JPH07110761A - 実体関連図を記憶及び表示するための方法並びにコンピュータ・システム - Google Patents

実体関連図を記憶及び表示するための方法並びにコンピュータ・システム

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JPH07110761A
JPH07110761A JP5225404A JP22540493A JPH07110761A JP H07110761 A JPH07110761 A JP H07110761A JP 5225404 A JP5225404 A JP 5225404A JP 22540493 A JP22540493 A JP 22540493A JP H07110761 A JPH07110761 A JP H07110761A
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entity set
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    • G06F16/28Databases characterised by their database models, e.g. relational or object models
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  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の実体関連図に示される情報の冗長性を
削減する。 【構成】 本発明は、実体関連図を記憶し表示するため
の方法およびシステムに関する。本発明の実体関連図
は、4つの異なるクラスの許容される実体タイプ、すな
わちカーネル実体セットK、属性実体セットA、役割実
体セットP、および関係実体セットRだけから構成され
ている。関係実体セットRはカーネル実体セットとの関
連でしか認められておらず、したがって、冗長性が除去
され、関係図を記憶するのに必要な記憶位置が少なくて
済む。このような関係図は、ディスプレイ9上において
も効率的な表示が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実体関連図(entity r
elationship diagram)をコンピュータ・システムに記
憶するための方法、ならびに実体関連図をコンピュータ
・システムのディスプレイ上に表示するための方法およ
びコンピュータ・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の出発点は、ピーター・ピン=シ
ャン・チェン(Peter Pin-Shan Chen)の論文"The Entity
- Relationship Model - Toward a Unified View of D
ata"、ACM Transactions on Data Based Systems、第1
巻、第1号、1976年3月、pp.9〜36に記載さ
れている実体−関連モデル(entity-relationship mode
l)である。チェンが提案した実体−関連モデルはデー
タ・モデルである。このモデルは、実世界に関する重要
な意味情報の一部を組み込んでおり、データをベースと
する設計用のツールとして働く。チェンが提案した対応
する図表示技術(diagrammatic technique)は、特に複
雑な図では、大量の冗長性をもって実施され、図の分か
りやすさに悪影響を及ぼし、作成される関係データベー
スにデータおよびアクセス経路を記憶するのに必要なメ
モリ位置の数と同様この図を記憶するのに必要なメモリ
位置の数にも悪影響を及ぼすので、最適ではない。
【0003】WO国際公開第84/02 020号によ
って、実体−関連モデルを表すための修正された図表示
技術がデータベース・システムに使用できることが知ら
れている。この技術は、データベースを、処理が容易で
ディジタル・コンピュータが効率的に使用できる形で表
現することを目的としている。しかし、チェンが提案し
た技術の上述の欠点は、この技術によって解決されな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、コンピュータ・システムに実体関連図を記憶す
るための改良された方法、ならびに実体関連図を表示す
るための改良された方法およびコンピュータ・システム
を提供することである。本発明は特に、実体関連図の実
現する際の情報の冗長性を削減することによって、実体
関連図の記憶および表示を改善することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は特に、実体関連
モデルを表す斬新な図表示技術を提供する。本発明によ
る実体関連図は、次の原則を特徴としている。
【0006】1.本発明の実体関連図は、カーネル実体
セット(Kernel entity set)Kiと関係実体セット(re
lation entity set)Riから構成される。
【0007】2.カーネル実体セットKiは、カーネル
実体eiのクラスである。
【0008】3.関係実体セットRiは、それぞれ定義
Dに従ってカーネル実体セットKiから取った、複数の
カーネル実体ei間の関係(relation)のクラスであ
る。 D:{[e1、e2、・・・en]|e1εK1、e2εK
2、・・・enεKn}、 上式で、定義Dのカーネル実体セットKiは区別しなく
ともよい。
【0009】4.本発明の実体関連図はさらに、役割実
体セット(role entity set)Piを含むことができる。
役割実体セットPiは、カーネル実体セットKiに含まれ
る実体eiの役割(role)のクラスである。各役割実体
セットPiは、専ら特定の1つのカーネル実体セットKi
に属する。
【0010】5.本発明の実体関連図はさらに、属性実
