし
てはナトリウム、カリウムなどが、アルカリ土類金属と
してはカルシウムなどがあげられる。
【0022】上記N−RにおけるRの置換されていても
よいアルキル基とはC1 〜C6の直鎖状あるいは分枝し
たアルキル基であり、上記R1のアルキル基と同様のも
のがあげられる。このアルキル基はアルコキシ、ハロゲ
ン、ヘテロアリール、ヒドロキシカルボニルまたはアル
コキシカルボニルなどの置換基で置換されていてもよ
い。この置換基のアルコキシ、ハロゲン、ヘテロアリー
ルおよびアルコキシカルボニルとしては、上記R2およ
びR3の置換されていてもよいアルキル基の置換基と同
様のものがあげられる。上記Rの環状アルキル基はC3
〜C7の環状アルキル基であり、上記R1の環状アルキル
と同様のものがあげられる。
【0023】上記Yのヘテロアリールとしてはテトラゾ
リル基などがあげられる。
【0024】本発明の化合物の製薬上許容し得る塩とし
ては、医学上許容し得る非毒性塩があげられる。この塩
としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩などがあげられる。以下、本明細書中では、本発
明の化合物という場合に、本発明の化合物(I)の他に
その製薬上許容し得る塩も含める。
【0025】本発明の2−アミノアゾール誘導体(I)
の好ましい例としては、以下の式(I−1)、(I−
2)または(I−3)で示される化合物があげられる。
【0026】
【化5】
【0027】本発明の2−アミノアゾール誘導体化合物
(I)は、例えば(スキ−ム1)に示すような方法で得
られる。
【0028】
【化6】
【0029】ここでR1、R2、R3、X、およびYは化
学式(I)で定義されたのと同様である。Y’はシアノ
基、保護されたテトラゾリル基、または保護されたヒド
ロキシカルボニル基などであり、任意の反応によりYに
変換し得る基である。Zは塩素、臭素、またはヨウ素な
どのハロゲン、あるいはパラトルエンスルホニルオキシ
(トシルオキシ)、メタンスルホニルオキシ(メシルオ
キシ)などである。R2'およびR3'はそれぞれ独立し
て、上記R2またはR3と同様であるか、あるいは任意の
反応によりR2またはR3に変換し得る基、例えば上記Z
と同様の基、または、シアノ基、保護されたテトラゾリ
ル基、保護されたヒドロキシカルボニル基などである。
【0030】この方法においては出発物質(II)とし
て、例えばR2'がシアノ基であり、R3'が塩素であり、
XがSであり、そしてZが塩素であるものなどが知られ
ている。化合物(II)を、アセトン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、エタノールなどの適当な溶媒を用いて、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
トリエチルアミンなどの塩基存在下で、ビフェニルメチ
ル置換アミン(III)と反応させることにより、化合物
(IV)を得る。この化合物(IV)の置換基R2'、R3'
よびY’を任意の反応によりR2、R3、およびYに変換
し、本発明の2−アミノアゾール誘導体(I)を得る。
この置換基の変換方法としては、例えば、スキーム1中
のルート1に示すように、R3'をR3に変換したのち、
2'およびY’をR2およびYに変換する方法や、ルー
ト2に示すように、R2'、R3'およびY’を、同時にR
2、R3、およびYに変換する方法があるが、これらに限
定されない。
【0031】例えば、R3'がハロゲン、トシルオキシ、
またはメシルオキシなどであり、R2'およびYがシアノ
基、保護されたテトラゾリル基、または保護されたヒド
ロキシカルボニル基などである場合には、ルート1に従
い、化合物(IV)を、アセトン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、エタノールなどの適当な溶媒を用いて、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、トリ
エチルアミンなどの塩基存在下で任意のアルコールまた
はアミンと反応させることにより、化合物(I')を得
る。ここで得られる(I')の置換基R3は、(IV)とア
ルコールとを 反応させた場合は、そのアルコールに対
応するアルコキシ基であり、(IV)とアミンを反応させ
た場合は対応するアミノ基である。あるいは化合物(I
V)のR3 'を適当な還元反応により水素に変換すること
により、R3が水素である化合物(I)が得られる。
【0032】このようにして得られた化合物(I')の置
換基R2'とY’とを、任意の反応で目的とする置換基R
2およびYにそれぞれ変換する。例えばR2'またはY’
が保護されたテトラゾリル基または保護されたヒドロキ
シカルボニル基である場合には加水分解などの方法によ
り、保護基を外して遊離のテトラゾリル基またはカルボ
ン酸とすることが可能である。R2'またはY’がシアノ
基である場合には、これにアジド化合物を反応させてテ
トラゾリル基を導入することが可能である。このように
して、R2およびYがそれぞれ独立してヒドロキシカル
ボニル基またはテトラゾリル基であり、R3がアルコキ
シ、アミノ、または水素であるような、本発明の2−ア
ミノアゾール誘導体(I)が得られる。
【0033】あるいは、化合物(IV)においてR3'がハ
ロゲンである場合には、ルート2で示されるように化合
物(IV)の置換基R2'およびY’をスキーム1と同様に
任意の反応で目的とする置換基R2およびYに変換する
ことにより、R3がハロゲンである、本発明の2−アミ
ノアゾール誘導体(I)が得られる。
【0034】上記の反応例の他、目的とする置換基に応
じて、任意の公知の反応が組み合わせて用いられ得る。
【0035】本発明の2−アミノアゾール誘導体のうち
