JPH07111158A - 固体燃料電池用インターコネクタおよび固体燃料電池モジュール - Google Patents

固体燃料電池用インターコネクタおよび固体燃料電池モジュール

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JPH07111158A
JPH07111158A JP5280242A JP28024293A JPH07111158A JP H07111158 A JPH07111158 A JP H07111158A JP 5280242 A JP5280242 A JP 5280242A JP 28024293 A JP28024293 A JP 28024293A JP H07111158 A JPH07111158 A JP H07111158A
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gas
cell stack
interconnector
manifold
fuel cell
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Yukimichi Tajima
幸道 田嶋
Takao Ishii
隆生 石井
Reiichi Chiba
玲一 千葉
Tsunekazu Iwata
恒和 岩田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】平板単セルをインターコネクタを介してスタッ
ク化した場合にガスシールの容易なインターコネクタお
よび燃料電池モジュールの構成を提供する。 【構成】インターコネクタにおいて、基板の最外部に位
置するガス流路用溝21の両端が、隣接するガス流路用
溝22に接続されていることを特徴とする。モジュール
において、前記ガスマニホールドの前記セルスタックに
接する部位に、ガラス融液溜まり溶の溝が設けられてな
ることを特徴とする。モジュールにおいて、ガスマニホ
ールドの熱膨張係数が、前記セルスタックの熱膨張係数
よりも小なることを特徴とする。 【効果】従来問題とされてきた平板型SOFCのガスシ
ールを容易に提供することが可能になり、円筒型SOF
Cに比較して発電密度が大きくなる平板型SOFCの利
点を生かしたシステムを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体燃料電池用インタ
ーコネクタおよび前記インターコネクタを使用した固体
燃料電池モジュールに関するものである。さらに詳細に
は、平板型固体燃料電池と分類されるもののうち、単セ
ルとインターコネクタの積層によってセルスタックが構
成され、ガスマニホールドがそのセルスタックの外側に
存在する形式のインターコネクタおよび平板型固体燃料
電池モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術および問題点】従来の平板単セルを用いた
固体燃料電池では、インターコネクタ71は図7、8に
示すように燃料流路72および空気流路73のガス流路
として溝を表裏に作成したものを使用していた。したが
って、インターコネクタ71、単セル75を積層し、そ
の積層体両側に集電板76を設けてスタックを作製した
ときには図9、図10、図11に示すようにガスマニホ
ールド側の全面にガス流路72、73の入り口ができ
る。そのため、円筒型のガスマニホールド77にセルス
タック78を組み合わせた場合のガスシール74は、セ
ルスタック78が円筒に内接する、ガスの出入り口のな
い限られた部分で行なわれるためこのガスシールは、作
製上難しい部分であった。なお、79は燃料給気ダク
ト、710は燃料排気ダクト、711は空気給気ダク
ト、712は空気排気ダクトである。
【0003】この場合、問題となっているのは円筒型の
ガスマニホールド77とセルスタック78の接点が少な
いために、ガスシール部74のガスシールドが不十分に
なることである。一方、ガスシールが容易なようにガス
マニホールド77とスタック78の接する領域を増やす
と、セルの端の部分へのガスの供給ができなくなりセル
スタックの発電効率が低下してしまう。
【0004】従来のセルスタックモジュールにはガラス
融液シールが用いられているが、ガラス融液を保持する
