JPH07105459A - サンプリング管吸引方式の防災システム - Google Patents
サンプリング管吸引方式の防災システムInfo
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- JPH07105459A JPH07105459A JP27491793A JP27491793A JPH07105459A JP H07105459 A JPH07105459 A JP H07105459A JP 27491793 A JP27491793 A JP 27491793A JP 27491793 A JP27491793 A JP 27491793A JP H07105459 A JPH07105459 A JP H07105459A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】現場の作業を容易且つ確実に行うことができる
サンプリング管吸引方式の防災システムを提供する。 【構成】サンプリング管（３１）からサンプリング吸引
したガスから検出部にて火災等の防災情報を検出するサ
ンプリング管吸引方式の防災システムの構成を、交換頻
度の度合い、保守期間または互いの関連度合当の基準に
従って複数の構成部にユニット（１，２，３）化して互
いのユニット間をガス漏れのないように圧接するととも
に、コネクタ接続している。
サンプリング管吸引方式の防災システムを提供する。 【構成】サンプリング管（３１）からサンプリング吸引
したガスから検出部にて火災等の防災情報を検出するサ
ンプリング管吸引方式の防災システムの構成を、交換頻
度の度合い、保守期間または互いの関連度合当の基準に
従って複数の構成部にユニット（１，２，３）化して互
いのユニット間をガス漏れのないように圧接するととも
に、コネクタ接続している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はサンプリング管吸引方式
の防災システムに関し、特に保守作業を簡易化したサン
プリング管吸引方式の防災システムに関する。
の防災システムに関し、特に保守作業を簡易化したサン
プリング管吸引方式の防災システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】サンプリング管吸引方式の防災システム
としては、測定防災対象領域にサンプリング管を配置
し、吸引ファンによりサンプリング管から測定検出媒体
としての煙や熱等を含む空気をサンプリング吸引して防
災検出部にて、火災等を検出するもので、家屋や船舶等
のような室内を警戒区域とする火災の検出に利用されて
いる。かかるサンプリング管吸引方式の防災システム
は、特開昭６２ー２０３２９９号，特開昭６２ー２０３
３００号，特開昭６２ー２０５４９６号等に開示されて
いる。
としては、測定防災対象領域にサンプリング管を配置
し、吸引ファンによりサンプリング管から測定検出媒体
としての煙や熱等を含む空気をサンプリング吸引して防
災検出部にて、火災等を検出するもので、家屋や船舶等
のような室内を警戒区域とする火災の検出に利用されて
いる。かかるサンプリング管吸引方式の防災システム
は、特開昭６２ー２０３２９９号，特開昭６２ー２０３
３００号，特開昭６２ー２０５４９６号等に開示されて
いる。
【０００３】警戒区域の防災対象物が原子力発電所や核
施設のような放射線環境下における防災設備は、その一
部が管理区域内にあるので、設備を保守点検するための
アクセスが制限されることが多い。このような設備に対
する防災システムとしては、保守作業の効率化を図るた
め、センシング部分を分散させずに、一個所に集めるの
が得策である。したがって、上記の如きサンプリング管
吸引方式の防災システムの適用が好ましい。
施設のような放射線環境下における防災設備は、その一
部が管理区域内にあるので、設備を保守点検するための
アクセスが制限されることが多い。このような設備に対
する防災システムとしては、保守作業の効率化を図るた
め、センシング部分を分散させずに、一個所に集めるの
が得策である。したがって、上記の如きサンプリング管
吸引方式の防災システムの適用が好ましい。
【０００４】図４には、通常のサンプリング管吸引方式
の防災システムの構成例が示されている。複数の警戒感
知区域Ｒ１〜Ｒ４にはサンプリング管が布設され、吸引
ファン１によって吸引された空気が検出ユニット２に導
入されて火災等の状態が検出される。ここで、吸引ファ
ン１と検出ユニット２は、同一筐体内に設置されてい
る。サンプリング管は、複数の感知区域を同時に警戒さ
せるため、各警戒感知区域毎に多数の吸引孔が設けら
れ、サンプリング管は、吸引圧のバランスを保つため、
複数に分岐させた先のそれぞれのサンプリング管の流体