2−アミノチアゾール誘導体、すなわち一般式(I)に
おいてXがSである化合物(I−A)は、以下のスキー
ム2に示すような方法によっても得られる。
【0036】
【化7】
【0037】ここでR1、R2、R3およびYは化学式
(I)で定義されたのと同様である。Y’、Z1、および
2はそれぞれ独立してスキーム1のZで定義されたも
のと同様である。
【0038】この方法においては、N置換チオ尿素
(V)とケトン誘導体(VI)とを無溶媒あるいはアセト
ン、エタノール、クロロホルムなどの適当な溶媒中で8
0〜100℃で加熱することにより環化して、チアゾー
ル誘導体(VII)を得る。得られたチアゾール誘導体(V
II)を、溶媒としてTHFなどを用い、リチウムジイソ
プロピルアミドまたはリチウムビス−(トリメチルシリ
ル)アミドなどの塩基存在下、室温以下、例えば−78
℃〜室温の温度でビフェニル誘導体(VII)と反応さ
せ、化合物(I'−A)を得る 。この化合物(I'−A)
のビフェニル基の2’位に位置する置換基Y’を、スキ
ーム1でY’をYに変換するのと同様に、任意の反応に
より目的とする置換基Yに変換することにより、本発明
の2−アミノチアゾール誘導体(I−A)が得られる。
【0039】本発明の2−アミノチアゾール誘導体(I
−A)は、以下のスキーム3に示すような方法でも得ら
れる。特にR2および/またはR3がアシル基またはアル
コキシカルボニルアルキル基である場合は、上記スキー
ム2に示した方法では合成が困難な場合があるため、こ
のスキーム3の方法で得ることが望ましい。
【0040】
【化8】
【0041】ここでR1、R2、R3、Y、およびY’はスキ
ーム2で定義されたのと同様である。Zはスキーム2の
Zと同様である。この方法においては、公知の方法によ
り得ることのできるチオ尿素誘導体(IX)とケトン誘導
体(VI)とを、無溶媒あるいはアセトン、エタノール、
クロロホルムなどの適当な溶媒中で80〜100℃で加
熱することにより環化して、化合物(I'−A)を得る。
この化合物(I'−A)の置換基Y’を、スキーム2と同
様に任意の反応で目的とする置換基Yに変換することに
より、本発明の2−アミノチアゾール誘導体(I−A)
が得られる。
【0042】本発明の1−アミノチアゾール誘導体にお
いて、R2および/またはR3が水素、ハロゲン、アルコ
キシ、またはアミノ基である場合には上記のスキーム2
およびスキーム3では合成が困難な場合があるので、上
記のスキーム1で示した方法で得るのが望ましい。
【0043】本発明の2−アミノアゾール誘導体(I)
はアンジオテシンII受容体拮抗剤、特に降圧剤として使
用し得、アンジオテシンIIにより誘発され、また悪化す
る高血圧症の調節、およびうっ血性心不全などの治療に
おいて有用である。
【0044】本発明の化合物(I)を含有する薬剤組成
物は、経口または非経口で投与される。非経口投与とし
ては、静脈注射、筋肉注射、腹腔内注射、点滴などの方
法があげられる。上記薬剤組成物はプロドラッグとして
投与し得る。上記薬剤組成物の製剤形態としては粉末、
顆粒、錠剤、カプセル剤、注射剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、座剤などがあげられる。上記製剤は本発明の化合物
(I)に加えて、投与形態に応じて製剤学的および薬理
学的に許容し得る適当な賦形剤、助剤、安定剤、湿潤
剤、乳化剤、その他の添加剤などの公知の化合物を任意
に選択して使用し得る。
【0045】本発明の化合物(I)の投与量は対象疾
患、症状、投与対象、投与方法などによって異なるが、
成人の本態性高血圧症治療剤として投与する場合、経口
投与では1日量1〜50mg、静注では1日量1〜30
mgを1回〜3回に分けて投与するのが好ましい。
【0046】本発明の2−アミノアゾール誘導体(I)
のアンジオテシンII受容体拮抗剤としての効果は例えば
以下に示すような方法で評価し得る。ヒトアンジオテン
シンII受容体を発現させたアフリカミドリザル腎由来C
OS細胞培養物と125I−標識アンジオテンシンIIとの
混合物に本発明の化合物を濃度を変化させて添加し、イ
ンキュベートする。培養物と結合した125I−標識アン
ジオテンシンIIの放射活性から、培養物に対する125
−標識アンジオテンシンIIの特異的結合を50%阻害す
る本発明の化合物濃度(IC50)を得、次式により阻害
定数(Ki)を求める。
【0047】
【数1】
【0048】ここでCは125I−標識アンジオテンシンI
I濃度、KdはアンジオテンシンIIの解離定数である。
【0049】後述の実施例から明らかなように、本発明
の2−アミノアゾール誘導体は、優れたアンジオテンシ
ンII受容体拮抗作用を示す。
【0050】
【実施例】以下に、本発明を実施例および参考例に基づ
き説明する。
【0051】(参考例1) エチル 4−メチル−2−(n−プロピル)アミノチア
ゾール−5−カルボキシラート(中間体)の製造
【0052】
【化9】
【0053】N−n−プロピルチオ尿素(730mg,
6.18mmol)と2−クロロアセト酢酸エチル(1
g,6.08mmol)との混合物を、110℃にて1
5分加熱した後、この反応混合物を酢酸エチルと飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液とに分配した。水層を酢酸エチ
ルで2回抽出し、得られた全有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)
にて精製し、さらに酢酸エチル/n−ヘキサンから再結
晶し、表題化合物1.2gを無色針状晶として得た。
【0054】収率:86.5%; 融点:103−10
4℃ 元素分析:C101622Sとして 計算値(%):C,52.61;H,7.06;N,1
2.27;S,14.04 実測値(%):C,52.35;H,6.97;N,1
