JPH07107515A - カラー画像符号化装置 - Google Patents

カラー画像符号化装置

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JPH07107515A
JPH07107515A JP26572893A JP26572893A JPH07107515A JP H07107515 A JPH07107515 A JP H07107515A JP 26572893 A JP26572893 A JP 26572893A JP 26572893 A JP26572893 A JP 26572893A JP H07107515 A JPH07107515 A JP H07107515A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラー画像の局部的な劣化を補償した符号化装
置を提供する。 【構成】輝度信号と色差信号とを符号化するカラー画像
符号化装置に於いて、彩度検出手段20によって色差信
号の絶対値から画像信号の彩度を検出し、量子化手段3
0では、前記彩度検出手段20の出力に応じて量子化ス
テップ幅を制御して量子化を行い、カラー画像の局部的
な劣化を補償するカラー画像符号化装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】画像情報の伝送、表示、蓄積等に
於て画像信号をより少ない符合量でディジタル化する高
能率符号化装置に係わり、特にカラー画像を対象とする
符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の高能率符号化では、離散コサイン
変換(以下、DCTとも記す)に代表される直交変換を
用いて、ブロック単位で符号化するのが一般的となって
いる。ブロックの大きさは8×8サンプルなどで、72
0×480画素の画像なら一画面が90×60のブロッ
クに区切られることになる。また、4:2:2のディジ
タルコンポーネント信号規格(CCIR Rec.60
1)では、色差信号は輝度信号に対して1/2にサブサ
ンプルされている。
【0003】また、高能率符号化では、4:2:0と呼
ばれる垂直にも1/2にサブサンプルされている信号が
多く用いられる。このように輝度信号と色差信号とで
は、振幅とサンプル密度が異なるが、高能率符号化では
両者を同じように処理するのが一般的である。この場
合、再生画像に於て色差成分は輝度成分より劣化が大き
くなる。しかし、色差成分は輝度成分に対し、視覚的に
劣化が目立ち難いので、むしろ合理的な符号化となる。
【0004】以下、従来の符号化装置について図4を基
に説明する。図4は従来の符号化装置の一例を示す構成
図である。図4に於いて、画像入力端子1より入力され
た画像信号は、DCT5とアクティビティ検出器41と
に与えられる。前記画像信号の入力は輝度信号(Y)と
色差信号(Cb、Cr)が時分割で入力される。前記色
差信号Cbは(B(青色信号)−Y) であり、Crは
(R(赤色信号)−Y) である。前記色差信号は垂
直、水平共に1/2にサブサンプルされているもので、
輝度信号16×16サンプルに色差信号8×8サンプル
が対応する。この様子を図6に示す。
【0005】図6は輝度信号と色差信号のブロックを示
す図である。図6に於いて、DCTブロックが8×8サ
ンプルとすると16×16サンプルのY信号はY1、Y
2、Y3、Y4の4ブロックに分割され、この4ブロッ
クに対して、前記Crの1ブロックとCbの1ブロック
とが対応することになり、量子化などの信号処理はこの
組み合わせの単位で行われる。図4に於いて、DCT5
では、離散コサイン変換(DCT)が行われ、変換され
た係数は量子化器7に与えられる。
【0006】量子化器7では量子化制御器6から与えら
れるステップ幅で量子化され、固定長符号が可変長符号
化器8に与えられると共に、量子化ステップ幅の情報も
可変長符号化器8に与えられる。可変長符号化器8では
固定長符号が可変長符号化されて圧縮された符号とな
り、前記量子化ステップ幅の情報と多重化されバッファ
9に与えられる。バッファ9では可変長符号化により変
動した発生符号量が一定にされ、符号が符号出力端子1
0より出力される。また、バッファ9からはバッファ9
の充足度の情報が量子化制御器6に与えられる。
【0007】一方、アクティビティ検出器41では、入
力画像のブロック毎のアクティビティが検出される。こ
のアクティビティは具体的にはブロック内画素の分散値
などであり、検出されたアクティビティ情報は量子化制
御器6に与えられる。量子化制御器6では、バッファ9
の充足度の情報と前記アクティビティ情報とから量子化