抵抗が等しくなるように二分岐方式で配管されている。
の防災システムの構成例が示されている。複数の警戒感
知区域Ｒ１〜Ｒ４にはサンプリング管が布設され、吸引
ファン１によって吸引された空気が検出ユニット２に導
入されて火災等の状態が検出される。ここで、吸引ファ
ン１と検出ユニット２は、同一筐体内に設置されてい
る。サンプリング管は、複数の感知区域を同時に警戒さ
せるため、各警戒感知区域毎に多数の吸引孔が設けら
れ、サンプリング管は、吸引圧のバランスを保つため、
複数に分岐させた先のそれぞれのサンプリング管の流体
抵抗が等しくなるように二分岐方式で配管されている。
【０００５】各警戒感知区域からサンプリング管により
サンプリングされた空気は、サンプリング管内で混合さ
れ、検出ユニット２に導入される。サンプリング管上に
設けた吸引孔の数に依存してサンプリング空気が希釈さ
れるため、検出ユニット２のセンサとしては、高感度セ
ンサが用いられる。検出ユニット２における警戒感知区
域の検出対象は、煙粒子、ＣＯガス、可燃性ガス等が一
般的であるが、原子力発電所等では、放射性ガス、或い
は、その他の特殊環境防災のため検出が有効なガス成分
である。また、図４では、検出ユニット２を１つとした
が、上記検出対象毎に複数の検出ユニット２を直列に構
成することも可能である。
サンプリングされた空気は、サンプリング管内で混合さ
れ、検出ユニット２に導入される。サンプリング管上に
設けた吸引孔の数に依存してサンプリング空気が希釈さ
れるため、検出ユニット２のセンサとしては、高感度セ
ンサが用いられる。検出ユニット２における警戒感知区
域の検出対象は、煙粒子、ＣＯガス、可燃性ガス等が一
般的であるが、原子力発電所等では、放射性ガス、或い
は、その他の特殊環境防災のため検出が有効なガス成分
である。また、図４では、検出ユニット２を１つとした
が、上記検出対象毎に複数の検出ユニット２を直列に構
成することも可能である。
【０００６】煙粒子を検出対象とする高感度センサとし
ては、例えば、パーティクルカウンタ（微粒子検出装
置）が用いられる。このセンサは、検出ユニットの検出
エリアに導入した導入領域としての散乱領域（サンプリ
ングエリア）に強力な光ビームを絞り込んで入射させ、
このエリアに煙粒子が入ったときの散乱を検出するもの
である。サンプリングエリアが極めて微小体積であり、
高感度領域の煙濃度程度では、サンプリングエリアに煙
粒子が一つあるか、ないかという状態であるので、この
散乱光は一つの煙粒子による離散化したパルス状に出力
される。したがって、この出力パルスを計数することに
より煙の個数、ひいては煙濃度を検出することができ
る。かかるセンサでは、光源としてキセノンランプやハ
ロゲンランプが常時点灯状態で使われており、光源の劣
化が生じ易く、定期的な交換が必要である。
ては、例えば、パーティクルカウンタ（微粒子検出装
置）が用いられる。このセンサは、検出ユニットの検出
エリアに導入した導入領域としての散乱領域（サンプリ
ングエリア）に強力な光ビームを絞り込んで入射させ、
このエリアに煙粒子が入ったときの散乱を検出するもの
である。サンプリングエリアが極めて微小体積であり、
高感度領域の煙濃度程度では、サンプリングエリアに煙
粒子が一つあるか、ないかという状態であるので、この
散乱光は一つの煙粒子による離散化したパルス状に出力
される。したがって、この出力パルスを計数することに
より煙の個数、ひいては煙濃度を検出することができ
る。かかるセンサでは、光源としてキセノンランプやハ
ロゲンランプが常時点灯状態で使われており、光源の劣
化が生じ易く、定期的な交換が必要である。
【０００７】一方、上述の如く、サンプリング管から吸
引される空気、ガスを検出ユニット２に導入するため
に、検出ユニット２の前後（本例では後）に吸引ファン
１が取り付けられる。吸引ファンの吸引量は、サンプリ
ング管の総延長距離、最延長距離、管径や吸引孔のサイ
ズと総数により決定される。吸引ファン１は可動部を有
しており、軸受けの摩擦や潤滑油の劣化に起因して寿命
は１〜５年程度であり、これも定期的な保守、交換作業
が必要となる。
引される空気、ガスを検出ユニット２に導入するため
に、検出ユニット２の前後（本例では後）に吸引ファン
１が取り付けられる。吸引ファンの吸引量は、サンプリ
ング管の総延長距離、最延長距離、管径や吸引孔のサイ
ズと総数により決定される。吸引ファン１は可動部を有
しており、軸受けの摩擦や潤滑油の劣化に起因して寿命
は１〜５年程度であり、これも定期的な保守、交換作業
が必要となる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
サンプリング管吸引方式の防災システムでは、検出部は
吸引ファン部と同一筐体内に組み込まれており、いずれ