2.20;S,14.03 NMR(CDCl3)δ:0.99(3H,t,J=
7.4Hz),1.33(3H,t, J=7.2H
z),1.69(2H,sext,J=7.4Hz),
2.53(3H,s ),3.20(2H,t,J=
7.4Hz),4.26(2H,q,J=7.4H
z),6.5−6.8(1H,broad)。
【0055】(参考例2) エチル 4−メチル−2−[N−(n−プロピル)−N
−[[2’−(2−トリチルテトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チアゾール−
5−カルボキシラート(中間体)の製造
【0056】
【化10】
【0057】参考例1で得られたエチル 4−メチル−
2−(n−プロピル)アミノチアゾール−5−カルボキ
シラート(229mg,1mmol)をTHF(1m
L)およびジメチルエチレンウレア(0.4mL)の混
合溶媒に溶解した。この溶液に氷冷下1N−リチウムビ
ストリメチルシリルアミドのTHF溶液(1.1mL,
1.1mol)を滴下し、20分間そのまま撹拌した。
この溶液に4−ブロモメチル−2’−(2−トリチルテ
トラゾール−5−イル)ビフェニル(665mg,1.
2mmol)のTHF(7mL)溶液を氷冷下滴下し
た。室温で20時間撹拌した後、この反応液を氷水に加
え、酢酸エチルで3回抽出した。得られた抽出液を水お
よび飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(トルエン:酢酸エチル=30:
1)にて精製し、さらにn−ヘキサンから結晶化させ
て、表題化合物460mgを白色針状晶として得た。
【0058】収率:65.3%; 融点:71−75℃ 元素分析:C434062Sとして 計算値(%):C,73.27;H,5.72;N,1
1.92;S,4.55 実測値(%):C,73.18;H,5.96;N,1
1.79;S,4.49 NMR(CDCl3)δ:0.85(3H,t,J=
7.0Hz),1.32(3H,t, J=7.0H
z),1.61(2H,sext,J=7.0Hz),
2.56(3H,s ),3.19(2H,t,J=
7.0Hz),4.25(2H,q,J=7.4Hz),4.65(2H,s),6.
87-7.58(22H,m),7.90-7.99(1H ,m)。
【0059】(実施例1) エチル 4−メチル−2−[N−(n−プロピル)−N
−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル]メチル]アミノ]チアゾール−5−カ
ルボキシラート(I−4)の製造
【0060】
【化11】
【0061】参考例2で得られたエチル 4−メチル−
2−[N−(n−プロピル)−N−[[2’−(2−ト
リチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]アミノ]チアゾール−5−カルボキシラー
ト(430mg,0.61mmol)のジクロロメタン
(6mL)溶液に88%ぎ酸(8mL)を氷冷下滴下し
た。この反応溶液を室温で4時間撹拌した後、濃縮し
た。残渣を水に溶かし、炭酸水素ナトリウムを溶液のp
Hが中性になるまで加え、ジクロロメタンにて3回抽出
した。得られた抽出溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=3
0:1)にて精製し、さらにジオキサンを用いて凍結乾
燥することにより表題化合物(I−4)260mgを白
色紛体として得た。
【0062】収率:92% 元素分析:C242662S・0.25H2Oとして 計算値(%):C,61.72;H,5.72;N,1
7.99;S,6.87 実測値(%):C,61.72;H,5.72;N,1
7.87;S,6.76 NMR(CDCl3)δ:0.95(3H,t,J=
7.4Hz),1.29(3H,t, J=7.2H
z),1.71(2H,sext,J=7.6Hz),
2.49(3H,s ),3.40(2H,t,J=
7.4Hz),4.25(2H,q,J=7.2H
z),4.73(2H,s),7.11−7.20(4
H,m),7.39−7.68(3H ,m),8.0
0−8.08(1H,m)。
【0063】(実施例2) 4−メチル−2−[N−(n−プロピル)−N−
[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル]メチル]アミノ]チアゾール−5−カル
ボン酸(I−1)の製造
【0064】
【化12】
【0065】実施例1で得られた4−メチル−2−[N
−(n−プロピル)−N−[[2’−(テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チ
アゾール−5−カルボキシラート(260mg,0.5
6mmol)をメタノール(2mL)とTHF(2m
L)と水(0.6mL)との混合溶媒に溶解させ、水酸
化リチウム(120mg,5mmol)を加えた。この
反応溶液を70℃で6時間加熱撹拌した後、濃縮した。
残渣を水に溶かし、氷冷下1N−塩酸(5.5mL)を
加え、ジクロロメタンにて3回抽出した。得られた抽出
溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し
た。得られた残渣をエーテル、n−ヘキサンから結晶化
することにより表題化合物(I−1)140mgを得
た。
【0066】収率:57.6% 元素分析:C222262S・0.15i−C37とし
て 計算値(%):C,61.14;H,5.40;N,1
8.68;S,7.13 実測値(%):C,60.88;H,5.58;N,1
8.97;S,7.13 NMR(CDCl3)δ:0.92(3H,t,J=
7.6Hz),1.69(2H,se xt,J=7.
