JPH07110771A - 因果律獲得学習装置 - Google Patents
因果律獲得学習装置Info
- Publication number
- JPH07110771A JPH07110771A JP5255716A JP25571693A JPH07110771A JP H07110771 A JPH07110771 A JP H07110771A JP 5255716 A JP5255716 A JP 5255716A JP 25571693 A JP25571693 A JP 25571693A JP H07110771 A JPH07110771 A JP H07110771A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- action
- causality
- list
- state
- causal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 因果律を個別にメモリベース的に獲得し、そ
の獲得した因果律集合から冗長なものを除いたり、同じ
範疇に属する状況をまとめるなどして、学習により正し
い因果律獲得、及び行動決定に役立つ因果律ベースを構
成する。 【構成】 因果律ベース21には、行動前の状況の状態
リスト、行動前の対物の状況リスト、行動前の対物の行
動リスト、起こした自分の状態リスト、行動前の自分の
行動リスト、行動後の状況の状態リスト、行動後の対物
の状況リスト、行動後の対物の行動リスト、行動後の自
分の状態リスト、行動後の自分の行動リストをメモリベ
ース的に記録する。因果律獲得装置11はある状況に入
った時に因果律ベース21に記録する情報を獲得し、因
果律学習部12は因果律の個々のリストの中の冗長な項
もしくは誤った項を除いたり、異なった自分の状態、行
動にわたって共通する項目を除いたり、同じ範疇に属す
る状況をまとめ一般化を行う。
の獲得した因果律集合から冗長なものを除いたり、同じ
範疇に属する状況をまとめるなどして、学習により正し
い因果律獲得、及び行動決定に役立つ因果律ベースを構
成する。 【構成】 因果律ベース21には、行動前の状況の状態
リスト、行動前の対物の状況リスト、行動前の対物の行
動リスト、起こした自分の状態リスト、行動前の自分の
行動リスト、行動後の状況の状態リスト、行動後の対物
の状況リスト、行動後の対物の行動リスト、行動後の自
分の状態リスト、行動後の自分の行動リストをメモリベ
ース的に記録する。因果律獲得装置11はある状況に入
った時に因果律ベース21に記録する情報を獲得し、因
果律学習部12は因果律の個々のリストの中の冗長な項
もしくは誤った項を除いたり、異なった自分の状態、行
動にわたって共通する項目を除いたり、同じ範疇に属す
る状況をまとめ一般化を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータによる情
報獲得等により因果律の集合を獲得し、この獲得した因
果律集合を学習により冗長性等を除いた正しい因果律集
合にする因果律獲得学習装置に関する。
報獲得等により因果律の集合を獲得し、この獲得した因
果律集合を学習により冗長性等を除いた正しい因果律集
合にする因果律獲得学習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、因果モデルから診断規則を学習す
る手法としては、WHYがある(例えば、L.Sait
ta,M.Botta&F.Neri:Multist
rategy Learning and Theor
y Revision、J.of Machine L
earning、pp.153−172、1993参
照)。この方式では知識を因果モデル(C)と現象的理
論(P)にわけ、アブダクションを用いることにより、
因果関係のパスを探し、これらから診断規則を学習する
ということを行なう。
る手法としては、WHYがある(例えば、L.Sait
ta,M.Botta&F.Neri:Multist
rategy Learning and Theor
y Revision、J.of Machine L
earning、pp.153−172、1993参
照)。この方式では知識を因果モデル(C)と現象的理
論(P)にわけ、アブダクションを用いることにより、
因果関係のパスを探し、これらから診断規則を学習する
ということを行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のシステムの場
合、因果モデルはある程度正しいものが与えられてお
り、メモリベース的な知識ではなく、ある程度一般化さ
れた変数を含む記述でかかれている。人工の因果モデル
を学習により洗練化するというものであり、更に、その
システムでは因果モデルの獲得は行なわれていない。
合、因果モデルはある程度正しいものが与えられてお
り、メモリベース的な知識ではなく、ある程度一般化さ
れた変数を含む記述でかかれている。人工の因果モデル
を学習により洗練化するというものであり、更に、その
システムでは因果モデルの獲得は行なわれていない。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ある状況の中で獲得した因果
