JPH07107118A - マルチメディア通信トランスポートシステム - Google Patents

マルチメディア通信トランスポートシステム

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JPH07107118A
JPH07107118A JP25198793A JP25198793A JPH07107118A JP H07107118 A JPH07107118 A JP H07107118A JP 25198793 A JP25198793 A JP 25198793A JP 25198793 A JP25198793 A JP 25198793A JP H07107118 A JPH07107118 A JP H07107118A
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JP
Japan
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service
multimedia
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JP25198793A
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English (en)
Inventor
Ryozo Kishimoto
了造 岸本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 待時系サービスはもちろん、即時系サービス
を効率良く提供し、長距離通信を経済的に実現すること
ができるマルチメディア通信トランスポートシステムを
提供する。 【構成】 エージェント・パケットを所定間隔で送出し
てなるコネクションを作成するエージェント通信サーバ
ASと、エージェント通信ネットワークANに配備さ
れ、当該ネットワークAN内に存在する複数のコネクシ
ョンを時分割で多重化したマルチコネクションをトラン
スポートTPを介して受信側の端末システム1に近傍に
伝送し、そこで多重化を解除するトランスポート多重化
サーバMSとを有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメディア通信サ
ービスに用いて好適なマルチメディア通信トランスポー
トシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の通信サービスとして、マ
ルチメディア通信サービスが注目されている。マルチメ
ディアとは、電話や放送等の従来からのメディアを融合
したり、これらのメディアに新たなメディアを融合した
りして形成される複合メディアである。そして、マルチ
メディア通信サービスは、放送、情報処理、通信という
相異なる分野の技術を融合させて提供される通信サービ
スである。
【0003】以下、マルチメディア通信サービスについ
て検討する。図7は、マルチメディア通信サービスの情
報源の情報発生モデルを表す図であり、上位層および下
位層における情報発生モデルの一例が示されている。こ
の図において、WS1,WS2は、例えば、ワークステ
ーション等のマルチメディア端末であり、画面上の矩形
領域であるウインドウWDに、動画像や静止画像のよう
なマルチメディアデータが表示される。
【0004】なお、各ウインドウWDは、例えば、Xウ
インドウ等のウインドウシステムに基づいたものであ
り、マルチメディアデータは、当該ウインドウシステム
に制御されて画面上に表示される。したがって、ウイン
ドウシステムに応じて多彩なサービスを提供することが
可能である。また、図7において、REは、実時間に対
応して更新されるリアルタイムデータであり、NEは、
必要に応じて更新される非リアルタイムデータである。
この図に示すように、各層では、リアルタイム通信ある
いは非リアルタイム通信を同時に実現する。
【0005】上述したように、マルチメディア通信サー
ビスは、電話サービスのようなリアルタイム通信サービ
スと、データ通信サービスと同様なコンピュータ通信サ
ービスとしての特性を有している。したがって、マルチ
メディア通信サービスを実現するネットワークは、「多
様な接続形態の提供」、「新サービスの迅速な提供」、
「多彩なサービスの提供」を可能とするインテリジェン
トなネットワークである必要がある。
【0006】すなわち、「広帯域情報を伝達するための
経済的な通信システム」、「需要の変動や通信量(トラ