かの機能が低下したときには、筐体を開け、必要な部分
を取り出して補修し、再度筐体内に再組み込みしてい
る。したがって、現場での作業は極めて煩雑であり、特
に、原子力発電所や核施設のような特殊環境下では極め
て困難であった。かかる特殊環境下での作業は、ロボッ
トやマニュピレータを用いて行われることもあるが、現
実の作業は不充分であった。
サンプリング管吸引方式の防災システムでは、検出部は
吸引ファン部と同一筐体内に組み込まれており、いずれ
かの機能が低下したときには、筐体を開け、必要な部分
を取り出して補修し、再度筐体内に再組み込みしてい
る。したがって、現場での作業は極めて煩雑であり、特
に、原子力発電所や核施設のような特殊環境下では極め
て困難であった。かかる特殊環境下での作業は、ロボッ
トやマニュピレータを用いて行われることもあるが、現
実の作業は不充分であった。
【０００９】そこで、本発明の目的は、現場の作業を容
易且つ確実に行うことができるサンプリング管吸引方式
の防災システムを提供することにある。
易且つ確実に行うことができるサンプリング管吸引方式
の防災システムを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるサンプリング管吸引方式の防災システ
ムは、複数の測定防災対象領域にサンプリング管を配置
し、吸引ファンによりサンプリング管から測定検出媒体
としての煙や熱等を含むガスをサンプリング吸引して検
出部にて火災等の防災情報を検出するサンプリング管吸
引方式の防災システムにおいて、前記検出部の構成部
は、保守による交換頻度の度合い、保守期間または互い
の関連度合に基づいて複数の構成部にユニット化し、該
複数のユニットをガス漏れのないように圧接し、コネク
タ接続によってシステム化するように構成される。ここ
で、ユニットは、ガイド機構により摺動、結合、可能と
し、少なくとも吸引ファンを含むファンユニットと、検
出部を含む１以上の検出ユニットに分割することができ
る。
め、本発明によるサンプリング管吸引方式の防災システ
ムは、複数の測定防災対象領域にサンプリング管を配置
し、吸引ファンによりサンプリング管から測定検出媒体
としての煙や熱等を含むガスをサンプリング吸引して検
出部にて火災等の防災情報を検出するサンプリング管吸
引方式の防災システムにおいて、前記検出部の構成部
は、保守による交換頻度の度合い、保守期間または互い
の関連度合に基づいて複数の構成部にユニット化し、該
複数のユニットをガス漏れのないように圧接し、コネク
タ接続によってシステム化するように構成される。ここ
で、ユニットは、ガイド機構により摺動、結合、可能と
し、少なくとも吸引ファンを含むファンユニットと、検
出部を含む１以上の検出ユニットに分割することができ
る。
【００１１】
【作用】本発明では、サンプリング管（３１）よりサン
プリング吸引したガスから検出部にて火災等の防災情報
を検出するサンプリング管吸引方式の防災システムの構
成を、例えば交換頻度の度合い、保守期間または互いの
関連度合い等の基準に従って複数の構成部にユニット化
して互いのユニット間をガス漏れのないように圧接する
とともに、コネクタ接続している。
プリング吸引したガスから検出部にて火災等の防災情報
を検出するサンプリング管吸引方式の防災システムの構
成を、例えば交換頻度の度合い、保守期間または互いの
関連度合い等の基準に従って複数の構成部にユニット化
して互いのユニット間をガス漏れのないように圧接する
とともに、コネクタ接続している。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図１は、本発明によるサンプリング管
吸引方式の防災システムの一実施例を示す概略構成図で
ある。本実施例は、寿命が異なり、保守期間が異なる種
々の部品、構成部のうち略同時期に保守を要する構成部
同志や他の任意の基準で定まる構成部同志をまとめてユ
ニット化して、現場での保守、交換作業を容易且つ確実
に行えるようにしている。
ながら説明する。図１は、本発明によるサンプリング管
吸引方式の防災システムの一実施例を示す概略構成図で
ある。本実施例は、寿命が異なり、保守期間が異なる種
々の部品、構成部のうち略同時期に保守を要する構成部
同志や他の任意の基準で定まる構成部同志をまとめてユ
ニット化して、現場での保守、交換作業を容易且つ確実
に行えるようにしている。
【００１３】本実施例では、ファンユニット１、検出ユ
ニット２及びラックユニット３の３つにユニット化して
いる。ファンユニット１は、吸引ファン１３により、ラ
ックユニット３に接合したサンプリング管３１で吸入し
たサンプリング空気を検出ユニット２に吸入して検出部
２４での例えば、吸引したガスに混入する燃焼生成物等