律の集合から冗長なものを除いたり、同じ範疇に属する
状況をまとめる等して学習により正しいものにする因果
律獲得学習装置を提供することにある。
その目的とするところは、ある状況の中で獲得した因果
律の集合から冗長なものを除いたり、同じ範疇に属する
状況をまとめる等して学習により正しいものにする因果
律獲得学習装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の因果律獲得学習装置は、ある状況における
因果律を複数の項に分けて獲得する因果律獲得手段と、
この獲得した因果律の集合を記録する因果律ベースと、
該因果律ベースに記録された因果律の集合から前記状況
における自己および対物の状態および行動に対する共通
集合を取り、冗長な項目または誤った項目を除き、同じ
範疇に属する状況をまとめて、正しい因果律を導き出す
因果律学習手段とを有することを要旨とする。
め、本発明の因果律獲得学習装置は、ある状況における
因果律を複数の項に分けて獲得する因果律獲得手段と、
この獲得した因果律の集合を記録する因果律ベースと、
該因果律ベースに記録された因果律の集合から前記状況
における自己および対物の状態および行動に対する共通
集合を取り、冗長な項目または誤った項目を除き、同じ
範疇に属する状況をまとめて、正しい因果律を導き出す
因果律学習手段とを有することを要旨とする。
【0006】
【作用】本発明の因果律獲得学習装置では、ある状況に
おける因果律を複数の項に分けて獲得し、この獲得した
因果律の集合を因果律ベースに記録し、この記録された
因果律の集合から前記状況における自己および対物の状
態および行動に対する共通集合を取り、冗長な項目また
は誤った項目を除き、同じ範疇に属する状況をまとめ
て、正しい因果律を導き出す。
おける因果律を複数の項に分けて獲得し、この獲得した
因果律の集合を因果律ベースに記録し、この記録された
因果律の集合から前記状況における自己および対物の状
態および行動に対する共通集合を取り、冗長な項目また
は誤った項目を除き、同じ範疇に属する状況をまとめ
て、正しい因果律を導き出す。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0008】図1は、本発明の一実施例に係わる因果律
獲得学習装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、1は電子計算機などからなる中央処理装置(CP
U)であり、機能的には因果律獲得装置11と因果律学
習装置12からなる。2は外部記憶装置であり、因果律
ベース21を有する。
獲得学習装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、1は電子計算機などからなる中央処理装置(CP
U)であり、機能的には因果律獲得装置11と因果律学
習装置12からなる。2は外部記憶装置であり、因果律
ベース21を有する。
【0009】図2は因果律ベース21の様子を示す。こ
の因果律ベース21には、ある状況で行動をした時に、
第一項から順に、ある状況の名前が記録され、その状況
の名前に対して、行動前の状況の状態リスト、行動前の
対物の状態リスト、行動前の対物の行動リスト、行動前
の自分の状態リスト、自分の起こした行動リスト、行動
後の状況の状態リスト、行動後の対物の状態リスト、行
動後の対物の行動リスト、行動後の自分の状態リスト、
行動後の自分の行動リストがメモリベース的に記録され
る。
の因果律ベース21には、ある状況で行動をした時に、
第一項から順に、ある状況の名前が記録され、その状況
の名前に対して、行動前の状況の状態リスト、行動前の
対物の状態リスト、行動前の対物の行動リスト、行動前
の自分の状態リスト、自分の起こした行動リスト、行動
後の状況の状態リスト、行動後の対物の状態リスト、行
動後の対物の行動リスト、行動後の自分の状態リスト、
行動後の自分の行動リストがメモリベース的に記録され
る。
【0010】本実施例の基本的な動作は以下の通りであ
る。
る。
【0011】先ず、ある状況に入り、行動を起こす意図
をすると、因果律獲得装置11はその状況の名前(所謂
ポインターである)、行動前の状況の状態リスト、行動
前の対物の状態リスト、行動前の対物の行動リスト、行
動前の自分の状態リスト、そして、自分の行動リストを
因果律ベース21に記録する。そして、その行動の結果
として、行動後の状況の状態リスト、行動後の対物の状
態リスト、行動後の対物の行動リスト、行動後の自分の
状態リスト、行動後の自分の行動リストをメモ
をすると、因果律獲得装置11はその状況の名前(所謂
ポインターである)、行動前の状況の状態リスト、行動
前の対物の状態リスト、行動前の対物の行動リスト、行
動前の自分の状態リスト、そして、自分の行動リストを
因果律ベース21に記録する。そして、その行動の結果
として、行動後の状況の状態リスト、行動後の対物の状
態リスト、行動後の対物の行動リスト、行動後の自分の
状態リスト、行動後の自分の行動リストをメモ
【外1】 リスト、行動前の対物の状態リスト、行動前の対物の行
動リスト、行動前の自分の状態リスト、起こした自分の