ことが難しく、技術上の問題点になっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、平板単セルをインター
コネクタを介してスタック化した場合にガスシールの容
易なインターコネクタおよび燃料電池モジュールの構成
を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ため、本発明の固体燃料電池用インターコネクタは、イ
ンターコネクタ用基板の表面に複数本のガス流路用溝が
形成されてなる固体燃料電池用インターコネクタにおい
て、前記基板の最外部に位置するガス流路用溝の両端
が、隣接するガス流路用溝に接続されてなることを特徴
とする。
【0007】また、本発明の固体燃料電池モジュール
は、単セルとインターコネクタからなるセルスタックが
ガスマニホールドに内接してなる固体燃料電池モジュー
ルにおいて、前記ガスマニホールドの前記セルスタック
に接する部位に、ガラス融液溜まり用の溝が設けられて
なることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の固体燃料電池モジュール
は、単セルとインターコネクタからなるセルスタックが
ガスマニホールドに内接してなる固体燃料電池モジュー
ルにおいて、前記ガスマニホールドの熱膨張係数が、前
記セルスタックの熱膨張係数よりも小なることを特徴と
する。
【0009】本発明においては、上記の問題点を解決す
るためにガスシールの方法について多面的な考察を行な
い、以下のような手段を用いることによって解決を図っ
た。まず、ガスシールに必要なスタックとマニホールド
の接触面積を多くした場合に、単セルの端にガスが供給
されなくなることを防ぐために、インターコネクタ1の
ガス流路(燃料流路2、空気流路3)の構造を改良し
た。
【0010】すなわち図1、図2、に示すようにガスマ
ニホールド側の給排気口に対応する最外部流路21、3
1をそれぞれ隣接する隣接流路22、32に集めること
でインターコネクタ1の4隅部分に給排気口のない部分
を設けた。これによって、図3、図4に示すごとく、改
良型のインターコネクタ1を使用してセルスタック8を
構成することができ、充分な大きさの、スタック8とマ
ニホールド7の接触部をもつセルスタックが提供でき
た。このセルスタックと円筒型マニホールドを組み合わ
せた場合、図5に示されるように図11と比較してガス
シールに寄与する部分が多くなっても単セル全面にガス
が供給される燃料電池セルスタックモジュールが提供で
きる。
【0011】また、ガラス融液シールを使用する場合
に、図6に示すようにガラス融液の保持が容易なように
ガスマニホールド側にガラス溜まり13を設ける構造も
発明した。
【0012】ガスシールを行なうためには、スタックと
マニホールドのクリアランスを充分に小さくすればよ
い。したがって、マニホールドの熱膨張係数をセルスタ
ックのそれより小さくすることで、両者の熱膨張係数の
差によって高温でのクリアランスを小さくするセルスタ
ックモジュールの構成を提供した。
【0013】
【作用】本発明で提案された改良型インターコネクタを
用いることで、ガスシール部の面積を大きくした場合で
も単セル全面にガスを供給することが可能になり、単セ
ルの有効面積が減らず発電密度の低下が防がれる。
【0014】ガラス溜まりを用いることでマニホールド
への加工だけで、ガラス融液シールを導入することがで
きる。また改良型単セルと組み合わせることで、ガスシ
ール部にガラス融液シールを行なうためのガラス溜まり
を作ることが容易になり、ガラス融液シールでガスシー
ルを行なう構成の燃料電池モジュールを容易に提供でき
る。
【0015】マニホールドの熱膨張係数をセルスタック
より小さくし、室温のガスシール部のクリアランスを最
適化することによって、燃料電池の動作温度におけるク
リアランスを充分に小さく押さえることでガスシールを
実現できる。この場合、室温における両者のクリアラン
スが熱膨張差を利用しない場合に比べて大きくなるた
め、セルスタックモジュールを組み上げる工程での作業
性が向上する。さらに、ガラスのようなシール材を使用
しない場合には、一旦高温で作動させた後の室温での解
体が容易に行なえる利点も有する。また本発明の改良型
インターコネクタと組み合わせることで、より確実なガ
スシールを実現することが可能である。
【0016】改良型セルスタックおよび熱膨張差利用ガ
スシールにさらにガラス融液シールを組み合わせた場合