体セット(attributive entity set)Aiを含むことが
できる。属性実体セットAiには属性(attribute)が関
連付けられている。属性は、カーネル実体セットKiま
たは役割実体セットPiから属性実体セットAiまたは属
性実体セットAiのカルテシアン積(cartesian produc
t:直積集合)にマップする関数fとして定義される。関
数fは次式で与えられる。 f:Ki または Pi −>Ai または Ai1 ×
Ai2 ×・・・×Ain 各属性実体セットAiは、専ら特定の1つのカーネル実
体セットKiに属する。
【0011】これらのタイプの実体セットだけが、本発
明の実体関連図において許容される。特に、従来の技術
とは対照的に、役割実体セット間または属性実体セット
間の関係実体セットRiは許容されない。したがって、
カーネル実体セットKiは閉情報オブジェクトである。
これらのオブジェクトの内部構造は、役割実体セットま
たは属性実体セットあるいはその両方によってさらに指
定されることが好ましい。役割実体セット間または属性
実体セット間には、それらが同じカーネル実体セットK
iに属するか、それとも異なるカーネル実体セットKiに
属するかにかかわらず、直接的な関係は許容されない。
その結果、本発明による実体関連図は、カーネル実体セ
ットKi間でしか関係が許容されないので、冗長情報を
含まない。
【0012】これによって、本発明による実体関連図を
記憶するための改良された方法が得られる。なぜなら、
実体関連図に含まれる同じ量の情報が、従来の技術より
も少数の記憶位置に記憶されるからである。実体関連図
を記憶するための本発明の方法では、第1のデータおよ
び第2のデータだけが記憶される。第1のデータはカー
ネル実体セットKiのシーケンスを表し、一方第2のデ
ータは関係実体セットRiを表す。第2のデータは、少
なくとも1つのカーネル実体セットKiへの各関係実体
セットRiの割当てに関する情報を含む。したがって、
本発明の実体関連図に実体セットの絶対位置を記憶する
必要はない。コンピュータが、個々の実体セットのタイ
プとそれらの相互の割当てに関する記憶情報から、実体
関連図を自動的に再構築する。これによって、図を記憶
するのに必要な記憶位置の量が削減される。
【0013】したがって、本発明の記憶方法は、従来技
術の方法よりも必要な記憶空間が少なくてすむので、有
利である。さらに、本発明の方法では、上述の第1のデ
ータおよび第2のデータの2つのデータ・セットだけし
か必要でないので、この方法は実施が容易である。
【0014】さらに、この方法は比較的単純であるた
め、この方法を実行するのに必要な時間が比較的短い。
【0015】さらに、本発明は、コンピュータ・システ
ムのディスプレイ上に実体関連図を表示するための方法
を提供する。本発明の方法によれば、まずディスプレイ
を少なくとも第1のセクションと第2のセクションに論
理的に区分する。この区分ステップは、ディスプレイを
水平線または垂直線に沿って2つのセクションに論理的
に分割することによって実行することが好ましい。この
区分線の位置は、マウスなど特別の入力手段によって入
力することが好ましい。
【0016】本発明の実体関連図のカーネル実体セット
Kiは、ディスプレイの第1セクションに表示される。
第1セクションとは、たとえばディスプレイを水平線で
区分する場合は下部セクションである。カーネル実体セ
ットKiは、第1のクラスの記号によって表される。こ
れらの記号は、ディスプレイ上にカーネル実体セットK
iを示すために表示される。
【0017】さらに、関係実体セットRiは、ディスプ
レイの第2セクションに表示される。関係実体セットR
iは、ディスプレイ上で第2のクラスの記号によって表
される。
【0018】上述のように、本発明の実体関連図は冗長
情報を含まない。これは、複数の実体セット、および許
容されるそれらの相互関係が具体的に定義されるためで
ある。したがって、本発明の表示方法は、コンピュータ
・システムに実体関連図を記憶するのに必要な記憶空間
が少なくて済む点で特に有利である。さらに、実体関連
図に冗長性がないため、コンピュータ・システムのディ
スプレイ上に表示される情報の密度が増す。これにはさ
らに、従来の技術と同じサイズのディスプレイ上に従来
よりはるかに多くの情報が表示されるという技術上の利
点がある。またこれには、表示される情報の密度が高
く、冗長情報がないので、画面のスクロール機能やズー
ム機能を使用しなければならない回数が少なくて済むと
いう利点もある。
【0019】さらに、本発明の表示方法に従って表示さ
れる実体関連図は、容易に修正可能であり、本発明によ
る別の実体関連図と組み合わせることさえできる。これ
は、ディスプレイが論理的に区分され、実体セットおよ
びそれらの相互関係が具体的に定義されるためである。
本発明により、既存の図を手動で修正せずに既存の実体
関連図に別の実体セットを追加することが可能になる。
カーネル実体セットKi、関係実体セットRi、役割実体
セットPi、属性実体セットAiなどの実体セットの異な
るクラスを表す記号を、ディスプレイ上で一連の許容可
能な位置のアレイとして配列すると、本発明の実体関連
図はさらに分かりやすくかつ修正しやすくなる。
【0020】具体的には、本発明の実体関連図はベクト
ルグラフとして記憶することが可能である。すなわち、
コンピュータ・システムのディスプレイに対する表示記
号の絶対座標が記憶される。これは、KnowledgeWare In
c.の"application development workbench"などのコン
ピュータ支援ソフトウェア・エンジニアリング・ツール
を使って行うことができる。"application development
workbench"はAD/Cycleアプリケーション開発
ツールセットに属する。
【0021】しかし、本発明の表示方法に実体関連図を