ステップ幅が決められ、その情報が量子化器7に与えら
れる。前記量子化ステップ幅は、バッファ9に符号が多
く溜まっている場合には大きくされ、少ない場合には細
かくされる。また前記アクティビティが大きな場合には
量子化は粗くされ、小さな場合には細かくされる。
【0008】以下、従来の復号装置について図5を基に
説明する。図5は従来の復号装置の一例を示す構成図で
ある。図5に於いて、符号入力端子51より与えられた
符号はバッファ9に与えられる。バッファ9では、固定
転送速度で入力された符号が可変長復号処理に合わせて
可変速度で可変長復号器52に与えられる。可変長復号
器52では可変長符号が固定長に戻され、得られた固定
長符号と分離された量子化ステップ幅の情報とが逆量子
化器24に与えられる。
【0009】逆量子化器24では、与えられた量子化ス
テップ幅の情報に合わせて固定長符号に対応する量子化
代表値が求められ、DCT係数が再生される。このDC
T係数は逆DCT25に与えられる。逆DCT25で
は、DCTの逆変換処理が行われ、再生された画像は画
像出力端子53より出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】カラ−画像の高能率符
号化では、輝度信号及び色差信号の信号形態で符号化さ
れるのが一般的である。しかし、撮像時のγ補正により
完全な定輝度原理の状態とはなっておらず、彩度(色の
濃さ)に応じて、輝度成分が色差信号となって伝送され
る。即ち色差信号の中に輝度信号が混入されて伝送され
る。これらについては、電子通信学会 技術報告IE7
6−9(1976)の第29頁〜第38頁 「現行カラ
ーカラーテレビ系の問題点と高品位カラーテレビ方式」
に説明されている。ここに色差信号は輝度信号と同じ振
幅に揃えるため振幅の圧縮がされており、さらにサブサ
ンプルされているので、輝度信号と色差信号を同じよう
に処理する高能率符号化では、輝度信号に対して色差信
号の方が劣化が大きくなる。
【0011】このような状態でも、色差成分は視覚的に
誤差が検知され難いので問題ないが、色差信号となって
伝送される輝度成分の劣化が問題になる。結果として彩
度の高い部分では、多くの輝度成分が色差信号に混入し
て伝送され、その分輝度信号として伝送される割合が少
なくなり、輝度成分の劣化が大きくなって画質が低下す
る。また、肌色など人間の視覚特性で誤差が検知され易
い色では、同じ量子化誤差でも画質劣化が目立ち易い。
本発明のカラー画像符号化装置は上記問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、カラー画像の局部的な劣化
を補償した符号化装置を提供することである。具体的に
は、γ補正により彩度の高い部分で画質が劣化するのを
補償するようにした、或いは人間の色に対する視感度特
性を利用して画質を改善するようにしたカラー画像符号
化装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像符号
化装置は、輝度信号と色差信号とを夫々符号化する際
に、色差信号の絶対値に応じて量子化ステップ幅を変え
るようにしたカラー画像符号化装置である。即ち、輝度
信号と色差信号とを符号化するカラー画像符号化装置に
於いて、色差信号の絶対値から画像信号の彩度を検出す
る彩度検出手段と、前記彩度検出手段の出力に応じて量
子化ステップ幅を制御するようにした量子化手段とを備
えてなるカラー画像符号化装置である。また、前記彩度
検出手段に於いて色差信号の絶対値を求める際に、色差
信号の低い周波数成分に対する絶対値を検出するように
したカラー画像符号化装置である。さらに、本発明のカ
ラー画像符号化装置は、輝度信号と色差信号とから、被
符号化画像の色が視覚特性上重要な色であるかどうかの
判定をし、視覚特性上重要な色の場合には、量子化ステ
ップ幅を細くするようにしたカラー画像符号化装置であ
る。即ち、輝度信号と色差信号とを符号化するカラー画
像符号化装置に於いて、輝度信号と色差信号とから被符
号化画像の各部の色相が所定色相であるかどうかを判断
する特定色検出手段と、前記特定色検出手段の出力に応
じて量子化ステップ幅を制御するようにした量子化手段
とを備えてなるカラー画像符号化装置である。
【0013】
【作用】本発明では、色差信号の絶対値が検出され、そ
の値に応じて量子化ステップ幅が制御される。例えば、
色差信号の絶対値が大きな場合に量子化ステップ幅が細
かくされる。色差信号は色の濃さを表すものであり、そ
の絶対値が大きい部分は彩度の高い(色の濃い)部分で
ある。従って、色差信号の絶対値が大きな部分での量子
化では量子化ステップ幅が相対的に細かくされ、その部
