JPH0699729A - 車両用ヒートポンプ式空調装置 - Google Patents

車両用ヒートポンプ式空調装置

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JPH0699729A
JPH0699729A JP24995192A JP24995192A JPH0699729A JP H0699729 A JPH0699729 A JP H0699729A JP 24995192 A JP24995192 A JP 24995192A JP 24995192 A JP24995192 A JP 24995192A JP H0699729 A JPH0699729 A JP H0699729A
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refrigerant
heat exchanger
air
heating
dehumidifying
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JP24995192A
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Haruhiko Kato
治彦 加藤
Kazuyuki Doi
和幸 土井
Kazuhiro Fukuda
和啓 福田
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除湿暖房時、冷媒量の過不足を的確に検知
し、除湿用空気−冷媒室内熱交換器に霜付が発生したと
き極め細かな制御を行う。 【構成】 油圧機器を備えた車両用ヒートポンプ式空調
装置の冷媒回路は、圧縮機1、空気−冷媒室内熱交換器
4、油−冷媒熱交換器6、空気−冷媒室外熱交換器2、
除湿用空気−冷媒室内熱交換器14、アキュームレータ
7、及び減圧装置11、12を有する。除湿用空気−冷
媒室内熱交換器14の出口側には、冷媒の圧力を検知す
る冷媒圧力検知スイッチ38を有する。除湿暖房時、暖
房初期起動後の所定期間だけ冷媒量不足の有無の検知を
行ない、その後はガス不足検知を行なわない制御により
低圧圧力の不安定時のガス不足誤検知を防止する。フロ
ストセンサ16が霜付を検知したときは圧縮機1のオン
オフ制御または間欠吸熱制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ヒートポンプ式
空調装置に関するもので、特に、除湿暖房モード時の制
御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置として、特開平4
−2522号公報に示すように、冷凍サイクルの冷却器
により室内空気を冷却し除湿することで防曇(除湿暖
房)を図るものが知られている。ここで、ヒートポンプ
式における除湿暖房装置は、例えば図9に示すように、
室内側に暖房時放熱用の空気−冷媒室内熱交換器4と除
湿用の空気−冷媒室内熱交換器14を備え、室外側に暖
房時吸熱用の油−冷媒熱交換器6と冷房時放熱用の空気
−冷媒室外熱交換器2を備える冷凍サイクルを構成し、
暖房時の防曇(除湿暖房)は以下の2つの方法とに
より行なっている。
【0003】 除湿用空気−冷媒室内熱交換器14を
蒸発器、空気−冷媒室内熱交換器4を凝縮器となるよ
う、冷凍サイクルのバルブ95を開、バルブ99、90
を閉にし室内を除湿暖房する。 通常の暖房運転(室
内の熱交換器4を凝縮器、室外の油−冷媒熱交換器6を
蒸発器とする冷凍サイクル)と前記の冷凍サイクルを
バルブ90の開閉により切替え、除湿用空気−冷媒室内
熱交換器14と油−冷媒熱交換器6に間欠的に冷媒を流
すことで除湿暖房する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法にお
いては、の方法では、暖房運転時と除湿暖房運転時の