でも、室温におけるクリアランスに比べ動作温度でのク
リアランスを小さくできることで、必要最小限のガラス
で確実な融液シールを提供できる。
【0017】
【実施例1】一辺50mmの正方形YSZ電解質板(板
厚200μm)に、燃料極としてNi−YSZ(NiO
として60Weigth%)をスクリーン印刷によって塗布し
1350℃で焼成し、空気極としてLa0.8Sr0.2Mn
3を同様にスクリーン印刷によって塗布し1200℃
で焼成して単セルを構成した。インターコネクタ1とし
てはLaCrO3を1600℃で焼成して作成した図
1、図2に示される構造の板を用いた。図3、図4に示
すように単セル4、インターコネクタ1の順番に10組
重ね合わせてスタックを構成し、一番下と一番上に片面
だけに図3、図4に示されるような溝2、3を形成した
LaCrO3製の集電板5を加えてアルミナ製のマニホ
ールド7に挿入した。さらに、上下の集電板5をアルミ
ナ製の蓋を介して上下から挟んでセルスタックモジュー
ルを構成した。
【0018】燃料の水素と酸素は、下側の蓋にあけられ
たガス給排気ポートより供給され反対側から排気され
る。セルスタック8とマニホールド7との接触部の長さ
が約6ミリ得られるようにマニホールド7の内径を設定
した。同様にして従来型の直線的なガス流路を設けたイ
ンターコネクタ71を用いたセルスタック78について
もマニホールド77に組み合わせてセルスタックモジュ
ールを構成した。従来型の場合にはガス流路が塞がれな
いように接触部の長さは約2ミリになるようにマニホー
ルド内径を設定した。直線的なガス流路を設けたインタ
ーコネクタと本発明で提案されたインターコネクタにお
けるガスの漏れについて、次に示すような方法で測定を
行なった。燃料極側にヘリウム、酸素極側に窒素を流し
て、それぞれの排気中に含まれる漏れガス濃度をマスフ
ィルタを用いて測定した。それぞれの流量は等しく、ガ
ス圧は等しくした場合と圧力差をつけた場合について測
定を行なった。得られた測定結果を表1に示す。
【0019】
【0020】表より明らかなように本発明によるインタ
ーコネクタの改良とマニホールドの最適化によって従来
型のセルスタックモジュールの3割程度のガス漏れに抑
えることが可能である。ガス圧を等圧にして運転するな
らば、特別なガスシールを必要としないほど、良好な結
果が得られた。この場合、ガスシール部の面積を増加さ
せたことがガスシール性の向上に寄与していると考えら
れるため、改良型セルスタックモジュールに使用したマ
ニホールドと従来型セルスタックの組み合わせと改良型
セルスタックモジュールについて発電試験を行なった。
その結果、改良型セルスタックで0.5W/cm2、改
良型セルスタックモジュール使用したマニホールドと従
来型セルスタックの組み合わせで0.4W/cm2の発
電密度が測定された。この場合の発電密度の差は、従来
型のセルスタックでは両端のガス流路にガスが流れず発
電に寄与する電極面積が減少したことによる。すなわ
ち、本発明の改良型セルスタックモジュールでは発電密
度を下げずに有効なガスシールを提供することができ
る。
【0021】このガスシールは単セルの形状が正方形と
異なる場合、ガスマニホールドを円形から楕円あるいは
セルスタックに外接する適当な形状に変形させること
で、正方形の場合と同様に良好な結果を得ることができ
る。本実施例では、インターコネクタにガス流路を掘り
込んでいるが、充分に厚い電極材料にガス流路を掘り込
んで平板のインターコネクタと組み合わせてセルスタッ
クを構成した場合についても同様の効果を得ることがで
きる。
【0022】
【実施例2】実施例1で用いた従来型のセルスタックモ
ジュールを用いて、ガラス融液シールを実現した。実施
例1で用いたものと同じサイズのマニホールドの図6に
示されるマニホールドの角型の切り込み部に、ガラス融
液をためるための円筒型切り込み13を追加したもので
ある。この溝に室温においてガラス粉末を充填して高温
にあげることによってガラス融液シールを施した。この
場合のガスシール部からのガス漏れについて実施例1に
おける測定方法を用いて測定した結果を表2に示す。
【0023】
【0024】測定結果から明らかなように、ガラス融液
シールを施すことによって改良型セルスタックモジュー
ルは高温においてガスに圧力差がある条件においても充
分なシール性を発揮している。本発明によれば、ガスシ