分の画質が改善され、彩度が高いことによって生じてい
た輝度信号の画質劣化が補償される。また、人物の肌な
ど視覚的に画質劣化が目立ち易い色の部分で量子化ステ
ップ幅を相対的に小さくすることで、その部分の画質が
改善され、視覚的な劣化が目立ち難くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のカラー画像符号化装置の実施
例について説明するが、復号装置は図5に示す従来例装
置を用いるものとして説明する。以下に、本発明のカラ
ー画像符号化装置の第1の実施例について図1を基に説
明する。図1は本発明に係わるカラー画像符号化装置の
第1実施例を示す構成図である。 図1に於いて、図4
に示す従来例と同一機能で同一作用を呈するものには同
一の符号を付し、その説明を省略する。
【0015】図1に示す第1実施例では、図4に示すア
クティビティ検出器41の代わって、低域通過フィルタ
(LPF)2とスイッチ3と彩度検出器4とで構成され
る彩度検出手段20が設けられている点が構成上異な
る。量子化手段30は従来例で述べた量子化制御器6と
量子化器7とからなるが、前記彩度検出手段20の出力
が量子化制御器6に入力される。前記彩度検出手段20
では色差信号の絶対値から画像信号の彩度が検出され、
前記量子化手段30では、前記彩度検出手段の出力に応
じて量子化ステップ幅が制御される。
【0016】図1に於いて、画像入力端子1より時分割
で入力された輝度信号(Y)と色差信号(Cr、Cb)
は、DCT5とスイッチ3とに与えられる。前記各信号
は夫々8ビットで、0から255の値を持つ。DCT
5、量子化器7、可変長符号化器8、バッファ9の動作
は従来例と同じであり、圧縮された符号が符号出力端子
10より出力される。スイッチ3は入力された画像信号
が色差信号のタイミングで接続され、色差信号のみが選
択的にLPF2に与えられる。LPF2では色差信号の
8×8画素のブロックが4分割され、この分割された各
ブロックの4×4画素の平均値が求められる。この様子
が図7に示されている。
【0017】図7はLPFを介して平均値を検出する処
理ブロックを示す図である。図7に示すように、図6に
示す処理単位に於て、Cbに対して平均値Ab00,Ab10,
Ab01,Ab11 の4値、Crに対して平均値Ar00,Ar10,
Ar01,Ar11 の4値が検出され、前記平均値8値が彩度
検出器4に与えられる。図1に於いて、彩度検出器4で
は、前記した平均値8値の夫々の絶対値が算出され、こ
の各絶対値の内の最大値Cmax が検出され、量子化制御
器6に与えられる。
【0018】量子化制御器6では前記最大値Cmax から
適応量子化係数AQが求められ、バッファ充足度で決ま
る量子化ステップ幅に前記AQが乗じられて、最終的な
量子化ステップ幅が得られ、得られた量子化ステップ幅
は量子化器7に与えられる。前記適応量子化係数AQと
前記最大値Cmax との関係は図8に示すような特性とな
っているが、前記AQは、小さ過ぎると非常に多くの符
号が発生する可能性があるので、0.5乃至1とされ
る。本実施例では、画像の内容に応じて量子化ステップ
幅を制御する適応量子化処理が、色差信号に基づいて検
出が行われ、輝度信号と色差信号の両方の量子化に対し
て作用することになる。
【0019】この適応量子化処理は輝度成分の劣化に対
する補償であるが、彩度が高い部分では輝度成分は輝度
信号と色差信号の両方で伝送されるので、両者に対して
量子化の制御を行うのが適切になる。なお、色差信号は
既にサブサンプルされているため、前記適応量子化処理
は輝度成分の劣化を完全に打ち消す形で補償するもので
はなく、彩度が高くない部分との画質バランスを改善す
るものである。また、従来例のように視覚特性に基くも
のではなく、あくまで信号処理に基くものである。
【0020】以下に、本発明のカラー画像符号化装置の
第2の実施例について図2を基に説明する。図2は本発
明に係わるカラー画像符号化装置の第2実施例を示す構
成図である。 図2に示す実施例はフレーム間予測符号
化の場合であり、図1に示す第1実施例と対応する部分
には同一符号が付されている。図2に示す第2実施例で
は、図1に示す第1実施例に比し、フレーム間予測器2
1、予測信号減算器22、予測信号加算器23、逆DC
T24、逆量子化器25が設けられている点が構成上異
なる。
【0021】図2に於いて、画像入力端子1より入力さ
れた画像信号は、予測信号減算器22とスイッチ3とに
与えられる。予測信号減算器22では、入力画像信号か
らフレーム間予測器21によって供給される予測信号が
減算され、減算の結果得られた予測残差信号がDCT5