行動リスト}⇒{行動後の状況の状態リスト、行動後の
対物の状態リスト、行動後の対物の行動リスト、行動後
の自分の状態リスト、行動後の自分の行動リスト}}と
いうことを意味する因果律を獲得したことになる。
動リスト、行動前の自分の状態リスト、起こした自分の
行動リスト}⇒{行動後の状況の状態リスト、行動後の
対物の状態リスト、行動後の対物の行動リスト、行動後
の自分の状態リスト、行動後の自分の行動リスト}}と
いうことを意味する因果律を獲得したことになる。
【0012】この因果律が複数の状況に対してある程度
集まったら、因果律学習装置12で因果律ベース21の
中の因果律を正しい因果律にかえる。具体的には、因果
律ベース21に記録されている行動前の状況の状態リス
ト、行動前の対物の状態リスト、行動前の対物の行動リ
スト、行動後の状況の状態リスト、行動後の対物の状態
リスト、行動後の対物の行動リストを行動前の自分の状
態、自分の行動リスト、行動後の自分の状態リスト、行
動後の自分の行動リストの対に対して最大共通項をと
り、冗長な部分、誤っている部分を除く。又、異なった
自分の状態、行動にわたって共通する項目は当然、冗長
もしくは誤った項なので、それを除く。更に、学習され
たリストのセットが複数の状況名に対して同じ場合、そ
の状況は同じ範疇に属するとして、まとめる。この過程
により、正しい因果律の生成が可能になる。
集まったら、因果律学習装置12で因果律ベース21の
中の因果律を正しい因果律にかえる。具体的には、因果
律ベース21に記録されている行動前の状況の状態リス
ト、行動前の対物の状態リスト、行動前の対物の行動リ
スト、行動後の状況の状態リスト、行動後の対物の状態
リスト、行動後の対物の行動リストを行動前の自分の状
態、自分の行動リスト、行動後の自分の状態リスト、行
動後の自分の行動リストの対に対して最大共通項をと
り、冗長な部分、誤っている部分を除く。又、異なった
自分の状態、行動にわたって共通する項目は当然、冗長
もしくは誤った項なので、それを除く。更に、学習され
たリストのセットが複数の状況名に対して同じ場合、そ
の状況は同じ範疇に属するとして、まとめる。この過程
により、正しい因果律の生成が可能になる。
【0013】図3は本実施例の作用を示すフローチャー
トである。以下、図3に基づき、図1の因果律獲得学習
装置の動作を詳述する。
トである。以下、図3に基づき、図1の因果律獲得学習
装置の動作を詳述する。
【0014】ある状況に入って(処理111)行動を起
こそうと意図すると、因果律獲得装置11はその状況の
名前(ポインター程度のものである)、対物の状態、行
動、自己の状態、起こした行動を因果律ベース21の所
定の項に記録する(処理112)。行動を起こして(処
理113)、ある状態に遷移した時、因果律獲得装置1
1は行動の結果としての対物の状態、行動、自己の状
態、行動を因果律ベース21の所定の項に記録する(処
理114)。因果律獲得装置11は状況に入って行動を
起こす度に上記の処理を行う。
こそうと意図すると、因果律獲得装置11はその状況の
名前(ポインター程度のものである)、対物の状態、行
動、自己の状態、起こした行動を因果律ベース21の所
定の項に記録する(処理112)。行動を起こして(処
理113)、ある状態に遷移した時、因果律獲得装置1
1は行動の結果としての対物の状態、行動、自己の状
態、行動を因果律ベース21の所定の項に記録する(処
理114)。因果律獲得装置11は状況に入って行動を
起こす度に上記の処理を行う。
【0015】因果律ベース21にある程度データがそろ
うと(処理121)、因果律学習装置12は、因果律ベ
ース21の自分の行動、状況のペアに関して、それぞれ
の項の最大共通であるものを見つける(処理122)。
因果律ベース21に列挙されているリストのそれぞれの
項から自分の行動、状況のペアに関して、最大共通集合
に含まれないものを除く(処理123,124)。それ
を全てのリストに対して行う。状況名が同じものに関し
ても同様にする(処理125)。
うと(処理121)、因果律学習装置12は、因果律ベ
ース21の自分の行動、状況のペアに関して、それぞれ
の項の最大共通であるものを見つける(処理122)。
因果律ベース21に列挙されているリストのそれぞれの
項から自分の行動、状況のペアに関して、最大共通集合
に含まれないものを除く(処理123,124)。それ
を全てのリストに対して行う。状況名が同じものに関し
ても同様にする(処理125)。
【0016】次に、異なった(背反する)自分の行動、
状態のペアに関して、因果律ベース21に列挙されてい
るリストの項に同じものがあった場合、それを除く(処
理126,127)。それを全てのリストに対して行う
(処理128)。最後に、状況名が異なったリストであ
ってもリストのそれぞれの項が全く同じものがあった場
合は、それらを集めて同じ範疇に属するものとし、状況
名を同じに書き換える(処理129,130)。それを
全てのリストに関して行う(処理131)。
状態のペアに関して、因果律ベース21に列挙されてい
るリストの項に同じものがあった場合、それを除く(処
理126,127)。それを全てのリストに対して行う