ール部に容易にガラス融液溜まりを構成できるために従
来の方法によるセルスタックに比べて簡単にガラスシー
ルが施された、セルスタックモジュールが提供できる。
また、このガラスシールは、ガラスの融点を調整するこ
とでSOFCの動作温度の変化に対応することができ
る。
【0025】このガラス融液シールは、単セルの形状が
正方形と異なる場合、ガスマニホールドを円形から楕円
あるいはセルスタックに外接する適当な形状に変形させ
ることで、正方形の場合と同様に良好な結果が得られ
る。また、ガラス融液溜まりの形状については円筒形に
限定されるものではなく他の形状においても本発明の特
性は失われない。
【0026】
【実施例3】実施例1に示したように、本発明における
改良型セルスタックを使用することによって、良好なガ
スシールが得られたが、燃料電池の運転形態からガス圧
を等圧に保つことは事実上困難であるので、圧力差があ
る場合でも良好なガスシールが必要となる。実施例2で
用いたガラス融液シールを組み合わせることでさらに良
好なガスシールを実現できる。改良型セルスタックでは
接触部が長いためにガラス融液溜まりを容易に設けるこ
とが可能であり、ガラス融液の漏れについても接触部が
長いためほとんど問題となならない。よって、本発明の
改良型セルスタックを用いることでガラス融液シール型
燃料電池セルモジュールを簡単に構成できる。
【0027】実施例1において作製した改良型セルモジ
ュールにおいて、図6に示すようにマニホールドの角型
の切り込み部に、ガラス融液をためるための円筒型きり
込み状の溝13を追加した。この溝に室温においてガラ
ス粉末を充填して高温にあげることによってガラス融液
シールを施した。この場合のシール部からのガス漏れに
ついて実施例1における測定方法を用いて測定した結果
を表3に示す。
【0028】
【0029】測定結果から明らかなように、実施例2に
ある従来型セルスタックにガラス融液シールを施す場合
よりも、改良型セルスタックにガラス融液シールを施し
たほうがより良いガスシールが提供される。また、この
ガラスシールは、ガラスの融点を調整することでSOF
Cの動作温度の変化に対応することができる。
【0030】このガラス融液シールは、単セルの形状が
正方形と異なる場合、ガスマニホールドを円形から楕円
あるいはセルスタックに外接する適当な形状に変形させ
ることで、正方形の場合と同様に良好な結果が得られ
る。また、ガラス融液溜まりの形状については円筒形に
限定されるものではなく他の形状においても本発明の特
性は失われない。
【0031】
【実施例4】実施例1におけるセルスタック8とマニホ
ールド7との接触部のクリアランスを充分小さくするこ
とによって、差圧状態でも充分機能するガスシールを実
現できる。一方、室温ではセルスタックモジュールの組
み立てに支障がないような充分なクリアランスが必要で
ある。この両方の条件を満たすために、マニホールドを
セルスタックよりも熱膨張係数の小さな材料で作製して
両者の熱膨張の差によって高温におけるクリアランスを
小さくし、充分なガスシールを実現した。セルスタック
の熱膨張係数は1000℃において1.0×10-6-1
であるので、マニホールドの材質として1000℃の熱
膨張係数が4.8×10-6-1であるムライトを用い
て、実施例1で用いた従来型マニホールドを作製した。
セルスタックとマニホールドの熱膨張係数差が5.2×
10-6-1であるため、50×50のスタックの場合1
000℃のクリアランスは室温より260μm小さくな
る。これに基づいて、室温におけるセルスタックとマニ
ホールドのクリアランスを0.25mm±0.5mmの
公差で作製してセルスタックモジュールを組み立てた。
実測のクリアランスは、0.24〜0.26mmであっ
た。
【0032】この場合のシール部からのガス漏れについ
て実施例1における測定方法を用いて測定した結果を表
4に示す。
【0033】
【0034】測定結果から明らかなように、熱膨張差に
よるガスシールを施すことによって従来型セルスタック
モジュールは高温においてガスに差圧がある条件におい
ても充分なシール性を発揮する。本発明によれば、セル
スタックとマニホールドの加工精度をあげて室温におけ
るクリアランスを調整することによって、燃料電池の動
作温度にあわせたガスシールが可能である。またガスシ
ール部の室温におけるクリアランスを大きくとることに