4Hz),2.53(3H,s),3.38(2H,
t,J=7.6Hz ),4.73(2H,s),7.
10−7.22(4H,m),7.43−7.65(3
H,m),7.74−7.80(1H,m)。
【0067】(実施例3) 4−メチル−2−[N−プロピル−N−[[2’−(1
H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]
メチル]アミノ]−5−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)チアゾール(I−2)の製造
【0068】
【化13】
【0069】N−n−プロピル−N−(2’−シアノビ
フェニル−4−イル)メチルチオ尿素(310mg,
1.0mmol)と2−クロロアセトアセトニトリル
(130mg,1. 1mol)との混合物を80℃で
15分間加熱した後、反応混合物を酢酸エチルと飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液に分配した。この水層を酢酸エ
チルで2回抽出し、得られた全有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた油状残渣
(370mg)をキシレン(8mL)に溶解し、トリメチ
ルチンアジド(1g,4.9mmol)を加え、110
℃にて18時間加熱撹拌した。沈殿物を濾取しメタノー
ルに溶解させ、濃塩酸(0.5mL)を加え、室温で3
0分撹拌した。反応溶液を濃縮後、この濃縮物を1N−
水酸化ナトリウム水溶液に溶かした。この溶液をジクロ
ロメタンにて洗浄した後、酢酸にてpH5〜6とし、酢
酸エチルにて3回抽出した。得られた抽出溶液を水にて
3回洗浄し、さらに飽和食塩水にて1回洗浄して、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロ
メタン:メタノール:酢酸=100:5:0.4)にて
精製し、さらにジオキサンより凍結乾燥することによ
り、粉末として表題化合物(I−2)60mgを得た。
【0070】収率:13.1% 元素分析:C222210S・0.5H2O・0.5C4
82(ジオキサン)として 計算値(%):C,56.34;H,5.32;N,2
7.38;S,6.27 実測値(%):C,56.34;H,5.21;N,2
7.08;S,6.31 NMR(CD3OD)δ:0.94(3H,t,J=
7.4Hz),1.70(2H,se xt,J=7.
0Hz),2.53(3H,s),3.45(2H,
t,J=7.4Hz ),4.79(2H,s),7.
11(2H,d,J=8.0Hz),7.28(2H,
d,J=8.0Hz),7.53−7.70(4H,
m)。
【0071】以下、同様に、下記の化合物を合成した。
【0072】(I−3) 4−メチル−2−[N−ブチ
ル−N−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)
ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]−5−(1H
−テトラゾール−5−イル)チアゾール 融点:アモルファス 元素分析:C232410S・0.5H2O・0.1ジオ
キサンとして 計算値(%):C,57.31;H,5.30;N,2
8.56;S,6.54 実測値(%):C,57.10;H,5.30;N,2
8.28;S,6.42 NMR(CD3OD)δ:0.95(3H,t,J=
7.6Hz),1.36(2H,sext,J=7.6
Hz),1.66(2H,quint,J=7.6H
z),2.53(3H,s),3.48(2H,t,J
=7.6Hz),4.78(2H,s),7.11およ
び7.27(2H×2,ABq,J=8.2Hz),
7.50−7.70(4H,m) IR(KBr)cm-1:1602,1591。
【0073】(I−5) エチル 4−エチル−2−
[N−(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
アミノ]チアゾール−5−カルボキシラート 融点:アモルファス 元素分析:C252862S・0.3H2O・0.4ジ
オキサンとして 計算値(%):C,61.76;H,6.20;N,1
6.24;S,6.20 実測値(%):C,61.91;H,6.08;N,1
6.50;S,6.18 NMR(CDCl3)δ:0.94(3H,t,J=
7.4Hz),1.19(3H,t,J=7.6H
z),1.31(3H,t,J=7.2Hz)1.70
(2H,sext,J=7.4Hz),2.91(2
H,q,J=7.6Hz),3.39(2H,t,J=
7.4Hz),4.23(2H,q,J=7.2Hz)
4.73(2H,s),7.13および7.24(2H
×2,ABq,J=8.2Hz),7.40−7.63
(3H,m),7.99−8.03(1H,m) IR(KBr)cm-1:1697,1533。
【0074】(I−6) 4−エチル−2−[N−(n
−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チ
アゾール−5−カルボン酸 融点:アモルファス 元素分析:C232462S・0.5H2O・0.5ジ
オキサンとして 計算値(%):C,59.86;H,5.83;N,1
6.75;S,6.39 実測値(%):C,59.58;H,5.83;N,1
6.83;S,6.33 NMR(CDCl3)δ:0.94(3H,t,J=
7.4Hz),1.24(3H,t,J=7.8H
z),1.69(2H,sext,J=7.8Hz),
2.97(2H,q,J=7.4Hz),3.40(2
H,t,J=7.8Hz),4.75(2H,s),
7.14および7.24(2H×2,ABq,J=8.