(処理128)。最後に、状況名が異なったリストであ
ってもリストのそれぞれの項が全く同じものがあった場
合は、それらを集めて同じ範疇に属するものとし、状況
名を同じに書き換える(処理129,130)。それを
全てのリストに関して行う(処理131)。
【0017】次に、図4により、因果律の獲得の方法、
図4、図5、図6、図7により、因果律の学習の方法を
示す。
図4、図5、図6、図7により、因果律の学習の方法を
示す。
【0018】図4は獲得された因果律ベース21の一部
である。図5、図6は学習途中である。図7は学習した
結果の一部である。
である。図5、図6は学習途中である。図7は学習した
結果の一部である。
【0019】図4に示すように、ある状況に入ると、因
果律獲得装置11は[状況名、{行動前の状況の状
態},{行動前の対物の状態},{行動前の対物の行
動},{行動前の自分の状態},{自分の行動},{行
動後の状況の状態},{行動後の対物の状態},{行動
後の対物の行動},{行動後の自分の状態},{行動後
の自分の行動}]の形でメモリベース的に獲得する。例
えば、図4で[s1,{ssb(1),ssb(2),
ssb(3),ssb(5)},{osb(0)},
{oab(1),oab(3),oab(5)},{e
sb(0),esb(2)},{ea(0),ea
(3)},{ssa(1),ssa(2),ssa
(3)},{osa(0)},{oaa(0)},{e
sa(0)},{eaa(0)}]と示すような形で獲
得する。因果律学習装置12は自分の行為、状態のペア
<{esb(0),esb(2)},{ea(0),e
a(3)},{esa(0)},{eaa(0)}>に
関して、[{行動前の状況の状態},{行動前の対物の
状態},{行動前の対物の行動},{行動後の状況の状
態},{行動後の対物の状態},{行動後の対物の行
動}]は[{ssb(1),ssb(2)},{osb
(0)},{oab(1),oab(3),oab
(5)},{ssa(1),ssa(2),ssa
(3)},{osa(0)},{oaa(0)}]が最
大共通集合であると導出する。そして、それを因果律ベ
ース21にあてはめ、図5に示すように、[s1,{s
sb(1),ssb(2)},{osb(0)},{o
ab(1),oab(3),oab(5)},{esb
(0),esb(2)},{ea(0),ea
(3)},{ssa(1),ssa(2),ssa
(3)},{osa(0)},{oaa(0)},{e
sa(0)},{eaa(0)}]などのように書き換
える。しかし、[s4,・・・]をみると自分の行為、
状態のペアが異なるリストに対してもssb(1)、o
sb(0)など共通な項があるのでそれを双方から除
き、図6に示すように、[s1,{ssb
(2)},{},{},{esb(0),esb
(2)},{ea(0),ea(3)},{},{},
{oaa(0)},{esa(0)},{eaa
(0)}]などのように書き換える。最後に、因果律学
習装置12は状況名を除く全ての項が同じであるリスト
をまとめて、図7に示すように、[s11,{ssb
(2)},{},{},{esb(0),esb
(2)},{ea(0),ea(3)},{},{os
a(0)},{oaa(0)},{esa(0)},
{eaa(0)}]などのように書き換える。
果律獲得装置11は[状況名、{行動前の状況の状
態},{行動前の対物の状態},{行動前の対物の行
動},{行動前の自分の状態},{自分の行動},{行
動後の状況の状態},{行動後の対物の状態},{行動
後の対物の行動},{行動後の自分の状態},{行動後
の自分の行動}]の形でメモリベース的に獲得する。例
えば、図4で[s1,{ssb(1),ssb(2),
ssb(3),ssb(5)},{osb(0)},
{oab(1),oab(3),oab(5)},{e
sb(0),esb(2)},{ea(0),ea
(3)},{ssa(1),ssa(2),ssa
(3)},{osa(0)},{oaa(0)},{e
sa(0)},{eaa(0)}]と示すような形で獲
得する。因果律学習装置12は自分の行為、状態のペア
<{esb(0),esb(2)},{ea(0),e
a(3)},{esa(0)},{eaa(0)}>に
関して、[{行動前の状況の状態},{行動前の対物の
状態},{行動前の対物の行動},{行動後の状況の状
態},{行動後の対物の状態},{行動後の対物の行
動}]は[{ssb(1),ssb(2)},{osb
(0)},{oab(1),oab(3),oab
(5)},{ssa(1),ssa(2),ssa
(3)},{osa(0)},{oaa(0)}]が最
大共通集合であると導出する。そして、それを因果律ベ
ース21にあてはめ、図5に示すように、[s1,{s
sb(1),ssb(2)},{osb(0)},{o
ab(1),oab(3),oab(5)},{esb
(0),esb(2)},{ea(0),ea
(3)},{ssa(1),ssa(2),ssa
(3)},{osa(0)},{oaa(0)},{e
sa(0)},{eaa(0)}]などのように書き換
える。しかし、[s4,・・・]をみると自分の行為、
状態のペアが異なるリストに対してもssb(1)、o