記憶するための本発明の方法を用いると特に有利であ
る。これは、必要な記憶域が少なくて済むからである。
さらに、本発明の記憶方法を使用すると、表示すべき実
体関連図の修正が容易に実行できる。本発明の記憶方法
では、表示する記号の絶対座標のみならず意味情報も記
憶される。この意味情報は、表示する実体相互の相対的
位置を含むことができる。したがって、実体セットは図
に対して挿入または消去することができる。たとえば、
第1のデータが水平線または垂直線に従って表示される
カーネル実体セットKiのシーケンスを表す場合、任意
のカーネル実体セットKiをその線に対して容易に挿入
または消去することができる。これを実行するときは、
近隣のカーネル実体セットKiに対する追加カーネル実
体セットKaの相対位置を指定する。第1のデータおよ
び第2のデータに含まれる意味情報によって、コンピュ
ータはその情報に基づき自動的に実体関連図を構成する
ことができる。
【0022】本発明はさらに、実体関連図を表示するた
めのコンピュータ・システムを提供する。このコンピュ
ータ・システムは、具体的には、ディスプレイ上に異な
る実体セット・クラスを表す記号を生成する手段を含
み、この生成手段は、異なる実体セット・クラスを表す
データを記憶する手段と相互接続される。この場合も、
本発明の記憶方法に従って異なる実体セットを表すデー
タを記憶すると有用である。
【0023】本発明は、複数の環境に適用できることに
留意されたい。具体的には、本発明は、欧州特許出願第
0 438 843号に開示されたリポジトリ・アプリケーショ
ン・ジェネレータ、WO国際公開第89/09970号で開示さ
れた知識ベースのシステム、WO国際公開第91/08543号
に開示されたコンピュータ支援ソフトウェア・エンジニ
アリング機構、WO国際公開第91/08542号に開示された
ソフトウェア分散システムに適用すると有利である。
【0024】さらに、本発明は、実体関連図の実体セッ
トのインスタンスを記憶するための関係データベースま
たはオブジェクト指向データベースの実施態様をサポー
トする。本発明の図表示技術は、アプリケーション・ソ
フトウェアなどのソフトウェアの開発にも使用される。
本発明によるコンピュータ・システムに実体関連図を記
憶すると、ソフトウェア開発は、コンピュータ支援で実
行され、したがって少なくとも半自動的に実行される。
これは、実体関連図に含まれる意味情報によって、たと
えば知識ベースやエキスパート・システムの使用が可能
になるからであり、その結果、ソフトウェアの開発が容
易かつ迅速になる。本発明はさらに、サブルーチンやア
プリケーション・プログラムなどのソフトウェア・モジ
ュールの再使用可能性を高めるので特に有利である。そ
うなるのは、本発明によれば実体セットが具体的に定義
されるからである。カーネル実体セットに含まれる実体
に対して特定の関数を実行する特定のソフトウェア・モ
ジュールが利用可能である場合、このモジュールは、同
一のカーネル実体セットの異なる属性実体セットまたは
役割実体セットに属する異なるサブクラスの実体に再使
用可能である。
【0025】
【実施例】本発明の教示はオブジェクト指向データ分析
の原理を組み込んでいるので、図1を参照して、オブジ
ェクト指向データ分析の原理を簡単に説明する。オブジ
ェクト指向データ分析では、分析する構造を複数の実体
(entity)に分割する。これらの実体間の相互関係を分
析する。その結果、階層構造が得られる。実体は、階層
構造の異なるレベルに配列される。低い階層レベルの実
体と高い階層レベルの実体の間に相互関係がある場合、
低いレベルの実体は、高いレベルにある実体と同じ特性
を持つ。その結果、実体のグループに共通する属性が常
に最高のレベルの実体に割り当てられる場合、冗長性の
ないデータ・モデリングおよびデータ記憶が実現され
る。
【0026】この例を図1に示す。図1は、複数の異な
るタイプの文書を含む構造の分析に関するものである。
図の一番上に示され、したがって最高の階層順序を持つ
実体"document"(文書)は、「文書番号」や「文書タイ
トル」などの属性を含むことができる。それらの属性
は、実体"document"より1レベル下にある低レベルの実
体"description"(明細書)および"contract"(契約
書)によって継承される。同じことが、最低の階層レベ
ルの実体にも同様に当てはまる。これらの実体とは、"p
atent"(特許明細書)、"instruction for use"(使用
説明書)、"lease contract"(リース契約書)、およ
び"sales contract"(販売契約書)である。実体"paten
t"および"instruction for use"は、より高いレベルの
実体"description"に関連付けられ、実体"lease contra
ct"および"sales contract"はより高いレベルの実体"co
ntract"に関連付けられる。実体"contract"は、追加属
性として「署名日」や「有効期間」を含むことができ
る。さらに実体"lease contract"は、追加属性「保証
金」を含むことができる。したがって、実体"lease con
tract"は、実体"document"の属性と共に、実体"contrac
t"の属性と実体"lease contract"の追加属性によって特
徴付けられる。実体"lease contract"は、実体"documen
t"、"contract"、および"lease contract"に属する上述
の属性のすべてによってのみ、あいまいさなしに特徴付
けられる。上述の分析は、ソフトウェア・エンジニアリ
ングにおいて有用なツールである。この分析は、プログ
ラムまたはプログラムのサブルーチンを、異なるタイプ
の実体に、より一般的に適用可能にするうえで役立つ。
たとえば、任意の文書の検索を行うソフトウェア・モジ
ュールを、"patent"の検索ならびに"sales contract"の