の環境異常パラメータの検出を行うためのものである。
ニット２及びラックユニット３の３つにユニット化して
いる。ファンユニット１は、吸引ファン１３により、ラ
ックユニット３に接合したサンプリング管３１で吸入し
たサンプリング空気を検出ユニット２に吸入して検出部
２４での例えば、吸引したガスに混入する燃焼生成物等
の環境異常パラメータの検出を行うためのものである。
【００１４】ラックユニット３の筐体３０の一面の開口
部（ガス流入孔）３３に取り付けられたサンプリング管
３１からサンプリング空気が吸入される。ラックユニッ
ト３には、システム接続構成を構築するためのコネクタ
３２が設置されるとともに、直線状のガイドレール３４
が底面に設けられている。
部（ガス流入孔）３３に取り付けられたサンプリング管
３１からサンプリング空気が吸入される。ラックユニッ
ト３には、システム接続構成を構築するためのコネクタ
３２が設置されるとともに、直線状のガイドレール３４
が底面に設けられている。
【００１５】検出ユニット２の筐体２０の両面のラック
ユニット３の開口部３３との対応位置には開口部２２と
２３が設けられている。検出ユニット２には、またコネ
クタ２１が設置されるとともに、サンプリング管３１で
吸入したサンプリング空気の防災に必要な所定の成分を
検出する検出部２４が取り付けられている。
ユニット３の開口部３３との対応位置には開口部２２と
２３が設けられている。検出ユニット２には、またコネ
クタ２１が設置されるとともに、サンプリング管３１で
吸入したサンプリング空気の防災に必要な所定の成分を
検出する検出部２４が取り付けられている。
【００１６】ファンユニット１の筐体１０の両面の検出
ユニット２の開口部２２と２３の対応位置には開口部１
２と１４が設けられており、開口部１２と１４の間に吸
引ファン１３が設置されている。ファンユニット１に
は、コネクタ１１が取り付けられている。
ユニット２の開口部２２と２３の対応位置には開口部１
２と１４が設けられており、開口部１２と１４の間に吸
引ファン１３が設置されている。ファンユニット１に
は、コネクタ１１が取り付けられている。
【００１７】ファンユニット１と検出ユニット２の底部
には、ラックユニット３の底面に設置されたガイドレー
ル３４に直線嵌合し、該ガイドレールに沿って移動可能
とするレールが設けられており、ファンユニット１と検
出ユニット２は、ラックユニット３のガイドレール３４
に沿って矢印方向に摺動移動して、ラックユニット３の
筐体３０内に収納する。
には、ラックユニット３の底面に設置されたガイドレー
ル３４に直線嵌合し、該ガイドレールに沿って移動可能
とするレールが設けられており、ファンユニット１と検
出ユニット２は、ラックユニット３のガイドレール３４
に沿って矢印方向に摺動移動して、ラックユニット３の
筐体３０内に収納する。
【００１８】また、各ユニット間のサンプリング空気の
導入部での空気のリークを回避するために、各ユニット
部間にはパッキング１５，２５が取り付けられている。
パッキングを取り付ける代わりに、各ユニット間を連通
するサンプリング管の導入管同志を“Ｏ”リングを介し
て接続する等、任意の構成も採用できる。
導入部での空気のリークを回避するために、各ユニット
部間にはパッキング１５，２５が取り付けられている。
パッキングを取り付ける代わりに、各ユニット間を連通
するサンプリング管の導入管同志を“Ｏ”リングを介し
て接続する等、任意の構成も採用できる。
【００１９】図２には、本実施例における各ユニット間
の組み立て、結合を行うための簡略化した斜視図が、ま
た図３には、各ユニット間の結合状態を示すための詳細
斜視図が示されている。ファンユニット１、検出ユニッ
ト２及びラックユニット３相互を結合させるため、ファ
ンユニット１には金具１６が、検出ユニット２には金具
１６と嵌合する一対の金具２８（１つは図示せず）と、
ラックユニット３との嵌合用の一対の金具２７，２７Ａ
（図示せず）が、更にラックユニット３には一対の金具
２７，２７Ａと嵌合する金具３５，３５Ａが取り付けら
れている。金具１６，２７及び金具２８，３５はそれぞ
れ同一構造である。
の組み立て、結合を行うための簡略化した斜視図が、ま
た図３には、各ユニット間の結合状態を示すための詳細
斜視図が示されている。ファンユニット１、検出ユニッ
ト２及びラックユニット３相互を結合させるため、ファ
ンユニット１には金具１６が、検出ユニット２には金具
１６と嵌合する一対の金具２８（１つは図示せず）と、
ラックユニット３との嵌合用の一対の金具２７，２７Ａ
（図示せず）が、更にラックユニット３には一対の金具
２７，２７Ａと嵌合する金具３５，３５Ａが取り付けら
れている。金具１６，２７及び金具２８，３５はそれぞ
れ同一構造である。
【００２０】図３を参照すると、金具３５は、筐体３０