暖房能力差が大きいため、除湿暖房時に暖房不足となり
やすく、除湿用空気−冷媒熱交換器の着霜時には、圧縮
機を停止させるため暖房が停止してしまう。また、の
方法では、除湿暖房時、除湿用空気−冷媒室内熱交換器
14と油−冷媒熱交換器6とへ間欠的に冷媒を流すた
め、低圧側圧力が変動しやすく、また、除湿用空気−冷
媒室内熱交換器14の吸熱負荷が油−冷媒熱交換器6の
吸熱負荷より小さいため、低圧側圧力の低下や低圧側圧
力の変動によりガス不足検知用圧力スイッチが誤検知す
る場合がある。特に、室外温度が0℃以下においては、
高圧及び低圧側圧力が極端に低下してしまい、冷媒ガス
不足と誤検知し圧縮機が停止する可能性が大きい。
【0005】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、除湿暖房時に的確に冷媒不足を検知可能な車両用ヒ
−トポンプ式空調装置を提供することを目的とする。併
せて本発明は、除湿暖房時に除湿用空気−冷媒室内熱交
換器に霜付が発生したとき、きめ細かな制御が可能な車
両用ヒ−トポンプ式空調装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明第1発明による車両用ヒートポンプ式空調装置
は、油圧機器を備えた車両に設けられる車両用ヒートポ
ンプ式空調装置であって、冷媒圧縮機、空気−冷媒室内
熱交換器、油−冷媒熱交換器、空気−冷媒室外熱交換
器、除湿用空気−冷媒室内熱交換器、アキュームレー
タ、及び減圧装置を有する冷媒回路と、前記除湿用空気
−冷媒室内熱交換器の出口側の冷媒の圧力を検知する冷
媒圧力検知手段と、暖房初期起動後の所定期間だけ冷媒
量不足の有無の検知を行ない、その結果冷媒量不足と判
別されたとき前記冷媒圧縮機を停止する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0007】前記課題を解決するための本発明第2発明
による車両用ヒートポンプ式空調装置は、油圧機器を備
えた車両に設けられる車両用ヒートポンプ式空調装置で
あって、冷媒圧縮機、空気−冷媒室内熱交換器、油−冷
媒熱交換器、空気−冷媒室外熱交換器、除湿用空気−冷
媒室内熱交換器、アキュームレータ、及び減圧装置を有
する冷媒回路と、前記除湿用空気−冷媒室内熱交換器の
着霜を検知する霜付検出手段と、前記霜付検出手段が霜
付を検知した時、前記冷媒圧縮機のオンオフ制御または
間欠吸熱制御を行う制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】前記第1発明の構成によると、除湿暖房すると
き、初期起動時に例えば暖房モードで数分間冷媒ガス不
足検知を行ない、その後正規の除湿暖房モードに復帰
し、復帰後はガス不足検知を行なわない制御により、低
圧圧力の不安定時のガス不足検知を防止する。
【0009】前記第2発明の構成によると、除湿暖房す
るとき、除湿用空気−冷媒室内熱交換器の着霜を検知す
ると、圧縮機のオンオフ制御と間欠吸熱制御により精密
な能力制御を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図2は、建設車両に本発明の第1実施例による
ヒートポンプ式空調装置を搭載した図を示し、図1は、
ヒートポンプ式空調装置の回路構成を示している。図2
に示すように、油圧機器を搭載した車両47にコントロ
ーラ18、駆動ユニットケース50、室内ユニットケー
ス21、および室外ユニットケース48が搭載されてい
る。
【0011】図1に示すように、冷媒が循環する冷媒回
路25は、冷媒を圧縮する冷媒圧縮機1、冷房時に凝縮
器となり暖房時に配管同様に機能する空気−冷媒室外熱
交換器2、冷房時に冷媒から熱を奪う室外ファン3、冷
房時に冷媒の圧力を減少させる減圧装置11、暖房時に
冷媒の圧力を減少させる減圧装置12、空気−冷媒室内
熱交換器4、室内ファン5、暖房時に作動油から熱を奪