検索に使用することができる。
【0027】次に、上述のオブジェクト指向データ分析
の原理を組み込んだ本発明の実体関連図について説明す
る。図2には、記号1と記号2の2つのクラスが示され
ている。記号1のクラスは長方形の枠であり、一方記号
2のクラスは、この例ではフック状の上向きに曲った線
を持つ長方形の枠である。記号1のクラスはカーネル実
体セットKiを表し、記号2のクラスは役割実体セット
Piを表す。役割実体セットPiは、カーネル実体セット
Kiに含まれる実体eiの役割のクラスである。これを図
3に記号で示す。図3で、役割実体セットP1は、カー
ネル実体セットK1に含まれる実体eiの役割のクラスで
ある。図4に、図1の例を本発明に基づく表記法によっ
て示す。実体セット"contract"および"description"は
カーネル実体セット"document"の役割実体セットであ
る。役割実体セット"lease contract"および"sales con
tract"は、役割実体セット"contract"に割り当てられて
おり、したがってカーネル実体セット"document"に含ま
れる実体eiの役割のさらに限定されたクラスを指定す
る。同じことが、実体セット"instruction for use"お
よび"patent"にも同様に当てはまる。この図では、1:
nマッピングとm:nマッピングと1:1マッピングを
区別することができる。ただし、m,n=0,1,
2...である。これは、前掲のチェンの論文に基づくも
のである。この例では、次の追加規則が適用される。
【0028】1.カーネル実体セットは、この場合"doc
ument"であるが、図4に示す構造の最上位の階層であ
り、したがって図の1番上、この場合は左上の隅にあ
る。
【0029】2.役割実体セットは、この上位カーネル
実体セット「文書」より下に置かれ、右側に所定の距離
だけオフセットされる。役割実体セット"contract"およ
び"description"の例では、これらの役割実体セットは
カーネル実体セットに対してオフセットされるが、他の
役割実体セットのサブセットである役割実体セットは、
その親セットである役割実体セットに対してオフセット
される。"contract"のサブセットである役割実体セッ
ト"lease contract"および"sales contract"が後者の場
合同様である。図4に示す実体セットが行kおよび列j
のアレイとして配列されていることに留意されたい。カ
ーネル実体セット"document"は、このアレイの左上の位
置k、jに置かれている。カーネル実体セット"documen
t"より1つ下の階層である役割実体セット"contract"お
よび"description"は、次の列j+1に置かれる。役割
実体セット"contract"および"description"よりさらに
1つ下の階層である役割実体セットについても同様であ
り、これらの役割実体セットは列j+2に置かれる。
【0030】3.上位実体セットのマッピングは常
に、"may be"相互関係である。マッピングは常に0:1
である(isまたはis not)。
【0031】4.従属役割実体セットと上位役割実体セ
ットまたは該実体セットが属するカーネル実体セットと
の相互関係は常に1:1の関係である。図ではマッピン
グも示される。
【0032】5.異なる役割実体セットに含まれる役割
は、カーネル実体セットに含まれる同一の実体に属する
ことができる。たとえば、"document"は役割"contract"
と役割"description"を同時に持つことができる。
【0033】次に図5を参照して、本発明の実体関連図
の別の要素について説明する。図5では、別の記号クラ
ス3が、カーネル実体セットKiを表す記号クラス1と
共に示されている。記号クラス3は、この例ではハンド
ル状の別の種類の下向きに曲った線を持つ長方形の枠で
ある。この記号クラス3は、属性実体セットAiを表
す。図6に示すケースでは、属性実体セット3は、記号
クラス3の曲った線と、記号クラス1の長方形の枠との
相互接続によって記号化されたカーネル実体セット1に
属する。属性実体セットAiは、カーネル実体セットKi
など、ある実体セットの特定の論理的特徴を指定するの
に役立つ。図7に示す例では、カーネル実体セット"doc
ument"は、属性実体セット"processing information"
(処理情報)および"preparation information"(準備
情報)を持つ。図7に示す図には、次の規則が適用され
る。
【0034】1.カーネル実体、たとえば"document"
は、図の左上の隅に位置する。
【0035】2.属性実体セット、たとえば"processin
g information"および"preparationinformation"は、そ
のカーネル実体セット「文書」より1つ下のレベルに表
示され、右側にオフセットされる。一般に、カーネル実
体セットKiや役割実体セットPiなどの特定の実体セッ
トに属するすべての属性実体セットAiは、図の同じ行
に表示される。
【0036】3.実体セットのその属性実体セットAi
へのマッピングは常に、"has"相互関係である。言い
換えると、そのマッピングは0:Mである。ただし、M
=0,1,2,...である。すなわち、各属性実体セ
ットAiは、それが属する実体セットの実体eiに属する
インスタンスを0個、1個、または複数個含むことがで
きる。
【0037】4.属性実体セットとそれに対応する基礎
実体セットの相互関係は常に"belongs to"相互関係であ
る。言い換えると、そのマッピングは常に1:1であ
る。
【0038】図8にはさらに別の記号クラス5の例が示
されている。記号クラス5は、フック状の下向きに曲っ
た線を2本もつ長方形の枠である。この記号クラス5
は、関係実体セットRiを表す。図9に示す例では、関
