JPH07107349A - 産業用テレビカメラ装置 - Google Patents

産業用テレビカメラ装置

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Publication number
JPH07107349A
JPH07107349A JP5247956A JP24795693A JPH07107349A JP H07107349 A JPH07107349 A JP H07107349A JP 5247956 A JP5247956 A JP 5247956A JP 24795693 A JP24795693 A JP 24795693A JP H07107349 A JPH07107349 A JP H07107349A
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JP
Japan
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dew condensation
dew
glass
defroster
temperature
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JP5247956A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kochiyama
正幸 河内山
Takehiko Noguchi
武彦 野口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デフロスタガラスに結露した水滴等の除去が
確実にでき、かつ、デフロスタガラスへの結露が防止で
きる産業用テレビカメラ装置を提供する。 【構成】 カメラケース2の内面側および外気と直接接
するカメラケース2の外面側に、それぞれ配置された温
度センサ10,12と湿度センサ11,13からの信号
に基づき、制御手段14を介して、デフロスタガラス3
が結露状態等にあるか否かを判断する。そして、デフロ
スタガラス3が結露状態等にあると判断されると、制御
手段14を介して、露除去機器3a,7や結露防止機器
5,6を作動させるようにした。温度センサ10,12
と湿度センサ11,13からの信号に基づき、デフロス
タガラス3が結露状態等にあるか否かが適確に判断され
るため、結露が防止されるとともに、結露した水滴等の
除去も確実になされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前部側にデフロスタ
ガラスが取り付けられたカメラケース内にテレビカメラ
が収容されている産業用テレビカメラ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のテレビカメラ装置の側断面
図、図8はこのテレビカメラ装置の正面図である。図に
おいて、1は前部側に撮影用のレンズ1aが取り付けら
れたテレビカメラ、2は内部にテレビカメラ1を収容し
て保護するカメラケース、3はカメラケース2の前面開
口部に取り付けられ、テレビカメラ1の前方の視野を確
保するデフロスタガラスである。このデフロスタガラス
3にはデフロスタ(ガラス表面に塗布された通電可能な
抵抗体)3aが取り付けられており、このデフロスタ3
aへの通電によって、デフロスタガラス3は加熱され
て、その表面に付着した水滴やくもりが除去されるよう
になっている。
【0003】4はカメラケース2の上方、後方および左
右両側方を覆うフード、5はカメラケース2内のテレビ
カメラ1の下方に取り付けられ、カメラケース2内の温
度を上昇させるための電気ヒータ、6はカメラケース2
内の上部に取り付けられ、カメラケース2内の空気を撹
拌して循環させるファン、7はワイパーブレード7aを
デフロスタガラス3の外面上に摺動させて、このデフロ
スタガラス3の外面に付着した水滴や汚れを除去するワ
イパーユニットである。なお、このワイパーユニット7
の本体7bはカメラケース2の上面側に取り付けられて
いる。
【0004】次に、この産業用テレビカメラ装置の動作
について説明する。このテレビカメラ装置は、例えば屋
外の所定場所に取り付けられており、カメラケース2内
のテレビカメラ1がデフロスタガラス3を通して、例え
ば工場の設備の稼動状態等を常時撮影し、その影像を所
定の監視用テレビに送っている。この場合、カメラケー
ス2内に設けられたサーモスイッチ(図示せず)の動作