って冷媒を蒸発させる蒸発器として作用する油−冷媒熱
交換器6、液冷媒を貯蔵しガス冷媒を圧縮機1に供給す
るアキュームレータ7、四方弁23、開閉弁10、15
等からなっている。
【0012】そして、開閉弁15の出口側に除湿暖房時
に冷媒の圧力を減少させるキャピラリ13が設けられ、
さらに室内ユニットケース21に取付けられる除湿用空
気−冷媒室内熱交換器14、逆止弁40、ガス冷媒不足
検知圧力スイッチ38が設けられている。また油−冷媒
熱交換器6には、前記油圧機器駆動用の作動油を導く油
流路34が接続されている。除湿用空気−冷媒室内熱交
換器14の入口側にはサーボモータ44によって外気導
入ダンパ43を開閉するようにしている。
【0013】制御回路17に信号を入力するセンサ等
は、除湿用空気−冷媒室内熱交換器14に吸い込まれる
空気温を検出する内気センサ16、除湿用空気−冷媒室
内熱交換器14に霜付きが発生したかどうかを検知する
フロストセンサ36、ガス不足を検知するガス不足検知
圧力スイッチ38、外気温を検出する外気センサ46等
である。また制御回路17に入力設定信号を入力するコ
ントローラ18は、冷房、暖房または除湿暖房の各モー
ドに切替えるモード設定ダイヤル19、室温をリニアに
設定可能な室温設定ダイヤル20および風量を強中弱オ
フの各設定に調節する風量設定ダイヤル22からなる。
【0014】前記制御回路17によって制御される電気
回路は図3に示すとおりである。制御回路17の入力側
には、フロストセンサ36、ガス不足検知圧力スイッチ
38、内気センサ16の各電気信号が入力し、コントロ
ーラ18に含まれる前記のモード設定ダイヤル19、室
温設定ダイヤル20、風量調節ダイヤル22からの電気
信号が入力し、制御回路17の出力側からは開閉弁1
0、15、四方弁23、圧縮機クラッチリレー33へ電
気信号を出力するようになっている。31は電源、32
は圧縮機クラッチ、42は室内ファン駆動モータであ
る。
【0015】次に、冷房時、暖房時、除湿暖房時の各動
作について説明する。冷房時、圧縮機1から四方弁23
を通り圧送される高温高圧の冷媒は、単なる配管として
機能する油−冷媒熱交換器6を通り、空気−冷媒室外熱
交換器2内で室外ファン3により送風された空気と熱交
換し液化し、この液化冷媒は減圧装置12で減圧膨張
し、開閉弁10を通り空気−冷媒室内熱交換器4内で室
内ファン5により送風された空気と熱交換し蒸発する。
蒸発したガス冷媒は四方弁23、ガス不足検知圧力スイ
ッチ38を通りアキュームレータ7に入り、完全に気液
分離された後、圧縮機1に吸引されて上述の冷凍サイク
ルを循環する。空気−冷媒室内熱交換器4を通る空気
は、冷媒から蒸発熱を奪われて冷却され、室内を冷房す
る。
【0016】暖房時、圧縮機1から吐出されたガス冷媒
は、四方弁23を通り空気−冷媒室内熱交換器4を通
り、空気−冷媒室内熱交換器4内で室内ファン5により
送風された空気と熱交換し、凝縮液化され、液化された
冷媒は開閉弁10を通り減圧装置11により減圧膨張
し、単なる配管として機能する空気−冷媒室外熱交換器
2を通り、油−冷媒熱交換器6内で作動油から蒸発熱を
奪い蒸発し、蒸発したガス冷媒は四方弁23、ガス不足
検知圧力スイッチ38を通りアキュームレータ7で完全
に気液分離された後、圧縮機1に吸引されて上述の冷凍
サイクルを循環する。空気−冷媒室内熱交換器4内の空
気は冷媒から凝縮熱を受け取って加熱され室内を暖房す
る。
【0017】除湿暖房時、図5に示すように、間欠吸
熱モード、連続除湿モード、停止モードのいずれか
のモードに設定する。間欠吸熱モードは、開閉弁10を
例えば10秒をオンし、20秒をオフにし、このオンオ
フを30秒間隔で繰り返す。そして、開閉弁15をオ
ン、圧縮機1をオンとする。連続除湿モードは、開閉
弁10をオフし、開閉弁15をオン、圧縮機1をオンに
する。停止モードは開閉弁10、開閉弁15および圧