に与えられる。DCT5、量子化器7、可変長符号化器
8、バッファ9の動作は従来例と同じであり、圧縮され
た符号が符号出力端子10より出力される。量子化器7
から固定長符号が逆量子化器25に与えられ、逆量子化
器25では固定長符号が代表値に置き換えられてDCT
係数が再生される。この再生されたDCT係数は逆DC
T24に与えられる。逆DCT24では、DCTの逆変
換処理が行われ、再生された予測残差信号は予測信号加
算器23に与えられる。
【0022】予測信号加算器23では、フレーム間予測
器21から与えられる予測信号が前記再生された予測残
差信号に加算されて再生画像信号となり、フレーム間予
測器21に与えられる。フレーム間予測器21では再生
画像信号が1フレーム遅延されて、フレーム間の予測信
号が生成され、それが予測信号減算器22と予測信号加
算器23とに与えられる。一方、LPF2、スイッチ3
の動作は図1の場合と同じである。彩度検出器26で
は、より正確な補償を行うために、図1に示す彩度検出
器4とはやや異なる処理が行われる。LPF2で得られ
たAbij 、Arij は次式によりBijに変換され、4値の
Bijの中から最大値が求められる。ここで、αはCr、
Cbの値によって決められる補正係数で、同じ彩度でも
色によって劣化の程度が異なるので、それを補償するた
めに用いられる。
【0023】 Bij=α(|Abij|+|Arij|) α=0.5 Cr≧0 かつ Cr≧Cb (R
領域) α=0.3 Cb<0 かつ Cr<0 (G
領域) α=0.7 Cb≧0 かつ Cb>Cr (B
領域) この実施例では適応量子化処理は、入力画像信号に対し
て検出が行われ、予測残差信号の量子化に対して作用す
ることになる。予測残差信号で検出を行っても彩度は検
出できないので、入力画像信号に基づいて検出が行われ
る。
【0024】以下に、本発明のカラー画像符号化装置の
第3の実施例について図3を基に説明する。図3は本発
明に係わるカラー画像符号化装置の第3実施例を示す構
成図である。 図3に於いて、図1に示す構成図と同一
機能、同一作用を呈するものには同一の符号を付しその
説明を省略する。図3に示す構成図と図1に示す構成図
との違いは、彩度検出手段20に代わって、低域通過フ
ィルタ(LPF)33と色判定器31と最大値検出器4
Aとからなる特定色検出手段40が設けられている点で
あり、量子化手段30Aと量子化手段30とでは入力信
号が異なるだけである。前記特定色検出手段40では、
輝度信号と色差信号とから被符号化画像の各部の色相が
所定色相であるかどうかの判断がなされる。
【0025】図3に於いて、画像入力端子1より入力さ
れた画像信号は、DCT5とLPF33に与えられる。
DCT5、量子化器7、可変長符号化器8、バッファ9
の動作は従来例と同じであり、圧縮された符号が符号出
力端子10より出力される。LPF33の動作は図1に
示すLPF2と基本的に同じであるが、LPF33では
色差信号の他に輝度信号についても8×8サンプルで平
均値が求められ、Ay00,Ay10,Ay01,Ay11 が色判定器
31に与えられる。前記Ayij (i,j は0か1)は各D
CTブロックの平均値に相当する。ここでAyij,Abij,
Arij に於いて、i、jが同じものは同一部分での値で
ある。
【0026】色判定器31ではAyij,Abij,Arij の3
値から、そのブロックの色が指定色(例えば肌色)かど
うかの判断がされる。この処理はAyij,Abij,Arij の
3次元ベクトルで行うのが理想的であるが、その場合3
次元テーブルが必要となるので、次のような手法による
のが現実的である。即ち、前記Ayij,Abij,Arij は、
図9に示すような変換特性に基づいてTyij,Tbij,Tri
j に夫々変換される。前記変換特性について、各値が肌
色に相当する場合を例に説明する。肌色の場合では、前
記Ab のレベルが256階調に於ける96(0レベルで
ある128に対して−32)前後、Ar のレベルが同1
52(0レベルである128に対して+24)前後であ
る。
【0027】図9に示す変換特性では、Ayが80から
192でTyが1となっており、他は傾斜を持って0に
落ちるものである。なお、Tを2値(0か1)とする
と、処理は簡単になる。このように変換された3値Tyi
j,Tbij,Trij から、各ブロックの色適合度Mijが次式
によって求められ、最大値検出器4Aに与えられる。 Mij=Tyij ×Tbij ×Trij ここで、Tyij,Tbij,Trij が全て1の場合は指定色と
判断され、Mijは1となる。3種類のTのいずれかが1
より小さい場合は指定色に準じる色と判断され、Mijは