係実体セット5は、カーネル実体セット1とカーネル実
体セット4の間の1組の関係を定義する。記号クラス5
には、図10に示す記号クラス6も含まれる。この記号
クラス6は、上述の定義D中でカーネル実体セットKi
が区別されない場合の関係実体セットRiを表すための
ものである。したがって、この場合の2本の曲った線
は、図9に示すケースとは違って、同一の方向を指す。
図11に示す例では、関係実体セット6がカーネル実体
セット1に割り当てられている。本発明による関係実体
セットRiは、複数のカーネル実体セットKi間の関係を
表すために使用すると有利である。図12に示す例で
は、カーネル実体セット"person"(人)および"documen
t"が示されている。関係実体セット"person to person
relation"(人と人との関係)は記号6で表され、関係
実体セット"person to document relations"(人と文書
の関係)は記号5で表されている。図12に示す図に
は、次の追加規則が適用される。
【0039】1.カーネル実体"person"および"documen
t"は、図の同じ行に位置する。
【0040】2.カーネル実体セットKiの関係実体セ
ットRiに対するマッピングは常に0:Mであり、関係
実体セットRiのカーネル実体セットKiに対するマッピ
ングは常に1:1である。
【0041】図12に示す例では、これは、実体"perso
n"が0個または複数個の関係実体セット"person to doc
ument relation"に現れることを意味する。特定の"pers
on to document relation"が常にカーネル実体セット"d
ocument"の特定の実体に関係する。同様に、特定の"per
son to document relation"が常に特定の"person"だけ
を参照する。
【0042】図13では、本発明による実体関連図のさ
らに複雑な例が示されている。この実体関連図は、コン
ピュータ・システムのディスプレイ9上に表示される。
この図は、カーネル実体セットK0、K1、K2、関係実
体セットR00、R01、R02、R12、ならびに属性実体セ
ットA00、A01と、役割実体セットP00、P01を含む。
カーネル実体セットは、点線で示した水平線7に沿って
表示される。水平線7は、ディスプレイを第1のセクシ
ョンと第2のセクションに区分する。第1のセクション
は関係セクションであり、関係実体セットが表示され
る。第2のセクションはカーネル・セクションであり、
カーネル実体セットが表示され、任意選択で属性実体セ
ットと役割実体セットも表示される。分かりやすくする
ため、図13のカーネル実体セットK1、K2の属性実体
セットおよび役割実体セットはこの図には示していな
い。この例では、異なる実体セットを表す記号が、ディ
スプレイ9上で許容される表示位置のアレイとして配列
されている。この許容された表示位置のアレイは、図1
3の、線から成る格子によって示されている。点8は、
このアレイの座標系x、yの原点を定義する。
【0043】図14に示すフローチャートは、図13に
例として示した実体関連図の記憶方法を示す。ステップ
601では、変数L、M、Nが0に初期設定される。こ
れらの変数はそれぞれ、カーネル実体セットKL、属性
実体セットALM、および役割実体セットPLNの索引であ
る。ステップ602で、第1のカーネル実体セットK0
が記憶される。次に、ステップ603、604、605
で、属性実体セットA00および属性実体セットA01が記
憶される。ステップ603で、属性実体セットA00が記
憶される。ステップ604で、すべての属性実体セット
A0Mがすでに記憶されているかどうかが判断される。こ
の場合、判断は"no"なので、ステップ605で変数M
が増分され、制御がステップ603に戻り、属性実体セ
ットA01が記憶される。
【0044】ステップ604で下された判断が"yes"
である場合、ステップ606、607、608で、図1
3に示す図の役割実体セットP00およびP01が記憶され
る。まずステップ606で、役割実体セットP00が記憶
される。次にステップ607が実行されて、すべての役
割実体セットP0Nがすでに記憶されているかどうかが判
断される。この場合は、判断が"no"なので、ステップ
608で変数Nが増分され、次にステップ606で役割
実体セットP01が記憶される。
【0045】ステップ607で下された判断が"yes"
である場合、ステップ609で、すべてのカーネル実体
セットKLがすでに記憶されているかどうかが判断され
る。この判断が"no"である場合、ステップ610で変
数Lが増分され、制御がステップ602に戻って、さら
にカーネル実体セットK1がその属性実体セットおよび
役割実体セットと共に入力される。記憶すべきすべての
カーネル実体セットに対してこの手順が繰り返される。
【0046】ステップ611、612、613で、関係
実体セットRUP、(この場合はR00、R01、R02、R1
2)が記憶される。ステップ611で、記憶すべき関係
実体セットのカーネル実体セットが入力される。この例
では、2つのカーネル実体セットKUとKPだけが関係す
る。次のステップ612で、関係実体R01などの対応す
る関係実体セットRUPが記憶される。次にステップ61
3で、すべての関係実体セットがすでに記憶されている
かどうかが判断される。判断が"no"である場合、制御
がステップ611に戻って、次に、欠落している関係実
体セットが記憶される。ステップ613の判断が"ye
s"である場合、ステップ614で操作の流れが停止す
る。
【0047】具体的には、以上の手順によって次の情報
がコンピュータ・システムに記憶される。
【0048】1.実体関連図におけるあらゆる実体セッ
トの名前。
【0049】2.あらゆる実体セットのタイプ。
【0050】3.特定の実体セットのタイプに応じて、
さらに次の情報も記憶される。
