JPH0699431A - ウェブおよび成形品の製造方法 - Google Patents

ウェブおよび成形品の製造方法

Info

Publication number
JPH0699431A
JPH0699431A JP25280792A JP25280792A JPH0699431A JP H0699431 A JPH0699431 A JP H0699431A JP 25280792 A JP25280792 A JP 25280792A JP 25280792 A JP25280792 A JP 25280792A JP H0699431 A JPH0699431 A JP H0699431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
resin
fiber
resin powder
reinforced fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25280792A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Morisaki
真治 盛崎
Toshiharu Yamabayashi
稔治 山林
Koji Yamatsuta
浩治 山蔦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP25280792A priority Critical patent/JPH0699431A/ja
Publication of JPH0699431A publication Critical patent/JPH0699431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】抄紙法による強化繊維と樹脂の均一分散方法を
特徴とする加熱成形用のウェブおよび該ウェブを加熱成
形して得る繊維強化樹脂シート材料の製造方法を提供す
る。 【構成】熱可塑性樹脂粉体および/または熱硬化性樹脂
粉体20〜90重量%と、繊維長3〜50mmの強化繊
維10〜80重量%とを、粘度が3〜100センチポイ
ズの水溶性高分子の水溶液中で攪拌することにより強化
繊維を開繊し、樹脂粉体と強化繊維を均一に分散させ、
ウェブを抄造し、得られたウェブを乾燥する。ついでウ
ェブを加熱成形して繊維強化樹脂成形品を得る。 【効果】ウェブは強化繊維が十分に開繊され、樹脂粉体
が均一に分散し、強化繊維に密着しているので、操作性
に優れており加熱成形することにより、機械的強度が高
く表面性状の良好な繊維強化樹脂シート材料や最終成形
品を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化樹脂成形品を
製造するための中間材料であるウェブおよびそのウェブ
を加熱成形して得る繊維強化樹脂成形品の製造方法に関
するものであり、詳しくは機械的物性と表面性状に優れ
た成形品を与え、かつ、合理化された製造工程により、
製造コストが安価な、上記ウェブおよび成形品の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙法による繊維強化樹脂シート材料お
よびその製法に関しては、特開昭57−28135号公
報、特開昭60−158227号公報、特開平2−51
536号公報等に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の製法では、分散剤や凝集剤あるいは起泡材の添加、P
Hの調整、水による希釈等、各種添加剤の使用および複
雑な操作や工程を必要としている。また、発泡水性媒体
を用いる方法においては、通常の抄造設備に加えて起泡
装置を必要とするため、設備の改造を伴うという問題が
あった。
【0004】また、これらの方法においては、強化繊維
の開繊(いわゆる繊維の解きほぐし)についてはあまり
注目しておらず、条件によっては強化繊維の開繊が必ず
しも十分でない場合があり、そのような場合には、プレ
スして得られた成形品は繊維束が浮き上がって見える等
の表面性状に問題が生ずることがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、強化繊維
の開繊について特に着目し、鋭意検討を重ねた結果、特
定の粘度を有する粘稠性液体中で樹脂粉体の存在下強化
繊維束を開繊して作製したウェブは、表面性状および機
械物性の優れた成形品を与えることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0006】すなわち、第一の発明は、(1)(A)樹
脂粉体20〜90重量%と(B)繊維長3〜50mmの
強化繊維10〜80重量%とを、粘度が3〜100セン
チポイズの粘稠性液体中で攪拌することによって、強化
繊維を開繊し、樹脂粉体と強化繊維を液体中に分散さ
せ、(2)分散された(A)樹脂粉体と(B)強化繊維
を含むその粘稠性液体から、樹脂粉体を含むウェブを抄
造し、(3)ついでウェブを乾燥する工程を含むことを
特徴とする繊維強化樹脂成形用の樹脂粉体を含むウェブ
の製造方法に関する。また、第二の発明は、上記の第一
の発明の方法により得られるウェブを加熱し、成形する
ことを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方法に関す
る。
【0007】以下に、本発明について詳述する。抄紙法
によって繊維強化樹脂シート材料を製造する場合の困難
さは、繊維を十分に開繊すること、ついで、抄紙しウェ
ブを得るまでの所定の時間開繊された状態に繊維を保持
すること、および樹脂を強化繊維の間にできるだけ均一
に分散させることにある。本発明においては、これらの
点を改良するために、粘度が3〜100センチポイズ、
好ましくは5〜30センチポイズの粘稠性液体中で強化
繊維を開繊し、樹脂粉体と強化繊維を分散させるもので
ある。
【0008】本発明に用いられる粘稠性液体としては、
例えば、水に各種の水溶性高分子を溶解させた系を好ま
しいものとして挙げることができる。水溶性高分子は強
化繊維と樹脂粉体の密着にも寄与するものである。