に応じて、電気ヒータ5やファン6が作動され、カメラ
ケース2内の温度が調整されるとともに、デフロスタ3
aが作動されて、デフロスタガラス3の表面に付着した
水滴やくもりが除去される。また、特に雨等によりデフ
ロスタガラス3の外面に水滴が付着した場合、ワイパー
ユニット7が動作されて、ワイパーブレード7aにより
デフロスタガラス3上の水滴等が除去される。なお、ワ
イパーユニット7は外部制御される場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の産業用テレビカメラ装置では、所定の設定温度でO
N−OFFされるサーモスイッチ動作に応じて、デフロ
スタガラス3のデフロスタ3aを作動させているのみで
あるため、カメラケース2の内外における温度や湿度条
件によっては、デフロスタガラス3に水滴等が結露して
いるにもかかわらず、デフロスタ3aが作動しない場合
も生じるといった課題があった。
【0006】また、電気ヒータ5やファン6は、所定の
設定温度でON−OFFされるサーモスイッチの動作に
基づいて、ON−OFF作動されるため、不要な場合の
作動も多く、余分な電力を消費してしまうという課題も
あった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、デフロスタガラスに結露した水
滴等の除去が確実にできる等の産業用テレビカメラ装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の産
業用テレビカメラ装置は、カメラケースの内面側および
外気と直接接するこのカメラケースの外面側に設けら
れ、内面側および外面側の温度と湿度とをそれぞれ検出
する温度センサおよび湿度センサと、カメラケースに設
けられ、デフロストガラスでの露除去、結露防止を行う
露除去機器および結露防止機器と、温度センサおよび湿
度センサからの信号に基づき、デフロスタガラスが結露
状態、結露しやすい状態にあるかを判断し、このデフロ
スタガラスが結露状態、結露しやすい状態にあると判断
したときには、デフロスタガラスに対する露除去機器、
結露防止機器を作動させる制御手段とを備えたものであ
る。
【0009】この発明の請求項2の産業用テレビカメラ
装置は、カメラケースの内面側および外気と直接接する
このカメラケースの外面側に設けられ、内面側および外
面側の温度と湿度とをそれぞれ検出する温度センサおよ
び湿度センサと、カメラケースに設けられ、デフロスト
ガラスでの露除去、結露防止を行う露除去機器および結
露防止機器と、温度センサおよび湿度センサからの信号
値の時間的変化の割合に基づき、デフロスタガラスが急
速に結露しやすい状態になるか否かを判断し、急速に結
露しやすい状態になると判断したときには、あらかじめ
デフロスタガラスに対する露除去機器、結露防止機器を
作動させる制御手段とを備えたものである。
【0010】この発明の請求項3の産業用テレビカメラ
装置は、請求項1の制御手段において、カメラケース内
に複数箇所設置された温度センサからの信号に基づき、
カメラケース内の温度が均一になって、かつテレビカメ
ラの動作保証温度の範囲となるように、電気ヒータおよ
びファンを作動させるようになっているものである。
【0011】この発明の請求項4の産業用テレビカメラ
装置は、カメラケースの内面側および外気と直接接する
このカメラケースの外面側に設けられ、内面側および外
面側の温度と湿度とをそれぞれ検出する温度センサおよ
び湿度センサと、カメラケースに設けられ、デフロスト
ガラスでの露除去、結露防止を行う露除去機器および結
露防止機器と、デフロスタガラスの外面側に設けられデ
フロスタガラスの外面に付着した水滴を検出する水滴セ
ンサと、温度センサおよび湿度センサからの信号に基づ
き、デフロスタガラスが結露状態、結露しやすい状態に
あるかを判断して、このデフロスタガラスが結露状態、
結露しやすい状態にあると判断したときには、デフロス
タガラスに対する露除去機器、結露防止機器を作動させ
るとともに、水滴センサからの水滴信号に基づき、デフ
ロスタガラスの外面側に設けられたスプレーユニットを
動作させて、デフロスタガラスに結露防止剤を塗布させ
る制御手段とを備えたものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1の発明では、温度センサや
湿度センサからの信号に基づき、デフロスタガラスが結
露状態にあるか、または結露しやすい状態にあるかを判