【0051】a)カーネル実体KL −座標系の原点に対する図中のカーネル実体KLの位置
を定義する通し番号L。
【0052】b)属性実体セットALM −属性実体セットALMが属する実体セットの名前。 −それが属する実体セットに対する図中の属性実体セッ
トの位置を定義する通し番号M。属性実体セットが属す
る実体セットを、以下では「親実体セット」と称する。 −親実体セットと属性実体セットの間の相互関係のマッ
ピング。
【0053】c)役割実体セットPLN −親実体セットの名前 −親実体セットに対する図中の役割実体セットの位置を
定義する通し番号N。
【0054】d)関係実体セットRUP −第1のカーネル実体セットKUの名前。 −第2のカーネル実体セットKPの名前。 −役割実体セットRUPと、対応するカーネル実体セット
KUおよびカーネル実体セットKPの間の相互関係のマッ
ピング。
【0055】上述の本発明の実体関連図を記憶する方法
は、本発明の実体関連図を表示する方法と共に使用する
と特に有用である。
【0056】図13に示す上述の例においては、属性実
体セットおよび関係実体セットは、親実体セットとして
カーネル実体セットKLしか持たないことに留意された
い。より一般的な例では、役割実体セットの親実体セッ
トを、カーネル実体セットKL、または図4に示すよう
に別の役割実体セットとすることができる。さらに、属
性実体セットの親実体セットを、カーネル実体セットK
Lまたは役割実体セットとすることもできる。
【0057】したがって、たとえば、図13に示す役割
実体セットP00が、P00に属する別の属性実体セットA
P00の親実体セットとなることが可能である。
【0058】これを、図13に点線で示す。属性実体セ
ットAP00が存在する場合、役割実体セットP01は1行
下の(x=1、y=4)に置かれる。
【0059】ここで検討するより一般的な例では、図1
4に示す記憶用の動作の流れが修正される。
【0060】ステップ606の後、役割実体セットPLN
に属する属性実体セットは、PLNを親実体セットとして
もつ役割実体セットと同様に記憶される。これらの役割
実体セット間に別の役割実体セットの親実体セットまた
は別の属性実体セットの親実体セットがある場合、これ
らの役割実体セットに対してこの手順が繰り返される。
属性実体セットが親実体セットとなることはできないこ
とに留意されたい。これは、実体関連図が冗長になるの
を避けるためである。
【0061】図15は、本発明の表示方法を実施する1
つの方法を示すフローチャートである。ステップ618
で、変数x、y、L、M、Nが初期設定され0になる。
ステップ619で、第1のカーネル実体セットK0が、
図13にも示されているアレイ位置(x=0,y=0)
に表示される。ステップ620で、属性実体セットA00
がアレイ位置(x+2+M=2、y+1=1)に表示さ
れる。ステップ621で、すべての属性実体セットA0M
がすでに表示されているかどうかが判断される。この場
合の判断は"no"なので、ステップ622で変数Mが増
分され、その結果、ステップ620で属性実体セットA
01が位置(3,1)に表示される。次に、ステップ62
3、624、625を実行することによって、役割実体
セットPLNがそれぞれ、位置(x+1=1、y+2+N
=2)および(1,3)に表示される。このステップ
は、前述のステップ620、621、622と似てい
る。ステップ624で、すべての役割実体セットが表示
されていると判断された場合、ステップ626で、すべ
てのカーネル実体セットが表示されているかどうかが判
断される。この判断が"no"である場合、ステップ62
7で変数Lおよび数xが増分され、この場合はL=1お
よびx=4となる。次に、制御がステップ619に戻
る。すべてのカーネル実体セットと、それに対応する属
性実体セットおよび役割実体セットが表示されるまでこ
の手順が繰り返される。さらに、ステップ628で、関
係実体セットRUPが図の第1セクションに表示される。
ステップ629で操作の流れが停止する。上で検討した
より一般的な例では、それに応じて図15に関して示し
た操作の流れが修正されることに留意されたい。この場
合は、ステップ623の後に、PLNを親実体セットとす
る属性実体セットおよび役割実体セットが表示される。
【0062】以上説明した、本発明による実体関連図を
記憶し表示する技術は、その図が更新される場合に特に
有益であることに留意されたい。たとえば、実体関連図
から特定のカーネル実体セットKzを削除するには、対
応する通し番号Zを削除する。カーネル実体セットKA
を関連図に挿入する場合は、対応する通し番号を、カー
ネル実体セットKAについての関連情報と共に記憶す
る。したがって、更新済みの関連図はコンピュータ・シ
ステムによって自動的に生成されるので、関連図全体を
再描画する必要はない。これが可能なのは、コンピュー
タに記憶されている実体セットに関連する相対的な近隣
配列に関する意味情報、ならびに本発明による特定の表
示規則による。
【0063】したがって、関連図を変更せずに図の圧縮
部分図を生成することも可能である。これは、表示すべ
き実体セットの索引を指定することによって行う。
【0064】水平方向または垂直方向でのカーネル役割
実体または属性実体の順序は、具体的な問題領域によっ
て決まる。線7に沿った水平方向でのカーネル実体セッ
トの順序を決定する1つの方法は、カーネル実体セット
の名前によるアルファベット順である。垂直方向での同
じ親実体セットを持つ役割実体セットの順序を決定する
際、および水平方向での同じ親実体セットを持つ属性実
体セットの順序を決定する際にも同じことを行うことが
できる。
【0065】本発明の教示を組み込んだ、グラフィック
・ツールなどのコンピュータ・システムも、従来の技術
より有利であることに留意されたい。なぜなら、ユーザ
が入力する意味情報が矛盾するかどうか自動的に検査さ
れるからである。ユーザが、たとえば、2つの役割実体