縮機1のいずれもオフにする。
【0018】除湿暖房時の前記の各モードにおけ
る暖房能力および除湿能力は、その相対的能力について
図6に示す通りである。間欠吸熱モードにおいては暖房
能力が相対的に大きく除湿能力は低く、連続除湿モード
は暖房能力は相対的に低く除湿能力は高い。停止モード
においては暖房能力および除湿能力とも0である。除湿
暖房時、除湿暖房モードは選択され、室内ファン5がオ
ンしている場合、まず暖房モード起動になる。これは、
ガス不足の的確な判定を行なうために除湿暖房時の起動
初期において冷凍サイクルを暖房状態にしてガス不足を
判定するものである。ガス不足判定後、ガス不足と判定
した場合、圧縮機1の動作を停止する。ガス不足がない
と判定された場合、除湿暖房モードに入るが、この除湿
暖房モードは設定室温T0 と内気センサ検知温Tiとを
比較して得られた温度差ΔT(ΔT=Ti−T0 )の値
に従って3種の制御状態に制御される。
【0019】 ΔT≦0の場合 間欠吸熱モードである。この場合、設定室温T0 に対し
内気センサ検知温Tiが低いのであるから間欠吸熱によ
り除湿運転を行なう。この場合除湿を行ないつつ室温を
上昇させるため、間欠的に油−冷媒熱交換器6に冷媒を
流し、開閉弁10のオンオフにより暖房熱源から間欠的
に吸熱する。フロストセンサ36によって霜付が検知さ
れた場合、室温の上昇を確保するため冷凍サイクルを暖
房モードにし、除湿用空気−冷媒室内熱交換器14への
冷媒流入を止める。
【0020】 0<ΔT≦1の場合 連続除湿モードである。この場合、内気センサ検知温T
iが設定室温T0 よりも1℃以内で高いから、暖房能力
は不要であるため連続運転による除湿作動を行なう。霜
付が検知された時、圧縮機クラッチ32をオフする。連
続除湿モードでは、室内空気を冷却除湿し、再度加熱す
る方式であり、冷却により吸熱した熱量は圧縮機1の仕
事分の熱量を加えて室内に放熱される。従って圧縮機1
の仕事分の熱量が室内に与えられるため、室温は緩やか
に上昇する。
【0021】 ΔT>1の場合 設定室温T0 に対し内気センサ検知温Tiが高いのであ
るから、放熱は不要となるので圧縮機1をオフにする。
この領域では通常冷房モードを使用する。次に、図4に
示すフローチャートに基づいて各機器の作動状態を説明
する。まずステップ51で除湿モードか否かを判別し、
除湿モードであればステップ52に進み、室内ファン5
がオンであるか否かを判別する。室内ファン5がオフで
あればステップ51に戻り、室内ファン5がオンであれ
ばステップ53に進み、四方弁23を暖房側に開にし、
ステップ54に進み、開閉弁10を開にし、ステップ5
5に進み圧縮機1をオンにする。ステップ53、54、
55は暖房モード起動時である。ステップ55からステ
ップ56に進むと、ガス不足検知圧力スイッチ38によ
り冷媒ガス不足か否かを判別する。ここで冷媒ガス不足
が判別されるとステップ63に進み圧縮機1のクラッチ
をオフにし、このルーチンを終了する。
【0022】ステップ56において冷媒ガス不足である
と判定されると、ステップ57に進み、設定室温T0
内気センサ検知温Tiとの温度差ΔT=Ti−TO の値
が、ΔT≦0(間欠吸熱モード)、0<ΔT≦1の
場合(連続除湿モード)、ΔT>1(停止モード)で
あるか否かを判別する。 ΔT≦0の場合、ステップ58に進み除湿用空気−
冷媒室内熱交換器14が霜付であるか否かを判定し、霜
付であればステップ60に進み開閉弁15を閉じ、開閉
弁10を開にし、霜付でなければステップ61に進み開
閉弁15を開、開閉弁10をオンオフ制御する。
【0023】 0<ΔT≦1の場合、ステップ57か
らステップ59に進み、除湿用空気−冷媒室内熱交換器
14が霜付かどうかを判別し、霜付であればステップ6
3に進み圧縮機1のクラッチをオフにし、霜付でなけれ
ばステップ62に進み開閉弁15を開、開閉弁10を閉
にする。 ΔT>1の場合、ステップ57からステップ63に