【0009】水溶性高分子としては、例えば、馬鈴薯デ
ンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等のデンプン質
水溶性高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース等のセルロース系水溶性高分子、カルボキシメチル
デンプン、ジアルデヒドデンプン等のデンプン系水溶性
高分子、プルラン、キトサン、アルギン酸ナトリウム、
キサンタンガム等の多糖類系水溶性高分子、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリアクリルア
ミド、ポリアクリル酸等の合成水溶性高分子等を挙げる
ことができる。
【0010】水溶性高分子は、ノニオン性、カチオン性
あるいはアニオン性を問わず、また、分子量の大小に拘
らず、粘稠性液体として3〜100センチポイズ、好ま
しくは5〜30センチポイズの適切な粘度範囲に調整し
て用いることができる。
【0011】3センチポイズ以下の粘度では繊維の開繊
性が悪くなり、結果として、最終の成形品には未開繊の
繊維束が浮き上がって見えたりして、外観上不良であ
り、機械的物性も低くなってしまう。また、高粘度にな
るほど繊維の開繊性はよくなり、成形品の外観は向上す
るが、100センチポイズ以上では、粘稠すぎるために
ウェブの脱水が不十分になり、また、ウェブに残留する
水溶性高分子が多くなり、その影響により成形品の機械
的物性が低下するので好ましくない。
【0012】本発明に用いられる樹脂は熱可塑性樹脂ま
たは熱硬化性樹脂であって、またはこれらを混合して用
いることもできる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、
ポリスチレン、ゴム補強ポリスチレン、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体、ABS樹脂等のスチレン系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル樹脂、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン46等のポリアミド樹脂、ポリフェニ
レンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル等のポリエ
ーテル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレー
ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリスルホン、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリエーテルイミド等のエンジニアリ
ング樹脂、それに加えてポリカーボネート/ABS、ポ
リフェニレンエーテル/ポリアミド、ポリカーボネート
/ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンエーテ
ル/ポリブチレンテレフタレート等のブレンド系ポリマ
ー類が挙げられるが、これらに限定されるものではな
く、本発明の製造方法の工程に適合する熱可塑性樹脂は
全て対象となりうる。
【0013】熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノー
ル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、メラミン/フェノ
ール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリイミド樹脂、
エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ケイ素樹脂が
挙げられるが、上記と同様の主旨で必ずしもこれらに限
定されるものではない。
【0014】本発明においては、樹脂は粉体状で用いら
れる。ここで粉体とは必ずしも微細である必要はなく、
微小な粒子状のものを包含する。樹脂粉体と強化繊維が
できるだけ均一に分散したウェブを製造するためには、
樹脂粉体はその径が好ましくは約1.5mm以下、より
好ましくは1mm以下である。また径が1.5mmを越
えると、加熱成形性が悪くなり、生産性が低下し、成形
品の機械的物性が劣るようになる。
【0015】本発明に用いられる強化繊維としては、弾
性率、強度の高い繊維が望ましい。そのような繊維とし
て主に炭素繊維、ガラス繊維、およびセラミック繊維で
代表される無機繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリアミ
ド繊維およびポリエステル繊維で代表される有機繊維が
挙げられる。また、これらの繊維を2種類以上組合せて
用いることもできる。一般に、衝撃強度が必要とされる
場合には、ガラス繊維、芳香族ポリアミド繊維が好まし
く、軽量かつ剛性が特に必要とされる場合には、150
00kg/mm2 以上の弾性率を有する炭素繊維が好ま
しい。本発明においては、成形品の表面性状や機械的物
性を向上させるために、強化繊維の繊維束を粘稠性液体
中で開繊した状態で使用することを特徴とする。そのた
めには、繊維束に集束剤が使われてないか、また、集束
剤が制御されて使用されている繊維束を用いるのが好ま
しい。
【0016】本発明で使用する強化繊維は、その長さは
3〜50mmであり、好ましくは5〜30mmの範囲で
ある。3mm未満の場合、得られるウェブを製紙機械で
引っ張るに十分な機械的強度を示さず、50mmを越え
る長さでは均一分散がより困難となる。
【0017】強化繊維の配合割合は10〜80重量%の
範囲であり、好ましくは20〜60重量%の範囲であ
る。10重量%未満のときは強化の効果が少なく、80
重量%を越えるときは強化繊維の隙間を樹脂で埋めるこ
とができず、成形品の機械的物性および外観が悪くな
る。
【0018】本発明において、分散液として用いる粘稠
性液体中への樹脂粉体および強化繊維の投入順序は重要