2Hz),7.43−7.59(3H,m),7.83
−7.87(1H,m) IR(KBr)cm-1:1651,1602。
【0075】(I−7) エチル 4−トリフルオロメ
チル−2−[N−(n−プロピル)−N−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]アミノ]チアゾール−5−カルボキシラー
ト 融点:アモルファス 元素分析:C2423632S・0.2H2Oとして 計算値(%):C,55.42;H,4.53;N,1
6.16;S,6.16 実測値(%):C,55.27;H,4.62;N,1
5.90;S,6.02 NMR(CDCl3)δ:0.98(3H,t,J=
7.4Hz),1.34(3H,t,J=7.0H
z),1.73(2H,sext,J=7.4Hz),
3.46(2H,t,J=7.4Hz),4.30(2
H,q,J=7.0Hz),4.78(2H,s),
7.20および7.33(2H×2,ABq,J=8.
0Hz),7.39−7.64(3H,m),8.09
−8.14(1H,m)。
【0076】(I−8) 4−トリフルオロメチル−2
−[N−(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチ
ル]アミノ]チアゾール−5−カルボン酸 融点:アモルファス 元素分析:C2219632S・0.2H2O・0.4
ジオキサンとして 計算値(%):C,53.75;H,4.32;N,1
5.94;S,6.08 実測値(%):C,53.63;H,4.35;N,1
6.17;S,6.38 NMR(CDCl3)δ:0.94(3H,t,J=
7.4Hz),1.70(2H,sext,J=7.4
Hz),3.39(2H,t,J=7.4Hz),4.
76(2H,s),7.14および7.22(2H×
2,ABq,J=8.4Hz),7.43−7.64
(3H,m),7.80−7.84(1H,m) IR(KBr)cm-1:1690,1604。
【0077】(I−9) エチル 4−メチル−2−
[N−アリル−N−[[2’−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チ
アゾール−5−カルボキシラート 融点:アモルファス 元素分析:C242462S・0.3H2Oとして 計算値(%):C,61.86;H,5.32;N,1
8.04;S,6.88 実測値(%):C,62.05;H,5.44;N,1
7.88;S,6.71 NMR(CDCl3)δ:1.32(3H,t,J=
7.0Hz),2.49(3H,s),4.07(2
H,d,J=5.4Hz),4.24(2H,q,J=
7.0Hz),4.70(2H,s),5.26(2
H,m),5.81(1H,m),6.91(1H,b
road),7.08−8.08(8H,m) IR(KBr)cm-1:3394,1691。
【0078】(I−10) 4−メチル−2−[N−ア
リル−N−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チアゾー
ル−5−カルボン酸 融点:130−131℃ 元素分析:C222062S・0.25アセトン・0.
25H2Oとして 計算値(%):C,60.52;H,4.91;N,1
8.61;S,7.10 実測値(%):C,60.42;H,4.94;N,1
8.63;S,7.07 NMR(DMSOd-6)δ:2.43(3H,s),
4.07(2H,d,J=5.0Hz),4.70(2
H,s),5.20(2H,m),5.78(1H,
m),7.08および7.24(2H×2,ABq,J
=8.4Hz),7.50−7.55(4H,m),1
2.44(1H,broad) IR(KBr)cm-1:3110,1665。
【0079】(I−11) エチル 4−メチル−2−
[N−シクロペンチル−N−[[2’−(1H−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]ア
ミノ]チアゾール−5−カルボキシラート 融点:アモルファス 元素分析:C262862S・0.25H2O・0.2
5ジオキサンとして 計算値(%):C,62.95;H,5.97;N,1
6.31;S,6.22 実測値(%):C,62.84;H,5.98;N,1
6.05;S,6.11 NMR(CDCl3)δ:1.31(3H,t,J=
7.2Hz),1.50−1.80(6H,m),1.