進み圧縮機1のクラッチをオフにし、このルーチンを終
了する。
【0024】図4に示すフローチャートから理解される
ように、暖房モード起動時初期において開閉弁10を
開、開閉弁15を閉にし、暖房モードの状態でガス不足
を判別するのである。これにより冷媒ガス不足の本来の
正しい検知が可能になり、誤検知が回避される。次に、
除湿暖房時の着霜防止制御を図7に基づいて説明する。
【0025】間欠吸熱モード時、図7(A)に示すよ
うに、除湿用空気−冷媒室内熱交換器14等に着霜する
と暖房運転に切替え、着霜が除去されると間欠吸熱モー
ドに復帰する。また連続除湿モード時、図7(B)に
示すように、圧縮機1のオンの状態で着霜が発生すると
圧縮機1をオフにし、圧縮機1のオフの状態で着霜が発
生すると、圧縮機1をオンにする。このようにして着霜
防止制御を図る。
【0026】次に、本発明の第2実施例による車両用ヒ
ートポンプ式空調装置の作動を図8に示すフローチャー
トに基づいて説明する。まずステップ71で室内ファン
5がオンか否かを判別し、オフであればこのルーチンを
終了し、オンであればステップ72に進み、冷房モード
か否かを判別し、冷房モードであれば、ステップ73に
進み四方弁23を冷房位置にし、ステップ74に進み開
閉弁15を閉じ開閉弁10を開にし、次いでステップ7
5に進み室外ファンモータ42をオンし、ステップ76
に進み温度調節スイッチがオンであるかを判別する。温
度調節スイッチがオンであればステップ77に進み圧縮
機1をオンし、温度調節スイッチがオフであればステッ
プ86に進み圧縮機1をオフにする。ステップ72にお
いて冷房モードでないと判別された場合、ステップ78
に進み四方弁23を暖房位置にし、ステップ79に進み
除湿モードか否かを判別し、除湿モードでなければ暖房
モードとなり、ステップ80に進み開閉弁15を閉、開
閉弁10を開にしステップ76に続く。ステップ79で
除湿モードであると判別されると、ステップ87に進み
ΔT≦0であるかを判別し、ΔT≦0であると、ステッ
プ81に進み除湿用空気−冷媒室内熱交換器14に霜付
が発生しているか否かを判別し、霜付が発生している場
合には暖房モードにしステップ80に続く。ステップ8
1で除湿用空気−冷媒室内熱交換器14に霜付が発生し
ていないと判別されると、ステップ82に進み開閉弁1
5と10を間欠作動し、ステップ77に進む。ステップ
87においてΔT>0と判別されるとステップ83に進
み、ΔT≦1であるか否かを判別し、ΔT≦1であると
判別されると、ステップ84に進み除湿用空気−冷媒室
内熱交換器14に霜が発生したか否かを判別し、霜が発
生している場合ステップ86に進み圧縮機1をオフに
し、霜が発生していない場合はステップ85に進み開閉
弁15を開、開閉弁10を閉にし、連続除湿モードにす
る。ステップ83においてΔT>1であると判別される
と、ステップ86に進み圧縮機1をオフにしこのルーチ
ンを終了する。
【0027】なお、本発明の前記実施例においては、冷
房時、暖房時、除湿暖房時に選択的に冷媒回路を切替え
る四方弁23を設けているが、本発明の他の実施例にお
いては、四方弁23に代えて複数の開閉弁を用いても良
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用ヒ
ートポンプ式空調装置によれば、作動油を熱源とするヒ
ートポンプ式空調装置において除湿用空気−冷媒室内熱
交換器を付加し、除湿暖房を可能にし、とかく冷媒量が
不足しがちな除湿暖房モードににガス冷媒量の過不足を
誤検知なく的確に検知することができるという効果があ
る。
【0029】また本発明の車両用ヒートポンプ式空調装
置によれば、除湿暖房時、室温に応じて間欠吸熱モード
と連続除湿モードを段階的に切り替え制御するので精密
な制御により快適な除湿暖房を行なえるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるヒートポンプ式空調