ではなく、同時に投入してよい。攪拌に用いる装置はと
くに限定されず、例えば、パルプ離解機等を用いること
ができる。また、抄紙は公知の方法を適用することがで
きる。樹脂粉体を含むウェブを抄紙した後の分散液は粘
度変化が殆どないので、リサイクル使用が可能である。
ウェブの乾燥はとくに限定されず、公知の方法を用いる
ことができる。
【0019】ウェブの加熱成形の方法はとくに限定され
ず公知の加熱成形法を適用することができる。例えば、
プレス成形をあげることができる。樹脂として熱可塑性
樹脂を用いた場合、プレス成形して得られたシートを中
間材料として用い、該シートに様々な成形法を適用する
ことにより各種形状の成形品を得ることができる。この
場合には、プレス成形、真空成形、スタンピング成形等
を適用することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例によって何等限定さ
れるものではない。ここで、使用した原料について説明
する。 1.水溶性高分子およびその水溶液 (1)カルボキシメチルセルロースナトリウム(第一工
業製薬(株)製、商品名:セロゲンBSH−12)、こ
のものの0.02%水溶液(粘度:7センチポイズ)お
よび0.05%水溶液(粘度:10センチポイズ)を用
いた。 (2)ポリアクリルアミド(住友化学工業(株)製、商
品名:スミフロックFA−50)このものの0.05%
溶液(粘度:20センチポイズ)を用いた。 (3)ポリメタクリル酸(住友化学工業(株)製、商品
名:スミフロックFC−282)このものの0.1%溶
液(粘度:24センチポイズ)を用いた。
【0021】2.熱可塑性樹脂 (1)ナイロン6樹脂(ユニチカ(株)製、粉末ナイロ
ン、商品名:A1020LP、粒度35メッシュ(粒径
約150μm)) (2)ポリカーボネート(住友ダウ(株)製、商品名:
S−3000F、粒度32メッシュ(粒径約200μ
m))
【0022】3.熱硬化製樹脂 (1)フェノール樹脂(鐘紡(株)製、粒状フェノール
樹脂、商品名:ベルパールS−890、粒径約15〜2
0μm)
【0023】4.強化繊維 (1)炭素繊維(ハーキュレス社製、商品名:AS4、
集束剤なし、繊維長13mmのチョップドストランド)
【0024】実施例1 粘度7センチポイズのセロゲンBSH−12の水溶液1
0リットルに、11.6gの粉末ナイロン、A1020
LPと、4.8gの炭素繊維AS4を投入し、撹拌機
(熊谷理機工業(株)製、標準パルプ離解機)を用い
て、毎分3000回転で混合した。得られたスラリー
は、炭素繊維が十分に開繊され、ナイロンの粉末と共に
均一に分散していた。
【0025】次に、両片250mmの手抄きシートマシ
ーンにスラリーを移し入れ、減圧脱水してウェブを抄造
した。得られたウェブは開繊された炭素繊維と粉末ナイ
ロンが均一に分散しており、樹脂粉体は強化繊維に密着
して容易には離脱せず、一体物として容易に取り扱うこ
とができる操作性の良いものであった。
【0026】ついで、ウェブを5枚積層し、120℃で
5時間減圧乾燥した。そのものを油圧プレスに挿入し、
260℃で10分間予熱した後、260℃、圧力70k
gf/cm2 にて10分間プレス成形し、続いて30
℃、圧力70kgf/cm2 にて10分間冷却して、厚
さ約1mmのシートを得た。このシートは炭素繊維が十
分に開繊されているので外観的にも美しい表面をしてい
た。このシートの物性値を表1に示す。
【0027】実施例2 粘度10センチポイズのセロゲンBSH−12の水溶液
10リットルを用いる以外は、実施例1と同じ方法と条
件でウェブついでシートを作製した。得られたウェブお
よびシートは実施例1と同様に良好であった。このシー
トの物性値を表1に示す。
【0028】比較例1 水溶性高分子の水溶液の代わりに、単に水道水10リッ
トルを用いる以外は、実施例1と同じ方法と条件でウェ
ブついでシートを作製した。得られたウェブは、炭素繊
維が十分開繊されていないので、ナイロン粉末樹脂と炭
素繊維の絡みが少なく、両者は偏在しており、また、粉
末樹脂は繊維に密着していないので簡単に離脱した。ま
た、得られたシートは、炭素繊維束が浮き上がって見
え、外観的には不良であった。このシートの物性値を表
1に示す。
【0029】実施例3 粘度20センチポイズのスミフロックFA−50の水溶
液10リットルを用いる以外は、実施例1と同じ方法と
条件でウェブついでシートを作製した。得られたウェブ
およびシートは実施例1と同様に良好であった。このシ
ートの物性値を表1に示す。
【0030】実施例4 粘度10センチポイズのセロゲンBSH−12の水溶液
10リットルを用いることと、樹脂としてポリカーボネ
ート粉末(S−3000F)12.5gを用いる以外
は、実施例1と同じ方法と条件でウェブを作製した。得
られたウェブは実施例1と同様に良好であった。このシ
ートの物性値を表1に示す。
【0031】ついで、ウェブを5枚積層し、120℃で
5時間減圧乾燥した。そのものを油圧プレスに挿入し、
280℃で10分間予熱した後、280℃、圧力100
kg/cm2 にて10分間プレス成形し、続いて30
℃、圧力100kg/cm2 にて10分間冷却して、厚
さ約1mmのシートを得た。このシートは炭素繊維が十
分に開繊されているので外観的にも美しい表面をしてい
た。このシートの物性値を表1に示す。
【0032】実施例5 スミフロックFC−282の水溶液を分散液として用
い、フェノール樹脂、ベルパールS−890と炭素繊維
AS4から上記の実施例と同様にして繊維強化熱硬化製
樹脂粉体を含むウェブを作成する。得られるウェブを熱
プレス成形して成形品を製造する。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の方法は抄紙に際して分散液、例
えば水溶性高分子の水溶液だけを使用するので、従来の
抄紙法に比較して複雑な工程を省略でき、簡単な設備で
すみ、使用する原料も少なく、経済性に優れたプロセス
となっている。また、本発明で用いる水溶性高分子の水
溶液はリサイクル使用が可能であるので、環境負荷が少
なく、工業的に価値の高いものである。
【0035】また、本発明の方法により得られるウェブ