95−2.15(2H,m),2.46(3H,s)
4.24(2H,q,J=7.2Hz),4.41−
4.58(1H,m),4.62(2H,s),7.1
1および7.19(2H×2,ABq,J=8.2H
z),7.40−7.64(3H,m),8.03−
8.10(1H,m) IR(KBr)cm-1:2960,1697,151
3。
【0080】(I−12) 4−メチル−2−[N−シ
クロペンチル−N−[[2’−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チ
アゾール−5−カルボン酸 融点:アモルファス 元素分析:C242462S・0.1ヘキサンとして 計算値(%):C,62.98;H,5.46;N,1
7.91;S,6.83 実測値(%):C,63.10;H,5.54;N,1
7.78;S,6.60 NMR(CDCl3)δ:1.57−1.80(6H,
m),1.88−2.15(2H,m),2.43(3
H,s),4.32−4.80(1H,m),4.62
(2H,s),7.0−7.12(4H,m),7.3
9−7.60(3H,m),7.88−7.92(1
H,m),10.10−10.70(1H,broa
d) IR(KBr)cm-1:2958,1653,158
7。
【0081】(I−13) エチル 2−[N−(n−
プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チア
ゾール−4−カルボキシラート 融点:アモルファス 元素分析:C232462Sとして 計算値(%):C,61.59;H,5.39;N,1
8.74;S,7.15 実測値(%):C,61.39;H,5.52;N,1
8.60;S,6.99 NMR(CDCl3)δ:0.92(3H,t,J=
7.4Hz),1.34(3H,t,J=7.2H
z),1.67(2H,sext,J=7.4Hz),
3.32(2H,t,J=7.4Hz),4.30(2
H,q,J=7.2Hz),4.65(2H,s),
6.93および7.02(2H×2,ABq,J=8.
2Hz),7.32−7.60(4H,m),7.91
−7.96(1H,m) IR(KBr)cm-1:2956,1695,156
6。
【0082】(I−14) 2−[N−(n−プロピ
ル)−N−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チアゾー
ル−4−カルボン酸 融点:アモルファス 元素分析:C212062S・0.12イソプロピルエ
ーテル・0.5H2Oとして 計算値(%):C,59.31;H,5.20;N,1
9.10;S,7.29 実測値(%):C,59.36;H,5.28;N,1
9.09;S,7.24 NMR(CDCl3)δ:0.87(3H,t,J=
7.0Hz),1.61(2H,sext,J=7.0
Hz),3.26(2H,t,J=7.0Hz),4.
54(2H,s),6.86−6.98(4H,m),
7.30−7.58(4H,m),7.86−7.90
(1H,m) IR(KBr)cm-1:2966,1706,160
4。
【0083】(I−15) エチル 4−(4’−メト
キシカルボニル)ブチル−2−[N−(n−プロピル)
−N−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビ
フェニル−4−イル]メチル]アミノ]チアゾール−5
−カルボキシラート 融点:アモルファス NMR(CDCl3)δ:0.95(3H,t,J=
7.2Hz),1.33(3H,t,J=7.2H
z),1.50−1.80(6H,m),2.32(2
H,t,J=6.6Hz),2.97(2H,t,J=
6.6Hz),3.38(2H,t,J=7.8H
z),3.54(3H,s),4.25(2H,q,J
=7.2Hz),4.79(2H,s),7.11およ
び7.20(2H×2,ABq,J=8.4Hz),
7.41−7.65(3H,m),7.96−8.01
(1H,m)。
【0084】(I−16) 4−(4’−カルボキシ)
ブチル−2−[N−(n−プロピル)−N−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]アミノ]チアゾール−5−カルボン酸 融点:アモルファス NMR(CD3OD)δ:0.91(3H,t,J=
7.5Hz),1.50−1.80(6H,m),2.
32(2H,t,J=6.0Hz),2.97(2H,
t,J=6.2Hz),3.39(2H,t,J=7.
5Hz),4.75(2H,s),7.09および7.