sb(0)など共通な項があるのでそれを双方から除
き、図6に示すように、[s1,{ssb
(2)},{},{},{esb(0),esb
(2)},{ea(0),ea(3)},{},{},
{oaa(0)},{esa(0)},{eaa
(0)}]などのように書き換える。最後に、因果律学
習装置12は状況名を除く全ての項が同じであるリスト
をまとめて、図7に示すように、[s11,{ssb
(2)},{},{},{esb(0),esb
(2)},{ea(0),ea(3)},{},{os
a(0)},{oaa(0)},{esa(0)},
{eaa(0)}]などのように書き換える。
【0020】図8、図9、図10、図11は上記の過程
を簡単な例で示したものである。図8は因果律獲得装置
11が獲得したもの、図9、図10は学習の途中、図1
1は因果律学習装置12が出力した結果である。
を簡単な例で示したものである。図8は因果律獲得装置
11が獲得したもの、図9、図10は学習の途中、図1
1は因果律学習装置12が出力した結果である。
【0021】先ず、図8に示すような因果律リストが因
果律獲得装置11により得られていたとする。自分の状
態、行為が等しい(行動の前の状態、行動、行動の後の
状態、行動の後の行動が{hungry},{take
a seat,waiting},{hungr
y},{waiting}である)リスト中で、共通集
合をとると、<{行動前の状況の状態},{行動前の対
物の状態},{行動前の対物の行動},{行動後の状況
の状態},{行動後の対物の状態},{行動後の対物の
行動}>のセットは<{chair har
d},{},{say hello,waiting,
standing},{chair har
d},{},{waiting,standing}>
となる(図3の処理122)。ここに現れない項は冗長
である可能性が高いので、リストから除く(図3の処理
124)。その処理を施こすと、図9に示すように、例
えば、[Mac,{chair hard},{},
{say hello,waiting,standi
ng},{hungry},{take a sea
t,waiting},{chair har
d},{},{waiting,standing},
{hungry},{waiting}]となる。
果律獲得装置11により得られていたとする。自分の状
態、行為が等しい(行動の前の状態、行動、行動の後の
状態、行動の後の行動が{hungry},{take
a seat,waiting},{hungr
y},{waiting}である)リスト中で、共通集
合をとると、<{行動前の状況の状態},{行動前の対
物の状態},{行動前の対物の行動},{行動後の状況
の状態},{行動後の対物の状態},{行動後の対物の
行動}>のセットは<{chair har
d},{},{say hello,waiting,
standing},{chair har
d},{},{waiting,standing}>
となる(図3の処理122)。ここに現れない項は冗長
である可能性が高いので、リストから除く(図3の処理
124)。その処理を施こすと、図9に示すように、例
えば、[Mac,{chair hard},{},
{say hello,waiting,standi
ng},{hungry},{take a sea
t,waiting},{chair har
d},{},{waiting,standing},
{hungry},{waiting}]となる。
【0022】次に、状況名“Mr D”のリストをみる
と、自分の状態、行動のセットは{hungry},
{goto register},{happy},
{eating}と上から3つのとは違うのに、“ch
air hard”などの共通項がある。この共通項は
冗長な、もしくは、誤った項であるので、除く(図3の
処理127)。この処理を施こすと、図10に示すよう
に、例えば、[Mac,{},{},{},{hung
ry},{take a seat,waitin
g},{},{},{waiting,standin
g},{hungry},{waiting}]とな
る。そのあと、状況名以外は一致するリストをまとめて
同じ名前にする(図3の処理130)。この処理を施こ
すと、図11に示すように[Situ1,{},{},
{},{hungry},{take a seat,w
aiting},{},{},{waiting,st
anding},{hungry},{waitin
g}]となる。新たな状況名は適当に因果律学習装置1
2が与える。これで、因果律獲得装置11が獲得した因
果律を因果律学習装置12で適当に学習できたことにな
る。
と、自分の状態、行動のセットは{hungry},
{goto register},{happy},
{eating}と上から3つのとは違うのに、“ch
air hard”などの共通項がある。この共通項は
冗長な、もしくは、誤った項であるので、除く(図3の
処理127)。この処理を施こすと、図10に示すよう
に、例えば、[Mac,{},{},{},{hung
ry},{take a seat,waitin
g},{},{},{waiting,standin