装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例によるヒートポンプ式空調
装置を搭載した建設車両の部分斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例による電気回路を示す概略
構成図である。
【図4】本発明の第1実施例による制御フローを示すフ
ローチャート図である。
【図5】本発明の第1実施例による除湿暖房時および暖
房時の各モードの機器の状態を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例による除湿暖房時の間欠吸
熱モードと連続除湿モードにおける暖房能力および除湿
能力を対比した図である。
【図7】本発明の第1実施例による着霜防止制御を説明
するための図であって、(A)は間欠吸熱モード時の制
御を示す図であり、(B)は連続除湿モード時の制御を
示す図である。
【図8】本発明の第2実施例によるヒートポンプ制御を
示すフローチャート図である。
【図9】従来のヒートポンプ式空調装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 冷媒圧縮機 2 空気−冷媒室外熱交換器 3 室外ファン 4 空気−冷媒室内熱交換器 5 室内ファン 6 油−冷媒熱交換器 7 アキュームレータ 10、15 開閉弁 12 第1減圧装置 13 第2減圧装置(キャピラリ) 14 除湿用空気−冷媒室内熱交換器 17 制御回路(制御手段) 23 四方弁 25 冷媒回路 36 フロストセンサ(霜付検出手段) 38 冷媒不足検知圧力スイッチ(冷媒圧力検知手
段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧機器を備えた車両に設けられる車両
    用ヒートポンプ式空調装置であって、 冷媒圧縮機、空気−冷媒室内熱交換器、油−冷媒熱交換
    器、空気−冷媒室外熱交換器、除湿用空気−冷媒室内熱
    交換器、アキュームレータ、及び減圧装置を有する冷媒
    回路と、 前記除湿用空気−冷媒室内熱交換器の出口側の冷媒の圧
    力を検知する冷媒圧力検知手段と、 暖房初期起動後の所定期間だけ冷媒量不足の有無の検知
    を行ない、その結果冷媒量不足と判別されたとき前記冷
    媒圧縮機を停止する制御手段とを備えることを特徴とす
    る車両用ヒートポンプ用空調装置。
  2. 【請求項2】 油圧機器を備えた車両に設けられる車両
    用ヒートポンプ式空調装置であって、 冷媒圧縮機、空気−冷媒室内熱交換器、油−冷媒熱交換
    器、空気−冷媒室外熱交換器、除湿用空気−冷媒室内熱
    交換器、アキュームレータ、及び減圧装置を有する冷媒
    回路と、 前記除湿用空気−冷媒室内熱交換器の着霜を検知する霜
    付検出手段と、 前記霜付検出手段が霜付を検知した時、前記冷媒圧縮機
    のオンオフ制御または間欠吸熱制御を行う制御手段とを
    備えることを特徴とする車両用ヒートポンプ用空調装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0681933A1 (en) * 1994-05-10 1995-11-15 Calsonic Corporation Air conditioning system of heat pump type
WO2019069666A1 (ja) * 2017-10-02 2019-04-11 カルソニックカンセイ株式会社 空調装置
JP2019081529A (ja) * 2017-10-02 2019-05-30 カルソニックカンセイ株式会社 空調装置

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