セット間の関係実体セットを入力しようとすると、それ
はコンピュータ・システムによって無効な操作と認識さ
れ、ユーザに、この操作を訂正するよう求めるプロンプ
トが出る。したがって、矛盾も冗長情報も導入されな
い。
【0066】図16は、従来の技術による実体関連図を
示す。この関連図を、本発明の教示に従って再構築す
る。その結果を図17に示す。図17は、従来の技術の
関連図に比べて冗長性が除去されることをはっきり示し
ている。
【0067】本発明の実体関連図を関係データベースな
どの最適化データベースに変換できることに留意された
い。この変換は、周知の方法で実行することができる。
その結果得られるデータベースは、実体関連図の実体セ
ットのインスタンスを記憶するように適合する格納部と
して働くことができる。この実体関連図には冗長性がな
いので、得られるデータベースにも冗長性がなくなる。
また、その結果、最適アクセス経路が得られ、そのデー
タベースに記憶されたインスタンスへのアクセス時間が
最小限になる。
【0068】
【発明の効果】本発明は、実体関連図を記憶し表示する
ための方法およびシステムに関する。本発明の実体関連
図は、4つの異なるクラスの許容される実体タイプ、す
なわちカーネル実体セットK、属性実体セットA、役割
実体セットP、および関係実体セットRだけから構成さ
れている。関係実体セットRはカーネル実体セットとの
関連でしか認められておらず、したがって、冗長性が除
去され、関係図を記憶するのに必要な記憶位置が少なく
て済む。このような関係図は、ディスプレイ9上におい
ても効率的な表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】オブジェクト指向データ分析の原理を示す図で
ある。
【図2】それぞれカーネル実体セットKiおよび役割実
体セットPiを表す2つの異なる記号クラスを示す図で
ある。
【図3】それぞれカーネル実体セットKiおよび役割実
体セットPiを表す2つの異なる記号クラスを示す図で
ある。
【図4】それぞれカーネル実体セットKiおよび役割実
体セットPiを表す2つの異なる記号クラスを示す図で
ある。
【図5】属性実体セットAiを表す別の記号クラスを示
す図である。
【図6】属性実体セットAiを表す別の記号クラスを示
す図である。
【図7】属性実体セットAiを表す別の記号クラスを示
す図である。
【図8】関係実体セットRiを表すさらに別の記号クラ
スを示す図である。
【図9】関係実体セットRiを表すさらに別の記号クラ
スを示す図である。
【図10】関係実体セットRiを表すさらに別の記号ク
ラスを示す図である。
【図11】関係実体セットRiを表すさらに別の記号ク
ラスを示す図である。
【図12】関係実体セットRiを表すさらに別の記号ク
ラスを示す図である。
【図13】本発明の実体関連図の例を示す図である。
【図14】本発明の実体関連図の記憶および表示を示す
フローチャートである。
【図15】本発明の実体関連図の記憶および表示を示す
フローチャートである。
【図16】従来の技術による複雑な実体関連モデルの実
体関連図である。
【図17】本発明による実体関連図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶手段を含むコンピュータ・システムに
    おいて実体関連図を記憶する方法であって a)カーネル実体ei(i=1,2,3・・・)のクラス
    をカーネル実体セットKiとするとき、このカーネル実
    体セットKiのシーケンスを表す第1のデータを記憶す
    るステップと、 b)それぞれ下記の定義Dに従ってカーネル実体セット
    Kiから得られたn個のカーネル実体ei間の関係のクラ
    スを関係実体セットRiとするとき、この関係実体セッ
    トRiを表す第2のデータを記憶するステップを含み、 D:{[e1,e2,・・・en]|e1εK1,e2εK
    2,・・・enεKn} 前記の定義Dにおいてカーネル実体セットKiは区別し
    なくともよく、前記第2のデータは、少なくとも1つの
    前記カーネル実体セットに対する前記各関係実体セット
    Riの割当てに関する情報を含む、 実体関連図の記憶方法。
  2. 【請求項2】カーネル実体セットKiに含まれる実体ei
    の役割のクラスを役割実体セットPiとするとき、この
    役割実体セットPiを表す第3のデータを記憶するステ
    ップを含み、 前記第3のデータが、複数の前記カーネル実体セットK
    iのうちどれに役割実体セットPiが属するかに関する情
    報を含む、 請求項1に記載の実体関連図の記憶方法。
  3. 【請求項3】属性実体セットAiを表す第4のデータを
    記憶するステップを含み、各属性実体セットAiに関連
    付けられた属性が、カーネル実体セットKiまたは役割
    実体セットPiから属性実体セットAiまたは属性実体セ
    ットAiのカルテシアン積にマップする下記の関数fと
    して定義され、 f:Ki または Pi −>Ai または Ai1 ×
    Ai2 ×・・・×Ain 前記第4のデータが、複数の前記カーネル実体セットK
    iまたは複数の前記役割実体セットPiのうちどれに属性
    実体セットAiが属するかに関する情報を含む、 請求項1または2に記載の実体関連図の記憶方法。
  4. 【請求項4】a)ディスプレイを少なくとも第1のセク
    ションと第2のセクションに論理的に区分するステップ
    と、 b)カーネル実体ei(i=1,2,3...)のクラス
    をカーネル実体セットKiとするとき、前記ディスプレ
    イの前記第1セクションに、第1のクラス記号によって
    表される該カーネル実体セットKiを表示するステップ
    と、 c)それぞれ下記の定義Dに従ってカーネル実体セット
    Kiから得られたn個のカーネル実体ei間の関係のクラ