g},{hungry},{waiting}]とな
る。そのあと、状況名以外は一致するリストをまとめて
同じ名前にする(図3の処理130)。この処理を施こ
すと、図11に示すように[Situ1,{},{},
{},{hungry},{take a seat,w
aiting},{},{},{waiting,st
anding},{hungry},{waitin
g}]となる。新たな状況名は適当に因果律学習装置1
2が与える。これで、因果律獲得装置11が獲得した因
果律を因果律学習装置12で適当に学習できたことにな
る。
【0023】上述したように、本発明の因果律獲得学習
装置は、因果律ベースに、ある状況で行動した時に、あ
る状況の名前が記録され、その状況の名前に対して、行
動前の状況の状態リスト、行動前の対物の状態リスト、
行動前の対物の行動リスト、行動前の自分の状態リス
ト、自分の行動リスト、行動後の状況の状態リスト、行
動後の対物の状態リスト、行動後の対物の行動リスト、
行動後の自分の状態リスト、行動後の自分の行動リスト
が記録されることとし、それぞれのリストをメモリベー
ス的に獲得する手段と、獲得された因果律集合を、対物
と自己の状態、行動の対に対する共通集合をとり、因果
律の個々のリストの中の冗長な項を除く、もしくは因果
律の個々のリストの中の誤った項を除く、異なった自分
の状態、行動にわたって共通する項目を抜く手段と、同
じ範疇に属する状況をまとめて一般化するなどする手段
とを有するものである。
装置は、因果律ベースに、ある状況で行動した時に、あ
る状況の名前が記録され、その状況の名前に対して、行
動前の状況の状態リスト、行動前の対物の状態リスト、
行動前の対物の行動リスト、行動前の自分の状態リス
ト、自分の行動リスト、行動後の状況の状態リスト、行
動後の対物の状態リスト、行動後の対物の行動リスト、
行動後の自分の状態リスト、行動後の自分の行動リスト
が記録されることとし、それぞれのリストをメモリベー
ス的に獲得する手段と、獲得された因果律集合を、対物
と自己の状態、行動の対に対する共通集合をとり、因果
律の個々のリストの中の冗長な項を除く、もしくは因果
律の個々のリストの中の誤った項を除く、異なった自分
の状態、行動にわたって共通する項目を抜く手段と、同
じ範疇に属する状況をまとめて一般化するなどする手段
とを有するものである。
【0024】そして、本発明の因果律獲得学習装置はあ
る状況に入るととにかく、自分が入った状況において、
自分が得た、自分の行動の前の状況の状態、対物の状
態、対物の行動、自分の状態、自分の行動、そして、自
分の行動のあとの、遷移した状況の状態、対物の状態、
対物の行動、自分の状態、自分の行動をメモリベース的
に因果律ベースに記録する。あとになると、自分の行動
の結果の状態と関係ないとわかる可能性のあるものも含
めて記録する。この状態は子どもが新たに触れたものを
とにかくなんでも覚えようという状態に等しい。例え
ば、極端な例だと、ファーストフードに入って、「給仕
が注文を取りにこなかったのは、椅子の坐り心地が悪か
ったから」という因果律も何も知らない時は獲得するで
あろう。しかし、ある程度経験を積むと、「給仕が注文
を取りにこなかったのは、椅子の坐り心地が悪かったか
ら」という因果律は誤りもしくは、冗長であるとわか
る。更に、色々なファーストフードの店にいくと、例え
ば、最初は、マクドナルドでは「先払いである」、ロッ
テリアでは「先払いである」と個別に覚えていたのも、
因果律の共通性を探すことにより、ある種類のレストラ
ンでは、「先払いである」という因果律を学習可能にな
り、正しい、因果律の獲得が可能となる。そして、この
獲得、学習された因果律による正しい行動決定が可能に
なる。
る状況に入るととにかく、自分が入った状況において、
自分が得た、自分の行動の前の状況の状態、対物の状
態、対物の行動、自分の状態、自分の行動、そして、自
分の行動のあとの、遷移した状況の状態、対物の状態、
対物の行動、自分の状態、自分の行動をメモリベース的
に因果律ベースに記録する。あとになると、自分の行動
の結果の状態と関係ないとわかる可能性のあるものも含
めて記録する。この状態は子どもが新たに触れたものを
とにかくなんでも覚えようという状態に等しい。例え
ば、極端な例だと、ファーストフードに入って、「給仕
が注文を取りにこなかったのは、椅子の坐り心地が悪か
ったから」という因果律も何も知らない時は獲得するで
あろう。しかし、ある程度経験を積むと、「給仕が注文
を取りにこなかったのは、椅子の坐り心地が悪かったか
ら」という因果律は誤りもしくは、冗長であるとわか
る。更に、色々なファーストフードの店にいくと、例え
ば、最初は、マクドナルドでは「先払いである」、ロッ
テリアでは「先払いである」と個別に覚えていたのも、
因果律の共通性を探すことにより、ある種類のレストラ
ンでは、「先払いである」という因果律を学習可能にな
り、正しい、因果律の獲得が可能となる。そして、この
獲得、学習された因果律による正しい行動決定が可能に
なる。
【0025】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲に於い