断し、その判断結果に基づいて、デフロスタガラスに対
する露除去機器、結露防止機器を作動させている。した
がって、デフロスタガラスに結露して付着した水滴等が
確実に除去され、かつ、デフロスタガラスへの結露の防
止がなされる。
【0013】この発明の請求項2の発明では、温度セン
サや湿度センサからの信号値の時間的変化の割合を算出
して、デフロスタガラスが結露しやすい状態になること
を予測できるようにしている。そして、外気条件等の急
速な変化により、デフロスタガラスが急速に結露しやす
い状態になることが予測される場合、あらかじめ結露除
去機器、結露防止機器を作動できるようにしている。し
たがって、外気条件等が急速に変化する場合でも、デフ
ロスタガラスに対する結露を容易に防止することができ
るとともに、デフロスタガラスに水滴等が結露しても、
この水滴等を早急に除去することができる。
【0014】この発明の請求項3の発明では、請求項1
の発明の場合において、カメラケース内の温度を均一に
保持した状態で、このカメラケース内の温度がテレビカ
メラの動作保証温度の範囲となるように電気ヒータやフ
ァンを作動させている。したがって、カメラケース内を
電気ヒータにより局部加熱することなく、テレビカメラ
を常に動作保証温度の範囲に置くことができる。
【0015】この発明の第4の発明では、温度センサや
湿度センサからの信号に基づき、デフロスタガラスが結
露状態にあるか、または結露しやすい状態にあるかを判
断し、その判断結果に基づいて、デフロスタガラスに対
する露除去機器、結露防止機器を作動させている。した
がって、デフロスタガラスに結露して付着した水滴等が
確実に除去され、かつ、デフロスタガラスへの結露の防
止がなされる。また、水滴センサによってデフロスタガ
ラスの外面に結露等による水滴が検出された場合に、こ
のデフロスタガラスの外面にスプレーユニットを介して
結露防止剤を塗布し、デフロスタガラスに対する、更な
る水滴の除去と結露の防止を図るようにしている。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の請求項1および請求項2の
一実施例に係る産業用テレビカメラ装置の側断面図、図
2はこのテレビカメラ装置の制御用ブロック図である。
なお、図7および図8で示した産業用テレビカメラ装置
と同一または相当部分には同一符号を付して、その説明
を省略する。
【0017】図において、10はカメラケース2内の温
度を検出する温度センサである。この温度センサ10
は、例えばカメラケース2内の下部側、上部側およびデ
フロスタガラス3側にそれぞれ配置されている。11は
カメラケース2内の湿度を検出する湿度センサである。
この湿度センサ11はそれぞれ温度センサ10の近傍に
配置されている。12はカメラケース2外方の直接外気
と接触する位置、例えばカメラケース2の下方に配置さ
れた外気温度検出用の温度センサ、13はこの温度セン
サ12の近傍に配置された外気の湿度を検出する湿度セ
ンサである。
【0018】14は温度センサ10,12および湿度セ
ンサ11,13からの信号に基づき、デフロスタガラス
3が結露状態にあるか、または結露しやすい状態にある
かを判断して、結露状態にあると判断する場合は、デフ
ロスタ3aやワイパーユニット7といった露除去機器
や、電気ヒータ5やファン6といった結露防止機器を作
動させ、結露しやすい状態にあると判断する場合は、電
気ヒータ5やファン6といった結露防止機器を作動させ
る制御手段としてのシステム制御部である。なお、この
システム制御部14はテレビカメラ1を動作保証温度に
保持させるように、電気ヒータ5やファン6を作動させ
る機能をも有している。
【0019】15はシステム制御部14からの指令に基
づき、デフロスタガラス3のデフロスタ3a、電気ヒー
タ5、ファン6、ワイパーユニット7のON−OFF作
動を行なうコントロールユニット、16はデフロスタ3
a、電気ヒータ5、ファン6、ワイパーユニット7をシ
ステム制御部14およびコントロールユニット15を介
して外部から作動させるための外部制御部である。
【0020】ここで、カメラケース2内外の温度センサ
10,12と湿度センサ11,13とから、デフロスタ
ガラス3が結露しているか否か、または結露しやすい状
態にあるか否かを判断する判断手法について説明する。
【0021】例えば、冬場等において、外気温度に比
べ、カメラケース2内の温度が高い場合は、デフロスタ
ガラス3の内面側に結露が生じやすい。この場合、デフ
