JPH07106946B2 - 取鍋内張り用不定形耐火物 - Google Patents
取鍋内張り用不定形耐火物Info
- Publication number
- JPH07106946B2 JPH07106946B2 JP3282154A JP28215491A JPH07106946B2 JP H07106946 B2 JPH07106946 B2 JP H07106946B2 JP 3282154 A JP3282154 A JP 3282154A JP 28215491 A JP28215491 A JP 28215491A JP H07106946 B2 JPH07106946 B2 JP H07106946B2
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- alumina
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラグ浸透が少なくて
耐用性に優れた取鍋内張り用不定形耐火物に関するもの
である。
耐用性に優れた取鍋内張り用不定形耐火物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】取鍋内張り用不定形耐火物としては、近
年、アルミナ−スピネル質の不定形耐火物が用いられて
いる。
年、アルミナ−スピネル質の不定形耐火物が用いられて
いる。
【0003】この不定形耐火物の特徴は、主な浸透スラ
グ成分であるFeO、MnO、CaO、SiO2 のう
ち、FeO、MnOの浸透をスピネル原料への固溶によ
って抑える一方、CaOをアルミナ原料との反応によっ
てCaO・6Al2 O3 等の高融点の結晶として晶出さ
せることで、スラグ成分をSiO2 に富む粘性の高いも
のに変え、スラグの浸透を抑えることにある、と報告さ
れている。
グ成分であるFeO、MnO、CaO、SiO2 のう
ち、FeO、MnOの浸透をスピネル原料への固溶によ
って抑える一方、CaOをアルミナ原料との反応によっ
てCaO・6Al2 O3 等の高融点の結晶として晶出さ
せることで、スラグ成分をSiO2 に富む粘性の高いも
のに変え、スラグの浸透を抑えることにある、と報告さ
れている。
【0004】アルミナ−スピネル質耐火物は、アルミナ
質耐火物やスピネル質耐火物と比べてスラグの浸透が少
なく、構造スポーリングが発生し難いものであるが、そ
れでもなお充分とはいえず、耐用性の向上が望まれてい
る。
質耐火物やスピネル質耐火物と比べてスラグの浸透が少
なく、構造スポーリングが発生し難いものであるが、そ
れでもなお充分とはいえず、耐用性の向上が望まれてい
る。
【0005】スピネル原料とアルミナ原料のいずれにお
いても、スラグとの反応による浸透防止効果は、粒子径
の細かいものの方が優れ、0.1mm以下の粒度で使用
することが好ましい。
いても、スラグとの反応による浸透防止効果は、粒子径
の細かいものの方が優れ、0.1mm以下の粒度で使用
することが好ましい。
【0006】しかし、流し込み用不定形材料として適当
な粒径0.1mm以下の微粉量は、同一比重であれば2
0〜40%の範囲にあり、このような範囲内でスピネル
原料とアルミナ原料を共に使用した場合には、スピネル
原料のFeO、MnO固溶効果およびアルミナ原料のC
aO・6Al2 O3 晶出効果の双方または一方が不充分
となる。
な粒径0.1mm以下の微粉量は、同一比重であれば2
0〜40%の範囲にあり、このような範囲内でスピネル
原料とアルミナ原料を共に使用した場合には、スピネル
原料のFeO、MnO固溶効果およびアルミナ原料のC
aO・6Al2 O3 晶出効果の双方または一方が不充分
となる。
【0007】現状のアルミナ−スピネル質不定形耐火物
では、スピネル原料を1mm以下の細粒で10〜30w
t%使用し、0.1mm以下の微粉をアルミナ原料で構
成するのが一般的であるが、スピネル原料の粒径が粗い
ため、FeO、MnOの浸透防止効果は充分ではなく、
取鍋内張り用不定形耐火物としては依然として問題が残
されている。
では、スピネル原料を1mm以下の細粒で10〜30w
t%使用し、0.1mm以下の微粉をアルミナ原料で構
成するのが一般的であるが、スピネル原料の粒径が粗い
ため、FeO、MnOの浸透防止効果は充分ではなく、
取鍋内張り用不定形耐火物としては依然として問題が残
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、耐スラグ浸透性が向上し、耐用性に優れた取鍋内張
り不定形耐火物を提供することである。
は、耐スラグ浸透性が向上し、耐用性に優れた取鍋内張
り不定形耐火物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々の研究
と検討の結果、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料
を3〜10wt%、アルミナセメントを3〜10wt%
使用し、炉材中のMgO含有量が3〜10wt%の範囲
にある場合、従来のスピネル使用品よりも耐スラグ浸透
性が格段に向上し、取鍋内張り用に適した不定形耐火物
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