21(2H×2,ABq,J=8.2Hz),7.50
−7.70(4H,m)。
【0085】(I−17) 5−アセチル−2−[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]−4−メチルチアゾール 融点:アモルファス NMR(CDCl3)δ:0.95(3H,t,J=
7.4Hz),1.71(2H,sext,J=7.4
Hz),2.38(3H,s),2.51(3H,
s),3.43(2H,t,J=7.4Hz),4.7
5(2H,s),7.15および7.23(2H×2,
ABq,J=8.4Hz),7.41−7.65(3
H,m),8.01−8.06(1H,m)。
【0086】(I−18) エチル 2−[[N−(n
−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]チ
アゾール−4−イル]メトキシイミノアセテート 融点:171−172℃ 元素分析:C252773S・0.2ジエチルエーテル
・0.5H2Oとして 計算値(%):C,58.53;H,5.71;N,1
8.52;S,6.06 実測値(%):C,58.84;H,5.61;N,1
8.57;S,6.01 NMR(CDCl3)δ:0.96(3H,t,J=
7.4Hz),1.25(3H,t,J=7.2H
z),1.75(2H,m),3.66(2H,t,J
=8.0Hz),3.81(3H,s),4.03(2
H,s),4.29(2H,q.J=7.2Hz),
6.68(1H,s),7.34−7.82(8H,
m),11.98(1H,broad) IR(KBr)cm-1:3316,1729。
【0087】(I−19) ナトリウム 2−[[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]チアゾール−4−イル]メトキシイミノアセテート 融点:アモルファス 元素分析:C232173SNa2・0.5メタノール
・2H2Oとして 計算値(%):C,49.21;H,4.75;N,1
7.09;S,5.59 実測値(%):C,49.11;H,4.84;N,1
6.61;S,5.96 NMR(DMSOd-6)δ:0.83(3H,t,J=
7.4Hz),1.60(2H,m),3.39(2
H,t,J=7.4Hz),3.45(3H,s),
3.99(2H,s),6.55(1H,s),7.4
0−8.02(8H,m) IR(KBr)cm-1:1607。
【0088】(I−20) エチル 4−メチル−2−
[N−(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
アミノ]オキサゾール−5−カルボキシラート 融点:アモルファス NMR(CDCl3)δ:0.89(3H,t,J=
7.4Hz),1.34(3H,t,J=7.0H
z),1.63(2H,sext,J=7.4Hz),
2.29(3H,s),3.37(2H,t,J=7.
4Hz),4.29(2H,q.J=7.0Hz),
4.54(2H,s),7.0−7.12(4H,
m),7.37−7.63(3H,m),7.88−
7.93(1H,m)。
【0089】(I−21) 4−メチル−2−[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]オキサゾール−5−カルボン酸。
【0090】(I−22) エチル 5−メチル−2−
[N−(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
アミノ]イミダゾール−4−カルボキシラート 融点:アモルファス 元素分析:C242772・0.25ジオキサン・0.
5H2Oとして 計算値(%):C,63.01;H,6.34;N,2
0.57 実測値(%):C,63.25;H,6.37;N,2
0.44 NMR(CD3OD)δ:0.89(3H,t,J=
7.4Hz),1.35(3H,t,J=7.2H
z),1.60(2H,sext,J=7.4Hz),
2.41(3H,s),3.32(2H,t,J=7.
2Hz),4.31(2H,q.J=7.2Hz),
4.67(2H,s),7.07−7.15(4H,
m),7.35−7.62(4H,m) IR(KBr)cm-1:2965,1700,166
0,1639。
【0091】(I−23) 5−メチル−2−[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]イミダゾール−4−カルボン酸。
【0092】(I−24) (E)エチル 3−[2−
[N−(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]
アミノ]−4−メチルチアゾール−5−イル]−2−プ
ロペノエート 融点:アモルファス NMR(CDCl3)δ:0.95(3H,t,J=
7.4Hz),1.30(3H,t,J=7.0H
z),1.71(2H,sext,J=7.4Hz),
2.30(3H,s),3.39(2H,t,J=7.
2Hz),4.21(2H,q.J=7.0Hz),
4.76(2H,s),5.66(1H,d,J=15
Hz),7.15−7.32(4H,m),7.38−
7.61(3H,m),7.72(1H,d,J=15
Hz),8.08−8.12(1H,m)。
【0093】(I−25) (E)3−[2−[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]−4−メチルチアゾール−5−イル]−2−プロペ
ン酸 融点:アモルファス NMR(CDCl3)δ:0.93(3H,t,J=
7.2Hz),1.60−1.70(2H,m),2.
27(3H,s),3.38(2H,t,J=7.2H
z),4.72(2H,s),5.59(1H,d,J
=15Hz),7.0−7.60(7H,m),7.7
5(1H,d,J=15Hz),7.90−8.0(1
H,m)。
【0094】(I−26) 4−クロロ−2−[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]−5−(1H−テトラゾール−5−イル)チアゾー
ル 融点:アモルファス 元素分析:C211910ClS・0.65ジオキサン・
0.8H2Oとして 計算値(%):C,51.48;H,4.72;N,2
5.44;S,5.82 実測値(%):C,51.46;H,4.68;N,2
5.60;S,5.91 NMR(CD3OD)δ:0.94(3H,t,J=
7.4Hz),1.69(2H,sext,J=7.4
Hz),3.46(2H,t,J=7.4Hz),4.
78(2H,s),7.10−7.73(8H,m)。
【0095】(I−27) 4−メトキシ−2−[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]−5−(1H−テトラゾール−5−イル)チアゾー
ル。
【0096】(I−28) 4−フェニル−2−[N−
(n−プロピル)−N−[[2’−(1H−テトラゾー
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミ
ノ]−5−(1H−テトラゾール−5−イル)チアゾー
ル 融点:アモルファス 元素分析:C272410S・0.2ヘキサン・0.4H
2Oとして 計算値(%):C,62.14;H,5.10;N,2
5.70;S,5.88 実測値(%):C,62.26;H,4.92;N,2
5.56;S,5.70 NMR(CD3OD)δ:0.96(3H,t,J=
7.4Hz),1.73(2H,sext,J=7.4
Hz),3.50(2H,t,J=7.4Hz),4.