フィック)特性の変化等に対応できる柔軟なネットワー
ク構成」、「多彩なサービス形態」等の条件を満足する
システムが必要と考えられている。しかしながら、現在
の電話網は、単一の電話サービスを提供するために構築
されたものであり、マルチメディア通信サービスを経済
的に提供することは困難である。
【0007】従来より、上述した条件を満たすように、
各種データ通信網の開発が行われている。現在のデータ
通信網の開発は、「パケット通信」という概念に基づい
て、主に、1960年代後半、アメリカ合衆国で為され
た。ここでの研究開発成果は、現在、最も一般的なTC
P/IPプロトコルをベースにしたインターネットや、
ISOのOSI7層モデルに基づいた計算機ネットワー
クに引き継がれている。
【0008】ここで、上記インターネットの概略構成に
ついて、図8〜図10を参照して説明する。図8は、イ
ンターネットの階層構造を示す概念図、図9は、インタ
ーネットのルータの網内配備に関する図、図10は、イ
ンターネットの地域的階層構造を示す概念図である。こ
れらの図において、共通する部分には同一の符号を付し
てある。図8において、RU は高位レイヤ層、RL は下
位3層、IRはインターネット・ルータ、LNは下位3
層ネットワーク、1は例えば、マルチメディア端末3か
ら構成される端末システムである。
【0009】また、図9において、5はスタブ・ネット
ワーク(インターネット・サブネットワーク)、6はマ
ルチメディア端末3と同一のマルチメディア端末であ
る。さらに、図10において、BBはバックボーン・ネ
ットワーク(インターネット・サブネットワーク)、7
はリージョナル・ネットワーク(インターネット・サブ
ネットワーク)である。
【0010】上述した構成から明かなように、ネットワ
ークはサブネットワークの集合体となっており、各サブ
ネットワーク内、サブネットワーク間でのルーティング
等、多くの機能はサブネットワーク単位で実現されてい
る。また、バックボーン・ネットワークBBにしても、
サブネットワークとしての機能は他のサブネットワーク
と同様であるため、国際的なインターネット接続は、多
くのサブネットワークを経由して行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記インターネット
は、現時点において、なお有用なネットワークである。
しかしながら、ネットワーク層以下の通信網が、雑音や
伝送誤りが多いメタリック伝送(電話線などの「より
線」での伝送)をベースにした網であると想定し、この
想定に基づいて、トランスポート層以上の機構が構築さ
れている。
【0012】したがって、マルチメディア通信サービス
において、誤り制御、フロー制御、マルチメディア信号
(映像等)のリアルタイム伝送等が正常に行われない虞
がある。また、前述したように、国際的なインターネッ
ト接続を行って長距離通信網を構成する場合、多くのサ
ブネットワークを経由したデータ伝送を行わざるを得
ず、その信頼性、セキュリティなど、多くの問題があ
る。
【0013】ここで、表1に、マルチメディア通信サー
ビスの形態と網の機能との関係を示す。
【表1】
【0014】表1に示すように、マルチメディア通信サ
ービスは、待時系コネクションレス・サービス、即時系
コネクションレス・サービス、即時系コネクション・サ
ービスに分類できる。ここでいう「コネクション」は、
通信している2つの端末を直接接続するコネクションを
意味している。表1に示すように、マルチメディア通信
サービスは待時系サービスと即時系サービスとに分類さ
れるが、従来のインターネットにおけるサービスは、例
えば、電子メール・サービスのように、主に、待時系サ
ービスである。
【0015】一方、即時系サービスには、コネクション
型とコネクションレス型サービスがある。即時系コネク
ションサービスには、従来の電話やテレビ会議等の双方
向通信サービスや、大容量のファイル転送、映像の素材
電送等が含まれる。また、即時系コネクションレスサー
ビスには、将来重要なサービスとなる双方向コンピュー
タ通信サービス等が含まれる。
【0016】しかしながら、インターネットは、待時系
サービスの提供を基本的な目的として構成されており、
ダイナミック・ルーティングを用いて通信を実現してい
る。このため、即時系サービスを効率良く(経済的に)
提供することができないという問題がある。
【0017】また、近年、ワークステーション等の端末
の性能が飛躍的に向上し、マルチメディア・サービスを