ロスタガラス3の温度は外気温度とカメラケース2内の
温度の中間的温度にあるため、カメラケース2内の湿度
が高ければ、デフロスタガラス3に結露が生じる可能性
が高いが、カメラケース2内の湿度が低ければ、デフロ
スタガラス3に結露が生じる可能性は低い。また、夏場
等において、外気温度に比べカメラケース2内の温度が
低い場合は、デフロスタガラス3の外面側に結露が生じ
やすい。この場合、外気の湿度が高ければ、デフロスタ
ガラス3に結露が生じる可能性が高いが、外気の湿度が
低ければ、デフロスタガラス3に結露が生じる可能性は
低い。
【0022】上記のようなデフロスタガラス3の結露傾
向をふまえて、例えば、外気の温度と湿度の条件を種々
に変えた場合に、デフロスタガラス3に結露を生じさせ
るか、または結露を生じさせ易くするカメラケース2内
の温度と湿度の条件を実験的に調べ、このデータをシス
テム制御部14内に記憶させる。そして、システム制御
部14では、温度センサ10,12および湿度センサ1
1,13からの外気およびカメラケース2内の温度と湿
度の条件をこのデータと比較して、デフロスタガラス3
が結露している状態にあるか、または結露しやすい状態
にあるかを判断する。
【0023】次に、このシステム制御部14の制御動作
の一例を図3を参照しつつ説明する。図3はシステム制
御部14の制御動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【0024】まず、カメラケース2内の温度データに基
づき、カメラケース2内の温度がテレビカメラ1の動作
保証温度内にあるか否かが判断される(ステップ1)。
保証温度に達していなければ、NOとなって電気ヒータ
5およびファン6が作動され(ステップ2)、カメラケ
ース2内の温度が上げられる。そして、カメラケース2
内の温度が保証温度の範囲に達すると、YESとなって
デフロスタガラス3が結露状態にあるか否かが判断され
る(ステップ3)。デフロスタガラス3が結露状態にあ
れば、YESとなってデフロスタ3aとワイパーユニッ
ト7とが作動される(ステップ4)とともに、電気ヒー
タ5およびファン6の作動または作動の継続がなされる
(ステップ5)。なお、ワイパーユニット7はデフロス
タガラス3の外面側が結露状態にある場合にのみ作動さ
れる。
【0025】つづいて、再び、デフロスタガラス3が結
露状態にあるか否かが判断され(ステップ6)、結露状
態にあれば、YESとなって電気ヒータ5とファン6の
作動または作動の継続がなされるとともに、カメラケー
ス2内の温度が上昇して、デフロスタガラス3が結露状
態になければ、NOとなってデフロスタ3aおよびワイ
パーユニット7の作動が停止される(ステップ7)。次
に、このステップ7の後、またはステップ3においてN
Oとなってデフロスタガラス3が結露状態にないと判断
された場合には、デフロスタガラス3が結露しそうな状
態にあるか否かが判断される(ステップ8)。そして、
デフロスタガラス3が結露しそうな状態にあれば、YE
Sとなって電気ヒータ5およびファン6の作動または作
動の継続がなされる(ステップ9)。また、カメラケー
ス2内の温度が上昇し、デフロスタガラス3が結露しそ
うな状態になければ、NOとなって電気ヒータ5および
ファン6の停止または停止の継続がなされる(ステップ
10)。
【0026】以上のように、この産業用テレビカメラ装
置では、カメラケース2内外の温度と湿度の条件によっ
て、デフロスタガラス3が結露状態にあるか否かを適確
に判断し、結露状態にあればデフロスタ3aやワイパー
ユニット7を作動させて、確実に結露した水滴等を除去
しているため、デフロスタガラス3を介したテレビカメ
ラ1の視野を確実に確保することができる。この場合、
電気ヒータ5やファン6も作動させてデフロスタガラス
3の結露状態を回避するようにしているため、デフロス
タ3aやワイパーユニット7の作動時間を短くすること
ができる。
【0027】また、この産業用テレビカメラ装置では、
カメラケース2内外の温度と湿度の条件によって、デフ
ロスタガラス3が結露し易い状態にあるか否かを判断
し、結露し易い状態にあれば、電気ヒータ5やファン6
を作動させて、デフロスタガラス3が結露しない環境を
つくっているため、デフロスタガラス3への結露が充分
に防止できる。この場合、電気ヒータ5やファン6はデ
フロスタガラス3が結露し易い状態から脱すれば、停止
されるため、電気ヒータ5やファン6の不要な運転が回