に固定された第１の横部材３５１に設けたピン３５２を
中心に回転可能な縦部材３５３、該縦部材３５３に連な
る第２の横部材３５５及び第２の横部材３５５の一端側
に設けられた爪部材３５４を有する。第１の横部材３５
１と第２の横部材３５５のピン３５２の右端部間にはス
プリング３５６が設けられ、両部材３５１と３５５を外
方向に押圧している。一方、金具２７は、検出ユニット
２の筐体２０に固定されており、第１の斜辺部２７１と
第２の斜辺部２７２を有する。
に固定された第１の横部材３５１に設けたピン３５２を
中心に回転可能な縦部材３５３、該縦部材３５３に連な
る第２の横部材３５５及び第２の横部材３５５の一端側
に設けられた爪部材３５４を有する。第１の横部材３５
１と第２の横部材３５５のピン３５２の右端部間にはス
プリング３５６が設けられ、両部材３５１と３５５を外
方向に押圧している。一方、金具２７は、検出ユニット
２の筐体２０に固定されており、第１の斜辺部２７１と
第２の斜辺部２７２を有する。
【００２１】さて、ラックユニット３のガイドレール３
４に沿って検出ユニット２が摺動、移動されると、検出
ユニット２の金具２７の第１の斜辺部２７１がラックユ
ニット３の金具３５の第１の横部材３５１と爪部３５４
のギャップ部に当接する。更に、検出ユニット２を右方
向に移動させると、第１の斜辺部２７１が爪部３５４を
上方向に押し上げ、第１の斜辺部２７１と第２の斜辺部
２７２の境界部となる頂角部を通り過ぎると、スプリン
グ３５６のばね力によって爪部３５４が第２の斜辺部２
７２を下方向に押圧して、検出ユニット２とラックユニ
ット３を互いの方向に押圧して両ユニットを圧着させ
る。
４に沿って検出ユニット２が摺動、移動されると、検出
ユニット２の金具２７の第１の斜辺部２７１がラックユ
ニット３の金具３５の第１の横部材３５１と爪部３５４
のギャップ部に当接する。更に、検出ユニット２を右方
向に移動させると、第１の斜辺部２７１が爪部３５４を
上方向に押し上げ、第１の斜辺部２７１と第２の斜辺部
２７２の境界部となる頂角部を通り過ぎると、スプリン
グ３５６のばね力によって爪部３５４が第２の斜辺部２
７２を下方向に押圧して、検出ユニット２とラックユニ
ット３を互いの方向に押圧して両ユニットを圧着させ
る。
【００２２】ファンユニット１と検出ユニット２の同様
な圧着結合はファンユニット１の金具１６と検出ユニッ
ト２の金具２８により行われる。
な圧着結合はファンユニット１の金具１６と検出ユニッ
ト２の金具２８により行われる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるサン
プリング管吸引方式の防災システムは、システム構成部
を寿命、保守期間、関連性の度合等を基準としてユニッ
ト化し、各ユニットを結合するようにしているので、各
ユニット毎の交換が可能なため、特別な分解操作も不要
で、保守を容易且つ確実に行うことができる。したがっ
て、原子力発電所や核施設のような特殊環境下では、設
備全体でなく、ユニット毎の処理となり、放射線廃棄物
の量も僅かで済むことになる。
プリング管吸引方式の防災システムは、システム構成部
を寿命、保守期間、関連性の度合等を基準としてユニッ
ト化し、各ユニットを結合するようにしているので、各
ユニット毎の交換が可能なため、特別な分解操作も不要
で、保守を容易且つ確実に行うことができる。したがっ
て、原子力発電所や核施設のような特殊環境下では、設
備全体でなく、ユニット毎の処理となり、放射線廃棄物
の量も僅かで済むことになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるサンプリング管吸引方式の防災シ
ステムの一実施例を示す概略構成図である。
ステムの一実施例を示す概略構成図である。
【図２】本実施例における各ユニット間の組み立て、結
合を行うための簡略化した斜視図である。
合を行うための簡略化した斜視図である。
【図３】本実施例における各ユニット間の結合状態を示
すための詳細斜視図である。
すための詳細斜視図である。
【図４】通常のサンプリング管吸引方式の防災システム
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
１ ファンユニット ２ 検出ユニット ３ ラックユニット １０，２０，３０ 筐体 １１，２１，３２ コネクタ １２，１４，２２，２３，３３ 開口部（ガス流
入／流出孔） １２，２２，３２ コネクタ １３ 吸引ファン １５，２５ パッキング １６，２７，２８，３５ 金具 ３１ サンプリング管