柔軟に提供できるようになってきた。このような環境で
は、個々のホストを管理し、そのホストの全世界におけ
る数を考慮してホスト・アドレスを決定するインターネ
ットのアドレス方式では、多彩なサービスを提供するこ
とが困難になりつつあり、次世代のアドレス方式が模索
されている。すなわち、1つのホスト上に複数のサービ
スを管理し、各サービスを一意に決定できるシステムが
待望されている。
【0018】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
ものであり、待時系サービスはもちろん、即時系サービ
スを効率良く提供し、長距離通信を経済的に実現するこ
とができるマルチメディア通信トランスポートシステム
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によるマルチメデ
ィア通信トランスポートシステムは、アドレスが一意に
設定される複数のマルチメディア端末と該端末が接続さ
れる通信網とからなり、前記マルチメディア端末間でマ
ルチメディアデータ、送信側端末のアドレス、受信側端
末のアドレスを有するパケットを送受するシステムであ
って、前記パケットを所定間隔で送出するとともに、前
記パケットを所定間隔で復元する送出復元手段と、前記
通信網に配備され、前記通信網内に存在する複数のパケ
ットを時分割で多重化し、前記受信側アドレスに応じた
遠隔地へ伝送するとともに、前記遠隔地で前記多重化を
解除する多重伝送手段とを有することを特徴としてい
る。
【0020】
【作用】上記構成によれば、送出復元手段がパケットを
所定間隔で送出し、多重伝送手段が通信網内の複数のパ
ケットを多重化して受信側端末アドレスに応じた遠隔地
へ伝送する。この遠隔地において、多重伝送手段がパケ
ットの多重化を解除する。そして、送出復元手段が、多
重化が解除された各パケットを所定間隔で復元する。こ
うして、送信側端末から送出されたパケットが、受信側
端末に伝送される。したがって、待時系サービスはもち
ろん、即時系サービスが効率良く提供され、長距離通信
が経済的に実現される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
よるマルチメディア通信トランスポートシステムについ
て説明する。ここで、図1〜図10において、共通する
部分には同一の符号を付すものとする。本実施例では、
まず、マルチメディア通信サービスをエージェント(Ag
ent )通信サービスと定義し、多重化されたエージェン
ト通信サービスを実現するエージェント通信ネットワー
クANを構築する。
【0022】図1は、エージェント通信ネットワークA
Nを用いたマルチメディア通信システムの概略構成を示
す概念図である。この図に示すマルチメディア通信シス
テムは、各種のマルチメディア・サービスや課金サービ
ス等を、エージェントとして捉えるシステムである。こ
こでいうエージェントは、自身の属性、自身が行う手続
き、通信に関する知識、メッセージ・パッシングにより
他のエージェントとの共通の目標(ゴール)を設定し、
協調して手続きを行うネゴシエーションから構成され
る。
【0023】図1において、A,B,Cは電話サービス
を受けることができるユーザA,B,C(図示略)に使
用されるマルチメディア端末、ANは各端末A,B,C
が接続されるエージェント通信ネットワークである。も
ちろん、エージェント通信ネットワークANには、図示
を略すが、端末A,B,C以外に、多数の端末が接続さ
れる。
【0024】端末A,B,Cは、例えば、ワークステー
ション等であり、プロセスとして、クライアント・エー
ジェントCL、電話サービス・エージェントTE、オー
ディオ・エージェントOE、課金エージェントPEを実
行する。クライアント・エージェントCLは、ユーザ
A,B,Cのサービス要求に応じたメッセージを電話サ
ービス・エージェントTEへ供給する。
【0025】電話サービス・エージェントTEは、自身
が有する手続きPRに基づいて、クライアント・エージ
ェントCLあるいはエージェント通信ネットワークAN
から供給されるメッセージに応じた処理を行う。また、
オーディオ・エージェントOE、課金エージェントPE
は、それぞれ、自身の手続きPRに基づいて、電話サー
ビス・エージェントTEから供給されるメッセージに応
じた処理を行う。なお、実際のサービスにおいては、さ
らに多くのエージェントが存在する。
【0026】また、エージェント通信ネットワークAN
において、S1 〜S4 はエージェント通信サーバであ