避でき、運転コストの低減を図ることもできる。
【0028】なお、上記制御動作においては、デフロス
タガラス3が結露状態、または結露しそうな状態にある
場合、電気ヒータ5やファン6を作動させて、カメラケ
ース2内の温度を上げて結露状態等の回避を図るように
したが、カメラケース2内外の温度と湿度の条件によっ
ては、電気ヒータ5の負荷を下げたり、ファン6のみを
作動させて、結露状態等の回避を図るようにする。ま
た、電気ヒータ5やファン6を作動させても、デフロス
タガラス3に対する結露状態等の回避がなされない場合
は、デフロスタ3aを作動させて、少なくともデフロス
タガラス3に水滴やくもりが発生するのを防止する。こ
の場合、デフロスタガラス3が結露しそうな状態から、
結露状態に達したら、デフロスタ3aへの通電量を増加
させ、デフロスタ3aの発生熱量を増加させるようにし
てもよい。
【0029】さらに、上記制御動作においては、カメラ
ケース2内がテレビカメラ1の動作保証温度内にない場
合、電気ヒータ5とファン6とを作動させるようにした
が、カメラケース2内の温度条件によっては、電気ヒー
タ5を作動させずにファン6のみを作動させて(冷却し
て)、カメラケース2内の温度をテレビカメラ1の動作
保証温度内に保持させるようにする。
【0030】実施例2.次に、請求項2の発明の一実施
例に係る産業用テレビカメラ装置について、以下説明す
る。このテレビカメラ装置では、システム制御部14側
で温度センサ10,12および湿度センサ11,13か
らの温度、湿度信号の時間的変化量を算出して、カメラ
ケース2内外の温度や湿度の急激な変化を予測できるよ
うにした。そして、このテレビカメラ装置では、将来デ
フロスタガラス3が結露しそうな状態になると判断すれ
ば、現在はデフロスタガラス3が結露しそうな状態にな
い場合でも、システム制御部14がコントロールユニッ
ト15を介して、前もって電気ヒータ5やファン6を作
動させ、デフロスタガラス3が結露状態に達するのを防
止するようにした。なお、このテレビカメラ装置の他の
構成は実施例1のテレビカメラと同一である。
【0031】上記の場合、電気ヒータ5やファン6の作
動のみでなく、同時にデフロスタ3aを作動させるよう
にしてもよい。また、電気ヒータ5やファン6を作動さ
せても、デフロスタガラス3が結露しそうな状態になる
のを避けることができない場合は、デフロスタ3aのみ
を作動させる。この場合、デフロスタ3aへの通電量を
順次増加し、デフロスタ3aの発生熱量を増加させるよ
うにする。
【0032】実施例3.次に、請求項3の発明の一実施
例に係る産業用テレビカメラ装置について、以下説明す
る。このテレビカメラ装置では、システム制御部14が
カメラケース2内の3つの温度センサ10からの温度信
号が異なっていると判断する場合には、ファン6を作動
させて、3つの温度センサ10からの温度信号の均一化
を図った後、この均一化された温度信号に基づき、カメ
ラケース2内がテレビカメラ1の動作保証温度の範囲に
なるように、電気ヒータ5やファン6を作動させるよう
にした。このテレビカメラ装置ではカメラケース2内の
温度の均一化が図られているため、カメラケース2内の
電気ヒータ5による部分的に過度な加熱(局部加熱)が
防止でき、全体として省電力化を図ることができる。
【0033】なお、この産業用テレビカメラ装置の他の
構成は実施例1のテレビカメラ装置と同一である。
【0034】実施例4.図4は請求項4の発明の一実施
例に係る産業用テレビカメラ装置の側断面図、図5はこ
のテレビカメラ装置の正面図、図6はこのテレビカメラ
装置の制御用ブロック図である。
【0035】図において、20はデフロスタガラス3の
外面側に配置され、デフロスタガラス3の外面に水滴が
付着しているか否かを検出する水滴センサ、21はデフ
ロスタガラス3の前方に配置され、デフロスタガラス3
の外面に結露防止剤を噴霧して塗布するスプレーユニッ
トである。この場合、システム制御部14は、水滴セン
サ20がデフロスタガラス3上に水滴を検出した場合に
は、コントロールユニット15を介してスプレーユニッ
ト21を作動させ、デフロスタガラス3に結露防止剤を
塗布させるとともに、ワイパーユニット7を作動させる
ようにする。なお、この産業用テレビカメラ装置の他の
構成は実施例1のテレビカメラ装置と同一である。
【0036】この産業用テレビカメラ装置では、デフロ
スタガラス3の外面に水滴が付着している場合、このデ
フロスタガラス3の外面に結露防止剤が塗布されるとと