は十分に開繊された強化繊維が樹脂粉末中に均一に分散
し、水溶性高分子を介して相互に密着しているので、後
工程での操作性に優れている。このウェブを加熱成形す
ることによりシート等の各種の成形品を製造することが
できる。
【0036】このウェブを加熱成形して得られる繊維強
化樹脂成形品は強化繊維の分散が均一であるために機械
的強度が高く、表面性状も優れている。また、樹脂粉体
として熱可塑性樹脂粉体を用いて作製したウェブを熱プ
レス成形して得られる繊維強化熱可塑性樹脂シート材料
は、適度の長さの不連続繊維を使用しているので、加熱
溶融すれば流動することが可能であり、金型の末端部へ
の充填やリブの形成も容易であり、スタンパブルシート
として用いるに適した特性を有する。また、強化繊維が
熱可塑性樹脂の中に開繊されて均一に分散されているの
で機械的強度に優れ、またきれいな表面性状を有する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)(A)樹脂粉体20〜90重量%
    と、(B)繊維長3〜50mmの強化繊維10〜80重
    量%とを、粘度が3〜100センチポイズの粘稠性液体
    中で撹拌することによって、強化繊維を開繊し、樹脂粉
    体と強化繊維を粘稠性液体中に分散させ、(2)分散さ
    れた(A)樹脂粉体と(B)強化繊維を含むその粘稠性
    液体から樹脂粉体を含むウェブを抄造し、(3)ついで
    ウェブを乾燥する工程を含むことを特徴とする繊維強化
    樹脂成形用の樹脂粉体を含むウェブの製造方法。
  2. 【請求項2】粘稠性液体が水溶性高分子の水溶液である
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】強化繊維が15000kgf/mm2 以上
    の弾性率を有する炭素繊維である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の製造方法により得られるウ
    ェブを加熱成形することを特徴とする繊維強化樹脂成形
    品の製造方法。
  5. 【請求項5】樹脂粉体として熱可塑性樹脂粉体を用い、
    繊維強化樹脂成形品が繊維強化熱可塑性樹脂シートであ
    る請求項4記載の方法。
JP25280792A 1992-09-22 1992-09-22 ウェブおよび成形品の製造方法 Pending JPH0699431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25280792A JPH0699431A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 ウェブおよび成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25280792A JPH0699431A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 ウェブおよび成形品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0699431A true JPH0699431A (ja) 1994-04-12

Family

ID=17242496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25280792A Pending JPH0699431A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 ウェブおよび成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0699431A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010013645A1 (ja) 2008-07-31 2010-02-04 東レ株式会社 プリプレグ、プリフォーム、成形品およびプリプレグの製造方法
JP2011178891A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Teijin Ltd 炭素繊維複合材料
JP2011241338A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Teijin Ltd 炭素繊維複合材料
WO2013108811A1 (ja) 2012-01-20 2013-07-25 東レ株式会社 繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物、成形材料ならびにプリプレグ
JP2014065274A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Lenovo Singapore Pte Ltd 筐体用材料及び筐体、並びに、筐体用材料の製造方法及び筐体の製造方法
JP5583277B2 (ja) * 2011-08-03 2014-09-03 帝人株式会社 低圧成形による成形体の製造方法
US8946342B2 (en) 2011-02-01 2015-02-03 Teijin Limited Random mat and fiber-reinforced composite material
US9193840B2 (en) 2012-09-14 2015-11-24 Teijin Limited Carbon fiber composite material
JP2016037004A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 王子ホールディングス株式会社 繊維強化プラスチック成形体用基材の製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010013645A1 (ja) 2008-07-31 2010-02-04 東レ株式会社 プリプレグ、プリフォーム、成形品およびプリプレグの製造方法