り、それぞれ、網接続サービス・エージェントCE、課
金エージェントPE、知識ベースCKを有する。網接続
サービス・エージェントCEは、自身が有する手続きP
Rおよび知識ベースCKに基づいて、当該エージェント
CEに接続される電話サービス・エージェントTEまた
は網接続エージェントCEから供給されるメッセージに
応じた処理を行う。
【0027】知識ベースCKはコンテクスト・エージェ
ントXE、クラスリポジトリCRから構成される。な
お、図示を略すが、エージェント通信ネットワークAN
内には、上述したエージェント通信サーバS1 〜S4
外に、多数のエージェント通信サーバが存在している。
上述した構成のエージェント通信システムにおいて、例
えば、電話をつなぐ手順は、複数のエージェント間で種
々の知識を交換し、互いにネゴシエーション(交渉)を
行うことにより為される。
【0028】上述したエージェント通信システムにおけ
るネットワーク階層モデルを図2に示す。図2は、エー
ジェント通信ネットワークのネットワーク階層モデルを
示す概念図であり、マルチメディア端末1およびエージ
ェント通信ネットワークANにおける階層が示されてい
る。この図に示すように、マルチメディア通信システム
は、物理層R1、トランスポート層R2、エージェント
通信層R3からなるアクセス・トランスポート層Rと、
ミドルウェア層R4、アプリケーション層R5が順に積
層されて構成される。アクセス・トランスポート層R
は、エージェント通信を柔軟に実現するためのものであ
る。
【0029】図2において、Xウインドウ、Xビデオ、
Windowsアプリケーション等の各種マルチメディ
ア・アプリケーションは、端末システム1上のアプリケ
ーション層R5で作成される。作成されたマルチメディ
ア・アプリケーションは、ミドルウェア層R5におい
て、LAN(Local Area Network)等の分散環境におい
て利用されやすいように構成される。
【0030】上記アプリケーションが広域ネットワーク
(エージェント通信ネットワークAN)により通信され
る場合に、アクセス・トランスポート層Rが利用され
る。エージェント通信ネットワークANは、マルチメデ
ィア通信サービスをエージェントの形式で表現し、エー
ジェント間のネゴシエーションにより端末システム1間
の通信(以後エンド・エンド通信と称す)を実現する。
以下、アクセス・トランスポート層Rの各層R1〜R3
について説明する。
【0031】大規模な広域分散環境となる通信網におい
て、エンド・エンド通信を実現するために、エージェン
ト通信層R3は、種々の分散透過性を得るための機能を
有する。種々の分散透過性において、特に重要なもの
は、位置透過性および移動透過性である。位置透過性
は、大規模な分散環境である広域ネットワークにおい
て、サービスや網機構を表現する個々のエージェントの
位置を、サービスを受けるユーザが知らなくてもよいと
するものである。また、移動透過性は、サービスとして
のエージェントは任意に移動できるとするものである。
【0032】次に、トランスポート層R2は、例えば、
従来のOSI7層モデルのセッション層(第5層)のプ
ロセス間通信メカニズムであるソケット(Socket)、ト
ランスポート層(第4層)のTCPプロトコル、ネット
ワーク層(第3層)のIPプロトコル、データリンク層
(第2層)の流量制御機能までを含むものであり、従来
の多くの階層からなるプロトコル・モデルに較べて、そ
れぞれの機能をモジュール化して高機能化されている。
また、物理層R1は、実際の伝達システムであり、ST
M(Synchronous Transfer Method )やATM(Asynch
ronous Transfer Method)等、既に多くの伝達システム
が実現されている。
【0033】本実施例によるマルチメディア通信トラン
スポートシステムは、上記トランスポート層R2そのも
のであるため、以後、単にトランスポート層ともいう。
トランスポート層は、エージェント通信サービスとして
のエージェントに対してコネクション(以後、エージェ
ント・コネクションと称す)を提供するものである。ま
た、トランスポート層では、複数のエージェント・コネ
クションを時分割で多重化して1つに束ねたマルチコネ
クションも定義される。
【0034】本実施例によるトランスポート層を用いた
エージェント通信システムについて、図3〜図6を参照
して説明する。図3は、エージェント通信ネットワーク
の階層構造を示す概念図、図4は、エージェント通信サ