て種々変更し得ることはいうまでもない。
明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲に於い
て種々変更し得ることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ある状況に入った時に因果関係にないものまで獲得して
しまうが、後に学習のステップを設けることにより、該
獲得の因果律のうち、冗長性を有するもの、誤っている
ものを削除でき、更に、同じ範疇に属する状況をまとめ
ることができ、行動決定をするときに参照できる正しい
因果律を作成可能である。
ある状況に入った時に因果関係にないものまで獲得して
しまうが、後に学習のステップを設けることにより、該
獲得の因果律のうち、冗長性を有するもの、誤っている
ものを削除でき、更に、同じ範疇に属する状況をまとめ
ることができ、行動決定をするときに参照できる正しい
因果律を作成可能である。
【図1】本発明の一実施例に係わる因果律獲得学習装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例で用いる因果律ベースの例である。
【図3】本実施例の処理を示すフローチャートの一例で
ある。
ある。
【図4】因果律獲得装置が獲得した因果律の例の一部で
ある。
ある。
【図5】因果律学習装置の学習の途中の例の一部であ
る。
る。
【図6】因果律学習装置の学習の途中の例の一部であ
る。
る。
【図7】因果律学習装置が出力した因果律の例の一部で
ある。
ある。
【図8】因果律獲得装置が獲得した因果律の具体的な例
の一部である。
の一部である。
【図9】因果律獲得装置の学習の途中の具体的な例の一
部である。
部である。
【図10】因果律獲得装置の学習の途中の具体的な例の
一部である。
一部である。
【図11】因果律学習装置が出力した因果律の具体的な
例の一部である。
例の一部である。
1 中央処理装置 2 外部記憶装置 11 因果律獲得装置 12 因果律学習装置 21 因果律ベース
Claims (1)
- 【請求項1】 ある状況における因果律を複数の項に分
けて獲得する因果律獲得手段と、この獲得した因果律の
集合を記録する因果律ベースと、該因果律ベースに記録
された因果律の集合から前記状況における自己および対
物の状態および行動に対する共通集合を取り、冗長な項
目または誤った項目を除き、同じ範疇に属する状況をま
とめて、正しい因果律を導き出す因果律学習手段とを有
することを特徴とする因果律獲得学習装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255716A JPH07110771A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 因果律獲得学習装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255716A JPH07110771A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 因果律獲得学習装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07110771A true JPH07110771A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17282660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5255716A Pending JPH07110771A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 因果律獲得学習装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07110771A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999040524A1 (fr) * | 1998-02-05 | 1999-08-12 | Fujitsu Limited | Dispositif proposant des actions a entreprendre |
JP2008004099A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | コンピュータ・プログラムおよび管理コンピュータ・システム(コンピュータ・システムのアクティビティ・ベース管理のための装置および方法) |
WO2018163890A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | オムロン株式会社 | 要因推定装置、要因推定システム、および要因推定方法 |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5255716A patent/JPH07110771A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999040524A1 (fr) * | 1998-02-05 | 1999-08-12 | Fujitsu Limited | Dispositif proposant des actions a entreprendre |