なるのでセルスタックモジュールの組み立てに際して工
程が容易になる利点を有する。さらに、ガラスなどのシ
ール材を用いていないので一旦高温で動作させた後で、
室温に下げた場合のセルスタックモジュールの分解を非
破壊で行なえる利点を有する。すなわち、本発明によっ
て室温における組み立てが容易でガスシールの確実なセ
ルスタックモジュールが提供される。
【0035】この熱膨張差を利用したシールは単セルの
形状が正方形と異なる場合、ガスマニホールドを円形か
ら楕円あるいはセルスタックに外接する適当な形状に変
形させることで、正方形の場合と同様に良好な結果が得
られる。特にガスシール部の応力集中を避けるためにガ
スシール部に鋭角的な角を設けないで曲線的にした場合
に、熱サイクルに強いセルスタックモジュールを実現す
ることが可能である。
【0036】
【実施例5】実施例1の本発明のセルスタックと実施例
4の熱膨張係数差を利用したガスシールを同時に実現し
た場合の結果について示す。
【0037】マニホールドの材質として1000℃の熱
膨張係数が4.8×10-6-1であるムライトを用い
て、実施例1で用いたマニホールドを作製した。セルス
タックとマニホールドの熱膨張係数差が5.2×10-6
-1であるため、50×50のスタックの場合1000
℃のクリアランスは室温より260μm小さくなる。こ
れに基づいて、室温におけるセルスタックとマニホール
ドのクリアランスを0.25mm±0.5mmの公差で
作製してセルスタックモジュールを組み立てた。実測の
クリアランスは、0.24〜0.26mmであった。
【0038】この場合のシール部からのガス漏れについ
て実施例1における測定方法を用いて測定した結果を表
5に示す。
【0039】
【0040】測定結果から明らかなように、改良型セル
スタックに熱膨張差によるガスシールを施した場合、従
来のセルスタックモジュールに施した場合以上に良好な
シール性を発揮する。本発明によれば、セルスタックと
マニホールドの加工精度をあげて室温におけるクリアラ
ンスを調整することによって、燃料電池の動作温度にあ
わせたガスシールが可能である。またガスシール部の室
温におけるクリアランスを大きくとることになるのでセ
ルスタックモジュールの組み立てに際して工程が容易に
なる利点を有する。さらに、ガラスなどのシール材を用
いていないので一旦高温で動作させた後で、室温に下げ
た場合のセルスタックモジュールの分解を非破壊で行な
える利点を有する。すなわち、本発明によって室温にお
ける組み立てが容易でガスシールの確実なセルスタック
モジュールが提供される。
【0041】この熱膨張差を利用したシールは単セルの
形状が正方形と異なる場合、ガスマニホールドを円形か
ら楕円あるいはセルスタックに外接する適当な形状に変
形させることで、正方形の場合と同様に良好な結果が得
られる。特にガスシール部の応力集中を避けるためにガ
スシール部に鋭角的な角を設けないで曲線的にした場合
に、熱サイクルに強いセルスタックモジュールを実現す
ることが可能である。
【0042】
【実施例6】実施例5のセルスタックおよび熱膨張差ガ
スシールにさらにガラス融液シールを組み合わせた場合
の結果について示す。本実施例では、実施例5で用いた
改良型マニホールドに図6に示されるものと同様な形式
のガラス融液溜まり13を作製し、セルスタックモジュ
ールを構成した。この場合、セルスタックとマニホール
ドの公差は0.35mm±0.1mmと実施例5に比べ
て緩くした。ガラス溜まりにガラス粉末を充填して動作
温度に加熱してガラス融液シールを実現した。この場合
のガスの漏れを実施例1と同様な方法で測定した結果を
表6に示す。
【0043】
【0044】本実施例の場合、動作後の非破壊の分解が
できなくなる替わりに、セルスタックおよびマニホール
ドの加工精度を落としても実施例5と同じガスシール性
を実現できる利点を有する。
【0045】本実施例で用いたガスシールは単セルの形
状が正方形と異なる場合、ガスマニホールドを円形から
楕円あるいはセルスタックに外接する適当な形状に変形
させることで、正方形の場合と同様に良好な結果が得ら
れる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、従来問題とされてきた
平板型SOFCのガスシールを容易に提供することが可
能になり、円筒型SOFCに比較して発電密度が大きく