もに、ワイパーユニット7のワイパーブレード7aを介
して、この結露防止剤がデフロスタガラス3に充分に定
着される。このため、このテレビカメラ装置では、デフ
ロスタガラス3の外面の水滴を急速かつ充分に除去でき
るとともに、その後の結露の防止を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の産業用テレビカメラ装置によれば、ケースの内面
側、および外気と直接接するこのカメラケースの外面側
の温度と湿度とをそれぞれ検出する温度センサおよび湿
度センサと、この温度センサおよび湿度センサからの信
号に基づき、デフロスタガラスが結露状態にあるか、ま
たは結露しやすい状態にあるかを判断して、このデフロ
スタガラスが結露状態、または結露しやすい状態にある
と判断したときには、デフロスタガラスに対する露除去
機器、結露防止機器を作動させる制御手段とを備えたの
で、デフロスタガラスに結露した水滴等の除去が確実に
できるとともに、デフロスタガラスへの結露の防止も図
ることができる。
【0038】また、この発明の請求項2の産業用テレビ
カメラ装置によれば、カメラケースの内面側、および外
気と直接接するこのカメラケースの外面側の温度と湿度
とをそれぞれ検出する温度センサおよび湿度センサと、
この温度センサおよび湿度センサからの信号値の時間的
変化の割合に基づき、デフロスタガラスが急速に結露し
やすい状態になるか否かを判断して、急速に結露しやす
い状態になると判断したときには、前もってデフロスタ
ガラスに対する露除去機器、結露防止機器を作動させる
制御手段とを備えたので、温度や湿度の急速な変化によ
り、デフロスタガラスが急速に結露しやすい状態になろ
うとしている場合でも、デフロスタガラスに結露した水
滴等の除去が確実かつ早急にできるとともに、デフロス
タガラスへの結露の防止も図ることができる。
【0039】また、この発明の請求項3の産業用テレビ
カメラ装置によれば、請求項1の制御手段において、カ
メラケース内に複数箇所設置された温度センサからの信
号に基づき、カメラケース内の温度が均一になって、か
つテレビカメラの動作保証温度の範囲となるように、電
気ヒータおよびファンを作動させるようになっているの
で、請求項1の効果を得ることができるとともに、カメ
ラケース内を電気ヒータにより局所加熱することなく、
テレビカメラを動作保証温度の範囲に置くことができ
る。
【0040】この発明の請求項4の産業用テレビカメラ
装置によれば、カメラケースの内面側、および外気と直
接接するこのカメラケースの外面側の温度と湿度とをそ
れぞれ検出する温度センサおよび湿度センサと、デフロ
スタガラスの外面側に付着した水滴を検出する水滴セン
サと、温度センサおよび湿度センサからの信号に基づ
き、デフロスタガラスが結露状態、または結露しやすい
状態にあるかを判断して、デフロスタガラスが結露状
態、または結露しやすい状態にあると判断したときに
は、デフロスタガラスに対する露除去機器、結露防止機
器を作動させるとともに、水滴センサからの水滴信号に
基づき、デフロスタガラスの外面側に設けられたスプレ
ーユニットを動作させてデフロスタガラスに結露防止剤
を塗布させる制御手段とを備えたので、デフロスタガラ
スに結露した水滴等の除去が確実にできるとともに、デ
フロスタガラスへの結露の防止も図ることができる。ま
た、結露防止剤を介して、デフロスタガラスの外面側の
水滴の除去と結露の防止を更に確実に図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る産業用テレビカメラ
装置の側断面図である。
【図2】図1の産業用テレビカメラ装置の制御用ブロッ
ク図である。
【図3】図1の産業用テレビカメラ装置のシステム制御
部の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施例4に係る産業用テレビカメラ
装置の側断面図である。
【図5】図4の産業用テレビカメラ装置の正面図であ
る。
【図6】図4の産業用テレビカメラ装置の制御用ブロッ
ク図である。
【図7】従来の産業用テレビカメラ装置の一例を示す側
断面図である。