JP3585837B2 (ja) * | 1998-02-05 | 2004-11-04 | 富士通株式会社 | アクション提案装置 |
JP2008004099A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | コンピュータ・プログラムおよび管理コンピュータ・システム(コンピュータ・システムのアクティビティ・ベース管理のための装置および方法) |
WO2018163890A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | オムロン株式会社 | 要因推定装置、要因推定システム、および要因推定方法 |
JP2018147407A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | オムロン株式会社 | 要因推定装置、要因推定システム、および要因推定方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Prihodova et al. | Adherence in patients in the first year after kidney transplantation and its impact on graft loss and mortality: a cross‐sectional and prospective study | |
Smith et al. | A comparative study of successful and disrupted adoptions | |
CN108694195A (zh) | 一种分布式数据仓库的管理方法及系统 | |
US20160098542A1 (en) | Medical diagnosis and treatment support apparatus, system, and method | |
CN107944896A (zh) | 确定商品关联程度的方法以及装置 | |
JP5523222B2 (ja) | 商品情報提供システム、商品情報提供装置、商品情報提供方法及びプログラム | |
JP2020119101A (ja) | テンソル生成プログラム、テンソル生成方法およびテンソル生成装置 | |
Wahid et al. | Pneumonia Detection in Chest X‐Ray Images Using Enhanced Restricted Boltzmann Machine | |
US20100161671A1 (en) | System and method for generating hierarchical categories from collection of related terms | |
JPH07110771A (ja) | 因果律獲得学習装置 | |
US20220366274A1 (en) | Method for operating a neural link prediction model and a corresponding system | |
JP2009503657A (ja) | ニューラルネットワークによるレーティングシステム | |
JP2006313405A (ja) | 個別支援計画書作成システム及び個別支援計画書作成方法 | |
JP2010244334A (ja) | 発想支援装置、発想支援方法および発想支援用プログラム | |
CN114579733A (zh) | 一种主题脉落的生成方法和系统 | |
JP6748474B2 (ja) | 意思決定支援システムおよび意思決定支援方法 | |
WO2019077898A1 (ja) | 睡眠改善支援システム、方法およびプログラム | |
Matsukawa et al. | Conceptual versus perceptual priming in incomplete picture identification | |
JP2019191782A (ja) | 学習用データ生成方法、学習用データ生成プログラムおよびデータ構造 | |
Sahar | What is interesting: studies on interestingness in knowledge discovery | |
JP2018538642A (ja) | 情報抽出アプリケーションによる使用のためのクラウドソーシングによるテキスト注釈付け | |
JP6843109B2 (ja) | 医療用のデータ構造 | |
CN111680499A (zh) | 基于自然语言处理的物品应用分析方法及系统 | |
WO2023224085A1 (ja) | 情報処理システムおよび情報処理方法 | |
Agarwal et al. | Stacked ensemble model for analyzing mental health disorder from social media data |