ーバとトランスポート多重化サーバの配置を示す図、図
5はエージェント通信ネットワークの地域的な階層構造
を示す図である。
【0035】図3,図4において、2は複数のマルチメ
ディア端末3が接続されて構成されるインターネットの
サブネットワーク、ASは、エージェント通信ネットワ
ークANに複数配備されるエージェント通信サーバであ
り、エンド・エンドのユーザに対して、エージェント・
コネクションを提供する。MSは、エージェント通信ネ
ットワークANに複数配備されるトランスポート多重化
サーバであり、エージェント通信サーバAS間や、マル
チメディア端末3とエージェント通信サーバAS間で、
複数のエージェント・コネクションを多重化して1つに
束ねたマルチコネクションMCをハンドリングする。
【0036】これらの図に示すように、エージェント通
信システムは、トランスポート多重化サーバMSから構
成され、エージェント・コネクションの多重化や、その
切換等を行うトランスポートネットワークTNと、エー
ジェント通信サーバASから構成され、エージェント通
信サービスそのものを提供するエージェント通信ネット
ワークから構成されていることが分かる。
【0037】ところで、上述したマルチコネクションM
Cは、エージェント・コネクションを多重化したもの
で、多くのエージェント・コネクションを束ねることに
より、エージェント・コネクションの経済的な大容量伝
達が可能となる。そのため、図5に示すように、リージ
ョナル・サブネットワークとしてのエージェント通信ネ
ットワークAN上にトランスポートネットワークTNを
構成し、国際間通信あるいは国内大都市間通信などの、
長距離大容量通信を容易に実現可能であることが分か
る。
【0038】なお、図5において、エージェント通信ネ
ットワークANは、サブネットワークとしての機能を有
しており、近接する地域においては、複数のサブネット
ワーク同志の接続によりエンド・エンド通信を実現する
ことも可能である。また、既存のインターネットとのイ
ンターオペラビリティの観点から、エージェント通信ネ
ットワークANは、既存インターネット4とも接続可能
であり、既存網からの移行や既存網とのインターネット
ワーキングを実現することが可能である。
【0039】以下、本実施例によるトランスポート層
が、マルチメディア通信を行う際に有効となる機能につ
いて説明する。マルチメディア通信サービスの特性は表
1に示す通りである。また、トランスポートネットワー
クのネットワーク制御を図6に示す。図6において、M
1 〜MC6 はマルチコネクション、MS1 〜MS8
トランスポート多重化サーバ、TP1 〜TP12はトラン
スポートである。
【0040】エージェント通信ネットワークANのトラ
ンスポートネットワークTNにおいては、そのネットワ
ーク構造は即時系サービスの提供を基本とし、待時系サ
ービスは、エージェント通信サーバASの個々の加入者
システムにおいて実現される高度接続サービスや、既存
インターネット4との接続が要求されるサービス等に限
定される。
【0041】このため、トランスポートネットワークT
Nは、トランスポート多重化サーバMS1 〜MS8 にお
いて、コネクションレス型のサービスを提供するために
ダイナミックルーティングを行う際にも、蓄積ルーティ
ングを行わず、流量制限機能を取り入れて、網内でのパ
ケット廃棄、ネットワークダウン等の通信障害が発生し
ないように構成される。したがって、正確な網運用を安
定して行うことができる。
【0042】また、図6において、トランスポートTP
1 に収容されているマルチコネクションMC1 〜MC4
の合計伝送容量が規定値を越えると予測されると、トラ
ンスポート多重化サーバMS1 は、例えば、マルチコネ
クションMC4 を別のトランスポートTP3 に収容す
る。このような、ネットワーク制御は、エージェント間
のネゴシエーションにより協調して行われる。すなわ
ち、トランスポート多重化サーバMS1 〜MS8 におい
て、ダイナミックなネットワーク制御を行ってマルチコ
ネクションを運用することにより、経済的なネットワー
クを構築することができる。
【0043】ところで、上述したマルチメディア通信ト
ランスポートシステムにおいては、エージェント・パケ
ットが1つのかたまりとして伝達される。エージェント
・パケットのアドレス長とパケット長は、マルチメディ
ア通信サービスを提供する上で極めて重要な要素であ
る。上記アドレス長とパケット長は、分散環境における
マルティメディア・サービスの動向に応じて決定される