入／流出孔） １２，２２，３２ コネクタ １３ 吸引ファン １５，２５ パッキング １６，２７，２８，３５ 金具 ３１ サンプリング管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河 上 邦 雄 東京都港区芝浦４丁目８番33号 株式会社 関電工内 (72)発明者 村 野 佳 大 東京都港区芝浦４丁目８番33号 株式会社 関電工内 (72)発明者 岡 田 健 一 東京都港区芝浦４丁目８番33号 株式会社 関電工内 (72)発明者 船 橋 和 夫 茨城県水戸市根本２丁目585番 株式会社 関電工茨城支店内 (72)発明者 木 村 徹 男 東京都渋谷区幡ヶ谷１丁目11番６号 ニッ タン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】複数の測定防災対象領域にサンプリング管
を配置し、吸引ファンによりサンプリング管から測定検
出媒体としての煙や熱等を含むガスをサンプリング吸引
して検出部にて火災等の防災情報を検出するサンプリン
グ管吸引方式の防災システムにおいて、 前記検出部の構成部は、保守による交換頻度の度合い、
保守期間または互いの関連度合に基づいて複数の構成部
にユニット化し、該複数のユニットをガス漏れのないよ
うに圧接し、コネクタ接続によってシステム化したこと
を特徴とするサンプリング管吸引方式の防災システム。 - 【請求項２】前記ユニットは、ガイド機構により摺動、
結合、可能としたサンプリング管吸引方式の防災システ
ム。 - 【請求項３】前記ユニットは、少なくとも前記吸引ファ
ンを含むファンユニットと、前記検出部を含む１以上の
検出ユニットに分割されて成ることを特徴とするサンプ
リング管吸引方式の防災システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27491793A JP3216947B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | サンプリング管吸引方式の防災システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27491793A JP3216947B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | サンプリング管吸引方式の防災システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07105459A true JPH07105459A (ja) | 1995-04-21 |
| JP3216947B2 JP3216947B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=17548342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27491793A Expired - Fee Related JP3216947B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | サンプリング管吸引方式の防災システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3216947B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082708A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Nittan Co Ltd | 煙感知装置 |
| JP2008082710A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Nittan Co Ltd | 煙感知装置 |
| JP2009515242A (ja) * | 2005-11-04 | 2009-04-09 | アムロナ・アーゲー | 電気装置のラックにおける火災検知装置 |
| JP2009245062A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nohmi Bosai Ltd | 煙感知器 |
| EP3886067A1 (en) * | 2020-03-26 | 2021-09-29 | UTC Fire & Security EMEA BVBA | Central detection unit for an aspirating detection system |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP27491793A patent/JP3216947B2/ja not_active Expired - Fee Related
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