    スを関係実体セットRiとするとき、前記第2のセクシ
    ョンに、第2のクラス記号によって表される該関係実体
    セットRiを表示するステップとを含む、 D:{[e1,e2,・・・en]|eiεK1,e2εK
    2,・・・enεKn} (但し、定義Dにおいてカーネル実体セットKiは区別
    しなくともよい。) コンピュータ・システムに記憶された実体関連図をディ
    スプレイ上に表示する方法。
  5. 【請求項5】カーネル実体セットKiに含まれる実体ei
    の役割のクラスを役割実体セットPiとするとき、前記
    カーネル実体セットKiが役割実体セットPiを含み、第
    3のクラス記号によって表される少なくとも1つの該役
    割実体セットを前記第1セクションに表示するステップ
    を含む、 請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記カーネル実体セットKiが属性実体セ
    ットAiを含み、各属性実体セットに関連付けられた属
    性が、カーネル実体セットKiまたは役割実体セットPi
    から属性実体セットAiまたは属性実体セットAiのカル
    テシアン積にマップする下記の関数fとして定義され、 f:Ki または Pi −>Ai または Ai1 ×
    Ai2 ×・・・×Ain 第4のクラス記号によって表される前記属性実体セット
    を前記第1セクションに表示するステップを含む、 請求項4または5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記区分ステップが、前記ディスプレイを
    水平線または垂直線に沿って2つのセクションに論理的
    に分割するステップを含み、前記カーネル実体セットK
    iがその線に沿って表示される、請求項4、5、または
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記実体関連図がベクトルグラフとして記
    憶される、請求項4、5、6または7に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記の線に沿って表示される各カーネル実
    体セットKiの絶対位置または相対位置あるいはその両
    方が、前記シーケンスにおけるカーネル実体セットKi
    の順序によって決定される、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】カーネル実体ei(i=1,2,
    3...)のクラスをカーネル実体セットとするとき、
    このカーネル実体セットKiのシーケンスを表す第1の
    データを記憶する手段、およびそれぞれ下記の定義Dに
    従ってカーネル実体セットKiから得られたn個のカー
    ネル実体ei間の関係のクラスを関係実体セットRiとす
    るとき、この関係実体セットRiを表す第2のデータを
    記憶する手段を含むとともに、 D:{[e1,e2,・・・en]|e1εK1,e2εK
    2,・・・enεKn} (前記の定義Dにおいてはカーネル実体セットKiは区
    別しなくともよく、前記第2のデータは、少なくとも1
    つの前記カーネル実体セットに対する前記各関係実体セ
    ットRiの割当てに関する情報を含む、 少なくとも第1のセクションと第2のセクションに論理
    的に区分されるディスプレイ手段と、 前記第1セクションに前記カーネル実体セットの表現を
    表示するための第1のクラス記号を生成し、前記第2セ
    クションに前記関係実体セットRiの表現を表示するた
    めの第2のクラス記号を生成する手段とを含み、 前記生成手段が、前記記憶手段および前記ディスプレイ
    手段に相互接続される、 実体関連図を表示するためのコンピュータ・システム。
  11. 【請求項11】前記記憶手段が、カーネル実体セットK
    iに含まれる実体eiの役割のクラスを役割実体セットP
    iとするとき、この役割実体セットPiを表し、複数の前
    記カーネル実体セットKiのどれに役割実体セットPiが
    属するかについての情報を含む第3のデータを記憶し、 前記生成手段が、前記第1セクションに前記役割実体セ
    ットの表現を表示するための第3のクラス記号を生成す
    る、 請求項10に記載のコンピュータ・システム。
  12. 【請求項12】前記記憶手段が、属性実体セットAiを
    表し、複数の前記カーネル実体セットKiまたは複数の
    前記役割実体セットPiのうちどれに属性実体セットが
    属するかについての情報を含む第4のデータの表現を記
    憶し、各属性実体セットAiに関連付けられた属性が、
    カーネル実体セットKiまたは役割実体セットPiから属
    性実体セットAiまたは属性実体セットAiのカルテシア
    ン積にマップする下記の関数fとして定義され、 f:Ki または Pi −>Ai または Ai1 ×
    Ai2 ×・・・×Ain 前記生成手段が、前記第1セクションに前記属性実体セ
    ットの表現を表示するための第4のクラス記号を生成す
    る、 請求項10または11に記載のコンピュータ・システ
    ム。
  13. 【請求項13】前記ディスプレイ手段の区分を定義する
    ための入力手段を含む、請求項10、11または12に
    記載のコンピュータ・システム。
  14. 【請求項14】前記記号クラスのうち異なるクラスに属
    する記号が異なる形状を持ち、同一の記号クラスに属す
    る記号はそのサイズだけが異なる、請求項10、11、
    12または13に記載のコンピュータ・システム。
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