EP2803694A2 (en) 2008-07-31 2014-11-19 Toray Industries, Inc. Prepreg, preform, molded product, and method for manufacturing prepreg
JP2011178891A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Teijin Ltd 炭素繊維複合材料
JP2011241338A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Teijin Ltd 炭素繊維複合材料
US8946342B2 (en) 2011-02-01 2015-02-03 Teijin Limited Random mat and fiber-reinforced composite material
JP5583277B2 (ja) * 2011-08-03 2014-09-03 帝人株式会社 低圧成形による成形体の製造方法
WO2013108811A1 (ja) 2012-01-20 2013-07-25 東レ株式会社 繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物、成形材料ならびにプリプレグ
KR20140114342A (ko) 2012-01-20 2014-09-26 도레이 카부시키가이샤 섬유 강화 폴리프로필렌 수지 조성물, 성형 재료 및 프리프레그
US9193840B2 (en) 2012-09-14 2015-11-24 Teijin Limited Carbon fiber composite material
JP2014065274A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Lenovo Singapore Pte Ltd 筐体用材料及び筐体、並びに、筐体用材料の製造方法及び筐体の製造方法
JP2016037004A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 王子ホールディングス株式会社 繊維強化プラスチック成形体用基材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4775580A (en) Porous random fiber composites and a method for preparing same
US6093359A (en) Reinforced thermoplastic composite systems
US4645565A (en) Material in sheet form, convertible into a finished product by moulding-stamping or heat-shaping, comprising reinforcing fibers and a thermoplastics resin in power form, and process for preparing said material
US4451539A (en) Surfacing foils for coating plastics parts
JPH0699431A (ja) ウェブおよび成形品の製造方法
US1160365A (en) Paper-like product and method of making the same.
US4550131A (en) Aqueous slurry process for preparing reinforced polymeric composites
NO115873B (ja)
US2698558A (en) Method of preparing felted products containing glass fibers
SE544633C2 (en) Method of producing a cellulose fiber structure
US5215627A (en) Method of making a water laid fibrous web containing one or more fine powders
SE526681C2 (sv) Fibersuspension av enzymbehandlad sulfatmassa som råvarumaterial för förpackning
EP0511235B1 (en) Polymer composition
JPH01245029A (ja) 強化熱可塑性プラスチックシートおよびその製造方法
JP2019077753A (ja) 樹脂改質剤、及び樹脂組成物
US5470409A (en) Process for making fluoropolymer composites
CA1183660A (en) Process for the continuous manufacture of paper sheets of fibrous materials and latex
WO1987004476A1 (en) Wet-laid, non-woven, fiber-reinforced composites containing stabilizing pulp
US3151017A (en) Selected treatment of fiber blends with resins
JPH03159974A (ja) マイカ板およびその製造方法
JPH03264314A (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造法
US6043169A (en) Nonwoven RF reflecting mats and method of making
JPH01299828A (ja) シート状材料
CN111519462A (zh) 一种环保纸管及其制备方法
CN106113210B (zh) 以丝状热塑性塑料为胶合剂制备木塑复合刨花板的方法