82(2H,s),7.40−7.72(13H,
m)。
【0097】(I−29) 4−(チアゾール−2−イ
ル)−2−[N−(n−プロピル)−N−[[2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル]メチル]アミノ]−5−(1H−テトラゾール−5
−イル)チアゾール 融点:アモルファス 元素分析:C2421112・0.2H2Oとして 計算値(%):C,54.26;H,4.06;N,2
9.00;S,12.07 実測値(%):C,54.63;H,4.10;N,2
8.73;S,12.22 NMR(CDCl3)δ:1.02(3H,t,J=
7.4Hz),1.80(2H,sext,J=7.4
Hz),3.61(2H,t,J=7.4Hz),4.
77(2H,s),7.15−7.62(9H,m),
7.84−7.90(1H,m),8.04(1H,
d,J=3.4Hz)。
【0098】(I−30) 2−[N−(n−プロピ
ル)−N−[[2’−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル]メチル]アミノ]−5−
(1H−テトラゾール−5−イル)チアゾール 融点:アモルファス 元素分析:C212010S・0.2ヘキサン・0.5H
2Oとして 計算値(%):C,56.64;H,5.09;N,2
9.75;S,6.81 実測値(%):C,56.49;H,4.90;N,2
9.56;S,6.61 NMR(CD3OD)δ:0.95(3H,t,J=
7.4Hz),1.72(2H,sext,J=7.4
Hz),3.50(2H,t,J=7.4Hz),4.
81(2H,s),7.12および7.27(2H×
2,ABq,J=8.4Hz),7.50−7.72
(4H,m),7.79(1H,s) (実施例4)125 I−標識アンジオテンシンIIの受容体結合に対する
2−アミノアゾール誘導体の阻害作用の評価 ヒトアンジオテンシンII受容体の遺伝子を発現ベクター
pcDNAIに組み込み、アフリカミドリザル腎由来C
OS細胞にトランスフェクトし、2から3日培養し、ア
ンジオテンシンII受容体を発現させた。この培養細胞
に、本発明の化合物を10-6〜10-10Mの範囲で添加
し、あるいは添加せずに100pM125I−標識アンジ
オテンシンIIと25℃で1時間インキュベートした。反
応終了後、ガラス繊維濾紙により、培養細胞と結合した
125I−標識アンジオテンシンIIを分離し、ガンマカウ
ンターにて放射活性を測定した。培養細胞への125I−
標識アンジオテンシンIIの特異的結合は、非放射性アン
ジオテンシンIIを10-6M含む条件下で得られる非特異
的結合を、全結合から差し引くことにより求めた。培養
細胞への125I−標識アンジオテンシンIIの特異的結合
を50%阻害する本発明化合物の濃度(IC50)から、
次式により阻害定数(Ki)を求めた。
【0099】
【数2】
【0100】
【表1】
【0101】ここでCは125I−標識アンジオテンシンI
I濃度(100pM)、KdはアンジオテンシンIIの解
離定数(1.3nM)とする。
【0102】このように本発明の2−アミノアゾール誘
導体は阻害作用が強く、効果的にアンジオテンシンIIの
受容体と結合し得ることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 263/48 277/42 403/12 233 403/14 233 413/12 257 413/14 257 417/12 257 417/14 257

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式Iで表される2−アミノアゾール誘
    導体またはその製薬上許容し得る塩: 【化1】 ここでR1は水素、アルキル、アルケニル、環状アルキ
    ル、アリール、またはヘテロアリールであり;R2およ
    びR3はそれぞれ独立して水素;ハロゲン;置換されて
    いてもよいアルキル;置換されていてもよいアルケニ
    ル;環状アルキル;アルコキシ;ヒドロキシカルボニ
    ル;アルコキシカルボニル;置換されていてもよいアミ
    ノ;アシル;アリール;ヘテロアリール;または一般式
    A: 【化2】 (ここでR4はアルキル、アルカリ金属、またはアルカ
    リ土類金属)であり;XはS、O、またはN−R(ここ
    でRは水素;置換されていてもよいアルキル;または環
    状アルキル)であり;Yはヒドロキシカルボニルまたは
    ヘテロアリールである。
  2. 【請求項2】XがSである、請求項1に記載の2−アミ
    ノアゾール誘導体またはその製薬上許容し得る塩。
  3. 【請求項3】R1がアルキル、R2がヒドロキシカルボニ
    ルまたはテトラゾリル、R3がアルキル、XがS、Yが
    テトラゾリルである請求項1に記載の2−アミノアゾー
    ル誘導体またはその製薬上許容し得る塩。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の2−アミノアゾール誘導
    体またはその製薬上許容し得る塩を含有するアンジオテ
    ンシンII受容体拮抗剤。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の2−アミノアゾール誘導
    体またはその製薬上許容し得る塩を含有する降圧剤。
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