【図8】図7の産業用テレビカメラ装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 カメラケース 3 デフロスタガラス 3a デフロスタ(露除去機器) 5 電気ヒータ(結露防止機器) 6 ファン(結露防止機器) 7 ワイパーユニット(露除去機器) 10 温度センサ 11 湿度センサ 12 温度センサ 13 湿度センサ 14 システム制御部(制御手段) 20 水滴センサ 21 スプレーユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部側に視野確保用のデフロスタガラス
    が装着されたカメラケース内に、テレビカメラが収容さ
    れている産業用テレビカメラ装置において、 前記カメラケースの内面側および外気と直接接するこの
    カメラケースの外面側に設けられ、内面側および外面側
    の温度と湿度とをそれぞれ検出する温度センサおよび湿
    度センサと、 前記カメラケースに設けられ、前記デフロストガラスで
    の露除去、結露防止を行う露除去機器および結露防止機
    器と、 前記温度センサおよび前記湿度センサからの信号に基づ
    き、前記デフロスタガラスが結露状態、結露しやすい状
    態にあるかを判断し、このデフロスタガラスが結露状
    態、結露しやすい状態にあると判断したときには、前記
    デフロスタガラスに対する前記露除去機器、前記結露防
    止機器を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とす
    る産業用テレビカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前部側に視野確保用のデフロスタガラス
    が装着されたカメラケース内に、テレビカメラが収容さ
    れている産業用テレビカメラ装置において、 前記カメラケースの内面側および外気と直接接するこの
    カメラケースの外面側に設けられ、内面側および外面側
    の温度と湿度とをそれぞれ検出する温度センサおよび湿
    度センサと、 前記カメラケースに設けられ、前記デフロストガラスで
    の露除去、結露防止を行う露除去機器および結露防止機
    器と、 前記温度センサおよび前記湿度センサからの信号値の時
    間的変化の割合に基づき、デフロスタガラスが急速に結
    露しやすい状態になるか否かを判断し、急速に結露しや
    すい状態になると判断したときには、あらかじめデフロ
    スタガラスに対する前記露除去機器、前記結露防止機器
    を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とする産業
    用テレビカメラ装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、カメラケース内に複数箇所
    設置された温度センサからの信号に基づき、このカメラ
    ケース内の温度が均一になって、かつテレビカメラの動
    作保証温度の範囲となるように、カメラケース内の結露
    防止手段である電気ヒータおよびファンとを作動させる
    ようになっていることを特徴とする請求項1に記載の産
    業用テレビカメラ装置。
  4. 【請求項4】 前部側に視野確保用のデフロスタガラス
    が装着されたカメラケース内に、テレビカメラが収容さ
    れている産業用テレビカメラ装置において、 前記カメラケースの内面側および外気と直接接するこの
    カメラケースの外面側に設けられ、内面側および外面側
    の温度と湿度とをそれぞれ検出する温度センサおよび湿
    度センサと、 前記カメラケースに設けられ、前記デフロストガラスで
    の露除去、結露防止を行う露除去機器および結露防止機
    器と、 前記デフロスタガラスの外面側に設けられデフロスタガ
    ラスの外面に付着した水滴を検出する水滴センサと、 前記温度センサおよび湿度センサからの信号に基づき、
    前記デフロスタガラスが結露状態、結露しやすい状態に
    あるかを判断して、このデフロスタガラスが結露状態、
    結露しやすい状態にあると判断したときには、前記デフ
    ロスタガラスに対する前記露除去機器、前記結露防止機
    器を作動させるとともに、前記水滴センサからの水滴信
    号に基づき、前記デフロスタガラスの外面側に設けられ
    たスプレーユニットを動作させて、このデフロスタガラ
    スに結露防止剤を塗布させる制御手段とを備えたことを
    特徴とする産業用テレビカメラ装置。
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