と検討の結果、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料
を3〜10wt%、アルミナセメントを3〜10wt%
使用し、炉材中のMgO含有量が3〜10wt%の範囲
にある場合、従来のスピネル使用品よりも耐スラグ浸透
性が格段に向上し、取鍋内張り用に適した不定形耐火物
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】マグネシア系原料は稼働面付近において、
侵入したスラグにより容易にアルミナ系原料(特に粒径
0.1mm以下のアルミナ微粉)と反応して、二次スピ
ネルを生成し、FeO、MnO成分を効果的に固溶す
る。更に低温側に侵入したCaOは、マグネシア系原料
と未反応の多量のアルミナ微粉により容易にCaO・6
Al2 O3 を晶出し、スラグは高粘性化される。このこ
とにより、従来のアルミナ−スピネル系流し込み材料で
は得られなかった優れた耐スラグ浸透性が得られる。
侵入したスラグにより容易にアルミナ系原料(特に粒径
0.1mm以下のアルミナ微粉)と反応して、二次スピ
ネルを生成し、FeO、MnO成分を効果的に固溶す
る。更に低温側に侵入したCaOは、マグネシア系原料
と未反応の多量のアルミナ微粉により容易にCaO・6
Al2 O3 を晶出し、スラグは高粘性化される。このこ
とにより、従来のアルミナ−スピネル系流し込み材料で
は得られなかった優れた耐スラグ浸透性が得られる。
【0011】本発明のマグネシア系原料としては、アル
ミナ原料と反応して二次スピネルを生成させるものであ
れば良いため、海水マグネシアクリンカーや電融マグネ
シアクリンカー、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム(天然鉱物としてはマグネサイト)等の使用が可能で
あるが、天然マグネシアクリンカーは水和反応による消
化の問題があり好ましくない。
ミナ原料と反応して二次スピネルを生成させるものであ
れば良いため、海水マグネシアクリンカーや電融マグネ
シアクリンカー、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム(天然鉱物としてはマグネサイト)等の使用が可能で
あるが、天然マグネシアクリンカーは水和反応による消
化の問題があり好ましくない。
【0012】マグネシア系原料の粒径は0.1mm以下
とする。粒径が0.1mmを越えると二次スピネルの生
成量が少ないので、スラグの浸透防止には効果的でな
い。
とする。粒径が0.1mmを越えると二次スピネルの生
成量が少ないので、スラグの浸透防止には効果的でな
い。
【0013】マグネシア系原料の添加量は、炉材中のM
gO成分の含有量として10wt%を越えると、二次ス
ピネルの生成に伴うアルミナ原料の相対的減少量が多く
なり過ぎるので、CaO成分の浸透防止効果が低下す
る。他方、MgO成分の含有量が3wt%未満では、生
成二次スピネルがFeO、MnO成分を固溶するには不
十分である。そのため、マグネシア系原料の添加量は、
好ましくは3〜10wt%である。
gO成分の含有量として10wt%を越えると、二次ス
ピネルの生成に伴うアルミナ原料の相対的減少量が多く
なり過ぎるので、CaO成分の浸透防止効果が低下す
る。他方、MgO成分の含有量が3wt%未満では、生
成二次スピネルがFeO、MnO成分を固溶するには不
十分である。そのため、マグネシア系原料の添加量は、
好ましくは3〜10wt%である。
【0014】アルミナセメントとしては、CaO含有量
が25wt%以下のもの、例えば高アルミナセメントや
ス−パ−高アルミナセメント等を使用する。アルミナセ
メントの添加量は、3wt%未満では強度が小さくて結
合剤としての機能を発揮せず、10wt%を超えるとア
ルミナ原料との反応によるCaO・6A12 O3 の生成
でアルミナ原料が減少し、二次スピネルの生成が不充分
となり、また、耐食性も低下する。したがって、アルミ
ナセメントの添加量は、3〜10wt%が好ましい。
が25wt%以下のもの、例えば高アルミナセメントや
ス−パ−高アルミナセメント等を使用する。アルミナセ
メントの添加量は、3wt%未満では強度が小さくて結
合剤としての機能を発揮せず、10wt%を超えるとア
ルミナ原料との反応によるCaO・6A12 O3 の生成
でアルミナ原料が減少し、二次スピネルの生成が不充分
となり、また、耐食性も低下する。したがって、アルミ
ナセメントの添加量は、3〜10wt%が好ましい。
【0015】
【実施例】以下、実施例にて本発明の効果を具体的に説
明する。本発明の実施例(No.1〜5)と比較例(N
o.6〜9)で用いた耐火原料の化学組織を表1に示
し、前記各実施例と比較例における配合割合(wt%)
を表2に示し、各試験結果を表3に示す。各実施例と比
較例は、いずれも所定の水量で耐火原料を型枠内に振動
鋳込み成形し、110℃×24時間乾燥後、曲げ強さ、
線変化率、回転侵食の各試験を行った。
明する。本発明の実施例(No.1〜5)と比較例(N
o.6〜9)で用いた耐火原料の化学組織を表1に示
し、前記各実施例と比較例における配合割合(wt%)
を表2に示し、各試験結果を表3に示す。各実施例と比
較例は、いずれも所定の水量で耐火原料を型枠内に振動
鋳込み成形し、110℃×24時間乾燥後、曲げ強さ、