0から1の間の値となり、ひとつでも0なら異なった色
と判断されAQは0となる。
【0028】最大値検出器4Aでは4値あるMij中の最
大のものが求められ、Mmax として量子化制御器6に与
える。量子化制御器6では、次式によってMmax から適
応量子化係数AQが求められる。このAQに対してバッ
ファ充足度で決まる量子化ステップ幅が乗じられること
により最終的な量子化ステップ幅が得られ、それが量子
化器7に与えられる。 AQ=1−Mmax /2 本実施例は、肌色など特定の色に対して敏感であると言
った人間の視覚特性に基くもので、この点が第1実施例
や第2実施例と異なる。
【0029】
【発明の効果】従来のカラー画像符号化装置では、輝度
信号と色差信号の処理系に於いて、撮像時のγ補正のた
めに完全な定輝度原理が成立せず、また色差信号は振幅
圧縮されサブサンプルされているので、輝度成分が色差
信号として伝送される彩度の高い(色の濃い)部分で
は、他の部分より劣化すると言う問題があった。本発明
のカラー画像符号化装置では、色差信号の絶対値から彩
度が検出され、この彩度に応じて量子化ステップ幅が制
御される。即ち、色差信号の絶対値が大きな場合には量
子化ステップ幅が細かくされることにより、彩度の高い
部分での劣化が補償されることになる。これにより、従
来劣化の目立っていた色の濃い部分でも、他の部分と同
等の画質となり、総合的な画質バランスが良くなる。ま
た、本発明のカラー画像符号化装置では、特定色の部分
で量子化ステップ幅が細かくされることにより、人物の
肌など視覚的に劣化が目立ち易い色の部分で画質が改善
される。前記したように本発明のカラー画像符号化装置
によれば、カラー画像の高能率符号化での画質が改善さ
れ、また画質を同等とした場合にはより少ない符号量で
符号化することが可能になると言う全体的な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカラー画像符号化装置の第1実
施例を示す構成図である。
【図2】本発明に係わるカラー画像符号化装置の第2実
施例を示す構成図である。
【図3】本発明に係わるカラー画像符号化装置の第3実
施例を示す構成図である。
【図4】従来の符号化装置の一例を示す構成図である。
【図5】従来の復号装置の一例を示す構成図である。
【図6】輝度信号と色差信号のブロックを示す図であ
る。
【図7】LPFを介して平均値を検出する処理ブロック
を示す図である。
【図8】適応量子化特性を示す図である。
【図9】色判定器での変換特性を示す図である。
【符号の説明】
2、33 LPF 3 スイッチ 4、26 彩度検出器 4A 最大値検出器 5 DCT 6 量子化制御器 7 量子化器 8 可変長符号化器 9 バッファ 20 彩度検出手段 21 フレーム間予測器 22 予測信号減算器 23 予測信号加算器 24 逆DCT 25 逆量子化器 30 量子化手段 31 色判定器 40 特定色検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/804 9/808 H04N 9/80 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号と色差信号とを符号化するカラー
    画像符号化装置に於いて、 色差信号の絶対値から画像信号の彩度を検出する彩度検
    出手段と、 前記彩度検出手段の出力に応じて量子化ステップ幅を制
    御するようにした量子化手段とを備えてなるカラー画像
    符号化装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の彩度検出手段に於いて、
    色差信号の低域周波数成分のみの絶対値を検出すること
    を特徴とするカラー画像符号化装置。
  3. 【請求項3】輝度信号と色差信号とを符号化するカラー
    画像符号化装置に於いて、 輝度信号と色差信号とから被符号化画像の各部の色相が
    所定色相であるかどうかを判断する特定色検出手段と、 前記特定色検出手段の出力に応じて量子化ステップ幅を
    制御するようにした量子化手段とを備えてなるカラー画
    像符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003015423A1 (en) * 2001-08-02 2003-02-20 Sony Corporation Image processing apparatus and method, and image processing program

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