なる平板型SOFCの利点を生かしたシステムを実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のインターコネクタの上面図
【図2】本発明の実施例のインターコネクタの下面図。
【図3】本発明の実施例のインターコネクタを用いたセ
ルスタックの正面図。
【図4】本発明の実施例のインターコネクタを用いたセ
ルスタックの側面図。
【図5】本発明のインターコネクタを用いたセルスタッ
クモジュールの上面図。
【図6】本発明のガスシール部の拡大図。
【図7】従来のインターコネクタの上面図
【図8】従来のインターコネクタの下面図。
【図9】従来のインターコネクタを用いたセルスタック
の正面図。
【図10】従来のインターコネクタを用いたセルスタッ
クの正面図。
【図11】従来のインターコネクタを用いたセルスタッ
クモジュールの上面図。
【符号の説明】
1 インターコネクタ 2 燃料流路 21 最外部流路 22 隣接流路 3 空気流路 31 最外部流路 32 隣接流路 4 単セル 5 集電板 6 ガスシール部 7 マニホールド 8 セルスタック 9 燃料給気ダクト 10 燃料排気ダクト 11 空気給気ダクト 12 空気排気ダクト 13 ガラス融液溜まり 71 インターコネクタ 72 燃料流路 73 空気流路 74 単セル 75 集電板 76 ガスシール部 77 マニホールド 78 セルスタック 79 燃料給気ダクト 710 燃料排気ダクト 711 空気給気ダクト 712 空気排気ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 恒和 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターコネクタ用基板の表面に複数本の
    ガス流路用溝が形成されてなる固体燃料電池用インター
    コネクタにおいて、前記基板の最外部に位置するガス流
    路用溝の両端が、隣接するガス流路用溝に接続されてな
    ることを特徴とする固体燃料電池用インターコネクタ。
  2. 【請求項2】単セルとインターコネクタからなるセルス
    タックがガスマニホールドに内接してなる固体燃料電池
    モジュールにおいて、前記ガスマニホールドの前記セル
    スタックに接する部位に、ガラス融液溜まり用の溝が設
    けられてなることを特徴とする固体燃料電池モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】単セルとインターコネクタからなるセルス
    タックがガスマニホールドに内接してなる固体燃料電池
    モジュールにおいて、前記ガスマニホールドの熱膨張係
    数が、前記セルスタックの熱膨張係数よりも小なること
    を特徴とする固体燃料電池モジュール。
JP5280242A 1993-10-13 1993-10-13 固体燃料電池用インターコネクタおよび固体燃料電池モジュール Pending JPH07111158A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0921583A1 (de) * 1997-12-05 1999-06-09 Siemens Aktiengesellschaft Abdichten von Hochtemperatur-Brennstoffzellen und von Hochtemperatur-Brennstoffzellenstapel
JP2012256498A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Toshiba Corp 燃料電池及び燃料電池用セパレータ
JP2015149265A (ja) * 2014-02-10 2015-08-20 トヨタ自動車株式会社 単セルの積層方法、積層治具、および燃料電池スタックの製造方法

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JP2012256498A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Toshiba Corp 燃料電池及び燃料電池用セパレータ
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