線変化率、回転侵食の各試験を行った。
【0016】これらの試験方法は、次の通りである。 曲げ強さ:JISーR2553に準じる。 線変化率:JISーR2554に準じる。 回転侵食:溶鋼取鍋スラグを使用して1600℃×3時
間行い、溶損及びスラグ浸透量を測定した。
間行い、溶損及びスラグ浸透量を測定した。
【表1】
【表2】
【表3】
【0017】上記したNo.4の実施例とNo.6の比
較例について行った実炉試験の結果を表4に示す。この
実施例の不定形耐火物はスラグの浸透が少なく、比較例
の2倍以上の耐用性を示した。
較例について行った実炉試験の結果を表4に示す。この
実施例の不定形耐火物はスラグの浸透が少なく、比較例
の2倍以上の耐用性を示した。
【表4】
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の取鍋内張り用不定
形耐火物では、粒経0.1mm以下のマグネシア系原料
を添加することによって、従来のアルミナ−スピネル質
不定形耐火物よりも格段に耐スラグ浸透性を向上させる
ことができた。これによって、取鍋の加熱及び冷却時に
スラグの浸透によって起こる構造スポーリングを抑える
ことができ、実炉使用結果においても従来のアルミナ−
スピネル質不定形耐火物と比べて2倍以上の耐用性を示
した。
形耐火物では、粒経0.1mm以下のマグネシア系原料
を添加することによって、従来のアルミナ−スピネル質
不定形耐火物よりも格段に耐スラグ浸透性を向上させる
ことができた。これによって、取鍋の加熱及び冷却時に
スラグの浸透によって起こる構造スポーリングを抑える
ことができ、実炉使用結果においても従来のアルミナ−
スピネル質不定形耐火物と比べて2倍以上の耐用性を示
した。
Claims (1)
- 【請求項1】 粒経0.1mm以下のマグネシア系原料
3〜10wt%、 アルミナセメント3〜10wt%、残
部をアルミナ系原料にて構成される耐火物原料100w
t%において、MgO含有量が3〜10wt%の範囲に
ある取鍋内張り用不定形耐火物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282154A JPH07106946B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 取鍋内張り用不定形耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282154A JPH07106946B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 取鍋内張り用不定形耐火物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597526A JPH0597526A (ja) | 1993-04-20 |
| JPH07106946B2 true JPH07106946B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=17648808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3282154A Expired - Fee Related JPH07106946B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 取鍋内張り用不定形耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106946B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE59901272D1 (de) * | 1998-07-06 | 2002-05-23 | Siemens Ag | Formmasse zur herstellung einer feuerfesten auskleidung, gebranntes formteil, auskleidung sowie verfahren zur herstellung eines formteils |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59232973A (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-27 | ハリマセラミック株式会社 | 溶融金属処理ランス用キヤスタブル耐火物 |
| JPH0798677B2 (ja) * | 1989-09-22 | 1995-10-25 | 新日本製鐵株式会社 | 不定形耐火物 |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP3282154A patent/JPH07106946B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0597526A (ja) | 1993-04-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980818 |
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