ようにすべきである。
【0044】なお、マルチメディア・サービスの発展を
考慮し、今後数十年にわたってエージェント・パケット
を使用すると考えると、アドレスビットは64〜128
ビット、エージェント・パケット長は200バイト程度
が妥当であると考えられる。このパケット長は、デジタ
ル1リンクにおけるリアルタイム音声信号の遅延を考慮
した値である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送出復元手段がパケットを所定間隔で送出し、多重伝送
手段が通信網内の複数のパケットを多重化して受信側端
末アドレスに応じた遠隔地へ伝送する。この遠隔地にお
いて、多重伝送手段がパケットの多重化を解除する。そ
して、送出復元手段が、多重化が解除された各パケット
を所定間隔で復元する。こうして、送信側端末から送出
されたパケットが、受信側端末に伝送される。したがっ
て、待時系サービスはもちろん、即時系サービスを効率
良く提供し、長距離通信を経済的に実現することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】エージェント通信ネットワークを用いたマルチ
メディア通信システムの概略構成を示す概念図である。
【図2】エージェント通信ネットワークのネットワーク
階層モデルを示す概念図である。
【図3】エージェント通信ネットワークの階層構造を示
す概念図である。
【図4】エージェント通信サーバとトランスポート多重
化サーバの配置を示す図である。
【図5】エージェント通信ネットワークの地域的な階層
構造を示す図である。
【図6】トランスポートネットワークのネットワーク制
御を説明するための図である。
【図7】マルチメディア通信サービスの情報源の情報発
生モデルを表す図である。
【図8】インターネットの階層構造を示す概念図であ
る。
【図9】インターネットのルータの網内配備に関する図
である。
【図10】インターネットの地域的階層構造を示す概念
図である。
【符号の説明】
1 端末システム 2 サブネットワーク 3 マルチメディア端末 AN エージェント通信ネットワーク AS エージェント通信サーバ(送出復元手段) MS トランスポート多重化サーバ(多重伝送手段) TN トランスポートネットワーク TP トランスポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/42 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスが一意に設定される複数のマル
    チメディア端末と該端末が接続される通信網とからな
    り、前記マルチメディア端末間でマルチメディアデー
    タ、送信側端末のアドレス、受信側端末のアドレスを有
    するパケットを送受するシステムであって、 前記パケットを所定間隔で送出するとともに、前記パケ
    ットを所定間隔で復元する送出復元手段と、 前記通信網に配備され、前記通信網内に存在する複数の
    パケットを時分割で多重化し、前記受信側アドレスに応
    じた遠隔地へ伝送するとともに、前記遠隔地で前記多重
    化を解除する多重伝送手段とを有することを特徴とする
    マルチメディア通信トランスポートシステム。
JP25198793A 1993-10-07 1993-10-07 マルチメディア通信トランスポートシステム Pending JPH07107118A (ja)

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JP25198793A JPH07107118A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 マルチメディア通信トランスポートシステム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284539A (ja) * 1996-02-09 2009-12-03 I-Link Worldwide Inc 音声インターネット伝送システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284539A (ja) * 1996-02-09 2009-12-03 I-Link Worldwide Inc 音声インターネット伝送システム

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